JP2001315899A - 液体注入装置 - Google Patents

液体注入装置

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JP2001315899A JP2000137153A JP2000137153A JP2001315899A JP 2001315899 A JP2001315899 A JP 2001315899A JP 2000137153 A JP2000137153 A JP 2000137153A JP 2000137153 A JP2000137153 A JP 2000137153A JP 2001315899 A JP2001315899 A JP 2001315899A
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鉄雄 古川
Mikihito Shima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガン受け具に溜まった液体を回収,脱泡して
使用可能なものにし,正規の液体と共に液体リザーバに
注入し得るようにした液体注入装置を提供する。 【解決手段】 注入ガン1に接続される液体供給管路5
を,液体タンク6及び脱泡液体タンク7間を結ぶと共に
1次液体ポンプ8Aを備えた1次液体供給管路5Aと,
脱泡液体タンク7及び注入ガン1間を結ぶと共に2次液
体ポンプ8Bを備えた2次液体供給管路5Bとで構成
し,脱泡液体タンク7及びガン受け具21間を,ガン受
け具21に溜まった液体を脱泡液体タンク7に戻す液体
回収管路41で接続し,脱泡液体タンク7及び真空管路
25間を脱泡管路33で接続し,ガン受け具21に溜ま
った液体を脱泡液体タンク7に戻すと共に,真空ポンプ
26の発生負圧を脱泡管路33を通して脱泡液体タンク
7に導入することにより,脱泡液体タンク7内の液体か
ら脱泡させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば車両のパワ
ーステアリング用オイルリザーバのような液体リザーバ
にオイル等の液体を注入するために用いられる液体注入
装置に関し,特に,液体リザーバの注入口に密着させ得
る注入ガンと,この注入ガンに選択的に連通可能に接続
される真空管路及び液体供給管路とを備え,真空管路に
は注入ガンを通して液体リザーバ内を減圧し得る真空ポ
ンプを接続し,液体供給管路には注入ガンを通して液体
リザーバに液体を供給する液体ポンプを接続し,液体リ
ザーバ内を減圧した状態で,該リザーバに液体を注入す
るようにしたものゝの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる液体注入装置は,例えば実公平6
−3837号公報に開示されているように,既に知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来のもの
では,液体リザーバに液体を注入した後の注入ガンをガ
ン受け具に受けさせ,注入ガンに残留した液体をこのガ
ン受け具に排出させ,再び注入ガンを液体リザーバの位
置へ移動する間に,注入ガンから液垂れしないようにし
ているが,ガン受け具に溜まった液体は,気泡を多く含
む使用不可のものとして処分しており,このような処分
は不経済である。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,ガン受け具に溜まった液体を回収,脱泡して使用
可能なものにし,正規の液体と共に液体リザーバに注入
し得るようにした,経済な前記液体注入装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための装置】上記目的を達成するため
に,本発明は,液体リザーバの注入口に密着させ得る注
入ガンと,この注入ガンに選択的に連通可能に接続され
る真空管路及び液体供給管路とを備え,真空管路には注
入ガンを介して液体リザーバ内を減圧し得る真空ポンプ
を接続し,また液体供給管路には注入ガンを介して液体
リザーバに液体を供給し得る液体ポンプを接続し,液体
リザーバ内を減圧した状態で,該リザーバに液体を注入
するようにした液体注入装置において,液体供給管路
を,液体タンク及び脱泡液体タンク間を結ぶと共に,該
液体タンク内の液体を脱泡液体タンクに供給する1次液
体ポンプを設けた1次液体供給管路と,前記脱泡液体タ
ンク及び注入ガン間を結ぶと共に,脱泡液体タンク内の
液体を注入ガンを通して液体リザーバに液体を供給し得
る2次液体ポンプを設けた2次液体供給管路とで構成
し,前記脱泡液体タンクと,液体リザーバに液体を注入
した後の注入ガンを受容するガン受け具との間を,ガン
受け具に溜まった液体を脱泡液体タンクに戻す液体回収
