JP2006300570A - 差圧/圧力伝送器 - Google Patents

差圧/圧力伝送器 Download PDF

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Abstract

【課題】受圧体自身に過大圧保護機構を持たなくても良い差圧/圧力伝送器を提供する。
【解決手段】プロテクションダイアフラムとを備えた高圧側接液ブロック体とプロテクションダイアフラムとをキャピラリを介して伝達する差圧/圧力伝送器において、前記高圧側接液ブロック体の高圧側プロテクションダイアフラムの裏面に低圧側伝達液を接液させ、前記低圧側接液ブロック体の低圧側プロテクションダイアフラムの裏面に高圧キャピラリに封入されている高圧側伝達液を接液させて過大圧からのの保護を図る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工業計測の流量測定に用いられる、導圧管レスダイアフラムシール付差圧伝送器に関し、導圧管レスダイアフラムシール付差圧伝送器のキャピラリ部の封入液を少なくすることを可能とすることにより周囲温度変化に対して出力が安定した測定が可能となり、且つ作業者がバルブ操作を誤って導圧管レスダイアフラムシール付差圧伝送器に過大圧が印加されても、過大圧が開放されたときに短時間に出力信号が正常状態に復帰することを目的とした導圧管レスダイアフラムシール付差圧伝送器に関する。
従来技術における導圧管レスダイアフラムシール付差圧伝送器は、図4及び図5に示すように、プロセスからの高圧側圧力を受ける高圧側接液ブロック111と、差圧の低圧側圧力を受ける低圧側接液ブロック112と、高圧側及び低圧側接液ブロック111、112とセンサーが組み込まれている受圧体113をつなぐキャピラリ114で構成され、更に、センサーからの信号を電気信号に変換する増幅部115によって構成されている。
特開2004−93237号公報(第7頁〜第9頁 第2図)
しかし、従来技術で説明した、導圧管レスダイアフラムシール付差圧伝送器は差圧印加時の封入液量移動を考慮するとキャピラリの内径はある程度大きくしておく必要がある。
一方、キャピラリの内径をある程度大きくすると圧力の伝達媒体として封入されている封入の液量が増える結果、周囲温度変化による温度誤差量も多くなる。
そこで、差圧が印加されても封入液の移動がない予荷重方式の差圧伝送器を適用することでキャピラリの内径を小さくすることが可能になる。
しかし、過大圧が印加された場合のみだが予荷重方式の差圧伝送器でも封入液の移動は生じるため、あまりキャピラリ径を小さくすると過大圧印加時にスムーズに液の移動がしなくなり、センサー破損を起こす恐れがある。
このようなことから、従来技術では予荷重方式の差圧伝送器でもキャピラリ内径は小さくすることは出来ないため、キャピラリ内の封液量を減らすことは困難である。この結果、封液量が多くなり温度による出力誤差は従来の方式の導圧管レスダイアフラムシール付差圧伝送器と差異がなくなってしまう、という問題点があった。
従って、導圧管レスダイアフラムシール付差圧伝送器のキャピラリ部の封液量を少なくすることにより温度による出力誤差を小さくし、且つ過大圧が印加されてもセンサー破損を防止することが可能とし、この結果安定した流量測定/差圧測定を可能にすることに解決しなければならない課題を有する。
上記課題を解決するために、本願発明の差圧伝送器は、次に示す構成にしたことである。
(1)差圧/圧力伝送器は、高圧側プロセス収納室に封入されている高圧側伝達液にプロセスの高圧力を伝達する高圧側プロセスダイアフラムと、前記高圧側伝達液を表面に接合させた予荷重ダイアフラムである高圧側プロテクションダイアフラムとを備えた高圧側接液ブロック体と、低圧側プロセス収納室に封入されている低圧側伝達液にプロセスの低圧力を伝達する低圧側プロセスダイアフラムと、前記低圧側伝達液を表面に接合させた予荷重ダイアフラムである低圧側プロテクションダイアフラムとを備えた低圧側接液ブロック体と、前記高圧側接液ブロック体の前記高圧側伝達液を高圧キャピラリを介して伝達する高圧側センサーダイアフラムを備えた高圧側センサー部と、前記低圧側接液ブロック体の前記低圧側伝達液を低圧キャピラリを介して伝達する低圧側センサーダイアフラムを備えた低圧側センサー部と、を有する受圧体とからなり、前記高圧側接液ブロック体の高圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合させる接液は前記低圧キャピラリに連通させた該低圧キャピラリに封入されている低圧側伝達液であり、前記低圧側接液ブロック体の低圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合させる接液は前記高圧キャピラリに連通させた該高圧キャピラリに封入されている高圧側伝達液であることである。
(2)前記高圧側プロテクションダイアフラムの裏面から前記低圧側プロセスダイアフラムの裏面に連通した通路の径は、前記低圧キャピラリの径よりも同一或は大きいことを特徴とする(1)に記載の差圧/圧力伝送器。
(3)前記低圧側プロテクションダイアフラムの裏面から前記高圧側プロセスダイアフラムの裏面に連通した通路の径は、前記高圧キャピラリの径よりも同一或は大きいことを特徴とする(1)に記載の差圧/圧力伝送器。
(4)前記高圧側プロテクションダイアフラム及び低圧側プロテクションダイアフラムの材質は、当該プロテクションダイアフラムを収納するブロックと同材質であることを特徴とする(1)に記載の差圧/圧力伝送器。
(5)前記高圧側プロセスダイアフラム及び低圧側プロセスダイアフラムの径よりも高圧側プロテクションダイアフラム及び低圧側プロテクションダイアフラムの径の方が大きいことを特徴とする(1)に記載の差圧/圧力伝送器。
(6)前記高圧側プロセスダイアフラムの裏面に接合して封入されている高圧側伝達液の液量よりも、前記高圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合して封入されている低圧側伝達液の液量のほうが多いことを特徴とする(1)に記載の差圧/圧力伝送器。
(7)前記低圧側プロセスダイアフラムの裏面に接合して封入されている低圧側伝達液の液量よりも、前記低圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合して封入されている高圧側伝達液の液量のほうが多いことを特徴とする(1)に記載の差圧/圧力伝送器。
(8)過大圧が印加された際に高圧側及び低圧側プロセスダイアフラムが着座する面は、当該高圧側及び低圧側プロセスダイアフラムの形状に合わせた加工が施されていることを特徴とする(1)に記載の差圧/圧力伝送器。
本提案によれば、高圧側接液ブロック体の高圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合させる接液は低圧キャピラリに連通させた該低圧キャピラリに封入されている低圧側伝達液であり、低圧側接液ブロック体の低圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合させる接液は高圧キャピラリに連通させた該高圧キャピラリに封入されている高圧側伝達液であることにより、キャピラリを介した受圧体には過大圧が印加されることは無いので、受圧体自身に過大圧保護機構を持たなくても良くなり、受圧体自身もシンプルな構造となり安価に提供することが可能になる。
更に、受圧体と接液ブロック体間のキャピラリ内径を細くすることが可能となり、導圧管レスダイアフラムシール付き差圧伝送器全体の封液量の割合のほとんどを占めていた受圧体と接液ブロック体間の封液量も最小とすることが可能となり、この結果温度による出力誤差も小さく出来る。又、全体の封液量も少なくなることからダイアフラムの小口径化も可能となる。
次に、本願発明に係る差圧/圧力伝送器の実施形態について、図面を参照して以下説明する。尚、従来技術で説明したものと同じものには同一符号を付与して説明する。
