JP2001314701A - 脱泡装置 - Google Patents

脱泡装置

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JP2001314701A
JP2001314701A JP2000136025A JP2000136025A JP2001314701A JP 2001314701 A JP2001314701 A JP 2001314701A JP 2000136025 A JP2000136025 A JP 2000136025A JP 2000136025 A JP2000136025 A JP 2000136025A JP 2001314701 A JP2001314701 A JP 2001314701A
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JP
Japan
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defoaming
liquid
permeable membrane
membrane material
pipe
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Pending
Application number
JP2000136025A
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English (en)
Inventor
Kazuyasu Kawashima
和保 川島
Akira Sato
佐藤  明
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ERC KK
Idex Health and Science KK
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ERC KK
ERC Inc
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Publication date
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  • Pipeline Systems (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な機構でもって、配管中に発生した気
泡を簡便に取除くことが出来る脱泡装置を提供するこ
と。 【解決手段】 液体Lを加圧送流するための配管1に当
該配管の内側と外側の間を連通させる脱泡用窓穴2を開
口形成せしめ、該脱泡用窓穴に気体を通し液体の透過を
阻止する透過膜材3を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学工業や薬品工
業,半導体製造工業,食品・飲料水,液体クロマトグラ
フ等においてその製造プロセスや液体の輸送配管プロセ
スに組込まれて、加圧送流される液体中に混入している
気泡を除去するための脱泡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配管を用いて液体を送る場合、送液中の
外気温度変化等の影響で配管内に気泡が発生しやすく、
この現象は、液体に圧力を加えて送る(加圧送流する)
場合に加圧媒体である窒素等の気体が液体中に溶け込む
ために一層のこと顕著となる。送液中に多量の気泡が発
生すると、キャビテーションが発生しやすくなって振動
や騒音の原因となり、ポンプや配管の障害を引き起こす
もととなる。しかし乍ら、配管中に発生した気泡を簡便
に取除くための脱泡装置は未だ提供されていないのが現
状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような現
状に鑑みてなされたものであり、簡単な機構でもって、
配管中に発生した気泡を簡便に取り除くことが出来る脱
泡装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の脱泡装置は、加圧送流される液体中に混入してい
る気泡を除去するための脱泡装置であって、液体を加圧
送流するための配管に当該配管の内側と外側の間を連通
させる脱泡用窓穴を開口形成せしめ、該脱泡用窓穴に気
体を通し液体の透過を阻止する透過膜材を設けてなる事
を特徴としたものである(請求項1)。この際、前記透
過膜材としては、前記脱泡用窓穴を覆う平膜(フィル
ム)形状に形成する(請求項2)か、又はその開口端が
前記脱泡用窓穴に臨むチューブ形状に形成する(請求項
3)ことが考えられる。また、配管中に発生した気泡を
前記透過膜材側により捕捉しやすくするために前記脱泡
用窓穴内にあって前記透過膜材との間に気泡溜め部を設
けたり(請求項4)、透過膜材を通過する気泡を外部へ
迅速に排出できるように前記透過膜材の外側を大気圧よ
りも減圧する(請求項5)ことなどが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な好適実施
例を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は図示実
施例のものに限定されるものではなく、いろいろなバリ
エーションが考えられる。図中の符号1は液体を加圧送
流するための配管を示し、符号2は配管1の内側と外側
の間を連通させる脱泡用窓穴を示し、そして符号3は配
管1中の液体Lを配管1の外部と隔てるように脱泡用窓
穴2を塞ぐための透過膜材を示す。
【0006】配管1は、基本的に既設の液輸送用配管
(の一部)を使用することが可能であり、金属製パイプ
又は合成樹脂製パイプ等を用いて、輸送する液体や用途
に応じて所望の長さや径に形成され、液体の供給元から
供給先にわたって配設される。そして、その内部に液体
Lが加圧送流されると共に、その所望の中途部分に適宜
大きさの脱泡用窓穴2が開口形成される。
【0007】脱泡用窓穴2は、液体の供給元から供給先
にわたって配設された配管1の所望の中途部分に1個又
は適宜間隔をおいて複数個開口形成されるが、配管1内
で発生した気泡Vは配管1内部の上面部分を伝って液体
Lと共に移動するので、水平状に配設された配管1の上
部位置に開口形成することが望ましい。さらにその時、
