JP2001318118A - Fet等価回路モデル・パラメータの決定方法 - Google Patents

Fet等価回路モデル・パラメータの決定方法

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JP2001318118A JP2001047656A JP2001047656A JP2001318118A JP 2001318118 A JP2001318118 A JP 2001318118A JP 2001047656 A JP2001047656 A JP 2001047656A JP 2001047656 A JP2001047656 A JP 2001047656A JP 2001318118 A JP2001318118 A JP 2001318118A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固有及び寄生成分を一意に抽出する。 【解決手段】FETモデル開発の際、等価回路のパラメ
ータの集合を生成するため、デバイスに関連するS−パ
ラメータ値集合を測定し、回路モデルを生成する(10
2〜108)。次いで回路モデルに対して試行インピー
ダンス点Rsを規定し(110)、該点毎に、モデルS
−パラメータ値を抽出し(112)、抽出されたモデル
・パラメータからモデル化S−パラメータを計算し(1
14)、測定S−パラメータと比較する(118)。そ
して、試行インピーダンス点毎に、モデル化S−パラメ
ータ値を最適化し(122)、最適化S−パラメータ値
と測定S−パラメータ値との間の誤差度を計算し(12
4)、誤差度が最小となった試行インピーダンス点及び
モデル・パラメータ点を選択する(126)ことによっ
て、FETデバイスに関する等価回路パラメータの集合
を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、高周波
小信号分析の分野に関し、より詳細には、具体的に測定
したS−パラメータをシミュレートする単一の等価回路
モデル・パラメータ集合を抽出するためのモデリング方
法に関する。非線形電界効果トランジスタ(FET)モ
デルの開発や、FETの物理的構造分析にも有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】本出願は、2000年4月28日に出願
された、本出願人と同一出願人で同時係属中の以下の出
願と関連がある。その内容はこの言及により本願にも含
まれるものとする。Roger TsaiによるS−P
ARAMETER MICROSCOPYFOR SE
MICONDUCTOR DEVICE(半導体デバイ
ス用S−パラメータ顕微鏡検査法)と題する米国特許出
願第60/200,307号、Roger Tsaiに
よるSEMI−PHYSICAL MODELINGO
F HEMT DC−TO−HIGH FREQUEN
CY ELECTROTHERMAL CHARACT
ERISTICS(HEMT DC−高周波電子熱特性
の半物理モデリング)と題する米国特許出願第60/2
00,648号、Roger TsaiによるSEMI
−PHYSICAL MODELINGOF HEMT
HIGH FREQUENCY NOISE EQU
IVALENT CIRCUIT MODEL(HEM
T高周波ノイズ等価回路モデルの半物理モデリング)と
題する米国特許出願第60/200,290号、Rog
er TsaiによるSEMI−PHYSICAL M
ODELINGOF HEMT HIGH FREQU
ENCY SMALL−SIGNALEQUIVALE
NT CIRCUIT MODELS(HEMT高周波
小信号等価回路モデルの半物理モデリング)と題する米
国特許出願第60/200,666号 Roger Tsai及びYaochung Chen
によるHYBRIDSEMI−PHYSICAL AN
D DATA−FITTING HEMTMODELI
NG APPROACH FOR LARGE SIG
NAL AND NONLINEAR MICROWA
VE/MILLIMETER WAVE CIRCUI
T CAD(大信号及び非線形マイクロ波/ミリメート
ル波回路CADのためのハイブリッド半物理及びデータ
調整HEMTモデリング手法)と題する米国特許出願第
60/200,622号、Roger Tsaiによる
PM2:PROCESS PERTURBATION
TO MEASURED−MODELED METHO
D FOR SEMICONDUCTOR DEVIC
E TECHNOLOGY MODELING(PM
2:半導体デバイス技術モデリングのためのプロセス摂
動対測定モデル方法)と題する米国特許出願第60/6
00,302号。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】測定したS−パラメー
タから一意的な解を得る高周波非線形FETモデリング
・アルゴリズムの提案が求められている。この問題は、
電界効果トランジスタ(FET)のフィードバック・イ
ンピーダンスを一意的に決定することの難しさに関連が
