JP2001318498A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2001318498A
JP2001318498A JP2000138662A JP2000138662A JP2001318498A JP 2001318498 A JP2001318498 A JP 2001318498A JP 2000138662 A JP2000138662 A JP 2000138662A JP 2000138662 A JP2000138662 A JP 2000138662A JP 2001318498 A JP2001318498 A JP 2001318498A
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toner
image forming
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JP2000138662A
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English (en)
Inventor
Tadashi Shimotoso
忠 下唐湊
Yoshihiro Mizoguchi
義浩 溝口
Takashi Yoshihara
孝史 吉原
Yuji Nagai
雄二 永井
Kazuhiro Ogata
和大 緒方
Hiroshi Kusuda
宏 楠田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像形成装置において、装置自体のサ
イズを大きくすることなく十分な内容量を有する廃トナ
ーボックスを備える。 【解決手段】 感光体ドラム7a〜10aの廃トナーを
中間転写ベルト2の幅方向にその領域外へ搬送する廃ト
ナースクリュー7d〜10dを備えた複数の画像形成ユ
ニットと、感光体ドラム7a〜10a上のトナー像が重
ね転写される無端状の中間転写ベルト2と、中間転写ベ
ルト2をクリーニングするとともに中間転写ベルト2の
廃トナーをその幅方向における領域外へ搬送する廃トナ
ースクリュー11eを備えたベルトクリーニングユニッ
ト11と、廃トナースクリュー7d〜10d,11eか
ら投下された廃トナーを一箇所に集める廃トナー搬送ス
クリュー12と、廃トナー搬送スクリュー12により集
められた廃トナーが流入する廃トナーボックス14とを
有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術など
を利用して画像情報を重ね合わせて合成像を形成するカ
ラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真技術を採用した画像
形成装置においては、像担持体としての電子写真感光体
を帯電器により帯電し、この感光体に画像情報に応じた
光照射を行って潜像を形成し、この潜像を現像器によっ
て現像して顕像化したトナー像をシート材等に転写して
画像を形成することが行われている。
【0003】一方、画像のカラー化に伴って、このよう
な一連の画像形成プロセスが展開される像担持体を複数
備えておき、シアン像、マゼンタ像、イエロー像、好ま
しくはブラック像の各色トナー像をそれぞれの像担持体
に形成し、各像担持体の転写位置にてシート材に各色ト
ナー像を重ね合わせて転写することによりフルカラー画
像を形成するタンデム方式の画像形成装置も数多く提案
されている。
【0004】このようなタンデム方式の多重画像形成装
置は、各色ごとにそれぞれの画像形成部を有するため、
高速化に有利であるとされている。
【0005】ここで、図8に従来のカラー画像形成装置
の構成の概略図を示す。
【0006】図8に示すように、カラー画像形成装置
は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形成するた
めの画像形成ユニット51,52,53,54と、画像
信号を出力して後述する感光体ドラム51a,52a,
53a,54aに静電潜像を形成する露光器55と、閉
ループ状に形成されて感光体ドラム51a,52a,5
3a,54aに接触して走行する中間転写ベルト56
と、中間転写ベルト56上の残留トナーを除去するベル
トクリーナ60と、用紙カセット58から供給された用
紙Pに中間転写ベルト56上のトナー像を一括転写する
転写ローラ59と、用紙Pに転写されたトナー像を定着
させる定着器57とを備えている。
【0007】なお、上述の中間転写ベルトを用いずに、
転写ベルトにより用紙Pを搬送させ用紙上に直接トナー
像を転写させてカラー画像を形成していく技術も知られ
ているが、ここでは中間転写ベルトを用いた構成を例に
説明する。
【0008】イエロー(Y)の画像形成ユニット51
は、露光器55からのレーザビームによって静電潜像が
その周面に形成される感光体ドラム51aと、感光体ド
ラム51aの表面を一様に帯電させる帯電器51bと、
感光体ドラム51aにトナーを付着させて静電潜像を顕
像化する現像ローラ51cと、トナー像を中間転写ベル
ト56に転写した後の感光体ドラム51a上の残留トナ
ーを除去するクリーナ51dと、感光体ドラム51aの
廃トナーを感光体ドラム51aの回転軸方向に搬送する
スクリュー51eとから構成されている。そして、その
他の画像形成ユニット52,53,54も同様の構成を
持つ。
【0009】また、スクリュー51e,52e,53
e,54eとベルトクリーナ60の下方には、除去され
た廃トナーが回収される廃トナーボックス61が設置さ
れている。
【0010】このような構成の多重画像形成装置におい
て、たとえば、先ずイエローの画像形成ユニット51の
感光体ドラム51a上に露光器55によって画像情報の
イエロー成分色の潜像が形成される。この潜像は現像ロ
ーラ51cによりイエロートナー像として可視像化さ
れ、図中矢印A方向へと周回走行している中間転写ベル
ト56上に転写される。この間にマゼンタ成分色の潜像
が形成され、画像形成ユニット52でマゼンタトナーに
よるマゼンタトナー像が顕像化される。そして、イエロ
ートナー像の転写が終了した中間転写ベルト56にマゼ
ンタトナー像が転写され、イエロートナー像と重ね合わ
される。以降、シアントナー像、ブラックトナー像につ
いても同様にして画像形成が行われ、中間転写ベルト5
6に4色のトナー像の重ね合わせが終了する。
【0011】その後、用紙カセット58より搬送された
用紙Pに転写ローラ59により中間転写ベルト56上の
トナー像が転写された後、用紙Pが定着器57を通過す
ることでトナーが定着されて矢印B方向へと排紙され
る。なお、トナー像が用紙Pへ転写された後、用紙Pに
転写されずに中間転写ベルト56上に残ったトナーは、
ベルトクリーナ60により除去されることになる。
【0012】ここで、例えばイエローの画像形成ユニッ
ト51について、クリーナ51dにより除去された感光
体ドラム51aからの廃トナーは、スクリュー51eに
より感光体ドラム51aの回転軸方向に中間転写ベルト
56の領域外まで搬送され、廃トナーボックス61内へ
それぞれ廃トナー投入口61a,61b,61c,61
dから投入される。また、ベルトクリーナ60にて除去
された中間転写ベルト56上に残留している廃トナーも
同じく中間転写ベルト56の進行方向とは垂直方向(紙
面に対して垂直方向)に中間転写ベルト56の領域外ま
で搬送され、廃トナーボックス61内へ廃トナー投入口
61eを通じて投入される。この廃トナーボックス61
の概略斜視図を図8のカラー画像形成装置における廃ト
ナーボックスを示す斜視図として図9に示す。
【0013】廃トナー投入口61a,61b,61c,
61eより廃トナーボックス61内へ移送された廃トナ
ーが投入口近傍に堆積しないように、廃トナーボックス
61自体に振動源(図示せず)により振動が与えられて
いる。これにより、内部の廃トナーが振動による慣性力
で平坦化され、廃トナーボックス61内の廃トナーの堆
積状態を均一にしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のカラー画像形成装置では、廃トナー投入口
より廃トナーボックス内へ移送される廃トナーは、たと
え振動を与えることにより平滑に堆積するような工夫を
加えようとも、廃トナーボックスは廃トナー投入口の位
置以上のサイズが必要となり、装置全体のサイズアップ
につながってしまう。仮に廃トナーボックスのサイズを
小さくするとしたら、それは堆積する高さ方向のみに可
能であるが、これは内容量を小さくすることになって頻
繁なユーザメンテナンスを必要とし、さらにはランニン
グコストの上昇にもつながってしまう。
【0015】そこで、本発明は、装置自体のサイズを大
きくすることなく十分な内容量を有する廃トナーボック
スが備えられたカラー画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のカラー画像形成装置は、露光手段によって
静電潜像が形成される感光体ドラム、静電潜像にトナー
を付着させてトナー像を形成する現像手段、および感光
体ドラムから除去された廃トナーを中間転写ベルトの幅
方向にその領域外へと搬送する廃トナー搬送手段をそれ
ぞれ備え、相互に異なる色のトナーが収容されてタンデ
ム式に配列された複数の画像形成ユニットと、複数のロ
ーラに掛け渡され、画像形成ユニットの配列方向に沿っ
