JP2001317203A - バーコードラベルとそれを用いた工事管理方法 - Google Patents

バーコードラベルとそれを用いた工事管理方法

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JP2001317203A
JP2001317203A JP2000137360A JP2000137360A JP2001317203A JP 2001317203 A JP2001317203 A JP 2001317203A JP 2000137360 A JP2000137360 A JP 2000137360A JP 2000137360 A JP2000137360 A JP 2000137360A JP 2001317203 A JP2001317203 A JP 2001317203A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特徴を持つバーコードラベルを複数回読取る
ことで複数ステップの進捗管理を自動化できる機器の試
運転工事管理方法を提供する。 【解決手段】 工事層別毎に色分けされた台紙に機器情
報をバーコードで印字してカバーを付け、工事対象物3
0に取付けたバーコードラベル1からバーコードの情報
を読込む読込み手段25と、工事の工程計画が記録され
た記憶手段20と、記憶手段内の工程計画と読込み手段
からのバーコードの情報とから工事の進捗具合を判断す
る管理ツール20と、管理ツールの判断結果を表示する
表示手段20とを有し、ステップ終了毎に該工事対象物
に取付けられたバーコードラベルの情報を読込み、それ
にステップ番号と日時を付加した情報と、記憶手段に記
録された工程計画とを管理ツールによって比較し実施さ
れた工事が計画通りかどうかを判断し、その判断結果で
工事進捗管理を自動化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ、センサー
あるいはケーブル等の産業用設備の電気品に含まれる各
種機器等の詳細なデータを印字したバーコードラベル
を、それら電気機器に取り付け、試運転の各ステップ毎
に複数回それを読むことによって、確実なデータ管理を
行うバーコードラベルを用いた工事管理に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電気機器などの工事管理は、例え
ば、ガムテープの様な粘着性のあるものを機器の表面に
貼付けて、それにマジック(登録商標)等を用いて手書
きで機器番号等を書き込み、それを目視で読み取って情
報処理装置に結果を手入力し進捗管理を行うというよう
に、結果入力迄が全て手作業によるものが多いという実
情であった。又、バーコードラベルを使った運用につい
ては各種の提案があるが、例えば、特開平6−3378
79に提案されている「製造管理支援装置」もバーコー
ドラベルを用いた例であり、図6に示すように、作業員
は到着したワークに貼付けられている白地に黒縞模様の
バーコードによる識別コードをバーコードリーダで読取
って情報処理装置へ入力すると、情報処理装置は識別コ
ードを照合して該当するワークの作業内容を工程表メモ
リから読出して表示する。読出された工程が、例えば、
検査工程だとすると、作業員は該当する検査を行って検
査結果をキーボードより情報処理装置へ入力し、情報処
理装置は検査結果を図6(b)のような検査履歴メモリ
に、バーコードによる各ワークの識別コードA〜Fと、
その工程1、2、…毎に登録する。次に、図6(a)に
示すような、バーコードによるワークの識別コードをキ
ーに、標準結果メモリに登録してある各ワークの種類K
1〜K5と、その各種の各工程1、2、…毎に登録され
ている正しい標準値を読出し、比較照合して不良判定を
行い。良品なら検査ラインから出力し、不良品ならライ
ンバックして処理するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ガムテープの上にマジック等で機器番号を書
込んだものは、ガムテープの表面にマジックインキ(登
録商標)等で書かれた文字は埃や接触などで変色したり
見難くなったりする。又、情報が読めたにとしても、そ
の結果は再度キーボード等を介して手入力しないと進捗
管理データにはならないという問題があった。又、図6
に示したバーコードラベルを使った運用は、バーコード
による識別コードをキーに機器管理を行う点では似てい
るが、ワーク製造ライン上でのワークの製造管理に関す
るもので、産業用設備の試運転等における工事の進捗管
