JP2001314753A - プラズマ分解装置及びガスプラズマ分解方法 - Google Patents

プラズマ分解装置及びガスプラズマ分解方法

Info

Publication number
JP2001314753A
JP2001314753A JP2000140294A JP2000140294A JP2001314753A JP 2001314753 A JP2001314753 A JP 2001314753A JP 2000140294 A JP2000140294 A JP 2000140294A JP 2000140294 A JP2000140294 A JP 2000140294A JP 2001314753 A JP2001314753 A JP 2001314753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particles
gas
metal fine
plasma
plasma decomposition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000140294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4036600B2 (ja
Inventor
Takeshi Minobe
剛 弥延
Hideyuki Fujishiro
秀行 藤代
Kenji Dousaka
健児 堂坂
Minoru Torii
稔 鳥居
Kazuo Ando
和夫 安藤
Koji Kotani
耕爾 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Hokushin Industries Corp, Hokushin Industry Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2000140294A priority Critical patent/JP4036600B2/ja
Priority to US09/849,340 priority patent/US6774335B2/en
Publication of JP2001314753A publication Critical patent/JP2001314753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4036600B2 publication Critical patent/JP4036600B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的分解エネルギーの高い、一般的に安定
しているNO2、CO2等のガスの改質において、高効率
に改質するプラズマ改質手段を提供する。 【解決手段】 相対向する第1の平板型電極及び第2の
平板型電極と、これら両電極の間に介装される誘電体
と、前記両電極の間に電位差を付与する電位差付与手段
とを備え、前記両電極の表面に金属微粒子を分散析出し
てなるプラズマ分解装置により、高電圧を印加し、複合
バリア放電を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス合成或いはガ
ス分解に用いるガス改質反応器に関し、詳しくはプラズ
マ発生を利用したCO2、NOX等の有害ガスを改質する
プラズマ分解装置及びガスプラズマ分解方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日の高度に工業化された社会では、様
々な汚染物質が人体の健康に害を及ぼしており、例えば
汚染物質として自動車等のエンジンより排出されるNO
X、COX、SOX等の汚染ガスが特に問題とされてい
る。
【0003】このようなガスを大気中に放出される前に
無害なガスに分解する必要があり、この有害ガスを分解
する方法として、従来においては、例えばプラズマ放電
等により分解し、ガスを改質している。
【0004】この改質のために、例えばプラズマ発生を
利用してガスを改質するプラズマリアクターであるガス
改質器が提案されている。
【0005】従来のガス改質方法としては、電極間に発
生させるプラズマの性質により主に下記(1)及び
(2)の方法が一般的に提案されている。 (1)対向する平行金属電極間に電圧を印加して発生さ
せるコロナ放電、グロー放電、アーク放電等の雷状局所
集中放電によるガス改質方法。 (2)対向する平行金属電極の少なくとも一方の表面上
に誘電体を被覆した後、電圧を印加して発生させる霧状
バリア放電によるガス改質方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の方法においては、以下のような問題がある。
【0007】先ず、前者の局所集中放電方法では、プラ
ズマエネルギー密度は高いが、プラズマと反応ガスとの
接触確率が低いという問題がある。この結果、反応ガス
がプラズマと接触せずに放電部を通過してしまい、改質
効率の飛躍的な向上が困難である。
【0008】また、後者のバリア放電方法では、逆に反
応ガスとの接触確率は高いものの、プラズマエネルギー
密度が低いという問題がある。
【0009】この結果、オゾン生成等の比較的改質に要
するエネルギーが低い反応ガス等を改質するには有効で
あるものの、分解エネルギーの高い安定なガスを改質す
るには、そのプラズマ密度が低いので困難である。
【0010】このように、従来法においては、比較的分
解エネルギーの高い一般的に安定しているNO2、CO2
等のガスの改質においては、高効率に改質するプラズマ
改質手段が提案されておらず、高効率的なガス改質手法
の出現が望まれている。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、ガス改
質効率の向上可能なプラズマ分解装置及びガスプラズマ
分解方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、相対向する第1の平板型電極及び第
2の平板型電極と、これら両電極の間に介装される誘電
体と、前記電極の間に電位差を付与する電位差付与手段
とを備え、前記第1の電極の表面に金属微粒子を分散析
出してなり、高電圧を印加し、複合バリア放電を発生さ
せることを特徴とするプラズマ分解装置にある。
【0013】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記第2の電極の表面に前記誘電体を積層してなる
ことを特徴とするプラズマ分解装置にある。
