JP2001315955A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2001315955A JP2000135848A JP2000135848A JP2001315955A JP 2001315955 A JP2001315955 A JP 2001315955A JP 2000135848 A JP2000135848 A JP 2000135848A JP 2000135848 A JP2000135848 A JP 2000135848A JP 2001315955 A JP2001315955 A JP 2001315955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合流時に物品が衝突することを適切に防止で
きる搬送装置を提供する。 【解決手段】 搬送装置は、物品入口部5a,5b,5c,5d
から搬入された物品Aを搬送途中で合流させて一つの共
通物品出口部7から搬出する合流搬送手段2を備えてい
る。この合流搬送手段2の物品入口部5a,5b,5c,5dの
各々に対応させてストッパ手段31a,31b,31c,31dを設
けた。各ストッパ手段31a,31b,31c,31dは、合流搬送
手段2にて搬送中の物品Aと係合して物品Aの移動を強
制的に規制する規制状態となる。各ストッパ手段31a,3
1b,31c,31dは、合流搬送手段2にて搬送中の物品Aと
係合不可能な位置に位置して、物品Aの移動を可能にす
る退避状態にもなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を搬送途中で
合流させる合流搬送手段を備えた搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の搬送装置は、例えば、互いに平行
状に並んで位置する複数の搬入コンベヤを有する搬入側
搬送手段を備えている。また、この搬入側搬送手段に
は、複数の物品入口部および共通物品出口部を有する合
流搬送手段が連設されており、この合流搬送手段は、搬
入コンベヤにて物品入口部から搬入された物品を搬送途
中で合流させ、その後、物品を一個づつ共通物品出口部
から順次搬出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、このような構
成の搬送装置では、例えば、合流搬送手段による合流時
に物品が衝突することを避けなければならない。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、合流時に物品が衝突することを適切に防止できる
搬送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の搬送装置
は、複数の物品入口部および共通物品出口部を有し、前
記物品入口部から搬入された物品を搬送途中で合流させ
て前記共通物品出口部から搬出する合流搬送手段と、前
記物品入口部の各々に対応して設けられ、前記合流搬送
手段にて搬送中の物品の移動を強制的に規制する規制状
態および前記合流搬送手段にて搬送中の物品の移動を可
能にする退避状態になる複数のストッパ手段とを備えて
いるものである。
【0006】そして、この構成では、規制状態および退
避状態になるストッパ手段で共通物品出口部に向う物品
のタイミングをずらすことが可能となり、合流搬送手段
による合流時に物品が衝突することを適切に防止可能で
ある。
【0007】請求項2記載の搬送装置は、複数の搬入コ
ンベヤを有する搬入側搬送手段と、この搬入側搬送手段
に連設され、前記搬入コンベヤに対応した複数の物品入
口部および共通物品出口部を有し、前記搬入コンベヤに
て前記物品入口部から搬入された物品を搬送途中で合流
させて前記共通物品出口部から搬出する合流搬送手段
と、前記物品入口部の各々に対応して設けられ、前記合
流搬送手段にて搬送中の物品の移動を強制的に規制する
規制状態および前記合流搬送手段にて搬送中の物品の移
動を可能にする退避状態になる複数のストッパ手段とを
備えているものである。
【0008】そして、この構成では、規制状態および退
避状態になるストッパ手段で共通物品出口部に向う物品
のタイミングをずらすことが可能となり、合流搬送手段
による合流時に物品が衝突することを適切に防止可能で
あり、また、合流搬送手段の上流の搬入側搬送手段の各
搬入コンベヤで物品の切り出しをする必要がない。
