JP2001314059A - Dcブラシレスモータ - Google Patents

Dcブラシレスモータ

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JP2001314059A
JP2001314059A JP2000129213A JP2000129213A JP2001314059A JP 2001314059 A JP2001314059 A JP 2001314059A JP 2000129213 A JP2000129213 A JP 2000129213A JP 2000129213 A JP2000129213 A JP 2000129213A JP 2001314059 A JP2001314059 A JP 2001314059A
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JP
Japan
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support boss
thrust washer
rotor support
supported
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000129213A
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English (en)
Inventor
Rikio Yoshikawa
力夫 吉川
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラストワッシャの外周部からの軸受オイル
の飛散を防止できるDCブラシレスモータを得る。 【解決手段】 フランジに筒状のステータ支持ボスを支
持させる。ステータ支持ボスの外周にステータを取付け
る。ステータ支持ボスの中に含油軸受4を介して回転軸
5を回転自在に貫通支持させる。回転軸5の一端にはロ
ータ支持ボス10を介してカップ状のヨークを支持さ
せ、このヨークの筒部の内周に永久磁石を取付けてロー
タを構成する。含油軸受4の端面に対向するロータ支持
ボス6の端面にスラストワッシャ10を支持させる。ス
ラストワッシャ10には、その外周から離れた位置でロ
ータ支持ボス6の端面に対向する面に突起17を突設
し、この突起17をロータ支持ボス6の端面の孔18に
嵌めてスラストワッシャ10をロータ支持ボス6に支持
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DCブラシレスモ
ータに関し、特にその軸受部の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4(A)(B)は、従来のDCブラシ
レスモータの構造を示したものである。
【0003】このDCブラシレスモータは、フランジ1
に筒状のステータ支持ボス2が支持され、該ステータ支
持ボス2の外周にステータ3が取付けられ、またステー
タ支持ボス2の中に含油軸受4を介して回転軸5が回転
自在に貫通支持され、回転軸5の一端にはロータ支持ボ
ス6を介してカップ状のヨーク7が支持され、該ヨーク
7の筒部の内周に永久磁石8が取付けられてロータ9が
構成され、含油軸受4の端面に対向するロータ支持ボス
6の端面にスラストワッシャ10が支持されている。ス
テータ3は、ステータ支持ボス2の外周に固定されたス
テータ鉄心11と、このステータ鉄心11の外周の各凸
極に巻装されたコイル12とを備えた構造になってい
る。回転軸5の先端には、本例ではヘリカルギヤ13が
固定され、このヘリカルギヤ13に負荷側ギヤ14が噛
み合わされ、負荷に回転出力が伝えられるようになって
いる。
【0004】このような従来のDCブラシレスモータで
は、ロータ9が回転すると、磁気吸引力やヘリカルギヤ
13よりのスラスト推力により、含油軸受4,スラスト
ワッシャ10,ロータ支持ボス6が接触する。この時、
回転するロータ支持ボス6と固定されている含油軸受4
との間でスラストワッシャ10はロータ支持ボス6と一
緒に回転させる必要がある。
【0005】また、含油軸受4内の軸受オイルの飛散を
防止して、含油軸受4の寿命を延ばし、含油軸受4の寿
命の安定を図るために、含油軸受4の直径a、スラスト
ワッシャ10の直径b、ロータ支持ボス6の端面の直径
cの関係を、a<b<cとする必要があった。
【0006】また、ロータ支持ボス6の端面に対するス
ラストワッシャ10の回り止めを、図5に示すように、
スラストワッシャ10の外周の一部に直角方向の折り曲
げにより複数の係止突起10aを突設し、これら係止突
起10aをロータ支持ボス6の先端外周の係止溝15に
嵌めることにより行なっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造のDCブラシレスモータでは、ロータ支持ボス
6の端面に対するスラストワッシャ10の回り止めを、
スラストワッシャ10の外周に折り曲げにより係止突起
10aを設けて行なっていたので、この係止突起10a
の基部に図6に示すように湾曲部10bができ、この湾