【0014】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、前記金属微粒子が熱電子放出性の高い金属微粒子で
あることを特徴とするプラズマ分解装置にある。
【0015】本発明の第4の態様は、第3の態様におい
て前記金属微粒子がタングステン、白金、タリウム、ニ
オブ、ニッケル、ジルコニウム、セシウム、バリウムか
らなる群から選択される少なくとも一つであることを特
徴とするプラズマ分解装置にある。
【0016】本発明の第5の態様は、第1の態様におい
て、前記金属微粒子が二次電子放出性の高い金属微粒子
であることを特徴とするプラズマ分解装置にある。
【0017】本発明の第6の態様は、第1の態様におい
て、前記金属微粒子がグロー陰極降下電圧が低く電子放
出性の高い金属粒子であることを特徴とするプラズマ分
解装置にある。
【0018】本発明の第7の態様は、第5又は6の態様
において、前記金属微粒子がマグネシウム酸化物、セシ
ウム複合物、銅ベリリウム、銀マグネシウム、ルビジウ
ム複合物、カルシウム酸化物からなる群から選択される
少なくとも一つであることを特徴とするプラズマ分解装
置にある。
【0019】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様において前記金属微粒子の分散形態が均一分散又
は集中分散であることを特徴とするプラズマ分解装置に
ある。
【0020】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、前記金属微粒子の分散析出率が20〜
60%であることを特徴とするプラズマ分解装置にあ
る。
【0021】本発明の第10の態様は、相対向する電極
の間に電位差を付与し、プラズマを発生させてなり、ガ
スを分解するプラズマ分解方法において、一方の電極の
表面に金属微粒子を分散析出させ、高電圧を印加し、複
合バリア放電を発生させつつガスを分解することを特徴
とするガスプラズマ分解方法にある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0023】(第1の実施の形態)図1に本実施の形態
にかかるガス改質器の概略図を示す。図2は金属微粒子
を表面に分散析出させた金属電極の斜視図である。
【0024】これらの図面に示すように、本実施の形態
にかかるガス分解装置は、ガス11を導入し、該ガス1
1を所定方向に流すセラミックス製の分解容器12と、
該分解容器12内に配され、表面に熱電子放出性の高い
金属微粒子13を分散析出してなる第1の電極である金
属製平板型電極14と、該金属製平板型電極14と所定
間隔を有して対向してなり第2の電極である金属製平板
型電極15と、該金属製平板型電極15の表面を被覆し
てなる誘電体16と、金属製平板型電極14と誘電体1
6との間に交流電圧を印加することでプラズマ放電を生
成する電源ユニット17とから構成してなるものであ
る。
【0025】ここで、金属製平板型電極14の表面に析
出分散してなる金属微粒子13は、熱電子放出性の高い
金属微粒子であり、例えばタングステン、白金、タリウ
ム、ニオブ、ニッケル、ジルコニウム、セシウム、バリ
ウム等を例示することができる。
【0026】また、これらの材料を複数用いるようにし
てもよい。
【0027】金属微粒子13の粒径は、500μm以下
であれば特に限定されるものではないが、より好適には
10μm以下の極微粒子とするのが良い。
【0028】また、金属製平板型電極14の表面に分散
析出する割合としては、60%以下の表面被覆率とする
のが好適であり、特に20〜65%の被覆率では改質効
率の向上を図ることができ、好ましい。
【0029】これは、65%を超える場合には、後述す
る実施例に示すようにプラズマエネルギー密度が偏りす
ぎるために放電形態が一か所の局所集中放電のみに移行
し、ガスとの接触確率が著しく低下し、好ましくなく、
一方20%未満では金属微粒子の分散析出割合が低く、
本発明の効果を発揮できないからである。
【0030】このように熱電子放出性の高い金属微粒子
13を分散析出した金属製平板型電極14を用い、プラ
ズマ放電をなすことで、金属製平板型電極14の電荷チ
ャージを不均一にさせ、金属微粒子13の分散箇所から
局所集中放電に似た放電柱を発生させ、これにより霧状
バリア放電と雷状局所集中放電とのシナジー効果に基づ
いた複合バリア放電を発生させ、プラズマエネルギーレ
ベルの向上を図ることとなる。
【0031】この結果、比較的分解エネルギーの高い一
般的に安定なNO2、CO2等の排ガス中に含有する有害
ガスのプラズマによる改質反応においては、該ガスと発
生するプラズマの接触頻度をバリア放電と同レベルの高
確率に維持しつつ、しかも発生するプラズマの電流密度
に代表されるエネルギー指標を局所集中放電と同様に高
レベルに保持することが可能となる。
【0032】また、本実施の形態のように、対向する一
方の電極である第2の金属製平板型電極15の表面に誘
電体16を一様に被覆することで、より安定した一様な
バリア放電を容易に維持することができるとともに、熱
電子放出性の高い金属微粒子13を表面に分散析出させ
た金属製平板型電極14では、該金属微粒子13の分散
箇所から対向する誘電体16に向かって局所流量柱放電
に似た複数の電流密度の高い放電柱が発生され、複合バ
リア放電が可能となる。
【0033】(第2の実施の形態)また、金属微粒子1
3として、二次電子放出性の高い金属微粒子を分散析出
させることによっても、上述した第1の実施の形態にか
かる熱電子放出性の高い金属微粒子を分散析出させた場
合と同様の効果を奏することができる。
【0034】すなわち、金属微粒子13として、二次電
子放出性の高い金属微粒子を分散析出させることによ
り、バリア放電中に局所集中放電に似た複数の電流密度
の高い放電柱が発生され、複合バリア放電が実現される
ことになる。
【0035】ここで、二次電子放出性の高い金属微粒子
としては、例えばマグネシウム酸化物、セシウム複合
物、銅ベリリウム、銀マグネシウム、ルビジウム複合
物、カルシウム酸化物等の材料が好ましい。
【0036】また、これらの材料を複数用いるようにし
てもよい。
【0037】(第3の実施の形態)また、ガス改質反応
器においては、グロー陰極降下電圧が低く電子放出性の
高い金属微粒子を金属製平板型電極表面上に分散析出さ
せることによっても、熱電子放出性の高い金属微粒子を
分散させた場合と同様の効果を奏することができる。
【0038】すなわち、金属微粒子13として、グロー
陰極降下電圧が低く電子放出性の高い金属微粒子を分散
析出させることにより、バリア放電中に局所集中放電に
