JP2001310015A - スロットマシン及び遊技解析装置 - Google Patents

スロットマシン及び遊技解析装置

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JP2001310015A
JP2001310015A JP2000128693A JP2000128693A JP2001310015A JP 2001310015 A JP2001310015 A JP 2001310015A JP 2000128693 A JP2000128693 A JP 2000128693A JP 2000128693 A JP2000128693 A JP 2000128693A JP 2001310015 A JP2001310015 A JP 2001310015A
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Akira Saka
明 坂
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Samy KK
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Sammy Corp
Samy KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットマシンにおける遊技中に発生した遊
技情報を、遊技者に対し、解析可能な形式で提供する。 【解決手段】 スロットマシン10に、メダルの投入に係
る情報及びメダルの払い出しに係る情報等の遊技情報を
生成させる情報生成手段34と、情報記録媒体70を装着可
能で、かつ、この遊技情報をこの情報記録媒体70に出力
する情報出力手段28とを設ける。この情報記録媒体70に
記録された遊技情報は、この情報記録媒体70が装着され
る遊技解析装置40により読み取られ、かつ集計及び解析
され、解析情報となる。この解析情報は、遊技解析装置
40の表示手段41に視覚的に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技中に発生した
遊技情報を情報記録媒体に記録可能なスロットマシン
と、この遊技情報を解析可能な遊技解析装置とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンとは、通常3個の独立し
て回転する回胴を備えた回胴回転装置と、メダルを投入
するためのメダル投入口と、スタートレバーのような、
各回胴の回転を開始させる遊技開始手段と、各回胴の回
転をそれぞれ停止させるストップボタンと、メダルの払
出口とを備えた遊技機をいう。遊技者は、通常1枚から
3枚までのメダルをメダル投入口から投入し、遊技開始
手段を操作すると、各回胴が回転を開始する。そして、
遊技者は各回胴に対応するストップボタンを押すこと
で、各回胴を停止させる。ここで、各回胴の回転面に
は、複数の図柄が印刷されている。そして、全ての回胴
の停止によって所定の図柄の組合せが所定の有効ライン
上に揃うと、その組合せに応じた所定枚数のメダルが、
払出口から遊技者に払い出されることとなっている。
【0003】また、このようなスロットマシンにおいて
は、特定の図柄の組合せが揃うことで、いわゆるレギュ
ラーボーナス遊技や、ビッグボーナス遊技のような、以
後の所定回数の遊技において、メダルの払い出しに係る
図柄の組合せが揃いやすくなるような特別遊技が生ずる
ようになっているのが普通である。現在、スロットマシ
ンにおける、上記のようなメダルの投入及び払出、並び
に特別遊技の発生に係る遊技データは、遊技場の管理用
コンピュータに入力されている。この遊技データは遊技
場経営者が営業分析等の用途に使用している。その他
に、遊技場内に遊技者用データ提供機を設置し、遊技デ
ータを提供するものがある。更に、遊技者が所有する携
帯端末をこの遊技者用データ提供機に接続することで、
携帯端末に遊技データを取り込むことが可能なものもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなデータ提
供機では、たとえば、遊技回数、ビッグボーナス遊技の
発生回数、レギュラーボーナス遊技の発生回数といった
限られた種類のデータのみが提供されていた。このよう
な情報は、通常、当該遊技者が遊技を始める前の、過去
の情報であり、実際に当該遊技者が遊技を行っている間
のメダルの増減や、その間に生じた上記の情報等の詳細
な情報は提供されていない。
【0005】そこで、本発明のうち、請求項1記載の発
明は、スロットマシンにおいて、遊技者が実際に遊技を
行っている間のメダルの投入及び払出に関するデータ
を、遊技者の解析のために提供可能とすることを目的と
する。また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、遊技者が実際に遊技を行っている間
の、たとえばビッグボーナスあるいはレギュラーボーナ
スといった、特別遊技の発生に関するデータを遊技者の
解析のために提供可能とすることを目的とする。
【0006】更に、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明の目的に加え、遊技者が実際に遊技を行
っている間の、上記特別遊技以外に、遊技者にとって有
利となるような特定遊技の発生に係るデータを遊技者の
解析のために提供可能とすることを目的とする。また、
請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の発明
の目的に加え、遊技者が実際に遊技を行っている間の、
個々の遊技の開始に関するデータを遊技者の解析のため
に提供可能とすることを目的とする。
【0007】加えて、請求項5及び6記載の発明は、上
記のスロットマシンに係る発明の目的に加え、遊技者
に、遊技解析の参考となる情報を提供可能とすることを
目的とする。一方、本発明のうち、請求項7記載の発明
は、遊技者が実際にスロットマシンで遊技を行っている
間のメダルの投入及び払出に関するデータを解析可能な
遊技解析装置を提供することを目的とする。
【0008】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の発明の目的に加え、前記特別遊技の発生並びにこの
特別遊技中のメダルの払出に関するデータを解析可能な
遊技解析装置を提供することを目的とする。更に、請求
項9記載の発明は、請求項7又は8記載の発明の目的に
加え、前記特定遊技の発生並びにこの特定遊技中のメダ
ルの払出に関するデータを解析可能な遊技解析装置を提
供することを目的とする。
【0009】また、請求項10記載の発明は、請求項