て周回走行して感光体ドラム上に形成された複数色のト
ナー像が順次重ね転写されてカラートナー像が形成され
る無端状の中間転写ベルトと、中間転写ベルトをクリー
ニングするとともにこの中間転写ベルトから除去された
廃トナーを当該中間転写ベルトの幅方向にその領域外へ
と搬送する廃トナー搬送手段を備えたベルトクリーニン
グ手段と、廃トナー搬送手段から投下された廃トナーを
一箇所に集める廃トナー収集手段と、廃トナー収集手段
により集められた廃トナーが流入する廃トナーボックス
とを有する構成としたものである。
【0017】これにより、廃トナー収集手段により廃ト
ナーを一箇所に集めてこれを廃トナーボックスに入れる
ようにしているので、廃トナーボックスの廃トナー流入
口は一箇所のみでよく、装置自体のサイズを大きくする
ことなく十分な内容量を有する廃トナーボックスを備え
ることが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、露光手段によって静電潜像が形成される感光体ドラ
ム、静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する
現像手段、および感光体ドラムから除去された廃トナー
を中間転写ベルトの幅方向にその領域外へと搬送する廃
トナー搬送手段をそれぞれ備え、相互に異なる色のトナ
ーが収容されてタンデム式に配列された複数の画像形成
ユニットと、複数のローラに掛け渡され、画像形成ユニ
ットの配列方向に沿って周回走行して感光体ドラム上に
形成された複数色のトナー像が順次重ね転写されてカラ
ートナー像が形成される無端状の中間転写ベルトと、中
間転写ベルトをクリーニングするとともにこの中間転写
ベルトから除去された廃トナーを当該中間転写ベルトの
幅方向にその領域外へと搬送する廃トナー搬送手段を備
えたベルトクリーニング手段と、廃トナー搬送手段から
投下された廃トナーを一箇所に集める廃トナー収集手段
と、廃トナー収集手段により集められた廃トナーが流入
する廃トナーボックスとを有するカラー画像形成装置で
あり、廃トナー収集手段により廃トナーを一箇所に集め
てこれを廃トナーボックスに入れるようにしているの
で、廃トナーボックスの廃トナー流入口は一箇所のみで
よく、装置自体のサイズを大きくすることなく十分な内
容量を有する廃トナーボックスを備えることが可能にな
るという作用を有する。
【0019】本発明の請求項2に記載の発明は、露光手
段によって静電潜像が形成される感光体ドラム、静電潜
像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段、
および感光体ドラムから除去された廃トナーを転写ベル
トの幅方向にその領域外へと搬送する廃トナー搬送手段
をそれぞれ備え、相互に異なる色のトナーが収容されて
タンデム式に配列された複数の画像形成ユニットと、複
数のローラに掛け渡され、画像形成ユニットの配列方向
に沿って記録媒体を伴って周回走行して感光体ドラム上
に形成された複数色のトナー像を記録媒体上に順次重ね
転写してカラートナー像を形成する無端状の転写ベルト
と、転写ベルトをクリーニングするとともにこの転写ベ
ルトから除去された廃トナーを当該転写ベルトの幅方向
にその領域外へと搬送する廃トナー搬送手段を備えたベ
ルトクリーニング手段と、廃トナー搬送手段から投下さ
れた廃トナーを一箇所に集める廃トナー収集手段と、廃
トナー収集手段により集められた廃トナーが流入する廃
トナーボックスとを有するカラー画像形成装置であり、
廃トナー収集手段により廃トナーを一箇所に集めてこれ
を廃トナーボックスに入れるようにしているので、廃ト
ナーボックスの廃トナー流入口は一箇所のみでよく、装
置自体のサイズを大きくすることなく十分な内容量を有
する廃トナーボックスを備えることが可能になるという
作用を有する。
【0020】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、廃トナー集荷手段の回
転軸は、中間転写ベルトまたは転写ベルトの走行方向と
平行で且つ水平位置に配置されているカラー画像形成装
置であり、廃トナーを一箇所に効率良く搬送することが
可能になるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1〜3の何れか一項に記載の発明において、廃トナー集
荷手段は、廃トナーを当該廃トナー集荷手段の略中央部
に集めるカラー画像形成装置であり、廃トナーの搬送経
路が短くなるので、搬送不良により廃トナーが固まった
り詰まったりすることなく、信頼性の高い搬送性能を得
