JP2001316931A - 紡糸口金 - Google Patents

紡糸口金

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JP2001316931A
JP2001316931A JP2000136837A JP2000136837A JP2001316931A JP 2001316931 A JP2001316931 A JP 2001316931A JP 2000136837 A JP2000136837 A JP 2000136837A JP 2000136837 A JP2000136837 A JP 2000136837A JP 2001316931 A JP2001316931 A JP 2001316931A
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angle
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taper angle
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Muneatsu Nakamura
宗敦 中村
Godo Sakamoto
悟堂 阪本
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高吐出時においても紡糸口金内部での不安定流
動による渦が発生すること無く、従来よりも更に高吐出
が可能である紡糸口金を提供する。 【解決手段】テーパー導入角度を二つ以上有し、L/D
が5よりも小さく、流出口に近いテーパー角度αが角度
βよりも大きい角度であり、かつ角度αが30°以下で
あることを特徴とする紡糸口金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルロース原料を
三級アミンオキシドなどの溶媒により、溶液とし繊維状
に成形する技術に関し、溶剤セルロース繊維の紡糸口金
に関する。
【0002】
【従来の技術】ビスコース法に代わり、セルロースをN
−メチルモルホリン−N−オキシド(NMMO)水和物
を溶媒として成形する方法は工業的に利用されており、
その代表例としてリオセル(Lyocell)繊維がよ
く知られている。NMMOは三級アミンオキシドの1種
であり有機溶媒である。セルロースをNMMO水和物を
溶媒として用いたセルロース繊維の製造方法については
特公昭60−28848号公報に開示されており、環境
負荷の軽いこと、物性に優れることから近年さらに注目
を集めている。また、この溶液を用いて紡糸を行う場
合、孔径の小さい紡糸口金から低ドラフト比で細繊度の
糸条が得られることことが特開平4−308220号公
報に開示されている。しかしながら、孔径の小さい紡糸
口金を使用すると、紡糸口金内部での不安定流動の影響
で発生する渦(図2中の10)により吐出不安定である
メルトフラクチャーが発生し、孔径Dは0.2mm以下
の場合特に発生し易い。吐出不安定が生じると高紡糸速
度での巻取りが困難となる。この現象は高吐出時ほど顕
著になり、高速度で糸条を巻き取ることが困難となる。
【0003】メルトフラクチャーの発生を制御するため
には孔径Dを大きくすれば良い。しかしながら、孔径D
を大きくすると、吐出線速度が下がりドラフト比が上が
る為、高紡糸速度では糸切れが発生しやすく好ましくな
い。紡糸口金の孔径は小さいほど吐出線速度は上がり、
ドラフト比を下げることができ、高紡糸速度での巻取り
が可能であり、有効である反面、高吐出は、紡糸口金内
部での不安定流動の影響で発生する渦によりメルトフラ
クチャーが発生し、高紡糸速度での巻取りが困難であ
る。
【0004】孔径Dが小さく、メルトフラクチャーを発
生すること無く高吐出が可能である紡糸口金について
は、国際公開特許WO97/41284号公報に開示さ
れている。テーパー導入角度を二段階設けることで、流
出口付近での流動不安定による渦の発生を抑え、高吐出
を可能としている。しかしながら、工業的に生産する場
合では、まだ吐出量は不十分であり、高生産は困難であ
る。また、流出口に近いテーパー角度αは、角度βより
も小さい角度であるが、この場合、流出口に近いテーパ
ー角度αが、角度βよりも大きい角度と比較すると、流
動不安定による渦が発生しやすく好ましくない。また、
テーパー導入角度を極力小さくすることで高吐出が可能
である紡糸口金については、特開平10−158922
号公報及び特開平10−158924号公報に開示され
ている。しかしながら、孔径Dが0.25mm以下の場
合では、テーパー導入角度を小さくした場合において
も、流出口付近での流動不安定による渦が発生しやす
く、高吐出は実質的に困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、高
吐出時においても紡糸口金内部での不安定流動による渦
が発生すること無く、従来よりも更に高吐出が可能であ
る紡糸口金を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、以下のと
おりである。 1.テーパー導入角度を二つ以上有し、L/Dが5より
も小さく、流出口に近いテーパー角度αが角度βよりも
大きい角度であり、かつ角度αが30°以下であること
