JP2001311853A

JP2001311853A - 光ファイバプラグ・コネクタ・システム及びそのようなプラグ・コネクタ・システム用接続クランプ

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Publication number: JP2001311853A
Application number: JP2001034250A
Authority: JP
Inventors: Shonho Jacob; ションホヤコブ
Original assignee: Huber and Suhner AG
Current assignee: Huber and Suhner AG
Priority date: 2000-04-27
Filing date: 2001-02-09
Publication date: 2001-11-09
Also published as: EP1156351A3; US20010036340A1; CA2328799A1; EP1156351A2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】複数のシングルプラグコネクタがマルチプラ
グコネクタと平行な配置で接続される光ファイバプラグ
コネクタシステムを提供する。【解決手段】二つの光ファイバ・シングル・プラグ・
コネクタ２３，２４は、接続クランプによって、マルチ
プラグ・コネクタと平行に配置された状態で接続され
る。接続クランプは互いの嵌合接続によって接続可能で
あると共に二つのシングル・プラグ・コネクタ２３，２
４を収容して固定するための収容チャンバ１１，１２を
有する二つの半割クランプ１０ａ，１０ｂからなる。シ
ングル・プラグ・コネクタ２３，２４は、それらのキン
ク防止スリーブ２５，２６の領域で接続クランプを用い
て接続される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ（fibe
r-optics）・システムの接続技術の分野に関する。更に
詳しくは、接続クランプ（connecting clamp）手段によ
って、複数の光ファイバ・シングル・プラグ・コネクタ
（single plug connector;単一プラグ・コネクタ）がマ
ルチプラグ・コネクタ（multi-plug connector）と平行
な配置で接続される光ファイバ・プラグ・コネクタ・シ
ステムであって、互いの嵌合接続（snap connection）
によって接続可能であると共に二つのシングル・プラグ
・コネクタを収容して固定するための収容チャンバを有
する二つの半割クランプ（clamp halves）からなる接続
クランプと、ハウジング及びその後側で隣接するキンク
防止スリーブ（anti-kink sleeve；反キンクスリーブ）
を有する夫々のシングル・プラグ・コネクタとを備える
光ファイバプラグ・コネクタ・システム、及び、互いの
嵌合接続によって接続可能であると共にキンク防止スリ
ーブが備えられた二つのシングル・プラグ・コネクタを
収容して固定するための収容チャンバ（receiving cham
ber）を有する二つの半割クランプからなる光ファイバ
プラグ・コネクタ・システムのための接続クランプに関
する。

【０００２】この種のプラグ・コネクタ・システム、及
び、この種の接続クランプは、例えば公表されたU.S.
5,123,071又はU.S. 5,343,547で知られている。

【０００３】

【従来の技術】シングル・光ファイバ・ケーブル（sing
le fiber-optics cable）の取り外し可能な接続では、
異なる実施態様のシングル・プラグ・コネクタ（例えば
複数のファイバが互いに平行に一つのプラグ内に配置さ
れ、同時に接続されるシンプレックス・プラグ・コネク
タ（simplex plug connector;単信方式のプラグ・コネ
クタ）又はシングル・プラグ・コネクタ）が知られてお
り、そのケーブルの光ファイバ、例えばフェルール（fe
rrule）の末端は、プラグ・ハウジング（plug housin
g）に配置される。二つのプラグ・コネクタを接続する
ために、二つのフェルールが、その端面で互いに接触す
るように、連結部に互いに対向して差し込まれる。当業
者に周知のシンプレックス・プラグ・コネクタ又はシン
グル・プラグ・コネクタの例は、ST、SC、MT-RJ、又はE
2000プラグ・コネクタである。

【０００４】例えばシンプレックス・プラグ・コネクタ
の場合、二方向性の（bidirectional）情報伝送のため
に、二本のケーブルを二重配置（duplex arrangement）
で平行に接続したい時、例えばクランプの形を有する特
殊な装置によって、二つのシンプレックス・プラグ・コ
ネクタを平行に配置して組み合わせ、デュプレックス・
プラグ・コネクタ（duplex plug connector;二重通信方
式のプラグ・コネクタ）に接続するのが好都合であるこ
とは明らかである。様々な解決案が、シンプレックス・
プラグ・コネクタかるなるこのようなデュプレックスシ
ステムの技術を実現するために提案された。

