JP2001312931A - バイパス検出機能付安全スイッチ装置 - Google Patents

バイパス検出機能付安全スイッチ装置

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JP2001312931A
JP2001312931A JP2000126541A JP2000126541A JP2001312931A JP 2001312931 A JP2001312931 A JP 2001312931A JP 2000126541 A JP2000126541 A JP 2000126541A JP 2000126541 A JP2000126541 A JP 2000126541A JP 2001312931 A JP2001312931 A JP 2001312931A
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Toshihito Shirai
白井  稔人
Masayoshi Sakai
坂井  正善
Koichi Yomogihara
弘一 蓬原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械非常停止用安全スイッチ装置のスイッチの
バイパスを検出可能とし、安全スイッチ装置の信頼性を
より向上させる。 【解決手段】スイッチ部1の各スイッチB1〜Bnの接
点b1〜bnに電流検出回路2−1〜2−nを接続して
各接点b1〜bnの電流の有無を監視し、電流が流れる
時に論理値1を出力し、電流が無い時に論理値0を出力
する。AND回路10は、全ての電流検出回路2−1〜
2−nの出力が論理値1の時に出力Z=1を出力してバ
イパス無しを知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非常時に機械の運
転を停止して作業者の安全を確保するための安全スイッ
チ装置に関し、特に、スイッチ端子間の短絡(バイパ
ス)故障を検出する機能を備えたバイパス検出機能付安
全スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業機械を設備した工場等においては、
機械運転中に事故が発生した場合等に機械を非常停止さ
せて作業者の安全を確保するため、非常停止ボタン、ロ
ープスイッチ、リミットスイッチ等の安全スイッチが設
けられている。
【0003】このような安全スイッチは、スイッチ接点
オンで安全状態を示し、この時は運転スイッチのオン/
オフで機械の運転/停止が行われる。一方、スイッチ接
点のオフは危険状態を示し、作業者が安全スイッチをオ
フ操作すれば運転スイッチのオン/オフに関係なく機械
が非常停止する。
【0004】かかる安全スイッチは、スイッチ端子間が
短絡(バイパス)されると、スイッチ接点がオン状態に
固定されたと同じ状態になるため、バイパスされたスイ
ッチをオフ操作しても機械の運転を停止できなくなる。
【0005】上述の問題の解決方法としては、スイッチ
の接点に直列に素子又は回路を介装し、前記素子又は回
路がバイパスされているか否かを検出する構成とすれば
よい。このような構成を有する安全スイッチ装置は、非
常停止スイッチ回路として、例えば特開平9−1476
62号公報等に示されている。
【0006】この安全スイッチ装置は、直列接続したト
ランス構造の複数のスイッチを有し、各スイッチ間に所
定の抵抗値を有する抵抗を直列接続し、最終段のスイッ
チからの出力レベルをバイパス検出用のレベル検定手段
(ウィンドウ・コンパレータ)でレベル検定する構成で
ある。
【0007】かかる安全スイッチ装置の場合、いずれか
1つのスイッチがバイパスされると、バイパスされたス
イッチの抵抗が除かれこの抵抗によるレベルの損失分が
無くなるので、最終段のスイッチの出力レベルが上昇す
る。このレベルの上昇をレベル検定手段の閾値で監視
し、最終段のスイッチの出力レベルが閾値を越えるとレ
ベル検定手段の出力が停止し、スイッチのバイパスを通
報する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の安全スイッチ装置は、スイッチ回路にバイパス検
出手段を直列に介装する構成であるので、スイッチ回路
を流れる電流はバイパス検出手段にもそのまま流れる。
従って、バイパス検出手段は、スイッチ回路に影響ない
ように、電流に応じて設定されねばならない。また、最
終のスイッチ出力レベルの上昇を検出してバイパスを通
報する構成であるため、信号供給源の発振器の出力レベ
ルが低下したような場合、最終段のスイッチ出力のレベ
ルが低下してバイパスにより上昇した出力レベルが閾値
を越えないことが起こり得る。発振器が故障した場合、
能力の低下や出力インピーダンスの増加として影響が現
れる場合が多く、一般的に発振器の出力レベルは低下す
る傾向にある。このため、前述した特開平9−1476
62号公報等に示された安全スイッチ装置のバイパス検
出構成では、発振器の出力レベルの低下を防止又は検出
する機能を付加しない場合には、バイパス検出能力の信
頼性の点で充分とは言えなかった。更には、スイッチ回
路が複数のスイッチから構成される場合、1つのスイッ
チのバイパス有無によるレベル変化分の大きさはスイッ
チ数に反比例する。使用環境条件やノイズ、使用部品の
バラツキ等を考慮しバイパス検出機能の信頼性を確保す
るには、前記レベル変化分は余裕を持たせて大きく設定
するのが望ましく、このため、従来装置では、1つのバ
イパス検出手段で監視できるスイッチの数が限定され
る。更に、使用環境条件やノイズ、使用部品のバラツキ
の影響を受け易いため、各使用部品の性能が所定の性能
であるか否かを使用部品毎に検査する必要がある。
【0009】本発明は上記問題点に着目してなされたも
ので、接続するスイッチ数に関係なく、安価でバイパス
検出機能の信頼性が高いバイパス検出機能付安全スイッ
チ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明のバイパス検出機能付安全スイッチ装置は、接点に流
れる電流を検出する電流検出手段を、前記接点に電気的
に接続したスイッチ又はスイッチ列からなるスイッチ部
と、前記電流検出手段の検出出力に基づいて前記スイッ
チ部のバイパスの有無を検出するバイパス検出手段とを
