JP2001312782A - 電話応答通報装置及び通報伝達方法 - Google Patents

電話応答通報装置及び通報伝達方法

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JP2001312782A
JP2001312782A JP2000131384A JP2000131384A JP2001312782A JP 2001312782 A JP2001312782 A JP 2001312782A JP 2000131384 A JP2000131384 A JP 2000131384A JP 2000131384 A JP2000131384 A JP 2000131384A JP 2001312782 A JP2001312782 A JP 2001312782A
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Michiyoshi Okonogi
美智佳 小此木
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、通報を必要とする事象の発生時に、
自動発呼により予め登録された通報先担当者に前記事象
の発生内容に従う通報メッセージを伝達する電話応答通
報装置に於いて、伝達が必要な通報先担当者に事象発生
に伴う通報メッセージを迅速かつ円滑に効率よく伝達す
ることのできる電話応答通報装置及び通報伝達方法を提
供することを課題とする。 【解決手段】 演算処理装置11は、ネットワークを介
して上記ダム管理事務所20より、例えばダム水文量、
テレメータ情報、地震情報等に従う全観測データを受信
し、当該受信情報の中から通報・応答に必要とする情報
を上記音声応答通報装置12に対して配信し、音声応答
通報装置12にて、独自定数により通報判定を行い、通
報先担当者に対する通報伝達処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばダム監視に
於いて観測値が警戒値を超過した際等、通報を必要とす
る事象の発生時に、当該事象内容を予め指定されている
通報先担当者(担当職員)に通報する機能を必要とする
防災システムに適用して好適な電話応答通報装置及び通
報伝達方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダム、河川等に於いて観測値が警戒値を
超過した場合に予め指定されている通報先担当者(担当
職員)に自動通報を行なう従来の防災システムに於いて
は、通報を必要とする状態を認識した際に、登録された
すべての通報先担当者(担当職員)を対象に自動通報を
行なっていた。
【0003】従って、従来では、限られた特定の通報先
担当者に通報が伝達されれば所期の目的を達成される場
合であっても登録されたすべての通報先担当者に自動通
報を行なうことから、回線接続に伴う費用が嵩み、かつ
処理に多くの時間を要する等の不都合な問題が生じる。
また、登録する通報先担当者を最小限に抑えた際は、登
録された通報先担当者が不在であった際、または通信手
段が故障している際等に於いて迅速かつ正常な通報メッ
セージの伝達が行えず防災活動に支障をきたす等の問題
が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、観測
値が警戒値を超過した場合等に於いて予め指定されてい
る通報先担当者に自動通報を行なう従来の防災システム
に於いては、通報を必要とする状態を認識した際に、登
録されたすべての通報先担当者を対象に自動通報を行な
っていたことから、回線接続に伴う費用が嵩み、かつ処
理に多くの時間を要する等の不都合な問題が生じてい
た。また、登録する通報先担当者を最小限に抑えた際
は、登録された通報先担当者が不在であった際、または
通信手段が故障している際等に於いて、迅速かつ正常な
通報メッセージの伝達が行えず、防災活動に支障をきた
す等の問題があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
通報を必要とする事象の発生時に、自動発呼により予め