本願発明の差圧/圧力伝送器は、導圧管を使用しないでキャピラリを使用した導圧管レスダイアフラムシール付差圧伝送器であり、図1及び図2に示すように、高圧側と低圧側のセンサーダイアフラムを備えた受圧体11と、この受圧体11にキャピラリを介して接続され、プロセスの高圧側圧力を受ける高圧側接液ブロック体22と、受圧体11にキャピラリを介して接続され、プロセスの低圧側圧力を受ける低圧側接液ブロック体28とから大略構成されている。
受圧体11は、高圧キャピラリ12からの高圧側伝達液13の変化を捉える高圧側センサーダイアフラム14を備えた高圧側センサー部15と、低圧キャピラリ16からの低圧側伝達液17の変化を捉える低圧側センサーダイアフラム18を備えた低圧側センサー部19と、高圧側センサー部15及び低圧側センサー部19からの検出液の状態を検知して電気信号に変換する増幅部21からなる。
高圧側センサー部15は、高圧側接液ブロック体22に接続されている高圧キャピラリ12と接続して高圧側接液ブロック体22に封入されている高圧側伝達液13を取込むように形成されており、高圧キャピラリ12に連結する高圧側導入管23、この高圧側導入管23に連通され高圧側センサーダイアフラム14の表面に接するように高圧側伝達液13を取込むための高圧側伝達液収納室24、高圧側センサーダイアフラム14の裏面に接するように高圧側検出液25を充填している高圧側検出液収納室26、この高圧側検出液収納室26に連通し高圧側検出液25を増幅部21に送り込む高圧側センサー伝導穴27、を備えている。
低圧側センサー部19は、低圧側接液ブロック体28に接続されている低圧キャピラリ16と接続して低圧側接液ブロック体28に封入されている低圧側伝達液17を取込むように形成されており、低圧キャピラリ16に連結する低圧側導入管29、この低圧側導入管29に連通され低圧側センサーダイアフラム18の表面に接するように低圧側伝達液17を取込むための低圧側伝達液収納室31、低圧側センサーダイアフラム18の裏面に接するように低圧側検出液32が充填している低圧側検出液収納室33、この低圧側検出液収納室33に連通し低圧側検出液32を増幅部21に送り込む低圧側センサー伝導穴30、を備えている。
高圧側接液ブロック体22は、側壁面に高圧側プロセスダイアフラム34を備えた高圧ブロック35と、設計圧力が印加されないと動かないように設定されている予荷重ダイアフラムである高圧側プロテクションダイアフラム36を収納する高圧ベース37と、からなる。この高圧側プロテクションダイアフラム36の径は高圧側プロセスダイアフラム34の径よりも大きく形成されている。
高圧ブロック35は、高圧側プロセスダイアフラム34を備えた裏面に高圧側伝達液13を収納する高圧側プロセス収納室38、この高圧側プロセス収納室38に連通し反対方向の高圧ベース37側に連通させた高圧側過大圧伝導穴39、この高圧側過大圧伝導穴39に連通した通常圧伝導穴55を介して高圧キャピラリ12(e、h間)及び低圧側過大キャピラリ41(g、h間)に連通した高圧側封入キャピラリ42(f、h間)とからなる。
高圧ベース37は、高圧ブロック35と接合する面に備えた高圧側プロテクションダイアフラム36の裏面に低圧側伝達液17を収納する過大低圧伝達液収納室40、この過大低圧伝達液収納室40に連通し、高圧ベース37の外側に連通した過大低圧伝達液伝導穴44、この過大低圧伝達液伝導穴44に連通し低圧キャピラリ16(a、c間)及び低圧側封入キャピラリ52(c、b間)に連通した高圧側過大キャピラリ45(c、d間)とからなる。
この過大低圧伝達液伝導穴44の径は、低圧キャピラリ16の径よりも同一或は大きく形成されている。
このような構造の高圧ブロック35と高圧ベース37は、高圧ブロック35と高圧側プロセスダイアフラム34が溶接等によって接合され、更に、高圧側プロセスダイアフラム34の対向する面に高圧側プロテクションダイアフラム36が接合され、更に、高圧ブロック35と高圧ベース37が接合される。
このようにして接合されると、高圧側伝達液13は、高圧側プロセス収容室38及び高圧側過大圧伝導穴39に充填され、高圧側プロセスダイアフラム34の裏側と高圧側プロテクションダイアフラム36の表側に通じ、更に通常圧伝導穴55、高圧側封入キャピラリ42、低圧側過大キャピラリ41、過大高圧伝達液伝導穴54、過大高圧伝達液収納室53に充填されて、低圧ベース49を通り低圧側プロテクションダイアフラム48の裏側に接続され、さらに高圧キャピラリ12を介して高圧側センサー部15の高圧側センサーダイアフラム14に通じている。
