JP2001316146A - 再生骨材、該再生骨材の製造方法及び該再生骨材を用いたコンクリート組成物 - Google Patents

再生骨材、該再生骨材の製造方法及び該再生骨材を用いたコンクリート組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設廃棄物から得られるコンクリートを再生
骨材として用いることを可能とする骨材、該骨材の製造
方法及び該骨材を用いたコンクリート組成物を提供す
る。 【解決手段】 建設廃棄物として発生する原料コンクリ
ートから塩化物を電気化学的に除去することにより製造
される再生骨材を用いる。この再生骨材は、建設廃棄物
として発生する原料コンクリートを粉砕する工程と、原
料コンクリートから塩化物イオンを0.1%以下、好ま
しくは0.04%以下にまで除去する工程とを含む製造
方法により製造される。本発明はさらに、建設廃棄物と
して発生する原料コンクリートから塩化物イオンを電気
化学的に除去することにより製造される再生骨材を含有
するコンクリート組成物を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートに用
いる再生骨材、該再生骨材の製造方法及び該再生骨材を
用いたコンクリート組成物に関し、より詳細には、建設
廃棄物等から発生するコンクリート塊を再利用した骨
材、及び該骨材の製造方法、該骨材を用いたコンクリー
ト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建設廃棄物の処理問題及び天然資
源の枯渇化に関連して、建設廃棄物を再利用することが
社会的に要望されている。建設廃棄物の再利用方法とし
ては、建設廃棄物として発生するコンクリート塊から粗
骨材、細骨材といった骨材を再生して、いわゆる再生骨
材を製造し、この再生骨材を用いてコンクリート組成物
として再利用する方法を一例として挙げることができ
る。これまで、再生骨材を用いた再生コンクリートに関
して種々の検討がなされ、再生骨材の暫定品質基準が提
案されるに至っており、今後ますます需要が拡大するも
のと考えられる。
【0003】ところで、コンクリート建造物を解体する
ことに伴う建設廃棄物として排出されるコンクリート
は、種々の要因により劣化を生じ、その強度を低下させ
ることが知られている。この劣化の一例としては、コン
クリート構造物の塩害を挙げることができる。コンクリ
ートの塩害とは、コンクリート中に塩分がある程度以上
存在すると、コンクリートの中性化といった他の要因に
よる劣化を生じていない場合でも、コンクリート内部の
鉄筋が腐食してしまうことをいう。コンクリート中の塩
分量が多ければ多いほど腐食は早く、さらには鉄筋位置
のコンクリートが同時に中性化してしまうと鉄筋の腐食
はよりいっそう促進されてしまうことになる。
【0004】現在我が国においては、細骨材の相当量を
海砂に頼らなければならない状況にあり、この海砂は、
充分に洗浄することにより除塩して使用するべく、塩化
物総量規制が設けられている。この塩化物総量規制によ
れば、建築用骨材及び土木用骨材においては、塩化物量
は、NaCl換算で、0.1%以下、より好ましくは
0.04%以下とすることが好ましいとされている。
【0005】上述した建設廃棄物から得られるコンクリ
ートを再生骨材として使用する場合には、再生骨材の製
造方法の違いに応じて、再細生骨材では、それぞれI
種、II種、III種に分類し、再生粗骨材を、I種及
びII種に分類することが官公庁等により提案されてい
る。原料コンクリートに対して高度な処理を施して製造
されるI種再生骨材は、バージンの骨材と同程度の品質
を有しているが、II種、III種の再生細骨材又は再
生粗骨材は、骨材にモルタル分が多量に付着している場
合が多い。さらに、再生骨材は、建設廃棄物から得られ
る原料コンクリートの特性に大きく影響を受けることが
予測されるが、不都合なことに多くの場合には原料コン
クリートの素性、履歴は不明である。また、特に再生骨
材に付着しているモルタルが塩分を含有している場合に
は、海砂の塩分除去法のように水洗による塩分除去を行
うことができず、再生骨材として用いる際に、塩化物総
量規制に適合させることができない場合も生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の上記問題点に