管路により接続する一方,脱泡液体タンク及び真空管路
間を脱泡管路により接続し,ガン受け具に溜まった液体
を脱泡液体タンクに戻すと共に,真空ポンプの発生負圧
を脱泡管路を通して脱泡液体タンクに導入することによ
り,脱泡液体タンク内の液体から脱泡させるようにした
ことを第1の特徴とする前記液体供給管路は後述する本
発明の実施例中のオイル供給管路5に対応する。また1
次液体供給管路は1次オイル供給管路5Aに,2次液体
供給管路は2次オイル供給管路5Bに,液体タンクはオ
イルタンク6に,脱泡液体タンクは脱泡オイルタンク
に,1次液体ポンプは1次オイルポンプ8Aに,2次液
体ポンプは2次オイルポンプ8Bにそれぞれ対応する。
【0006】この第1の特徴によれば,液体リザーバへ
の液体注入後,注入ガンからガン受け具の排出された残
留液体は,液体回収管路を通して脱泡液体タンクに回収
し,2次液体ポンプから供給された正規の液体と合流さ
せる。そこで,真空管路から負圧を脱泡液体タンクに導
入して,脱泡液体タンク内を減圧することによってこれ
ら液体から脱泡させるので,回収された液体も正規の液
体と同様に気泡を含まない良質な液体とすることができ
る。したがって,2次ポンプの作動時には,上記回収液
体を正規の液体と共に注入ガンを通して液体リザーバに
無駄なく注入することが可能となり,極めて経済的であ
る。しかも,脱泡液体タンクの減圧には,液体リザーバ
への液体供給に先立って行う液体リザーバの真空引きに
使用される真空ポンプが利用されるので,脱泡専用の真
空ポンプは不要であり,装置を安価に提供することがで
きる。
【0007】また本発明は,上記特徴に加えて,液体回
収管路には,始業前の注入ガンの試し打ち時,その吐出
液体を受ける始業点検用具を接続し,始業点検用具に溜
まった液体を液体回収管路を通して脱泡液体タンクに戻
すようにしたことを第2の特徴とする。
【0008】この第2の特徴によれば,始業前の注入ガ
ンの試し打ちにより,始業点検用具に溜まった液体も液
体回収管路を通して,ガン受け具の液体と同様に脱泡液
体タンクに回収させ,且つ脱泡させることができるの
で,2次ポンプの作動時には,上記回収液体も正規の液
体と共に注入ガンを通して液体リザーバに無駄なく注入
することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の形態を,添付図
面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0010】図1は本発明に係る液体注入装置の流体回
路図,図2は自動車組立ラインにおけるパワーステアリ
ング用オイル注入ステーションの斜視図である。
【0011】第2において,自動車組立ライン上のパワ
ーステアリング用オイル注入ステーションにはオイル注
入ロボットRが設置されており,このオイル注入ロボッ
トRは,該ステーションに台車に乗って搬入されてくる
自動車Cのパワーステアリング用リザーバReにオイル
を注入すべく,その注入口に密着させる注入ガン1を備
えている。またオイル注入ロボットRに近接して,床F
上に第1及び第2支柱P1,P2が立設されており,第
1支柱P1の上端には,注入ガン1の休止時,それを受
容するガン受け具21が設けられ,第2支柱P2の上端
には始業点検用具22が設けられる。この始業点検用具
22は,始業時,こゝで注入ガン1からオイルを吐出さ
せて,その吐出具合や,吐出オイル中の気泡の有無等を
チェックするためのものである。
【0012】次に図1において,注入ガン1は圧力セン
サ2を備えている。この注入ガン1のノズル1aには,
切換弁3及び配管ジョイント部4を介してオイル供給管
路5が接続される。オイル供給管路5は,オイルタンク
6及び脱泡オイルタンク7間を結ぶ1次オイル供給管路
5Aと,脱泡オイルタンク7及び配管ジョイント部4間
を結ぶ2次オイル供給管路5Bとから構成なっており,
1次オイル供給管路5Aには,オイルタンク6側から電
動式の1次オイルポンプ8A,ストレーナ9及び開閉弁
10が順次直列に介裝される。また2次オイル供給管路
5Aには,脱泡オイルタンク7側から開閉弁11,電動
式の2次オイルポンプ8B,手動開閉弁12,切換弁1
3,流速調整弁14及び手動開閉弁15が順次介裝され
る。
【0013】また2次オイル供給管路5Aには,手動開
閉弁12及び流速調整弁14間を迂回する減速回路16
が接続され,この減速回路16には手動開閉弁17,切
換弁18及び流速調整弁19が直列に介裝され,この流
速調整弁19は,前記流速調整弁14よりも設定流速が
低くなるように調整される。したがって,上記2個の切
換弁13,18を選択的に開放することにより,通常の
流量でオイル供給する場合には,流速調整弁14を通過
させ,小流量でオイルを供給する場合には,流速調整弁
19側を通過させればよい。
