JP2001317499A - 水抜き装置 - Google Patents

水抜き装置

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JP2001317499A
JP2001317499A JP2000134994A JP2000134994A JP2001317499A JP 2001317499 A JP2001317499 A JP 2001317499A JP 2000134994 A JP2000134994 A JP 2000134994A JP 2000134994 A JP2000134994 A JP 2000134994A JP 2001317499 A JP2001317499 A JP 2001317499A
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JP
Japan
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supply pipe
air supply
air
liquid
pipe
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JP2000134994A
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Inventor
Takao Shibukawa
隆夫 渋川
Tsuruo Nitanda
弦生 二反田
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Mazda Earth Technologies Co Ltd
Original Assignee
Mazda Earth Technologies Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸上手段を使用する場合には、ポンプの揚程
距離が最大10m程度であるため、単一の吸上手段によ
って地盤の深い位置にある凹孔内の液体を外部に排出す
ることができず、適用範囲が制限される。なお、上記凹
孔内に加圧気体を供給して凹孔内を加圧することによ
り、この凹孔内の液体を外部に排出する場合には、上記
凹孔を確実にシールしつつ、加圧気体を凹孔内に供給し
て上記液体を適正に排出することが困難であるという問
題があった。 【解決手段】 空気供給管の後端部の接続部を加圧空気
源に接続し、空気供給管の先端部を凹孔内に挿入した状
態で、空気供給管の先端部から下方に噴出する高速空気
流を方向変更部材で上昇方向に反転して、空気供給管と
揚水管の隙間から上昇する高速空気流に引き連れられて
凹孔内の水を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、採石現場や鉱山等
において、火薬等の爆薬を設置するために形成された凹
孔内等に溜まった水等を外部に排出させる場合に使用さ
れる水抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、爆薬を設置するために形成された
凹孔内にわき水等が浸入した場合、例えば、図3に示す
ように、ダイヤフラムポンプ又はジェットポンプ等から
なる吸上手段31の吸引部に接続された排水管32の先
端部を凹孔1内に挿入した状態で、上記吸上手段31を
作動させることにより、上記爆薬を設置する前に、凹孔
1内の液体を外部に排出することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように吸上手段
31により凹孔1内の液体を吸上げて外部に排出するよ
うに構成した場合には、ポンプの揚程距離が最大10m
程度であるため、単一の吸上手段31によって地盤の深
い位置にある凹孔1内の液体を外部に排出することがで
きず、適用範囲が制限される。また、排出時間が長くか
かるという点でも問題であった。なお、上記凹孔内に加
圧気体を供給して凹孔内を加圧することにより、この凹
孔内の液体を外部に排出することも考えられる。しか
し、この場合には上記凹孔の上端部をシールした状態
で、この凹孔内に加圧気体を供給するとともに、この加
圧気体によって押出された液体を排水管によって外部に
導き出す必要があるため、上記凹孔を確実にシールしつ
つ、加圧気体を凹孔内に供給して上記液体を適正に排出
することが困難であるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、これらの問
題を解決することを目的として、請求項1の発明は、下
端部が凹孔内に挿入され、上端部が凹孔外に伸びて配置
される揚水管により、該凹孔内の液体を凹孔外部に排出
する場合に使用される水抜き装置であって、空気供給管
が該揚水管の内部に挿入され、該空気供給管の後端部に
加圧空気源に接続される接続部を有し、該空気供給管の
先端部が、凹孔内に進入する方向に開口部を有して上記
揚水管の下端部近傍に配置され、上記空気供給管の先端
部からの空気流を受ける受部と該空気流を逆方向に方向
転換して上記揚水管と空気供給管との間から排出する逆
流部とを有する方向変更部材を該空気供給管の先端部に
取付けた構成である。この構成では、凹孔内に導入され
る加圧空気が反転して上昇方向に導かれる。その際に加
圧空気が細い管内を高速で上昇するので、凹孔内の液体