【0009】請求項3記載の搬送装置は、請求項1また
は2記載の搬送装置において、合流搬送手段は、複数の
ストッパ手段と離間対向した状態で前記合流搬送手段の
搬送方向と交差する傾斜方向に沿って位置し、前記複数
のストッパ手段から解かれた物品の移動方向を変化させ
て物品を下流の共通物品出口部に向けて一列状に案内す
る物品案内手段を有し、前記複数のストッパ手段は、前
記物品案内手段と対応して前記合流搬送手段の搬送方向
と交差する傾斜方向に沿って並んで位置し、これらの並
んで位置する複数のストッパ手段の互いに隣り合うスト
ッパ手段は、前記合流搬送手段の搬送方向上流側に位置
する一方のストッパ手段から解かれた物品が前記物品案
内手段の前記合流搬送手段の搬送方向下流側に位置する
他方のストッパ手段との対向位置まで移動するのに要す
る時間が、前記他方のストッパ手段から解かれた物品が
前記物品案内手段の前記他方のストッパ手段との対向位
置まで移動するのに要する時間より長い時間になる位置
に設定されているものである。
【0010】そして、この構成では、物品案内手段と対
応して合流搬送手段の搬送方向と交差する傾斜方向に沿
って並んで位置する複数のストッパ手段を一斉に規制状
態または退避状態にするだけで、合流時の物品の衝突を
回避可能である。
【0011】請求項4記載の搬送装置は、請求項1ない
し3のいずれかに記載の搬送装置において、ストッパ手
段は、接離移動可能に設けられ、互いに接近する方向に
所定距離だけ移動して規制状態となり、互いに離反する
方向に所定距離だけ移動して退避状態になる対をなすス
トッパ体と、これらの対をなすストッパ体を接離移動さ
せる駆動手段とを有しているものである。
【0012】そして、この構成では、駆動手段からの駆
動力で接離移動して規制状態および退避状態になる対を
なすストッパ体で、共通物品出口部に向う物品のタイミ
ングを確実にずらすことができるため、合流搬送手段に
よる合流時に物品が衝突することをより一層適切に防止
可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の搬送装置の一実施
の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0014】図1および図2において、1は搬入側搬送
手段で、この搬入側搬送手段1にはこの搬入側搬送手段
1の下流位置に合流搬送手段2が連設され、この合流搬
送手段2にはこの合流搬送手段2の下流位置に搬出側搬
送手段3が連設されている。
【0015】そして、搬入側搬送手段1にて合流搬送手
段2の複数、例えば四つの物品入口部5a,5b,5c,5dか
ら搬入された複数列状の物品Aは、合流搬送手段2の搬
送面6上で合流して一列状となり、その合流後、合流搬
送手段2の例えば一つの共通物品出口部7から搬出側搬
送手段3に搬出され、搬出側搬送手段3にて図示しない
次の工程に一個つづ搬送される。
【0016】なお、搬送対象物である物品Aは、図3に
示されるように、例えば、六つのアイスクリーム等の食
品A1がのせられたトレイであり、このトレイは上面が
開口した浅い箱形状に形成され、六つの半球形状の収容
凹部A2有している。
【0017】搬入側搬送手段1は、図1および図2に示
すように、第1の搬送部11を有し、この第1の搬送部11
には第2の搬送部12が連設されており、この第2の搬送
部12は第1の搬送部11の下流に位置している。これらの
第1の搬送部11および第2の搬送部12は、いずれも互い
に平行状に並んで位置する複数、例えば四つの比較的幅
細で細長形状のベルトコンベヤ等の搬入コンベヤ15a,1
5b,15c,15dを有している。
【0018】また、これらの搬入コンベヤ15a,15b,15
c,15dの各々は、互いに離間対向した細長形状の一対の
フレーム16,16を有し、これらの両フレーム16の長手方
向の両端部間には回転体としての従動ローラ17,17が回
転可能に架け渡され、これらの両従動ローラ17および駆
動ローラ17a間には無端体としての搬送ベルト18が所定
の緊張力で巻き掛けられている。そして、この搬送ベル
ト18は、駆動手段としてのモータ19からの駆動力で走行
して物品Aを載置状態で搬送する。
【0019】さらに、第2の搬送部12の三つの搬入コン
ベヤ15a,15b,15cは、両フレーム16の搬送終端側の一
端部に一対のガイド部材20,20が突出形成されており、
これらの両ガイド部材20は合流搬送手段2の搬送面6の
搬送始端部上に位置している。各搬入コンベヤ15a,15