7、8又は9記載の発明の目的に加え、個々の遊技の開
始に関するデータを解析可能な遊技解析装置を提供する
ことを目的とする。更に、請求項11記載の発明は、請
求項10記載の発明の目的に加え、一定の遊技回数ごと
のメダルの収支を解析可能な遊技解析装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】また、請求項12記載の発明は、請求項
7、8、9、10又は11記載の発明の目的に加え、一
定のメダル投入枚数ごとのメダルの収支を解析可能な遊
技解析装置を提供することを目的とする。更に、請求項
13記載の発明は、請求項7、8、9、10、11又は
12記載の発明の目的に加え、遊技に関する収支を解析
可能な遊技解析装置を提供することを目的とする。
【0011】加えて、請求項14及び15記載の発明
は、上記の遊技解析装置に係る発明の目的に加え、遊技
解析の参考となる情報を表示可能とすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】(スロットマシン) (請求項1)上記の課題に鑑み、本発明のうち請求項1
記載の発明は、所定の遊技情報を情報記録媒体70に記録
可能なスロットマシン10であって、(イ)メダルの投入
に係る投入信号を発信する投入手段25、(ロ)複数の図
柄を変動表示させる回胴回転装置11、(ハ)上記回胴回
転装置11に所定の図柄の組合せが表示されることに基づ
き、遊技者にメダルを払い出す払出手段、(ニ)上記払
出手段によりメダルが払い出されることにより、払出信
号を発信する払出検出手段27、(ホ)遊技情報として、
(a)上記投入信号の受信により発生する投入情報、及
び(b)上記払出信号の受信により発生する払出情報を
生成する情報生成手段34、並びに(ヘ)前記情報記録媒
体70が装着されるとともに、上記情報生成手段34が生成
した各遊技情報をその発生の順番に出力してこの情報記
録媒体70へ記録する情報出力手段28を備えたことを特徴
とする。
【0013】「遊技情報」とは、スロットマシン10での
遊技中に生ずる、遊技に関する種々の情報をいう。「情
報記録媒体」とは、遊技情報を不揮発的に記録可能な媒
体をいい、その記録方式や、形態を問わない。たとえ
ば、フラッシュメモリ等の電気的記録媒体や、ハードデ
ィスク等の磁気記録媒体等を、この情報記録媒体70とす
ることができる。また、この情報記録媒体70とは、遊技
情報を蓄積する媒体そのものを指すのみならず、たとえ
ば携帯用遊技装置のような、この情報記録媒体70に相当
するメモリを内蔵するとともに、この情報記録媒体70に
対する制御部をも備えるものをも含む。
【0014】「投入手段」とは、メダルが投入された旨
を表す「投入信号」を発信する手段をいう。たとえば、
メダル投入口12から実際のメダルが投入される際に、そ
のメダルの通過を認識するセンサを、この投入手段25と
することができる。また、投入ボタン等を押すことで、
クレジットを消費して実際にメダルが投入されたのと同
等の価値を生ずるような場合には、当該投入ボタン等が
押されたことを認識するセンサを、この投入手段25とす
ることができる。なお、以後本明細書中でメダルの「投
入」と表現する場合は、特に断らない限り、実際のメダ
ルを投入する場合と、クレジットを消費してメダルを投
入したこととする場合との両方を含むこととする。
【0015】ここで、メダル1枚の投入につき投入手段
25から同一内容の投入信号が1回生ずるようにすること
ができる。たとえば、メダル3枚が投入された場合に
は、同一内容の投入信号が3回発生することになる。ま
た、メダルの投入枚数ごとに異なる内容の投入信号が生
ずることとしてもよい。たとえば、メダル投入枚数が1
枚、2枚及び3枚の場合につき、それぞれ別個の信号が
発生することとなる。
【0016】「払出検出手段」とは、「払出手段」から
メダルの払い出しがある際に払出信号を発生させる手段
をいう。たとえば、払出手段としてのメダルホッパ16か
らメダル払出口18までのメダル通過路に設けられるセン
サをこの払出検出手段27とし、これによりメダルが払い
出された旨を表す「払出信号」を発生させることができ
る。また、実際にメダルは払い出されないが、クレジッ
トとして蓄積される場合にも、同様の払出信号を発生さ
せることができる。なお、以後本明細書中でメダルの
「払出」と表現する場合は、特に断らない限り、実際の
メダルを払い出す場合と、クレジットに蓄積される場合
との両方を含むこととする。
【0017】すなわち、この場合は、メダル1枚の払出
につき、払出信号が1回発生することになる。また、前
記回胴回転装置11にメダルの払い出しに係る図柄が表示
される場合、スロットマシン10の制御プログラムを実行
するCPUから払出手段に対し、所定枚数のメダルを払
い出す旨のコマンドが送信されるが、このコマンドをそ
のまま払出信号としてもよい。すなわち、この場合はC
PUが払出検出手段27として機能することとなる。
【0018】「投入情報」とは、前記情報記録媒体70に
記録される遊技情報のうち、メダルの投入があった旨を
表すものをいう。「払出情報」とは、前記情報記録媒体
70に記録される遊技情報のうち、メダルの払い出しがあ
った旨を表すものをいう。「情報生成手段」とは、上記
投入信号を受信することにより上記投入情報を生成し、
また、上記払出信号を受信することにより上記払出情報
を生成する手段をいう。たとえば、スロットマシン10に
おける遊技を制御するCPUに、所定の制御プログラム
の一部を実行させることで、この情報生成手段34として
機能させることができる。
【0019】「情報出力手段」には、前記情報記録媒体
70が装着される。したがって、情報記録媒体70の形状に
応じた、介在する物理的接続手段、たとえばソケットな
どが設けられることとなる。そして、この情報出力手段
28は、上記投入情報及び払出情報を、その生成の順番に
従って情報記録媒体70に出力することとなっている。す
なわち、情報記録媒体70に記録される遊技情報は、情報
生成手段34において発生した順番に従ったものとなる。
【0020】たとえば、メダルを3枚投入して遊技を行
ったところ、所定の図柄が揃ったことによりメダルが1
5枚払い出されたとすると、情報記録媒体70には、投入
情報が3回続けて記録された後、払出情報が15回続け
て記録されることとなる。あるいは、「3枚投入」を意
味する投入情報が1回記録された後、「15枚払出」を
意味する払出情報が1回記録されることとしてもよい。
【0021】すなわち、上記各種類の遊技情報が、情報
記録媒体70において、一次元的に記録されることとな
る。ここで、「一次元的」とは、情報記録媒体70内で実