もつれられて吸上げられて外部に排出されるので、短時
間で効果的に凹孔の液体が外部に排出される。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載の水抜き
装置において、加圧空気源に接続される導入口と、加圧
空気を噴出する噴出口を有する圧縮空気噴出部材が上記
揚水管の上端部に取付けられ、圧縮空気噴出部材からの
加圧空気の噴出により該揚水管内を負圧にし、該揚水管
内の液体を吸出する構成である。この構成では、揚水管
内を上昇する高速の加圧空気と更に圧縮空気噴出部材に
より揚水管内の液体を吸出すので、深い凹孔であっても
液体を排出できると共に短時間で排出できる。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の水抜き装置において、上記方向変更部材の受部は、上
記揚水管の挿入方向先端側が先細形状に形成され、上記
逆流部は該受部に接続されるとともに上記空気供給管の
開口部の周囲を空隙を開けて取り囲むように設けられ、
さらに該逆流部の周囲を空隙を開けて取り囲むように液
体通路部が設けられ、該液体通路部は上記揚水管の下端
部内周に接触して配置され、該液体通路部の先端には、
周囲に複数の開口孔が設けられ、該液体通路部の後端に
は、開口面積を次第に狭くする傾斜面が形成されている
構成である。この構成では、揚水管内を上昇する高速の
加圧空気に凹孔内の水が急速度で接触するので、確実に
液体が加圧空気の上昇に伴って排出される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係る水
抜き装置の実施形態を示す。この水抜き装置は、岩盤等
に形成された凹孔1内に挿入される揚水管2と、この揚
水管2内に挿入され、揚水管2内に加圧空気を供給する
空気供給管3を有する。揚水管2の下端部に、液体通路
部を形成する筒部材4が内挿されている。筒部材4の先
端は斜めの切口に形成され、筒部材4の周面に複数の開
口5が形成され、筒部材4の後端は、内側に傾斜したテ
ーパー面(傾斜面)6を有する。空気供給管3の先端部
に該筒部材4に挿入される吹出筒部材7が取付けられ、
この吹出筒部材7には前方向に開口した開口部7aが形
成されている。方向変更部材10が取付プレート11に
より吹出筒部材7に取付けられている。方向変更部材1
0と筒部材4とが取付プレート12により固定されてい
る。方向変更部材10は、開口部7aの前方位置に配置
された受部8を有し、受部8に接続されかつ吹出筒部材
7の側部を取り囲む位置に配置された逆流部9を有す
る。受部8の先端は、水の流れを妨げないように先細の
円錐形状に形成され、空気供給管3からの圧縮空気を受
ける受面8aはフラットな平面に形成されている。方向
変更部材10の逆流部9の上端は、吹出筒部材7と、テ
ーパー面6との間に位置し、方向変更部材10と筒部材
4とによって形成される開口面積が方向変更部材10の
上端で狭くなっている。
【0008】この構成により、方向変更部材10と吹出
筒部材7との間から噴出して上昇する加圧空気流につら
れて、方向変更部材10と筒部材4の間から凹孔1内の
液体が吸引され上昇する。特に上記のようにテーパー面
6で開口面積を絞ると、そこの部分の流速が速くなり、
吸引効果が大きくなる。しかし、絞りすぎると、液体自
体に泥等が含まれていた場合に流れを阻止する可能性が
あり、適切な開口面積を確保する必要がある。なお、受
部8の受面8aは筒部材4の開口部に対向してフラット
な面で形成されているが、筒部材4を流れ出る高速空気
流の流れを更に良くするためには、椀形状のくぼみに形
成しても良い。
【0009】揚水管2の上端部には、接続部材13が設
けられ、この接続部材13の後端部に空気導入部材14
が取付けられ、この空気導入部材14に空気供給管3が
連通されている。また、空気導入部材14に開閉弁15
が設けられている。揚水管2は、接続部材13の側部に
接続された吸引通路部16を経由して圧縮空気噴出部材
17に連通されいる。
【0010】圧縮空気噴出部材17は、太径部18、テ
ーパー部19、細径部20からなる筒部材と、この筒部
材の内部に配置された噴出ノズル部21とを有する。こ
の噴出ノズル部21が太径部18の後端部に取付けら
れ、空気導入部材22を経由して加圧空気源に接続され
る。23は空気導入部材22に設けられた開閉弁、24
は空気導入部材14と空気導入部材22を加圧空気源に
接続するための分配管部である。
【0011】次に作動を説明する。分配管部24を加圧
空気源に接続した後、揚水管2を凹孔1に挿入し、筒部
材4が凹孔1の底近辺に達した時点で挿入をストップす
る。そして、圧縮空気噴出部材17の細径部20を適切
な位置・方向にセットする。すなわち、細径部20から
加圧空気が吹き出てもさしつかえないようにセットす
る。セットとは、必ずしもその位置・方向に固定すると
いうことではなく、地面上に置くだけでも良い。
【0012】そして、開閉弁15、23を開き、空気供
給管3を経由して吹出筒部材7の開口部7aから受部8
に向けて加圧空気を噴出する。この加圧空気は逆流部9
で逆方向に流れが変更され、空気供給管3と揚水管2の
間を高速で上昇し、接続部材13、吸引通路16を経由
して、圧縮空気噴出部材17に導かれる。この加圧空気
の流れに伴って、筒部材4内の液体が引きつられて上昇
する。また、加圧空気は空気導入部材22を経由して噴