b,15cのガイド部材20の突出長さは、互いに異なってお
り、第2の搬送部12の幅方向の一端から他端に向うに従
って順に短くなっている。なお、第2の搬送部12の幅方
向の他端、すなわち図1中、第2の搬送部12の下端に位
置する搬入コンベヤ15dのフレーム16にはガイド部材20
は形成されていない。
【0020】合流搬送手段2は、比較的幅広状のベルト
コンベヤ等の合流コンベヤ等で、複数の脚部材21にて支
持された細長形状の一対のフレーム22,22を有し、これ
らの両フレーム22は、互いに離間対向して位置してい
る。これらの両フレーム22の長手方向の両端部間には回
転体としての従動ローラ23,23が回転可能に架け渡さ
れ、これらの両従動ローラ23および駆動ローラ23a間に
は無端体としての幅広搬送ベルト25が所定の緊張力で巻
き掛けられている。
【0021】そして、この幅広搬送ベルト25は、駆動手
段としてのモータ26からの駆動力で走行することによ
り、搬入コンベヤ15a,15b,15c,15dから物品入口部5
a,5b,5c,5dを介して搬入された複数列状の物品Aを
搬送面6上に載置して搬送する。なお、幅広搬送ベルト
25の上側部分の往路面部の上面にて搬送面6が形成さ
れ、この搬送面6の搬送始端部の上方位置の空間部にて
物品入口部5a,5b,5c,5dが形成され、これらの物品入
口部5a,5b,5c,5dは搬送面6の搬送方向と交差する方
向に並んで位置している。
【0022】また一方、幅広搬送ベルト25の搬送始端側
の上方位置には、物品入口部5a,5b,5c,5dの各々に対
応した状態で複数のストッパ手段31a,31b,31c,31dが
設けられている。
【0023】これらのストッパ手段31a,31b,31c,31d
は、幅広搬送ベルト25の搬送方向と直交する方向に沿っ
て位置せず、搬入コンベヤ15a,15b,15cのガイド部材2
0の突出長さに応じて幅広搬送ベルト25の搬送方向と所
定角度だけ傾斜した傾斜方向に沿って並んで位置してい
る。
【0024】すなわち、ストッパ手段31a,31b,31c,3
1dは、対応する物品入口部5a,5b,5c,5dからの離間距
離が互いに異なった状態で位置している。なお、これら
のストッパ手段31a,31b,31c,31dは、幅広搬送ベルト
25の搬送方向と交差する傾斜方向に沿って並んだ複数、
例えば四つが一組となっており、この一組のストッパ手
段31a,31b,31c,31dが幅広搬送ベルト25の搬送方向に
例えば二つ並んでいる。そして、これらの二組のストッ
パ手段31a,31b,31c,31dのうち、搬送方向上流側に位
置する一方の組のストッパ手段31a,31b,31c,31dは、
搬入コンベヤ15a,15b,15cのガイド部材20のガイド終
端側である一端部の近傍に位置している。
【0025】ここで、ストッパ手段31a,31b,31c,31d
の各々は、図1および図3に示すように、一対の駆動手
段としてのエアーシリンダ32a,32bを有し、これらのエ
アーシリンダ32a,32bは、両フレーム22間に架け渡され
た支持フレーム33に、基端面が互いに向き合った状態で
水平状に支持され、互いに異なる方向を向いた先端面か
らは進退可能なロッド35a,35bが突出している。
【0026】また、各ロッド35a,35bの先端部には、ロ
ッド35a,35bの軸方向に直交する方向である水平方向に
長手方向を有する断面略L字形状の可動枠体36a,36bが
固着されており、この可動枠体36a,36bの長手方向の両
端部には、上下方向に長手方向を有する複数、例えば二
つ断面円形で細長棒状の連結体37の上端部が取り付けら
れ、これらの連結体37の下端部には水平方向に長手方向
を有する細長形状で断面矩形状の角鉄ガイド等のストッ
パ体39a,39bが取り付けられている。
【0027】さらに、これらの両ロッド35a,35bに可動
枠体36a,36bおよび連結体37を介して吊持された接離移
動可能な左右一対のストッパ体39a,39bは、対応する搬
入コンベヤ15a,15b,15c,15dの下流位置で所定の離間
距離をもって離間対向した状態で位置し、物品Aの移動
方向に向って間隔が狭くなっている。
【0028】すなわち、これらの両ストッパ体39a,39b
は、互いの離間距離が幅広搬送ベルト25の搬送方向であ
る物品Aの移動方向の上流から下流に向って減少したハ
の字状態に設定されて位置している。また、これらの両
ストッパ体39a,39bの互いに対向する側の内側面には、