ることが可能になるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4の何れか一項に記載の発明において、廃トナー集
荷手段は、中間転写ベルトまたは転写ベルトとユニット
化されているカラー画像形成装置であり、ユニットの脱
着により廃トナー集荷手段も着脱されるので、着脱作業
が容易になるとともにユニット内のスペースを有効利用
することが可能になるという作用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図7を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1によるカラー画像形成装置の構成を示す概略図、図
2は図1のカラー画像形成装置における画像形成ユニッ
トを拡大して示す概略図、図3は図1のカラー画像形成
装置におけるベルトクリーニングユニットを拡大して示
す概略図、図4は図1のカラー画像形成装置の要部を示
す斜視図、図5は図1のカラー画像形成装置における廃
トナー搬送スクリューを示す斜視図、図6は図1のカラ
ー画像形成装置における廃トナーボックスおよび廃トナ
ー堆積状態を示す斜視図である。
【0025】図1に示すように、本実施の形態のカラー
画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞ
れ形成するための画像形成ユニット7,8,9,10が
一列に配置されており、各画像形成ユニット7,8,
9,10は像担持体としての感光体ドラム(感光体)7
a,8a,9a,10aを有している。感光体ドラム7
a,8a,9a,10aの上方には、画像信号を出力し
て感光体ドラム7a,8a,9a,10a上に静電潜像
を形成する露光器(露光手段)6が配置されている。ま
た、各画像形成ユニット7,8,9,10には、露光器
6により各感光体ドラム7a,8a,9a,10a上に
形成された静電潜像にトナーを供給してこれを顕像化す
る現像ローラ(現像手段)7b,8b,9b,10bが
備えられている。
【0026】さらに、カラー画像形成装置は、ドライブ
ローラ1の駆動によって図中矢印B方向へと走行され、
現像ローラ7b,8b,9b,10bにより感光体ドラ
ム7a,8a,9a,10a上に形成された各色トナー
像が重ね転写される閉ループ状の中間転写ベルト2と、
中間転写ベルト2をクリーニングするベルトクリーニン
グユニット(ベルトクリーニング手段)11と、用紙カ
セット3から供給された用紙(記録媒体)Pに中間転写
ベルト2上のトナー像を転写する転写ローラ4と、転写
されたトナー像を用紙Pに定着させる定着器5とを備え
ている。
【0027】これにより、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像形成ユニ
ット7,8,9,10により顕像化されたトナー像は順
次中間転写ベルト2上に転写・合成され、カラーのトナ
ー画像が形成される。その後、トナー画像は転写ローラ
4により用紙P上へ転写されて定着器5によって定着さ
れ、矢印C方向へ排紙される。なお、転写ローラ4に転
写されずに中間転写ベルト2上にわずかに残ったトナー
は、ベルトクリーニングユニット11により除去され
る。
【0028】次に、画像形成ユニット7,8,9,10
の説明を行う。なお、各画像形成ユニット7,8,9,
10は、収容されたトナー色を除いて何れも同じ構成と
なっているため、ここではイエロートナーの収容された
画像形成ユニット7について説明する。
【0029】画像形成ユニット7は、既に説明した感光
体ドラム7aと、この感光体ドラム7aの表面を一様に
帯電させるブラシ式の帯電器7bと、残留トナーを感光
体ドラム7aの表面から除去するクリーニングブレード
7cと、クリーニングブレード7cに掻き取られた廃ト
ナーを搬送する廃トナースクリュー(廃トナー搬送手
段)7dと、既に説明した現像ローラ7eと、現像ロー
ラ7eの表面にトナータンク(図示せず)からトナーを
供給するサプライローラ7fと、現像ローラ7e上のト
ナーを均一且つ所定の電位に帯電する薄層化ブレード7
gとを備えたものである。
【0030】ここで、廃トナーは、廃トナースクリュー
7dの回転により、中間転写ベルト2の幅方向に送られ
て中間転写ベルト2の領域外まで搬送される。
【0031】図3に示すように、ベルトクリーニングユ
ニット11は、中間転写ベルト2からトナーを掻き取る
クリーニングブレード11aと、クリーニングブレード
11aに掻き取られたトナーおよび中間転写ベルト2上
のトナーを吸着するブラシローラ11bと、ブラシロー
ラ11bをクリーニングするクリーニングローラ11c
と、クリーニングローラ11c上の廃トナーを清掃する
クリーニングブレード11dと、クリーニングローラ1