際に一次元的に配列されているようなことを要求するも
のではなく、遊技情報の記録された順序が再現可能とな
っていれば足りるものである。そして、たとえば、この
一次元的な遊技情報を記録された順番に取得可能で、か
つ、それぞれの種類の遊技情報ごとにその個数を累計可
能な遊技解析装置40を用いることで、遊技者が投入した
メダルの総数、及び、遊技者に払い出されたメダルの総
数を解析することが可能となっている。
【0022】また、これらの遊技情報は、その発生順に
記録されている。したがって、これらの遊技情報から、
上記のような遊技解析装置40を用いることで、メダルの
増減を時系列的に解析することも可能となっている。こ
こで、「時系列」とは、遊技情報発生の時刻に従った絶
対的な時系列のみならず、遊技情報発生の順番に従った
相対的な時系列をも含む意である。
【0023】(請求項2)請求項2記載の発明は、請求
項1記載の発明の特徴に加え、(ト)前記回胴回転装置
11に所定の図柄の組合せが表示されることにより発生す
る特別遊技の開始に係る特別遊技開始信号、及び、この
特別遊技の終了に係る特別遊技終了信号を出力する特別
遊技発信手段を備えるとともに、前記情報生成手段34に
より生成される遊技情報には、(c)上記特別遊技開始
信号の受信により発生する特別遊技開始情報、及び
(d)上記特別遊技終了信号の受信により発生する特別
遊技終了情報が含まれることを特徴とする。
【0024】「特別遊技」とは、回胴回転装置11に所定
の図柄の組合せが揃うことにより、それ以降の遊技にお
いて、回胴回転装置11に特定の図柄の組合せが通常より
高確率で揃いやすくなることで、遊技者へのメダルの払
い出しが通常より多くなることが期待される遊技をい
う。たとえば、いわゆるビッグボーナス遊技や、レギュ
ラーボーナス遊技などが、この特別遊技に該当する。
【0025】「特別遊技発信手段」とは、上記の特別遊
技の開始の際に「特別遊技開始信号」を発信し、また、
その終了の際に「特別遊技終了信号」を発信する手段で
あり、通常は、スロットマシン10の制御プログラムを実
行するCPUがこの役割を担う。「特別遊技開始情報」
とは、前記情報記録媒体70に記録される遊技情報のう
ち、特別遊技が開始した旨を表すものをいう。
【0026】「特別遊技終了情報」とは、前記情報記録
媒体70に記録される遊技情報のうち、特別遊技が終了し
た旨を表すものをいう。本請求項に係る発明において
は、情報生成手段34は、投入情報及び払出情報の他に、
上記特別遊技開始信号及び特別遊技終了信号を認識し
て、これらにそれぞれ対応する遊技情報である特別遊技
開始情報及び特別遊技終了情報を生成する。
【0027】また、上述のビッグボーナス遊技及びレギ
ュラーボーナス遊技のように、特別遊技が2種類以上あ
る場合は、そのそれぞれについて別個の特別遊技開始情
報及び特別遊技終了情報を生成することとしてもよい。
そして、情報出力手段28は、上記遊技情報をその生成の
順番に従って情報記録媒体70に出力することとなってい
るのは請求項1に係る発明と同様である。
【0028】たとえば、メダルを3枚投入して遊技を行
ったところ、所定の図柄が揃ったことによりメダルが1
5枚払い出され、その後特別遊技が開始したとすると、
情報記録媒体70には、投入情報が3回続けて記録された
後、払出情報が15回続けて記録され、更にその後、特
別遊技開始情報が記録されることとなる。したがって、
特別遊技開始情報から特別遊技終了情報までの間に記録
されている払出情報から、たとえば前記のような遊技解
析装置40を用いることで、特別遊技の間に遊技者に払い
出されたメダルの枚数を解析することが可能となる。
【0029】(請求項3)請求項3記載の発明は、請求
項1又は2記載の発明の特徴に加え、(チ)所定の条件
により発生する特定遊技の開始に係る特定遊技開始信
号、及び、この特定遊技の終了に係る特定遊技終了信号
を出力する特定遊技発信手段を備えるとともに、前記情
報生成手段34により生成される遊技情報には、(e)上
記特定遊技開始信号の受信により発生する特定遊技開始
情報、及び(f)上記特定遊技終了信号の受信により発
生する特定遊技終了情報が含まれることを特徴とする。
【0030】「特定遊技」とは、所定の条件により発生
する遊技であって、上記特別遊技以外に、遊技者に有利
となる回胴停止制御を行う遊技をいう。たとえば、通常
の遊技とは異なる回胴の停止制御により、いわゆる目押
しを可能とする、いわゆるチャレンジタイム遊技など
が、この特定遊技に該当する。「特定遊技発信手段」と
は、上記の特定遊技の開始の際に「特定遊技開始信号」
を発信し、また、その終了の際に「特定遊技終了信号」
を発信する手段であり、通常は、スロットマシン10の制
御プログラムを実行するCPUがこの役割を担う。
【0031】「特定遊技開始情報」とは、前記情報記録
媒体70に記録される遊技情報のうち、特定遊技が開始し
た旨を表すものをいう。「特定遊技終了情報」とは、前
記情報記録媒体70に記録される遊技情報のうち、特定遊
技が終了した旨を表すものをいう。本請求項に係る発明
においては、情報生成手段34は、少なくとも投入情報及
び払出情報の他に、上記特定遊技開始信号及び特定遊技
終了信号を認識して、これらにそれぞれ対応する遊技情
報である特定遊技開始情報及び特定遊技終了情報を生成
する。
【0032】そして、情報出力手段28は、上記遊技情報
をその生成の順番に従って情報記録媒体70に出力するこ
ととなっているのは請求項1又は2に係る発明と同様で
ある。たとえば、前記の特別遊技が終了する際に、所定
の抽選が行われその結果、次回遊技から特定遊技が開始
されるとすると、情報記録媒体70には、特別遊技終了情
報が記録された後、特定遊技開始情報が記録されること
となる。
【0033】したがって、特定遊技開始情報から特定遊
技終了情報までの間に記録されている払出情報から、た
とえば前記のような遊技解析装置40を用いることで、特
定遊技の間に遊技者に払い出されたメダルの枚数を解析
することが可能となる。(請求項4)請求項4記載の発
明は、請求項1、2又は3記載の発明の特徴に加え、
(リ)遊技開始手段、及び(ヌ)上記遊技開始手段の作
動により、遊技開始信号を発信する開始検出手段26を備
えるとともに、前記情報生成手段34により生成される遊
技情報には、(g)上記遊技開始信号の受信により発生
する遊技開始情報が含まれることを特徴とする。
【0034】「遊技開始手段」とは、たとえばスタート
レバー14のような、メダル投入後に回胴の回転を開始さ
せるための手段をいう。「開始検出手段」とは、たとえ
ばスタートレバー14の操作を感知するスイッチのよう
に、「遊技開始信号」を発信するような手段をいう。
「遊技開始情報」とは、前記情報記録媒体70に記録され