を特徴とした紡糸口金である。
【0007】2. テーパー導入角度を二つ以上有し、
L/Dが5よりも小さく、流出口に近いテーパー角度α
が角度βよりも大きい角度であり、かつ角度αが30°
以下であり、紡糸口金内部に無電界金属メッキを施した
紡糸口金である。
【0008】3.テーパー導入角度を二つ以上有し、L
/Dが5よりも小さく、流出口に近いテーパー角度αが
角度βよりも大きい角度であり、かつ角度αが30°以
下であり、βが3°以上から15°以下である紡糸口金
である。
【0009】4.テーパー導入角度を二つ以上有し、L
/Dが5よりも小さく、流出口に近いテーパー角度αが
角度βよりも大きい角度であり、かつ角度αが30°以
下であり、孔径Dが0.1mm以上0.3mm以下であ
り、孔径D1が0.7mm以下である紡糸口金である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。まず、
本発明の紡糸口金の断面図の一例である図1について説
明する。長さL及び直径Dのキャピラリー部の流入口に
はテーパー角度が二段階、もしくはそれ以上設けてあ
る。流出口から離れる方向にしたがってテーパー角度は
小さくなり、流出口に近いテーパー角度αは角度βより
も大きい。また、テーパー角度が切り替わる境の直径を
D1と定義し、D1は小さいほど渦が発生する空間が小
さくなり不安定流動が起こり難く高吐出が可能であり、
D1は0.7mm以下が好ましい。
【0011】紡糸口金内部での流動不安定により発生す
る渦は、導入部のテーパー角度を小さくすることで解消
することが可能であり、流出口に近い導入部のテーパー
角度αは5°から30°の範囲が好ましい。しかしなが
ら、導入部のテーパー角度を極端に小さくすることは、
紡糸口金内部の機械加工上非常に困難となり、十分な加
工を施すことは困難である。十分な加工を施すことがで
きない場合、吐出不安定の原因となりうる。特にキャピ
ラリー導入部のテーパー角度αが10°以下になると精
度良く加工することは極めて困難となり生産コストが上
がるため、導入部のテーパー角度αは、更に好ましくは
10°から25°の範囲である。
【0012】導入部のテーパー角度を二段階、更には三
段階以上設けると、該導入部の入り口部での流動不安定
による発生する渦が生じにくくなり、導入部のテーパー
角度が一段階である場合と比較して高吐出が可能となり
好ましい。また、紡糸口金内部での流動不安定により発
生する渦は、キャピラリー導入部のテーパー角度αがテ
ーパー角度βよりも大きい角度であるとき発生しにくく
望ましい。テーパー角度βはテーパー角度αよりも小さ
い角度でも加工可能である。導入テーパー角度βもα同
様、小さいほうが紡糸口金内部での流動不安定による発
生する渦が生じにくく好ましい。テーパー角度βは5°
から15°の範囲が好ましく、更に好ましくは10°か
ら15°の範囲である。
【0013】導入部のテーパー角度を二段階設けた紡糸
口金については、国際公開特許WO97/41284号
公報に開示されており、導入部のテーパー角度について
は、図1中の導入部のテーパー角度αは、図1中のβよ
りも小さい。導入角度βが導入角度αと同じ場合は、導
入角度βと導入角度αが異なる場合と比較して、図2に
示した紡糸口金内部での流動不安定による発生する渦が
発生し易い。
【0014】導入部のテーパー角度において、テーパー
角度αとβの大きさと吐出安定性の関係は、角度αは角
度βよりも大きい方が、小さい時と比較して高吐出が可
能であるり、導入部のテーパー角度αは、角度βよりも
大きいほうが好ましい。また、テーパー角度αが大きい
ほど精度良い加工が可能であり、加工不十分のため生じ
る流動不安定によって発生する渦が抑制できるため、テ
ーパー角度βは、テーパー角度αよりも小さいことが望
ましい。
【0015】同時にテーパー角度が切り替わる境の直径
D1を極力小さくするほうが、テーパー角度が切り替わ
る付近で発生する流動不安定による渦の発生空間を狭め
ることができ、高吐出が可能である。D1は0.7mm
以下が好ましい。
【0016】紡糸口金内部での紡糸原液の流動安定性を
高めるため、L/Dを長くすることも有効であること
は、特開平7−3523号公報に開示されている。しか
しながら、L/Dを長くすることと流動不安定による発
生する渦は無関係である。また、L/Dを長くすると加
工費が上がり好ましくない。L/Dが5より小さい紡糸
口金を使用するのが好ましく、更に好ましくはL/Dが
3以下のものである。
【0017】更に紡糸口金内部をぬれ性の低い無電界金
属メッキ処理を施すことにより、壁面において生じる流
動抵抗を減少できる。この為高せん断速度をかけた時、
即ち高吐出時においても流動安定性が高まり、吐出不安
定になりにくい。メッキの金属としてはニッケル、銅、
すず、アルミニウムが好ましい。
【0018】また、この紡糸口金の孔形状は丸型のみに
限らない。孔径を重ねあわせることで図3に示したよう
な多葉形、十字形等の異型断面繊維製造用紡糸口金、更
には中空糸繊維製造用紡糸口金にも応用できる。
【0019】以下、本発明の紡糸口金を使用した溶剤紡
糸セルロース繊維の製造方法について説明する。セルロ
ースの平均重合度は、800程度の木材精製パルプを原
料として使用するのが好ましい。なお、高重合度のセル