ある。現在のモデリング技術では、調整したS−パラメ
ータに対して生成されるモデルは一意的ではない。ま
た、一意性を満足するためには、異なるバイアス点にお
いて多数回の測定(即ち、コールドFET測定)を行な
わなければならない。これらのモデリング方法はいずれ
も、非線形FETモデリングに関する問題がある。モデ
ルが一意的でないということは、レイアウト寸法や材料
パラメータというような、FET製造パラメータと物理
的に一致しないパラメータがあるということである。加
えて、コールドFETに基づくモデル抽出方法では、寄
生成分のバイアス依存性を正しく表現することができな
い。
【0004】また、従来技術の等価回路モデル技術で
は、寄生成分がバイアスに対して確実に不変でない場合
でも、不変であると仮定してシミュレーションを行って
いる。この仮定のため、固有等価回路(intrins
ic equivalentcircuit)の抽出に
おいて精度が低くなってしまう。特に抵抗性の寄生成分
を正確に決定することにより、抽出の精度が決定され
る。これは、固有成分の計算値は寄生成分に依存するか
らである。特に、FETにおけるフィードバック抵抗を
高精度で抽出することが、他の成分全ての値を高精度に
決定するために重要である。
【0005】殆どの直接抽出技術は、コールドFET測
定を拠り所として寄生成分の値を決定しているが、最適
化に基づく技術は、多バイアスS−パラメータ(及びノ
イズ応答)削除測定の超次元集合(over−dime
nsioned set)を用いることが多い。いずれ
の場合でも、寄生成分の抵抗値は、これらのバイアス依
存性が非常に高い場合でも、一定に保持される。このた
めに、コールドFET寄生に基づく直接抽出において
は、バイアスが変化すると抽出結果の精度が低下すると
いう問題がある。寄生バイアス依存性を補償するため
に、最適化抽出も試みられているが、等価回路に対する
一意的な解を与えることはできない。これは、フィード
バック・インピーダンスは、従来の最適化アルゴリズム
では一意的に決定することができないからである。この
不確実性のために、測定したS−パラメータの調整は高
精度であるものの、物理的には無意味となる結果を招く
ことが多い。
【0006】したがって、単一の測定S−パラメータ集
合に対して高精度な一意的なモデル解を抽出し、精度が
高くしかも物理的に有意な非線形FETモデルを開発す
ることを可能にするモデリング方法の提案が求められて
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、FETフィー
ドバック・インピーダンスに対する一意的な解を生成す
ることにより、単一のS−パラメータ測定値の集合に基
づいて、抵抗、容量及び誘導に関する等価回路パラメー
タ値を決定するFETモデリング・アルゴリズムを提供
する。その結果抽出される回路モデルは、一意的なグロ
ーバル解(global solution)であっ
て、非一意的なローカル極小(non−unique
local minima)ではない。加えて、抽出さ
れた値は、FETデバイス周囲とのスケーリング、予測
バイアス依存性、ならびにゲート・メタライゼーション
抵抗、材料面抵抗、ゲート長及び陥凹寸法のような、既
知の製造パラメータに対する収束という、つじつまの合
うチェック(self−consistent che
ck)を満足する。
【0008】本発明の一実施形態は、FETデバイスに
対してフィードバック・インピーダンスの値を一意に決
定する方法である。この方法は、競合抽出(compe
titive extraction)ステップを含
み、ここで多数の試行解(トライアル解)を求め、フィー
ドバック・インピーダンス値の領域即ち「空間」の範囲
を決める。競合抽出における各解は、マイナシアン抽出
(Minasianextraction)による従来
の直接抽出の同一サイクルを利用することによって得る
ことができる。次に、抽出ステップに続いて最適化ステ
ップを実行し、抽出した値を、測定S−パラメータとの
一致度が高いモデルに減数する。この最適化ステップ
は、従来の最適化アルゴリズムによって行なうことがで
きる。最後に、誤差計量(error metric)
における収束速度を更に評価することにより、最も精度
が高く一意的な解を選択することができる。
【0009】また、FET等価回路のパラメータ値を一
意に決定する方法も開示する。この方法は、抽出パラメ
ータ値の空間からフィードバック・インピーダンス値を
選択するステップと、FET等価回路モデルを生成する
ステップとからなる。この方法は、更に、収束が最も速
い、回路モデルのパラメータ値を確定することにより、
抽出S−パラメータと測定S−パラメータとの間に十分
に小さな誤差度(error fit)を得るようにす
るステップも含む。収束を得るには、多数のマイナシア
ン抽出及び最適化サイクルを用いる。
【0010】本発明の技術的利点は、収束の速度を追跡
することにより、一意の物理的に有意なモデルに関する
解が、残りの解よりも速く凝縮することにある。従来の
技術では、一旦いずれかの最小二乗に基づく誤差計量が