る遊技情報のうち、上記遊技開始手段の作動があった旨
を表すものをいう。
【0035】本請求項に係る発明においては、情報生成
手段34は、少なくとも投入情報及び払出情報の他に、上
記遊技開始信号を認識して、これに対応する遊技情報で
ある遊技開始情報を生成する。そして、情報出力手段28
は、上記遊技情報をその生成の順番に従って情報記録媒
体70に出力することとなっているのは請求項1、2又は
3に係る発明と同様である。
【0036】たとえば、メダルを3枚投入してからスタ
ートレバー14を操作したところ、所定の図柄が揃ったこ
とによりメダルが15枚払い出されたとすると、情報記
録媒体70には、投入情報が3回続けて記録された後、遊
技開始情報が記録され、更にその後、払出情報が15回
続けて記録されることとなる。ここで、遊技開始情報の
直前に記録されている投入情報は、当該遊技で投入され
たメダルに係るものであることを意味するとともに、遊
技開始情報の直後に記録されている払出情報は、当該遊
技によって獲得したメダルに係るものであることを意味
することとなる。すなわち、遊技と、投入されたメダル
及び払い出されたメダルとの関係が明瞭となる。
【0037】したがって、この遊技開始情報から、前記
のような遊技解析装置40を用いることで、遊技回数を加
味した遊技情報の解析が可能となっている。(請求項
5)請求項5記載の発明は、請求項1、2、3又は4記
載の発明の特徴に加え、前記情報出力手段28により記録
される遊技情報には、(h)当該スロットマシン10に係
る機体情報が含まれることを特徴とする。
【0038】「機体情報」とは、たとえば、機種名及び
メーカー名等の、スロットマシン10の識別情報や、ま
た、図柄の組合せごとの払出枚数一覧等の情報をいう。
たとえば、情報出力手段28は、情報記録媒体70が装着さ
れると最初に、この機体情報を出力し、それから、前記
各遊技情報を出力していくこととして、遊技情報解析の
参考に資することができる。
【0039】(請求項6)請求項6記載の発明は、請求
項1、2、3、4又は5記載の発明の特徴に加え、前記
情報出力手段28により記録される遊技情報には、(i)
当該遊技情報記録の際のクロック情報が含まれることを
特徴とする。「クロック情報」とは、たとえば、日付や
時刻といった時間に関する情報をいう。
【0040】たとえば、情報出力手段28は、情報記録媒
体70が装着されると最初に、クロック情報として日付や
時刻を出力し、それから、前記各遊技情報を出力してい
くこととして、遊技情報解析の参考に資することができ
る。また、前記の各遊技情報を、クロック情報と関連付
けて出力することも可能となり、これにより解析をより
容易とすることも可能となる。
【0041】(遊技解析装置) (請求項7)また、本発明のうち、請求項7記載の発明
は、情報記録媒体70に記録された、スロットマシン10に
係る所定の遊技情報を解析可能な遊技解析装置40であっ
て、(1)表示手段41、(2)遊技情報として、(a)
スロットマシン10へのメダルの投入に係る投入情報、及
び(b)スロットマシン10からのメダルの払い出しに係
る払出情報が、各遊技情報の発生順に記録された前記情
報記録媒体70が装着され、かつ、これらの遊技情報を当
該記録順に取得する情報取得手段50、(3)上記情報取
得手段50により取得された投入情報を累計し、投入枚数
として格納する投入記録手段51、(4)上記情報取得手
段50により取得された払出情報を累計し、払出枚数とし
て格納する払出記録手段56、並びに(5)解析情報とし
て、(A)上記投入記録手段51から取得した投入枚数、
及び(B)上記払出記録手段56から取得した払出枚数を
前記表示手段41に表示させる表示制御手段42を備えたこ
とを特徴とする。
【0042】「遊技情報」とは、スロットマシン10での
遊技中に生ずる、遊技に関する種々の情報をいう。「遊
技解析装置」とは、上記遊技情報を解析可能な装置をい
う。たとえば、ROMに記録されたプログラムを実行す
るCPUを備えた携帯用ゲーム機等をこの遊技解析装置
40として機能させることができる。
【0043】「情報記録媒体」とは、遊技情報を不揮発
的に記録可能な媒体をいい、その記録方式や、形態を問
わない。たとえば、フラッシュメモリ等の電気的記録媒
体や、ハードディスク等の磁気記録媒体等を、この情報
記録媒体70とすることができる。また、この情報記録媒
体70とは、遊技情報を蓄積する媒体そのものを指すのみ
ならず、たとえば携帯用遊技装置のような、この情報記
録媒体70に相当するメモリを内蔵するとともに、この情
報記録媒体70に対する制御部をも備えるものをも含む。
【0044】「表示手段」とは、画像や文字等を、液
晶、ブラウン管、ドットマトリクス等の画面で表示可能
なものをいう。「投入情報」とは、上記情報記録媒体70
に記録される遊技情報のうち、スロットマシン10におい
てメダルの投入があった旨を表すものをいう。「払出情
報」とは、上記情報記録媒体70に記録される遊技情報の
うち、スロットマシンにおいてメダルの払い出しがあっ
た旨を表すものをいう。
【0045】「情報取得手段」とは、情報記録媒体70に
記録された遊技情報をその記録順に取得する手段をい
う。ここで「記録順」とは、単に情報記録媒体70中のア
ドレスの順番に従って、という意ではなく、現実に情報
記録媒体70に記録された順番に従って、という意であ
る。この情報取得手段50には、前記情報記録媒体70が装
着される。したがって、情報記録媒体70の形状に応じ
た、介在する物理的接続手段、たとえばソケットなどが
設けられることとなる。また、この情報取得手段50に
は、上記各遊技情報を、この物理的接続手段を介して情
報記録媒体70から取得する手段(たとえば、読み取り用
のCPU等)が設けられる。
【0046】「投入記録手段」とは、取得された遊技情
報が投入情報である場合に、それを累計して、これを解
析情報である「投入枚数」として格納する手段をいう。
ここで、累計は遊技解析装置40の制御に係るCPUで行
い、格納は遊技解析装置40のメモリで行うことができ
る。「払出記録手段」とは、取得された遊技情報が払出
情報である場合に、それを累計して、これを解析情報で
ある「払出枚数」として格納する手段をいう。ここで、
累計は遊技解析装置40の制御に係るCPUで行い、格納
は遊技解析装置40のメモリで行うことができる。
【0047】「表示制御手段」とは、上記各記録手段か
ら、各解析情報を取得し、これを表示手段41に表示させ
る手段をいう。たとえば、遊技解析装置40の制御に係る
CPUにこの役割を担わせることができる。また、表示
手段41へ表示させる際に、各解析情報に所定の画像処理
を施し、たとえばメダルの増減をグラフとして表示させ