登録された通報先担当者に前記事象の発生内容に従う通
報メッセージを伝達する電話応答通報装置に於いて、伝
達が必要な通報先担当者に事象発生に伴う通報メッセー
ジを迅速かつ円滑に効率よく伝達することができ、これ
により通報機能に優れた経済的に有利な防災システムを
容易に構築することができる電話応答通報装置及び通報
伝達方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、通報を必要と
する事象の発生時に、自動発呼により予め登録された通
報先担当者に前記事象の発生内容に従う通報メッセージ
を伝達する電話応答通報装置に於いて、通報判定のアル
ゴリズムを持たせることによって、防災活動に必要な通
報先担当者に対して効率よくかつ円滑に迅速な通報伝達
が行なえるようにしたもので、例えば通報先担当者を3
人ずつグループ分けし、グループ内で優先順位を1位〜
3位に設定し登録して、まず、グループ内の1位の通報
先担当者に自動通報を行ない、ここで当該1位の通報先
担当者から通報確認がとれれば、2位、3位の通報先担
当者へは通報を行なわずにそのグループの通報処理を終
え、また1位の職員から通報確認がとれなければ、2位
へ自動通報を行なって、2位、3位の通報先担当者につ
いても同様の処理を行ない、また3位の通報先担当者ま
で通報確認がとれなければ、今度はダム単位(グループ
単位)での優先判定を行い、次に優先順位の高いダムの
1位に対して上記同様の処理を行い、一巡した後、再度
1位へ戻って上記同様の処理を行なう機能をもたせたこ
とを特徴とする。
【0007】即ち、本発明は、通報を必要とする事象の
発生時に、自動発呼により予め登録された通報先担当者
に前記事象の発生内容に従う通報メッセージを伝達する
電話応答通報装置であって、複数の通報先担当者を連絡
先電話番号及び個人別に付した通報優先順位とともに対
応付けて事前に登録しておく手段と、前記通報を必要と
する事象の発生時に、前記登録された通報優先順位に従
い通報先担当者を選択し、当該通報先担当者に前記事象
の発生内容に従う通報メッセージを伝達する手段と、前
記通報メッセージが設定時間内に前記選択された通報先
担当者に伝達されたか否かを判断する手段と、前記通報
メッセージが設定時間内に伝達されないとき、前記登録
された通報優先順位に従い次の通報先担当者を選択し、
当該通報先担当者に前記事象の発生内容に従う通報メッ
セージを伝達する手段とを有して、前記通報メッセージ
が登録された通報先担当者に伝達されるまで、前記登録
された通報優先順位に従う通報先担当者の選択並びに自
動発呼を繰り返し行うことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、通報を必要とする事象の
発生時に、自動発呼により予め登録された通報先担当者
に前記事象の発生内容に従う通報メッセージを伝達する
電話応答通報装置であって、複数のグループそれぞれに
複数の通報先担当者を割り当て、当該各通報先担当者を
連絡先電話番号とグループ別及び個人別に付した通報優
先順位とともに対応付けて事前に登録しておく手段と、
前記通報を必要とする事象の発生時に、前記登録された
グループ別通報優先順位及び個人別通報優先順位に従い
通報先担当者を選択し、当該通報先担当者に前記事象の
発生内容に従う通報メッセージを伝達する手段と、前記
通報メッセージが設定時間内に前記選択された通報先担
当者に伝達されたか否かを判断する手段と、前記通報メ
ッセージが設定時間内に伝達されないとき、前記登録さ
れたグループ別通報優先順位と個人別通報優先順位とに
従い次の通報先担当者を選択し、当該通報先担当者に前
記事象の発生内容に従う通報メッセージを伝達する手段
とを有して、前記通報メッセージが登録された各グルー
プの通報先担当者に伝達されるまで、前記登録された通
報優先順位に従う通報先担当者の選択並びに自動発呼を
繰り返し行うことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、通報を必要とする事象の
発生時に、予め定められた人数の通報先担当者に通報メ
ッセージを伝達する電話応答通報装置であって、前記定
められた人数以上の複数の通報先担当者を連絡先電話番
