JP2001312821A - 磁気転写方法 - Google Patents

磁気転写方法

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JP2001312821A JP2000130306A JP2000130306A JP2001312821A JP 2001312821 A JP2001312821 A JP 2001312821A JP 2000130306 A JP2000130306 A JP 2000130306A JP 2000130306 A JP2000130306 A JP 2000130306A JP 2001312821 A JP2001312821 A JP 2001312821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体とを
接触して磁気転写する方法において、転写信号の信号品
位が高い磁気転写方法を提供する。 【解決手段】 磁気記録情報が記録された磁性層を有す
る磁気転写用マスター担体と転写を受けるスレーブ媒体
とを密着させて磁気転写用マスター担体の磁気記録情報
をスレーブ媒体に転写する磁気転写方法において、予め
スレーブ媒体の磁化をトラック方向に初期直流磁化した
後、磁気転写用マスター担体として飽和磁化(Ms)と
磁性層厚(δ)の積(Ms・δ)が0.025T・μm
(20G・μm)以上、2.3T・μm(1830G・
μm)以下である磁性材料を用いて、初期直流磁化した
スレーブ媒体とを密着させスレーブ面の初期直流磁化方
向と逆向きの方向に転写用磁界を印加し磁気転写をおこ
なう磁気転写方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、大容量、高記録密
度の磁気記録再生装置用の磁気記録媒体への記録情報の
磁気転写方法に関し、特に大容量、高記録密度の磁気記
録媒体へのサーボ信号、アドレス信号、その他通常の映
像信号、音声信号、データ信号等の記録に用いられる磁
気転写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像の利用の進展等で、パソコ
ン等で取り扱う情報量が飛躍的に増加している。情報量
の増加によって、情報を記録する大容量で安価で、しか
も記録、読み出し時間の短い磁気記録媒体が求められて
いる。ハードディスク等の高密度記録媒体や、ZIP
(Iomega社)等の大容量のリムーバル型の磁気記
録媒体では、フロッピー(登録商標)ディスクに比べて
情報記録領域は狭トラックで構成されており、狭いトラ
ック幅を正確に磁気ヘッドを走査し、信号の記録と再生
を高S/N比で行うためには、トラッキングサーボ技術
を用いて正確な走査を行うことが必要である。
【0003】そこで、ハードディスク、リムーバル型の
磁気記録媒体のような大容量の磁気記録媒体では、ディ
スク1周に対して、一定の角度間隔でトラッキング用サ
ーボ信号やアドレス情報信号、再生クロック信号等が記
録された領域を設けており、磁気ヘッドは、一定間隔で
これらの信号を再生することにより、ヘッドの位置を確
認、修正しながら正確にトラック上を走査している。こ
れらの信号は、磁気記録媒体の製造時にプリフォーマッ
トと称してあらかじめ磁気記録媒体に記録する方法が行
われている。
【0004】トラッキング用サーボ信号やアドレス情報
信号、再生クロック信号等の記録には正確な位置決め精
度が要求されるので、磁気記録媒体をドライブに組み込
んだ後、専用のサーボ記録装置を用いて厳密に位置制御
された磁気ヘッドによりプリフォーマット記録が行われ
ている。しかしながら、磁気ヘッドによるサーボ信号や
アドレス情報信号、再生クロック信号のプリフォーマッ
ト記録においては、専用のサーボ記録装置を用いて磁気
ヘッドを厳密に位置制御しながら記録を行うために、プ
リフォーマット記録に長時間を要している。また、磁気
記録密度の増大に伴ってプリフォーマット記録すべき信
号量が多くなり、さらに長時間を要することになる。し
たがって磁気記録媒体の製造において、サーボ信号等の
プリフォーマット記録工程に要する費用の製造コストに
占める割合が大きくなるので、この工程での低コスト化
が望まれている。一方、1トラックずつプリフォーマッ
ト情報を記録せずに、プリフォーマット情報をマスター
担体からスレーブ媒体への磁気転写で行う方式も提案さ
