JP2001314064A - 偏平型直流モータ - Google Patents
偏平型直流モータInfo
- Publication number
- JP2001314064A JP2001314064A JP2000131928A JP2000131928A JP2001314064A JP 2001314064 A JP2001314064 A JP 2001314064A JP 2000131928 A JP2000131928 A JP 2000131928A JP 2000131928 A JP2000131928 A JP 2000131928A JP 2001314064 A JP2001314064 A JP 2001314064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- commutator
- permanent magnet
- conductive metal
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏平型直流モータの構造を簡単化してコスト
/フォーマンスを改善する。 【解決手段】 固定整流子120を、異磁極が交互に厚
み方向に着磁された円盤状の永久磁石121の全外周面
に樹脂膜125を被服し、その上に導電性金属膜123
を蒸着、メッキ等によって形成し、十文字模様の絶縁性
の樹脂膜が永久磁石121のニュートラルゾーンに表出
するように導電性金属膜123をエッチング等によって
除去して絶縁帯126a、126b、126c、126
dを形成し、直径方向にほぼ1/4に分割された4個の
導電膜片124a、124b、124c、124dを形
成してセグメントとし、該セグメントとは、電機子コイ
ル111に電気的に接続された一対のブラシ114、1
15のブラシ先端部116a、116b、117a、1
17bとしゅう動接触する。
/フォーマンスを改善する。 【解決手段】 固定整流子120を、異磁極が交互に厚
み方向に着磁された円盤状の永久磁石121の全外周面
に樹脂膜125を被服し、その上に導電性金属膜123
を蒸着、メッキ等によって形成し、十文字模様の絶縁性
の樹脂膜が永久磁石121のニュートラルゾーンに表出
するように導電性金属膜123をエッチング等によって
除去して絶縁帯126a、126b、126c、126
dを形成し、直径方向にほぼ1/4に分割された4個の
導電膜片124a、124b、124c、124dを形
成してセグメントとし、該セグメントとは、電機子コイ
ル111に電気的に接続された一対のブラシ114、1
15のブラシ先端部116a、116b、117a、1
17bとしゅう動接触する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機器に用いら
れている振動モータに関するもので、特に整流子を永久
磁石と一体的に形成して固定整流子とし、電機子上に配
設した一対のブラシとで構成された偏平型の振動モータ
に関するものである。
れている振動モータに関するもので、特に整流子を永久
磁石と一体的に形成して固定整流子とし、電機子上に配
設した一対のブラシとで構成された偏平型の振動モータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からPHSや携帯電話等の携帯機器
には、コンサート会場や病院等の受信時の静粛な環境を
乱さないように、受信音による発音によらず、振動モー
タの振動によって受信を携帯機器の利用者に感知させる
振動モータが搭載されている場合が多い。前述の振動モ
ータには、軽薄短小化、低消費電力化、加振力の向上及
び低コスト化を図るために、一層の改善が要求されてい
る。このために、当然振動モータの簡略化した構成が種
々試みられている。例えば、複数個の電機子コイル(3
個)を用いた偏心回転子による振動用の偏平型直流モー
タの構成例としては、特開平6ー205565号(文献
A)及び電機子コイルを1個を用いた偏心回転子による
振動用の偏平型直流モータの構成例としては、特願平9
ー136733号(文献B)が知られている。
には、コンサート会場や病院等の受信時の静粛な環境を
乱さないように、受信音による発音によらず、振動モー
タの振動によって受信を携帯機器の利用者に感知させる
振動モータが搭載されている場合が多い。前述の振動モ
ータには、軽薄短小化、低消費電力化、加振力の向上及
び低コスト化を図るために、一層の改善が要求されてい
る。このために、当然振動モータの簡略化した構成が種
々試みられている。例えば、複数個の電機子コイル(3
個)を用いた偏心回転子による振動用の偏平型直流モー
タの構成例としては、特開平6ー205565号(文献
A)及び電機子コイルを1個を用いた偏心回転子による
振動用の偏平型直流モータの構成例としては、特願平9
ー136733号(文献B)が知られている。
【0003】文献Aには、電機子コイルを3個用いた偏
平型直流モータの主要構成が図3、図4のように示され