鑑みなされたものであり、本発明は、特に建設廃棄物か
ら得られるコンクリートを再生骨材として用いることを
可能とするコンクリートに用いる骨材、該骨材の製造方
法及び該骨材を用いたコンクリート組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0007】また、本発明は特にモルタル分が付着した
原料コンクリートから塩分を除去することにより適切に
建築用・土木用骨材として使用可能な再生骨材、該骨材
の再生方法及び該骨材を用いたコンクリート組成物を提
供することを目的とする。
【0008】さらには、本発明は、原料コンクリートの
強度、中性化の進行具合、塩分含有量といった、原料コ
ンクリートの特性によらずに安定した性能を与えること
ができる再生骨材、該骨材の製造方法及び該骨材を用い
たコンクリート組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、本
発明の再生骨材、該再生骨材の製造方法、及び該再生骨
材を用いたコンクリート組成物を提供することにより達
成することができる。
【0010】本発明の請求項1の発明によれば、建設廃
棄物として発生する原料コンクリートから塩化物イオン
を電気化学的に除去することにより製造される再生骨材
が提供される。
【0011】本発明の請求項2の発明によれば、上記原
料コンクリートには、モルタル分が付着していることを
特徴とする再生骨材が提供される。
【0012】本発明の請求項3の発明によれば、上記モ
ルタル分に含まれる塩化物イオンを除去することを特徴
とする再生骨材が提供される。
【0013】本発明の請求項4の発明によれば、塩化物
イオンの電気化学的除去は、イオン交換樹脂製の隔膜を
用いて行われることを特徴とする再生骨材が提供され
る。
【0014】本発明の請求項5の発明によれば、上記塩
化物イオンが0.1%以下とされていることを特徴とす
る再生骨材が提供される。
【0015】本発明の請求項6の発明によれば、上記塩
化物イオンが0.04%以下とされていることを特徴と
する再生骨材が提供される。
【0016】本発明の請求項7の発明によれば、建設廃
棄物として発生する原料コンクリートを粉砕する工程
と、上記原料コンクリートから塩化物イオンを0.1%
以下にまで電気化学的に除去する工程とを含む再生骨材
の製造方法が提供される。
【0017】本発明の請求項8の発明によれば、上記塩
化物イオンは、0.04%以下とされていることを特徴
とする製造方法が提供される。
【0018】本発明の請求項9の発明によれば、上記原
料コンクリートには、モルタル分が付着していることを
特徴とする再生骨材の製造方法が提供される。
【0019】本発明の請求項10の発明によれば、塩化
物イオンの電気化学的除去は、イオン交換樹脂製の隔膜
を用いて行われることを特徴とする再生骨材の製造方法
が提供される。
【0020】本発明の請求項11の発明によれば、建設
廃棄物として発生する原料コンクリートから塩化物イオ
ンを電気化学的に除去することにより製造される再生骨
材を含有することを特徴とするコンクリート組成物が提
供される。
【0021】本発明の請求項12の発明によれば、塩化
物イオンの電気化学的除去は、イオン交換樹脂製の隔膜
を用いて行われることを特徴とするコンクリート組成物
が提供される。
【0022】前本発明の請求項13の発明によれば、記
塩化物イオンを0.1%以下とすることを特徴とするコ
ンクリート組成物が提供される。
【0023】本発明の請求項14の発明によれば、上記
塩化物イオンを0.04%以下とすることを特徴とする
コンクリート組成物が提供される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて説明
する。建築物の解体等に伴って発生する建設廃棄物とし
てのコンクリートには、多くの場合微粉末や、モルタル
分が付着している。このような場合、海砂を洗浄すると
同様な方法では、微粉末やモルタル分中に含有される塩
化物イオンClを充分な程度まで低下させることは困
難である。このような塩化物イオンClは、NaC
l,KCl,CaCl,MgClといった原料コン
クリートやモルタル分に含まれる可能性のある成分から
発生する。このような塩化物イオンClがコンクリー