最小になると停止する。本発明の別の技術的利点は、F
ETの物理的構造を最良に表す一意のモデルの発現にあ
る。これは、広範な検証及び検査によって立証されてい
る。具体的な実施形態を含む本発明のその他の利点は、
添付図面と関連付けながら以下の詳細な説明を参照する
ことによって理解されよう。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、FETデバイス(図示
せず)の固有(intrinsic)及び寄生等価回路
パラメータを抽出する独特かつ新規な方法である。この
能力は、高精度の高周波非線形FET回路モデルの生成
に極めて重要である。高精度のバイアス依存及び線形等
価回路は、回路設計に重要なだけでなく、プロセス・フ
ィードバックの物理的構造を詳細に説明するためにも必
要とされる。
【0012】本明細書においては、本発明を小信号回路
モデルと関連付けて説明し、本発明の抽出方法をこの回
路モデルに対して用いて、当該回路モデルのゲート、ソ
ース及びドレイン端子間のフィードバック抵抗値を抽出
する。本発明の競合抽出方法を示すプロセス・フロー図
を示し、具体例を参照しながら説明する。次に、ソース
抵抗(RS)、ゲート・ソース間容量(CGS)、トラン
スコンダクタンス(GM)、ゲート−ソース、ゲート−
ドレイン・ライン容量(CGS、CDG)、ならびにゲート
・ソース電圧(VGS)及び全デバイス周囲の関数として
ゲート・ソース・ライン容量における百分率誤差という
ような種々のモデル・パラメータに対して、1組のプロ
ットを提示する。最終的に、プロットは、測定したデバ
イス・パラメータ値の集合と抽出パラメータ値の集合と
の間の収束により、これら2つの集合間の誤差が最小化
したことの証拠となる。
【0013】これより、図1及び図2を参照する。図1
は、FETデバイス(図示せず)の一意のFETパラメ
ータ値の集合を決定する方法100のプロセス・フロー
図である。この方法は、FETデバイス上で測定したS
−パラメータ、及び回路モデルから算出したS−パラメ
ータを用いて、FETデバイスのパラメータを決定す
る。本発明は、回路モデル200について現実的なパラ
メータ値を抽出し、回路モデル200によってモデル化
されたFETデバイスに高精度に反映する方法を提供す
る。説明の明確化のために、具体的な例を参照しながら
方法100を説明する。
【0014】方法100は、ステップ102にて開始
し、ここで、FETデバイスを表す回路モデルを生成す
る。図2を参照すると、FETデバイスの等価回路モデ
ル200の一例が示されている。このFETデバイスに
対して、本発明の抽出アルゴリズムを適用し、一意の回
路パラメータ値集合を抽出する。回路モデル200のト
ポロジ(topology)は完全であり、全てのバイ
アス領域においてFET小信号特性をモデル化するのに
十分である。回路モデル200は、ゲート202、ドレ
イン204及びソース206端子を含み、抵抗、インピ
ーダンス及び容量パラメータの類別は、ゲート202、
ドレイン204、及びソース206端子間に及ぶ。これ
らのパラメータは、図に示すように、ソース抵抗RS
ゲート・ソース間容量CGS、及びトランスコンダクタン
スGMを含む。回路モデル200は、本発明による測定
S−パラメータ値の単一集合によってFETフィードバ
ック・インピーダンスを一意的にかつ高精度に決定する
機能を実証するのに適した理想的なFETデバイスを表
す。
【0015】一般に、回路モデル200を導出する際、
設計者は、キャリアがソース206を介してデバイスに
入り、ゲート端子202の制御即ちゲーティング作用を
受けてドレイン204を介して出ていく際の、モデル化
するFETデバイスの動作周波数及びバイアス条件を考
慮する。FETデバイスでは、ソースに対してゲートに
印加される電圧(VGS)が、VGSをゼロからデバイスを
そのアクティブ領域にバイアスするスレシホルド電圧レ
ベル(VT)まで増大させる際の、デバイスの動作領域
を決定することができる。回路モデル200によって表
されるデバイスのバイアス及び動作は、当業者には十分
理解されよう。
【0016】モデル200は、Rs、Ls、Rg、L
g、Rd、Ldで示す、回路パラメータ及び成分を含
む。回路モデル200の種々の成分に対する初期インダ
クタンス(L)、抵抗(R)、トランスコンダクタンス
(G)、及び容量(C)値の選択は、基準とするデバイ
スの動作が周波数に対して線形であると仮定すると、単
純である。(しかしながら、かかる仮定は、殆どのFE
Tデバイスモデルが高周波領域では非線形であり、更に
実際のデバイス・プロファイル環境(devicepr
ofile peripheries)が与えられてい
るので、殆どの場合精度が低いことがわかっている。と
は言え、この仮定は、本発明方法の初期開始点を与える
には十分である。)
【0017】本プロセスにおける次のステップは、ステ
ップ104において、FETデバイスのS−パラメータ
を測定することである。これを行なうために、FETデ
バイスを物理的に検査及び測定し、FETデバイスに対
するS−パラメータを決定する。次に、ステップ106