ている。図3は、主要断面図を示し、図4は3個の電機
子コイルの配設を示す。以下では文献Aを図面に基づい
て説明する。
平型直流モータの主要構成が図3、図4のように示され
ている。図3は、主要断面図を示し、図4は3個の電機
子コイルの配設を示す。以下では文献Aを図面に基づい
て説明する。
【0003】図3、図4に示すように、この振動発生用
の偏平型直流モータ300は、ケーシング302の底部
に固定された厚み方向に4極に着磁された円板状永久磁
石303と、空隙を介して面対向する3個の扇型コイル
306a、306b、306cがほぼ同一平面状に配設
されて、回転子軸305に複数個のセグメントを有する
整流子308と共に固定されてなる電機子304と、前
記整流子308に接触する一対のブラシ309から構成
される。一対のブラシ309に直流電源が接続される
と、3個の扇型のコイル306a、306b、306c
には整流された電流が流れて電機子304は所定の方向
に回転する。振動発生用モータとして用いるためには、
電機子304を大きく偏芯させることによって電機子3
04に大きな遠心力が発生して回転することで装置全体
に強い振動が発生することになる。
の偏平型直流モータ300は、ケーシング302の底部
に固定された厚み方向に4極に着磁された円板状永久磁
石303と、空隙を介して面対向する3個の扇型コイル
306a、306b、306cがほぼ同一平面状に配設
されて、回転子軸305に複数個のセグメントを有する
整流子308と共に固定されてなる電機子304と、前
記整流子308に接触する一対のブラシ309から構成
される。一対のブラシ309に直流電源が接続される
と、3個の扇型のコイル306a、306b、306c
には整流された電流が流れて電機子304は所定の方向
に回転する。振動発生用モータとして用いるためには、
電機子304を大きく偏芯させることによって電機子3
04に大きな遠心力が発生して回転することで装置全体
に強い振動が発生することになる。
【0004】文献Aでは、電機子304を偏芯させるこ
とで電機子304に回転することで大きな遠心力が発生
して装置全体に強い振動が発生することは示されてい
る。しかしながら、文献Aの直流モータの構造は、電機
子304に形成された整流子308は小型で構造が複雑
である。
とで電機子304に回転することで大きな遠心力が発生
して装置全体に強い振動が発生することは示されてい
る。しかしながら、文献Aの直流モータの構造は、電機
子304に形成された整流子308は小型で構造が複雑
である。
【0005】また、文献Bでは図5に概要を示すよう
に、起動死点をなくすために、扇形の1個の電機子コイ
ルを搭載した電機子320の停止位置を決める磁性体3
30が電機子320に埋設され、更に前記電機子320
が偏芯されて構成されている。そして、電機子320が
回転することで大きな遠心力が発生して装置全体に強い
振動が発生することは示されているが、文献A同様に整
流子は小型で構造が複雑である。
に、起動死点をなくすために、扇形の1個の電機子コイ
ルを搭載した電機子320の停止位置を決める磁性体3
30が電機子320に埋設され、更に前記電機子320
が偏芯されて構成されている。そして、電機子320が
回転することで大きな遠心力が発生して装置全体に強い
振動が発生することは示されているが、文献A同様に整
流子は小型で構造が複雑である。
【0006】 文献A、文献Bは図6に示すように、電
機子コイルが3個または1個の違いはあるもの、回転子
軸345に厚みが一定のコイルを搭載した電機子344
と、厚みが一定の永久磁石343と、電機子上に形成さ
れた整流子は小型で複雑に構成されている。この結果、
組み立てを簡単にしてコスト/パフォーマンスを改善す
ることは極めて困難である。
機子コイルが3個または1個の違いはあるもの、回転子
軸345に厚みが一定のコイルを搭載した電機子344
と、厚みが一定の永久磁石343と、電機子上に形成さ
れた整流子は小型で複雑に構成されている。この結果、
組み立てを簡単にしてコスト/パフォーマンスを改善す
ることは極めて困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、偏平型直流
モータの構造を簡単にして組み立て性を改善することを
目的として、電機子上に一対のブラシを形成し、永久磁
石と一体的に形成された固定整流子とで構成する偏平型
直流モータに関するものである。課題を解決するために
なされた本発明の請求項1の偏平型直流モータは、厚み
方向に複数極が着磁された円盤状の永久磁石の磁極面と
対向するカップ状ヨークとで形成される磁場中に、前記
永久磁石の磁極面と空隙を介して複数個の扇型コイルが
ほぼ同一平面状に配設されて、回転軸に複数個のセグメ
ントからなる整流子と共に固定されてなる電機子と、前
記整流子に接触する一対のブラシからなる振動モータに
おいて、前記整流子は、異磁極が交互に厚み方向に着磁
された複数個の磁極片を有し、空隙を介して電機子と対
向する前記円盤状の永久磁石の上面に、プリント基板ま