備える構成とした。
【0011】かかる構成では、スイッチ部に直流又は交
流信号を供給すると、スイッチ部のバイパスの有無によ
り接点に流れる電流が変化し、この電流変化により電流
検出手段の出力が変化する。バイパス検出手段は、電流
検出手段の出力変化に基づいてスイッチ部のバイパスの
有無を検出する。
【0012】具体的には、前記バイパス検出手段は、請
求項2のように、前記電流検出手段から電流有りを示す
信号が入力した時にバイパス無しを通報し、電流無しを
示す信号が入力した時にバイパス有りを通報する構成と
する。
【0013】前記電流検出手段は、具体的には請求項3
のように、前記接点に電流が流れている時に前記電流有
りを示す信号を出力し、電流が流れていない時に前記電
流無しを示す信号を出力する構成である。また、請求項
4のように、前記接点に流れる電流値が予め設定した閾
値以上の時に前記電流有りを示す信号を出力し、前記閾
値未満の時に出力が前記電流無しを示す信号を出力する
構成としてもよい。
【0014】請求項3の構成では、バイパスがなく接点
に電流が流れていれば電流検出手段から電流有りを示す
信号が発生し、接点がバイパスされて接点に電流が流れ
なければ電流検出手段から電流無しを示す信号が発生す
る。請求項4の構成によれば、接点をバイパスするバイ
パス線の抵抗値が零でなく接点に微小電流が流れるよう
な場合でもバイパスを検出できるようになる。
【0015】請求項5の発明では、前記電流検出手段
は、前記電流有りを示す信号を高エネルギ状態の論理値
1で出力し、前記電流無しを示す信号を低エネルギ状態
の論理値0で出力する構成とした。
【0016】かかる構成では、バイパスが無い時に電流
検出手段から論理値1の出力が発生し、バイパスが有る
時に電流検出手段から論理値0の出力が発生するように
なるので、フェールセーフな構成でバイパスの有無を検
出できるようになる。
【0017】請求項6のように、前記電流検出手段が、
前記論理値1を交流信号で出力し、前記論理値0を直流
信号で出力する構成とすれば、電流検出手段やバイパス
検出手段の構成要素の固定故障に対してフェールセーフ
にできる。
【0018】具体的には、請求項7のように、交流信号
により駆動されて前記接点に流れる電流を変調する接点
電流変調手段を設け、該接点電流変調手段の変調動作に
基づいて前記電流検出手段の論理値1の交流信号を生成
する構成とするとよい。
【0019】請求項8の発明では、前記スイッチ部が、
複数のスイッチを直列接続したスイッチ列であり、前記
バイパス検出手段は、前記スイッチ列の全ての電流検出
手段から前記電流有りを示す信号が入力した時のみバイ
パス無しを通報する構成とした。
【0020】かかる構成では、スイッチ列のいずれか1
つのスイッチでもバイパスされれば、バイパス検出手段
からバイパス有りの通報が発生するようになる。請求項
9の発明では、前記スイッチ列の各スイッチに、交流信
号により駆動されて接点に流れる電流を変調する接点電
流変調手段をそれぞれ設け、初段のスイッチの前記接点
電流変調手段に交流信号を供給し、次段から最終段まで
のスイッチの各接点電流変調手段に、前段のスイッチの
電流検出手段からの出力を供給して駆動する構成とし、
前記バイパス検出手段は、最終段のスイッチの電流検出
手段の出力に基づいてバイパスの有無を検出する構成と
した。
【0021】かかる構成では、初段のスイッチの接点電
流変調手段に交流信号を供給して駆動する。正常時で
は、接点電流変調手段の変調動作に基づいて初段のスイ
ッチに設けた電流検出手段から交流信号が発生し、この
交流信号が次段から最終段のスイッチまでの接点電流変
調手段と電流検出手段に順次伝達される。バイパス検出
手段は、最終段のスイッチの電流検出手段から交流信号
を受信すればバイパス無しを通報する。
【0022】請求項10の発明では、前記スイッチ部の
各スイッチ内に、接点がオフした時に当該接点及び前記
電流検出手段を迂回して電流を流す電流迂回手段を設け
る構成とした。
【0023】かかる構成では、接点がオフしたスイッチ
の電流検出手段だけが電流無しを示す信号を出力するよ
うになり、接点がオフしたスイッチを特定することが可
能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明にかかる安全スイッ
チ装置の第1実施形態の構成図である。
【0025】図1において、本実施形態の安全スイッチ
装置は、n(n=1,2,3・・)個のスイッチB1〜
Bnが直列接続されたスイッチ列からなるスイッチ部1
と、スイッチ部1内におけるスイッチB1〜Bnのバイ
パスの有無を検出するバイパス検出手段としてのAND
回路10とを備える。
【0026】前記スイッチ部1の各スイッチB1〜Bn
は、接点に流れる電流を検出する電流検出手段として電
流検出回路2−1〜2−nを接点b1〜bnにそれぞれ
直列接続して内蔵しており、常時は接点b1〜bnがオ
ン状態にあり、非常時に例えば作業者等のボタン操作で
該当の接点がオフする構成である。
【0027】前記各電流検出回路2−1〜2−nは、接
点電流(接点に流れる電流)が閾値以上の時に接点電流
有りとみなして出力が高エネルギ状態の論理値1とな
り、接点電流が閾値未満の時に電流無しとみなして出力
が低エネルギ状態の論理値0となる構成である。
【0028】AND回路10は、全ての電流検出回路2
−1〜2−nの出力が論理値1の時に出力Zが論理値1
となって全てのスイッチB1〜Bnの端子間がバイパス
されてなく正常であることを通報し、電流検出回路2−
1〜2−nの少なくとも1つの出力が論理値0の時には
出力Zが論理値0となってバイパス有りを通報する。
【0029】次に動作を説明する。図示しない直流源か
ら直流電流Iがスイッチ部1に供給されると、各スイッ
チB1〜Bnの端子間にバイパスなく且つ各接点b1〜
bnがオン状態にあれば接点電流が流れ、全ての電流検
出回路2−1〜2−nにも電流が流れる。これにより、
全ての電流検出回路2−1〜2−nから論理値1の出力
がAND回路10に入力し、AND回路10からZ=1
の出力が発生してバイパス無しが通報される。
【0030】一方、例えばスイッチB1の端子T1,T
2間がバイパスされると、電流はバイパス線を流れ接点
b1には電流が流れない(但しバイパス線の抵抗値が零