低圧側接液ブロック体28は、側壁面に低圧側プロセスダイアフラム46を備えた低圧ブロック47と、設計圧力が印加されないと動かないように設定されている予荷重ダイアフラムである低圧側プロテクションダイアフラム48を収納する低圧ベース49と、からなる。この低圧側プロテクションダイアフラム48の径は低圧側プロセスダイアフラム46の径よりも大きく形成されている。
低圧ブロック47は、低圧側プロセスダイアフラム46を備えた裏面に低圧側伝達液17を収納する低圧側プロセス収納室43、この低圧側プロセス収納室43に連通し反対方向の低圧ベース49側に連通させた低圧側過大圧伝導穴51、この低圧側過大圧伝導穴51に連通した通常圧伝導穴56を介して、低圧キャピラリ16(a、c間)及び高圧側過大キャピラリ45(c、d間)に連通した低圧側封入キャピラリ52(b、c間)とからなる。
低圧ベース49は、低圧ブロック47と接合する面に備えた低圧側プロテクションダイアフラム48の裏面に高圧側伝達液13を収納する過大高圧伝達液収納室53、この過大高圧伝達液収納室53に連通し、低圧ベース49の外側に連通した過大高圧伝達液伝導穴54、この過大高圧伝達液伝導穴54に連通し高圧キャピラリ12(e、h間)及び高圧側封入キャピラリ42(h、f間)に連通した低圧側過大キャピラリ41(g、h間)とからなる。
この過大高圧伝達液伝導穴54の径は、高圧キャピラリ12の径よりも同一或は大きく形成されている。
このような構成の低圧ブロック47と低圧ベース49は、低圧ブロック47と低圧側プロセスダイアフラム46は溶接等によって接合され、更に、低圧側プロセスダイアフラム46の対向する面に低圧側プロテクションダイアフラム48が接合され、更に、低圧ブロック47と低圧ベース49が接合される。
このように接合されると、低圧側伝達液17は、低圧側プロセス収容室43及び低圧側過大圧伝導穴51に充填され、低圧側プロセスダイアフラム46の裏側と低圧側プロテクションダイアフラム48の表側に通じ、更に通常圧伝導穴56、低圧側封入キャピラリ52、高圧側過大キャピラリ45、過大低圧伝達液伝導穴44、過大低圧伝達液収納室40に充填されて、高圧ベース37を通り高圧側プロテクションダイアフラム48の裏側に接続され、更に低圧キャピラリ16を介して低圧側センサー部19の低圧側センサーダイアフラム18に通じている。
以上のように、低圧キャピラリ16の低圧側伝達液17を高圧側プロテクションダイアフラム36の裏面に接するようにし、且つ高圧キャピラリ12の高圧側伝達液13を低圧側プロテクションダイアフラム48の裏面に接するように配置することで、高圧側及び低圧側プロセスダイアフラム34、46に設計圧力以上の荷重がかかり、高圧側及び低圧側プロテクションダイアフラム36、48が変化すると、その変化が高圧側プロテクションダイアフラム36の変化であれば、過大低圧伝達液伝導穴44、高圧側過大キャピラリ45、低圧側封入キャピラリ52を通じて低圧側プロセス収納室43の低圧側伝達液17に影響を与えるが高圧キャピラリ12の高圧側伝達液13には、設計圧力以上の圧力は伝達しない。
低圧側プロテクションダイアフラム48の変化であれば、過大高圧伝達液伝導穴54、低圧側過大キャピラリ41、高圧側封入キャピラリ42を通じて高圧側プロセス収納室38の高圧側伝達液13に影響を与えるが低圧キャピラリ16の低圧側伝達液17には、設計圧力以上の圧力は伝達しない。
従って、高圧側及び低圧側プロセスダイアフラム34、46に設計圧力以上の荷重がかかり、高圧側及び低圧側プロテクションダイアフラム36、48が変化すると、互いのキャピラリの伝達液に伝導するため受圧体11の低圧側及び高圧側センサー部19、15の低圧側及び高圧側センサーダイアフラム18、14に影響を及ぼすことがない。
以下、設計圧力範囲内での伝達液の動きと、設計圧力範囲以上のときの伝達液の動きについて説明する。
(1)設計圧力範囲内