たは複数の金属及び樹脂膜でセグメントを形成して固定
した整流子を構成し、前記電機子は、前記円盤状の永久
磁石と空隙を介して対向する電機子の対向面に一対のブ
ラシを配設して構成し,前記整流子のセグメントと前記
電機子上のブラシとがしゅう動接触することを特徴とす
るものである。
モータの構造を簡単にして組み立て性を改善することを
目的として、電機子上に一対のブラシを形成し、永久磁
石と一体的に形成された固定整流子とで構成する偏平型
直流モータに関するものである。課題を解決するために
なされた本発明の請求項1の偏平型直流モータは、厚み
方向に複数極が着磁された円盤状の永久磁石の磁極面と
対向するカップ状ヨークとで形成される磁場中に、前記
永久磁石の磁極面と空隙を介して複数個の扇型コイルが
ほぼ同一平面状に配設されて、回転軸に複数個のセグメ
ントからなる整流子と共に固定されてなる電機子と、前
記整流子に接触する一対のブラシからなる振動モータに
おいて、前記整流子は、異磁極が交互に厚み方向に着磁
された複数個の磁極片を有し、空隙を介して電機子と対
向する前記円盤状の永久磁石の上面に、プリント基板ま
たは複数の金属及び樹脂膜でセグメントを形成して固定
した整流子を構成し、前記電機子は、前記円盤状の永久
磁石と空隙を介して対向する電機子の対向面に一対のブ
ラシを配設して構成し,前記整流子のセグメントと前記
電機子上のブラシとがしゅう動接触することを特徴とす
るものである。
【0008】課題を解決するためになされた本発明の請
求項2の偏平型直流モータの前記整流子の構成は、異磁
極が交互に厚み方向に着磁された複数個の磁極片を有す
る前記円盤状の前記永久磁石の全外周面に絶縁性の樹脂
膜を被服し、前記絶縁性の樹脂膜の全外周面上に導電性
金属膜を蒸着、メッキ等によって形成し、前記導電性金
属膜の上下面に十文字模様に連続した前記絶縁性の樹脂
膜が前記円盤状の前記永久磁石のニュートララルゾーン
に表出するように前記導電性金属膜をエッチング等によ
って除去して絶縁帯を形成し、前記絶縁帯によって直径
方向にほぼ1/4に分割された4個の導電性金属膜のセ
グメントを形成し、回転子軸に関して点対称となるセグ
メントを電気的に接続して固定整流子とし、前記電機子
上のコイルと電気的に接続する一対のブラシと前記整流
子のセグメントとがしゅう動接触することを特徴とす
る。
求項2の偏平型直流モータの前記整流子の構成は、異磁
極が交互に厚み方向に着磁された複数個の磁極片を有す
る前記円盤状の前記永久磁石の全外周面に絶縁性の樹脂
膜を被服し、前記絶縁性の樹脂膜の全外周面上に導電性
金属膜を蒸着、メッキ等によって形成し、前記導電性金
属膜の上下面に十文字模様に連続した前記絶縁性の樹脂
膜が前記円盤状の前記永久磁石のニュートララルゾーン
に表出するように前記導電性金属膜をエッチング等によ
って除去して絶縁帯を形成し、前記絶縁帯によって直径
方向にほぼ1/4に分割された4個の導電性金属膜のセ
グメントを形成し、回転子軸に関して点対称となるセグ
メントを電気的に接続して固定整流子とし、前記電機子
上のコイルと電気的に接続する一対のブラシと前記整流
子のセグメントとがしゅう動接触することを特徴とす
る。
【0009】課題を解決するためになされた本発明の請
求項3の偏平型直流モータの前記整流子の構成は、異磁
極が交互に厚み方向に着磁された複数個の磁極片を有す
る前記円盤状の前記永久磁石の空隙を介して電機子と対
向する前記永久磁石の上面に、薄型の回路基板を配設し
十文字模様に連続した前記絶縁性の樹脂膜が前記円盤状
の前記永久磁石のニュートララルゾーンに表出するよう
に前記導電性金属膜をエッチング等によって除去して絶
縁帯を形成し、前記絶縁帯によって直径方向にほぼ1/
4に分割された4個の導電性金属膜のセグメントを形成
し、回転子軸に関して点対称となるセグメントを電気的
に接続して固定整流子とし、前記電機子上のコイルと電
気的に接続する一対のブラシと前記整流子のセグメント
とが、しゅう動接触することを特徴とするものである。
求項3の偏平型直流モータの前記整流子の構成は、異磁
極が交互に厚み方向に着磁された複数個の磁極片を有す
る前記円盤状の前記永久磁石の空隙を介して電機子と対
向する前記永久磁石の上面に、薄型の回路基板を配設し
十文字模様に連続した前記絶縁性の樹脂膜が前記円盤状
の前記永久磁石のニュートララルゾーンに表出するよう
に前記導電性金属膜をエッチング等によって除去して絶
縁帯を形成し、前記絶縁帯によって直径方向にほぼ1/
4に分割された4個の導電性金属膜のセグメントを形成
し、回転子軸に関して点対称となるセグメントを電気的
に接続して固定整流子とし、前記電機子上のコイルと電
気的に接続する一対のブラシと前記整流子のセグメント
とが、しゅう動接触することを特徴とするものである。
【0010】課題を解決するためになされた本発明の請
求項4の偏平型直流モータの構成は、前記円盤上永久磁
石上の導電性金属膜としゅう動接触する前記ブラシ先端
部を複数個に分割したことを特徴とするものである。