ロースと低重合度のセルロースを混合した場合でも溶液
の調整は可能である。セルロースをNMMO水和物に溶
解させる場合、溶解時の温度は90〜135℃が好まし
い。また、セルロース濃度が5〜35wt%に調整する
と均一な溶解が可能であり、好ましくは10〜20wt
%である。セルロースの溶解に際し、セルロース重合度
の低下や、NMMOの分解を防ぐ目的で酸化防止剤を
0.1〜2.0wt%添加するのが望ましい。調整され
た紡糸原液は紡糸ヘッドへ送られ、ギヤポンプで計量さ
れスピンパックへ供給される。温度は90〜135℃が
好ましい。90℃未満では紡糸原液の粘度が高く、実質
的に吐出困難であり、135℃を超えると、酸化防止剤
を添加した紡糸原液においてもセルロース重合度が著し
く低下し好ましくない。紡糸原液中の異物を取り除くた
めにフィルトレーションを行うことは有効であり、スピ
ンパック中にサンドを用いたり、メッシュの金属フィル
ター等でのろ過が望ましい。
【0020】紡糸原液のセルロース濃度及び原料として
使用する精製パルプのセルロース平均重合度が異なる
と、紡糸原液の溶融粘度は異なるため、セルロース濃度
及びセルロース平均重合度が大きい場合程、粘度は上昇
し吐出不安定が起こり易くなる。また、紡糸温度は、1
00℃未満では吐出不安定が起こり易く、100℃以上
が好ましく、110℃がより好ましい。孔径Dは、0.
1mm以下では吐出不安定が起こり易く十分な吐出が困
難である為、0.15mm以上が好ましい。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の紡糸口金及びそれを使用し
た溶剤紡糸セルロース繊維の製造例について説明する。
紡糸原液の組成及びセルロース平均重合度の確認を下記
に示した方法で行った。
【0022】<セルロース重合度の評価方法>セルロー
スの重合度は、キュウブリ・エチレンジアミン法で測定
した。試料を0.0075〜0.0085g秤量し、キ
ュウブリ・エチレンジアミン溶液中に投入する。室温で
約30分攪拌し、完全に試料を溶解させた後、温度を2
0℃一定に保持して測定を行った。
【0023】<ドープ組成の評価方法>紡糸原液中の水
分率は、微量水分測定装置(平沼産業株式会社製、型式
AQ−7)にて測定した。試験片を約5g秤量し、無水
エタノール(99.5%)を約20ml加え、室温で一
晩静置した後、測定を行った。
【0024】紡糸原液中のセルロース濃度は、紡糸原液
の重量を測定した後、紡糸原液を良く水洗しセルロース
を析出さた。そして60℃で一昼夜乾燥した後の重量を
測定した。紡糸原液の重量と良く水洗しセルロースを析
出させ、60℃で一昼夜乾燥した後の重量の差でセルロ
ース濃度を算出した。
【0025】溶剤セルロース繊維の原料として、セルロ
ース平均重合度が、800の日本製紙製の木材精製パル
プを使用した。セルロースを日本乳化製のNMMO水和
物に溶解させる場合、減圧下でミキシングをおこなうこ
とでセルロース濃度が15wt%になるよう原料を投入
した。また、酸化防止剤として没食子酸n−プロピルを
0.25wt%添加した。温度110℃、減圧下で3時
間程度攪拌することで紡糸原液を得た。調整された紡糸
原液は紡糸ヘッドへ送られ、ギヤポンプで計量されスピ
ンパックへ供給され、本発明の紡糸口金を用いて吐出さ
せた。吐出時の温度は110℃一定に保持した。なお、
紡糸原液中の異物を取り除くためにメッシュの金属フィ
ルターを用いて紡糸口金直前のろ過を行った。
【0026】調整された紡糸原液のセルロース濃度及び
セルロース重合度を確認した結果、セルロース濃度は1
5.3wt%であり、セルロース重合度は489であっ
た。
【0027】<実施例1>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.2mm、D1=1.0mm、L/D=1、α=2
0°、β=10°である紡糸口金を温度110℃に保持
し、流動不安定が起こる限界の吐出量を測定した結果、
0.49g/minの吐出が可能であった。
【0028】<実施例2>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.2mm、D1=0.7mm、L/D=1、α=2
0°、β=10°である紡糸口金を温度110℃に保持
し、流動不安定が起こる限界の吐出量を測定した結果、
1.54g/minの吐出が可能であった。D1を小さ
くすることで高吐出が可能となった。
【0029】<実施例3>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.2mm、D1=0.5mm、L/D=1、α=2
0°、β=10°である紡糸口金を温度110℃に保持
し、流動不安定が起こる限界の吐出量を測定した結果、
1.94g/minの吐出が可能であった。D1を更に
小さくすることで更に高吐出が可能となった。
【0030】<実施例4>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.1mm、D1=0.5mm、L/D=1、α=2
0°、β=10°である紡糸口金を温度110℃に保持
し、流動不安定が起こる限界の吐出量を測定した結果、
0.14g/minの吐出が可能であった。