号及び個人別に付した通報優先順位とともに対応付けて
事前に登録しておく手段と、前記通報を必要とする事象
の発生時に、前記登録された通報優先順位に従い通報先
担当者を選択し、当該通報先担当者に前記登録された連
絡先電話番号をもとに自動発呼して前記事象の発生内容
に従う通報メッセージを伝達する手段と、前記通報メッ
セージが設定時間内に前記選択された通報先担当者に伝
達されたか否かを判断する手段と、前記通報メッセージ
が設定された時間内に伝達されないとき、前記登録され
た通報優先順位に従い次の通報先担当者を選択し、当該
通報先担当者に前記登録された連絡先電話番号をもとに
自動発呼して前記事象の発生内容に従う通報メッセージ
を伝達する手段とを有して、前記予め定められた人数の
通報先担当者に通報メッセージが伝達されるまで前記通
報優先順位に従う自動発呼を繰り返し行うことを特徴と
する。
【0010】また、本発明は、通報を必要とする事象の
発生時に、予め定められた複数のグループ毎に予め定め
られた人数の通報先担当者に通報メッセージを伝達する
電話応答通報装置であって、前記各グループ毎に前記予
め定められた人数以上の複数の通報先担当者を割り当
て、当該各通報先担当者を連絡先電話番号と所属するグ
ループ及び当該グループの通報優先順位と個人別に付し
た通報優先順位とともに対応付けて登録しておく手段
と、前記通報を必要とする事象の発生時に、前記登録さ
れた各通報優先順位に従い通報先担当者を選択し、当該
通報先担当者に前記登録された連絡先電話番号をもとに
自動発呼して前記事象の発生内容に従う通報メッセージ
を伝達する手段と、前記通報メッセージが設定時間内に
前記選択された通報先担当者に伝達されたか否かを判断
する手段と、前記通報メッセージが設定された時間内に
伝達されないとき、前記登録された各通報優先順位に従
い次の通報先担当者を選択し、当該通報先担当者に前記
登録された連絡先電話番号をもとに自動発呼して前記事
象の発生内容に従う通報メッセージを伝達する手段とを
有して、前記各グループの予め定められた人数の通報先
担当者に通報メッセージが伝達されるまで前記各通報優
先順位に従う自動発呼を繰り返し行うことを特徴とす
る。
【0011】また、本発明は、前記電話応答通報装置に
於いて、前記通報メッセージには、ダム水文量に係る情
報、テレメータ情報、地震情報の少なくともいずれかの
音声メッセージが含まれることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、前記電話応答通報装置に
於いて、前記通報メッセージの再送要求を受けて、通報
メッセージを再送する手段を有することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記電話応答通報装置に
於いて、発生した事象に応じて通報を伝達する通報先担
当者の人数若しくは通報先担当者を設定する手段を有し
てなることを特徴とする。
【0014】また、本発明は、ダムを監視対象とする監
視システムに設けられ、通報を必要とする事象の発生時
に、予め定められた人数の通報先担当者に自動発呼によ
り通報メッセージを伝達する電話応答通報装置の通報伝
達方法であって、前記定められた人数以上の複数の通報
先担当者を連絡先電話番号及び個人別に付した通報優先
順位とともに対応付けて登録しておき、前記予め定めら
れた人数の通報先担当者に通報メッセージが伝達される
まで所定の時間管理の下に前記通報優先順位に従う自動
発呼を繰り返し行うことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、同一水系若しくは関連水
系の複数のダムを監視対象とする監視システムに設けら
れ、通報を必要とする事象の発生時に、予め定められた
人数の通報先担当者に自動発呼により通報メッセージを
伝達する電話応答通報装置の通報伝達方法であって、前
記各ダム毎に前記予め定められた人数以上の複数の通報
先担当者を割り当てて、当該各通報先担当者を連絡先電
話番号及び通報優先順位とともに対応付けて登録してお
き、前記各グループの予め定められた人数の通報先担当
者に通報メッセージが伝達されるまで所定の時間管理の