求項4の偏平型直流モータの構成は、前記円盤上永久磁
石上の導電性金属膜としゅう動接触する前記ブラシ先端
部を複数個に分割したことを特徴とするものである。
【0011】課題を解決するためになされた本発明の請
求項5の偏平型直流モータの構成は、前記電機子コイル
の構成を1個または2個として前記電機子中心に対して
偏芯させたことを特徴とするものである。
求項5の偏平型直流モータの構成は、前記電機子コイル
の構成を1個または2個として前記電機子中心に対して
偏芯させたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例
を示す偏平型直流モータの展開斜視図である。図2は本
発明の第2の実施例を示す偏平型直流モータの展開斜視
図である。図1において、本発明の偏平型直流モータ1
00は、(i)上ヨーク101、(ii)電機子110、(iii)
固定整流子120、(iv)プリント配線基板130、 (v)
下ヨーク151とで構成される。
図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例
を示す偏平型直流モータの展開斜視図である。図2は本
発明の第2の実施例を示す偏平型直流モータの展開斜視
図である。図1において、本発明の偏平型直流モータ1
00は、(i)上ヨーク101、(ii)電機子110、(iii)
固定整流子120、(iv)プリント配線基板130、 (v)
下ヨーク151とで構成される。
【0013】磁性材料から形成されたカップ状上ヨーク
101の中心部には、オイレスメタル等からなる軸受け
102が固着されている。電機子110は、半円盤状の
電機子コイル111を回転子軸112に電機子保持体1
13で固定して構成され、電機子コイル111と電気的
に接続された一対の薄板帯状で軸の下方向に撓まされた
一対の2個に分割された先端部116a、116b、1
17a、117bを有する導電性のブラシ114、11
5が配設されている。
101の中心部には、オイレスメタル等からなる軸受け
102が固着されている。電機子110は、半円盤状の
電機子コイル111を回転子軸112に電機子保持体1
13で固定して構成され、電機子コイル111と電気的
に接続された一対の薄板帯状で軸の下方向に撓まされた
一対の2個に分割された先端部116a、116b、1
17a、117bを有する導電性のブラシ114、11
5が配設されている。
【0014】固定整流子120は、電機子110の回転
子軸112を回転自在に通すための中心孔127を有す
る円盤状永久磁石121と一体で形成される。交互に厚
み方向に着磁された磁極片122a、122c、122
c、122dを有する円盤状永久磁石121の全外周面
に絶縁性の樹脂膜125を被服し、前記絶縁性の樹脂膜
125の全外周面上に導電性金属膜123を蒸着、メッ
キ等によって形成し、前記導電性金属膜123の上下面
に十文字模様に連続した絶縁性の樹脂膜125が円盤状
永久磁石121のニュートラルゾーンに表出するように
導電性金属膜123をエッチング等によって除去して絶
縁帯126a、126b、126c、126dを形成
し、絶縁帯126a、126b、126c、126dに
よって直径方向にほぼ1/4に分割された4個の導電性
金属膜による導電膜片124a、124b、124c、
124dからなるセグメントを有する。固定整流子12
0と、電機子110上の電機子コイル111と電気的に
接続する一対のブラシ114、115のブラシ先端部1
16a、116b、117a、117bとはセグメント
である導電膜片124a、124b、124c、124
dとがしゅう動接触するように構成される。円盤状の永
久磁石121の磁極片122a、122c、122c、
122dの下面A、B、C、Dは、磁極片122a、1
22c、122c、122dの上面がN、S、N、S極
とすれば夫々S、N、S、N極である。
子軸112を回転自在に通すための中心孔127を有す
る円盤状永久磁石121と一体で形成される。交互に厚
み方向に着磁された磁極片122a、122c、122
c、122dを有する円盤状永久磁石121の全外周面
に絶縁性の樹脂膜125を被服し、前記絶縁性の樹脂膜
125の全外周面上に導電性金属膜123を蒸着、メッ
キ等によって形成し、前記導電性金属膜123の上下面
に十文字模様に連続した絶縁性の樹脂膜125が円盤状
永久磁石121のニュートラルゾーンに表出するように
導電性金属膜123をエッチング等によって除去して絶
縁帯126a、126b、126c、126dを形成
し、絶縁帯126a、126b、126c、126dに
よって直径方向にほぼ1/4に分割された4個の導電性
金属膜による導電膜片124a、124b、124c、
124dからなるセグメントを有する。固定整流子12
0と、電機子110上の電機子コイル111と電気的に
接続する一対のブラシ114、115のブラシ先端部1
16a、116b、117a、117bとはセグメント
である導電膜片124a、124b、124c、124