曲部10bの箇所でスラストワッシャ10が歪んで変形
し、含油軸受4内の軸受オイルがこの湾曲部10bに伝
わり、この湾曲部10bの歪みにより接触相手との間に
生ずる隙間から軸受オイルが外部に飛散してしまう問題
点があった。また、係止突起10aの基部を折り曲げて
いるので、スラストワッシャ10の外周部での平面度が
悪化し、油膜保持力が低下し、軸受オイルの飛散が増加
し、軸受寿命が短くなってしまう問題点があった。さら
に、スラストワッシャ10のサイズが大きくなる問題点
があった。
【0008】本発明の目的は、スラストワッシャの外周
部からの軸受オイルの飛散を防止できるDCブラシレス
モータを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、スラストワッシャの
外周部で平面度が悪化するのを防止できるDCブラシレ
スモータを提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、スラストワッシャの
サイズを従来より小さくできるDCブラシレスモータを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、フランジに筒
状のステータ支持ボスが支持され、該ステータ支持ボス
の外周にステータが取付けられ、ステータ支持ボスの中
に含油軸受を介して回転軸が回転自在に貫通支持され、
該回転軸の一端にはロータ支持ボスを介してカップ状の
ヨークが支持され、該ヨークの筒部の内周に永久磁石が
取付けられてロータが構成され、含油軸受の端面に対向
するロータ支持ボスの端面にスラストワッシャが支持さ
れているDCブラシレスモータを改良するものである。
【0012】請求項1に記載のDCブラシレスモータで
は、スラストワッシャにはその外周から離れた位置でロ
ータ支持ボスの端面に対向する面に突起が突設されてい
る。該突起がロータ支持ボスの端面の孔に嵌められて、
スラストワッシャがロータ支持ボスに支持されている。
【0013】このようにスラストワッシャに、その外周
から離れた位置に突起を突設すると、スラストワッシャ
の外周部での平面度が悪化せず、平坦であり、該スラス
トワッシャの外周部からの軸受オイルの飛散を防止する
ことができる。このため含油軸受における軸受オイルの
保持力が向上し、軸受寿命を延ばすことができる。
【0014】請求項2に記載のDCブラシレスモータ
は、請求項1に記載のスラストワッシャの突起が該スラ
ストワッシャからの打出し突起として形成されている。
【0015】このような打出し突起によれば、低コスト
で突起の形成を行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1及び図2(A)(B)は本発
明に係るDCブラシレスモータにおける実施の形態の第
1例を示したもので、図1は本例のDCブラシレスモー
タにおける要部構成を示す縦断面図、図2(A)は本例
で用いているスラストワッシャの斜視図、図2(B)は
本例で用いているロータ支持ボスの斜視図である。な
お、前述した図4及び図5と対応する部分には、同一符
号を付けて示している。
【0017】本例のDCブラシレスモータにおいては、
スラストワッシャ10にはその外周から離れた位置でロ
ータ支持ボス6の端面に対向する面に突起17が貫通孔
17a付き打出し突起17として形成されている。この
突起17がロータ支持ボス6の端面の孔18に嵌められ
て、スラストワッシャ10がロータ支持ボス6に支持さ
れている。含油軸受4の直径をa、スラストワッシャ1
0の直径をb、ロータ支持ボス6の端面の直径をcとす
ると、本例ではこれらの関係はa=b=cとなってい
る。その他の構成は、前述した図4及び図5と同様にな
っている。
【0018】このようにスラストワッシャ10に、その
外周から離れた位置に突起17を突設すると、スラスト
ワッシャ10の外周部での平面度が悪化せず、平坦であ
り、該スラストワッシャ10の外周部からの軸受オイル
の飛散を防止することができる。このため含油軸受4に
おける軸受オイルの保持力が向上し、軸受寿命を延ばす
ことができる。また、スラストワッシャ10の突起17
が該スラストワッシャ10からの打出し突起17として
形成されていると、低コストで突起17の形成を行なう
ことができる。さらに、本例によればスラストワッシャ
10の直径を、従来に比べて小さくすることができる。
【0019】図3(A)(B)は本発明に係るDCブラ
シレスモータにおける実施の形態の第2例を示したもの
で、図3(A)は本例で用いているスラストワッシャの
斜視図、図3(B)は本例で用いているロータ支持ボス
の斜視図である。なお、前述した図1及び図2(A)
(B)と、図4及び図5とに対応する部分には、同一符
号を付けて示している。
【0020】本例のDCブラシレスモータでは、スラス
トワッシャ10にその外周から離れた位置でロータ支持
ボス6の端面に対向する面に突起17が突設されている
点は、第1例と同様である。このスラストワッシャ10
に設けられている突起17は、貫通孔なしの打出し突起
として形成されている。この突起17がロータ支持ボス
6の端面の孔18に嵌められて、スラストワッシャ10