幅広搬送ベルト25の搬送方向下流側の一端側の位置に、
表面が比較的平滑状のガイド係合面部40が形成されてい
る。
【0029】そして、両ストッパ体39a,39bは、エアー
シリンダ32a,32bのロッド35a,35bの進退に基づいて互
いに接近する方向および互いに離反する方向に接離移動
し、その結果、合流搬送手段2の搬送面6にて搬送中の
物品Aと当接係合して物品Aの移動を強制的に規制する
規制状態と合流搬送手段2にて搬送中の物品Aの移動を
可能にする退避状態との間で移動する。
【0030】すなわち、エアーシリンダ32a,32bのロッ
ド35a,35bの進出時には、両ストッパ体39a,39bは、図
4に示すように、物品Aと係合可能な位置に位置し、両
ストッパ体39a,39bのガイド係合面部40が物品Aの移動
位置上に進出している。そして、両ガイド係合面部40,
40は、合流搬送手段2の搬送面6にて移動してきた物品
Aの先端側の幅方向の両端面を案内しながら、この物品
Aの移動方向の先端側を圧縮方向に徐々に変形させて、
この物品Aを停止させる。すなわち、合流搬送手段2の
搬送面6にて移動してきた物品Aは、ガイド係合面部40
との接触面積が増大するに従って、徐々に速さが遅くな
り、最終的にはその物品Aの先端側の角部が両ストッパ
体39a,39bのガイド係合面部40,40に当接した状態で停
止する。
【0031】一方、エアーシリンダ32a,32bのロッド35
a,35bの後退時には、両ストッパ体39a,39bは、図5に
示すように、物品Aから離されて物品Aと当接しない係
合不可能な位置に位置し、両ストッパ体39a,39bのガイ
ド係合面部40は物品Aの移動位置上から後退している。
このため、物品Aは、合流搬送手段2の搬送面6にて押
されて再発進し、ストッパ体39a,39bにて移動規制され
ることなく、両ストッパ体39a,39bの間の空間部を通過
して搬送されていく。
【0032】なお、両エアーシリンダ32a,32bは、コン
トローラ等の制御手段38にて制御されることで、所定時
に作動してロッド35a,35bを進退させる。すなわち、制
御手段38は、組をなす四つのストッパ手段31a,31b,31
c,31dのそれぞれのロッド35a,35bを一斉に同時に進退
させ、これらの四つのストッパ手段31a,31b,31c,31d
を一斉に規制状態または退避状態にする。
【0033】さらに、幅広搬送ベルト25の搬送終端側の
上方位置には、図1に示すように、物品Aの移動方向を
変化させることで物品Aを合流させる物品案内手段とし
てのスクレーパ41が設けられている。このスクレーパ41
は、一側面が開口した細長箱形状の収容手段としてのケ
ース体42を有し、このケース体42は、一方のフレーム22
から搬送面6上に突出形成された複数の支持アーム43に
支持されて、幅広搬送ベルト25の搬送方向に対して所定
角度、例えば30度だけ傾斜した傾斜方向に沿って位置
している。
【0034】また、このケース体42内の長手方向の両端
位置には、軸方向が上下方向に一致した回転体としての
ローラ45,45が回転可能に取り付けられており、これら
の両ローラ45には無端体としての搬送ベルト46が所定の
緊張力で巻き掛けられている。
【0035】そして、この搬送ベルト46は、図示しない
モータ等の駆動手段からの駆動力で走行することによ
り、ストッパ手段31a,31b,31c,31dからの物品Aの向
きを変化させながら、この物品Aを走行中の幅広搬送ベ
ルト25とともに下流の共通物品出口部7に向けて一列状
に案内搬送する。
【0036】その後、このスクレーパ41の搬送ベルト46
の搬送終端から離された物品Aは、共通物品出口部7を
通過して、ベルトコンベヤ等にて構成された搬出側搬送
手段3の無端体としての幅狭搬送ベルト50の搬送面51上
に搬出される。そして、この物品Aは、幅狭搬送ベルト
50の搬送面51上に載置されて搬送される。
【0037】なお、スクレーパ41とストッパ手段31a,3
1b,31c,31dとの位置関係は、複数のストッパ手段31
a,31b,31c,31dは、スクレーパ41と対応して合流搬送
手段2の搬送方向と交差する傾斜方向に沿って並んで位
置している。また、これらの並んで位置する複数のスト
ッパ手段31a,31b,31c,31dの互いに隣り合うストッパ
手段31a,31b同士は、合流搬送手段2の搬送方向上流側
に位置する一方のストッパ手段31bから解かれた物品A
がスクレーパ41の合流搬送手段2の搬送方向下流側に位