dとがしゅう動接触するように構成される。円盤状の永
久磁石121の磁極片122a、122c、122c、
122dの下面A、B、C、Dは、磁極片122a、1
22c、122c、122dの上面がN、S、N、S極
とすれば夫々S、N、S、N極である。
【0015】プリント配線基板130は、エッチング等
によって形成されたA、C及びB、Dが接続された導電
部131、132を有し、固定整流子120のA、B、
C、D面と夫々対向して接続される。導電部131、1
32の端子131a、132aには、直流電圧140が
接続される。磁性材料からなる下ヨーク151の中心部
にはオイレスメタル等からなる軸受け152が固着され
ている。
によって形成されたA、C及びB、Dが接続された導電
部131、132を有し、固定整流子120のA、B、
C、D面と夫々対向して接続される。導電部131、1
32の端子131a、132aには、直流電圧140が
接続される。磁性材料からなる下ヨーク151の中心部
にはオイレスメタル等からなる軸受け152が固着され
ている。
【0016】本発明の偏平型直流モータ100は図1の
中心軸Xに沿って組み立てられる。固定整流子120は
プリント配線基板130を経て下ヨーク151に固定さ
れ、電機子110の回転子軸112の両端は軸受け10
2、152に支持され回転自在である。
中心軸Xに沿って組み立てられる。固定整流子120は
プリント配線基板130を経て下ヨーク151に固定さ
れ、電機子110の回転子軸112の両端は軸受け10
2、152に支持され回転自在である。
【0017】ブラシ先端部116a、116b、117
a、117bは、固定整流子120の上面の導電膜片1
24a、124b、124c、124dとがしゅう動接
触するが、電機子110の回転によって生じる遠心力に
より浮き上がってしゅう動接触が開離しないようにブラ
シ114、115に十分な撓みによる予圧を与えておく
のは当然である。
a、117bは、固定整流子120の上面の導電膜片1
24a、124b、124c、124dとがしゅう動接
触するが、電機子110の回転によって生じる遠心力に
より浮き上がってしゅう動接触が開離しないようにブラ
シ114、115に十分な撓みによる予圧を与えておく
のは当然である。
【0018】図2おいて図1との説明の重複を避けて共
通の符号を用いれば、本発明の偏平型直流モータ200
は、(vi)上ヨーク101、(vii)電機子110、(viii)
プリント配線基板220、(ix)プリント配線基板13
0、 (x)下ヨーク151とで構成される。
通の符号を用いれば、本発明の偏平型直流モータ200
は、(vi)上ヨーク101、(vii)電機子110、(viii)
プリント配線基板220、(ix)プリント配線基板13
0、 (x)下ヨーク151とで構成される。
【0019】磁性材料から形成されたカップ状上ヨーク
101の中心部には、オイレスメタル等からなる軸受け
102が固着されている。電機子110は、半円盤状の
電機子コイル111を回転子軸112に電機子保持体1
13で固定して構成され、電機子コイル111と電気的
に接続された一対の薄板帯状の軸下方向に撓まされた一
対の2個に分割された先端部116a、116b、11
7a、117bを有する導電性のブラシ114、115
が配設されている。
101の中心部には、オイレスメタル等からなる軸受け
102が固着されている。電機子110は、半円盤状の
電機子コイル111を回転子軸112に電機子保持体1
13で固定して構成され、電機子コイル111と電気的
に接続された一対の薄板帯状の軸下方向に撓まされた一
対の2個に分割された先端部116a、116b、11
7a、117bを有する導電性のブラシ114、115
が配設されている。
【0020】電機子110の回転子軸112を回転自在
に通すための中心孔227を有するプリント配線基板2
20は、絶縁基板225(なるべく薄い膜が望ましい)
上で十文字模様に連続した絶縁帯が円盤状永久磁石12
1のニュートラルゾーンに重なるように導電性金属膜2
23をエッチング等によって除去して絶縁帯226a、
226b、226c、226dを形成し、絶縁帯226
a、226b、226c、226dによって直径方向に
ほぼ1/4に分割された4個の導電性金属膜による導電
膜片224a、224b、224c、224dからなる
整流子のセグメントを有する。更に、導電膜片224a
と224cは、スルーホール228a、228cを経由
して裏面上の導通リング229によって同電位に接続さ
れ、導電膜片224bと224dは、スルーホール22
8b、228dを経由して裏面上の導通リング230に
よって同電位に接続される。そして、形成された導電膜
224a,224b、224c、224dは、固定整流
子のセグメントを構成して後述する円盤状永久磁石12
1の磁極片と対向して絶縁処理の後で固着される。導電
膜224c,224dの導電部の端子231、232の
には、直流電圧が接続される。(図省略)。
に通すための中心孔227を有するプリント配線基板2