れている。例えば、特開昭63−183623号公報、
特開平10−40544号公報および特開平10−26
9566号公報に転写技術が紹介されている。
【0005】特開昭63−183623号公報や特開平
10−40544号公報に記載の方法では、磁気転写用
マスター担体として基板の表面に情報信号に対応する凸
凹形状が形成され、凸凹形状の少なくとも凸部表面に強
磁性薄膜が形成された磁気転写用マスター担体の表面
を、強磁性薄膜あるいは強磁性粉を含有する組成物の塗
布層が形成されたシート状もしくはディスク状磁気記録
媒体の表面に接触、あるいは更に交流バイアス磁界、あ
るいは直流磁界を印加して凸部表面を構成する強磁性材
料を励起することにより、凸凹形状に対応する磁化パタ
ーンを磁気記録媒体に記録するものである。
【0006】この方法は、磁気転写用マスター担体の凸
部表面をプリフォーマットするべき磁気記録媒体、すな
わちスレーブ媒体に密着させて同時に凸部を構成する強
磁性材料を励磁することにより、スレーブ媒体に所定の
プリフォーマット情報の記録を形成する転写方法であ
り、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体との相対的
な位置を変化させることなく静的に記録を行うことがで
き、正確なプリフォーマット記録が可能であり、しかも
記録に要する時間も極めて短時間であるという特徴を有
している。また、この磁気転写方法は磁気転写用マスタ
ー担体とスレーブ媒体の両者を静止した状態で接触させ
て転写する方式であるため、サーボ信号記録工程での磁
気転写用マスター担体、スレーブ媒体ともに破損が発生
することが少なく、高い耐久性が期待される方式であ
る。
【0007】磁気転写用マスター担体に用いる磁性体と
しては軟磁性材料が使用される。そして、当初は、磁性
層の透磁率が転写特性に大きく影響を与えていると考
え、材料の選択に当たっては高透磁率を優先することが
行われていた。しかし、信号品位はマージナルな領域で
あり、更なる信号品位の向上が必要であった。また、良
好な磁気転写信号品質を実現しうる転写磁界強度領域が
非常に狭く、設備面で実用上問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、磁気転写用
マスター担体に記録された記録情報をスレーブ媒体に転
写する際に、転写された信号の品位を高め、転写磁界強
度領域が広い磁気転写方法を提供することを課題とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、磁気記
録媒体に磁気転写を行う方法において、磁気転写用マス
ター担体の磁性材料の飽和磁化(Ms)と磁性層厚
(δ)の積(Ms・δ)が0.025T・μm(20G
・μm)以上、2.3T・μm(1830G・μm)以
下とすることによって解決することができる。また、磁
気記録情報が記録された磁性層を有する磁気転写用マス
ター担体と転写を受けるスレーブ媒体とを密着させて磁
気転写用マスター担体の磁気記録情報をスレーブ媒体に
転写する磁気転写方法において、予めスレーブ媒体の磁
化をトラック方向に初期直流磁化した後、磁気転写用マ
スター担体と初期直流磁化したスレーブ媒体とを密着さ
せスレーブ面の初期直流磁化方向と逆向きの方向に転写
用磁界を印加し磁気転写をおこなう前記の磁気転写方法
である。また、磁気記録媒体が前記の方法によってサー
ボ信号を記録したものである磁気記録媒体である。
【0010】
【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、磁気
記録媒体に磁気転写法を行う方法において、磁気記録媒
体に磁気転写を行う方法において、磁気転写用マスター
担体の磁性材料の飽和磁化(Ms)と磁性層厚(δ)の
積(Ms・δ)が0.025T・μm(20G・μm)
以上、2.3T・μm(1830G・μm)以下である
磁性材科を磁気転写用マスター担体の磁性層にして使用
し記録した場合には、転写信号の品位向上を行うと共
に、磁気転写の際の転写磁界領域の狭さを改善できるこ
とを見出した。
【0011】磁気転写用マスター担体の磁性材料として
は軟磁性材科が使用される。当初は磁性層への磁界の進
入し易さ、すなわち透磁率が転写特性に大きく影響を与
えていると考え、高透磁率を優先として磁性材料の選択
を行っていた。また、信号品位はマージナルな領域であ
り更なる信号品位の向上が必要であった。また、良好な
磁気転写信号品質を実現しうる転写磁界領域が非常に狭
く、設備面で実用上問題があった。
【0012】しかしながら、磁気転写用マスター担体と
スレーブ媒体と転写を受けるスレーブ媒体とを密着させ
て磁気転写用マスター担体の磁気記録情報をスレーブ媒
体に転写する磁気転写方法においては、磁気転写用マス
ター担体の記録情報のパターン上の磁界をパターン内に
収束、パターン端で放出することで、パターン部外のス
レーブ媒体の磁化を反転させることによってスレーブ媒
体に対して記録情報を転写するものである。
【0013】この転写方法では磁気転写用マスター担体
の磁化状態は飽和領域であるため、不飽和領域での透磁
率、比透磁率など磁性層の特性は転写特性に大きな影響
を与える可能性は小さいものと考えられる。飽和領域で
磁気転写用マスター担体の磁性層の特性を支配するの
は、飽和磁化などの大きさである。また、単位体積当た
りの磁束収束量は磁性材料の飽和磁化に比例し、磁気転
写では実際にパターンから発せられる磁束量が転写特性
に影響を与える。そのため飽和磁化(Ms)だけではな
く磁性層厚(δ)も特性に影響を与えると考えられる。
そこで、飽和磁化(Ms)、膜厚(δ)の積(Ms・
δ)で表現される面磁気モーメントをパラメーターとし
転写磁界範囲、信号品位の評価を行ったところ、Ms・
δには最適な範囲があることを見出したものである。
【0014】Ms・δが0.025T・μm(20G・
μm)未満の領域では転写磁界がマスターパターン内に
収束せず、信号間の磁化反転境界領域が広がり、その結
果信号品位が低下し、また転写磁界領域が狭くなること
がわかった。一方、Ms・δが2.3T・μm(183
0G・μm)を超える領域では、転写磁界領域、信号品
位は向上するが、磁気転写に使用する電磁石の磁極の残
留磁化により転写磁界を印加しない場合でもわずかにス
レーブ媒体を磁化する転写磁界が発生してしまう。その
ため磁気転写後にスレーブ媒体を取り出した際に、転写
信号が乱れ、信号品位が低下することがわかった。
【0015】以上の解析結果を踏まえ、磁気転写用マス
ター磁性材料の飽和磁化(Ms)と磁性層厚(δ)の積
(Ms・δ)が0.025T・μm(20G・μm)以
上、2.3T・μm(1830G・μm)以下である磁
性材料を磁気転写用マスター担体として使用すること
で、記録した信号品位の向上、転写磁界領域を拡張でき
ることを見出した。
【0016】本発明の磁気転写方法に使用する磁気転写
用マスター担体は、以下の方法によって作製することが
できる。磁気転写用マスター担体の基板としては、シリ
コン、アルミニウム、ガラス、合成樹脂等の表面が平滑
な部材を用いることができる。まず、これらの基板上に
フォトレジストを塗布し、磁気転写により形成するパタ
ーンに合致したレジストパターンをパターン露光、ある
いは直接けがきにより形成する。パターン露光の場合は
反応性エッチング、またはアルゴンプラズマ等による物
理的エッチング、または液体によるエッチングにより、
基板上にパターンを形成する。
【0017】次いで、スパッタリングにより磁性層を所
定の部分に、所定の厚さに成膜する。その後、フォトレ
ジストをリフトオフで除去する。また、磁気転写の際に
スレーブ媒体と接触する凸状の磁性層のみをフォトファ
ブリケーションで作製しても良い。
【0018】また微細加工を行う方法として射出成形法
を用いても良い。射出成形法について説明すると、フォ
トレジストを塗布したガラス基板を回転しながら、サー
ボ信号に対応して変調したレーザーを照射しフォトレジ
ストをガラス面全体に露光する。該レジストを現像し
て、ガラス基板を現像しガラスに凹凸を形成する。次い
で、レジストを除去して凹凸を形成したガラス基板上に
めっきを行い、凹凸が形成されためっき原盤を作製す
る。めっき板材料としては、ニッケルもしくはニッケル
合金を使用することができる。また、めっき原盤の耐久
性を向上させるために、ダイヤモンド状炭素等の炭素膜
をスパッタリング等によって形成しても良い。
【0019】めっき原盤を使用し射出成形などの方法に
より、パターン形成した樹脂基板を作製する。樹脂材料
としてはポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート
等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル・塩化ビニル共重合
体などの塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、アモルファス
ポリオレフィンおよびポリエステルなどが使用可能であ
る。耐湿性、寸法安定性および価格等の点からポリカー
ボネートが好ましい。また、形成しためっき原盤にバリ
がある場合はバーニシュまたはポリッシュにより除去す
る。パターンの溝深さは50〜1000nmの範囲が好
ましい。より好ましくは200〜500nmの範囲であ
る。
【0020】磁性材料としてはCo、Co合金(CoN
i、CoNiZr、CoNbTaZr等)、Fe、Fe
合金(FeCo、FeCo、Ni、FeNiMo、Fe
AlSi、FeAl、FeTaN)、Ni、Ni合金
(NiFe)が用いることができる。特に好ましくはF
eCo、FeCoNiである。
【0021】また、本発明の磁気転写方法に使用する磁
気転写用マスター担体の磁性層の形成に先だって、非磁
性の下地層を設けることが好ましく、下地層の結晶構造
と格子常数を磁性層のそれに一致させることが好まし
い。下地層を形成する材料としては、Cr、CrTi、
CoCr、CrTa、CrMo、NiAl、Ru等を挙
げることができる。
【0022】また、磁性層上にダイヤモンド状炭素(D
LC)等の保護膜を設けても良く、潤滑剤層を設けても
良い。特に保護膜として5〜30nmのダイヤモンド状
炭素膜と潤滑剤が存在することが更に好ましい。潤滑剤
が存在すると、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体
との接触過程で生じるずれを補正する際に摩擦が生じた
場合にも、耐久性を高めることが可能となる。
【0023】磁気転写用マスター担体の磁性材料として
は磁気転写用マスター担体の磁性材料の飽和磁化(M
s)と磁性層厚(δ)の積(Ms・δ)が0.025T
・μm(20G・μm)以上、2.3T・μm(183
0G・μm)以下であることが望ましい。更に好ましく
は0.05T・μm(40G・μm)以上、2.0T・
μm(1591G・μm)以下の範囲である。マスター
磁性層のMs・δの調整は磁性層材料飽和磁化、磁性層
厚、作製温度、スパッタリング時の使用気体の種類等の
調整によって行うことができる。Cr、Ti等の非磁性
元素の添加量を調整することによりMsを調整すること
ができる。また作製温度を調整することで、マスター磁
性層の均一性を調整し、Msを調整することも可能であ
る。
【0024】また、FeCo(原子比65:35)を用
いた場合には、作製温度を20℃〜200℃の間に設定
することで、2.0〜2.3Tの範囲でMsを調整する
こともできる。また磁性層をアルゴンと酸素、窒素など
の混合雰囲気中で作製することにより磁性層を酸化、あ
るいは窒化させて、磁性層のMsを調整する。Msの大
きさは酸素・窒素の分圧で調整することができる。ま
た、好ましい磁性層厚は50nm以上、800nm以
下、更に好ましくは100nm以上、500nm以下で
ある。
【0025】以下に、本発明に使用するスレーブ媒体に
ついて説明する。スレーブ媒体としては、強磁性金属粒
子を結合剤中に分散した塗布型磁気記録媒体、あるいは
基板上に強磁性金属薄膜を形成した金属薄膜型磁気記録
媒体を用いることができる。塗布型磁気記録媒体として
は、Zip(アイオメガ社)用記録媒体であるZip1
00、Zip250、あるいはHiFDと呼ばれる高密
度フロッピーディスクなどの磁気記録媒体が挙げられ
る。
【0026】スレーブ媒体の保磁力Hcが103kA/
m(1300Oe)以上、313kA/m(4000O
e)未満であることが好ましく、更に127kA/m
(1600Oe)以上、239kA/m(3000O
e)未満であることがより好ましい。スレーブ媒体の保
磁力Hcが103kA/m未満では、6.45cm2
たり1Gb(1ギガビット/平方インチ)以上の高密度
記録情報を保持することはできない。逆に313kA/
m)以上では、スレーブ媒体に記録可能な磁気記録ヘッ
ドが存在しない。金属薄膜型磁気記録媒体としては、磁
性材料として、Co、Co合金(CoPtCr、CoC
r、CoPtCrTa、CoPtCrNbTa、CoC
rB、CoNi等)、Fe、Fe合金(FeCo、Fe
Pt、FeCoNi)を用いることができる。磁束密度