1cより排出される廃トナーを中間転写ベルト2の幅方
向に送って中間転写ベルト2の領域外まで搬送する廃ト
ナースクリュー(廃トナー搬送手段)11eにより構成
されている。
【0032】そして、図4に示すように、各色の画像形
成ユニット7,8,9,10およびベルトクリーニング
ユニット11より排出される廃トナーは、ここでは図中
矢印D方向、すなわち中間転写ベルト2の幅方向に沿っ
て中間転写ベルト2の領域外まで搬送される。
【0033】中間転写ベルト2の下方には、このように
して搬送された廃トナーが投下される廃トナー投入口1
3a,13b,13c,13d,13eが形成されたト
レー16が中間転写ベルト2の走行方向に沿って配置さ
れている。トレー16内には、回転軸が中間転写ベルト
2の走行方向と平行で且つ水平位置に取り付けられた廃
トナー搬送スクリュー(廃トナー収集手段)12が設置
されている。そして、トレー16の下方には、トレー1
6に投下された廃トナーが流入する廃トナーボックス1
4がトレー16に連通して取り付けられている。
【0034】図5に示すように、廃トナー搬送スクリュ
ー12は、廃トナー投入口13a,13b,13c,1
3d,13eから投入された廃トナーが当該廃トナー搬
送スクリュー12の回転によって一箇所(ここでは中
央)へ移動する螺旋溝が回転軸方向に沿って形成されて
いる。なお、トレー16と廃トナーボックス14との連
通位置は、この廃トナーが集められる廃トナー搬送スク
リュー12の中央位置とされている。
【0035】これにより、各画像形成ユニット7,8,
9,10およびベルトクリーニングユニット11の計5
箇所より搬送されてきた廃トナーは、廃トナーの搬送性
に問題が発生しない程度の長さの搬送路を通過し、廃ト
ナー搬送スクリュー12の略中央位置近辺一箇所にまで
図中矢印E方向へ搬送され、廃トナー搬送スクリュー1
2の下方に設置された廃トナーボックス14内へ(図中
矢印F方向)落下移動・堆積されていくことになる。
【0036】ここで、図6に示すように、廃トナーボッ
クス14へ振動源(図示せず)により矢印G方向のベク
トルの衝撃力を与えることにより、廃トナー搬送スクリ
ュー12の直下に溜まりがちな廃トナーは矢印Gとは反
対の矢印H方向である廃トナーボックス14の内部方向
へと送られることになる。
【0037】このように、本実施の形態によれば、中間
転写ベルト2と用紙カセット3との間の空スペースに廃
トナーボックス14を設置することが可能になるので、
装置自体のサイズを大きくすることなく十分な内容量を
有する廃トナーボックス14を設けることが可能にな
る。
【0038】但し、廃トナーボックス14を構成するに
当たり、画像形成装置内に十分なスペースが確保できる
のであれば、上述のような振動機構を設けずに、投入口
13a,13b,13c,13d,13eの下方に同じ
く1つの回収口を有する廃トナーボックスを構成すれ
ば、やはり廃トナーボックス14自体のサイズを自由に
設定することができる。
【0039】また、中間転写ベルトユニットの画像形成
装置に対する装脱着方向が中間転写ベルト2の幅方向で
あれば、上述のような振動機構を設け、中間転写ベルト
2の下部に配置される廃トナーボックス14の装脱着等
のユーザメンテナンス・アクセス性が容易になるという
メリットを有する。
【0040】そして、廃トナー搬送スクリュー12を中
間転写ベルト2とともにユニット化すれば、画像形成装
置に対する中間転写ベルトユニットの装脱着の際等に廃
トナー搬送スクリュー12も同時に脱着されるようにな
り、装置のメンテナンス・アクセス性がさらに向上す
る。
【0041】(実施の形態2)図7は本発明の実施の形
態2によるカラー画像形成装置の構成を示す断面図であ
る。
【0042】先ず、本実施の形態のカラー画像形成装置
では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の画像形成ユニット7,8,
9,10により顕像化されたトナー像は、用紙カセット
3より図中矢印J方向へと走行する転写ベルト15上へ
静電吸着して搬送される用紙P上へ転写・合成されてカ
ラーのトナー画像が形成される。その後、用紙Pは定着
器5へと搬送されてトナー画像が定着される。なお、通
紙時における紙詰まりなど、転写ベルト15上に用紙が
存在しないときに発生する転写ベルト15上のトナーに
よる汚れを清掃するために、ベルトクリーニングユニッ
ト11が設けられており、これによって転写ベルト15
の表面は清掃されて用紙Pの裏汚れなどが防止される。
【0043】このような構成の画像形成装置において
も、前述した実施の形態1にて説明したように、各色の
