JP2007092466A - 水路シール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水路の上面壁に設けられた貫通孔の側壁とその貫通孔を貫通する配管の外周部との間の隙間から海水の泡が噴き出すことを防止できる水路シール装置を得ることである。
【解決手段】 気体封入体16は、水を放流する暗渠式の水路11の上面壁12に設けられた貫通孔13の側壁と、貫通孔13を貫通する配管14の外周部との間に配置される。そして、内部に気体が封入されたときに膨張する。気体供給部17は、気体封入体16の内部に気体を供給して、貫通孔13の側壁と配管14の外周部との間の隙間が塞がれるように、気体封入体16を膨張させる。これにより、貫通孔13の側壁と配管14の外周部との間の隙間をシールし、海水の泡20が上面壁12に噴き出すのを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水を放流する暗渠式の水路の上面壁に設けられた配管の周囲をシールする水路シール装置に関する。
例えば、発電所においては、発電設備を構成する各種機器の冷却に海水が使用されており、海水の取り入れや排水のために水路が設けられている。このような水路のほとんどは暗渠式になっており、多数の配管が水路の上面壁を貫通して設けられ、水路に合流するようになっている。
配管が設けられた水路の上面壁を貫通する貫通孔の側壁と、その貫通孔を貫通する配管の外周部との間には隙間があり、その隙間から潮位によって海水の泡が噴き出してくることがある。海水の泡が多量に噴き出すと美観上の問題だけでなく異臭が発生したり、配管の周辺に配置されている機器が錆びてしまったりするので海水の泡の噴き出しの度に清掃が必要となる。そこで、海水の泡が噴き出さないように、水路の上面壁を貫通する貫通孔の側壁と、その貫通孔を貫通する配管の外周部との間の隙間に樹脂等でシールを施している。
ここで、配管が貫通する側壁と配管との間の間隙をシールリングするものとしては、円筒状のシール部の一端部の外周に嵌合溝を設け、他端部の内周に排水管の止め部を設け、雨水ます本体に排水管を簡単に一定の挿入長さで取り付けることができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−3446号公報
しかし、特許文献1のものではシールリング部材は合成樹脂で形成しているので、隙間の形状や配管の位置がずれた場合には完全なシールできないことがある。水路の上面壁は土木構造物でありコンクリート躯体であることが多く、このような形状変化を伴わない上面壁に対し、その上面壁を貫通する配管は周囲の気温や潮位等に対し貫通孔内で若干偏りを生じて移動することがある。
この場合、シールリング部材は合成樹脂の固体であるため、シールリング部材が上面壁の側壁や配管の外周部と密着しない箇所が生じることがある。このため、上面壁の側壁と配管の外周部との隙間をシールできないことが生じる。上面壁の側壁と配管の外周部との隙間がシールできていないと、前述したように海水の泡が噴き出してしまう。
本発明の目的は、水路の上面壁に設けられた貫通孔の側壁とその貫通孔を貫通する配管の外周部との間の隙間から海水の泡が噴き出すことを防止できる水路シール装置を得ることである。
請求項1の発明に係わる水路シール装置は、水を放流する暗渠式の水路の上面壁に設けられた貫通孔の側壁と前記貫通孔を貫通する配管の外周部との間に配置され内部に気体が封入されたときは膨張する気体封入体と、前記気体封入体の内部に気体を供給して前記貫通孔の側壁と前記配管の外周部との間の隙間が塞がれるように前記気体封入体を膨張させるための気体供給部とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係わる水路シール装置は、請求項1の発明において、両端部にテーパ部を有した弓状または棒状の筒体に形成され、前記配管の外周部に巻き付けて配置されることを特徴とする。
本発明によれば、内部に気体が封入されたときに膨張する気体封入体で、水路の上面壁に設けられた貫通孔の側壁とその貫通孔を貫通する配管の外周部との間の隙間をシールするので、配管の位置に偏りが生じても、気体封入体の内部の気体圧で配管の外周部と貫通孔の側壁との間の圧力を均等に配分して配管を保持する。従って、貫通孔の側壁と配管の外周部との間の隙間を適正にシールでき、海水の泡が噴き出すのを防止できる。
また、両端部にテーパ部を有した弓状または棒状の筒体に気体封入体を形成した場合には、配管の据付後においても配管の周囲に気体封入体を配置でき、また、配管の口径に関係なく気体封入体を配置できる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係わる水路シール装置を暗渠式の水路に取り付けた場合の構成図であり、図1(a)は断面図、図1(b)は平面図である。