理の場合とは使用目的が全く異なり、使用されるバーコ
ードも一般的なバーコード自体の台紙が白一色のもので
ある。従って、こうした台紙が白一色のバーコードを、
産業用設備における電気品の現地試運転等の工事進捗管
理用に使用した場合、他のタグ等と区別し難くなって間
違いが発生し易いという問題があった。また、図6の場
合のバーコードラベルには、カバーなどは無く材質も紙
がむき出しの状態であり、剥ぎ取られたり汚れに依る読
取り不良が発生し易く、厳しい産業用設備等の稼働環境
において、長時間、半永久的に活用するには不向きであ
るという問題があった。また、図6に示したバーコード
ラベルを使った運用では、ライン上から良品として出さ
れたら2度と当該ワークがライン上で扱われることはな
く、こうしたバーコード自体の活用方式は当該機器の識
別用として1回だけの読み取り用を達したら後は必要な
くなるという従来の使用方法であって、例えば、鉄鋼、
公共上下水道、紙、フィルム等の産業用設備における電
気品の現地試運転等で必要とされる、1つのバーコード
ラベルを何回も繰り返し利用して、試運転における複数
のステップを自動的に進捗管理するというような制御シ
ステムにはそのまま適用できないという問題があった。
そこで、本発明は、他のタグ等と区別し易く用途によっ
て色分けを目的として色付き台紙に各機器単位でバーコ
ードを両面印字してカバーを付け耐久性を増したバーコ
ードラベルを進捗管理対象の機器に貼り付け、試運転の
各ステップにおいてバーコードラベルを何回も読み取る
ことによって試運転の進捗管理を自動化できるバーコー
ドラベルとそれを用いた工事管理方法を提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、バーコードが表示されて
いると共に、工事対象物に取り付けて工事管理に用いら
れるバーコードラベルであって、工事によって層別され
る各層毎に色分けしたことを特徴としている。このバー
コードラベルによれば、各種機器番号等の情報を任意の
色の台紙にバーコード印刷して色分けすることによっ
て、単なる他のタグとの識別が容易になり、読込みミス
が減少する。また、請求項2に記載の発明は、前記バー
コードラベルは、両面にバーコードが表示されているこ
とを特徴としている。このバーコードラベルによれば、
両面どちらからでも読取りが可能になり、読みやすい方
向から無理なく読み取ることができる。また、請求項3
に記載の発明は、前記バーコードラベルの表面が耐水性
または耐油性の材料で形成されていることを特徴として
いる。このバーコードラベルによれば、バーコードの汚
れや剥ぎ取りが防止できて、片面が油汚れで読取り不良
になっても、もう片方から読取りができる。また、請求
項4に記載の発明は、前記工事管理における工事対象物
の層別は、次の数字に対応して示される項目の組合わ
せ、 1、電力線、給排水管、空調ダクト 2、新設ケーブル、撤去ケーブル、引き戻しケーブル 3、モータまたはエンジン、ケーブル 4、基礎工事、内装工事、外装工事 5、電力線、信号線 6、アナログ線、デジタル線 7、基礎工事、据付工事、試運転工事 の何れかの組合わせを含むものであることを特徴として
いる。このバーコードラベルによれば、鉄鋼、公共上下
水等の産業用設備の試運転工事管理で、試運転工事を1
〜7のブロックに分割して情報処理装置のメモリに各番
号と対応する工事項目の組合わせを登録し、例えば、7
試運転の項目を検索すれば枝構造により、更に細部の試
運転項目を確認できるというように構成することによ
り、設備の試運転工事と情報処理装置による試運転工事
管理を自動化・効率化することができる。また、請求項
5に記載の発明は、工事対象物に取付けられたバーコー
ドラベルからバーコードの情報を読込む読込み手段と、
工事の工程計画が記録された記憶手段と、前記記憶手段
に記憶された工程計画と前記読込み手段によって読込ま
れた前記バーコードの情報とから工事の進捗具合を判断
する管理ツールと、前記工程計画と読み込まれた前記バ
ーコードの情報と前記管理ツールが判断した結果を表示
する表示手段とを用いて、前記工程計画に沿って前記工
事対象物の工事が実施されると該工事対象物に取付けら
れた前記バーコードラベルの情報を読込み、その読込ん
だ情報が前記記憶手段に記録された前記工程計画の対応
する欄に書き込まれて前記工事が計画通りか否かの判断
が容易となるよう前記表示手段に表示されることを特徴
としている。このバーコードラベルを用いた工事管理方
法によれば、工事の工程計画に従って試運転工事が行わ