ることも可能である。
【0048】すなわち、投入情報の解析によって遊技者
手持ちのメダルの減少が表され、払出情報の解析によっ
て遊技者手持ちのメダルの増加が表される。したがっ
て、これらの遊技情報を解析することによってメダルの
収支を解析することが可能となる。そして、これらの遊
技情報は、その発生順に記録されている。したがって、
これらの遊技情報から、メダルの増減を時系列に従って
解析することも可能となる。ここで、「時系列」とは、
特定の事象が発生した時刻に従った絶対的な時系列のみ
を意味するものではなく、特定の事象の発生の順序に従
った相対的な時系列をも含むものである。
【0049】更に、これらの遊技情報の解析により得ら
れた解析情報を、表示手段41上に表示することにより、
遊技者にこれらの解析情報を遊技者に視覚的に認識させ
ることが可能となっている。 (請求項8)請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明の特徴に加え、前記情報取得手段50により取得される
遊技情報には、(c)スロットマシン10における特別遊
技の開始に係る特別遊技開始情報、及び(d)上記特別
遊技の終了に係る特別遊技終了情報が含まれ、(6)上
記情報取得手段50により取得された特別遊技開始情報を
累計し、特別遊技回数として格納する特別遊技回数記録
手段、及び(7)上記遊技情報のうち、一の特別遊技に
係る特別遊技開始情報から当該特別遊技に係る特別遊技
終了情報までの払出枚数を累計し、各々の特別遊技ごと
に特別遊技払出枚数として格納する特別遊技払出枚数記
録手段を備えるとともに、前記表示制御手段42により表
示される解析情報には、(C)上記特別遊技回数記録手
段から取得した特別遊技回数、及び(D)上記特別遊技
払出枚数記録手段から取得した各特別遊技払出枚数が含
まれることを特徴とする。
【0050】「特別遊技」とは、スロットマシン10の回
胴回転装置11に所定の図柄の組合せが揃うことにより、
それ以降の遊技において、回胴回転装置11に特定の図柄
の組合せが通常より高確率で揃いやすくなることで、遊
技者へのメダルの払い出しが通常より多くなることが期
待される遊技をいう。たとえば、いわゆるビッグボーナ
ス遊技や、レギュラーボーナス遊技などが、この特別遊
技に該当する。
【0051】「特別遊技開始情報」とは、前記情報記録
媒体70に記録される遊技情報のうち、スロットマシン10
において特別遊技が開始した旨を表すものをいう。「特
別遊技終了情報」とは、前記情報記録媒体70に記録され
る遊技情報のうち、スロットマシン10において特別遊技
が終了した旨を表すものをいう。「特別遊技回数記録手
段」とは、取得された遊技情報が特別遊技開始情報であ
る場合に、それを累計して、これを解析情報である「特
別遊技回数」として格納する手段をいう。ここで、累計
は遊技解析装置40の制御に係るCPUで行い、格納は遊
技解析装置40のメモリで行うことができる。
【0052】「特別遊技払出枚数記録手段」とは、特別
遊技開始情報と特別遊技終了情報との間に記録されてい
る払出情報を累計して、これを解析情報である「特別遊
技払出枚数」として格納する手段をいう。ここで、累計
は遊技解析装置40の制御に係るCPUで行い、格納は遊
技解析装置40のメモリで行うことができる。なお、特別
遊技回数が2回以上の場合は、特別遊技の各回ごとに累
計して、そのそれぞれを格納することも可能である。
【0053】表示制御手段42は、解析情報として、投入
枚数及び払出枚数に加え、上記特別遊技回数記録手段か
ら取得した特別遊技回数、及び、上記特別遊技払出枚数
記録手段から取得した特別遊技払出枚数を、表示手段41
に表示させる。上記により、特別遊技の発生並びにこの
特別遊技中のメダルの払い出しに関する遊技情報が解析
可能となるとともに、これらの遊技情報の解析により得
られた解析情報を遊技者に視覚的に認識させることが可
能となる。
【0054】(請求項9)請求項9記載の発明は、請求
項7又は8記載の発明の特徴に加え、前記情報取得手段
50により取得される遊技情報には、(e)スロットマシ
ン10における特定遊技の開始に係る特定遊技開始情報、
及び(f)上記特定遊技の終了に係る特定遊技終了情報
が含まれ、(8)上記情報取得手段50により取得された
特定遊技開始情報を累計し、特定遊技回数として格納す
る特定遊技回数記録手段、及び(9)上記遊技情報のう
ち、一の特定遊技に係る特定遊技開始情報から当該特定
遊技に係る特定遊技終了情報までの払出枚数を累計し、
各々の特定遊技ごとに特定遊技払出枚数として格納する
特定遊技払出枚数記録手段を備えるとともに、前記表示
制御手段42により表示される解析情報には、(E)上記
特定遊技回数記録手段から取得した特定遊技回数、及び
(F)上記特定遊技払出枚数記録手段から取得した各特
定遊技払出枚数が含まれることを特徴とする。
【0055】「特定遊技」とは、所定の条件により発生
する遊技であって、上記特別遊技以外に、遊技者に有利
となる回胴停止制御を行う遊技をいう。たとえば、通常
の遊技とは異なる回胴の停止制御により、いわゆる目押
しを可能とする、いわゆるチャレンジタイム遊技など
が、この特定遊技に該当する。「特定遊技開始情報」と
は、前記情報記録媒体70に記録される遊技情報のうち、
スロットマシン10において特定遊技が開始した旨を表す
ものをいう。
【0056】「特定遊技終了情報」とは、前記情報記録
媒体70に記録される遊技情報のうち、スロットマシン10
において特定遊技が終了した旨を表すものをいう。「特
定遊技回数記録手段」とは、取得された遊技情報が特定
遊技開始情報である場合に、それを累計して、これを解
析情報である「特定遊技回数」として格納する手段をい
う。ここで、累計は遊技解析装置40の制御に係るCPU
で行い、格納は遊技解析装置40のメモリで行うことがで
きる。
【0057】「特定遊技払出枚数記録手段」とは、特定
遊技開始情報と特定遊技終了情報との間に記録されてい
る払出情報を累計して、これを解析情報である「特定遊
技払出枚数」として格納する手段をいう。ここで、累計
は遊技解析装置40の制御に係るCPUで行い、格納は遊
技解析装置40のメモリで行うことができる。なお、特定
遊技回数が2回以上の場合は、特定遊技の各回ごとに累
計して、そのそれぞれを格納することも可能である。
【0058】表示制御手段42は、解析情報として、投入
枚数及び払出枚数に加え、上記特定遊技回数記録手段か
ら取得した特定遊技回数、及び、上記特定遊技払出枚数
記録手段から取得した特定遊技払出枚数を、表示手段41
に表示させる。上記により、特定遊技の発生並びにこの
特定遊技中のメダルの払い出しに関する遊技情報が解析
可能となるとともに、これらの遊技情報の解析により得