暗渠式の水路11の上面壁12に貫通孔13が設けられ、この貫通孔13に配管14が貫通して配置されている。水路シール装置15は気体封入体16と気体供給部17とから構成され、気体封入体16は貫通孔13の側壁と貫通孔13を貫通する配管14の外周部との間に配置される。一方、気体供給部17は気体封入体16の内部に気体(例えば空気)を供給して貫通孔13の側壁と配管14の外周部との間の隙間が塞がれるように気体封入体16を膨張させるものである。また、水路11の上面壁12には、貫通孔13に挿入して配置された気体封入体16を押さえるための押さえプレート18が設けられている。
水路11には海水19が流れており、その海水の表面には泡20が発生することがある。この泡20は潮位によって貫通孔13の側壁と配管14の外周部との間に上昇してくる。水路シール装置15の気体封入体16は、この上昇してくる泡20が水路11の上面壁12から噴き出すのを防止する。
図2は、本発明の実施の形態に係わる水路シール装置15の平面図であり、図2(a)は気体封入体16がリング状に形成された水路シール装置15の平面図、図2(b)は気体封入体16が両端部にテーパ部を有した弓状または棒状の筒体に形成された水路シール装置15の平面図である。
図2(a)において、気体封入体16は弾力性を有した素材、例えばゴムなどでリング状に形成され、内部に気体(空気)が封入されたときに膨張する。いわゆる浮き輪のように形成される。気体封入体16の内輪は配管14の口径に一致する大きさとする。気体封入体16は配管14の施工の際に配管14に通され、水路11の上面壁12に設けられた貫通孔13の側壁とその貫通孔13を貫通する配管14の外周部との間の隙間に配置される。そして、その後に気体供給部17から気体封入体16に気体(空気)を封入し、貫通孔13の側壁と配管14の外周部との間の隙間がなくなる程度まで気体封入体16を膨張させる。すなわち、気体封入体16の圧力を、海水の泡が貫通孔13から噴き出すのを防止できる程度の圧力とする。
これにより、貫通孔13の側壁と配管14の外周部との間の隙間を適正にシールでき、海水の泡が噴き出すのを防止できる。また、配管14の貫通孔13内への配置位置に偏りがあったとしても、気体封入体16の内部の気体圧により、配管14の外周部と貫通孔13の側壁との間の圧力を均等に配分して配管を保持するので、適正にシールできる。
図2(a)に示したリング状の気体封入体16の場合には、配管14の口径に合わせて、それぞれ異なる大きさの内輪の気体封入体16を用意する必要がある。また、リング状の気体封入体16の場合には配管14の施工の際に予め配管14に通しておく必要がある。
そこで、図2(b)に示すように、両端部にテーパ部を有した弓状の筒体に気体封入体16を形成する。そして、配管14が施工された後に配管14の外周部に弓状の筒体の気体封入体16を巻き付けて貫通孔13に配置する。両端部にテーパ部を有しているのは、気体封入体16を巻き付けた際に両端部の重なり部分が他の部分より肥大するのを防止するためである。
配管14に気体封入体16を巻き付けた後に、気体供給部17から気体封入体16に気体(空気)を封入し、貫通孔13の側壁と配管14の外周部との間の隙間がなくなる程度まで気体封入体16を膨張させる。この場合、両端部はテーパ部を有するので、両端部が重なってもその重なり部分が他の部分より極端に肥大することはない。
このように、配管14の外周部に気体封入体16を巻き付けて配置するので、配管14の口径に関係なく気体封入体16を取り付けることができ、また、配管14の施工後に気体封入体16をを配管14に取り付けることも可能である。なお、図2(b)では弓状の気体封入体16を示したが棒状の気体封入体16であってもよい。この場合も、両端部にテーパ部を有することは言うまでもない。
本発明の実施の形態によれば、気体封入体16に気体を封入して、気体封入体16の圧力が、海水の泡が貫通孔13から噴き出すのを防止できる程度の圧力にするので、貫通孔13から海水の泡が噴き出すのを確実に防止できる。この場合、気体封入体16の圧力を定期的に監視し、気体封入体16の圧力が泡の噴き出しを防止できる圧力を維持しているかどうかを判定することになる。
本発明の実施の形態に係わる水路シール装置を暗渠式の水路に取り付けた場合の構成図。 本発明の実施の形態に係わる水路シール装置の平面図。
符号の説明
11…水路、12…上面壁、13…貫通孔、14…配管、15…水路シール装置、16…気体封入体、17…気体供給部、18…押さえプレート、19…海水、20…泡

Claims (2)

  1. 水を放流する暗渠式の水路の上面壁に設けられた貫通孔の側壁と前記貫通孔を貫通する配管の外周部との間に配置され内部に気体が封入されたときは膨張する気体封入体と、
    前記気体封入体の内部に気体を供給して前記貫通孔の側壁と前記配管の外周部との間の隙間が塞がれるように前記気体封入体を膨張させるための気体供給部と、
    を備えたことを特徴とする水路シール装置。
  2. 前記気体封入体は、両端部にテーパ部を有した弓状または棒状の筒体に形成され、前記配管の外周部に巻き付けて配置されることを特徴とする請求項1記載の水路シール装置。
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