【０００５】これら解決案のうちの一つは、二つの隣接
して配置されたシンプレックス・プラグ・コネクタが特
殊な中間部（intermediate part）によって接続されて
いるという特徴がある。この中間部は、二つのシンプレ
ックス・プラグ・コネクタ間の中間空間に配置され、所
定位置に嵌合することによって、これらのプラグ・コネ
クタのハウジングに接続され得る。この種の中間部の例
は、例えばU.S. 4,953,929、U.S. 5,553,180、或いはU.
S.5,579,425に見られる。

【０００６】もう一つの周知の解決案は、プラグ・ハウ
ジングを有する二つのシンプレックス・プラグ・コネク
タが、共通のフレームに差し込まれ、固定されることに
なっているという特徴がある。共通のフレームにおける
取付けは、別個の係止（locking）エレメント（U.S.5,7
48,821）によって、又はフレーム及びプラグ・コネクタ
・ハウジング（U.S.5,613,025）上の一体型の留め装置
（catch device）によって、実現することができる。

【０００７】更なる周知の解決案は、隣接して配置され
たプラグ・コネクタ・ハウジング全体に、所定位置に嵌
合する特殊なクランプを使用する。ここで、クランプは
片側クランプ（one-sided clamp）（U.S. 5,675,682）
として形成され得る。しかしながら、それも、プラグ・
コネクタ・ハウジングで互いに対向して配置され、そし
て、夫々互いに所定位置に嵌合する二つの同一の半割ク
ランプからなる（U.S. 5,123,071又はU.S. 5,343,54
7）。

【０００８】周知の別の解決案（U.S. 5,528,712）は、
プラグ・コネクタ・ハウジングにおいて二つのシンプレ
ックス・プラグ・コネクタの接続をもはや利用せず、そ
の代わりに、二つの固定的に接続されたキンク防止スリ
ーブからなり、二つのシンプレックス・プラグ・コネク
タ・ハウジングと組み合わせられるシングルピース（si
ngle-piece;一体構造）のコネクタ部を使用する。この
解決案の課題は、後で、シンプレックス・プラグ・コネ
クタの完成品に（一つのキンク防止スリーブで）簡単な
方法で結合することが不可能であり、初めからデュプレ
ックス・プラグ・コネクタがこのように製造されなけれ
ばならないということである。

【０００９】上述したデュプレックス・プラグ・コネク
タ・システムにおいて、シンプレックス・プラグ・コネ
クタのハウジング及び二つのシンプレックス・プラグ・
コネクタからデュプレックス・プラグ・コネクタを形成
するための接続手段が、互いに確実で安定した接続を確
立できるように、前記ハウジング及び前記接続手段は、
互いに正確に適合しなければならない。これは、シンプ
レックス・プラグ・コネクタのある種類及びある製品に
とって、所定の接続手段のみ利用できる結果となり、結
果として、この種の接続手段の製造及び保管に関する消
費量が増加し、適応性に欠けることとなる。

【００１０】更に、このようなコネクタ・ハウジングと
接続手段とを正確に整合させるために、デュプレックス
・プラグ・コネクタに二つのシンプレックス・プラグ・
コネクタを挿入させるための十分な遊びを提供する更な
る装置を製造することも、ほとんどの場合必要となる。
例えば上述したU.S. 4,953,929の中間部の場合、特殊な
弾性継手部材（図７Ａの４３）が、二つのシンプレック
ス・プラグ・コネクタを、互いに相対的に運動させるた
めに供給される。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、シングル・プラグ・コネクタの異なる種類及び異な
る製品を、マルチプラグ・コネクタに、同じ接続手段で
簡単な方法で結合することができるように、上述の光フ
ァイバ・プラグ・システムを更に改良すると同時に、更
なる装置なしで、シングル・プラグ・コネクタの十分な
遊びを確保するために、この種のシステムに接続クラン
プを提供することである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】この目的は、シングル・
プラグ・コネクタが、キンク防止スリーブの領域で接続
クランプを用いて接続され、平行な配置で固定される構
成、及び、接続クランプの取り付け時に、シングル・プ
ラグ・コネクタのキンク防止スリーブが、締め付けによ
って半割クランプの収容チャンバに固定されるように、
これら収容チャンバの形状及び大きさを形成した構成の
全体によって達成される。本発明の核心は、接続クラン
プが接続するために利用されること、及び、シングル・
プラグ・コネクタが、そのキンク防止スリーブにおいて
接続クランプによって互いに組み合わせられ、平行に配
置されて固定されることである。従来から、キンク防止
スリーブは弾性物質からなるので、接続クランプ及びキ
ンク防止スリーブの適合を広範囲において達成すること
ができ、同時に、二つのシングル・プラグ・コネクタの
ための十分な遊びが提供される。