ト中に存在すると、コンクリートの補強のために用いら
れる鉄筋が錆びることになり、コンクリートの劣化の問
題、いわゆる塩害を生じさせてしまうため、上述した微
粉末や、モルタル分中に含まれる塩化物イオンCl
は、可能な限り、特に塩化物総量規制以下とする必要
がある。
【0025】本発明の再生骨材は、建設廃棄物として発
生するコンクリートを、原料コンクリートとして用い
る。本発明においては、この原料コンクリートを粉砕機
等により骨材として利用可能な径へと粉砕して、粉砕コ
ンクリートとする。この際の再生骨材の径としては、細
骨材として用いる場合には、公称5mmのふるいでふる
ったときに85%重量以上がふるいを通過してしまう
径、及び粗骨材として用いる場合には、公称20mmの
ふるいでふるったときに、ふるい上にとどまるものが1
0重量%未満である径を挙げることができる。しかしな
がら、さらに大きな寸法の粗骨材であっても本発明によ
れば製造することが可能である。
【0026】本発明は、この粉砕コンクリートを、骨材
のストックヤード等の処理設備における電気分解槽中に
おいて、水中へと浸漬し、粉砕コンクリートから塩化物
を水中へと溶出させる。図1には、ストックヤード等と
いった場所において粉砕コンクリート1から塩化物イオ
ンを溶出させているところを示す。粉砕コンクリート1
から塩化物を溶出させる際には、攪拌、超音波による刺
激、昇温等を用いてさらに溶出効率を高めることも可能
である。
【0027】図2は、図1に示したようにして水中に溶
出した塩化物から発生した塩化物イオンClに対し、
電気分解処理を施しているところを示した図である。図
2においては、電気分解槽2中に貯留された水中には、
粉砕コンクリート1から溶出した塩化物から発生した塩
化物イオンClが溶存しているのが示されている。図
2においては、この電気分解槽2中に電気分解用電極
3,4が浸漬され、これらの電気分解用電極3,4が電
源5へと接続されているのが示されている。この電気分
解用電極3,4は、具体的には炭素鋼といった材料から
形成することができる。また、この電気分解用電極3,
4を形成するための材料としては、炭素鋼以外にもニッ
ケル、黒鉛、酸化鉄、酸化鉛、白金、パラジウム、コバ
ルト、鉄、亜鉛、錫、といった材料から適宜選択して用
いることもでき、さらにはこれらの材料から得られるい
かなる合金であっても用いることが可能である。また、
炭素鋼といった電極材料の表面に電気分解工程を阻害し
ない範囲で黒鉛、金属酸化物、有機材料といった物質に
よりコーティングを施して用いることも可能である。
【0028】また、図2においては、電気分解用電極
3,4は、1対のみが示されているが、複数の電極を並
列に接続してさらに効率を向上させることもできる。図
3は、複数の電極を用いる場合の電極構成を示した図で
ある。図3(a)は、陽極6と陰極7とを、複数並列配
置した電極構成を示した上面図であり、図3(b)は、
陽極6と陰極7とを直列とした複極式の電極配置を示し
た上面図である。本発明においては、図3に示したいず
れの電極構成でも用いることが可能であり電極構成につ
いては、作業性、効率といった点を考慮して適宜選択す
ることができる。
【0029】図4は、図2に示した電気分解槽2中にお
いて、電気分解用電極3,4に電圧を加えた場合の塩化
物イオンClの移動を示した図である。図4(a)
は、電気分解槽2中における塩化物イオンClの挙動
を示した概略図であり、図4(b)は、粉砕コンクリー
ト1に付着したモルタル分MOL中の塩化物イオンCl
が除去されるのを示した拡大図である。図4に示した
塩化物イオンClは、電気分解槽2中に形成された電
場に応じて陽極3へと移動し、また、例えばNa 、C
2+といった陽イオンは、陰極4へと移動する。同時
に図4(b)に示されるように粉砕コンクリート1に付
着しているモルタル分MOLに含まれている塩化物イオ
ンClについても電気分解槽2中に貯留された水中へ
と溶出し、電気化学的に除去することが可能となる。電
気化学的な反応について説明すると、陽極3において
は、塩化物イオンClがClとされ、陰極4におい
ては主として水が電気分解されて、水素Hが発生す
る。これに伴って陰極4では、水酸化物イオンOH
発生することになる。図示しないものの、これらの気体
生成物を捕集するための手段を、電極付近に配置するこ