画像形成ユニット7,8,9,10およびベルトクリー
ニングユニット11より排出される廃トナーは、転写ベ
ルト15の領域外まで搬送され、そこに配置された廃ト
ナー搬送スクリュー12内へ搬送される。この廃トナー
搬送スクリュー12の回転軸は転写ベルト15の走行方
向と平行な水平位置関係に配置されており、各画像形成
ユニット7,8,9,10およびベルトクリーニングユ
ニット11の計5箇所より搬送されてきた廃トナーは、
廃トナーの搬送性に問題が発生しない程度の長さの搬送
路を通過し、廃トナー搬送スクリュー12の略中央位置
近辺一箇所まで搬送され、廃トナー搬送スクリュー12
の下方に設けられた廃トナーボックス14内へ落下移動
・堆積されていくことになる。
【0044】ここでも、前述したように、廃トナーボッ
クス14を振動させ、廃トナーを移動させるようなな構
成とすることで、転写ベルト15と用紙カセット3との
間の空スペースに廃トナーボックス14を配置すること
が可能になる。また、廃トナーボックス14を構成する
に当たり、画像形成装置内に十分なスペースが確保でき
るのであれば、上述のような振動機構を設けずに、投入
口13a,13b,13c,13d,13eの下方に同
じく1つの回収口有する廃トナーボックス14を構成す
れば、やはり廃トナーボックス14自体のサイズを自由
に設定することができる。
【0045】また、転写ベルトユニットの画像形成装置
に対する装脱着方向が転写ベルト15の幅方向であれ
ば、上述のような振動機構を設け、転写ベルト15の下
部に配置される廃トナーボックス14の脱着等のユーザ
アクセス性が容易になるというメリットを有する。
【0046】そして、廃トナー搬送スクリュー12を転
写ベルト15とともにユニット化すれば、画像形成装置
に対する転写ベルトユニットの装脱着の際等に廃トナー
搬送スクリュー12も同時に脱着されるようになり、装
置のメンテナンス・アクセス性がさらに向上する。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、廃トナ
ー収集手段により廃トナーを一箇所に集めてこれを廃ト
ナーボックスに入れるようにしているので、廃トナーボ
ックスの廃トナー流入口は一箇所のみでよく、装置自体
のサイズを大きくすることなく十分な内容量を有する廃
トナーボックスを備えることが可能になるという有効な
効果が得られる。
【0048】廃トナー集荷手段の回転軸を中間転写ベル
トまたは転写ベルトの走行方向と平行で且つ水平位置に
配置すれば、廃トナーを一箇所に効率良く搬送すること
が可能になるという有効な効果が得られる。
【0049】廃トナーを廃トナー集荷手段の略中央部に
集めるようにすれば、廃トナーの搬送経路が短くなるの
で、搬送不良により廃トナーが固まったり詰まったりす
ることなく、信頼性の高い搬送性能を得ることが可能に
なるという有効な効果が得られる。
【0050】廃トナー集荷手段を中間転写ベルトまたは
転写ベルトとユニット化すれば、ユニットの脱着により
廃トナー集荷手段も着脱されるので、着脱作業が容易に
なるとともにユニット内のスペースを有効利用すること
が可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるカラー画像形成装
置の構成を示す概略図
【図2】図1のカラー画像形成装置における画像形成ユ
ニットを拡大して示す概略図
【図3】図1のカラー画像形成装置におけるベルトクリ
ーニングユニットを拡大して示す概略図
【図4】図1のカラー画像形成装置の要部を示す斜視図
【図5】図1のカラー画像形成装置における廃トナー搬
送スクリューを示す斜視図
【図6】図1のカラー画像形成装置における廃トナーボ
ックスおよび廃トナー堆積状態を示す斜視図
【図7】本発明の実施の形態2によるカラー画像形成装
置の構成を示す断面図
【図8】従来のカラー画像形成装置の構成を示す概略図
【図9】図8のカラー画像形成装置における廃トナーボ
ックスを示す斜視図
【符号の説明】
2 中間転写ベルト 6 露光器(露光手段) 7 画像形成ユニット(Y) 7a 感光体ドラム 7d 廃トナースクリュー(廃トナー搬送手段) 7e 現像ローラ(現像手段) 8 画像形成ユニット(M) 8a 感光体ドラム 8d 廃トナースクリュー(廃トナー搬送手段) 8e 現像ローラ(現像手段) 9 画像形成ユニット(C) 9a 感光体ドラム 9d 廃トナースクリュー(廃トナー搬送手段) 9e 現像ローラ(現像手段) 10 画像形成ユニット(K) 10a 感光体ドラム 10d 廃トナースクリュー(廃トナー搬送手段) 10e 現像ローラ(現像手段) 11 ベルトクリーニングユニット(ベルトクリーニン