【００１３】本発明のシステムの好ましい第一実施例
は、半割クランプである収容チャンバが、異なる外径を
有するキンク防止スリーブを締め付けることにより固定
できるような形状及び大きさを与えられ、その場合にお
いて、夫々のキンク防止スリーブに、断面多角形、好ま
しくは断面台形を有する少なくとも一つの収容チャンバ
が備えられること、及び、夫々のシングル・プラグ・コ
ネクタのために夫々の半割クランプに収容チャンバが備
えられ、夫々のシングル・プラグ・コネクタに関連する
二つの収容チャンバのうちの一方が、断面多角形、好ま
しくは断面台形であり、他方が、断面円弧状（round）
であることを特徴とする。収容チャンバは、特に多角形
側に、弾性変形のための十分な空間を有するので、断面
多角形及び断面円弧状の二つの収容チャンバを備えるこ
とによって、比較的大きな許容範囲の直径を有するキン
ク防止スリーブを締め付けることができる。

【００１４】更なる本発明の好ましい実施例に係る二つ
の半割クランプが同一であり、挿入方向と平行な回転軸
を中心とした回転によって、お互いに互換（transfer）
可能である場合、製造及び保管は更に簡素化される。

【００１５】U.S. 5,675,682に開示されるように、シン
グル・プラグ・コネクタが、側面からシングル・プラグ
・コネクタを取り外すためにハウジングに配置されるレ
バーを有する場合、半割クランプの外側に、レバーを収
容するための傾斜部が備えられることは有利である。

【００１６】本発明の接続クランプの好ましい実施例
は、異なる外形寸法を有するキンク防止スリーブを、締
め付けることによってそこに固定することができるよう
に、夫々のキンク防止スリーブのための断面多角形、好
ましくは断面台形の少なくとも一つの収容チャンバを備
えるように、特に夫々の半割クランプにおいて、夫々の
シングル・プラグ・コネクタ用に収容チャンバを夫々備
えるように、半割クランプの収容チャンバの形状及び大
きさが設計されること、並びに、シングル・プラグ・コ
ネクタの夫々に関連する二つの収容チャンバのうちの一
方が、断面多角形、好ましくは断面台形の断面であり、
他方が断面円弧状であることを特徴とする。挿入方向と
交差する方向に伸びているリブ（rib）が、一つの、又
は複数の収容チャンバの滑り止め装置として備えられる
ことにより、この接続が改善される。

【００１７】更なる実施例は、請求項１を引用した各請
求項、或いは請求項７を引用した各請求項から明らかに
なる。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明は、図と関連した実施例に
より、以下に更に詳細に説明される。

【００１９】図１の斜視図において、二つのシングル・
プラグ・コネクタ、特にシンプレックス・プラグ・コネ
クタを接続するために設計された本発明の接続クランプ
の好ましい実施例が示されている。この接続クランプ１
０は、図示された装置において、プラグ・コネクタの長
手方向軸と平行な中心軸を中心とした１８０度回転によ
って、互換可能な二つの同一な半割クランプ１０ａ，１
０ｂからなる。夫々の半割クランプ１０ａ，１０ｂは、
基板３０を夫々有し、その基板３０上に二つの側壁１
８，１９と、これら側壁１８，１９の間に配置される中
央壁１３とが、基板３０から垂直に伸びるように形成さ
れる。第一の側壁１８及び中央壁１３により、第一のシ
ングル・プラグ・コネクタのキンク防止スリーブのため
に第一の収容チャンバ１１が形成される。第一の収容チ
ャンバ１１は、円弧状又は半円形の断面形状を有する。
この収容チャンバ１１の内側には、複数のリブ１７が夫
々平行に配置され、シングル・プラグ・コネクタ（図２
の符号２３，２４）が締め付けられる場合、リブ１７は
比較的柔らかいキンク防止スリーブ（図２の符号２５，
２６）に押し込まれ、それにより、その挿入方向へシン
グル・プラグ・コネクタが滑ることを防止している。第
二の側壁１９と中央壁１３により、それらの間で第二の
収容チャンバ１２が形成される。この第二収容チャンバ
１２は、互いの間隔が上方へ向かうのに従って徐々に拡
大する傾斜した側壁面を有する断面多角形、本実施例に
おいては断面台形に形成されている。上記第二の収容チ
ャンバ１２が、シングル・プラグ・コネクタの通常円形
なキンク防止スリーブを収容する場合、キンク防止スリ
ーブの断面円形と、第二の収容チャンバ１２の断面台形
との間の不整合のために隙間が生じ、その中で弾性変形
可能なキンク防止スリーブは、適合するために拡張でき
る。