れると、バーコードリーダからの工事の進捗データ、日
付データ、バーコード読取り情報が情報処理装置へ転送
され、情報処理装置はバーコードリーダの情報を工程計
画の対応する箇所に表示するので、工事が計画通りかど
うかを正確に把握することができる。また、請求項6に
記載の発明は、前記工事が計画通りか否かの判断が容易
となるよう前記表示手段に表示されるとともに、前記管
理ツールによって前記工事が計画通りかどうかを判断し
て、その判断結果を前記表示手段に表示されることを特
徴としている。このバーコードラベルを用いた工事管理
方法によれば、管理ツールが前記工事が計画通りかどう
かを判断して、その判断結果を前記表示手段に表示する
ので、工事が計画通りか否かが即座にかつ正確に把握で
きる。また、請求項7に記載の発明は、前記工事対象物
に取付けられた前記バーコードラベルのバーコード情報
は、前記読込み手段によって全工事の過程で1回以上読
込まれることを特徴としている。このバーコードラベル
を用いた工事管理方法によれば、工事対象物の試運転工
事の各工程ステップの終了毎にバーコードラベルを読込
み、その都度情報を情報処理装置へ転送することによっ
て、色分けして両面から半永久的に読取り可能としたバ
ーコードラベルを、試運転工事の複数のステップで何回
も読取ることによって試運転の進捗管理を自動化するこ
とができる。また、請求項8に記載の発明は、前記記憶
手段に記録された工事計画には、前記バーコードラベル
に表示された番号と、その番号に対応する工事対象物
と、管理すべき工事が記録されると共に、前記工事対象
物毎に前記工事の実施時期が記録されていて、前記判断
は該実施時期の比較によって行われることを特徴として
いる。このバーコードラベルを用いた工事管理方法によ
れば、情報処理装置の工程計画には、工事対象物の情報
等の他に工事実施日時が登録されていて、試運転工事中
にバーコードラベルの読取りデータと工程計画を比較し
て監視することで、試運転工事が予定期日通り正確に実
施することが可能になる。また、請求項9に記載の発明
は、モータの試運転調整工事をする場合の前記管理すべ
き工事は次の数字で示す、(1)据付、(2)配線、
(3)モータ単独運転、(4)モータと機械の連結、
(5)連動運転、(6)負荷運転、(7)最終検査確
認、の複数の工事の少なくとも3つを含んでいることを
特徴としている。このバーコードリーダを用いた工事管
理方法によれば、モータの据え付けから試運転に至る主
な工程を効率良く正確に実施することができる。また、
請求項10に記載の発明は、前記バーコードラベルを、
試運転調整工事以外に製造段階における製造・発送管理
および稼働後の監視・保全管理にも機器識別用TAGと
して用いることを特徴としている。このバーコードラベ
ルを用いた工事管理方法によれば、カバー付き色分けバ
ーコードラベルを機器製造の段階から機器に取付けて用
いることで、工場からの発送、現地での受け渡し管理、
および、現地での試運転後の稼働中に発生する機器の故
障処理等の保全管理を、製造段階から試運転調整工事を
経て保全管理まで一貫して自動化・効率化できる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に
係るバーコードラベルの平面図である。図2は図1に示
すバーコードの印字説明図である。図3は図1に示すバ
ーコードラベルを用いて試運転工事進捗管理を行う情報
処理システムの構成図である。図4は図3に示す情報処
理システムにより作成される試運転工事進捗管理表例を
示す図である。図5は図3に示す情報処理システムの処
理のフローチャートである。図1において、1はバーコ
ードラベルであり、中のバーコード11は機器情報等を
表す実際のバーコードと、機器情報欄のTAG NO
(例えば、「86.IM」はモータを表す)と、ケーブ
ル情報のケーブルNOが印字されている。このバーコー
ド自体は読取り可能であればよいので、JAN、COD
E等の規格は問わないし、印字する情報量や質も問わな
い。進捗管理に最低限必要な情報が印字されていればよ
い。バーコード11は図2に示すように、色付きの印字
用紙(台紙)14に同層・複数のバーコードを、それも
両面同じものを印字して、バーコードラベル1個分の両
面印字15を、図1に示すように、透明プラスチック等
のカバー12で挟み込んで固着され、取付け用紐13を
通して完成する。色付き印字用紙14は工事層別、又
は、機器別等に、例えば、据付、試運転工事を黄色で表
したり、又、工事対象物としてケーブルを例にとると、
弱電用と強電用とで色分けしたり、あるいは、動力ケー