似た複数の電流密度の高い放電柱が発生され、複合バリ
ア放電が実現できる。
【0039】ここで、グロー陰極降下電圧が低く電子放
出性の高い金属微粒子としては、例えばマグネシウム酸
化物、セシウム複合物、銅ベリリウム、銀マグネシウ
ム、ルビジウム複合物、カルシウム酸化物等の材料が好
ましい。
【0040】また、これらの材料を複数用いるようにし
てもよい。
【0041】このようにバリア放電中に光量の強い局所
集中放電に似た複数の放電柱が混在する複合バリア放電
においては、複数の放電柱に接した反応ガスは高いプラ
ズマエネルギーのために高効率で反応が進行し、またバ
リア放電に接した反応ガスもその一部は反応し、それ以
外のガスも予備励起されてより反応しやすい状態とな
る。
【0042】また、金属表面に分散析出させた金属微粒
子の粒径、分散密度を制御することでバリア放電中に発
生する複数の放電柱の大きさ、数量、すなわち、放電部
のプラズマエネルギー密度を制御でき、これを改質目的
の反応ガス計に合わせたプラズマエネルギー密度に適宜
設置することで、低電力でしかも高効率なプラズマ改質
反応を実現することができる。
【0043】以下、本発明の好適な実施例について説明
するが、本発明は何らこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0044】(実施例1)図1に示すような装置を用
い、表面に熱電子放出性の高い金属微粒子を分散析出さ
せる比率を変化させ、熱電子放出性の高い金属微粒子の
被覆率による複合バリア放電の相違によるNOXガスの
分解試験を行った。
【0045】なお、ここでは、表面に熱電子放出性の高
い金属微粒子としては金属粒径5μmのタングステンを
用いた。
【0046】熱電子放出性の高い金属微粒子の表面被覆
率とNOXガス分解率との関係を図3に示す。
【0047】なお、金属微粒子の粒径は5μmとし、被
覆率0%の場合は従来の装置のものである。
【0048】図3に示すように、表面被覆率が20〜6
5%の範囲であれば、NOXの分解効率が良好であるこ
とが判明した。
【0049】(実施例2)実施例1におけるNOXのガ
スの代わりに、分解対象のガスとしてCO2を用いて同
様に測定した。
【0050】その結果を図4に示す。
【0051】図4に示すように、表面被覆率が20〜6
5%の範囲であれば、CO2の分解効率が良好であるこ
とが判明した。
【0052】(実施例3)実施例2におけるCO2の分
解の際に、金属微粒子の粒径を種々変化させてガス改質
率を測定した。
【0053】なお、表面被覆率を60%とした。
【0054】その結果を図5に示す。
【0055】図5に示すように、表面被覆率が一定のも
とでは、金属粒径が小さいほど発生する雷状放電の数量
も増加し、CO2ガスとの接触確率が増加するので、ガ
ス改質効率は向上することが判明した。
【0056】(実施例4)次に、実施例2におけるCO
2の分解の際に、金属微粒子の分散の形態の相違による
ガス改質率を測定した。
【0057】分散の形態としては、金属製平板型電極1
4の表面に金属微粒子13を集中的に分散させた場合
と、均一に分散させた場合とで実施した。
【0058】なお、金属微粒子を表面に分散析出させた
金属電極の分散状態図を図6に示す。
【0059】なお、金属微粒子の粒径は5μmとした。
【0060】その結果を図7に示す。
【0061】図7に示すように、金属微粒子を集中分散
させた場合(図6(A)参照)及び金属微粒子を均一分
散させた場合(図6(B)参照)共に、放電状態が局所
集中放電に移行するまでは被覆率の増加と共に、CO2
改質率が増加することが判明した。
【0062】金属微粒子の分散状態の差は、局所集中放
電に移行する表面被覆率の差として現れ、集中分散の場
合では35%、均一分散の場合では65%を境として局
所集中放電に移行することが判明した。
【0063】なお、被覆率が低い場合20〜25程度で
は、集中分散の形態のほうが分解率が高いが、その後の
25%以上では均一分散のほうが良好であるので、全体
としては均一分散とするのが好ましいことが判明した。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、対向する電極の一方の
電極表面に金属微粒子を分散析出してなるので、高電圧
を印加すると複合バリア放電が発生し、CO2、NOX
のガスを高効率で分解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス改質器の概略図である。
【図2】金属微粒子を表面に分散析出させた金属電極の
斜視図である。
【図3】熱電子放出性の高い金属微粒子の表面被覆率と
NOXガス分解率との関係図である。
【図4】熱電子放出性の高い金属微粒子の表面被覆率と
CO2ガス分解率との関係図である。
【図5】熱電子放出性の高い金属微粒子の粒径とCO2
ガス分解率との関係図である。
【図6】金属微粒子を表面に分散析出させた金属電極の
分散状態図である。
【図7】熱電子放出性の高い金属微粒子の表面分散状態
とCO2ガス分解率との関係図である。
【符号の説明】
11 ガス 12 分解容器 13 金属微粒子 14 金属製平板型電極 15 金属製平板型電極 16 誘電体 17 電源ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤代 秀行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 堂坂 健児 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鳥居 稔 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 安藤 和夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 小谷 耕爾 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 4D002 AA02 AA09 AA12 BA07 BA09 CA20 4G075 AA03 AA37 BA05 CA15 CA47 EB42 EC21 EE05 FB02 FC15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する第1の平板型電極及び第2の
    平板型電極と、これら両電極の間に介装される誘電体
    と、前記両電極の間に電位差を付与する電位差付与手段
    とを備え、 前記第1の電極の表面に金属微粒子を分散析出してな
    り、高電圧を印加し、複合バリア放電を発生させること