下に前記各通報優先順位に従う自動発呼を繰り返し行う
ことを特徴とする。
【0016】上記したような通報伝達手段をもつことに
より、通報を必要とする事象の発生時に、自動発呼によ
り予め登録された通報先担当者に前記事象の発生内容に
従う通報メッセージを伝達する際、伝達が必要な通報先
担当者に事象発生に伴う通報メッセージを迅速かつ円滑
に効率よく伝達することができ、これにより通報機能に
優れた経済的に有利な防災システムを容易に構築するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。
【0018】図1は本発明に係る電話応答通報装置をダ
ム管理システムに適用した際の一構成例を示すブロック
図であり、ここでは情報の流れを太線矢印で示してい
る。
【0019】図中、10はダム総合事務所、20は各ダ
ム設備に対応して設置されたダム管理事務所、30は予
め登録された通報先担当者の連絡先電話番号をもつ電話
機(通報先担当者の連絡先電話機)、40は外部の一般
電話機である。尚、ここでは説明を簡素にするため、ダ
ム総合事務所10の管理対象にあるダムのダム管理事務
所20を1箇所のみ示し、また通報先担当者の連絡先電
話番号をもつ電話機(通報先担当者の連絡先電話機)3
0も1台のみ示しているが、実際のシステム構成に於い
ては一般に複数設けられる場合が多く、当該実施形態に
於ける動作説明では、ダム(即ちダム管理事務所20)
が通報優先順位第一位から第六位まで6ダム存在し、各
ダム毎の登録通報先担当者(即ち通報先担当者の連絡先
電話機30)が通報優先順位第1位から第3位まで3名
存在することから計18台の連絡先電話機30が設けら
れる。
【0020】11乃至13はそれぞれ上記ダム総合事務
所の10に設けられる電話応答通報装置の構成要素をな
すもので、11は演算処理装置、12は音声応答通報装
置、13はコンソールである。
【0021】上記演算処理装置11は、ハブ、ルータ等
を介して上記ダム管理事務所20の伝送処理装置とネッ
トワーク接続され、当該ネットワークを介して上記ダム
管理事務所20より、例えばダム水文量、テレメータ情
報、地震情報等に従う全観測データを受信し、当該受信
情報の中から通報・応答に必要とする情報を上記音声応
答通報装置12に対して配信し、音声応答通報装置12
にて、独自定数により通報判定を行い、図2乃至図4に
示すような通報伝達処理を実行する。
【0022】上記音声応答通報装置12は、上記演算処
理装置11より通報・応答に必要とする情報を受ける
と、上記通報先担当者の連絡先電話機30に図2乃至図
4に示す手順で自動発呼を行い、発生した事象に従う通
報メッセージを送出制御するとともに、上記通報先担当
者の連絡先電話機30より受けた通報先担当者の応答情
報を受信し、優先順位に基づいた通報通報判定を行う。
【0023】コンソール13は、ダム総合事務所10の
管理者により操作される操作入力手段と監視モニタを有
するもので、ここでは監視対象にある複数のダムそれぞ
れについて、1つのダムを1グループとして、各グルー
プ毎に複数の通報先担当者を割り当てて上記音声応答通
報装置12に登録する際の各種情報の入力に供される。
【0024】図2は上記実施形態に於ける電話応答通報
装置の通報伝達機能を実現するための通知確認の判定処
理を含む通報処理手順を示すフローチャートである。こ
こでは、通報先担当者の連絡先電話機30による応答操
作に於いて、「通報先担当者本人」である旨の操作入力
を「1」のボタン操作で行い、「通報先担当者本人」で
ない旨の操作入力を「0」のボタン操作で行い、「終
了」の操作入力を「9」のボタン操作で行っている。
【0025】図3は上記実施形態に於ける電話応答通報
装置の通報伝達機能を実現するためのダム毎の優先順位
を示す図である。ここでは第一位から第六位までの各ダ
ムについて、それぞれ第1位から第3位までの3人の通
報先担当者(ダム管理職員)を割り当てた例を示してい
る。
【0026】この例では全ダムに警報が発令し、同時に
通報を開始する場合、「ダム間の優先判定」に基づい
て、図示実線矢印で示すように、優先順位の高いダム
(例えば第一位)の第1位通報先担当者から順に通報を