置する他方のストッパ手段31aとの対向位置まで移動す
るのに要する時間が、他方のストッパ手段31aから解か
れた物品Aがスクレーパ41のこの他方のストッパ手段31
aとの対向位置まで移動するのに要する時間より長い時
間になる位置に設定されている。なお、互いに隣り合う
ストッパ手段31b,31c同士、互いに隣り合うストッパ手
段31c,31d同士についても、同様の位置に設定されてい
る。そして、この結果、ストッパ手段31a,31b,31c,3
1dが一斉に物品Aの移動を可能にする退避状態になり、
これらのストッパ手段31a,31b,31c,31dから物品Aが
同時に解かれても、スクレーパ41による案内中に物品A
同士が衝突することがない。
【0038】次に、上記一実施の形態の動作を説明す
る。
【0039】搬入側搬送手段1の搬入コンベヤ15a,15
b,15c,15dから、合流搬送手段2の搬送面6上に搬入
された物品Aは、規制状態にあるストッパ手段31a,31
b,31c,31dのストッパ体39a,39bと係合すると、ガイ
ド係合面部40との接触面積が増大するに従って徐々に速
さが遅くなり、物品Aの先端側の角部が両ストッパ体39
a,39bのガイド係合面部40,40に当接して移動規制され
て停止する。なお、搬送方向下流側に位置するストッパ
手段31a,31b,31c,31dにて物品Aの移動が規制されて
いる場合には、搬送方向上流側に位置するストッパ手段
31a,31b,31c,31dにて物品Aの移動が規制される。
【0040】その後、制御手段38の制御でエアーシリン
ダ32a,32bが作動してストッパ手段31a,31b,31c,31d
のストッパ体39a,39bが規制状態から退避状態になる
と、両ストッパ体39a,39bのガイド係合面部40は物品A
の移動位置上から後退して移動の規制が解かれ、その結
果、物品Aは合流搬送手段2の搬送面6にて押されて再
発進し、両ストッパ体39a,39bの間の空間部を通過して
搬送されていく。
【0041】次いで、ストッパ手段31a,31b,31c,31d
のストッパ体39a,39bからリリースされた物品Aは、合
流搬送手段2の搬送面6にて搬送された後、スクレーパ
41の搬送ベルト46に当接して移動方向の向きが変換さ
れ、この搬送ベルト46の往路面に沿って幅広搬送ベルト
25とともに下流の共通物品出口部7に向けて一列状に搬
送される。
【0042】その後、スクレーパ41の搬送ベルト46の搬
送終端から離された物品Aは、共通物品出口部7を通過
して、搬出側搬送手段3の幅狭搬送ベルト50の搬送面51
上に搬出され、この幅狭搬送ベルト50の搬送面51上に載
置されて搬送される。
【0043】このようにして、上記一実施の形態によれ
ば、エアーシリンダ32a,32bが作動に基づいて規制状態
および退避状態になるストッパ手段31a,31b,31c,31d
のストッパ体39a,39bで、一つの共通物品出口部7に向
う物品Aのタイミングをずらすことができるため、合流
搬送手段2による合流時に、合流搬送手段2の搬送面6
上で物品Aが互いに衝突することを適切に防止できる。
よって、物品A同士が衝突して物品Aであるトレイから
アイスクリーム等の食品A1が収容凹部A2から飛び出す
こと等を防止できる。
【0044】また、合流搬送手段2の上流の搬入側搬送
手段1の各搬入コンベヤ15a,15b,15c,15dで、物品A
の切り出しをする必要がなく、搬入コンベヤ15a,15b,
15c,15dの構成を簡単にできる。すなわち、各搬入コン
ベヤ15a,15b,15c,15dにインバーター、サーボモー
タ、切出し用の制御機器等を設けて、物品Aが衝突しな
ように物品Aの切り出しを制御する必要がなくなるた
め、搬入コンベヤ15a,15b,15c,15dの構成を簡単にで
きる。よって、高コストとなるサーボモータ、切出し用
の制御機器等が不要なため、搬送装置全体としてコスト
安にできる。
【0045】さらに、各組の四つのストッパ手段31a,3
1b,31c,31dの物品入口部5a,5b,5c,5dからの離間距
離が互いに異なっており、これらの並んで位置する四つ
のストッパ手段31a,31b,31c,31dの互いに隣り合うス
トッパ手段31a,31b同士、ストッパ手段31b,31c同士、
ストッパ手段31c,31d同士は、合流搬送手段2の搬送方
向上流側に位置する一方のものからリリースされた物品
Aがスクレーパ41の合流搬送手段2の搬送方向下流側に
位置する他方のものとの対向位置まで移動するのに要す