ブルを赤にして他のケーブルと色分けする等により、他
のタグとの識別を色によって容易にしてミスを防止する
ものである。又、バーコード11を両面印字とした理由
は、両面どちらでも見易い方向から読取りを可能にする
ことと、汚れなどによる読取りミスを防止するためであ
る。そして、バーコードラベルの表面を耐水性または耐
油性の材料で形成すればさらによい。また、その場合、
表と裏の一方を耐水性または耐油性の材料で、他方の面
を耐油性または耐水性の材料で形成すれば、水と油のど
ちらに対しても必ず片方の面が読み取れることとなり、
安全である。さらに、表と裏の両面を耐水性・耐油性の
材料で形成すれば、水と油が付着するような環境で使用
しても表面の劣化はなく、永く使うことができる。次に
印字用紙の色分けを工事の種類や工事対象物によって予
め定めておく場合について説明する。この場合、工事現
場で対象物や工事の種類の把握が容易になる。まず、モ
ータを工場に設置してテストを行う場合は、モータを設
置する場所の基礎工事と、その後の据付工事、最後の試
運転工事があり、対象物の主なものはモータとケーブル
である。この場合、三つの工事の段階で使うものにそれ
ぞれ青、緑、紫を当て、対象物のモータとケーブルに黄
と赤を当てる。基礎工事の時は鉄物、アイボルト等が用
いられ、青色のバーコードラベルを用いて管理する。据
付工事の時はナット、レベル調整用スペーサ等が用いら
れ、これらに緑色のバーコードラベルを用いて工事に使
ったかどうかの管理をする。試運転工事の時は、連結機
や負荷が用いられ、これらに紫色のバーコードラベルを
用いて工事に使ったかどうかの管理をする。また、対象
物のモータには、黄色のバーコードラベルを、ケーブル
にはすべて赤色のバーコードラベルを用いて工事に使っ
たかどうかの管理をする。工事においては、電力線と給
排水管、空調ダクトに大別されて、これらの色分けをし
た方がよい場合もあり、建築物工事の際は基礎工事,内
装工事、外装工事によって色分けした方がよい場合もあ
る。また、主にケーブル類の工事をする場合は、新設ケ
ーブル、撤去するケーブル、引き戻しするケーブルなど
の色分けをしたり、電力線、信号線の色分け、あるいは
アナログ線、デジタル線の色分けをした方が分かりやす
い場合もある。また、これらの任意の組合わせによって
色分けした方がよい場合もあり、工事の内容によって適
宜選択することができる。
【0006】図3において、20はシステムの中枢とし
ての情報処理装置(管理用計算機)であり、その内部に
各機器毎の情報が保管されている。23はバーコードプ
リンタで情報処理装置20の出力装置として、それらの
機器情報を図2のような色付き台紙24(又は14)に
複数のバーコードとして両面印字して、カバー12を掛
けバーコードラベル1を作成する。25はバーコードリ
ーダであり、メモリ機能と日時情報付加機能と情報処理
システムとのリンク機能を有し、工事対象物のモータ3
1、押釦SW32、リミットSW33、等に取付けられ
ているバーコードラベル1a、1b、1cからバーコー
ドを読み取って、各機器毎の工事の進捗情報をネットワ
ーク6を介して情報処理システムへ転送する。情報処理
装置20側ではバーコードリーダ25からの読取り情報
を基に、例えば、モータ31のバーコードラベル1aの
情報の場合は、モータ31に関する工事の進捗状況を、
図4に示すようなモータの試運転工事進捗管理表として
表示部に表示し、必要なときはネットワーク6を介して
帳票用プリンタ21に試運転工事進捗管理表のデータを
転送して試運転工事進捗管理表をプリントアウトする。
【0007】図4に示す試運転工事進捗管理表は、機器
名がモータの場合の進捗管理表の1例である。例えば、
試運転工事管理表の一番上の行は、試運転工程のNO1
モータの工程手順を示すもので、作業の名称は「No
1.入側コイルカー走行」(略称VN)テストの動力と
なる、TAG NO=86.IMという交流モータの試
験を示して、モータの規格は電気容量が5.5Kw、動
作電圧がAC440V、使用ケーブル・サイズは耐圧6
00V、サイズ5.5sq×3c、となっており、7ス
テップの工程の予定の日付が進捗管理表に予め表示され
ている。このモータの試運転進捗管理は、次の(1)〜
(7)ステップである。 (1)機器据付は指定位置にIMモータを据付える工事
のことであり、据付工事が終了して据付完了を意味する
番号(1)が入力されたら、バーコードリーダ25でバ
ーコードラベル1aのモータ情報を読込み、据付予定の
日付99/9/10と並べてモータの据付完了の情報が