行い、同一ダムの第1位、第2位、第3位の通報先担当
者のうち、いずれか一人の通知確認がとれれば、そのダ
ムへの通報は完了したものとする。また同ダムの第1
位、第2位、第3位の各通報先担当者の通知確認がとれ
ないときは、「通報先担当者とダムとの優先判定」に基
づいて、図示破線矢印で示すように、次に優先順位の高
いダム(例えば第二位)の第1位の通報先担当者へ通報
を行う。全ダムへの通報が一巡した後、通報確認が得ら
れなかったダムの第1位の通報先担当者へリトライを行
う。このように各ダムについて優先順位の高いダムの第
1位の通報先担当者より順に通知確認を行い、各ダムに
ついて一人の通知確認がとれることにより通知確認を終
了する。尚、この実施形態ではリトライを含めて通報を
2回行う(図4参照)。
【0027】図4は上記実施形態に於ける電話応答通報
装置の通報伝達機能を実現するための通報判定処理手順
を示すフローチャートであり、ここでは上述した図3の
処理手順で説明したように、第一位から第六位までの各
ダムについて、優先順位の高いダムの第1位の通報先担
当者より順に通知確認を行って各ダムにつき一人の通知
確認がとれることにより1回の通知確認を終了し、これ
をリトライを含め2回繰り返すことで処理を終了する。
尚、図では第一位乃至第六位の各ダムの通報先担当者
(第1位、第2位、第3位)について、第一位のダムの
通報先担当者(第1位、第2位、第3位)に対する通知
確認処理(ステップS41〜S43)、及び第二位のダ
ムの通報先担当者(第1位、第2位、第3位)に対する
通知確認処理(ステップS44〜S46)についてのみ
示し、第三位乃至第六位の各ダムの通報先担当者(第1
位、第2位、第3位)についての通知確認処理を省略
し、第六位のみステップS51で示している。
【0028】ここで上記各図を参照して本発明の実施形
態に於ける動作を説明する。
【0029】音声応答通報装置12には、コンソール1
3より設定された各グループの通報先担当者の情報が事
前に登録される。即ち、ここでは複数のグループそれぞ
れに複数の通報先担当者を割り当てて、当該各通報先担
当者が連絡先電話番号とグループ別及び個人別に付した
通報優先順位とともに対応付けて事前に音声応答通報装
置12のメモリ(テーブル)上に登録される。ここでは
図3に示すように、第一位から第六位までの各ダムにつ
いて、それぞれ第1位から第3位までの3人の通報先担
当者(ダム管理職員)が割り当てられ、その各通報先担
当者について、連絡先電話番号と該当ダムの通報優先順
位とダム内の通報優先順位とが対応付けられて音声応答
通報装置12のメモリ(テーブル)に登録される。
【0030】上記演算処理装置11は、ネットワークを
介して上記ダム管理事務所20より、例えばダム水文
量、テレメータ情報、地震情報等に従う全観測データを
受信し、当該受信情報の中から通報・応答に必要とする
情報を上記音声応答通報装置12に対して配信し、音声
応答通報装置12にて、独自定数により通報判定を行
い、図2乃至図4に示すような通報伝達処理を実行す
る。
【0031】即ち、ここでは、先ず、上記登録された情
報に従い通報先担当者を選択して、当該通報先担当者の
連絡先電話番号にオートダイアルし、回線接続による呼
出を行う(図2ステップS1,S2)。ここでは、図3
に示す「ダム間の優先判定」に基づいて、図示実線矢印
で示すように、優先順位の高いダム(例えば第一位)の
第1位通報先担当者から回線接続による呼出を行う。
【0032】この呼出で所定時間内(ここでは45秒以
内)に応答が無いとき(図2ステップS3)、未接続判
定を行い、回線を切断する(図2ステップS21,S2
2)。
【0033】また、上記呼出で45秒以内に応答があっ
た際は、「通知確認」の入力メッセージを送出し(図2
ステップS4)、当該メッセージ送出後、当該メッセー
ジ内容に従う被呼側操作入力で、所定時間内(ここでは
5秒以内)に、「通報先担当者本人」でない旨の「0」
ボタンの操作入力、若しくは「通報先担当者本人」であ
る旨の「1」ボタンの操作入力があったか否かを判断す
る(図2ステップS5,S6)。
【0034】ここで、「通報先担当者本人」である旨の