において、測定値及び関連する測定S−パラメータ値が
正確か否かについて判定を行なう。これを行なうには、
当業者の知識が必要となる。パラメータが正確でない場
合、測定値が容認可能となるまで、S−パラメータを測
定し直す。図3及び図4は、選択したFETデバイスに
対して測定したFETのS−パラメータの視覚的な例を
示す。尚、4つのS−パラメータ測定値を示し、その内
3つはスミスチャート・フォーマット(図3)で描き、
1つは線形グラフ・フォーマット(図4)で示してい
る。測定したS−パラメータが正確であると仮定して、
ステップ108で測定S−パラメータを格納し、後の比
較時に用いる。
【0018】図1に戻り、プロセスのある時点におい
て、ステップ110で試行フィードバック・インピーダ
ンスの解に対する全ての値を定義する空間を生成する。
例えば、試行フィードバック・インピーダンス空間は、
表1に示すように生成することができる。試行(トライ
アル)値は、フィードバック抵抗値又は点の集合を生成
するために用いられる。これらの点は、1からNまでに
及ぶものと考えることができ、Nはステップ110で生
成した空間におけるN番目の試行フィードバック・イン
ピーダンスの解である。表1に示す例は、30個の試行
点を示し、この例ではN=30となる。
【0019】本プロセスの次のステップ、ステップ11
2では、ステップ110で生成したフィードバック・イ
ンピーダンス空間において、各点N毎にモデルパラメー
タを抽出する。これを行なうには、表1に示す試行空間
例、及び図1に示す回路モデル200を用い、N=1〜
30までのインピーダンス点毎にRs及びLsの値を図
1の回路モデルに適用し、Cgs、Rgs、Cgd、R
gd、Cds、Rds、Gm及びTauの値を、当業者
には既知のアルゴリズム及び技術を用いて、N=1〜3
0までのインピーダンス点毎に抽出する。抽出を行なう
には、当業者には既知のマイナシアン抽出アルゴリズム
を利用することが好ましい。これらのアルゴリズムに関
する更に詳細な説明及びその使用法については、M.B
erroth et al.による”Broad−Ba
nd Determination of the F
ET Small−Signal Equivalen
tCircuit”(FET小信号等価回路の広帯域決
定)(IEEE−MTTvol.38,no.7,19
90年7月)にて見出すことができる。
【0020】1つのインピーダンス点に対するモデル・
パラメータ例、N=17、Rs=1.7オーム及びLs
=0.0045pH(表1)を表2に示す。尚、試行解
空間における各インピーダンス値毎に、同様の表を生成
するものである。したがって、表1に示す試行空間に対
して、30個のモデル・パラメータ値の表が生成され
る。
【0021】
【表1】
【表2】
【0022】本プロセスにおける次のステップ、ステッ
プ118では、測定S−パラメータ(測定されたS−パ
ラメータ)をモデル化S−パラメータ(モデル化されたS
−パラメータ)と比較する。これを行なうには、初期寄
生値に対して、モデル解における初期推定を行なう。こ
の初期推定は、当業者によって行われる告知推定(in
formed guess)である。モデル回路200
の寄生回路パラメータRs、Lg、Rs、Ls、Rdに
対する初期推定の一例を表3に示す。固有値及び外部値
を回路モデルに適用し、モデル回路に対してS−パラメ
ータを計算する。例えば、表2及び表3に示す固有値、
及び表1に示すインピーダンス点N毎のRs及びLsの
値を回路モデル200に適用し、インピーダンス点N毎
にS−パラメータを計算する。その際、前述のマイナシ
アン抽出アルゴリズムを用いることが好ましい。
【0023】S−パラメータをモデル回路に対して計算
した後、本プロセスにおける次のステップ118では、
インピーンダンス点N毎に計算S−パラメータ(計算さ
れたS−パラメータ)を測定S−パラメータと比較す
る。測定S−パラメータは、ステップ108で格納して
おいたものである。図5及び図6は、インピーダンス点
の1つに対する計算及び測定S−パラメータ(N=1
7、Rs=1.7及びLs−0.0045)の比較を視
覚的に示す。S11、S12、S22パラメータに対す
る測定値を、それぞれ、正方形、円及び反転菱形で識別
した曲線によって表す。更に、S11、S12、S22
に対するシミュレート値即ちモデル化値も、それぞれ、
三角形、菱形及び星形を印した線で表す。尚、実際に
は、測定S−パラメータ及びモデル化S−パラメータの
間の差は、スミス・チャート又は線形プロット上では、
これらのプロット形式の忠実性不足のために、通常容易
には認知できないことを注記しておく。したがって、コ
ンピュータ・プログラムを用いて、測定S−パラメータ
及びモデル化S−パラメータ値間の差を比較する。測定
値及びモデル化値の緊密性の典型的な尺度の1つは、適
合度誤差(best fit error)であり、コ
ンピュータの補助によって容易に計算可能である。適合
度誤差が低いということは、測定及びモデル化S−パラ
メータ値が緊密に整合していることを示す。
【0024】
【表3】
【0025】本プロセスにおける次のステップ、ステッ