る時間が、他方のものからリリースされた物品Aがスク
レーパ41のこの他方のものとの対向位置まで移動するの
に要する時間より長い時間になる位置に設定されてい
る。
【0046】このため、これらの複数のストッパ手段31
a,31b,31c,31dを一斉に規制状態または退避状態にす
るだけで、合流時の物品Aの衝突を回避でき、幅広搬送
ベルト25の搬送方向と交差する傾斜方向に沿って並んだ
ストッパ手段31a,31b,31c,31dを個別に制御する必要
がない。よって、従来の切出し用の制御機器の制御調節
に比べて、ストッパ手段31a,31b,31c,31dの制御手段
18の制御調節は容易なため、調節時間を短くでき、短納
期に対応できる。
【0047】また、ストッパ手段31a,31b,31c,31dの
ストッパ体39a,39bのガイド係合面部40は、物品Aを停
止させる際に、物品Aの移動方向と交差する方向の両端
面を案内しながらこの物品Aの移動方向の先端側を徐々
に変形させるので、衝撃吸収効果が大きく、物品Aへの
衝撃力を十分に小さくできる。よって、物品A同士が衝
突することもなく、物品Aであるトレイからアイスクリ
ーム等の食品A1が収容凹部A2から飛び出したり、収容
凹部A2に収容された食品A1が不正常な姿勢となったり
する等の不具合を防止できる。
【0048】なお、上記実施の形態においては、ストッ
パ手段31a,31b,31c,31dは、幅広搬送ベルト25の搬送
方向と交差する傾斜方向に沿って並んだ四つを一組とし
て構成されているとして説明したが、図示しないが、五
つ以上の適宜の数のストッパ手段を一組としてもよい。
【0049】また、上記いずれの実施の形態でも、組を
なすストッパ手段31a,31b,31c,31dを一斉に制御する
構成として説明したが、例えば、必要に応じてストッパ
手段31a,31b,31c,31dを個別に制御する構成でもよ
い。
【0050】さらに、上記いずれの実施の形態でも、ス
トッパ手段31a,31b,31c,31dは、幅広搬送ベルト25の
搬送方向に並んだ二組の構成として説明したが、一組或
いは三組以上の構成でもよい。
【0051】また、上記いずれの実施の形態でも、スト
ッパ手段31a,31b,31c,31dの各々は、一対のエアーシ
リンダ32a,32bを有する構成として説明したが、例え
ば、少なくとも一つの駆動手段としてのシリンダを有す
る構成でもよい。また、ストッパ手段31a,31b,31c,3
1dは、組をなす複数例えば四つのストッパ手段31a,31
b,31c,31dが共通の一つの駆動手段としてのシリンダ
からの駆動力で規制状態および退避状態となる構成でも
よい。
【0052】また、上記いずれの実施の形態において
も、ストッパ手段31a,31b,31c,31dは、互いに接近す
る水平方向に所定距離だけ移動して規制状態となり、互
いに離反する水平方向に所定距離だけ移動して退避状態
になる接離移動可能な対をなすストッパ体39a,39bを備
えた構成として説明したが、接離移動可能対をなすスト
ッパ体39a,39bを備えた構成には限定されず、図示しな
いが、例えば、緩衝部材を貼り付けた昇降可能なストッ
パプレート等を備えた構成でもよい。
【0053】さらに、上記いずれの実施の形態も、搬送
対象物である物品Aは、六つのアイスクリーム等の食品
A1がのせられたトレイの合流搬送に最も適したもので
あるが、トレイ以外の他の物品にも適用可能である。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、規制状態
および退避状態になるストッパ手段で共通物品出口部に
向う物品のタイミングをずらすことができるため、合流
搬送手段による合流時に物品が衝突することを適切に防
止できる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、規制状態お
よび退避状態になるストッパ手段で共通物品出口部に向
う物品のタイミングをずらすことができるため、合流搬
送手段による合流時に物品が衝突することを適切に防止
でき、また、合流搬送手段の上流の搬入側搬送手段の各
搬入コンベヤで物品の切り出しをする必要がなく、搬入
コンベヤの構成を簡単にできる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、物品案内手
段と対応して合流搬送手段の搬送方向と交差する傾斜方
向に沿って並んで位置する複数のストッパ手段を一斉に