であるとする。以下の各実施形態での説明も同様とす
る)。これにより、電流検出回路2−1の出力は論理値
0となり、AND回路10の出力Z=0となりバイパス
有りが通報される。また、バイパスが無くともスイッチ
部1のいずれかのスイッチの接点がオフすれば、全ての
電流検出回路2−1〜2−nの出力は論理値0となり、
バイパスされた時と同じくAND回路10の出力Z=0
となり、接点b1〜bnのオフが通報できる。
【0031】かかる構成によれば、各スイッチB1〜B
nの各接点b1〜bnに流れる電流の有無というディジ
タル状態でバイパスの有無を判定するので、使用環境条
件やノイズ、使用部品のバラツキの影響を受け難い。従
って、閾値の設定が余裕を持って且つ容易にでき、1つ
のバイパス検出回路で従来装置に比較して多くのスイッ
チを監視でき、しかも、バイパス有無の判定の信頼性が
向上する。また、使用環境条件やノイズ、使用部品のバ
ラツキの影響を受け難くことから、使用部品の検査作業
が簡単で検査コストが低減できる。更に、接点b1〜b
nがオフした時も接点電流が零になるので、各スイッチ
B1〜Bnの接点オフもバイパス検出回路(AND回路
10)で検出できる利点があり、別途、接点オフ検出用
回路を設ける必要がない。
【0032】次に、図2に本発明の第2実施形態を示し
説明する。尚、図1の第1実施形態と同一要素には同一
符号を付して説明を省略する。図2において、本実施形
態は、図1の電流検出回路2−1〜2−nの位置に電流
検出手段として発光ダイオードPD1〜PDnを設け
た。発光ダイオードPD1〜PDnは、バイパス検出回
路20側に設けた受光トランジスタPT1〜PTnとそ
れぞれフォトカプラを構成し、発光ダイオードPD1〜
PDnからの光信号は例えば光ケーブルでバイパス検出
回路20側の受光トランジスタPT1〜PTnに送信す
る。
【0033】本実施形態のバイパス検出回路20は、電
源電圧Vccの電源ラインとGNDとの間に、前記各受光
トランジスタPT1〜PTnと各抵抗R1〜Rnの直列
回路がぞれぞれ設けられ、各受光トランジスタPT1〜
PTnと各抵抗R1〜Rnの中間点から接点電流の有無
に応じた各フォトカプラの出力をAND回路10に入力
する構成である。
【0034】次に動作を説明する。直流電流Iがスイッ
チ部1に供給されると、各スイッチB1〜Bnの端子間
にバイパスがなく且つ各接点b1〜bnがオン状態にあ
れば接点電流が流れる。この場合、発光ダイオードPD
1〜PDnに電流が流れ発光し、この光信号によりバイ
パス検出回路20側の受光トランジスタPT1〜PTn
がオンする。受光トランジスタPT1〜PTnのオン状
態では全てのフォトカプラの出力はVcc(論理値1に相
当する)となり、AND回路10からZ=1の出力が発
生してバイパス無しが通報される。
【0035】一方、例えばスイッチB1の端子T1,T
2間がバイパスされると、電流はバイパス線を流れ発光
ダイオードPD1に電流が流れず、受光トランジスタP
T1はオフとなって、フォトカプラの出力はGNDレベ
ル(論理値0に相当とする)となり、AND回路10の
出力Z=0となりバイパス有りが通報される。また、ス
イッチ部1が正常の時に接点b1〜bnのいずれかがオ
フした時も第1実施形態と同様にバイパス検出回路20
の出力Z=0となり、接点オフの通報もできる。
【0036】かかる構成の第2実施形態も第1実施形態
と同様の効果を有する。次に、図3に本発明の第3実施
形態を示し説明する。尚、図2の第2実施形態と同一要
素には同一符号を付して説明を省略する。
【0037】図3において、本実施形態は、図2の第2
実施形態の構成に加えて、スイッチ部1の各スイッチB
1〜Bn内に接点電流変調用の受光トランジスタPTt
1〜PTtnを設け、バイパス検出回路30には、交流
信号Sgを発生する交流源31と、前記受光トランジス
タPTt1〜PTtnとそれぞれフォトカプラを構成し
抵抗Rgを介して交流信号Sgが供給される発光ダイオ
ードPDt1〜PDtnと、受光トランジスタPT1〜
PTnの出力を整流する倍電圧整流回路32−1〜32
−nとを設ける構成とした。ここで、前記受光トランジ
スタPTt1〜PTtnと発光ダイオードPDt1〜P
Dtnで構成されるフォトカプラと交流源31とで接点
電流を変調する接点電流変調手段を構成する。
【0038】次に動作を説明する。バイパス検出回路3
0において、交流源31から交流信号Sgが発光ダイオ
ードPDt1〜PDtnに供給されると、各発光ダイオ
ードPDt1〜PDtnから交流信号Sgと同じ周波数
の光信号Sg1〜Sgnが、例えば光ケーブル等を介し
てスイッチ部1の各スイッチB1〜Bnに内蔵された各
受光トランジスタPTt1〜PTtnに入力し、各受光
トランジスタPTt1〜PTtnがスイッチングされ
る。従って、各スイッチB1〜Bnの端子間のバイパス
がなく且つ各接点b1〜bnがオン状態で接点電流が流
れていれば、その接点電流は、受光トランジスタPTt
1〜PTtnのスイッチング動作に同期してスイッチン
グされ、発光ダイオードPD1〜PDnが点滅し、バイ
パス検出回路30内の受光トランジスタPT1〜PTn
がオン/オフ動作する。これにより、倍電圧整流回路3
2−1〜32−nへは略Vcc−GNDの振幅の交流信号
が入力し、倍電圧整流回路32−1〜32−nから電源
電圧Vccより高レベルの論理値1の出力がAND回路1
0に入力し、Z=1が生成されてバイパス無しを通報す
る。
【0039】一方、スイッチB1〜Bnの少なくとも1
つの端子間がバイパスされてその接点に電流が流れなく
なると、そのスイッチに内蔵された発光ダイオードは発
光せず、対応する受光トランジスタはオフ状態に固定さ
れる。これにより、その倍電圧整流回路の入力が直流信
号となり、倍電圧整流回路からは略電源電圧Vccレベル
の論理値0の出力がAND回路10に入力し、AND回
路10の出力Z=0となりバイパス有りが通報される。
また、スイッチ部1のいずれかのスイッチの接点がオフ
した時も、全ての倍電圧整流回路32−1〜32−nの
出力は論理値0となり、第1及び第2実施形態と同様に
AND回路10の出力Z=0となる。
【0040】また、本実施形態の構成では、例えば受光
トランジスタPT1〜PTnのコレクタ−エミッタ間が
短絡故障した時、対応する倍電圧整流回路の入力は直流