が大きく、磁気転写用マスター担体の磁性層と同じ方
向、すなわち面内記録なら面内方向、垂直なら垂直方向
の磁気異方性を有していることが明瞭な転写が行えるた
め好ましい。
【0027】磁性層の下部、すなわち基板側に必要な磁
気異方性を形成するために非磁性の下地層を設けること
が好ましく、結晶構造と格子常数を磁性層に合致させる
ことが好ましい。具体的には、下地層形成用材料として
は、Cr、CrTi、CoCr、CrTa、CrMo、
Ni、Ru等を挙げることができる。
【0028】
【実施例】以下に実施例を示し本発明を説明する。 実施例1 3.5型磁気転写用マスター担体には、シリコンウエハ
ー円盤を基板としFeCo(原子比Fe:Co=70:
30)からなる厚さ200nmの磁性層を形成した。パ
ターンは円盤中心から半径方向20mm〜40mmの位
置まで幅5μmの等間隔の放射状ライン、ライン間隔は
半径方向20mmの最内周位置で8μm間隔とした。磁
性層はスパッタリング装置(アネルバ社製730H)で
直流スパッタリング法を使用し、作製温度は25℃、ア
ルゴンスパッタリング圧5.0×10-4Pa(0.36
mTorr)、投入電力2.80W/cm2とした。
【0029】膜厚の調整は、マーキングを施したシリコ
ン基板上に磁性材料を10分間成膜する。この試料をア
セトンで洗浄し、マーキング部を除去する。この部分に
発生した膜厚段差を接触式段差計で膜厚を測定し、膜厚
とスパッタリング時間の関係からスパッタリング速度を
算出する。次いで、目標膜厚に必要な時間をスパッタリ
ング速度から計算し、必要時間成膜する。
【0030】スレーブ媒体には、市販のアイオメガ社Z
ip250用塗布型磁気記録媒体(富士写真フイルム
製)を使用した。スレーブ媒体の保磁力Hcは199k
A/m(25000e)であった。スレーブ媒体を39
8kA/m(5000Oe)で初期直流磁化した後、磁
気転写用マスター担体とスレーブ媒体とを密着して、初
期直流磁化とは反対の方向に199kA/m(2500
Oe)の強度の転写磁界を印加して記録情報をスレーブ
媒体へ転写した。得られたスレーブ媒体を以下の評価方
法によって評価を行い、磁気転写情報の評価を行った。
【0031】実施例2 実施例1記載の磁気転写用マスター担体の磁性層厚を4
00nmに変更した点を除き実施例1と同様にして実施
例2の磁気転写用マスター担体を作製し実施例1と同様
に磁気転写を行って評価を行った。
【0032】実施例3 実施例1記載の磁気転写用マスター担体の磁性層をCo
FeNi(原子比65:22:13)に変更した点を除
き実施例1と同様に実施例3の磁気転写用マスター担体
を作製し実施例1と同様に磁気転写を行って評価を行っ
た。
【0033】実施例4 実施例1記載の磁気転写用マスター担体の磁性層をNi
に変更した点を除き実施例1と同様に実施例4の磁気転
写用マスター担体を作製して実施例1と同様に磁気転写
を行って以下の評価方法によって評価を行った。
【0034】実施例5 実施例1記載の磁気転写用マスター担体の磁性層のスパ
ッタリング雰囲気をアルゴン分圧5.0×10-4Pa
(0.36mTorr)、酸素圧力3.0×10
-5(0.022mTorr)に変更した点を除き実施例
1と同様に実施例5の磁気転写用マスター担体を作製し
て実施例1と同様に磁気転写を行って評価を行った。
【0035】実施例6 実施例1記載の磁気転写用マスター担体の磁性層のスパ
ッタリング雰囲気をアルゴン分圧5.0×10-4Pa
(0.36mTorr)、窒素圧力3.0×10
-5(0.022mTorr)に変更した点を除き実施例
1と同様に実施例6の磁気転写用マスター担体を作製し
て実施例1と同様に磁気転写を行って評価を行った。
【0036】比較例1 実施例4記載の磁気転写用マスター担体の磁性層の厚さ
を100nmに変更した点を除き実施例4と同様に比較
例1の磁気転写用マスター担体を作製して実施例1と同
様にして磁気転写を行って評価を行った。
【0037】比較例2 実施例1記載の磁気転写用マスター担体の磁性層の厚さ
を30nmに変更した点を除き実施例1と同様に比較例
2の磁気転写用マスター担体を作製して実施例1と同様
にして磁気転写を行って評価を行った。
【0038】比較例3 実施例1記載の磁気転写用マスター担体の磁性層の厚さ
を800nmに変更した点を除き実施例1と同様に比較
例3の磁気転写用マスター担体を作製して実施例1と同