配管1内部の上面部分と透過膜材3との間に、配管1の
内部上面部を伝って液体と共に移動してきた気泡Vを捕
捉し貯留しておくための気泡溜り部4を形成するように
することが好ましい。
【0008】透過膜材3は、例えばフッ素系樹脂重合体
やシリコーン系樹脂重合体などからなる気体を通し液体
の透過を阻止する膜材を用いて、平膜(フィルム)形状
又は所要の内径及び長さを有するチューブ形状(中空管
形状)に形成され、配管1中を流れる液体が配管1の外
部に漏れ出ないように脱泡用窓穴2を塞ぐように設置す
る。
【0009】具体的には、図1に示した第1実施例では
透過膜材3を、脱泡用窓穴2を覆う大きさの平膜(フィ
ルム)形状に形成し、該透過膜材3を脱泡用窓穴2に当
該脱泡用窓穴2を覆うように設置したものである。
【0010】また、図2に示した第2実施例では、透過
膜材3を所要の内径及び長さを有するチューブ形状(中
空管形状)に形成し、その一端側31を密閉栓31a等で
密閉して他端の開口端側32を配管1の脱泡用窓穴2内
に臨ませるようにして設置したものである。
【0011】透過膜材3をチューブ形状(中空管形状)
に形成した場合、1本だけを用いてその開口端側32を
配管1の脱泡用窓穴2内に臨ませるようにして設置して
も良いし、図示例のごとく複数本を用いてそれらの開口
端側32を束ねて配管1の脱泡用窓穴2内に臨ませるよ
うにして設置するようにしても良い。
【0012】而して、配管1内に液体Lをその供給源側
から供給先に加圧送流させると、配管1内で発生した気
泡Vは配管1内部の上面部分を伝って液体Lと共に供給
先へ移動する。その途中で、気泡溜り部4があれば一旦
気泡溜り部4で捕捉されて、脱泡用窓穴2から透過膜材
3を通って外部に排出放散され、気泡溜り部4がない場
合には直接脱泡用窓穴2から透過膜材3を通って外部に
排出放散される。
【0013】この際、透過膜材3を通過する気泡Vを外
部へ迅速に排出できるように、透過膜材3の外側を減圧
容器(図示せず)で囲い減圧容器の内部を減圧すること
により、透過膜材3の外側を大気圧よりも減圧するよう
にすることが好ましい。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る脱泡装置は斯様に、液体を
加圧送流するための配管に当該配管の内側と外側の間を
連通させる脱泡用窓穴を開口形成せしめ、該脱泡用窓穴
に気体を通し液体の透過を阻止する透過膜材を設けてな
るので、格別な動力や機械的構造を用いずともすこぶる
簡単な機構でもって、配管中に発生した気泡を連続的に
簡便に取り除くことが出来る。しかも、既設の配管にも
簡便且つ安価に設備することが出来ると共に、メンテナ
ンスが容易ないしはフリーとなる。
【0015】また、特に本発明の請求項4に係る脱泡装
置によれば、脱泡用窓穴内にあって透過膜材との間に気
泡溜め部を設けてなるので、配管中を加圧されて流れて
いる液体の流速が多少速くとも、配管中で発生した気泡
をほぼ確実に捕捉し、脱泡用窓穴から透過膜材を通して
外部へ排出させることが可能となる。
【0016】更に、特に本発明の請求項5に係る脱泡装
置によれば、透過膜材の外側を大気圧よりも減圧してな
るので、透過膜材を通過する気泡を外部へ迅速に排出で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す模式図。
【図2】 本発明の第2実施例を示す模式図。
【符号の説明】
1:配管 2:脱泡用窓穴 3:透過膜材 4:気泡溜め部 L:液体 V:気泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J071 AA11 BB11 CC11 DD22 4D006 GA32 HA01 HA41 KA64 MA01 MA03 MC28 MC65 PB70 PC01 PC11 PC42 4D011 AA16 AA17 AC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧送流される液体中に混入している気
    泡を除去するための脱泡装置であって、液体を加圧送流
    するための配管に当該配管の内側と外側の間を連通させ
    る脱泡用窓穴を開口形成せしめ、該脱泡用窓穴に気体を
    通し液体の透過を阻止する透過膜材を設けてなる事を特
    徴とする脱泡装置。
  2. 【請求項2】 前記透過膜材が、前記脱泡用窓穴を覆う
    平膜形状に形成されている請求項1記載の脱泡装置。
  3. 【請求項3】 前記透過膜材がチューブ形状に形成さ
    れ、その開口端を前記脱泡用窓穴に臨ませてなる請求項
    1記載の脱泡装置。
  4. 【請求項4】 前記脱泡用窓穴内にあって前記透過膜材
    との間に気泡溜め部を設けてなる請求項1記載の脱泡装
    置。
  5. 【請求項5】 前記透過膜材の外側を大気圧よりも減圧
    してなる請求項1記載の脱泡装置。
JP2000136025A 2000-05-09 2000-05-09 脱泡装置 Pending JP2001314701A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122881A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Toshiba Corp 高圧反応装置
JP2014113533A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 気体排出装置
KR101422593B1 (ko) 2012-05-15 2014-07-23 삼성중공업 주식회사 하이드레이트 생성을 방지하는 수송관
JP2017181110A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 積水メディカル株式会社 脱気装置

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JP2014113533A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 気体排出装置
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