られた解析情報を遊技者に視覚的に認識させることが可
能となる。
【0059】(請求項10)請求項10記載の発明は、
請求項7、8又は9記載の発明の特徴に加え、前記情報
取得手段50により取得される遊技情報には、(g)スロ
ットマシン10の遊技開始手段の作動に係る遊技開始情報
が含まれ、(10)上記情報取得手段50により取得され
た遊技開始情報を累計し、遊技回数として格納する遊技
記録手段52を備えるとともに、前記表示制御手段42によ
り表示される解析情報には、(G)上記遊技記録手段52
から取得した遊技回数が含まれることを特徴とする。
【0060】「遊技開始手段」とは、たとえばスロット
マシン10のスタートレバー14のような、メダル投入後に
回胴の回転を開始させるための手段をいう。「遊技開始
情報」とは、前記情報記録媒体70に記録される遊技情報
のうち、スロットマシン10において上記遊技開始手段の
作動があった旨を表すものをいう。「遊技記録手段」と
は、取得された遊技情報が遊技開始情報である場合に、
それを累計して、これを解析情報である「遊技回数」と
して格納する手段をいう。ここで、累計は遊技解析装置
40の制御に係るCPUで行い、格納は遊技解析装置40の
メモリで行うことができる。
【0061】表示制御手段42は、解析情報として、投入
枚数及び払出枚数に加え、上記遊技記録手段52から取得
した遊技回数を表示手段41に表示させる。上記により、
遊技回数に関するデータを加味した遊技情報の解析が可
能となるとともに、これらの遊技情報の解析により得ら
れた解析情報を遊技者に視覚的に認識させることが可能
となる。
【0062】(請求項11)請求項11記載の発明は、
請求項10記載の発明の特徴に加え、(11)一定遊技
回数ごとに、払出枚数と投入枚数との差で定義される獲
得枚数をそれぞれ格納する遊技単位記録手段62を備える
とともに、前記表示制御手段42は、上記遊技単位記録手
段62から取得した各獲得枚数を上記一定遊技回数ごとに
表示手段41に表示可能に形成されていることを特徴とす
る。
【0063】「遊技単位記録手段」とは、一定の遊技回
数ごとに、その時点における払出枚数と投入枚数との差
を演算し、その差を解析情報である「獲得枚数」として
当該一定の遊技回数ごとに格納する手段をいう。ここ
で、累計は遊技解析装置40の制御に係るCPUで行い、
格納は遊技解析装置40のメモリで行うことができる。表
示制御手段42は、解析情報として、投入枚数及び払出枚
数に加え、上記遊技単位記録手段62から取得した獲得枚
数を、一定の遊技回数ごとに表示手段41に表示させる。
なお、この表示は、たとえば遊技回数を横軸に取ること
で、メダルの増減を表すグラフとして行うことも可能で
ある。
【0064】上記により、遊技中のメダルの増減を遊技
回数を基準として解析することが可能となるとともに、
このような解析により得られた解析情報を遊技者に視覚
的に認識させることが可能となる。(請求項12)請求
項12記載の発明は、請求項7、8、9、10又は11
記載の発明の特徴に加え、(12)一定投入枚数ごと
に、払出枚数と投入枚数との差で定義される獲得枚数を
それぞれ格納する枚数単位記録手段63を備えるととも
に、前記表示制御手段42は、上記枚数単位記録手段63か
ら取得した各獲得枚数を上記一定投入枚数ごとに表示手
段41に表示可能に形成されていることを特徴とする。
【0065】「枚数単位記録手段」とは、一定の投入枚
数ごとに、その時点における払出枚数と投入枚数との差
を演算し、その差を解析情報である「獲得枚数」として
当該一定の遊技回数ごとに格納する手段をいう。ここ
で、累計は遊技解析装置40の制御に係るCPUで行い、
格納は遊技解析装置40のメモリで行うことができる。表
示制御手段42は、解析情報として、投入枚数及び払出枚
数に加え、上記枚数単位記録手段63から取得した獲得枚
数を、一定の投入枚数ごとに表示手段41に表示させる。
なお、この表示は、たとえば投入枚数を横軸に取ること
で、メダルの増減を表すグラフとして行うことも可能で
ある。
【0066】上記により、遊技中のメダルの増減を投入
枚数を基準として解析することが可能となるとともに、
このような解析により得られた解析情報を遊技者に視覚
的に認識させることが可能となる。(請求項13)請求
項13記載の発明は、請求項7、8、9、10、11又
は12記載の発明の特徴に加え、(13)入力手段43を
備え、(14)上記入力手段43から入力された、遊技メ
ダル借り受けに係る投入金額を格納する金額記録手段4
7、(15)上記入力手段43から入力された交換率を格
納する交換率記録手段48、並びに(16)前記投入枚数
及び払出枚数並びに上記投入金額及び交換率を用いて、
当該遊技における収支を演算する収支演算手段64を備え
るとともに、前記表示制御手段42により表示される解析
情報には、(H)上記収支演算手段64による当該遊技に
おける収支が含まれることを特徴とする。
【0067】「入力手段」とは、数値を入力可能な手段
をいう。たとえば、前記表示手段41上にテンキー状の数
字の一覧を表示するとともに、所定のボタン等の操作に
よりその一覧上を移動するカーソルによって、数値を入
力するようなものをこの入力手段43とすることができ
る。また、遊技解析装置40に接続されたテンキーなど
を、この入力手段43とすることもできる。
【0068】「投入金額」とは、遊技者が、スロットマ
シン10における遊技に使用するメダルを遊技場から借り
受けるために支払う金額のことをいう。「金額記録手
段」とは、上記入力手段43から、投入金額として入力さ
れた数値を格納する手段をいう。なお、この格納は遊技
解析装置40のメモリで行うことができる。
【0069】「交換率」とは、遊技者が獲得したメダル
を遊技場で景品と交換する際の、メダル1枚の価値を金
額で示した値をいう。「交換率記録手段」とは、上記入
力手段43から、交換率として入力された数値を格納する
手段をいう。なお、この格納は遊技解析装置40のメモリ
で行うことができる。
【0070】「収支演算手段」とは、解析情報のうちの
投入枚数及び払出枚数と、上記投入金額及び交換率とか
ら、当該遊技における収支を演算する手段をいう。たと
えば、遊技解析装置40の制御プログラムの一部を実行す
るCPUを、この収支演算手段64として機能させること
ができる。たとえば、払出枚数から投入枚数を減じて得
た値に、上記交換率を乗じて、これから投入金額を減じ
て得た値を、当該遊技の収支とすることができる。
【0071】そして、表示制御手段42は、前記各表示情
報に加え、上記収支演算手段64により得られた収支を、
表示手段41に表示させることができる。上記により、遊
技者が実際に行った遊技における収支を解析することが