様にして磁気転写を行って評価を行った。
【0039】比較例4 実施例1記載の磁気転写用マスター担体の磁性層の厚さ
を1000nmに変更した点を除き実施例1と同様に比
較例4の磁気転写用マスター担体を作製して実施例1と
同様にして磁気転写を行って評価を行った。
【0040】比較例5 実施例3記載の磁気転写用マスター担体の磁性層のスパ
ッタリング雰囲気を酸素に変更した点を除き実施例3と
同様に比較例5の磁気転写用マスター担体を作製して実
施例1と同様にして磁気転写を行って評価を行った。
【0041】比較例6 実施例1記載の磁気転写用マスター担体の磁性層のスパ
ッタリング雰囲気を酸素に変更した点を除き実施例1と
同様に比較例5の磁気転写用マスター担体を作製して実
施例1と同様にして磁気転写を行って評価を行った。
【0042】(評価方法) 1.飽和磁化の測定とMs・δの演算 磁性層の飽和磁化(Ms)は試料振動型磁力計(VS
M)により測定を行う。また、試料を8mm×6mmの
大きさに切り出し、この面積とスパッタリング速度から
計算した磁性層厚(δ)から体積、飽和磁化を算出す
る。上記方法により求めたMsおよびδの積からMs・
δを算出した。 2.転写磁界領域の広さの測定 磁気転写後のスレーブ担体を磁気現像液(シグマハイケ
ミカル社製シグマーカーQ)を15倍に希釈し、スレー
ブ媒体上に滴下、乾燥させ、現像を行う。現像後の磁気
転写像を目視で確認し、信号が発生・消失した各磁界強
度間の差を転写磁界領域とした。 3.電磁変換特性の測定 電磁変換特性測定装置(協同電子製:SS−60)によ
りスレーブ媒体の転写信号の信号品位の評価を行った。
装置の再生信号をデジタルオシロスコープ(レクロイ社
製LC334AM)に入力し、信号の半値幅(PW5
0)により評価した。PW50が300nm以下であれ
ば良好、それ以上では不良とした。
【0043】
【表1】 Ms・δ 転写磁界領域 信号品位 PW50 面磁気モーメント(T・μm) (kA/m) (nm) 実施例1 0.4 200 良好 288 実施例2 0.8 223 良好 274 実施例3 0.42 179 良好 282 実施例4 0.1 143 良好 299 実施例5 0.06 210 良好 276 実施例6 0.04 203 良好 277 比較例1 0.015 64 不良 315 比較例2 0.02 81 不良 319 比較例3 2.4 223 不良 304 実施例4 3.2 227 不良 309 比較例5 0.01 21 不良 412 実施例6 0.006 16 不良 395
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の磁気転写用マス
ター担体を用いた磁気転写方法によって、ハードディス
ク、大容量リムーバブルディスク媒体、大容量フレキシ
ブル媒体等のディスク状媒体に、短時間に生産性良く、
トラッキング用サーボ信号やアドレス情報信号、再生ク
ロック信号等のプリフォーマット記録を転写信号の品位
の低下をきたすことなく安定した磁気転写を行うことが
できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に磁気転写を行う方法にお
    いて、磁気転写用マスター担体の磁性材料の飽和磁化
    (Ms)と磁性層厚(δ)の積(Ms・δ)が0.02
    5T・μm(20G・μm)以上、2.3T・μm(1
    830G・μm)以下であることを特徴とする磁気転写
    方法。
  2. 【請求項2】 磁気記録情報が記録された磁性層を有す
    る磁気転写用マスター担体と転写を受けるスレーブ媒体
    とを密着させて磁気転写用マスター担体の磁気記録情報
    をスレーブ媒体に転写する磁気転写方法において、予め
    スレーブ媒体の磁化をトラック方向に初期直流磁化した
    後、磁気転写用マスター担体と初期直流磁化したスレー
    ブ媒体とを密着させスレーブ面の初期直流磁化方向と逆
    向きの方向に転写用磁界を印加し磁気転写を行うことを
    特徴とする請求項1記載の磁気転写方法。
  3. 【請求項3】 磁気記録媒体が請求項1ないし2のいず
    れかに記載の方法によってサーボ信号を記録したもので
    あることを特徴とする磁気記録媒体。
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