とも可能であるし、電気分解槽2を外部から遮断して電
気分解槽2に対して図示しない捕集装置を取り付けるこ
とも可能である。
【0030】上述した電気分解による塩化物イオンCl
の除去は、粉砕コンクリート1中の塩化物イオンCl
濃度が、塩化物総量規制値に適合するようになるまで
連続して行われる。この際の塩化物総量規制値は、より
長期にわたり塩害の抑制を行うためには建築用骨材及び
土木用骨材とも、骨材に対して0.04%(NaCl換
算値)以下とすることにより骨材として用いることが可
能ではあるが、建築用骨材及び土木用骨材とも、骨材に
対して0.1%(NaCl換算値)以下とすることで骨
材として用いることができるようになる。このような塩
化物量は、種々の方法により測定することができ、詳細
には、日本建築学会により定められているJASS
5、コンクリート示方書(土木学会)、JIS A 5
308(レディーミクストコンクリート)、及びJIS
K 0102(工場排水試験方法)、JIS K 0
122(イオン電極通則)、JIS K 0127(イ
オンクロマトグラフ分析通則)に規定されている。
【0031】塩素イオン濃度を測定するために用いるこ
とができる方法を具体的に例示すると、電気滴定方法、
電量分析方法、イオン電極濃度測定方法、分光光度計に
よる吸光度分析、蛍光X線分析(RIを含む)、質量分
析(適宜ガスクロマトグラフィー(GC)、高速液体ク
ロマトグラフィー(LC)、ICPと組み合わせること
が可能である。)、イオンクロマトグラフィーの他、モ
ール法、フォルハルト法、ファヤンス法等を挙げること
ができる。具体的な測定としてモール法による塩化物イ
オン含有量の測定方法を以下に具体的に説明する。
【0032】(モール法による塩化物含有量の測定)再
生骨材約1kgを絶乾状態として放冷後、200gを秤
量する。これに蒸留水200mlを加え、再生骨材中の
塩化物を完全に抽出する。抽出液50mlにクロム酸カ
リウム溶液(クロム酸カリウム25gを500mlの蒸
留水に溶解したもの)1mlを加えた後、0.1N硝酸
銀水溶液で滴定し、滴定量(Cml)から次式を用いて
再生骨材中の塩化物イオン重量を重量%として求める。
【0033】
【数1】
【0034】上述のようにして塩化物イオンClが、
所定量以下とされた後、粉砕コンクリート1を水中から
回収し、乾燥させることにより本発明の再生骨材を得
る。この際、電気分解をより効率的に行うため、バッチ
式の電気分解槽ではなく、流動床を用いた連続式の電気
分解槽を用いることも可能である。
【0035】上述した電気分解工程において、NaCl
以外にKCl,CaCl,MgClといったイオン
が含有されている場合であっても、陰極4において発生
する電気化学的プロセスはほとんど同様のものであるた
め、塩化物イオンClは、陽極3側へと引き寄せら
れ、塩素Clとなる。このため各イオンの移動度は多
少異なるものの電圧を制御することにより、電解水溶液
中に溶解した塩化物イオンClを安定して除去するこ
とが可能となる。すなわち、本発明は、海砂といった骨
材の洗浄工程に一工程を加えることにより、又は一工程
を代替することにより、効率よく、かつ容易に塩化物イ
オンClの除去を行うことを可能とする。
【0036】図5には、本発明に用いる電気分解工程の
変更例を示す。本発明に用いる電気分解工程の変更例で
は、陽極3及び陰極4の間に少なくとも1枚のイオン交
換樹脂製の隔膜8を用いる。この隔膜8は、各イオンの
一方向的な移動を可能とさせると共に、陽極3付近で発
生する塩素と、水酸化ナトリウムとが混合して形成され
る次亜塩素酸ナトリウムNaClOの形成を防止するた
めに用いることができる。さらに、イオン交換樹脂の種
類を選択することにより、陰極4においてイオン化傾向
の小さな金属が析出することによる電気分解条件の変動
を防ぎ、より安定した塩化物イオンClの除去を可能
とすることができる。イオン交換樹脂としては、陽イオ
ン交換樹脂を用いることが陽イオンを除去するために好
ましいが、適宜陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂
を組み合わせて用いることも可能である。
【0037】また、イオン交換樹脂製の隔膜8は、図3
に示した電極構成と共に用いることも可能であり、図3
に示した電極構成と共にイオン交換樹脂を用いることに