【0014】脱泡オイルタンク7にはフロートスイッチ
20が設けられる。このフロートスイッチ20は,1次
オイルポンプ8から脱泡オイルタンク7に供給されたオ
イルが所定量に達したとき警報器(図示せず)を作動す
ると共に,1次オイルポンプ8の作動を停止するように
なっている。
【0015】また注入ガン1のノズル1aには,切換弁
13と配管ジョイント部24を介して真空管路25が接
続されており,この配管ジョイント部24及び真空ポン
プ26間を結ぶ真空管路25には,真空ポンプ26側か
らフィルタ27,真空タンク28,開閉弁29,フィル
タ30及び手動開閉弁31が順次直列に介裝される。
【0016】上記開閉弁29及び真空タンク28間の真
空管路25には,脱泡オイルタンク7に連なる脱泡管路
33が接続され,この脱泡管路33に開閉弁32が介裝
される。
【0017】さらに注入ガン1のノズル1aには,切換
弁34と配管ジョイント部35を介して空気管路36が
接続され,この空気管路36には,手動開閉弁37及び
切換弁38が設けられ,その切換弁38によって空気管
路36はコンプレッサ39と大気開放口40に選択的に
接続されるようになっている。
【0018】前記ガン受け具21に,第1支柱P1(図
2参照)を貫通する回収管路41を介して脱泡オイルタ
ンク7が接続され,回収管路41には,ガン受け具21
側からエジェクタポンプ42,回収オイルタンク43,
開閉弁44及びストレーナ45が順次直列に介裝され
る。回収オイルタンク43には,フロートスイッチ50
が設けられており,該タンク43に所定量のオイルが溜
まると,図示しない警報器を作動するようになってい
る。
【0019】また上記開閉弁44とストレーナ45との
間の回収管路41に,前記第2支柱P2(図2参照)を
貫通して前記始業点検用具22に連なる補助回収管路5
1が接続され,この補助回収管路51には開閉弁52が
介裝される。
【0020】前記真空タンク28内の底部と脱泡オイル
タンク7とはドレン管路55で接続され,このドレン管
路55には,真空タンク28側から開閉弁56及びドレ
ンセパレータ57が順次直列に介裝される。真空タンク
28にはフロートスイッチ58が設けられており,内部
に溜まったオイルが所定量に達したとき図示しない警報
器を作動するようになっており,その場合,真空タンク
28を大気に開放してから開閉弁56を開放すれば,該
真空タンク28内のオイルをドレンセパレータ57を介
して脱泡オイルタンク7に排出することができる。ドレ
ンセパレータ57では気液の分離が行われる。
【0021】次に,この実施例の作用について説明す
る。
【0022】脱泡オイルタンク7には,1次オイルポン
プ8Aの作動によりオイルタンク6から汲み上げられた
オイルが予め所定量蓄えられており,また真空タンク2
8内は,真空ポンプ26の作動により予め所定の真空状
態に保持されている。
【0023】台車Dに乗ってパワーステアリング用オイ
ル注入ステーションに到達した自動車Cのパワーステア
リング用オイルリザーバReにオイルを注入するに当た
っては,先ず,真空管路25の開閉弁29及びドレン管
路55の開閉弁55を閉じる一方,脱泡管路33の開閉
弁32を開き,真空タンク28内の負圧を脱泡管路33
を経て脱泡オイルタンク7内に作用させることにより,
その内部を減圧して,脱泡オイルタンク7に貯留するオ
イルから脱泡させる。
【0024】こうしてからロボットRに注入ガン1を,
自動車Cのパワーステアリング用オイルリザーバReの
注入口に押し当てさせる。
【0025】次に,2次オイル供給管路5Bの開閉弁1
2,15,17及び切換弁13を開くと共に切換弁18
を閉じる。また脱泡管路33の開閉弁32及びドレン管
路55の開閉弁56を閉じると共に,真空管路25の開
閉弁29を開放する。さらに空気管路36の手動開閉弁
37を開き,切換弁38により空気管路36を大気開放
口41に連通させる。
【0026】上記の状態から,先ず,注入ガン1の3個
の切換弁3,23,34のうち,真空管路25に接続す
る切換弁23のみ開放する。すると,真空タンク28の
負圧が真空管路25を経て,注入ガン1からパワーステ
アリング用オイルリザーバReの内部に伝達し,その内
部を所定の減圧状態にする。そしてパワーステアリング
用オイルリザーバRe内の負圧が所定値に達すると,そ
の状態が圧力センサ2によって検知される。
【0027】そこで,真空管路25に接続する前記切換
弁23を閉じると共に,2次オイル供給管路5Bに接続
する切換弁3を開放し,2次オイルポンプ8Bを作動す
ると,脱泡オイルタンク7内の既に脱泡されたオイル
を,2次オイル供給管路5B及び切換弁3を介して減圧
状態のオイルリザーバReの内部にスムーズに注入する
ことができる。このオイルの注入の開始から所定時間が