    を特徴とするプラズマ分解装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の電極の表
    面に前記誘電体を積層してなることを特徴とするプラズ
    マ分解装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記金属微粒子が熱
    電子放出性の高い金属微粒子であることを特徴とするプ
    ラズマ分解装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記金属微粒子がタ
    ングステン、白金、タリウム、ニオブ、ニッケル、ジル
    コニウム、セシウム、バリウムからなる群から選択され
    る少なくとも一つであることを特徴とするプラズマ分解
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記金属微粒子が二
    次電子放出性の高い金属微粒子であることを特徴とする
    プラズマ分解装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記金属微粒子がグ
    ロー陰極降下電圧が低く電子放出性の高い金属微粒子で
    あることを特徴とするプラズマ分解装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、前記金属微粒
    子がマグネシウム酸化物、セシウム複合物、銅ベリリウ
    ム、銀マグネシウム、ルビジウム複合物、カルシウム酸
    化物からなる群から選択される少なくとも一つであるこ
    とを特徴とするプラズマ分解装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記金
    属微粒子の分散形態が均一分散又は集中分散であること
    を特徴とするプラズマ分解装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記金
    属微粒子の分散析出率が20〜60%であることを特徴
    とするプラズマ分解装置。
  10. 【請求項10】 相対向する電極の間に電位差を付与
    し、プラズマを発生させてなり、ガスを分解するガスプ
    ラズマ分解方法において、一方の電極の表面に金属微粒
    子を分散析出させ、高電圧を印加し、複合バリア放電を
    発生させつつガスを分解することを特徴とするガスプラ
    ズマ分解方法。
JP2000140294A 2000-05-12 2000-05-12 プラズマ分解装置及びガスプラズマ分解方法 Expired - Fee Related JP4036600B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140294A JP4036600B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 プラズマ分解装置及びガスプラズマ分解方法
US09/849,340 US6774335B2 (en) 2000-05-12 2001-05-07 Plasma reactor and gas modification method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140294A JP4036600B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 プラズマ分解装置及びガスプラズマ分解方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001314753A true JP2001314753A (ja) 2001-11-13
JP4036600B2 JP4036600B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=18647614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000140294A Expired - Fee Related JP4036600B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 プラズマ分解装置及びガスプラズマ分解方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4036600B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006278236A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Ngk Insulators Ltd プラズマ発生電極及びプラズマ反応器
JP2007144360A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Ngk Insulators Ltd プラズマ放電用電極装置
US7438789B2 (en) 2005-02-22 2008-10-21 Medusa Special Projects, Llc Decomposition cell
US7482533B2 (en) 2005-02-22 2009-01-27 Medusa Special Projects, Llc Nuclear-cored battery
US7488889B2 (en) 2005-02-22 2009-02-10 Medusa Special Projects, Llc Layered nuclear-cored battery
US7491882B2 (en) 2005-02-22 2009-02-17 Medusa Special Projects, Llc Super electromagnet
US7491881B2 (en) 2005-02-22 2009-02-17 Medusa Special Projects, Llc Method of manufacturing a nuclear-cored battery
JP2010050004A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Hitachi Kokusai Electric Inc プラズマ発生電極