規制状態または退避状態にするだけで、合流時の物品の
衝突を回避できるため、各ストッパ手段を個別に制御す
る必要がなく制御調節を簡単にできる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、駆動手段か
らの駆動力で接離移動して規制状態および退避状態にな
る対をなすストッパ体で、共通物品出口部に向う物品の
タイミングを確実にずらすことができるため、合流搬送
手段による合流時に物品が衝突することをより一層適切
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置の一実施の形態を示す平面図
である。
【図2】同上搬送装置の側面図である。
【図3】同上搬送装置のストッパ手段を示す正面図であ
る。
【図4】同上規制状態にあるストッパ手段を示す平面図
である。
【図5】同上退避状態にあるストッパ手段を示す平面図
である。
【符号の説明】 1 搬入側搬送手段 2 合流搬送手段 5a,5b,5c,5d 物品入口部 7 共通物品出口部 15a,15b,15c,15d 搬入コンベヤ 31a,31b,31c,31d ストッパ手段 32a,32b 駆動手段としてのエアーシリンダ 39a,39b ストッパ体 41 物品案内手段としてのスクレーパ A 物品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の物品入口部および共通物品出口部
    を有し、前記物品入口部から搬入された物品を搬送途中
    で合流させて前記共通物品出口部から搬出する合流搬送
    手段と、 前記物品入口部の各々に対応して設けられ、前記合流搬
    送手段にて搬送中の物品の移動を強制的に規制する規制
    状態および前記合流搬送手段にて搬送中の物品の移動を
    可能にする退避状態になる複数のストッパ手段とを備え
    ていることを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 複数の搬入コンベヤを有する搬入側搬送
    手段と、 この搬入側搬送手段に連設され、前記搬入コンベヤに対
    応した複数の物品入口部および共通物品出口部を有し、
    前記搬入コンベヤにて前記物品入口部から搬入された物
    品を搬送途中で合流させて前記共通物品出口部から搬出
    する合流搬送手段と、 前記物品入口部の各々に対応して設けられ、前記合流搬
    送手段にて搬送中の物品の移動を強制的に規制する規制
    状態および前記合流搬送手段にて搬送中の物品の移動を
    可能にする退避状態になる複数のストッパ手段とを備え
    ていることを特徴とする搬送装置。
  3. 【請求項3】 合流搬送手段は、複数のストッパ手段と
    離間対向した状態で前記合流搬送手段の搬送方向と交差
    する傾斜方向に沿って位置し、前記複数のストッパ手段
    から解かれた物品の移動方向を変化させて物品を下流の
    共通物品出口部に向けて一列状に案内する物品案内手段
    を有し、 前記複数のストッパ手段は、前記物品案内手段と対応し
    て前記合流搬送手段の搬送方向と交差する傾斜方向に沿
    って並んで位置し、 これらの並んで位置する複数のストッパ手段の互いに隣
    り合うストッパ手段は、 前記合流搬送手段の搬送方向上流側に位置する一方のス
    トッパ手段から解かれた物品が前記物品案内手段の前記
    合流搬送手段の搬送方向下流側に位置する他方のストッ
    パ手段との対向位置まで移動するのに要する時間が、前
    記他方のストッパ手段から解かれた物品が前記物品案内
    手段の前記他方のストッパ手段との対向位置まで移動す
    るのに要する時間より長い時間になる位置に設定されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 ストッパ手段は、 接離移動可能に設けられ、互いに接近する方向に所定距
    離だけ移動して規制状態となり、互いに離反する方向に
    所定距離だけ移動して退避状態になる対をなすストッパ
    体と、 これらの対をなすストッパ体を接離移動させる駆動手段
    とを有していることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の搬送装置。
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