経過すると,切換弁13を閉じると共に,切換弁18を
開いて,今度は減速回路16を介して低速でオイルの注
入を行い,オイルリザーバReからのオイルの溢れ出し
を防ぐ。そして,規定量のオイルの注入に伴う圧力の上
昇を圧力センサ2が検知すると,2次オイルポンプ8B
が作動を停止され,切換弁3が閉鎖される。
【0028】パワーステアリング用オイルリザーバRe
へのオイルの注入を終えると,ロボットRに注入ガン1
を素早くガン受け具21に移させる。続いて,真空管路
25に接続する切換弁23を閉じ,空気管路36に接続
する切換弁34を開くと共に,切換弁38により空気管
路36をコンプレッサ39に接続する。すると,コンプ
レッサ39から圧送された高圧空気が空気管路36を経
て,注入ガン1に達し,そのノズル1aに残留したオイ
ルをガン受け具21内に吹き飛ばす。こうしてガン受け
具21の底部に溜まったオイルは,エジェクタポンプ4
2により吸引されて回収オイルタンク43に運ばれる。
【0029】また始業時には,ロボットRに始業点検用
具22において注入ガン1を,パワーステアリング用オ
イルリザーバReへのオイル注入時と同様に作動させ
て,ノズル1aからオイルを吐出させ,その吐出具合
や,その吐出オイル中の気泡の有無等をチェックする。
このとき始業点検用具22に溜まったオイルは,補助回
収管路51の開閉弁52を開くことにより脱泡オイルタ
ンク7へと流下させる。
【0030】こうして脱泡オイルタンク7に回収された
オイルは,1次オイルポンプ8から供給されたオイルタ
ンク6のオイルと合流するが,前述のように,真空タン
ク28の負圧を脱泡オイルタンク7に作用させたとき,
その回収オイル中に含まれる気泡も分離して,真空タン
ク28に吸入されるので,脱泡オイルタンク7に貯留す
るオイルの良品質を確保することができる。しかも,脱
泡オイルタンク7の減圧には,液体リザーバReへの液
体供給に先立って行う液体リザーバReの真空引きに使
用される真空ポンプ26及び真空タンク28が利用され
るので,脱泡専用の真空ポンプは不要であり,装置の低
廉化を図ることができる。
【0031】以後,自動車組立ラインにおいて,同様な
操作が繰返され,各自動車Cのパワーステアリング用オ
イルリザーバReに良質のオイルを素早く注入すること
ができると共に,注入ガン1から排出された残留オイル
や,始業点検のために吐出させたオイルを無駄なく回
収,脱泡して,有効利用することができる。
【0032】本発明は,上記実施例に限定されるもので
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。例えば,マスタシリンダ用オイルリザーバ
へのオイル注入や,エンジン用冷却水リザーバへの冷却
水注入に本発明装置を使用することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,液体リザーバの注入口に密着させ得る注入ガンと,
この注入ガンに選択的に連通可能に接続される真空管路
及び液体供給管路とを備え,真空管路には注入ガンを介
して液体リザーバ内を減圧し得る真空ポンプを接続し,
また液体供給管路には注入ガンを介して液体リザーバに
液体を供給し得る液体ポンプを接続し,液体リザーバ内
を減圧した状態で,該リザーバに液体を注入するように
した液体注入装置において,液体供給管路を,液体タン
ク及び脱泡液体タンク間を結ぶと共に,該液体タンク内
の液体を脱泡液体タンクに供給する1次液体ポンプを設
けた1次液体供給管路と,前記脱泡液体タンク及び注入
ガン間を結ぶと共に,脱泡液体タンク内の液体を注入ガ
ンを通して液体リザーバに液体を供給し得る2次液体ポ
ンプを設けた2次液体供給管路とで構成し,前記脱泡液
体タンクと,液体リザーバに液体を注入した後の注入ガ
ンを受容するガン受け具との間を,ガン受け具に溜まっ
た液体を脱泡液体タンクに戻す液体回収管路により接続
する一方,脱泡液体タンク及び真空管路間を脱泡管路に
より接続し,ガン受け具に溜まった液体を脱泡液体タン
クに戻すと共に,真空ポンプの発生負圧を脱泡管路を通
して脱泡液体タンクに導入することにより,脱泡液体タ
ンク内の液体から脱泡させるようにしたので,注入ガン
からガン受け具に排出された残留液体を,気泡を含まな
い良質の液体として,正規の液体と共に液体リザーバに
無駄なく注入することが可能となり,極めて経済的であ
る。しかも,脱泡液体タンクの減圧には,液体リザーバ
への液体供給に先立って行う液体リザーバの真空引きに
使用される真空ポンプが利用されるので,脱泡専用の真
空ポンプは不要であり,装置を安価に提供することがで
きる。
【0034】また本発明の第2の特徴によれば,液体回
収管路には,始業前の注入ガンの試し打ち時,その吐出
液体を受ける始業点検用具を接続し,始業点検用具に溜