プ122では、検査パラメータ評価基準を選択し、評価
基準を満たしたか否かについて判定を行なう。検査パラ
メータ評価基準には、時間量又は所定の実行回数を選択
することができる。選択した評価基準は、試行値毎に同
一とする。予め選択した評価基準は、121と印したボ
ックスで示す、抽出−最適化ルーチンの、予め選択した
所定のサイクル数であることが好ましい。このようにし
て、各フィードバック抵抗値(1〜N。表1の例では、
N=30)に同じ評価基準を適用する。したがって、一
意の解に最も接近して開始するフィードバック抵抗値が
含む誤差量は最も少なく、収束が速く、より素早く低適
合度値を得る。この例では、予め選択した評価基準は、
6回の抽出−最適化サイクルの完了であり、1回のサイ
クルは、参照番号121で示すサブルーチンで示す。
【0026】本プロセスにおける次のステップ、ステッ
プ122では、モデル・パラメータを最適化する。これ
を行なうには、既知の最適化プログラムを用いる。例え
ば、HP EEsofが生産する、市販のコンピュータ
・プログラム、Lobra3.5を最適化プログラムと
して用いることができる。加えて、予め選択した制約毎
に最適化を行なう。例えば、最適化プログラムLibr
a3.5は、Rsの固定値に対して、表4に示す制約と
共に用いることができる。これらの制約は、モデリング
・アルゴリズム全体と一致する。Rsの値を、例えば、
1.7オームの値に固定することによって、モデル・パ
ラメータの最適化は、試行フィードバック・インピーダ
ンス点Rsのみについて試行モデル解を作成することに
制限される。等価回路パラメータに対して最適化した値
を、最適化プログラムから出力する。表5及び表6は、
回路200(図2)に対して最適化した等価回路パラメ
ータの一例を示し、Libra3.5コンピュータ・プ
ログラムから出力したものである。前述のように、Rs
はサイクルに対して固定値である。
【0027】
【表4】
【表5】
【表6】
【0028】これらの新たに最適化したパラメータをス
テップ112に入力し、本プロセスを繰り返す。ステッ
プ112〜122は、ステップ120において試行解点
毎に予め選択した評価基準が満たされるまで繰り返され
る。本プロセスを繰り返す毎に、モデル化された値は、
測定値に一層緊密に近づいていく。例えば、図7及び図
8は、図2の回路モデル200について6回抽出−最適
化サイクル121を行なった後の、測定及びシミュレー
ションS−パラメータ値の比較を視覚的に示す。図7及
び図8をそれぞれ図4及び図5と比較すると、測定値及
びモデル値は、プロセス100の適用によって、収束す
ることがわかる。
【0029】本プロセスの次のステップ124では、新
たな誤差計量を形成する。これを行なうには、試行解点
の各々について、最終誤差及び収束速度を比較して、ど
の試行解が生成した最終誤差が最も小さいかについて判
定を行なう。例えば、図9のグラフは、Rsの関数とし
て、回路モデル200に対する最終調整誤差を示す。R
sは、横軸に沿ってプロットされ、誤差を調整するため
の適切なスケーリング・ファクタを縦軸に沿って示す。
なお、最終調整誤差は、試行解点N毎に生成される。
【0030】本プロセスにおける次のステップ126で
は、新たな誤差計量において最小誤差が得られたモデル
解を選択する。各試行解点には、ステップ120におい
て、同じ予め選択された評価基準、例えば、6回のサイ
クルが適用されるので、抽出−最適化サイクルの実施に
より、最良及び最速のモデル解が得られ、参照番号12
7で示すように、全ての試行インピーダンス点の最終調
整誤差に対するグローバル極小(global min
ima)として現れる。図9のグラフで示す例では、極
小127は、約1.7オームのRs値に対して発生す
る。最終誤差における極小127は、従来のアルゴリズ
ムが、デバイスのスケーリングの実際には大抵の場合従
わない、近接平面依存性(near flat dep
endency)又はローカル極小解(local m
inima solution)を生成するのに対し
て、本発明のアルゴリズムが一意的な解に収束すること
を示している。したがって、フィードバック抵抗に対す
る一意的な解を用いて、等価回路モデル200の残り部
分を一意に決定することができる。
【0031】本プロセスの次のステップは、選択したモ
デル解に対応する回路パラメータを出力することであ
る。これらの回路パラメータは、プロセス121の最後
のサイクルのステップ112において計算されている。
例えば、表7及び表8は、回路モデル200(図2参
照)について、Rs=1.7オームのこの解に対する最
終的モデル等価回路を示す。誤差計量における最小の誤
差及び高速収束が得られた値をステップ126で選択す
ることによって、ステップ128でFETデバイスの高
精度で一意のモデルが得られる。
【0032】
【表7】
【表8】
【0033】抽出された結果は、図10、図12及び図
13にそれぞれ示すデバイス周囲のスケーリングと完全
に一致する。図10は、2−フィンガ、4−フィンガ、
及び8−フィンガFET構成におけるゲート幅(WG
