JPH09294352A - 振動型扁平コアレスモータ - Google Patents

振動型扁平コアレスモータ

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Publication number
JPH09294352A
JPH09294352A JP12903896A JP12903896A JPH09294352A JP H09294352 A JPH09294352 A JP H09294352A JP 12903896 A JP12903896 A JP 12903896A JP 12903896 A JP12903896 A JP 12903896A JP H09294352 A JPH09294352 A JP H09294352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coreless
flat
motor
coreless motor
armature
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12903896A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Oki
幸治 沖
Kinya Kawamura
琴也 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namiki Precision Jewel Co Ltd
Original Assignee
Namiki Precision Jewel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Namiki Precision Jewel Co Ltd filed Critical Namiki Precision Jewel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ性能として重要な電磁気的バランスを
重要に考え、効率の良い上に機械的偏心量も大きい製造
容易で、小型,高性能な新しい振動型扁平コアレスモー
タを提供すること。 【構成】 N,Sの磁極を交互に6個有する扁平な界磁
マグネット6を固定子として備え、界磁マグネット6と
軸方向の空隙を介して面対向し且つ回動自在に支持され
た2個のコアレス電機子コイル群1,1が配置角90度で
設置されロータ全体として略半月状に形成され、9個の
整流子片を有する整流子3を有するコアレス扁平電機子
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コアレスモータに関す
るものである。さらに詳しくは、この発明は、振動アラ
ーム装置等に使用される、携帯性にすぐれた耐衝撃性の
ある小型,軽量かつ製造容易で、低コストで量産性に優
れた振動型扁平コアレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】近年、音による呼出し方式に
代えて振動方式によるポケットベル装置が注目されてき
ており、このための振動を生起させるモータ装置につい
ての改良が進められてきている。
【0003】このモータ装置としては、例えば特願昭62
-124640に開示されたように、通常、回転型のロータに
単に出力軸に偏心板を設けたものがある。また、従来の
扁平コアレス振動モータとして120°毎に等分配置した
3個の電機子コイルの一部を削除したり、あるいは、短
絡させたものがる。このような振動モータは前記特願昭
62-124640号に開示されている。さらにまた、従来の扁
平コアレス振動モータとしてロータに120°の等ピッチ
で配置した3個の電機子コイル内の1個を他のものより
小さくしたものがある。このような振動モータはUSP
4864276に開示されている。
【0004】しかしながら、出力軸に偏心板を設けたも
のは薄くするのが難しく、等分配置した3個の電機子コ
イルの一部を削除したり、あるいは短絡させたり、1個
の電機子コイルを小にしたものでは、全体として円板状
のため回転時に発生する遠心力が小さく、電機子コイル
が2つしかないものでは、トルクの発生に寄与する部分
を多くとることができず、消費電流が大きく効率が悪い
といった欠点があった。
【0005】また、前記欠点に対処した特開平6-205565
号に開示されたように、振動を出すために平面図が略扇
形になるように360°で電磁気的にバランスのとれたコ
イルを偏倚して配したものがある。これには、120°×3
= 360°で電磁気的にバランスのとれたコイル(コイル
3個,120゜、マグネット4極,90°、整流子6片 60
°)を偏倚させて略扇型にし、偏心量と、モ−タ効率か
らコイル角度は60°〜80゜、75°が望ましいと説明され
ており、更に、振動体に使用するので、電気的中性点を
得る必要が無く、コイル角度は自由に設定できるが 80
°を越えると振動が大きくならないと説明されている。
【0006】しかし、電気的中性点も含め、電磁気的に
バランスを欠いた構成は、モータ性能上問題があり、電
磁気的にバランスのとれたモータと比較して、トルクリ
ップルは大きく、ロータの位置による起動電圧(モータ
が回転を始める電圧)差が大きいという欠点を持ってい
る。コイルを除去したり 、形状変更したりして、電磁
気的にバランスを崩している構成では、必然的に持って
いる問題特性である。