「1」ボタンの操作入力があった際(図2ステップS
6)は、事象発生に伴う「通報メッセージ」を送出する
(図2ステップS7)。この際、1回の「通報メッセー
ジ」送出後、「終了」する旨の「9」のボタン操作入力
が無いときは、2回を限度に再度「通報メッセージ」を
送出する(図2ステップS8,S7)。
【0035】上記「通報メッセージ」送出後、「終了」
する旨の「9」のボタン操作入力を受けると(図2ステ
ップS8)、終了メッセージを送出し(図2ステップS
10)、回線を切断して(図2ステップS11)後、次
の通報先担当者の選択処理(図2ステップS23)に於
いて、次の通報優先順位のダムの第1位の通報先担当者
が存在するか否かを判断し(図2ステップS25)、存
在すればその通報先担当者を選択する(図2ステップS
1)。
【0036】また「通報先担当者本人」でない旨の
「0」ボタンの操作入力があった際(図2ステップS
5)は、終了メッセージを送出し(図2ステップS1
0)、回線を切断(図2ステップS11)した後、次の
通報先担当者の選択処理(図2ステップS23)に於い
て、同じダムの次の通報優先順位の通報先担当者(第2
位、第3位)が存在するか否かを判断し(図2ステップ
S24)、存在すればその通報先担当者を選択する(図
2ステップS1)。上記した通報先担当者の選択処理が
2回を限度に実行されて(図2ステップS23〜S2
6)処理を終了する。
【0037】上記したような通報処理により、事象の発
生内容に従う通報メッセージを、図4にフローチャート
で示すように、すべてのダム(第一位〜第六位)の通報
先担当者(第1位又は第2位又は第3位)に伝達するこ
とができる。この際、上記した「ダム間の優先判定」及
び「通報先担当者とダムとの優先判定」に従う通報アル
ゴリズムにより、通報を必要とする事象の発生時に於い
て、伝達が必要な通報先担当者に、事象発生に伴う通報
メッセージを迅速かつ円滑に効率よく伝達することので
きる。
【0038】上記した実施形態に於いては、発生した各
事象について、各ダムの一人の通報先担当者を対象に通
報伝達を行っているが、これに限らず、例えば発生した
事象の内容に応じて、それぞれ通報を伝達する通報先担
当者の人数若しくは通報先担当者を個別に設定すること
も可能であり、例えば通報を必要とする事象それぞれに
緊急度、危険度等に応じて重み付けを行い、その重み付
けに従い通報確認を行う通報先担当者の人数を可変する
通報処理も可能である。
【0039】尚、上記した実施形態に於いては、複数の
ダム管理に於いて各ダムの通報先担当者に対する通報伝
達を例に説明したが、これに限らず、例えば1つのダム
を対象とした通報伝達手段、又はダム以外の他の防災シ
ステムに於ける通報伝達手段等に於いても適用可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、通
報を必要とする事象の発生時に、自動発呼により予め登
録された通報先担当者に前記事象の発生内容に従う通報
メッセージを伝達する電話応答通報装置に於いて、伝達
が必要な通報先担当者に事象発生に伴う通報メッセージ
を迅速かつ円滑に効率よく伝達することができ、これに
より通報機能に優れた経済的に有利な防災システムを容
易に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態に於ける要部の構成を示すブロ
ック図。
【図2】上記実施形態に於ける電話応答通報装置の通報
伝達機能を実現するための通知確認の判定処理を含む通
報処理手順を示すフローチャート。
【図3】上記実施形態に於ける電話応答通報装置の通報
伝達機能を実現するためのダム毎の優先順位を示す図。
【図4】上記実施形態に於ける電話応答通報装置の通報
伝達機能を実現するための通報判定処理手順を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
10…ダム総合事務所 11…演算処理装置 12…音声応答通報装置 13…コンソール 20…ダム管理事務所 30…通報先担当者の連絡先電話番号をもつ電話機(通
報先担当者の連絡先電話機) 40…外部の一般電話機