日時付きで追加・格納される。 (2)配線はモータに動力ケーブル、制御用の信号線等
をつなぐ配線工事のことであり、同様に配線完了を意味
する番号(2)が入力されたら、配線完了の情報が日時
付きで予定の日付99/9/17と並べて追加・格納さ
れる。 (3)〜(6)は、モータ単独の試験から機械に直結し
て負荷運転するまでの途中の工程であって、それぞれ工
事が実施されると、これらの工事が実施された日付が予
め表示されている予定の日付と並べて表示される。 (7)最終検査確認は(1)〜(6)の工事が全て実施
されたことを現場で確認する作業のことであり、最終検
査確認を意味する番号(7)が入力されたら作業予定の
日付99/12/20と並べて実施された日付が表示さ
れる。この試運転進捗管理表は、縦方向にはNO1〜N
O36まで、試運転工程の順序、進捗状況を表し、横方
向はNO1該当のモータ単位での進捗ステップを表して
いる。又、表にはNO1=モータに続いて、据付、配線
が行われるNO2=電磁ブレーキ、NO3=リミットス
イッチ、NO7=光学センサー、等が続いているが、
(3)モータ単独、(4)機械直結、(6)負荷運転、
のステップはモータだけの試験なので電磁ブレーキM
B、リミットスイッチLS、光学センサーPHE等の該
当欄は空白となっている。以上の実施例では、図4の試
運転進捗管理の欄に、工事予定の日付が表示されてお
り、この工事が実施されるとその日付が並記されるよう
になっている。次に、この実施例の変形例を説明する。
それは、工事予定の日付に工事が実施された日付が並記
されると、工事管理ツールが予定通りかどうかを判断
し、予定通りであれば、その欄を青色表示し、予定より
遅れていればその欄を赤色表示するというものである。
判断は、実施の日付が予定の日付より後かどうかだけを
単に比較するだけでよい。このように、実施された欄の
色分けをすることにより、工事がどこまで進んでいる
か、そして工事が予定通りに進んでいるかどうかを、欄
をみるだけで一目瞭然に理解することができる。
【0008】つぎに図5を参照して処理動作について説
明する。例えば、情報処理装置20に記憶される全体の
工事計画は、先ず、工事対象物の層別を表す番号「1、
電力線、給排水、空調ダクト」、で示される最初の屋内
工事から、層別番号「7、基礎工事、据付工事、試運転
工事」、の最後までの層別番号1〜7をメインに、例え
ば、枝構造の記憶形態によって「7試運転工事」の下に
は図4に示したようなNO1〜NO36迄の試運転工程
が格納され、続いて、試運転工程のNO1の下にモータ
の試運転工程番号(1)機器据付〜(7)最終検査確
認、が格納される。等のメモリ構成等となる。この場合
バーコードラベル1の色分けは、メインの層別では、例
えば、1、電力線、給排水、空調ダクト、の色はピンク
に、7基礎工事、据付工事、試運転工事、の台紙色は黄
色等というように異なったり、又、機器毎にモータとリ
ミットスイッチとで色が異なるなどとしてもよい。又、
バーコードラベル1のバーコード情報には、例えば、層
別番号、TAGNO、ケーブルNO等の機器情報、試運
転工程番号、等が含まれるものとする。なお、試運転工
事の工事対象物はモータ、リミットSW、押釦SW、電
磁ブレーキ、光学センサー、油圧バルブ等各種あるが、
ここでは、モータの試運転工程を例として説明する。先
ず、情報処理装置が保有するモータの試運転工程のデー
タを表示する(S100)。試運転工程に基づいて据付
工程から開始し、モータ31の据付が完了したとする
と、(1)据付、から据付を意味するステップ番号
(1)を作業者から入力されるので、モータ試運転ステ
ップの完了を表すステップ番号が入力されたかを判断す
る(S101)。番号入力が未だ無い場合は引き続き待
機する。据付完了を表す番号(1)の入力が確認された
ら、バーコードリーダ25によってモータのバーコード
ラベル1aを読込み(S102)。モータ情報に据付完
了番号(1)と、完了日時データを追加して保管する
(S103)。バーコードリーダ25にはメモリ機能が
あり、いくつかの検査結果の蓄積が可能であり、データ
収集後、バーコードリーダ25をネットワーク6を介し
て情報処理システムにリンクして、記憶内容を転送する
(S104)。情報処理装置20はバーコードリーダ2
5の転送データと、工程計画を比較して(S105)、
予定通り工程が実施されていれば、モータ情報に据付完
了番号(1)と完了日時データを追加したモータ一覧表
を表示する(S106)。これによって、モータの試運
転工程は(1)据付、まで完了していることが分かる。