信号となり、その倍電圧整流回路の出力は論理値0とな
ってAND回路10の出力Z=0となるので、受光トラ
ンジスタPT1〜PTnの短絡故障も検出できる利点が
ある。
【0041】尚、本実施形態では、接点電流を変調する
ための受光トランジスタPTt1〜PTtnを、発光ダ
イオードPD1〜PDnと直列接続する構成としたが、
並列接続でもよい。また、本実施形態のように直列接続
する構成の場合は、スイッチ部1のスイッチB1〜Bn
のうちいずれか1つに変調用の受光トランジスタを内蔵
するだけでもよい。この場合、バイパス検出回路30側
の発光ダイオードPDt1〜PDtnも1つ設ければよ
いことは言うまでもない。更に、本実施形態では変調信
号発生回路部をバイパス検出回路30側に設ける構成を
示したが、スイッチB1〜Bnに内蔵する構成でもよ
い。その場合、変調信号発生回路部の駆動電源は、接点
電流を利用してもよく、或いは、別途電池等を内蔵して
もよい。また、図3の交流源31のような交流信号発生
回路をスイッチに内蔵して接点電流を電源にすれば、接
点電流がある時に交流信号が発生し、接点電流が無けれ
ば交流信号が発生しない構成が実現できる。
【0042】図4に、本発明の第4実施形態に適用する
電流検出手段を示す。本実施形態の電流検出手段は、接
点電流に対する閾値演算をより明確に行うための構成例
である。尚、図4では、スイッチB1を例に示し、図3
の実施形態と同一要素には同一符号を付して説明を省略
する。
【0043】図4において、本実施形態の電流検出手段
は、図3の電流検出用の発光ダイオードPD1と変調用
の受光トランジスPTt1の直列回路にツェナーダイオ
ードZDと抵抗Rtを直列接続し、かかる直列回路に抵
抗Rsを並列接続して構成する。そして、抵抗Rs両端
間の電圧VIが、所定閾値Vt以上の時にツェナーダイ
オードZD、抵抗Rt、発光ダイオードPD1及び受光
トランジスPTt1の直列回路に電流が流れるように、
前記直列回路側の閾値Vtを設定する。
【0044】次に、この電流検出手段を図3の回路に適
用した場合の動作を説明する。抵抗RsとRt1の各抵
抗値rs、rtがrs≪rtとすると、接点電流のほと
んどは抵抗Rsを流れる。従って、抵抗Rs両端間の電
圧VIは、VI=rs×Iである。電圧VIが、VI≧
Vtの時に、ツェナーダイオードZD、抵抗Rt、発光
ダイオードPD1及び受光トランジスPTt1の直列回
路に電流が流れ、発光ダイオードPD1から受光トラン
ジスPTt1のスイッチング動作に同期した交流の光信
号がバイパス検出回路30側に伝達される。一方、VI
<Vtの時には、前記直列回路側に電流が流れず、発光
ダイオードPD1は発光せず、交流光信号は発生しな
い。ここで、前記閾値Vtは、ツェナーダイオードZD
のツェナー電圧をVz、発光ダイオードPD1のカット
イン電圧をVd、受光トランジスタPTt1のオン時端
子間電圧をVpとすると、Vt≒Vz+Vd+Vpで与
えられる。
【0045】かかる構成によれば、例えばスイッチをバ
イパスしたバイパス線の抵抗値が零でなく、内蔵の接点
に微小電流が流れる場合でも、この微小電流により発生
する電圧VIがVI<Vtの関係にあれば、バイパスを
検出できる。従って、抵抗値を有するバイパス線でバイ
パスされても、閾値Vtの設定によってはスイッチ端子
間のバイパスを検出することが可能になる。
【0046】尚、受光トランジスタPTt1を発光ダイ
オードPD1と並列に接続する構成としてもよい。上記
各実施形態ではスイッチ部1に供給する電流Iを直流と
したが、交流電流でもよい。
【0047】図5に、スイッチ部1に交流電流を供給す
る場合の本発明の第5実施形態における電流検出手段及
びバイパス検出回路の構成例を示す。尚、図5では、ス
イッチB1とこのスイッチB1の信号を受信するバイパ
ス検出回路部分のみを例に示す。
【0048】図5において、本実施形態の電流検出手段
では、発光ダイオードPD1と並列にダイオードD1を
設ける。バイパス検出回路40は、図2の構成に倍電圧
整流回路32−1を図5のように付加する構成である。
図中、Iacは、スイッチ部1に供給される交流電流を示
す。
【0049】かかる構成では、電流Iacが図中の下方向
に流れる時は、発光ダイオードPD1を介して接点電流
が流れ、発光ダイオードPD1からの光信号によりバイ
パス検出回路40の受光トランジスタPT1がオンす
る。電流Iacが図中の上方向に流れる時は、ダイオード
D1を介して接点電流が流れ、発光ダイオードPD1は
発光せず、バイパス検出回路40の受光トランジスタP
T1がオフする。従って、交流電流Iacと同じ周波数で
振幅Vcc−GNDの交流信号が倍電圧整流回路32−1
に入力する。倍電圧整流回路32−1を交流電流Iacの
周期の交流信号を整流するように構成すれば、前記交流
信号の入力で、倍電圧整流回路32−1から電源電圧V
ccより高レベルの論理値1の信号がAND回路10へ入
力する。尚、ダイオードD1を設けることで、電流Iac
が図中の上方向に流れた時に発光ダイオードPD1の逆
方向に過電圧が印加されるのを防止している。
【0050】スイッチB1の端子T1,T2間がバイパ
スされると、発光ダイオードPD1には電流が流れず、
受光トランジスタPT1には光信号が入力せずオフ状態
に固定される。従って、倍電圧整流回路32−1の出力
は略電源電圧Vccの論理値0となり、バイパス有りが通
報される。尚、接点電流が交流電流Iacの場合は接点電
流変調手段は不要である。
【0051】図6に、本発明の第6実施形態を示す。本
実施形態は、トランス結合を接点として用いた構成のス
イッチ部を有し、交流電流Iacを用いる安全スイッチ装
置の例である。尚、図6ではスイッチ部が2つのスイッ
チを備える構成を示したが、スイッチ部のスイッチ数は
本実施形態に限定されるものではない。
【0052】図6において、本実施形態のスイッチ部
1′の各スイッチB1,B2は、図示しない固定体に固
定され1次巻線及び2次巻線が巻回されたコ字状部材か
らなる第1のコア1aと、第1のコア1aに対して接離
するよう移動可能に設けられる第2のコア1bと、第2
のコア1bをスプリング1cのバネ力に抗して第1のコ
ア1aに対して離間(接点オフ)する方向に移動させる
押しボタン1dとを備えて構成される。第1のコア1a
と第2のコア1bで接点が構成される。