【0007】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであって、従来モータの欠点を改善し、モー
タ性能として重要な電磁気的バランスを重要に考え、効
率の良い上に機械的偏心量も大きい製造容易で、小型,
高性能な新しい振動型扁平コアレスモータを提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来技術の
課題を解決する為になされたもので、実施例に対応する
図1、図2で説明すると、本発明による振動型扁平コア
レスモータは、N,Sの磁極を交互に6個有する扁平な
界磁マグネット6を固定子として備え、界磁マグネット
6と軸方向の空隙を介して面対向し且つ回動自在に支持
された2個のコアレス電機子コイル群1,1が配置角90
度で設置されロータ全体として略半月状に形成され、9
個の整流子片を有する整流子3を有するコアレス扁平電
機子を備えたものである。
【0009】
【作用】この発明の振動型扁平コアレスモータにおいて
は、上記のとおり、2個のコアレス電機子コイル群1,
1を配置角90度で設置してあるので、ロータの回転中心
線より片側にコイル群1,1が配置されるので、反対側
の樹脂を含めた重量を減少できるので偏心量が大きくな
り回転時に大きな振れ回り振動が発生する。さらに、部
品点数が減るため低コスト化が図られる。
【0010】また、この発明の振動型扁平コアレスモー
タでは、6極60゜2コイル90゜整流子9片40゜、で電磁
気的にバランスのとれた構成にしてあるため、トルクリ
ップルも少なく低消費電流で起動できるため、携帯性に
適した振動型扁平コアレスモータを提供できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は本発明の実施例を示す振動型扁平
コアレスモータの構成を示す断面図である。図2は本発
明の実施例を示す振動型扁平コアレスモータのロータを
示す図である。図3,図4,図5は本発明の振動型扁平
コアレスモータの動作説明図である。
【0012】図中1はコイル,2は樹脂部,3は整流
子,4はコイル基板で、図2の外形形状より少し小さめ
のコイル基板4に2個のコイル1,1と9個の整流子片
を有する整流子3を接着及びハンダ付けした後に樹脂成
形してロータ5が構成されている。ロータ5はハウジン
グ8に固着されたボス9と固定子側の電極基板14に固着
されたスラスト板13により回転可能に軸支されたシャフ
ト7に固着され回動自在となっている。
【0013】また、固定子側には、プレート15に固着さ
れたN,Sの磁極を交互に6個有する扁平な界磁マグネ
ットと、ブラシ台11に固着されたブラシ12が設置され、
前記ロータ5と共に振動型扁平コアレスモータが構成さ
れる。
【0014】本発明の実施例による振動型扁平コアレス
モータは、N,Sの磁極を交互に6個有するフラットな
界磁マグネット6を固定子として備え、界磁マグネット
6と軸方向の空隙を介して面対向し且つ回動自在に支持
された2個のコアレス電機子コイル群1,1が配置角90
度で設置され、9個の整流子片を有する整流子3を有す
るコアレス扁平電機子を備えたものである。
【0015】次に図3,図4,図5を用いて本発明の振
動型扁平コアレスモータの動作原理を説明する。図にお
いて、界磁マグネット6はN,Sの磁極を交互に6個極
等分配置(1マス60゜)されており、ロータ5の電機
子コイル1a,1bの端末は、9個の整流子片3a,3
b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,及び3i
(9セグメントで1マス40゜)に接続され、この各セ
グメントの内A,B,Cが同電位になるようにスルーホ
ールを介して裏側で結線されている。また、12a,12bは
それぞれ正極,負極のブラシ片で、電気角180゜で上
記各セグメント3a〜3iに押接されている。さらに、
AC間電機子コイルを(AC間機械角90゜),CB
間電機子コイルを(CB間機械角90゜)とする。矢
印fはロータ5の回転方向である。
【0016】図中(1)において、界磁マグネット6とブ
ラシ12は固定、整流子3とコイル1が一体となり左右に
スライドしてブラシ12a,12bと摺動する様になってい
る。このとき、整流子3のAは正極(+),BとCは負
極(−)に接触、よって電流はAからCに流れるが、C
B間には流れない。つまりだけ電流i1が流れ、仮にS
極とすると界磁マグネット6のS極同士反発し、N極と
は吸引することにより右側へ力Fが生じてコイルと整流
子が右へ移動し(2)の状態となる。するとAは正極
(+),Bは負極(−)に接触する。ここでとは接
続されているので、とに電流i1のときの半分の電流
i2が流れ、流れる方向は変わらないので両方ともS極と
なるが、磁力は半分になるので+=(F/2)+(F/2)=
Fとなり、(1)のときと同じ力Fで図中右へ移動する。
(3),(4),(6),(7)は(1)と同様、(5),(8)は(2)と同様
になるので、トルク変動も少なく回転することができ
る。
【0017】本発明の振動型扁平コアレスモータにおい
ては、上記のとおり、2個のコアレス電機子コイル群
1,1を配置角90度で設置してあるので、ロータ5の回
転中心線より片側にコイル群1,1が配置されるので、
反対側の樹脂2を含めた重量を減少できるので偏心量が
大きくなり回転時に大きな振れ回り振動が発生する。さ
らに、使用樹脂量減少分のコストダウンが図られた。ま