フロントページの続き Fターム(参考) 5C086 AA11 BA11 DA07 DA08 DA14 DA16 5C087 AA02 AA03 AA37 AA44 BB12 BB64 BB65 DD02 DD22 EE06 EE08 EE18 FF23 GG07 GG13 GG21 GG67 GG83 5K036 DD11 DD43 LL04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通報を必要とする事象の発生時に、自動
    発呼により予め登録された通報先担当者に前記事象の発
    生内容に従う通報メッセージを伝達する電話応答通報装
    置であって、 複数の通報先担当者を連絡先電話番号及び個人別に付し
    た通報優先順位とともに対応付けて事前に登録しておく
    手段と、 前記通報を必要とする事象の発生時に、前記登録された
    通報優先順位に従い通報先担当者を選択し、当該通報先
    担当者に前記事象の発生内容に従う通報メッセージを伝
    達する手段と、 前記通報メッセージが設定時間内に前記選択された通報
    先担当者に伝達されたか否かを判断する手段と、 前記通報メッセージが設定時間内に伝達されないとき、
    前記登録された通報優先順位に従い次の通報先担当者を
    選択し、当該通報先担当者に前記事象の発生内容に従う
    通報メッセージを伝達する手段とを具備し、 前記通報メッセージが登録された通報先担当者に伝達さ
    れるまで、前記登録された通報優先順位に従う通報先担
    当者の選択並びに自動発呼を繰り返し行うことを特徴と
    する電話応答通報装置。
  2. 【請求項2】 通報を必要とする事象の発生時に、自動
    発呼により予め登録された通報先担当者に前記事象の発
    生内容に従う通報メッセージを伝達する電話応答通報装
    置であって、 複数のグループそれぞれに複数の通報先担当者を割り当
    て、当該各通報先担当者を連絡先電話番号とグループ別
    及び個人別に付した通報優先順位とともに対応付けて事
    前に登録しておく手段と、 前記通報を必要とする事象の発生時に、前記登録された
    グループ別通報優先順位及び個人別通報優先順位に従い
    通報先担当者を選択し、当該通報先担当者に前記事象の
    発生内容に従う通報メッセージを伝達する手段と、 前記通報メッセージが設定時間内に前記選択された通報
    先担当者に伝達されたか否かを判断する手段と、 前記通報メッセージが設定時間内に伝達されないとき、
    前記登録されたグループ別通報優先順位と個人別通報優
    先順位とに従い次の通報先担当者を選択し、当該通報先
    担当者に前記事象の発生内容に従う通報メッセージを伝
    達する手段とを具備し、 前記通報メッセージが登録された各グループの通報先担
    当者に伝達されるまで、前記登録された通報優先順位に
    従う通報先担当者の選択並びに自動発呼を繰り返し行う
    ことを特徴とする電話応答通報装置。
  3. 【請求項3】 通報を必要とする事象の発生時に、予め
    定められた人数の通報先担当者に通報メッセージを伝達
    する電話応答通報装置であって、 前記定められた人数以上の複数の通報先担当者を連絡先
    電話番号及び個人別に付した通報優先順位とともに対応
    付けて事前に登録しておく手段と、 前記通報を必要とする事象の発生時に、前記登録された
    通報優先順位に従い通報先担当者を選択し、当該通報先
    担当者に前記登録された連絡先電話番号をもとに自動発
    呼して前記事象の発生内容に従う通報メッセージを伝達
    する手段と、 前記通報メッセージが設定時間内に前記選択された通報
    先担当者に伝達されたか否かを判断する手段と、 前記通報メッセージが設定された時間内に伝達されない
    とき、前記登録された通報優先順位に従い次の通報先担
    当者を選択し、当該通報先担当者に前記登録された連絡
    先電話番号をもとに自動発呼して前記事象の発生内容に
    従う通報メッセージを伝達する手段とを具備し、 前記予め定められた人数の通報先担当者に通報メッセー