続いて、(2)配線、(3)モータ単独、(4)機械直
結、(5)連動運転、(6)負荷運転、(7)最終検査
確認、の各工程についても同様な処理を行う。このよう
にして試運転工程の進捗に合わせて何度も同じバーコー
ドラベル1aを読取ることによって情報処理装置20の
データに日付が入るので、工程の進捗度合いが分かり、
特定のモータの場合、どこまで試運転工程が終了してい
るかが分る。従って、後日他の機器LS(リミット
S)、PHE、PHR(光学センサ)、LOP(操作
盤)等の配線が終わり、他の機器との兼ね合いで再度モ
ータ31の試運転工程が可能になり再開するような場合
でも、同様に図5のフローチャートに従って、試運転の
進捗を示すモータ一覧表の表示やプリントから現在の試
運転工程の進捗状況を(S100)で確認し、(1)据
付が完了していれば、(2)配線、以降から、(2)配
線、(3)モータ単独、(4)機械直結、が終了してい
れば(5)連動運転、から再開することが可能である。
【0009】また、情報処理装置20の管理ツールによ
る比較判断は、試運転工程と予定日時と、バーコードリ
ーダ25からの転送データの日時等を比較して、試運転
工事の工程計画が指定日時通り実施されたか等を判断す
るものである。又、(7)最終検査確認、は全体の試験
を行って試運転工事が期日通りに行われたか、異常が無
いかを最終チェックして表示する。このように、本実施
の形態によれば、図6に示す従来のバーコードラベルに
比較して、当該バーコードラベル1は構造的にも格段に
強化され、機能も増加し、制御精度も向上している。な
お、ここまでは、試運転工事対象物としてモータの例に
ついて述べたが、他のリミットスイッチ、光学センサ、
電磁ブレーキ、操作盤…等についても試運転工事が同様
に行われる。また、バーコードラベル1の色分けについ
ては、最初は工事層別に色分けするように説明したが、
その他にも動力ケーブルと信号ケーブル、等のように機
器間でも色分けすれば識別がより確実になり読取りミス
が少なくなる。なお、この場合の色指定については、特
に、限定されない。また、試運転完了後もバーコードラ
ベル1を機器に付けたままにしておけば、例えば、稼働
後にモータが故障しても型式等を調査する必要が無く、
バーコードラベルを読んで、そのデータをモータメーカ
へ送れば、メーカ側が保持するデータベースから容易に
予備品を探すことができる等、一貫した自動化、効率化
が図られるので、管理上の改善も期待できる。また、図
4の試運転工事進捗管理表は、表の形式で進捗を表した
が、これに限定するものでは無く、表現の仕方は様々考
えられるものであり、例えば、モータの配置図の上に確
認が済んだ工程の名称、例えば、連動運転という工程名
とそれを確認した日付を併記する等の、認識が容易な視
覚的な表示方法でもよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
産業設備に用いるモータ、制御盤、センサ、ケーブルな
どの各種機器毎の機器番号等の情報を保管管理する情報
処理装置を備えて、これら各種機器の情報を任意の色付
き台紙に両面バーコード印刷して、カバーを付け強化し
たバーコードラベルを各機器に取付け、試運転工事の各
ステップ終了毎にバーコードラベルを読取り、試運転の
ステップ番号と組合わせ日時データを付加することで、
自動的にステップ毎の進捗把握が容易なように構成した
ので、強度に優れ、且つ、色による一時的識別が容易な
バーコードラベルを使用して、試運転進捗度合いデータ
を自動的に収集し、情報処理システムにより自動化され
た確実な進捗管理が可能となり、必要なときにタイムリ
ーにデータの参照が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るバーコードラベルの
平面図である。
【図2】図1に示すバーコードの印字説明図である。
【図3】図1に示すバーコードラベルを用いて試運転工
事進捗管理を行う情報処理システムの構成図である。
【図4】図3に示す情報処理システムにより作成される
試運転工事進捗管理表例を示す図である。
【図5】図3に示す情報処理システムの処理のフローチ
ャートである。
【図6】従来の製造管理支援装置のメモリ内容を示す図
である。
【符号の説明】
1 バーコードラベル 6 ネットワーク 11 バーコード 12 カバー 13 取付用紐 14 印字台紙 15 バーコードラベル1個分の印字 20 情報処理装置(管理用計算機) 21 帳票用ブリンタ 22 工程進捗管理表 23 バーコードプリンタ 24 バーコード印字用紙 25 バーコードリーダ 30 工事対象物 31 モータ 32 押釦SW 33 リミットSW