がロータ支持ボス6に支持されている。その他の構成
は、前述した図1及び図2(A)(B)と、図4及び図
5と同様になっている。
【0021】このような貫通孔なしの打出し突起17を
有するスラストワッシャ10を用いてDCブラシレスモ
ータによれば、第1例と同様な効果を得ることができ
る。特に、突起17が貫通孔なしの打出し突起17にな
っていれば、第1例で予想される打出し突起17の貫通
孔17aを経て軸受オイルがロータ支持ボス6側に移動
するのを防止することができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載のDCブラシレスモータ
では、含油軸受とロータ支持ボスとの間に配置するスラ
ストワッシャに、その外周から離れた位置でロータ支持
ボスの端面に対向する面に突起を突設し、この突起をロ
ータ支持ボスの端面の孔に嵌めて、スラストワッシャを
ロータ支持ボスに支持させているので、スラストワッシ
ャの外周部での平面度が悪化せず、平坦であり、該スラ
ストワッシャの外周部からの軸受オイルの飛散を防止す
ることができる。このため含油軸受における軸受オイル
の保持力が向上し、軸受寿命を延ばすことができる。ま
た、本発明によればスラストワッシャの直径を、従来に
比べて小さくすることができる。
【0023】請求項2に記載のDCブラシレスモータ
は、スラストワッシャの突起が該スラストワッシャから
の打出し突起として形成されているので、低コストで突
起の形成を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るDCブラシレスモータにおける実
施の形態の第1例での要部構成を示す縦断面図である。
【図2】(A)は本例で用いているスラストワッシャの
斜視図、(B)は本例で用いているロータ支持ボスの斜
視図である。
【図3】(A)は本発明に係るDCブラシレスモータに
おける実施の形態の第2例で用いているスラストワッシ
ャの斜視図、(B)は本例で用いているロータ支持ボス
の斜視図である。
【図4】(A)(B)は従来のDCブラシレスモータの
構造を示す縦断面図及びその要部拡大図である。
【図5】従来のDCブラシレスモータでロータ支持ボス
の端面にスラストワッシャを回り止め支持させる構成を
示す分解斜視図である。
【図6】図5のスラストワッシャをロータ支持ボスの端
面に支持させたときの要部構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フランジ 2 ステータ支持ボス 3 ステータ 4 含油軸受 5 回転軸 6 ロータ支持ボス 7 ヨーク 8 永久磁石 9 ロータ 10 スラストワッシャ 11 ステータ鉄心 12 コイル 13 ヘリカルギヤ 14 負荷側ギヤ 15 係止溝 17 突起 17a 貫通孔 18 孔
フロントページの続き Fターム(参考) 5H019 CC04 DD01 EE14 FF03 5H605 BB05 BB19 CC04 DD09 EB05 EB06 EB13 5H607 AA12 BB01 BB09 BB14 BB17 CC01 DD03 DD18 EE31 FF01 GG05 GG09 GG10 JJ02 5H621 BB07 GA01 GA04 GB08 JK15 JK19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジに筒状のステータ支持ボスが支
    持され、前記ステータ支持ボスの外周にステータが取付
    けられ、前記ステータ支持ボスの中に含油軸受を介して
    回転軸が回転自在に貫通支持され、前記回転軸の一端に
    はロータ支持ボスを介してカップ状のヨークが支持さ
    れ、前記ヨークの筒部の内周に永久磁石が取付けられて
    ロータが構成され、前記含油軸受の端面に対向する前記
    ロータ支持ボスの端面にスラストワッシャが支持されて
    いるDCブラシレスモータにおいて、 前記スラストワッシャにはその外周から離れた位置で前
    記ロータ支持ボスの端面に対向する面に突起が突設さ
    れ、該突起が前記ロータ支持ボスの端面の孔に嵌められ
    て前記スラストワッシャが前記ロータ支持ボスに支持さ
    れているDCブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記スラストワッシャの前記突起は該ス
    ラストワッシャからの打出し突起として形成されている
    請求項1に記載のDCブラシレスモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102537301A (zh) * 2011-01-03 2012-07-04 哈米尔顿森德斯特兰德公司 行星齿轮系统中止推垫圈的旋转防止

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102537301A (zh) * 2011-01-03 2012-07-04 哈米尔顿森德斯特兰德公司 行星齿轮系统中止推垫圈的旋转防止
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