【0053】かかるスイッチB1,B2の動作は、通常
時はスプリング1cで第2のコア1bが第1のコア1a
に接触(接点オン)してトランスを構成するため、交流
源51から1次巻線側に供給された交流電流Iacが2次
巻線側に伝達されて1次巻線側と2次巻線側が実質的に
導通し次段のトランスに伝達される。押しボタン1dを
押圧すれば、第2のコア1bが第1のコア1aから離間
(接点オフ)してトランスが構成されず、1次巻線側に
供給された交流電流Iacが2次巻線側に伝達されない。
かかるスイッチ構造は、前述の特開平9−147662
号公報で公知である。
【0054】本実施形態では、前記各スイッチB1,B
2の2次巻線側に、図5の構成の電流検出手段、即ち、
発光ダイオードPD1とダイオードD1の並列回路、発
光ダイオードPD2とダイオードD2の並列回路をそれ
ぞれ直列に介装する。また、スイッチ部1′の受信端に
抵抗RLを接続する。前記発光ダイオードPD1,PD
2からの光信号を受信するバイパス検出回路50は、図
5と同様の構成で、受光トランジスタPT1,PT2の
出力を倍電圧整流回路32−1,32−2にそれぞれ入
力し、倍電圧整流回路32−1,32−2の各出力をA
ND回路10に入力する構成である。
【0055】次に動作を説明する。スイッチB1,B2
の第1のコア1aと第2のコア1bが接触(接点オン)
し各端子間のバイパスがなければ、交流源51からの交
流電流Iacに基づいて発光ダイオードPD1,PD2が
それぞれ点滅し、受光トランジスタPT1,PT2のオ
ン/オフ動作に基づいて倍電圧整流回路32−1,32
−2から論理値1の出力が発生し、AND回路10の出
力Z=1となる。
【0056】一方、例えば、スイッチB1の端子T1
a,T2a間がバイパスされると、発光ダイオードPD
1に電流は流れず発光しない。従って、倍電圧整流回路
32−1の出力が論理値0となり、AND回路10の出
力Z=0となる。
【0057】尚、第1のコア1aと第2のコア1bが離
間した場合、発光ダイオードPD1,PD2に流れる電
流は極端に低下又は零になるので、図6の構成でも接点
オフの検出は可能である。しかし、より確実に接点オフ
を検出するには、最終段の終端の抵抗RLに代えて、例
えば、特開平9−147662号公報等で示した、トラ
ンス、整流回路及びレベル検定回路を備える受信回路を
設け、電流レベルを検定する構成が考えられる。即ち、
受信した交流電流をトランスを介して整流回路で整流し
下限閾値を有するレベル検定回路でレベル検定を行い、
閾値以上の電流が受信されれば、レベル検定回路から論
理値1の出力が発生する構成である。そして、バイパス
検出回路50の出力Zと前記レベル検定回路の出力を論
理積演算すれば、その論理積演算出力によりバイパスの
有無及び接点オフの両方が検出できる。
【0058】図7に、本発明の第7実施形態を示す。
尚、上述の各実施形態と同一要素には同一符号を付して
説明を省略する。本実施形態は、スイッチ部が複数のス
イッチからなるスイッチ列の場合に適用できる。
【0059】図7において、スイッチ部の各スイッチB
1〜Bnの各接点b1〜bnに直列接続した電流検出用
の発光ダイオードPD1〜PDnに、変調用の受光トラ
ンジスタPTt1〜PTtnを並列接続する。バイパス
検出回路60には、前記受光トランジスタPTt1とフ
ォトカプラを構成する発光ダイオードPDt1を設けて
交流源31から交流信号Sgを抵抗Rgを介して供給す
る。また、発光ダイオードPDnとフォトカプラを構成
する受光トランジスタPTnと、その出力を整流する倍
電圧整流回路32とを設ける。そして、スイッチ部1に
おいて、初段のスイッチB1の受光トランジスタPTt
1にバイパス検出回路60の発光ダイオードPDt1か
ら光信号Sg1を供給し、次段から最終段までのスイッ
チB2〜Bnの受光トランジスタPTt2〜PTtnに
は、前段の発光ダイオードPD1〜PDn−1の光信号
をそれぞれ供給し、最終段のスイッチBnの発光ダイオ
ードPDnの光信号を、バイパス検出回路60側の受光
トランジスタPT1に供給する構成である。
【0060】次に動作を説明する。バイパス検出回路6
0側の交流源31から交流信号Sgが発光ダイオードP
Dt1に供給されると、発光ダイオードPDt1の点滅
による光信号Sg1により、スイッチ部1の初段のスイ
ッチB1の受光トランジスタPTt1が、交流信号Sg
に同期してスイッチングされる。この受光トランジスタ
PTt1のオン/オフ動作により、発光ダイオードPD
1が点滅する。尚、受光トランジスタPTt1オン時の
発光ダイオードPD1端子間電圧は、発光ダイオードP
D1のカットイン電圧未満であるとする。発光ダイオー
ドPD1が点滅動作すると、次段のスイッチB2の受光
トランジスタPTt2がオン/オフ動作し、発光ダイオ
ードPD2が点滅する。このように、スイッチ部1の各
スイッチB1〜Bnにバイパスがなく接点b1〜bnが
オン状態にあれば、初段の受光トランジスタPTt1の
スイッチング動作が次々に伝達されて最終段のスイッチ
Bnの発光ダイオードPDnが点滅する。最終段のスイ
ッチBnの発光ダイオードPDnの光信号は、バイパス
検出回路60の受光トランジスタPT1に入力し、受光
トランジスタPT1のスイッチング動作により、倍電圧
整流回路32から電源電圧Vccより高レベルの論理値1
の出力がバイパス検出回路60の出力Zとして発生す
る。
【0061】スイッチ部1のいずれか1つのスイッチで
もバイパスされていれば、そのスイッチの発光ダイオー
ドには電流が流れず、それ以降のスイッチにはスイッチ
ング動作が伝達されず、最終段の発光ダイオードPDn
は点滅せず固定状態となり、受光トランジスタPT1に
は直流信号が入力し、バイパス検出回路60の出力Z
は、略電源電圧Vccレベルの論理値0となる。接点b1
〜bnのいずれかがオフした場合も同様でバイパス検出
回路60の出力Z=0になる。
【0062】かかる構成によれば、スイッチ部1とバイ
パス検出回路60間の配線は、初段と最終段の各スイッ
チB1とBnだけで済み、図3の構成に比較してスイッ
チ部とバイパス検出回路間の光ケーブル等の配線数を大
幅に減らせる。
【0063】図7の構成は、スイッチ部1に供給する電
流が交流電流Iacの場合も適用できる。ただし、交流電