プロセスからの高圧側圧力が高圧側プロセスダイアフラム46に印加されると高圧側伝達液13を圧力伝達媒体として高圧側プロテクションダイアフラム36の表側に加わるが、高圧側プロテクションダイアフラム36は設計圧力以下では動かない。更に、低圧側プロテクションダイアフラム48の裏側に伝わるがすでに裏側からの圧力に対しては、低圧側プロテクションダイアフラム48は低圧ブロック47に密着して接合されているため動かない。この結果、設計圧力以下の範囲では全ての高圧側伝達液13の圧力が高圧側伝達液13の移動なく高圧キャピラリ12を介して受圧体11の高圧側センサー部15の高圧側センサーダイアフラム14に伝わる。
低圧側に圧力が印加された場合も高圧側と同様に、プロセスからの低圧側圧力が低圧側プロセスダイアフラム46に印加されると低圧側伝達液17を圧力伝達媒体として低圧側プロテクションダイアフラム48の表側に加わるが、低圧側プロテクションダイアフラム36は設計圧力以下では動かない。更に、高圧側プロテクションダイアフラム36の裏側に伝わるがすでに裏側からの圧力に対しては、高圧側プロテクションダイアフラム36は高圧ブロック35に密着して接合されているため動かない。この結果、設計圧力以下の範囲では全ての低圧側伝達液17の圧力が低圧側伝達液17の移動なく低圧キャピラリ16を介して、受圧体11の低圧側センサー部19の低圧側センサーダイアフラム18に伝わる。
(2)設計圧力範囲以上
図3に示すように、プロセスから設計値以上の圧力が高圧側プロセスダイアフラム34に印加されると高圧側伝達液13を圧力伝達媒体として高圧側プロテクションダイアフラム36の表側に伝わる。高圧側プロテクションダイアフラム36は設計圧力以上の圧力になると動き出し高圧ブロック35から離れる。すると、高圧側プロセスダイアフラム34と高圧ブロック35間の接液量は高圧ブロック35と高圧側プロテクションダイアフラム36間に移動する。このとき、高圧ブロック35の高圧側プロセスダイアフラム34と密着する面はダイアフラムとの密着を良くするため、且つ過大圧印加時に高圧側プロセスダイアフラム34が高圧ブロック35に着座した際に塑性変形を起こさぬよう、更にその間の封液量を最小にするためダイアフラムの形状に沿った波型形状等に加工している。反面、高圧側プロテクションダイアフラム36が動き高圧側プロテクションダイアフラム36と高圧ベース37間の過大低圧伝達液収納室40の封液量(低圧側伝達液17)は押し出されて低圧側封液通路(過大低圧伝達液伝導穴44、高圧側過大キャピラリ45、低圧側封入キャピラリ52、通常圧伝導穴56)を通り低圧側プロセスダイアフラム46の裏面(低圧側プロセス収納室43)と低圧側プロテクションダイアフラム48の表面(低圧側過大圧伝導穴51)に伝わるが剛性比が違うため低圧側プロセスダイアフラム46が低圧側プロセス側に移動された液量分押し出される。このような動きのため、過大圧が印加されても高圧キャピラリ12の高圧側伝達液13には影響を与えず、高圧側センサー部15の高圧側センサーダイアフラム14には高圧側プロテクションダイアフラム36の設計値以上の圧力は印加されずに過大圧から保護される。
低圧側に圧力が印加された場合も高圧側と同様の動きをする。先ず、プロセスから設計値以上の圧力が低圧側プロセスダイアフラム46に印加されると低圧側伝達液17を圧力伝達媒体として低圧側過大伝導穴51を介して低圧側プロテクションダイアフラム48の表側に伝わる。低圧側プロテクションダイアフラム48は設計圧力以上の圧力になると動き出し低圧ブロック47から離れる。すると、低圧側プロセスダイアフラム46と低圧ブロック47間の接液量は低圧ブロック47と低圧側プロテクションダイアフラム48間に移動する。このとき、低圧ブロック47の低圧側プロセスダイアフラム46と密着する面はダイアフラムとの密着を良くするため、且つ過大圧印加時に低圧側プロセスダイアフラム46が低圧ブロック47に着座した際に塑性変形を起こさぬよう、更にその間の封液量を最小にするためダイアフラムの形状に沿った波型形状等に加工している。