【００２０】図１及び図２によると、接続されるべき夫
々のシングル・プラグ・コネクタ２３，２４のための、
夫々が第一の収容チャンバ１１及び第二の収容チャンバ
１２からなる半割クランプ１０ａ，１０ｂを有する完成
した収容チャンバを得ることができるように、二つの異
なる収容チャンバ１１，１２を有する二つの半割クラン
プ１０ａ，１０ｂが、互いに対向して配置され、所定位
置に嵌合することによって互いに接続される。図２に
は、左側に配置された半割クランプ１０ａの円弧状な第
一の収容チャンバ１１と、右側に配置された半割クラン
プ１０ｂの台形な第二の収容チャンバ１２とからなる収
容チャンバに、上側のキンク防止スリーブ２５が固定さ
れることを示している。この状態で、下側のキンク防止
スリーブ２６はちょうど逆になる。円弧状の収容チャン
バと台形の収容チャンバとの組合わせは、キンク防止ス
リーブ直径の比較的大きな許容範囲で、夫々のシングル
・プラグ・コネクタ２３，２４の良好で、滑りに対して
確かな（slip-safe）締め付けを提供する。リブ１７を
備える円弧状の収容チャンバ１１により、接続クランプ
１０をキンク防止スリーブにしっかりと固定し、移動不
能となることが確実になる。他方の傾斜した（台形の）
形状を有する収容チャンバでは、全ての一般的なプラグ
・コネクタの種類及び製品を締め付けることができ、従
って、二重通信方式にすることができる。

【００２１】二つの半割クランプ１０ａ，１０ｂの嵌合
接続のために形成された、一方の半割クランプ上の留め
突出部（catch nose；留め先端部）１５を有する留め舌
状片（catch tongue；留めつまみ）１４と、他方の半割
クランプ上の留め角部（catch edge）２９を有する留め
舌状片用ガイド（catch tongue guide）１６とが、側面
（transverse side；横側面）で留める手段及び接続す
る手段として、備えられる。図１に係る配置において、
二つの半割クランプ１０ａ，１０ｂが互いに接近する方
向へ移動される場合には、留め舌状片１４が留め舌状片
用ガイド１６と噛み合い、その留め突出部１５を有する
（弾性屈曲可能な）留め舌状片１４は、留め角部２９の
後方の所定位置に嵌合するまで、留め舌状片用ガイド１
６上を摺動する。上記接続クランプ１０を閉じて組み立
てた間は、留め舌状片１４が所定位置に嵌合するのを補
佐するように、台形の収容チャンバ１２の内側の傾斜面
３１，３２が相互に沿って摺動し、これら相互を基準と
して半割クランプ１０ａ，１０ｂ横方向へ移動すること
により、留め舌状片用ガイド１６に留め舌状片１４を確
実に嵌合接続するために必要とされる押圧力が発生す
る。

【００２２】基板３０の外側には、夫々横方向に伸びて
いるグリップリブ（grip rib）２２が、半割クランプ１
０ａ，１０ｂの中央帯部（central strip）に形成され
る。完全に装備されたマルチコネクタが機能している
間、これらのグリップリブ２２は、接続クランプ１０を
確実につかむことを可能にする。従って、操作中におけ
る二重配置の非平等な負荷（non-uniform loading）が
防止されるように、二重配置のシングル・プラグ・コネ
クタ２３，２４は、少なくとも挿入する以外の間、それ
らのハウジング２７，２８をつかんではいけない。図２
に示されるように、接続クランプ１０の二つの半割クラ
ンプ１０ａ，１０ｂは、シングル・プラグ・コネクタ２
３，２４を、ハウジング２７，２８のすぐ後側にあるキ
ンク防止スリーブ２５，２６で締め付ける。従って、マ
ルチプラグ・コネクタの挿入時に、挿入する力は、接続
クランプから直接且つ一様に二つのハウジング２７，２
８に伝達され得る。

【００２３】基板３０は、グリップリブ２２を有する中
央帯部の両側に傾斜部２０，２１を備える。これらの傾
斜部２０，２１は、シングル・プラグ・コネクタに備え
られる場合には、恐らくそこにあるであろう取り外しレ
バー（release lever）を収容するための空間を供給す
る。たとえこのような取り外しレバーが図２に例示した
シングル・プラグ・コネクタ２３，２４に備えられない
としても、他の種類のプラグ・コネクタに備えられる可
能性もあり、その場合、本発明が有利に利用され得る
（例えばEP-A1-0 823649）。

【００２４】半割クランプ１０ａ，１０ｂは、例えば適
切なプラスチック材料製、好ましくは射出成形品として
製造される。二つの半割クランプ１０ａ，１０ｂは同一
形状であるため、製造には一つの射出成形用鋳型だけが
必要となり、これと同時に、保管も簡略化される。接続
クランプ１０の実施例は、直径が異なるキンク防止スリ
ーブを有する種類のプラグ・コネクタにも利用され得る
ので、製造現場において、かなり簡略化された保管及び
製造が可能である。

【００２５】なお、本発明は、二重のプラグ・コネクタ
（デュプレックス・プラグ・コネクタ）に結合される二
つのシングル・プラグ・コネクタ（特にシンプレックス
・プラグ・コネクタ）と関連して、上述されている。し
かしながら、本発明の内容から、三つ以上のシングル・
プラグ・コネクタが、対応するマルチプラグ・コネクタ
に結合され得ることは、理解される。

【００２６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、この種
の光ファイバプラグ・コネクタ・システムにおいて、シ
ングル・プラグ・コネクタ２３，２４は、それらのキン
ク防止スリーブ２５，２６の領域で接続クランプ１０を
用いて接続されることにより、平行に配置されて固定さ
れるという点で、異なる種類のプラグでも、簡素な構造
で順応性のある使用が達成できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の好ましい実施例を示す二つの同一な
半割クランプからなる接続クランプの斜視図である。

【図２】キンク防止スリーブを有する二つのシングル
・プラグ・コネクタを接続するための図１に係る接続ク
ランプの使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０接続クランプ１０ａ，１０ｂ
半割クランプ１１（円弧状の）収容チャンバ１２（多角形
の）収容チャンバ１３中央壁１４留め舌状
片１５留め突出部１６ガイド
（留め舌状片用ガイド）１７リブ１８，１９側
壁２０，２１傾斜部２２グリップ
リブ２３，２４シングル・プラグ・コネクタ２５，２６キンク防止スリーブ２７，２８ハ
ウジング２９留め角部３０基板３１，３２傾斜面

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】接続クランプ（１０）手段によって、複
数の光ファイバ・シングル・プラグ・コネクタ（２３，
２４）がマルチプラグ・コネクタと平行な配置で接続さ
れる光ファイバ・プラグ・コネクタ・システムであっ
て、互いの嵌合接続によって接続可能であると共に二つのシ
ングル・プラグ・コネクタ（２３，２４）を収容して固
定するための収容チャンバ（１１，１２）を有する二つ
の半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）からなる接続クラン
プ（１０）と、ハウジング（２７，２８）及びその後側で隣接するキン
ク防止スリーブ（２５，２６）を有する夫々のシングル
・プラグ・コネクタ（２３，２４）とを備え、前記シングル・プラグ・コネクタ（２３，２４）が、前
記キンク防止スリーブ（２５，２６）の領域で前記接続
クランプ（１０）を用いて接続され、平行な配置で固定
されることを特徴とする光ファイバプラグ・コネクタ・
システム。
【請求項２】前記キンク防止スリーブ（２５，２６）
の異なる外径が、締め付けによって半割クランプ（１０
ａ，１０ｂ）の収容チャンバ（１１，１２）に固定可能
となるように、これら収容チャンバ（１１，１２）の形
状及び大きさを形成した請求項１記載のプラグ・コネク
タ・システム。
【請求項３】前記収容チャンバ（１１，１２）のうち
少なくとも一つの収容チャンバ（１２）が、夫々のキン
ク防止スリーブ（２５，２６）のために、断面多角形、
好ましくは断面台形である請求項２記載のプラグ・コネ
クタ・システム。
【請求項４】前記半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）の
夫々に、夫々のシングル・プラグ・コネクタ（２３，２
４）のための収容チャンバ（11、12）を夫々備え、シン
グル・プラグ・コネクタ（２３，２４）の夫々に関連す
る二つの収容チャンバ（１１，１２）のうちの一方が、
断面多角形、好ましくは断面台形であり、他方が断面円
弧状である請求項３記載のプラグ・コネクタ・システ
ム。
【請求項５】前記両半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）
が同一であり、挿入方向と平行な回転軸を中心とした回
転によって、お互いに互換可能である請求項１〜４のい
ずれかに記載のプラグ・コネクタ・システム。
【請求項６】前記半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）の
外側に、シングル・プラグ・コネクタ（２３，２４）を
取り外すために備えられるレバーを収容するための傾斜
部（２０，２１）が形成される請求項１〜５のいずれか
に記載のプラグ・コネクタ・システム。
【請求項７】互いの嵌合接続によって接続可能である
と共にキンク防止スリーブ（２５，２６）が備えられた
二つのシングル・プラグ・コネクタ（２３，２４）を収
容して固定するための収容チャンバ（１１，１２）を有
する二つの半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）からなり、前記接続クランプ（１０）の取り付け時に、シングル・
プラグ・コネクタ（２３，２４）のキンク防止スリーブ
（２５，２６）が、締め付けによって半割クランプ（１
０ａ，１０ｂ）の収容チャンバ（１１，１２）に固定さ
れるように、これら収容チャンバ（１１，１２）の形状
及び大きさを形成した請求項１〜６のいずれかに記載の
プラグ・コネクタ・システム用接続クランプ（１０）。
【請求項８】前記キンク防止スリーブ（２５，２６）
の異なる外径が、締め付けによって半割クランプ（１０
ａ，１０ｂ）の収容チャンバ（１１，１２）に固定され
るように、これら収容チャンバ（１１，１２）の形状及
び大きさを形成した請求項７記載の接続クランプ。
【請求項９】前記キンク防止スリーブ（２５，２６）
の夫々のために、断面多角形、好ましくは断面台形の少
なくとも一つの収容チャンバ（１２）を備えた請求項８
記載の接続クランプ。
【請求項１０】前記半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）
の夫々に、夫々のシングル・プラグ・コネクタ（２３，
２４）のための収容チャンバ（11、12）を夫々備え、シ
ングル・プラグ・コネクタ（２３，２４）の夫々に関連
する二つの収容チャンバ（１１，１２）のうちの一方
が、断面多角形、好ましくは断面台形であり、他方が断
面円弧状である請求項９記載の接続クランプ。
【請求項１１】前記両半割クランプ（１０ａ，１０
ｂ）が同一であり、挿入方向と平行に伸びる回転軸を中
心とした回転によって、お互いに互換可能である請求項
７〜１０のいずれかに記載の接続クランプ。
【請求項１２】前記収容チャンバ（１０，１１）のう
ちの少なくとも一つにリブ（１７）を、滑り止め装置と
して挿入方向と交差して配置した請求項１０記載の接続
クランプ。
【請求項１３】前記半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）
の対向する位置に、これら半割クランプ（１０ａ，１０
ｂ）の所定位置に嵌合させるための留め手段（１４，１
５，１６）を夫々備えた請求項１〜１２のいずれかに記
載の接続クランプ。
【請求項１４】前記留め手段が、一方の半割クランプ
上に留め突出部（１５）を有する留め舌状片（１４）
と、他方の半割クランプ上に留め角部（２９）を有する
ガイド（１６）とからなる請求項１３記載の接続クラン
プ。
【請求項１５】前記接続クランプ（１０）を閉じてい
る間、留め舌状片（１４）が所定位置に嵌合するのを補
佐するように、半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）の傾斜
面（３１，３２）が相互に沿って摺動し、これら相互を
基準として半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）が横方向へ
移動することにより、留め舌状片用ガイド（１６）に留
め舌状片（１４）を確実に嵌合接続するために必要とさ
れる押圧力が発生する請求項１４記載の接続クランプ。
【請求項１６】前記半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）
の夫々が、プラスチック材料製の一体成形された射出成
形品として製造され、留め突出部（１５）を有する留め
舌状片（１４）が、半割クランプ（１０ａ，１０ｂ）上
に夫々形成された請求項１４記載の接続クランプ。