可能になるとともに、この解析により得られた解析情報
を遊技者に視覚的に認識させることが可能となる(請求
項14)請求項14記載の発明は、請求項7、8、9、
10、11、12又は13記載の発明の特徴に加え、前
記情報取得手段50により取得される遊技情報には、
(h)当該スロットマシン10に係る機体情報が含まれる
とともに、前記表示制御手段42により表示される解析情
報には、(I)上記情報取得手段50により取得された機
体情報が含まれることを特徴とする。
【0072】「機体情報」とは、たとえば、機種名及び
メーカー名等の、スロットマシン10の識別情報や、ま
た、図柄の組合せごとの払出枚数一覧等の情報をいう。
そして、表示制御手段42は、前記各解析情報に加え、こ
の機体情報を表示手段41に表示させることができる。こ
れにより、この機体情報を、遊技解析の参考データとす
ることも可能となる。
【0073】(請求項15)請求項15記載の発明は、
請求項7、8、9、10、11、12、13又は14記
載の発明の特徴に加え、前記情報取得手段50により取得
される遊技情報には、(i)当該遊技情報記録の際のク
ロック情報が含まれるとともに、前記表示制御手段42に
より表示される解析情報には、(J)上記情報取得手段
50により取得されたクロック情報が含まれることを特徴
とする。
【0074】「クロック情報」とは、たとえば、日付や
時刻といった時間に関する情報をいう。そして、表示制
御手段42は、前記各解析情報に加え、このクロック情報
を表示手段41に表示させることができる。これにより、
このクロック情報を、遊技解析の参考データとすること
も可能となる。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一の実施の形態
を、図面を参照しつつ説明する。(スロットマシン外
観)図8は、本実施の形態に係るスロットマシン10の外
観を斜視図で表したものである。
【0076】このスロットマシン10には、通常のスロッ
トマシンと同様、3個の回胴からなる回胴回転装置11、
メダル投入口12、クレジットを消費することでメダルを
投入したのと同様の効果を生じさせるベットボタン13、
13、13、回胴の回転の開始に係る遊技開始手段であるス
タートレバー14、各回胴の停止に係るストップボタン1
5、15、15、回胴回転装置11に所定の図柄の組合せが表
示される際にメダルが払い出されるメダル払出口18、現
在のクレジットを示すクレジット表示部20、払い出され
るメダル枚数を示すペイアウト表示部21、及びクレジッ
トをメダルとして払い戻す精算ボタン17が設けられる。
また、回胴回転装置11の上方には、払出役一覧が表示さ
れる表示パネル19が設けられる。
【0077】このスロットマシン10における遊技の概要
は、以下の通りである。まず、メダル投入口12から1枚
から3枚までのメダルが投入される。又は、このメダル
投入の代わりに、クレジットが蓄積されている場合に
は、ベットボタン13、13、13のいずれかを押圧すること
で、メダルが投入されたものとみなされる。メダル投入
枚数が多いほど、回胴回転装置11における有効ラインが
増加することとなり、メダルの払い出しに係る図柄の組
合せ(以下、「入賞図柄」とする。)が揃う確率が高く
なる。
【0078】メダル投入後、スタートレバー14が操作さ
れると、回胴回転装置11の各回胴は回転を開始する。そ
して、各ストップボタン15、15、15が押されることで、
対応する各回胴の回転が停止する。全ての回胴の回転が
停止したとき、有効ライン上に前記入賞図柄が揃うと入
賞となり、遊技者に対して払出手段であるメダルホッパ
16(図1参照)から、メダル払出口18を通じて所定枚数
のメダルが払い出される。
【0079】また、入賞図柄のうち特定のものが有効ラ
イン上に揃うと、所定枚数のメダルの払い出しに加え、
次回以降の遊技が、特別遊技であるレギュラーボーナス
(以下、「RB」と略す。)遊技となる。このような図
柄の組合せを、「RB図柄」と称する。RB遊技中は、
通常の遊技中に比べ、入賞図柄が有効ライン上に揃いや
すくなっている。RB遊技は、遊技12回を消化する
か、又は8回入賞するかのいずれかにより終了する。
【0080】更に、入賞図柄のうち、RB図柄とは別の
特定のものが有効ライン上に揃うと、所定枚数のメダル
の払い出しに加え、次回以降の遊技が、特別遊技である
ビッグボーナス(以下、「BB」と略す。)遊技とな
る。このような図柄の組合せを、「BB図柄」と称す
る。BB遊技中は、通常の遊技中に比べ、入賞図柄が有
効ライン上に揃いやすくなっている。また、BB遊技中
は、所定の入賞図柄が有効ライン上に揃うことで、上記
RB遊技が発生することとなっている。BB遊技は、遊
技30回を連続して消化するか、又はRB遊技が3回発
生するかのいずれかにより終了する。
【0081】加えて、上記BB遊技が終了すると、所定
の抽選が行われ、二分の一の確率で、以降の遊技が、特
定遊技であるチャレンジタイム(以下、「CT」と略
す。)遊技となる。CT遊技中は、通常の遊技とは異な
る回胴の停止制御により、いわゆる「目押し」が可能と
なっている。ただし、上記のRB図柄及びBB図柄並び
にいわゆるリプレイ図柄(メダルの払い出しはないが、
メダルの投入を要さずに次回遊技が可能となるような図
柄)は揃わないようになっている。CT遊技は、所定回
数の遊技を消化するか、あるいはメダルが所定枚数増加
するかのいずれかにより終了する。
【0082】本実施の形態に係るスロットマシン10に
は、前記表示パネル19の上方右側に、情報出力手段28の
一部を構成するスロット22が設けられる。このスロット
22内部には、多数のリボン状の接続片を備えた図示しな
いコネクタが設けられている。このスロット22には、フ
ラッシュメモリを備えた情報記録媒体70(図1参照)を
内蔵したカセット71が装着されることとなっている。す
なわち、このカセット71にも、上記接続ピンのそれぞれ
と接触する接続片を備えた図示しないコネクタが設けら
れている。
【0083】上記スロット22へは、カセット71の方向を
正しく合わせて押し込むことで装着がされる。上記スロ
ット22へカセット71が正しく装着されると、スロット22
下方の確認ランプ23に通電し、点灯することで装着確認
がされる。なお、この確認ランプ23を設けなくても、遊
技情報出力に係るサブ基板からカセット71への通電に伴
う電流値変化を認識することによっても、カセット71の
装着確認は可能である。
【0084】また、スロット22脇に設けられたイジェク
トボタン24を押すことで、上記スロット22から装着され
たカセット71が取り外される。なお、図8においては、
上記スロット22はスロットマシン10自体に設けられるこ