反面、低圧側プロテクションダイアフラム48が動き低圧側プロテクションダイアフラム48と低圧ベース49間の過大高圧伝達液収納室54の封液量(高圧側伝達液13)は押し出されて高圧側封液通路(過大高圧伝達液伝導穴54、低圧側過大キャピラリ41、高圧側封入キャピラリ42、通常圧伝導穴55)を通り高圧側プロセスダイアフラム34の裏面(高圧側プロセス収納室38)と高圧側プロテクションダイアフラム36の表面(高圧側過大圧伝導穴39)に伝わるが剛性比が違うため高圧側プロセスダイアフラム34が高圧側プロセス側に移動された液量分押し出される。このような動きのため、過大圧が印加されても低圧キャピラリ16の低圧側伝達液17には影響を与えず、低圧側センサー部19の低圧側センサーダイアフラム18には低圧側プロテクションダイアフラム48の設計値以上の圧力は印加されずに過大圧から保護される。
以上説明したように、本構造では過大圧の際の伝達液の移動は高圧側及び低圧側接液ブロック体間のみのキャピラリ(高圧側封入キャピラリ42、低圧側過大キャピラリ41、低圧側封入キャピラリ52、高圧側過大キャピラリ45)で閉じており、その結果、高圧側及び低圧側接液ブロック体22、28と受圧体11の高圧側及び低圧側センサー部15、19間は高圧側及び低圧側伝達液13、17の移動が無いため高圧側及び低圧側接液ブロック体22、28と高圧側及び低圧側センサー部15、19間の高圧及び低圧キャピラリ12、16をいくらでも細くすることが可能となる。又、高圧側と低圧側のブロック体22、28間の距離が無ければブロック体間を接続するキャピラリ径は細くても良いが、50mm以上である場合はキャピラリが細いと管抵抗が問題となるためキャピラリの内径を太くすることも有効である。
この際に、高圧及び低圧ブロック35、47と高圧側及び低圧側プロセスダイアフラム34、46間の容積(高圧側プロセス収納室38及び低圧側プロセス収納室43の容積)よりも高圧側及び低圧側プロテクションダイアフラム36、48と高圧及び低圧ベース37、49間の容積(過大低圧伝達液収納室40及び過大高圧伝達駅収納室53の容積)の方が多くなくてはならないため、高圧側及び低圧側プロテクションダイアフラム36、48の径を高圧側及び低圧側プロセスダイアフラム34、46の径よりも大きく形成してある。
更に、高圧及び低圧ブロック35、47はプロセス温度によって変化するため高圧及び低圧ベース35、47と高圧側及び低圧側プロテクションダイアフラム36、48と高圧及び低圧ベース37、49が同一材質で構成されていると線膨張係数が一致し安定した動作が得られるため、高圧側及び低圧側プロテクションダイアフラム36、48は高圧及び低圧ベース37、49と同一材質で形成されている。
高圧側接液ブロック体の高圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合させる接液は低圧キャピラリに連通させた該低圧キャピラリに封入されている低圧側伝達液であり、低圧側接液ブロック体の低圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合させる接液は高圧キャピラリに連通させた該高圧キャピラリに封入されている高圧側伝達液であることにより、キャピラリを介した受圧体には過大圧が印加されることは無いので、受圧体自身に過大圧保護機構を持たなくても良くなる差圧/圧力伝送器を提供する。
本願発明の差圧/伝送器を略示的に示した説明図である。 同、内部の様子を示した説明図である。 同、予荷重ダイアフラムが変化したときの様子を示した説明図である。 従来技術の差圧/圧力伝送器を示す説明図である。 従来技術の差圧/圧力伝送器を示す説明図である。
符号の説明
11 受圧体
12 高圧キャピラリ
13 高圧側伝達液
14 高圧側センサーダイアフラム
15 高圧側センサー部
16 低圧キャピラリ
17 低圧側伝達液
19 低圧側センサー部
21 増幅部
22 高圧側接液ブロック体
23 高圧側導入管
24 高圧側伝達液収納室
25 高圧側検出液
26 高圧側検出液収納室
27 高圧側センサー伝導穴
28 低圧側接液ブロック体
29 低圧側導入管
30 低圧側センサー伝導穴
31 低圧側伝達液収納室
32 低圧側検出液
33 低圧側検出液伝導穴