出ノズル部21から勢い良く高速で噴出される。この噴
出につられて、吸引通路16内の液体が吸引される。
【0013】したがって、凹孔1内の水等の液体は、揚
水管2と空気供給管3の間を上方に向かって流れる高速
空気流により、上昇方向に導かれるとともに、圧縮空気
噴出部材17からの噴出空気により、さらに上昇方向に
引っぱられるので、凹孔1内の液体が、短時間で凹孔1
から排出される。なお、この実施例では、開閉弁15,
22をほぼ同時に開くようにしたが、例えば、開閉弁1
5を先に開き、空気供給管3と揚水管2との間に凹孔1
内の液体が満たされた状態とし、その後開閉弁23を開
き、噴出ノズル部21から噴出し、上記液体を噴出空気
とともに細径部20から排出するようにしても良い。
【0014】
【発明の効果】本発明では、空気供給管の先端部から噴
出される高速空気流が高速のまま上昇流に変更されて、
揚水管と空気供給管との間を高速で流れるので、凹孔内
の液体も引き連れられて吸上げられる。したがって、深
い凹孔であっても凹孔内の液体が確実に排出されるとと
もに、凹孔の深さの違いに左右されることなく使用でき
る。また、圧縮空気噴出部材の空気噴出により揚水管内
を負圧にし、該揚水管内の液体を吸出するものを設けた
場合には、揚水管内を上昇する高速の加圧空気と更に圧
縮空気噴出部材により揚水管内の液体を吸出すので、深
い凹孔であっても液体を排出できると共に短時間で排出
できる。また、揚水管の挿入方向先端が先細形状に形成
され、液体通路部の後端には、開口面積を次第に狭くす
る傾斜面が形成されている場合には、揚水管内を上昇す
る高速の加圧空気に凹孔内の水が急速度で接触するの
で、確実に液体が加圧空気の上昇に伴って排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る水抜き装置の全体構成
を示す説明図である。
【図2】図1における揚水管の下端部の拡大説明図であ
る。
【図3】水抜き装置の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 凹孔 2 揚水管 3 空気供給管 4 筒部材 5 開口 6 テーパー面 7 吹出筒部材 7a 開口部 8 受部 8a 受面 9 逆流部 10 方向変更部材 11 取付プレート 12 取付プレート 13 接続部材 14 空気導入部材 15 開閉弁 16 吸引通路部 17 圧縮空気噴出部材 18 太径部 19 テーパー部 20 細径部 21 噴出ノズル部 22 空気導入部材 23 開閉弁 24 分配管部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部が凹孔内に挿入され、上端部が凹
    孔外に伸びて配置される揚水管により、該凹孔内の液体
    を凹孔外部に排出する場合に使用される水抜き装置であ
    って、空気供給管が該揚水管の内部に挿入され、該空気
    供給管の後端部に加圧空気源に接続される接続部を有
    し、該空気供給管の先端部が、凹孔内に進入する方向に
    開口部を有して上記揚水管の下端部近傍に配置され、上
    記空気供給管の先端部からの空気流を受ける受部と該空
    気流を逆方向に方向転換して上記揚水管と空気供給管と
    の間から排出する逆流部とを有する方向変更部材を該空
    気供給管の先端部に取付けたことを特徴とする水抜き装
    置。
  2. 【請求項2】 加圧空気源に接続され、加圧空気を噴出
    する噴出ノズル部を有する圧縮空気噴出部材が上記揚水
    管の上端部に設けられ、該圧縮空気噴出部材からの加圧
    空気の噴出により該揚水管内の流体を吸引して負圧に
    し、該揚水管内の液体を吸出すことを特徴とする請求項
    1記載の水抜き装置。
  3. 【請求項3】 上記方向変更部材の受部は、上記揚水管
    の挿入方向先端側が先細形状に形成され、上記逆流部は
    該受部に接続されるとともに上記空気供給管の開口部の
    周囲を空隙を開けて取り囲むように設けられ、さらに該
    逆流部の周囲を空隙を開けて取り囲むように液体通路部
    が設けられ、該液体通路部は上記揚水管の下端部内周に
    接触して配置され、該液体通路部の先端には、周囲に複
    数の開口孔が設けられ、該液体通路部の後端には、開口
    面積を次第に狭くする傾斜面が形成されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の水抜き装置。
JP2000134994A 2000-05-08 2000-05-08 水抜き装置 Pending JP2001317499A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109238063A (zh) * 2018-11-29 2019-01-18 中钢集团马鞍山矿山研究院有限公司 露天爆破工程用的智能化、环保型炮孔排水车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109238063A (zh) * 2018-11-29 2019-01-18 中钢集团马鞍山矿山研究院有限公司 露天爆破工程用的智能化、环保型炮孔排水车

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