流Iacを供給する場合は、例えば図8のように、各スイ
ッチB1〜Bnの各発光ダイオードPD1〜PDnに並
列にダイオードDを設ける。尚、図ではスイッチB1の
み示してある。
【0064】かかる構成では、図5の場合と同様に、交
流電流Iacが図中の下方向に流れる時のみ発光ダイオー
ドPD1に電流が流れ、図中の上方向に流れる時はダイ
オードDに電流が流れ発光ダイオードPD1には電流が
流れない。従って、図7のようなスイッチ部1の構成で
は、交流電流Iacが図中の下方向に流れる時は最終段の
発光ダイオードPDnはスイッチング動作してバイパス
検出回路60の受光トランジスタPT1には交流信号が
入力するが、交流電流Iacが図中の上方向に流れる時
は、最終段の発光ダイオードPDnは固定状態となりバ
イパス検出回路60の受光トランジスタPT1には直流
信号が入力することになる。従って、図7への適用を考
慮した場合は、交流電流Iacが図中の下方向に流れる時
に発生する論理値1の出力を、交流電流Iacが図中の上
方向に流れる期間の間維持できるように倍電圧整流回路
32のオフ時定数を設定する。具体的には、例えば倍電
圧整流回路の出力と電源ラインとの間に適当な容量のコ
ンデンサを設ければよい。
【0065】尚、交流源31の交流信号Sgの周波数
は、電流Iacの周波数より十分高く設定する。図6に示
したトランス結合を接点として用いた構成のスイッチ部
1′にも、図7の構成を適用でき、その実施形態を図9
に示す。
【0066】本実施形態の場合、図8の回路を各スイッ
チB1,B2の2次巻線側に直列接続すればよい。バイ
パス検出回路60は、図7と同様である。かかる構成の
動作は、図8と同様であり、交流電流Iacが図中に右方
向に流れる時に、交流源31の信号Sgが、発光ダイオ
ードPDt1→受光トランジスタPTt1→発光ダイオ
ードPD1→受光トランジスタPTt2→発光ダイオー
ドPD2→受光トランジスタPT1の経路で伝達され
て、バイパス検出回路60からZ=1の出力が発生す
る。交流電流Iacが図中に左方向に流れる時は、発光ダ
イオードPD1,PD2が無電流となり、受光トランジ
スタPT1に直流の信号が入力するが、この期間は倍電
圧整流回路32のオフ時定数により、前記論理値1の出
力が維持される。最終段の終端の抵抗RLに代えて図6
で説明したような受信回路(特開平9−147662号
公報で公知)を設けることが望ましいことは、図6の実
施形態と同様である。
【0067】接点のバイパス有無及びオン/オフを確認
するための接点電流を検出する電流検出手段は、必ずし
も接点と直列に設ける必要はない。図10にそのような
実施形態を示す。図10では、図3のスイッチB1に適
用した例を示す。
【0068】図10において、71は、接点b1に直列
接続して接点電流を電圧に変換する電圧変換部で、ここ
では抵抗Rmとしている。72は、接点電流に基づく電
圧変換部71の端子間の電圧VIをレベル検定するため
の下限閾値VtLと上限閾値VtHを有するウィンドウ
・コンパレータであり、電圧変換部71とウィンドウ・
コンパレータ72で、電流検出手段として機能する。
【0069】前記ウィンドウ・コンパレータ72は、2
つの抵抗R11,R12、受光トランジスタPTtm、
発光ダイオードPDm、ツェナーダイオードZDmを備
えて構成され、その両端電圧がVtL〜VtHの範囲内
の時に論理値1を出力し、上下限閾値の範囲外の時に論
理値0を出力する。図10は、図3のスイッチB1に適
用した例であり、前記受光トランジスタPTtm、発光
ダイオードPDmは、図3の受光トランジスタPTt
1、発光ダイオードPD1にそれぞれ対応し、バイパス
検出回路30に、論理値1として交流信号を出力し、論
理値0として直流信号を出力する構成である。
【0070】次に動作を説明する。今、抵抗Rm、R1
1、R12の抵抗値rm、r11、r12がrm≪r1
1,r12とすると、接点b1がオン状態でバイパス無
しの状態では、電流Iは殆ど電圧変換部71側に流れ
る。従って、電圧変換部71の両端電圧VIは、VI=
rm×Iとなる。通常、接点b1の抵抗値は零と考えら
れるので、ウィンドウ・コンパレータ72の両端電圧も
VIとなる。前記上下限閾値を、VtL<VI<VtH
のように設定すれば、接点b1がオン状態且つバイパス
無しの状態では、論理値1が出力される。スイッチB1
の端子間T1−T2でバイパスされていると接点電流は
零となるので、ウィンドウ・コンパレータ72の両端電
圧VIは零となり下限閾値VtL未満であるので論理値
0が出力される。また、接点b1がオフしていると、電
流Iはウィンドウ・コンパレータ72側を流れるので、
rm≪r11,r12より、両端電圧VIは上昇して上
限閾値VtHを越え、論理値0が出力される。
【0071】ウィンドウ・コンパレータ72の動作につ
いて簡単に説明する。受光トランジスタPTtmは、交
流源31からの交流信号Sgに基づく光信号Sg1の入
力でスイッチングされる。ここで、ツェナーダイオード
ZDmのツェナー電圧をVz、受光トランジスタPTt
mのオン時端子間電圧をVp、発光ダイオードPDmの
カットイン電圧をVdとおくと、ウィンドウ・コンパレ
ータ72の両端電圧VIは、Vz+Vd(=VtL)≦
VI≦(Vz+Vd)×(r1+r2)/r2+Vp
(=VtH)の時に、受光トランジスタPtTmのスイ
ッチングに同期して発光ダイオードPDmから交流信号
がバイパス検出回路30側に伝達される。尚、r1、r
2は、抵抗R1、R2の抵抗値である。
【0072】尚、電流Iが交流電流Iacの時は、図10
中に点線で示すようにダイオードD11を設ければよ
い。図10のウィンドウ・コンパレータ72の構成と動
作は、特開平2000−68809号公報で公知であ
る。
【0073】図11には、オフした接点の特定を可能と
する実施形態を示す。尚、図1の実施形態と同一要素に
は同一符号を付す。図11において、3−1〜3−n
は、各接点b1〜bnがオフした時に他のスイッチへ電
流Iを迂回して流すための電流迂回手段である。
【0074】かかる実施形態では、例えば、接点b2が
オフした場合、電流Iは電流検出回路2−2には流れ
ず、電流迂回手段3−2を介して他のスイッチB1、B
3〜Bnの接点には流れるので、スイッチB2からの信
号S2のみ論理値0となり、その他の信号S1,S3,