まった液体を液体回収管路を通して脱泡液体タンクに戻
すようにしたので,始業前の注入ガンの試し打ちによ
り,始業点検用具に溜まった液体も液体回収管路を通し
て,ガン受け具の液体と同様に脱泡液体タンクに回収さ
せ,且つ脱泡させることができ,正規の液体と共に液体
リザーバに無駄なく注入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体注入装置の流体回路図。
【図2】自動車組立ラインにおけるパワーステアリング
用オイル注入ステーションの斜視図。
【符号の説明】
1・・・・・注入ガン 5・・・・・液体供給管路(オイル供給管路) 5A・・・・1次液体供給管路(1次オイル供給管路) 5B・・・・2次液体供給管路(2次オイル供給管路) 6・・・・・液体タンク(オイルタンク) 7・・・・・脱泡液体タンク(脱泡オイルタンク) 8A・・・・1次液体ポンプ(1次オイルポンプ) 8B・・・・2次液体ポンプ(2次オイルポンプ) 21・・・・ガン受け具 22・・・・始業点検用具 25・・・・真空管路 26・・・・真空ポンプ 33・・・・脱泡管路 41・・・・回収管路 51・・・・補助回収管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島 幹仁 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地の1 本 田技研工業株式会社埼玉製作所狭山工場内 Fターム(参考) 3D114 AA03 BA25 BA33 DA11 DA14 3E083 AA18 AG34 AG38 AH06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体リザーバの注入口に密着させ得る注
    入ガン(1)と,この注入ガン(1)に選択的に連通可
    能に接続される真空管路(25)及び液体供給管路
    (5)とを備え,真空管路(25)には注入ガン(1)
    を介して液体リザーバ内を減圧し得る真空ポンプ(2
    6)を接続し,また液体供給管路(5)には注入ガン
    (1)を介して液体リザーバに液体を供給し得る液体ポ
    ンプ(8B)を接続し,液体リザーバ内を減圧した状態
    で,該リザーバに液体を注入するようにした液体注入装
    置において,液体供給管路(5)を,液体タンク(6)
    及び脱泡液体タンク(7)間を結ぶと共に,該液体タン
    ク(6)内の液体を脱泡液体タンク(7)に供給する1
    次液体ポンプ(8A)を設けた1次液体供給管路(5
    A)と,前記脱泡液体タンク(7)及び注入ガン(1)
    間を結ぶと共に,脱泡液体タンク(7)内の液体を注入
    ガン(1)を通して液体リザーバに液体を供給し得る2
    次液体ポンプ(8B)を設けた2次液体供給管路(5
    B)とで構成し,前記脱泡液体タンク(7)と,液体リ
    ザーバに液体を注入した後の注入ガン(1)を受容する
    ガン受け具(21)との間を,ガン受け具(21)に溜
    まった液体を脱泡液体タンク(7)に戻す液体回収管路
    (41)により接続する一方,脱泡液体タンク(7)及
    び真空管路(25)間を脱泡管路(33)により接続
    し,ガン受け具(21)に溜まった液体を脱泡液体タン
    ク(7)に戻すと共に,真空ポンプ(26)の発生負圧
    を脱泡管路(33)を通して脱泡液体タンク(7)に導
    入することにより,脱泡液体タンク(7)内の液体から
    脱泡させるようにしたことを特徴とする,液体注入装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液体注入装置において,
    液体回収管路(41)には,始業前の注入ガン(1)の
    試し打ち時,その吐出液体を受ける始業点検用具(2
    2)を接続し,始業点検用具(22)に溜まった液体を
    液体回収管路(41)を通して脱泡液体タンク(7)に
    戻すようにしたことを特徴とする,液体注入装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100387507C (zh) * 2004-10-14 2008-05-14 株洲市自强油气储运设备制造有限公司 一种液动卸槽潜油泵鹤管的卸槽、扫舱系统
CN106241714A (zh) * 2016-09-19 2016-12-21 中国海洋石油总公司 一种便携式注油系统
WO2017213361A1 (ko) * 2016-06-10 2017-12-14 주식회사 진성이앤지 차량용 액주입 시스템 및 그 제어 방법

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