の関数としての、ソース抵抗のプロットである。全ての
構成において、ソース抵抗RSは、ほぼ破線70に従
い、予期した通り、1/WGとの直接依存性を示す。
【0034】図11は、1/WGの関数としてのゲート
・ソース容量CGS(縦軸に沿って示す)のプロットを示
す。CGSに対する抽出値は、0.25μm(楕円Aで示
す)、及び0.12μmGaAs疑似形態(pseud
omorphic)高電子移動度トランジスタ(HEM
T、楕円Bで示す)についてプロットしたものである。
各デバイス・モデル(A又はBのいずれか)を囲む線
は、上から下に2、4、8−フィンガ構成として示さ
れ、単位ゲート周囲が横軸に沿って示されている。予期
したように、CGSは、抽出値に対する全ゲート幅周囲W
Gとの直接依存性に追従している。
【0035】本発明の方法によって得られた抽出パラメ
ータ値を更に検証し、図12に示す。図12は、全ゲー
ト周囲WGの関数としてのトランスコンダクタンスGM
プロットである。前述と同様、0.12mm(楕円A)
及び0.25mmGaAs疑似形態HEMT(楕円B)
双方に対してスケーリングしたGMについて、抽出値を
示す。図示のように、トランスコンダクタンスGMは、
予期した通り、全ゲート幅WGに対する直接依存性に追
従する。
【0036】また、CGSはゲート長WGに密接に追従す
ることも予期される。何故なら、ゲート及びチャネル間
の接触面積がCGSを殆ど決定するからである。GaAs
疑似形態HEMTでは、RS及びGMの殆どは、ゲート長
Gに強く追従しない。何故なら、陥凹寸法が同様であ
り、材料特性が同一であり、速度オーバーシュートの効
果が所与のバイアスにおいてさほど顕著でないからであ
る。これは、図11のプロットによって検証される。本
アルゴリズムのロバスト性及び計算精度も、既知のモデ
ル・パラメータから生成したシミュレートS−パラメー
タ集合を用いることによって、検証することができる。
【0037】本発明のパラメータ抽出方法の精度向上に
よって、物理的に有意なパラメータを有する回路モデル
を抽出することができ、FET内における微妙な物理系
現象が、測定したバイアス依存のS−パラメータから観
察することができる。この抽出を用いて行なったいくつ
かのHEMTモデル・スケーリングの研究では、既知の
スケーリング規則から、予測ゲート金属抵抗を決定する
ことができた。これらの結果は、パラメータRGの抽出
が高精度であるだけでなく、物理的に有意であることを
示す。
【0038】図13は、ソース抵抗RSの、横軸に沿っ
てプロットしたゲート・バイアス電圧VGSに対する関係
を示すプロットである。0.12μmGaAs疑似形態
HEMTのバイアス依存S−パラメータでは、寄生及び
固有双方の等価回路パラメータ値の抽出によって、デバ
イスの物理的構造が酷似していることがわかった。空間
電荷領域の横方向変調、及び陥凹における表面状態密度
の変調が、RS対VGSのバイアス依存性において観察す
ることができる。
【0039】CGS及びCGDのバイアス依存性は、多くの
研究者の報告によって確認されているように、HEMT
の典型である。このバイアス依存性を、図14のバイア
ス・プロットに示す。コールドFET条件では、CGS
びCGDは等しく、FETをその線形領域にバイアスする
に連れて、CGSは徐々に増加し、CGDは減少する。典型
的に、CGSは、双曲線接線状関数(hyperboli
c tangent−like function)に
追従し、飽和時に、ピンチ・オフ電圧付近で急激な増大
が発生し、次いでピーク値で飽和する。VGSが正方向に
移動するに連れてCGSが増大するのは、電荷がチャネル
から放出され、ドナー即ちショットキーバリア層内に進
入したことを示し、場合によっては寄生導通と呼ばれる
効果が生ずるに至る。
【0040】VDSの増大に連れてCGSが増大するのは、
いわゆるドレイン誘導バリア低下(DIBL:Drai
n−Induced−Barrier−Lowerin
g)を示している。DIBLは、多くの場合、サブミク
ロンFETデバイスにおいて発生する。何故なら、これ
らのデバイスのゲート長が短いために、ドレイン電位
が、ゲートの先端を超えたチャネル電位ウエルに影響を
及ぼすからである。一定寄生モデル抽出に伴う低精度も
調査することができる。抽出したパラメータを制御とし
て用いることによって、固有モデル・パラメータを、4
×200μm0.12ΦmGaAs疑似形態HEMTに
ついて再度抽出することができ、新たなR S及びRDを、
それぞれ、240及び250ΩμmのコールドFETオ
ン状態抽出値に設定する。
【0041】この仮定によって生ずるバイアス及び周囲
のスケーリングによる低精度を、図15及び図16にそ
れぞれ示す。図15は、ゲート・ソース電圧VGSの関数
としてゲート−ソース容量CGSにおける百分率誤差を示
すプロットである。図16は、スケーリングしたゲート
・ソース容量CGSにおける百分率誤差の、横軸に沿って
示す、スケーリングしたデバイス周囲WGに対する関係
を示す。見てわかるように、FETにバイアスするVGS
がピンチ・オフに近づくに連れて、そしてVDSが減少し
て線形領域に入っていくに連れて、寄生を一定とする仮