34 高圧側プロセスダイアフラム
35 高圧グロック
36 高圧側プロテクションダイアフラム
37 高圧ベース
38 高圧側プロセス収納室
39 高圧側過大圧伝導穴
40 過大低圧伝達液収納室
41 低圧側過大キャピラリ
42 高圧側封入キャピラリ
43 低圧側プロセス収納室
44 過大低圧伝達液伝導穴
45 高圧側過大キャピラリ
46 低圧側プロセスダイアフラム
47 低圧ブロック
48 低圧側プロテクションダイアフラム
49 低圧ベース
51 低圧側過大圧伝導穴
52 低圧側封入キャピラリ
53 過大高圧伝達液収納室
54 過大高圧伝達液伝導穴
55 通常圧伝導穴
56 通常圧伝導穴。

Claims (8)

  1. 高圧側プロセス収納室に封入されている高圧側伝達液にプロセスの高圧力を伝達する高圧側プロセスダイアフラムと、前記高圧側伝達液を表面に接合させた予荷重ダイアフラムである高圧側プロテクションダイアフラムとを備えた高圧側接液ブロック体と、
    低圧側プロセス収納室に封入されている低圧側伝達液にプロセスの低圧力を伝達する低圧側プロセスダイアフラムと、前記低圧側伝達液を表面に接合させた予荷重ダイアフラムである低圧側プロテクションダイアフラムとを備えた低圧側接液ブロック体と、
    前記高圧側接液ブロック体の前記高圧側伝達液を高圧キャピラリを介して伝達する高圧側センサーダイアフラムを備えた高圧側センサー部と、前記低圧側接液ブロック体の前記低圧側伝達液を低圧キャピラリを介して伝達する低圧側センサーダイアフラムを備えた低圧側センサー部と、を有する受圧体とからなり、
    前記高圧側接液ブロック体の高圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合させる接液は前記低圧キャピラリに連通させた該低圧キャピラリに封入されている低圧側伝達液であり、前記低圧側接液ブロック体の低圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合させる接液は前記高圧キャピラリに連通させた該高圧キャピラリに封入されている高圧側伝達液であることを特徴とする差圧/圧力伝送器。
  2. 前記高圧側プロテクションダイアフラムの裏面から前記低圧側プロセスダイアフラムの裏面に連通した通路の径は、前記低圧キャピラリの径よりも同一或は大きいことを特徴とする請求項1に記載の差圧/圧力伝送器。
  3. 前記低圧側プロテクションダイアフラムの裏面から前記高圧側プロセスダイアフラムの裏面に連通した通路の径は、前記高圧キャピラリの径よりも同一或は大きいことを特徴とする請求項1に記載の差圧/圧力伝送器。
  4. 前記高圧側プロテクションダイアフラム及び低圧側プロテクションダイアフラムの材質は、当該プロテクションダイアフラムを収納するブロックと同材質であることを特徴とする請求項1に記載の差圧/圧力伝送器。
  5. 前記高圧側プロセスダイアフラム及び低圧側プロセスダイアフラムの径よりも高圧側プロテクションダイアフラム及び低圧側プロテクションダイアフラムの径の方が大きいことを特徴とする請求項1に記載の差圧/圧力伝送器。
  6. 前記高圧側プロセスダイアフラムの裏面に接合して封入されている高圧側伝達液の液量よりも、前記高圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合して封入されている低圧側伝達液の液量のほうが多いことを特徴とする請求項1に記載の差圧/圧力伝送器。
  7. 前記低圧側プロセスダイアフラムの裏面に接合して封入されている低圧側伝達液の液量よりも、前記低圧側プロテクションダイアフラムの裏面に接合して封入されている高圧側伝達液の液量のほうが多いことを特徴とする請求項1に記載の差圧/圧力伝送器。
  8. 過大圧が印加された際に高圧側及び低圧側プロセスダイアフラムが着座する面は、当該高圧側及び低圧側プロセスダイアフラムの形状に合わせた加工が施されていることを特徴とする請求項1に記載の差圧/圧力伝送器。
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