20は、絶縁基板225(なるべく薄い膜が望ましい)
上で十文字模様に連続した絶縁帯が円盤状永久磁石12
1のニュートラルゾーンに重なるように導電性金属膜2
23をエッチング等によって除去して絶縁帯226a、
226b、226c、226dを形成し、絶縁帯226
a、226b、226c、226dによって直径方向に
ほぼ1/4に分割された4個の導電性金属膜による導電
膜片224a、224b、224c、224dからなる
整流子のセグメントを有する。更に、導電膜片224a
と224cは、スルーホール228a、228cを経由
して裏面上の導通リング229によって同電位に接続さ
れ、導電膜片224bと224dは、スルーホール22
8b、228dを経由して裏面上の導通リング230に
よって同電位に接続される。そして、形成された導電膜
224a,224b、224c、224dは、固定整流
子のセグメントを構成して後述する円盤状永久磁石12
1の磁極片と対向して絶縁処理の後で固着される。導電
膜224c,224dの導電部の端子231、232の
には、直流電圧が接続される。(図省略)。
【0021】円盤状永久磁石121は、交互に厚み方向
に着磁された磁極片122a、122c、122c、1
22dを有する。磁性材料からなる下ヨーク151の中
心部にはオイレスメタル等からなる軸受け152が固着
されている。
に着磁された磁極片122a、122c、122c、1
22dを有する。磁性材料からなる下ヨーク151の中
心部にはオイレスメタル等からなる軸受け152が固着
されている。
【0022】本発明の偏平型直流モータ200は図2の
中心軸Xに沿って組み立てられる。固定整流子240は
プリント配線基板220上に構成されて、下ヨーク15
1に固定された円盤状永久磁石121上に形成され、電
機子110の回転子軸112の両端は軸受け102、1
52に支持され回転自在である。
中心軸Xに沿って組み立てられる。固定整流子240は
プリント配線基板220上に構成されて、下ヨーク15
1に固定された円盤状永久磁石121上に形成され、電
機子110の回転子軸112の両端は軸受け102、1
52に支持され回転自在である。
【0023】ブラシ先端部116a、116b、117
a、117bは、固定整流子120の上面の導電膜片1
24a、124b、124c、124dとがしゅう動接
触するが、電機子110の回転によって生じる遠心力に
より浮き上がってしゅう動接触が開離しないようにブラ
シ114、115に十分な撓みによる予圧を与えておく
のは当然である。
a、117bは、固定整流子120の上面の導電膜片1
24a、124b、124c、124dとがしゅう動接
触するが、電機子110の回転によって生じる遠心力に
より浮き上がってしゅう動接触が開離しないようにブラ
シ114、115に十分な撓みによる予圧を与えておく
のは当然である。
【0024】本発明の第1の実施例及び第2の実施例に
おいて、固定された整流子に対してブラシが回転する偏
平型直流モータでは、従来の整流子が回転しブラシが固
定されている偏平型直流モータと比べて、振動特性は十
分に得られ、整流子と永久磁石とが一体で形成されてい
るので構造が簡単で組み立て性が優れている。
おいて、固定された整流子に対してブラシが回転する偏
平型直流モータでは、従来の整流子が回転しブラシが固
定されている偏平型直流モータと比べて、振動特性は十
分に得られ、整流子と永久磁石とが一体で形成されてい
るので構造が簡単で組み立て性が優れている。
【0025】電機子110が回転すれば、既に説明した
ように電機子コイル111の重心が電機子100の外周
側にあるように配設されているので、更に大きい遠心力
によって加振力が向上して振動モータの性能を向上す
る。
ように電機子コイル111の重心が電機子100の外周
側にあるように配設されているので、更に大きい遠心力
によって加振力が向上して振動モータの性能を向上す
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で振動モー
タの加振力を向上させることができ、構造が簡単で組み
立て性も良く、コスト/パフォーマンスが改善された優
れた振動モータを実現することができる。
タの加振力を向上させることができ、構造が簡単で組み
立て性も良く、コスト/パフォーマンスが改善された優
れた振動モータを実現することができる。
【0027】また、本発明によれば、固定整流子が円盤
状永久磁石と一体で形成されるので振動モータの薄型化
が容易に図れることである。
状永久磁石と一体で形成されるので振動モータの薄型化
が容易に図れることである。
【図1】本発明の偏平型直流モータの第1の実施例図で
ある。
ある。
【図2】本発明の偏平型直流モータの第2の実施例図で
ある。
ある。
【図3】従来例の文献Aの主要断面の説明図を示す。
【図4】従来例の文献Aの3個の電機子コイルの配設を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】従来例の文献Bの平面図の説明図である。