定は増々誤った方向に向かうことになる。また、デバイ
ス・モデルのスケーリングを行なうことによって、バイ
アスによる寄生は大幅に拡大すると仮定した場合、等価
回路の調整において生じた誤差は小さかった。元のデバ
イスの固有モデルは、始めから誤差が小さかったという
だけの理由で、10%誤差/20μmでデバイスのスケ
ーリングを行った。
【0042】以上具体的な実施形態に関連付けて本発明
を説明したが、本発明の真の範囲及び精神から逸脱する
ことなく、本発明の変形や変更が当業者には明白である
ことは理解されよう。したがって、かかる変形及び変更
は、本発明の一部であり、特許請求の範囲に含まれるこ
とを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による抽出及び収束方法を
示すプロセス・フロー図である。
【図2】FET等価回路の一例を示す図である。
【図3】FETデバイスに対して測定したS−パラメー
タを示すプロット図である。
【図4】FETデバイスに対して測定したS−パラメー
タを示すプロット図である。
【図5】初期モデル化S−パラメータと測定S−パラメ
ータとの比較を示すプロット図である。
【図6】初期モデル化S−パラメータと測定S−パラメ
ータとの比較を示すプロット図である。
【図7】本発明の方法の一実施形態の適用後における、
モデル化パラメータと測定パラメータとの比較を示すプ
ロット図である。
【図8】本発明の方法の一実施形態の適用後における、
モデル化パラメータと測定パラメータとの比較を示すプ
ロット図である。
【図9】図2の回路に対して本発明の方法を用いて得ら
れた、抽出寄生フィードバック抵抗値の最終的な調整を
示すプロット図である。
【図10】デバイス周囲のスケーリングの関数として
の、抽出値のスケーリングを示すプロット図である。
【図11】デバイス周囲のスケーリングの関数として
の、抽出値のスケーリングを示すプロット図である。
【図12】デバイス周囲のスケーリングの関数として
の、抽出値のスケーリングを示すプロット図である。
【図13】Rs対Vgsのバイアス依存性を示すグラフ
である。
【図14】典型的なHEMTにおけるCGS及びCGDのバ
イアス依存性を示すグラフである。
【図15】一定の寄生モデル・パラメータ値を用いた場
合の低精度及び予測誤差を示すグラフである。
【図16】一定の寄生モデル・パラメータ値を用いた場
合の低精度及び予測誤差を示すグラフである。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FETデバイスに関する等価回路パラメ
    ータの集合を生成する方法であって、 FETデバイスに関連するS−パラメータ値集合を測定
    するステップと、 FETデバイスの回路モデルを生成するステップと、 FET回路モデルに対して試行インピーダンス点を規定
    するステップと、 FET回路モデルに対する各試行インピーダンス点毎
    に、モデルS−パラメータ値を抽出するステップと、 各試行インピーダンス点毎の回路モデルに対する抽出さ
    れたモデル・パラメータから、モデル化S−パラメータ
    を計算するステップと、 各試行インピーダンス点毎に、モデル化S−パラメータ
    を測定S−パラメータと比較するステップと、 各試行インピーダンス点毎に、モデル化S−パラメータ
    値を最適化するステップと、 各試行インピーダンス点毎に、最適化S−パラメータ値
    と測定S−パラメータ値との間の誤差度を計算するステ
    ップと、 誤差度が最小となった試行インピーダンス点及びモデル
    ・パラメータ点を選択することによって、FETデバイ
    スに関する等価回路パラメータの集合を決定するステッ
    プとからなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、該方法は
    更に、 予め選択された評価基準を選択するステップと、 試行インピーダンス点毎に評価基準を満たすまで、モデ
    ルS−パラメータ値の抽出するステップと、モデル化S
    −パラメータを計算するステップと、モデル化S−パラ
    メータステップを比較するステップとを反復実行するス
    テップとを含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、予め選択
    された評価基準を選択するステップが、予め選択された
    回数を選択するステップからなり、モデルS−パラメー
    タ値を抽出するステップと、モデル化S−パラメータを
    計算するステップと、モデル化S−パラメータ・ステッ
    プを比較するステップとは、試行インピーダンス点毎に
    実行されることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法において、モデル・
    パラメータを抽出するステップが、マイナシアン抽出技
    術を用いてモデル・パラメータを抽出するステップから
    なることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 FET型デバイスに対して、測定S−パ
    ラメータを密接にモデル化する一意的なデバイス等価回
    路パラメータ値の集合を生成する方法であって、 FET型デバイスの回路モデルを生成するステップと、 FET型デバイスに関連するS−パラメータ集合を測定
    するステップと、 フィードバック・インピーダンス試行値の集合を含む空
    間内にある試行解を表す、固定フィードバック・インピ
    ーダンス値に関する、FET型デバイスに関連する等価
    回路モデル・パラメータ値を抽出するステップと、 等価回路モデル・パラメータを回路モデルに適用するこ
    とによって、S−パラメータをモデル化するステップ
    と、 モデル化S−パラメータ及び測定S−パラメータの間の
    誤差度を判定するステップと、 モデル化S−パラメータ及び測定S−パラメータの間の
    誤差度を限定することによって、抽出等価回路パラメー
    タを最適化するステップと、 モデル化S−パラメータ及び測定S−パラメータの間の
    誤差度を評価することによって、FETデバイスに関す
    る一意的な等価回路パラメータの集合を導出するステッ
    プとからなることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の方法において、該方法は
    更に、モデル化S−パラメータ及び測定S−パラメータ
    の間で最小の誤差度を有するモデル・パラメータ値集合
    を選択するステップを含むことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の方法において、該方法は
    更に、比較ステップにおいて用いるために、フィードバ
    ック・インピーダンス値の空間を生成するステップを含
    むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の方法において、最適化す
    るステップは、既知の予測値空間に及ぶ多数の試行解を
    適用し、試行インピーダンス点毎にモデル化S−パラメ
    ータを最適化するステップからなることを特徴とする方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の方法において、抽出する
    ステップは、マイナシアン抽出技術を適用してFETデ
    バイスに関するモデル・パラメータ値に到達するステッ
    プからなる方法。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の方法において、 誤差度を判定するステップは、試行インピーダンス点毎
    に収束速度を判定するステップを含み、 導出するステップは、試行インピーダンス点毎に収束速
    度を評価することによって、FETデバイスに関連する
    一意的な等価回路パラメータの集合を導出するステップ
    からなることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の方法において、導出す
    るステップは、測定S−パラメータに最も速く収束する
    抽出パラメータ値を利用することによって実行されるこ
    とを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 FET等価回路のパラメータの集合を
    一意的に決定する方法であって、 予測パラメータ値の空間を規定するフィードバック・イ
    ンピーダンス値の集合を生成するステップと、 FET等価回路モデルを生成するステップと、 フィードバック・インピーダンス値を回路モデルに適用
    して、フィードバック・インピーダンス値毎にモデル化
    S−パラメータを計算するステップと、 実際のFETからS−パラメータ集合を測定するステッ
    プと、 測定S−パラメータをモデル化S−パラメータと比較す
    るステップと、 モデル化S−パラメータ及び測定S−パラメータの間に
    十分に小さな誤差度が得られるように収束するS−パラ
    メータ値を、回路モデルに選択するステップであって、
    収束を多数回のマイナシアン抽出サイクルによって得
    る、ステップとからなることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の方法において、一意
    的なパラメータを選択するステップは、FET等価回路
    モデルに関する、抵抗、容量、及び誘導の等価回路パラ
    メータを選択するステップを含むことを特徴とする方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法において、選択
    するステップは、FET等価回路モデルに基づいて、デ
    バイスの物理的構造を表す等価回路パラメータを選択す
    るステップを含むことを特徴とする方法。
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