【0031】<実施例5>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.2mm、D1=0.5mm、L/D=1、α=2
0°、β=10°、紡糸口金内部に無電界ニッケル金属
メッキを施した紡糸口金を温度110℃に保持し、流動
不安定が起こる限界の吐出量を測定した結果、2.31
g/minの吐出が可能であった。紡糸口金内部に無電
界ニッケル金属メッキを施しすことで更に高吐出が可能
であった。
【0032】<実施例6>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.1mm、D1=0.5mm、L/D=1、α=2
0°、β=10°、紡糸口金内部に無電界ニッケル金属
メッキを施した紡糸口金を温度110℃に保持し、流動
不安定が起こる限界の吐出量を測定した結果、0.25
g/minの吐出が可能であった。
【0033】<比較例1>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.2mm、L/D=1、α=20°、β=0°の紡
糸口金を温度110℃に保持し、流動不安定が起こる限
界の吐出量を測定した結果、0.28g/minの吐出
が可能であった。
【0034】<比較例2>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.2mm、D1=0.5mm、L/D=0.1、α
=10°、β=60°である紡糸口金を温度110℃に
保持し、流動不安定が起こる限界の吐出量を測定した結
果、0.83g/minの吐出が可能であった。
【0035】<比較例3>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.1mm、D1=0.5mm、L/D=0.1、α
=10°、β=60°である紡糸口金を温度110℃に
保持し、流動不安定が起こる限界の吐出量を測定した結
果、0.13g/minの吐出が可能であった。
【0036】<比較例4>上記の紡糸原液を用いて、D
=0.2mm、L/D=15、α=20°、β=0°で
ある紡糸口金を温度110℃に保持し、流動不安定が起
こる限界の吐出量を測定した結果、0.31g/min
の吐出が可能であった。
【0037】
【表1】
【0038】表1に示すように、テーパー導入角度αが
βよりも大きい角度であり、D1が小さい実施例3及び
4とテーパー導入角度αがβよりも小さい角度である比
較例2及び3よりも優れていることが理解できる。さら
に無電界金属メッキ処理を施した紡糸口金を用いると極
めて高吐出が可能となり、比較例より大幅に優れている
ことが理解できる。また、L/Dが十分小さくても高吐
出が可能であることが理解できる。
【0039】
【発明の効果】本発明による紡糸口金を使用すると、紡
糸口金内部での不安定流動によって生じる渦が発生しに
くく、孔径Dが小さい場合においても高吐出が可能とな
り、大幅な生産性向上が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶剤セルロース繊維の紡糸口金の一例
の断面図である。
【図2】従来の紡糸口金でのメルトフラクチャー発生の
模式図である。
【図3】本発明の異型断面用紡糸口金及び中空用紡糸口
金の孔配列の一例である。
【符号の説明】
1… 紡糸口金 2… 流出口 3… テーパー角度が切り替わる境の孔径 4… 流出口に近いテーパー角度 5… 流出口に遠いテーパー角度 6… 流入口孔径 7… キャピラリー部の長さ 8… 孔径 9… メルトフラクチャー 10… 渦 11… 安定流 a… 多葉形 b… 十字形 c… 三角中空形

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーパー導入角度を二つ以上有し、L/D
    が5よりも小さく、流出口に近いテーパー角度αが角度
    βよりも大きい角度であり、かつ角度αが30°以下で
    あることを特徴とする紡糸口金。
  2. 【請求項2】紡糸口金内部に無電界金属メッキが施され
    たことを特徴とする請求項1記載の紡糸口金。
  3. 【請求項3】紡糸口金の角度βが3°以上から15°以
    下であることを特徴とする請求項1記載の紡糸口金。
  4. 【請求項4】紡糸口金の孔径Dが0.1mm以上0.3
    mm以下であり、テーパー角度が切り替わる直径D1が
    0.7mm以下であることを特徴とする請求項1記載の
    紡糸口金。
JP2000136837A 2000-05-10 2000-05-10 紡糸口金 Withdrawn JP2001316931A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106637435A (zh) * 2016-12-29 2017-05-10 中国纺织科学研究院 聚乙烯纤维、其连续稳定制备装置和连续稳定制备方法
JP2017179622A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 帝人株式会社 コポリパラフェニレン・3,4’−オキシジフェニレンテレフタルアミド繊維の製造方法

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