・・,Snは論理値1のままである。従って、電流検出
回路2−1〜2−nの出力信号S1,S2,・・,Sn
の論理値によりいずれのスイッチ接点がオフしたかを特
定できる。尚、スイッチ端子間のバイパスは、図1と同
様にして検出できる。
【0075】この実施形態によれば、次のような有用性
がある。即ち、接点のオフを個別に特定できるので、複
数の機械の安全スイッチを一系列で監視できる。例え
ば、スイッチB1〜B4は機械Aの非常停止スイッチ、
スイッチB5〜B7は機械Bの非常停止スイッチとす
る。スイッチB1〜B7を一系列で監視する場合、従来
の構成では、AND回路10の出力Zで機械A,B共に
制御せざるを得ないので、例えばスイッチB1の接点b
1がオフされた場合に機械Aだけでなく機械Bも停止し
てしまう。それに対して、図11の実施形態では、接点
オフのスイッチの出力のみが論理値0となるので、スイ
ッチB1〜B4の出力S1〜S4をAND回路10へ入
力してその出力Zで機械Aを制御し、スイッチB5〜B
7を別のAND回路(図示せず)へ入力してその出力
Z′で機械Bを制御するように構成すれば、例えばスイ
ッチB1の接点b1がオフされた場合に機械Aのみの停
止で済む。
【0076】ところで、前記電流迂回手段3−1〜3−
nは、接点オン状態の時の接点電流検出時に電流検出回
路2−1〜2−nに生じる両端電圧が印加しても電流を
殆ど流さないような構成であることが望ましい。
【0077】そのような電流迂回手段の構成例を図12
及び図13に示す。図は、図3のスイッチB1に適用し
た場合で示してあるが、その他の構成にも同様に適用で
きる。
【0078】図12は、ツェナーダイオードを用いた例
である。かかる構成では、ツェナーダイオードZD1の
ツェナー電圧をVz、受光トランジスタPTt1のオン
時端子間電圧をVp、発光ダイオードPD1のカットイ
ン電圧をVdとおくと、Vz>Vp+Vdのように設定
する。こうすれば、接点b1がオン状態の時に電流検出
回路2−1の動作に電流迂回手段3−1は影響しない。
接点b1がオフした場合には、接点b1及び電流検出回
路2−1を迂回して電流迂回手段3−1を介して電流I
が流れる。この時、電流検出回路2−1の電流は零とな
るので、接点b1のオフが通報できる。また、交流電流
Iacを用いる場合には、例えば、ツェナーダイオード2
個を互いに逆向きに直列接続して電流迂回手段を構成す
ればよい。
【0079】図13は、スイッチ接点b1と相補的に動
作する接点a1を用いた例である。かかる構成では、接
点b1がオン状態の時に接点a1はオフ状態なので、電
流迂回手段3−1を電流が迂回して流れることはなく、
電流検出回路2−1の動作に電流迂回手段3−1は影響
しない。接点b1がオフすると接点a1はオンするの
で、電流Iは接点b1及び電流検出回路2−1を迂回し
て、電流迂回手段3−1を介して他のスイッチB2〜B
nへ流れる。
【0080】尚、図11の構成は、図10の構成にも適
用でき、この場合、電流迂回手段は図10のPa,Pb
に接続される。ただし、図10の構成では、ウィンドウ
・コンパレータ72の両端電圧が上下限閾値範囲外とな
った時に接点オフ(及びバイパス有り)を通報する構成
としているので、電流迂回手段は、接点オフで電流を迂
回する時のウィンドウ・コンパレータ72の両端電圧
が、上下限閾値範囲内とならないように設定しなければ
ならない。例えば、図12のようにツェナーダイオード
を用いる場合には、そのツェナー電圧Vzは、Vz>V
tHのように設定する。このようにすれば、接点オフで
電流迂回手段を電流が流れる時には、ウィンドウ・コン
パレータ72の両端電圧はVz(>VtH)となるの
で、接点オフが通報できる。また、図13のように接点
a1を用いる構成では、ウィンドウ・コンパレータ72
の両端電圧は接点b1のオフ時に零(<VtL)となる
ので、同様に接点オフが通報できる。
【0081】図11のように電流迂回手段を備える構成
とすれば、図7及び図9の実施形態の構成を除いた他の
実施形態において、接点オフのスイッチの出力のみが論
理値0となるので、上述したような有用性を得ることが
できる。
【0082】尚、本実施形態で示したAND回路をフェ
ールセーフ要素として構成するには、米国特許第5,3
45,138号明細書、同4,661,880号明細書、
同5,027,114号明細書等で開示されているフェー
ルセーフ・ウィンドウ・コンパレータ/ANDゲートを
用いることが出来る。この回路と動作及びフェールセー
フ特性に関しては、電気学会論文誌(TRAN.IEE of JAPA
N)Vol.109-C,No.9,Sep.1989(窓特性を持つフェールセ
ーフ論理素子を使ったインタロックシステムの一構成
法)や、“Application of Window Comparator to Majo
rity Operation"Proc.of 19th International Symp. On
Multiple-Valued Logic,IEEE ComputerSociety(May 19
89)等の文献で示した。また、倍電圧整流回路のフェー
ルセーフ性は例えば国際公開WO93/23772等で
詳述されている。上述のフェールセーフ要素類を用いる
ことで、スイッチのバイパスや接点のオフをフェールセ
ーフに検知できる安全性の高い安全スイッチ装置を実現
できる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の発
明によれば、電流の有無というディジタル状態でバイパ
スの有無を判定するので、使用環境条件やノイズ、使用
部品のバラツキの影響を受け難い。従って、閾値の設定
が余裕を持って且つ容易にでき、1つのバイパス検出手
段で監視できるスイッチの数を従来装置に比較して多く
でき、しかも、バイパス有無の判定の信頼性が向上す
る。また、使用環境条件やノイズ、使用部品のバラツキ
の影響を受け難いので、使用部品の検査作業が簡単で検
査コストを低減できる。更に、バイパス検出手段で各ス
イッチの接点オフ状態も検出でき、別途、接点オフ検出
用回路を設ける必要がない。
【0084】請求項4の発明によれば、上述の効果に加
えてバイパス線が抵抗値を持つ場合もスイッチにバイパ
ス検出が可能になり、より一層安全スイッチ装置の信頼
性を向上できる。
【0085】請求項5の発明によれば、バイパスがなく