グ手段) 11e 廃トナースクリュー(廃トナー搬送手段) 12 廃トナー搬送スクリュー(廃トナー収集手段) 14 廃トナーボックス 15 転写ベルト
フロントページの続き (72)発明者 吉原 孝史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 永井 雄二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 緒方 和大 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 楠田 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD03 BB42 BB44 BB46 2H032 BA09 BA18 BA30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光手段によって静電潜像が形成される感
    光体ドラム、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー
    像を形成する現像手段、および前記感光体ドラムから除
    去された廃トナーを中間転写ベルトの幅方向にその領域
    外へと搬送する廃トナー搬送手段をそれぞれ備え、相互
    に異なる色の前記トナーが収容されてタンデム式に配列
    された複数の画像形成ユニットと、 複数のローラに掛け渡され、前記画像形成ユニットの配
    列方向に沿って周回走行して前記感光体ドラム上に形成
    された複数色のトナー像が順次重ね転写されてカラート
    ナー像が形成される無端状の中間転写ベルトと、 前記中間転写ベルトをクリーニングするとともにこの中
    間転写ベルトから除去された廃トナーを当該中間転写ベ
    ルトの幅方向にその領域外へと搬送する廃トナー搬送手
    段を備えたベルトクリーニング手段と、 前記廃トナー搬送手段から投下された前記廃トナーを一
    箇所に集める廃トナー収集手段と、 前記廃トナー収集手段により集められた前記廃トナーが
    流入する廃トナーボックスとを有することを特徴とする
    カラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】露光手段によって静電潜像が形成される感
    光体ドラム、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー
    像を形成する現像手段、および前記感光体ドラムから除
    去された廃トナーを転写ベルトの幅方向にその領域外へ
    と搬送する廃トナー搬送手段をそれぞれ備え、相互に異
    なる色の前記トナーが収容されてタンデム式に配列され
    た複数の画像形成ユニットと、 複数のローラに掛け渡され、前記画像形成ユニットの配
    列方向に沿って記録媒体を伴って周回走行して前記感光
    体ドラム上に形成された複数色のトナー像を前記記録媒
    体上に順次重ね転写してカラートナー像を形成する無端
    状の転写ベルトと、 前記転写ベルトをクリーニングするとともにこの転写ベ
    ルトから除去された廃トナーを当該転写ベルトの幅方向
    にその領域外へと搬送する廃トナー搬送手段を備えたベ
    ルトクリーニング手段と、 前記廃トナー搬送手段から投下された前記廃トナーを一
    箇所に集める廃トナー収集手段と、 前記廃トナー収集手段により集められた前記廃トナーが
    流入する廃トナーボックスとを有することを特徴とする
    カラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記廃トナー集荷手段の回転軸は、前記中
    間転写ベルトまたは前記転写ベルトの走行方向と平行で
    且つ水平位置に配置されていることを特徴とする請求項
    1または2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記廃トナー集荷手段は、前記廃トナーを
    当該廃トナー集荷手段の略中央部に集めることを特徴と
    する請求項1〜3の何れか一項に記載のカラー画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】前記廃トナー集荷手段は、前記中間転写ベ
    ルトまたは前記転写ベルトとユニット化されていること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のカラー
    画像形成装置。
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