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコードが表示されていると共に、工
    事対象物に取り付けて工事管理に用いられるバーコード
    ラベルであって、 工事によって層別される各層毎に色分けしたことを特徴
    とするバーコードラベル。
  2. 【請求項2】 前記バーコードラベルは、両面にバーコ
    ードが表示されていることを特徴とする請求項1記載の
    バーコードラベル。
  3. 【請求項3】 前記バーコードラベルは、表面が耐水性
    または耐油性の材料で形成されていることを特徴とする
    請求項1記載のバーコードラベル。
  4. 【請求項4】 前記工事管理における工事対象物の層別
    は、次の数字に対応して示される項目の組合わせ、 1、電力線、給排水管、空調ダクト 2、新設ケーブル、撤去ケーブル、引き戻しケーブル 3、モータまたはエンジン、ケーブル 4、基礎工事、内装工事、外装工事 5、電力線、信号線 6、アナログ線、デジタル線 7、基礎工事、据付工事、試運転工事 の何れかの組合わせを含むものであることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項記載のバーコードラベル。
  5. 【請求項5】 工事対象物に取付けられたバーコードラ
    ベルからバーコードの情報を読込む読込み手段と、工事
    の工程計画が記録された記憶手段と、前記記憶手段に記
    憶された工程計画と前記読込み手段によって読込まれた
    前記バーコードの情報とから工事の進捗具合を判断する
    管理ツールと、前記工程計画と読み込まれた前記バーコ
    ードの情報と前記管理ツールが判断した結果を表示する
    表示手段とを用いて、 前記工程計画に沿って前記工事対象物の工事が実施され
    ると該工事対象物に取付けられた前記バーコードラベル
    の情報を読込み、その読込んだ情報が前記記憶手段に記
    録された前記工程計画の対応する欄に書き込まれて前記
    工事が計画通りか否かの判断が容易となるよう前記表示
    手段に表示されることを特徴とするバーコードラベルを
    用いた工事管理方法。
  6. 【請求項6】 前記工事が計画通りか否かの判断が容易
    となるよう前記表示手段に表示されるとともに、前記管
    理ツールによって前記工事が計画通りかどうかを判断し
    て、その判断結果を前記表示手段に表示されることを特
    徴とする請求項5記載のバーコードラベルを用いた工事
    管理方法。
  7. 【請求項7】 前記工事対象物に取付けられた前記バー
    コードラベルのバーコード情報は、前記読込み手段によ
    って全工事の過程で1回以上読込まれることを特徴とす
    る請求項6または7記載のバーコードラベルを用いた工
    事管理方法。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段に記録された前記工事計画
    には、前記バーコードラベルに表示された番号と、その
    番号に対応する工事対象物と、管理すべき工事が記録さ
    れると共に、前記工事対象物毎に前記工事の実施時期が
    記録されていて、前記判断は該実施時期の比較によって
    行われることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項
    記載のバーコードラベルを用いた工事管理方法。
  9. 【請求項9】 モータの試運転調整工事をする場合の前
    記管理すべき工事は、次の数字に対応して示される、
    (1)据付、(2)配線、(3)モータ単独運転、
    (4)モータと機械の連結、(5)連動運転、(6)負
    荷運転、(7)最終検査確認、の複数の工事の少なくと
    も3つを含んでいることを特徴とする請求項5〜8のい
    ずれか1項記載のバーコードラベルを用いた工事管理方
    法。
  10. 【請求項10】 前記バーコードラベルを、製造段階に
    おける製造・発送管理および稼働後の監視・保全管理に
    も機器識別TAGとして用いることを特徴とする請求項
    5〜9のいずれか1項記載のバーコードラベルを用いた
    工事管理方法。
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