より、よりいっそう製造効率を向上させることが可能と
なる。さらには、塩化物イオンClと共存する可能性
がある陰イオンについても、適宜条件を設定することに
より除去することが可能である。また、カルシウムイオ
ンCa2+等の陽イオンは陰極4付近に濃縮されるの
で、キレート化剤といった化合物により捕捉させること
により、陰極4の急速な劣化を防止することも可能であ
るし、塩化物イオンClを気体のClとすることな
く、陽極3付近に濃縮させつつ、可能な場合には吸着
剤、又は吸収剤等により捕捉させることにより、塩素の
発生を防止させることもでき、塩素用の捕捉装置を用い
ずに本発明の再生骨材の製造を行うことも可能である。
【0038】図6は、本発明のイオン交換樹脂製の隔膜
8の配置方法を変更した本発明の電気分解工程の第2の
変更例を示す。図6に示される電気分解工程では、イオ
ン交換樹脂製の隔膜8は、電気分解槽2の底部にまで延
ばされていて、電極3,4から見て隔膜8の内側に粉砕
コンクリート1が収容されている。電極3,4は、塩化
物イオンClを含んだ水中に浸漬されていて、電気分
解により塩化物イオンを除去する構成とされている。こ
のような構成とすることにより、陰極4における陽イオ
ンの析出といった原因による電気分解特性の変動を抑え
ることも可能である。
【0039】本発明により得られる再生骨材は、従来の
川砂、海砂、砂利といった細骨材及び粗骨材と同様にし
て用いて、コンクリート組成物を製造することが可能で
ある。この際、コンクリート組成物の製造方法として
は、これまで知られたいかなる方法でも用いることがで
きる。また、本発明の再生骨材は、普通ポルトランドセ
メント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトラン
ドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポ
ルトランドセメント、シリカセメント、フライアッシュ
セメント、高炉セメント、超速硬セメント、白色ポルト
ランドセメント、混合セメント、アルミナセメント、マ
グネシアセメント等と適宜混合して用い、コンクリート
組成物とすることができる。このコンクリート組成物に
対しては、海砂、山砂、川砂、陸砂、砕砂、高炉スラ
グ、川砂利、山砂利、陸砂利、海砂利、砕石、鉱滓とい
った従来用いられている骨材を適宜混合して用いること
も可能である。
【0040】さらに本発明の再生骨材は、原料コンクリ
ートとしてすでに再生骨材を用いて形成されたコンクリ
ートを用いることも可能であり、このような再生骨材を
含んだ原料コンクリートから再生骨材を再度形成して、
再生骨材として再びコンクリート組成物に繰り返し適用
することを可能とし、より省資源化を図ることを可能と
する。
【0041】さらに発明のコンクリート組成物には、A
E剤、減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、高性能AE
減水剤、流動化剤、防錆剤、起泡剤、フライアッシュや
高炉スラグといった混和剤、膨張剤等を適宜添加して用
いることができる。
【0042】
【発明の効果】上述したように、本発明の再生骨材、該
再生骨材の製造方法、及び該再生骨材を用いたコンクリ
ート組成物によれば、特に建設廃棄物から得られるコン
クリートを再生骨材として用いることが可能となる。
【0043】また、本発明の再生骨材の製造方法によれ
ば、海砂等従来の骨材の洗浄工程に一つの工程を加える
のみで容易、かつ効率的に塩化物イオンClを除去す
ることを可能とする。
【0044】また、本発明は特にモルタル分が付着した
原料コンクリートから塩分を除去することにより適切に
建築用・土木用骨材として使用可能な再生骨材、該骨材
の再生方法及び該骨材を用いたコンクリート組成物を提
供することが可能となる。
【0045】これまで本発明を実施例をもって説明して
きたが、本発明は、上述した実施例に制限されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における塩化物の溶出を示した図。
【図2】本発明における電気分解工程を示した図。
【図3】本発明に用いることができる電極構成を示した
図。
【図4】本発明における塩化物イオンの移動を示した
図。
【図5】本発明の電気分解工程の変更例を示した図。
【図6】本発明の電気分解工程の第2の変更例を示した
図。
【符号の説明】
1…粉砕コンクリート 2…電気分解槽 3…陽極 4…陰極 5…電源 6…陽極 7…陰極 8…隔膜 MOL…モルタル分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C04B 111:10 B09B 5/00 ZABF (72)発明者 宮下 剛士 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 小林 利充 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 金川 基 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA33 BA02 CA04 CA44 CB03 DA03 DA10 4D061 DA10 DB18 DC13 DC19 EA02 EA09 EB02 EB04 EB13 EB14 EB28 EB29 EB30 EB31 4G012 PA30 PC13

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設廃棄物として発生する原料コンクリ
    ートから塩化物イオンを電気化学的に除去することによ
    り製造される再生骨材。
  2. 【請求項2】 前記原料コンクリートには、モルタル分
    が付着していることを特徴とする請求項1に記載の再生
    骨材。
  3. 【請求項3】 前記モルタル分に含まれる塩化物イオン
    を除去することを特徴とする請求項2に記載の再生骨
    材。
  4. 【請求項4】 塩化物イオンの電気化学的除去は、イオ
    ン交換樹脂製の隔膜を用いて行われることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の再生骨材。
  5. 【請求項5】 前記塩化物イオンが0.1%以下とされ
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに
    記載の再生骨材。
  6. 【請求項6】 前記塩化物イオンが0.04%以下とさ
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つ
    に記載の再生骨材。
  7. 【請求項7】 建設廃棄物として発生する原料コンクリ
    ートを粉砕する工程と、 前記原料コンクリートから塩化物イオンを0.1%以下
    にまで電気化学的に除去する工程とを含む再生骨材の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記塩化物イオンは、0.04%以下と
    されていることを特徴とする請求項7に記載の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記原料コンクリートには、モルタル分
    が付着していることを特徴とする請求項7又は8に記載
    の再生骨材の製造方法。
  10. 【請求項10】 塩化物イオンの電気化学的除去は、イ
    オン交換樹脂製の隔膜を用いて行われることを特徴とす
    る請求項7〜9のいずれか1つに記載の再生骨材の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 建設廃棄物として発生する原料コンク
    リートから塩化物イオンを電気化学的に除去することに
    より製造される再生骨材を含有することを特徴とするコ
    ンクリート組成物。
  12. 【請求項12】 塩化物イオンの電気化学的除去は、イ
    オン交換樹脂製の隔膜を用いて行われることを特徴とす
    る請求項11に記載のコンクリート組成物。
  13. 【請求項13】 前記塩化物イオンを0.1%以下とす
    ることを特徴とする請求項11又は12のいずれか1つ
    に記載のコンクリート組成物。
  14. 【請求項14】 前記塩化物イオンを0.04%以下と
    することを特徴とする請求項11又は12のいずれか1
    つに記載のコンクリート組成物。
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