    ジが伝達されるまで前記通報優先順位に従う自動発呼を
    繰り返し行うことを特徴とする電話応答通報装置。
  4. 【請求項4】 通報を必要とする事象の発生時に、予め
    定められた複数のグループ毎に予め定められた人数の通
    報先担当者に通報メッセージを伝達する電話応答通報装
    置であって、 前記各グループ毎に前記予め定められた人数以上の複数
    の通報先担当者を割り当て、当該各通報先担当者を連絡
    先電話番号と所属するグループ及び当該グループの通報
    優先順位と個人別に付した通報優先順位とともに対応付
    けて登録しておく手段と、 前記通報を必要とする事象の発生時に、前記登録された
    各通報優先順位に従い通報先担当者を選択し、当該通報
    先担当者に前記登録された連絡先電話番号をもとに自動
    発呼して前記事象の発生内容に従う通報メッセージを伝
    達する手段と、 前記通報メッセージが設定時間内に前記選択された通報
    先担当者に伝達されたか否かを判断する手段と、 前記通報メッセージが設定された時間内に伝達されない
    とき、前記登録された各通報優先順位に従い次の通報先
    担当者を選択し、当該通報先担当者に前記登録された連
    絡先電話番号をもとに自動発呼して前記事象の発生内容
    に従う通報メッセージを伝達する手段とを具備し、 前記各グループの予め定められた人数の通報先担当者に
    通報メッセージが伝達されるまで前記各通報優先順位に
    従う自動発呼を繰り返し行うことを特徴とする電話応答
    通報装置。
  5. 【請求項5】 前記通報メッセージには、ダム水文量に
    係る情報、テレメータ情報、地震情報の少なくともいず
    れかの音声メッセージが含まれる請求項1または2また
    は3または4記載の電話応答通報装置。
  6. 【請求項6】 前記通報メッセージを伝達した通報先担
    当者より通報メッセージの再送要求を受付ける手段を有
    し、前記再送要求を受けた際に、前記通報先担当者に前
    記通報メッセージを再送する請求項1または2または3
    または4記載の電話応答通報装置。
  7. 【請求項7】 発生した事象に応じて通報を伝達する通
    報先担当者の人数若しくは通報先担当者を設定する手段
    を有してなる請求項1または2または3または4記載の
    電話応答通報装置。
  8. 【請求項8】 ダムを監視対象とする監視システムに設
    けられ、通報を必要とする事象の発生時に、予め定めら
    れた人数の通報先担当者に自動発呼により通報メッセー
    ジを伝達する電話応答通報装置の通報伝達方法であっ
    て、前記定められた人数以上の複数の通報先担当者を連
    絡先電話番号及び個人別に付した通報優先順位とともに
    対応付けて登録しておき、前記予め定められた人数の通
    報先担当者に通報メッセージが伝達されるまで所定の時
    間管理の下に前記通報優先順位に従う自動発呼を繰り返
    し行うことを特徴とする電話応答通報装置の通報伝達方
    法。
  9. 【請求項9】 同一水系若しくは関連水系の複数のダム
    を監視対象とする監視システムに設けられ、通報を必要
    とする事象の発生時に、予め定められた人数の通報先担
    当者に自動発呼により通報メッセージを伝達する電話応
    答通報装置の通報伝達方法であって、前記各ダム毎に前
    記予め定められた人数以上の複数の通報先担当者を割り
    当てて、当該各通報先担当者を連絡先電話番号及び通報
    優先順位とともに対応付けて登録しておき、前記各グル
    ープの予め定められた人数の通報先担当者に通報メッセ
    ージが伝達されるまで所定の時間管理の下に前記各通報
    優先順位に従う自動発呼を繰り返し行うことを特徴とす
    る電話応答通報装置の通報伝達方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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