た、コイルが減った分のハンダ付け及び接着のタクトタ
イム縮小による生産性の向上が図られた。
【0018】また、この発明の振動型扁平コアレスモー
タでは、6極60゜2コイル90゜整流子9片40゜、で電磁
気的にバランスのとれた構成にしてあるため、トルクリ
ップルも少なく低消費電流で回転できる。
【0019】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明による
振動型扁平コアレスモータでは、ロータの回転中心線よ
り片側にコイル群1,1が配置されるので、反対側の樹
脂を含めた重量を減少できるので偏心量が大きくなり回
転時に大きな振れ回り振動が発生する。さらに、部品点
数が減るため低コスト化が図られる。また、6極60゜2
コイル90゜整流子9片40゜、で電磁気的にバランスのと
れた構成にしてあるため、トルクリップルも少なく低消
費電流で起動できるため、携帯性に適した振動型扁平コ
アレスモータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す振動型扁平コアレスモー
タの構成を示す断面図。
【図2】本発明の実施例を示す振動型扁平コアレスモー
タのロータを示す図。
【図3】本発明の振動型扁平コアレスモータの動作説明
図である。
【図4】本発明の振動型扁平コアレスモータの動作説明
図である。
【図5】本発明の振動型扁平コアレスモータの動作説明
図である。
【符号の説明】
1 コイル 2 樹脂部 3 整流子 4 コイル基板 5 ロータ 6 界磁マグネット 7 シャフト 8 ハウジング 9 ボス 10 吸引板 11 ブラシ台 12 ブラシ 13 スラスト板 14 電極基板 15 プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N,Sの磁極を交互に6個有する扁平な
    界磁マグネットを固定子として備え、該界磁マグネット
    と軸方向の空隙を介して面対向し且つ回動自在に支持さ
    れた2個のコアレス電機子コイル群が配置角90度で設置
    されロータ全体として略半月状に形成され、9個の整流
    子片を有する整流子を有するコアレス扁平電機子を備え
    たことを特徴とする振動型扁平コアレスモータ。
JP12903896A 1996-04-25 1996-04-25 振動型扁平コアレスモータ Withdrawn JPH09294352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12903896A JPH09294352A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 振動型扁平コアレスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12903896A JPH09294352A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 振動型扁平コアレスモータ

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Publication Number Publication Date
JPH09294352A true JPH09294352A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14999573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12903896A Withdrawn JPH09294352A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 振動型扁平コアレスモータ

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JP (1) JPH09294352A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6744163B2 (en) 2001-01-24 2004-06-01 Victor Company Of Japan, Ltd. Vibration type brushless motor
KR100447604B1 (ko) * 1998-07-06 2004-11-06 삼성전기주식회사 편편형진동모터
US7598639B2 (en) 2005-09-16 2009-10-06 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Vibration motor provided with a thin blocking body of a communtator's breakaway

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100447604B1 (ko) * 1998-07-06 2004-11-06 삼성전기주식회사 편편형진동모터
US6744163B2 (en) 2001-01-24 2004-06-01 Victor Company Of Japan, Ltd. Vibration type brushless motor
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030701