【図6】従来例の断面図の説明図である。
【符号の説明】 100 偏平型直流モータ 101 上ヨーク 102、152 軸受け 110 電機子 111 電機子コイル 112 回転子軸 113 電機子保持体 114、115 ブラシ 116a、116b、117a、117b ブラシ先端
部 120 固定整流子 121 円盤状永久磁石 122a、122b、122c、122d 磁極片 123、223 導電性金属膜 124a、124b、124c、124d、224a、
224b、224c、224d 導電膜片 125 樹脂膜 126a、126b、126c、126d、226a、
226b、226c、226d 絶縁帯 130、220 プリント配線基板 131、132 導電部 131a、132a、231、232 端子 151 下ヨーク
部 120 固定整流子 121 円盤状永久磁石 122a、122b、122c、122d 磁極片 123、223 導電性金属膜 124a、124b、124c、124d、224a、
224b、224c、224d 導電膜片 125 樹脂膜 126a、126b、126c、126d、226a、
226b、226c、226d 絶縁帯 130、220 プリント配線基板 131、132 導電部 131a、132a、231、232 端子 151 下ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 43/08 H01R 43/08 H02K 23/00 H02K 23/00 A 23/54 23/54 23/58 23/58 Z Fターム(参考) 5D107 AA02 AA12 BB08 CC08 CC11 DD08 5E063 EA04 XA01 XA20 5H613 AA01 AA08 BB04 BB07 BB19 BB38 GA07 GA09 GB02 KK13 PP05 PP07 PP08 5H623 AA10 BB06 GG13 GG17 GG23 HH04 HH06 HH09 JJ01 LL13
Claims (5)
- 【請求項1】 厚み方向に複数極が着磁された円盤状の
永久磁石の磁極面と対向するカップ状ヨークとで形成さ
れる磁場中に、前記永久磁石の磁極面と空隙を介して複
数個の扇型コイルがほぼ同一平面状に配設されて、回転
軸に複数個のセグメントからなる整流子と共に固定され
てなる電機子と、前記整流子に接触する一対のブラシか
らなる振動モータにおいて、 前記整流子は、異磁極が交互に厚み方向に着磁された複
数個の磁極片を有し、空隙を介して電機子と対向する前
記円盤状の永久磁石の上面に、プリント基板または複数
の金属及び樹脂膜でセグメントを形成して固定した整流
子を構成し、前記電機子は、前記円盤状の永久磁石と空
隙を介して対向する電機子の対向面に一対のブラシを配
設して構成し,前記整流子のセグメントと前記ブラシと
がしゅう動接触することを特徴とする偏平型直流モー
タ。 - 【請求項2】 前記整流子の構成は、異磁極が交互に厚
み方向に着磁された複数個の磁極片を有する前記円盤状
の前記永久磁石の全外周面に絶縁性の樹脂膜を被服し、
前記絶縁性の樹脂膜の全外周面上に導電性金属膜を蒸
着、メッキ等によって形成し、前記導電性金属膜の上下
面に十文字模様に連続した前記絶縁性の樹脂膜が前記円
盤状の前記永久磁石のニュートラルゾーンに表出するよ
うに前記導電性金属膜をエッチング等によって除去して
絶縁帯を形成し、前記絶縁帯によって直径方向にほぼ1
/4に分割された4個の導電性金属膜のセグメントを形
成し、回転子軸に関して点対称となるセグメントを電気
的に接続して固定整流子とし、前記電機子上のコイルと
電気的に接続する一対のブラシと前記整流子のセグメン
トとがしゅう動接触することを特徴とする請求項1に記
載の偏平型直流モータ。 - 【請求項3】前記整流子の構成は、異磁極が交互に厚み
方向に着磁された複数個の磁極片を有する前記円盤状の
前記永久磁石の空隙を介して電機子と対向する前記永久
磁石の上面に、薄型の回路基板を配設し十文字模様に連
続した前記絶縁性の樹脂膜が前記円盤状の前記永久磁石
のニュートラルゾーンに表出するように前記導電性金属
膜をエッチング等によって除去して絶縁帯を形成し、前
記絶縁帯によって直径方向にほぼ1/4に分割された4
個の導電性金属膜のセグメントを形成し、回転子軸に関
して点対称となるセグメントを電気的に接続して固定整
流子とし、前記電機子上のコイルと電気的に接続する一
対のブラシと前記整流子のセグメントとが、しゅう動接
触することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の偏平型直流モータ。 - 【請求項4】 前記円盤上永久磁石上の導電性金属膜と
しゅう動接触する前記ブラシ先端部を複数個に分割した
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
載の偏平型直流モータ。 - 【請求項5】 前記電機子コイルの構成を1個または2