CN113843046A (zh) * 2021-10-26 2021-12-28 珠海格力电器股份有限公司 集尘极板及空气净化装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7438789B2 (en) 2005-02-22 2008-10-21 Medusa Special Projects, Llc Decomposition cell
US7482533B2 (en) 2005-02-22 2009-01-27 Medusa Special Projects, Llc Nuclear-cored battery
US7488889B2 (en) 2005-02-22 2009-02-10 Medusa Special Projects, Llc Layered nuclear-cored battery
US7491882B2 (en) 2005-02-22 2009-02-17 Medusa Special Projects, Llc Super electromagnet
US7491881B2 (en) 2005-02-22 2009-02-17 Medusa Special Projects, Llc Method of manufacturing a nuclear-cored battery
JP2006278236A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Ngk Insulators Ltd プラズマ発生電極及びプラズマ反応器
JP2007144360A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Ngk Insulators Ltd プラズマ放電用電極装置
JP2010050004A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Hitachi Kokusai Electric Inc プラズマ発生電極
CN113843046A (zh) * 2021-10-26 2021-12-28 珠海格力电器股份有限公司 集尘极板及空气净化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4036600B2 (ja) 2008-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Liu et al. Excitation of dielectric barrier discharges by unipolar submicrosecond square pulses
US6238629B1 (en) Apparatus for plasma treatment of a gas
Penetrante et al. Pulsed corona and dielectric‐barrier discharge processing of NO in N2
Kong et al. Electrically efficient production of a diffuse nonthermal atmospheric plasma
Yushkov et al. Effect of the pulse repetition rate on the composition and ion charge-state distribution of pulsed vacuum arcs
JP4378592B2 (ja) 放電発生装置の制御方法
JP2001314753A (ja) プラズマ分解装置及びガスプラズマ分解方法
US7521026B2 (en) Field-enhanced electrodes for additive-injection non-thermal plasma (NTP) processor
US7608796B2 (en) Plasma generating electrode and plasma reactor
Lu et al. On the chronological understanding of the homogeneous dielectric barrier discharge
US6774335B2 (en) Plasma reactor and gas modification method
El-Zein et al. The characteristics of dielectric barrier discharge plasma under the effect of parallel magnetic field
Fitria et al. The Effects of Different Electrode Holes on Ozone Generation
JP2929768B2 (ja) 円筒型プラズマ発生装置
JP2000348896A (ja) プラズマ発生方法、プラズマ発生装置及びプラズマ反応によるガス処理方法
Wang et al. Conversion of carbon dioxide in atmospheric pressure dielectric barrier discharges with different electrode configurations
Danilov et al. Aging studies for the muon detector of HERA-B
Kogelschatz et al. High pressure plasmas: Dielectric barrier and corona discharges
JP3417037B2 (ja) オゾン発生装置
Liu Electrical modeling and unipolar pulsed energization of dielectric barrier discharges
JPH1015336A (ja) ガス処理装置とそれを用いた排ガス中の窒素酸化物の分解方法
Li et al. Characteristics and Spectral Analysis of the Back-Corona Discharge Using Different Power Supplies
JP2002320844A (ja) 排ガス分解処理方法
JPH07277707A (ja) オゾン発生装置
Neunnan et al. The dielectric barrier discharge: A bright spark for Australia's future

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060927

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees