JP2001313483A - ファンユニット取り付け具及びファンユニット取り付け構造 - Google Patents

ファンユニット取り付け具及びファンユニット取り付け構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンユニットの振動が筐体に伝達されるの
を手間をかけずに良好に防止することができ、しかも、
種々のサイズのファンユニットに対して適用可能なファ
ンユニット取り付け具及びファンユニット取り付け構造
の提供。 【解決手段】 取り付け具10は、ファンユニット3の
四隅に嵌合可能な凹部10aを有しており、4個の取り
付け具10がファンユニット3の四隅にそれぞれ嵌合さ
れた後(矢印P参照)、そのファンユニット3と一体に
筐体1の受け入れ部1aに挿入される。取り付け具10
は制振ゴムによって構成されており、ファンユニット3
が発生する振動が筐体1に伝達されるのを良好に防止す
ることができる。また、取り付け具10に形成した図示
しない切り込み部の作用により、ファンユニット3の前
後端面に当接する凹部10aの面同士が制振ゴムの変形
に応じて離間するので、種々のサイズのファンユニット
3に適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流モータ及び冷
却用ファンを一体化したファンユニットを筐体に取り付
けるファンユニット取り付け具、及び、そのファンユニ
ット取り付け具を用いて上記ファンユニットを筐体に取
り付けたファンユニット取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、直流モータと冷却用ファンと
を一体化し、一つのファンユニットとしてパソコン,プ
リンタ等の各種機器に取り付けることがなされている。
また、この種のファンユニットは一般的に、送風方向
(以下、前後方向という)の両端面が略正方形の直方体
状に構成され、その四隅にネジ穴が形成されている。こ
のように構成されたファンユニットは、上記ネジ穴に雄
ネジを挿入することによって各種機器の筐体に固定する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ファンユニ
ットはファンの駆動時に振動を発生するため、この振動
が上記筐体に伝達されて騒音となる場合がある。また、
上記振動が雄ネジに伝達されるとその雄ネジが緩み、更
に騒音が発生する可能性がある。そこで、ファンユニッ
トをゴム製ファスナを介して筐体に取り付けたり、ゴム
材に両面粘着テープを取り付けたものをファンユニット
と筐体との間に介在させたりすることが考えられる。
【0004】しかしながら、これらの方法では、ファン
ユニットの周囲にゴム材を貼着したりする必要が生じて
手間がかかる。また、ゴム材の形状をファンユニットを
外周から覆う形状に成形しておけばこのような手間はか
からないが、この場合、ファンユニットのサイズ毎にゴ
ム材を成形しておく必要が生じる。
【0005】そこで、本発明は、ファンユニットの振動
が筐体に伝達されるのを手間をかけずに良好に防止する
ことができ、しかも、種々のサイズのファンユニットに
対して適用可能なファンユニット取り付け具及びファン
ユニット取り付け構造を提供することを目的としてなさ
れた。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、直流モ
ータ及び冷却用ファンを一体化したファンユニットを筐
体に取り付けるファンユニット取り付け具であって、弾
性材料を用いて外面が上記筐体の内面に当接可能に構成
されると共に、上記ファンユニットの四隅に嵌合したと
き、上記ファンユニットの前後端面と上記ファンユニッ
トの隣接する一対の側面とが内面に当接する凹部と、該
凹部の上記ファンユニットの前後端面に当接する面同士
を、上記弾性材料の変形に応じて離間させる切り込み部
と、を備えたことを特徴としている。
【0007】このように構成された本発明のファンユニ
ット取り付け具(以下、単に取り付け具ともいう)は、
ファンユニットの前後端面及び隣接する一対の側面を凹
部の内面に当接させることによってファンユニットの四
隅に嵌合される。このため、本発明の取り付け具は、手
間をかけずにファンユニットの四隅に取り付けることが
できる。また、このように嵌合された取り付け具の外面
は筐体の内面に当接し、しかも、この取り付け具は弾性
材料を用いて構成されているので、本発明の取り付け具
を取り付けたことによってファンユニットの振動が筐体
に伝達されるのを良好に防止することができる。
【0008】更に、本発明の取り付け具は、ファンユニ
ットの前後端面及び隣接する一対の側面を凹部の内面に
当接させることによってファンユニットの四隅に嵌合さ
れるので、ファンユニットの上記側面方向の大きさが異
なっても良好に適用することができる。しかも、上記前
後端面に当接する面同士は切り込み部の作用により弾性
材料の変形に応じて離間するので、本発明の取り付け具
は、ファンユニットの前後方向の大きさが異なっても良
好に適用することができる。このため、本発明の取り付
け具は種々のサイズのファンユニットに対して適用する
ことができる。
【0009】従って、本発明の取り付け具では、ファン
ユニットの振動が筐体に伝達されるのを、手間をかけず
に良好に防止することができ、しかも、種々のサイズの
ファンユニットに対して適用することができる。従っ
て、簡単にかつ低いコストで良好に騒音の発生を防止す
ることができるといった効果が生じる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記切り込み部が、上記ファンユニットの上
記一対の側面に挟まれた稜との対向部で開口した穴部を
形成することを特徴としている。本発明では、上記切り
込み部が、上記ファンユニットの上記一対の側面に挟ま
れた稜(以下、角ともいう)との対向部で開口し、穴部
を形成している。このため、本発明の取り付け具は、上
記角との対向部分が前後方向に容易に圧縮できる。この
部分を圧縮すると、凹部のファンユニットに対向する側
が開き、取り付け具のファンユニットへの装着が容易に
なる。従って、本発明では、請求項1記載の発明の効果
に加えて、ファンユニットへの装着を容易にして一層手
間をかけずに上記振動の伝達を防止することができると
いった効果が生じる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、上記弾性材料がゴム,エラストマ
ー,または膠化状材(ゲル)であることを特徴としてい
る。本発明では、上記弾性材料としてゴム,エラストマ
ー,または膠化状材(ゲル)を使用している。これらの
弾性材料は、損失係数が大きく振動エネルギを熱エネル
ギに変換する率の大きい材料である。本発明の取り付け
具は、このようにゴム,エラストマー,または膠化状材
(ゲル)によって構成されているので、ファンユニット
が発生する振動を極めて良好に吸収することができる。
従って、本発明では、請求項1または2記載の発明の効
果に加えて、ファンユニットの振動が筐体に伝達される
のを一層良好に防止することができるといった効果が生
じる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の構成に加え、上記ファンユニットが、上
記凹部に嵌合する位置にネジ穴を有し、上記ファンユニ
ット取り付け具を使用しない場合は上記ネジ穴に雄ネジ
を挿入することによって他の部材に固定可能に構成さ
れ、上記凹部の上記ネジ穴との対向位置に、上記ネジ穴
に係合する突起を備えたことを特徴としている。
【0013】前述のように、一般的なファンユニット
は、上記凹部に嵌合する位置(すなわち四隅)にネジ穴
を有し、そのネジ穴に雄ネジを挿入することによって他
の部材に固定可能に構成されている。このネジ穴は、本
発明の取り付け具を嵌合させた場合には使用されない。
そこで、本発明の取り付け具では、上記ネジ穴との対向
位置に、上記ネジ穴に係合する突起を設けている。この
ため、本発明の取り付け具をファンユニットの四隅に嵌
合させる際、上記ネジ穴と突起との係合によりその取り
付け具の位置決めが極めて容易になる。従って、本発明
では、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、ファンユニットの四隅に嵌合させる際の位置決め
を容易にして、一層手間をかけずにかつ一層良好に上記
振動の伝達を防止することができるといった効果が生じ
る。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の4個のファンユニット取り付け具が上記
ファンユニットの四隅にそれぞれ嵌合し、該嵌合状態の
上記各ファンユニット取り付け具及び上記ファンユニッ
トが上記筐体に形成された開口部から上記筐体内に挿入
され、上記開口部に蓋をしてその蓋が上記筐体に固定さ
れたことを特徴とするファンユニット取り付け構造を要
旨としている。
【0015】本発明のファンユニット取り付け構造で
は、請求項1〜4のいずれかに記載の4個のファンユニ
ット取り付け具をファンユニットの四隅にそれぞれ嵌合
させ、その嵌合状態となった各ファンユニット取り付け
具及び上記ファンユニットを上記筐体に形成された開口
部から上記筐体内に挿入し、上記開口部に蓋をしてその
蓋を上記筐体に固定している。このため、ファンユニッ
トと筐体とが直接接触する部分は全くなく、ファンユニ
ットの振動が筐体に伝達されるのを良好に防止すること
ができる。
【0016】しかも、ファンユニットと筐体との間には
雄ネジも存在しないので、上記振動の伝達を一層良好に
防止することができる。すなわち、ファンユニットが雄
ネジによって筐体に固定される場合、その雄ネジを介し
て振動が伝達される可能性があるが、本発明では、ファ
ンユニットの四隅に上記取り付け具を嵌合させてその取
り付け具を外周から囲むことによって筐体に固定してい
るので、上記振動の伝達経路には必ず取り付け具が存在
することになる。従って、本発明では、ファンユニット
の振動が筐体に伝達されるのを極めて良好に防止するこ
とができる。しかも、請求項1〜4のいずれかに記載の
ファンユニット取り付け具をファンユニットの四隅に嵌
合させ、それを筐体に挿入してから蓋を固定するだけで
よいので、極めて手間をかけずに簡単に騒音の発生を防
止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1(A)は、本発明が適用されたフ
ァンユニット取り付け具10の構成を表す正面図、図1
(B)はその右側面図、図1(C)はそのA−A線断面
図、図2は斜視図である。なお、図2の斜視図は、図1
(C)の矢印AA方向斜め上方から見た形状に対応して
いる。
【0018】先ず、この図1,図2で表される取り付け
具10の構成を説明するに当たり、この取り付け具10
がどのように使用されるものであるかを図3の説明図を
参照して簡単に説明する。図3に示すように、取り付け
具10は、パソコンの筐体1にファンユニット3を固定
するためのものである。ファンユニット3は、冷却用フ
ァン3aと図示しない直流モータとを一体化した周知の
もので、その四隅には雄ネジを挿入して各種機器への固
定を行うためのネジ穴3bが穿設されている。
【0019】本実施の形態の取り付け具10は、このフ
ァンユニット3の四隅に嵌合可能な凹部10aを有して
おり、4個の取り付け具10がファンユニット3の四隅
にそれぞれ嵌合された後(矢印P参照)、そのファンユ
ニット3と一体に筐体1の受け入れ部1aに挿入され
る。受け入れ部1aは筐体1の内側及び上方に開口して
おり、取り付け具10及びファンユニット3は受け入れ
部1aの上方の開口部から挿入される(矢印Q参照)。
また、受け入れ部1aの外側の筐体1には、冷却用ファ
ン3aが空気を排出するための通風口1bが形成されて
いる。
【0020】ファンユニット3及び取り付け具10を受
け入れ部1aに挿入した後、筐体1の上方から蓋5をか
ぶせ、その蓋5に穿設されたネジ穴5aに雄ネジとして
のビス7を挿入し、そのビス7を筐体1の雌ネジ部材1
c螺合させる。これによって、蓋5が筐体1に固定さ
れ、ファンユニット3が受け入れ部1aより上方に抜け
出すのを防止して、ファンユニット3を筐体1に固定す
ることができる。
【0021】ここで、取り付け具10は次のように構成
され、ファンユニット3に極めて容易に装着できると共
にファンユニット3が発生する振動が筐体1に伝達され
るのを極めて良好に防止できる。すなわち、図1,図2
に示すように取り付け具10は、内面がファンユニット
3の前後端面に当接する略直角二等辺三角形の一対の底
板11と、内面がファンユニット3の隣接する一対の側
面に当接する一対の側板13とを備えている。この一対
の側板13は各底板11の互いに直交する辺に立設さ
れ、各底板11と共に制振ゴム(例えば、IIR(ブチ
ルゴム),NDR,ノルボルナン系ゴム,ウレタンゴ
ム)にて一体成形されている。そして、各底板11及び
側板13の内面によって前述の凹部10aが形成され
る。
【0022】また、各底板11には、ファンユニット3
のネジ穴3bに係合する半球状の突起15が形成されて
いる。更に、側板13には各底板11の近傍に両端側か
ら三角形の切り込み部17がそれぞれ形成され、隣接す
る側板13同士が交わる部分の中央には略菱形に開口し
た穴部を構成する切り込み部19が形成されている。
【0023】このように構成された取り付け具10は、
切り込み部17,19の作用により底板11の間隔を制
振ゴムの変形に応じて離間させることができる。このた
め、取り付け具10はファンユニット3の前後方向の大
きさが異なっても良好に適用することができる。また、
取り付け具10はファンユニット3の四隅に個々に嵌合
されるので、ファンユニット3の側面方向の大きさが異
なっても良好に適用することができる。従って、取り付
け具10は、ネジ穴3bの位置が同様であれば種々のサ
イズのファンユニット3に対して適用することができ
る。
【0024】しかも、取り付け具10ではファンユニッ
ト3の角との対向位置に菱形に開口した切り込み部19
が形成され、底板11はこの部分で互いに近接し合う方
向に容易に圧縮することができる。このような圧縮を行
うと、凹部10aのファンユニット3に対向する側が開
き、ファンユニット3の四隅に凹部10aを極めて容易
に嵌合させることができる。また、この嵌合時には突起
15がネジ穴3bに係合するので、その取り付け具10
の位置決めも極めて容易である。そして、このような嵌
合を行った後、前述の受け入れ部1aへの挿入を行い、
蓋5をかぶせてその蓋5をビス7によって固定すれば、
ファンユニット3の装着が完了する。従って、取り付け
具10のファンユニット3への装着及びファンユニット
3の筐体1への装着は極めて容易である。
【0025】更に、このようにファンユニット3及び取
り付け具10を筐体1に装着した場合、ファンユニット
3と筐体1とが直接接触する部分が全くない。従って、
本実施の形態では、ファンユニット3の振動が筐体1に
伝達されるのを良好に防止することができる。また、前
述のように突起15が取り付け具10とファンユニット
3との位置関係を規定するので、ファンユニット3の振
動によって上記位置関係が変化することもなく、一層良
好に上記振動の伝達を防止することができる。
【0026】しかも、上記振動伝達の防止は、前述のよ
うに極めて簡単な作業によって行え、種々のサイズのフ
ァンユニット3に対して同一の取り付け具10を用いて
行うことができる。従って、本実施の形態の取り付け具
10を使用すれば、手間をかけずに簡単に、かつ低いコ
ストで良好に騒音の発生を防止することができる。
【0027】次に、図4(A)は、他の実施の形態とし
ての取り付け具20の構成を表す正面図、図4(B)は
その右側面図、図4(C)はそのB−B線断面図、図5
は斜視図である。なお、図5の斜視図は、図4(C)の
矢印BB方向斜め上方から見た形状に対応している。図
4,図5に示すように、取り付け具20は底板11と同
様の底板21を備え、その底板21には、突起15と同
様の突起25が形成されている。また、底板21の互い
に直交する辺には一対の側板23が立設され、各底板2
1と共に制振ゴムにて一体成形されている。そして、各
底板21及び側板23の内面によって凹部20aが形成
される。
【0028】取り付け具20では、各側板23には円形
に開口した一対の切り込み部27を前後方向(図4の上
下方向)に並べてそれぞれ形成し、隣接する側板23同
士が交わる部分の中央にも円形に開口した切り込み部2
9を形成している。このように形成された切り込み部2
7,29も、取り付け具10の切り込み部17,19と
ほぼ同様に作用する。従って、取り付け具20でも、取
り付け具10とほぼ同様の作用・効果が生じる。
【0029】図6(A)は、更に他の実施の形態として
の取り付け具30の構成を表す正面図、図6(B)はそ
の右側面図、図6(C)はそのC−C線断面図、図7は
斜視図である。なお、図7の斜視図は、図6(C)の矢
印CC方向斜め上方から見た形状に対応している。図
6,図7に示すように、取り付け具30も底板11と同
様の底板31を備え、その底板31には、突起15と同
様の突起35が形成されている。また、底板31の互い
に直交する辺には一対の側板33が立設され、各底板3
1と共に制振ゴムにて一体成形されている。そして、各
底板31及び側板33の内面によって凹部30aが形成
される。
【0030】取り付け具30では、隣接する側板33同
士が交わる部分に、一方の底板31の近傍から他方の底
板31の近傍に到る細長い長方形に開口した切り込み部
39を形成している。このように形成された切り込み部
39も、取り付け具10の切り込み部17,19とほぼ
同様に作用する。従って、取り付け具30でも、取り付
け具10とほぼ同様の作用・効果が生じる。また、取り
付け具30では、このように一方の底板31の近傍から
他方の底板31の近傍に到る細長い長方形状の切り込み
部39を設けたため、底板31をファンユニット3の角
に当接する部分で互いに近接し合う方向に圧縮すること
が一層容易になり、凹部30aをファンユニット3の四
隅に嵌合させることが一層容易になる。また、嵌合後
は、底板31の上記角の部分が支点となるためファンユ
ニット3から外れ難くなる。
【0031】なお、本発明は上記各実施の形態に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の形態で実施することができる。例えば、切り込
み部の構成は上記したものの他、六角穴等の種々の形態
が考えられ、穴部を構成しない単なる切り込みであって
もよい。すなわち、七夕飾りのように切り込み部を形成
することによっても、ファンユニットの前後端面に当接
する面同士を弾性材料の変形に応じて離間させることが
できる。
【0032】図8は、このような実施の形態としての取
り付け具40を凹部の背後から見た斜視図である。取り
付け具40も底板11と同様の底板41を備え、その底
板41の互いに直交する辺に立設された一対の側板43
と共に制振ゴムにて一体成形されている。また、取り付
け具40の側板43には、両端側から底板41に平行に
切り込まれた複数の切り込み部47と、隣接する側板4
3同士が交わる部分から切り込み部47の間に平行に切
り込まれた複数の切り込み部49とが形成されている。
このように構成された取り付け具40では、単なる切り
込みによって構成された切り込み部47,49が開くこ
とによって底板41同士が離間する。
【0033】前述の各実施の形態のように、開口した穴
部や切欠を構成する切り込み部を打ち抜きや切除によっ
て形成する場合はゴム等の屑が発生するが、本実施の形
態のように切り込み部を単なる切り込みによって構成す
る場合は屑が発生しない。従って、この場合、廃棄物の
低減効果が生じる。
【0034】また、底板11,21,31,41は突起
15,25,35等を有さない平板状のものであっても
よく、この場合、ネジ穴3bの位置が異なるファンユニ
ット3にも適用できる。また、突起15,25,35の
部分に雄ネジが貫通するネジ穴を有していてもよく、こ
の場合、ネジ穴3bに雄ネジを挿入して従来と同様にフ
ァンユニット3を固定することができる。但し、ファン
ユニット3が雄ネジによって筐体1に固定される場合、
その雄ネジを介して振動が伝達される可能性があるが、
上記各実施の形態では、ファンユニット3の四隅に上記
取り付け具を嵌合させてその取り付け具を外周から囲む
ことによって筐体1に固定しているので、ファンユニッ
ト3から筐体1への振動の伝達経路には必ず取り付け具
が存在することになる。従って、上記各実施の形態で
は、ファンユニット3の振動が筐体1に伝達されるのを
一層良好に防止することができる。
【0035】更に、上記各取り付け具を構成する弾性材
料は、制振ゴムでなくてもよく、他のゴム、或いはそれ
以外の弾性材料(例えば発泡樹脂)であってもよい。但
し、制振ゴムは無反発ゴムとも呼ばれ、損失係数が大き
く振動エネルギを熱エネルギに変換する率の大きい材料
である。上記各実施の形態の取り付け具は、このような
制振ゴムによって構成されているので、ファンユニット
3が発生する振動を極めて良好に吸収することができ、
上記振動が筐体1に伝達されるのを一層良好に防止する
ことができる。また更に、取り付け具の外周面は円筒面
に内接する形状等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された取り付け具の構成を表す
正面図,右側面図,及び断面図である。
【図2】 その取り付け具の構成を表す斜視図である。
【図3】 その取り付け具の使用状態を表す説明図であ
る。
【図4】 本発明の他の実施の形態としての取り付け具
の構成を表す正面図,右側面図,及び断面図である。
【図5】 その取り付け具の構成を表す斜視図である。
【図6】 本発明の更に他の実施の形態としての取り付
け具の構成を表す正面図,右側面図,及び断面図であ
る。
【図7】 その取り付け具の構成を表す斜視図である。
【図8】 本発明の更に他の実施の形態としての取り付
け具の構成を表す斜視図である。
【符号の説明】
1…筐体 1a…受け入れ部
1b…通風口 3…ファンユニット 3a…冷却用ファン
3b,5a…ネジ穴 5…蓋 7…ビス 10,20,30…ファン
ユニット取り付け具 10a,20a,30a…凹部 1
1,21,31…底板 13,23,33…側板 1
5,25,35…突起 17,19,27,29,39…切り込み部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流モータ及び冷却用ファンを一体化し
    たファンユニットを筐体に取り付けるファンユニット取
    り付け具であって、 弾性材料を用いて外面が上記筐体の内面に当接可能に構
    成されると共に、 上記ファンユニットの四隅に嵌合したとき、上記ファン
    ユニットの前後端面と上記ファンユニットの隣接する一
    対の側面とが内面に当接する凹部と、 該凹部の上記ファンユニットの前後端面に当接する面同
    士を、上記弾性材料の変形に応じて離間させる切り込み
    部と、 を備えたことを特徴とするファンユニット取り付け具。
  2. 【請求項2】 上記切り込み部が、上記ファンユニット
    の上記一対の側面に挟まれた稜との対向部で開口した穴
    部を形成することを特徴とする請求項1記載のファンユ
    ニット取り付け具。
  3. 【請求項3】 上記弾性材料がゴム,エラストマー,ま
    たは膠化状材(ゲル)であることを特徴とする請求項1
    または2記載のファンユニット取り付け具。
  4. 【請求項4】 上記ファンユニットが、上記凹部に嵌合
    する位置にネジ穴を有し、上記ファンユニット取り付け
    具を使用しない場合は上記ネジ穴に雄ネジを挿入するこ
    とによって他の部材に固定可能に構成され、 上記凹部の上記ネジ穴との対向位置に、上記ネジ穴に係
    合する突起を備えたことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のファンユニット取り付け具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の4個の
    ファンユニット取り付け具が上記ファンユニットの四隅
    にそれぞれ嵌合し、 該嵌合状態の上記各ファンユニット取り付け具及び上記
    ファンユニットが上記筐体に形成された開口部から上記
    筐体内に挿入され、 上記開口部に蓋をしてその蓋が上記筐体に固定されたこ
    とを特徴とするファンユニット取り付け構造。
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