個として前記電機子中心に対して偏芯させたことを特徴
とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の記載の
偏平型直流モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000131928A JP2001314064A (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 偏平型直流モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000131928A JP2001314064A (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 偏平型直流モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001314064A true JP2001314064A (ja) | 2001-11-09 |
Family
ID=18640734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000131928A Pending JP2001314064A (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 偏平型直流モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001314064A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006101667A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Nidec Copal Corp | 振動モータ |
-
2000
- 2000-05-01 JP JP2000131928A patent/JP2001314064A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006101667A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Nidec Copal Corp | 振動モータ |
JP4538290B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2010-09-08 | 西川 千暁 | 振動モータ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6630759B2 (en) | Eccentric rotor and vibrator motor incorporating the rotor | |
WO2004108306A1 (ja) | 振動発生装置及び電子機器 | |
US6246143B1 (en) | Flat coreless vibrator motor using magnetic latching power | |
JP2002210410A (ja) | 停止位置保持手段を備えた軸方向空隙型偏心ロータと同偏心ロータを用いた扁平コアレス振動モータ | |
JP4722225B2 (ja) | 振動モータ | |
EP1037362B1 (en) | Eccentric rotor | |
JP2872623B2 (ja) | 出力軸のない振動モータ | |
JP2001314064A (ja) | 偏平型直流モータ | |
JP3406638B2 (ja) | 偏平形振動発生装置 | |
JP2535186B2 (ja) | 軸方向空隙型電動機 | |
KR100377562B1 (ko) | 편평형 코아리스 진동 모터 | |
JP3383835B2 (ja) | 偏平形振動発生装置 | |
JP3469173B2 (ja) | 偏平形振動発生装置 | |
JPH0993859A (ja) | 高効率な偏平コアレス振動モータ | |
JPH0681443B2 (ja) | 出力軸のない振動モータ | |
JPH099596A (ja) | 2相コアレス偏平振動モータ | |
JP2001186715A (ja) | 偏平型直流モータ | |
KR200219243Y1 (ko) | 평평형 진동모터 | |
JPH0449829A (ja) | 円筒型ブラシレスモータおよびこれを使用した小型振動モータ | |
JP2004166427A (ja) | 振動発生装置および電子機器 | |
JP2001178100A (ja) | 振動モータ | |
KR100593164B1 (ko) | 편평형 진동 모터 | |
JP2001352719A (ja) | 偏平型直流モータ | |
KR200291701Y1 (ko) | 두개의 단상 코일을 사용하는 편평형 진동 모터 | |
JPH09294352A (ja) | 振動型扁平コアレスモータ |