スイッチ部が正常な時に高エネルギ状態に相当する論理
値1の出力を発生するので、フェールセーフな構成にで
き更に安全スイッチ装置の信頼性を向上できる。
【0086】請求項6、7の発明によれば、電流検出手
段やバイパス検出手段の構成要素の固定故障も検出でき
る。請求項8の発明によれば、複数のスイッチを有する
スイッチ部のいずれか1つのスイッチでもバイパスされ
れば、バイパス検出手段からバイパス有りの通報が発生
できる。
【0087】請求項9の発明によれば、スイッチ部が複
数のスイッチを有するスイッチ列の場合に、スイッチ部
とバイパス検出手段との間の配線数を大幅に減らせる。
請求項10の発明によれば、スイッチの接点がオフした
時に、接点がオフしたスイッチを特定することが可能に
なるので、複数の機械の安全スイッチを一系列で監視す
る場合に、安全スイッチがオフした時に、接点オフのス
イッチで監視している機械だけの停止で済み全ての機械
を停止させずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成図
【図2】本発明の第2実施形態の構成図
【図3】本発明の第3実施形態の構成図
【図4】本発明の第4実施形態に適用する電流検出手段
の回路図
【図5】本発明の第5実施形態に適用する電流検出手段
の回路図
【図6】本発明の第6実施形態の構成図
【図7】本発明の第7実施形態の構成図
【図8】本発明の第8実施形態に適用する電流検出手段
の回路図
【図9】本発明の第9実施形態の構成図
【図10】電流検出手段の別の構成例を示す回路図
【図11】本発明の第10実施形態の構成図
【図12】図11の電流迂回手段がツェナーダイオード
の時の回路図
【図13】図11の電流迂回手段が接点の時の回路図
【符号の説明】
1、1′ スイッチ部 2−1〜2−n 電流検出回路 10 AND回路 20、30、40、50、60 バイパス検出回路 31、51 交流源 32、32−1〜32−n 倍電圧整流回路 B1〜Bn スイッチ b1〜bn 接点 PD1〜PDn、PDt1〜PDtn 発光ダイオー
ド PT1〜PTn、PTt1〜PTtn 受光トランジ
スタ ZD、ZD1 ツェナーダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蓬原 弘一 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 Fターム(参考) 5G034 AC09 5J050 AA37 BB21 CC00 DD03 EE14 EE17 EE36 FF04 FF11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接点に流れる電流を検出する電流検出手段
    を、前記接点に電気的に接続したスイッチ又はスイッチ
    列からなるスイッチ部と、 前記電流検出手段の検出出力に基づいて前記スイッチ部
    のバイパスの有無を検出するバイパス検出手段と、 を備えることを特徴とするバイパス検出機能付安全スイ
    ッチ装置。
  2. 【請求項2】前記バイパス検出手段は、前記電流検出手
    段から電流有りを示す信号が入力した時にバイパス無し
    を通報し、電流無しを示す信号が入力した時にバイパス
    有りを通報する構成である請求項1に記載のバイパス検
    出機能付安全スイッチ装置。
  3. 【請求項3】前記電流検出手段は、前記接点に電流が流
    れている時に前記電流有りを示す信号を出力し、電流が
    流れていない時に前記電流無しを示す信号を出力する構
    成である請求項2に記載のバイパス検出機能付安全スイ
    ッチ装置。
  4. 【請求項4】前記電流検出手段は、前記接点に流れる電
    流値が予め設定した閾値以上の時に前記電流有りを示す
    信号を出力し、前記閾値未満の時に前記電流無しを示す
    信号を出力する構成である請求項2に記載のバイパス検
    出機能付安全スイッチ装置。
  5. 【請求項5】前記電流検出手段は、前記電流有りを示す
    信号を高エネルギ状態の論理値1で出力し、前記電流無
    しを示す信号を低エネルギ状態の論理値0で出力する構
    成である請求項2〜4のいずれか1つに記載のバイパス
    検出機能付安全スイッチ装置。
  6. 【請求項6】前記電流検出手段は、前記論理値1を交流
    信号で出力し、前記論理値0を直流信号で出力する構成
    である請求項5に記載のバイパス検出機能付安全スイッ
    チ装置。
  7. 【請求項7】交流信号により駆動されて前記接点に流れ
    る電流を変調する接点電流変調手段を設け、該接点電流
    変調手段の変調動作に基づいて前記電流検出手段の論理
    値1の交流信号を生成する構成である請求項6に記載の
    バイパス検出機能付安全スイッチ装置。
  8. 【請求項8】前記スイッチ部が、複数のスイッチを直列
    接続したスイッチ列であり、前記バイパス検出手段は、
    前記スイッチ列の全ての電流検出手段から前記電流有り
    を示す信号が入力した時のみバイパス無しを通報する構
    成である請求項2〜7のいずれか1つに記載のバイパス
    検出機能付安全スイッチ装置。
  9. 【請求項9】前記スイッチ列の各スイッチに、交流信号
    により駆動されて接点に流れる電流を変調する接点電流
    変調手段をそれぞれ設け、初段のスイッチの前記接点電
    流変調手段に交流信号を供給し、次段から最終段までの
    スイッチの各接点電流変調手段に、前段のスイッチの電
    流検出手段からの出力を供給して駆動する構成とし、前
    記バイパス検出手段は、最終段のスイッチの電流検出手
    段の出力に基づいてバイパスの有無を検出する構成とし
    た請求項8に記載のバイパス検出機能付安全スイッチ装
    置。
  10. 【請求項10】前記スイッチ部の各スイッチ内に、接点
    がオフした時に当該接点及び前記電流検出手段を迂回し
    て電流を流す電流迂回手段を設けた請求項1〜8のいず
    れか1つに記載のバイパス検出機能付安全スイッチ装
    置。
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