ととなっている。この他にも、スロットマシン10が設置
される島に各スロットマシン10に対応するスロット22を
設け、各スロットマシン10にこのスロット22が接続され
るようにすることもできる。
【0085】(遊技解析装置外観)図9は、本実施の形
態に係る遊技解析装置40の外観を表したものである。遊
技解析装置40の表面(図9A)には、液晶表示画面によ
る表示手段41が設けられている。また、方向キー44、決
定キー45、取消キー46等の各種操作ボタンも設けられて
いる。
【0086】遊技解析装置40の裏面(図9B)には、遊
技情報が記録された上記カセット71が装着されるスロッ
ト49が設けられる。このスロット49には、前記スロット
マシン10に設けられるものと同様のコネクタ(図示せ
ず)が設けられている。すなわち、このスロット49は遊
技解析装置40における情報取得手段50(図3参照)の一
部を構成している。
【0087】(スロットマシン機能ブロック)図1は、
本実施の形態に係るスロットマシン10における、遊技情
報の出力に係る部分の機能ブロックを表したものであ
る。また、図2は、情報記録媒体70における遊技情報の
記録を模式的に表したものである。ベットボタン13、1
3、13、メダル投入口12、スタートレバー14及び回胴回
転装置11については、上述の説明の通りである。また、
メダルホッパ16は、入賞の際にメダルを1枚ずつ排出す
る装置であって、この排出されたメダルは前記メダル払
出口18を通じて遊技者に払い出される。
【0088】投入手段25とは、メダル投入口12を通過し
たメダルを検出するセンサ及びベットボタン13、13、13
の押圧を感知するセンサにより構成されている。すなわ
ち、メダルの通過又はベットボタン13、13、13の押圧に
より、投入信号を生成し、これを後述のCPU30へ送信
することとなっている。開始検出手段26とは、スタート
レバー14の操作を感知するセンサにより構成されてい
る。すなわち、スタートレバー14の操作により、遊技開
始信号を生成し、これを後述のCPU30へ送信すること
となっている。
【0089】払出検出手段27とは、メダルホッパ16から
のメダル払い出しを検出するセンサにより構成されてい
る。すなわち、メダルの払い出しにより、払出信号を生
成し、これを後述のCPU30へ送信することとなってい
る。スロットマシン10には、図示しないROMに記述さ
れた制御プログラムを実行することで、遊技全体の制御
を司るCPU30が設けられている。このCPU30は、上
記制御プログラムの所定の部分を実行することで、RB
遊技の開始と終了とを制御するRB発信手段31、BB遊
技の開始と終了とを制御するBB発信手段32、及びCT
遊技の開始と終了とを制御するCT発信手段33として機
能する。また、このCPU30は同時に、下記の表1に示
すような、4ビットデータから成る各遊技情報を生成す
る情報生成手段34として機能する。
【0090】
【表1】
【0091】情報出力手段28には、図8に示したとお
り、情報記録媒体70が装着される。情報記録媒体70が装
着されると、情報出力手段28はまず当該スロットマシン
10のメーカー名、機種名及び払出役一覧から成る機体情
報(図2b参照)並びに当該遊技の年月日及び時刻から
成るクロック情報(図2a参照)を情報記録媒体70に記
録する。そして、上記情報生成手段34により生成された
遊技信号を、その生成と同時に情報記録媒体70へ出力
し、記録することとなっている。
【0092】メダル投入口12からのメダル投入又はベッ
トボタン13、13、13によるメダル投入があると、これを
検出した投入手段25からCPU30へ、メダル1枚ごとに
投入信号が発信される。たとえば、メダル投入口12から
のメダル投入の場合は、メダルの通過1回ごとに、投入
信号が発信される。また、ベットボタン13、13、13によ
るメダル投入の場合は、そのベットボタン13、13、13に
より投入されたとみなされるメダルの枚数と同じ回数だ
け、投入信号が発信される。この投入信号を受けたCP
U30は、情報生成手段34として、投入情報として「00
00」を生成する。この投入情報は、その生成と同時に
情報出力手段28を介して、これに装着される情報記録媒
体70へ出力される。たとえば3枚投入の場合は、情報記
録媒体70に投入情報が「0000、0000、000
0」と3回連続して記録される(図2c参照)。
【0093】遊技開始手段であるスタートレバー14が操
作されると、これを検出した開始検出手段26からCPU
30へ、開始信号が発信される。これを受けたCPU30
は、情報生成手段34として、遊技開始情報として「00
01」を生成する。この遊技開始情報は、その生成と同
時に情報出力手段28を介して、これに装着される情報記
録媒体70へ出力される。この遊技開始情報は、情報記録
媒体70において、投入情報の直後に1回だけ記録される
こととなる(図2c参照)。
【0094】回胴回転装置11に入賞図柄が揃うことで、
メダルホッパ16からのメダル払い出しがあると、それを
検出した払出検出手段27からCPU30へ、メダル1枚ご
とに払出信号が発信される。なお、この払出信号は、実
際のメダルの払い出しは行わずにクレジットに加算され
る場合にも同様に発信される。これを受けたCPU30
は、情報生成手段34として、払出情報として「001
0」を生成する。この払出情報は、その生成と同時に情
報出力手段28を介して、これに装着される情報記録媒体
70へ出力される。たとえば15枚払出の場合は、情報記
録媒体70にこの払出情報である「0010」が15回連
続して記録されることになる(図2d参照)。
【0095】回胴回転装置11にRB図柄が揃うと、CP
U30は、特別遊技発信手段のうちのRB発信手段31とし
て、次回以降の遊技においてRB遊技となるように回胴
回転装置11を制御すべく、特別遊技開始信号であるRB
開始信号を発する。そしてこのCPU30は同時に情報生
成手段34として、このRB開始信号を受けて、特別遊技
開始情報たるRB開始情報として「1000」を生成す
る。このRB開始情報は、その生成と同時に情報出力手
段28を介して、これに装着される情報記録媒体70へ出力
される。なお、RB図柄が揃うことにより、所定枚数の
メダルの払い出しが行われるため、このRB開始信号
は、情報記録媒体70にこの所定枚数分の払出情報(「0
010」)が記録された後に記録されることとなる(図
2f参照)。
【0096】また、所定の条件によりRB遊技が終了す
ると、CPU30は、特別遊技発信手段のうちのRB発信
手段31として、次回以降の遊技においてRB遊技開始前
の回胴回転装置11の制御に復するべく、特別遊技終了信
号であるRB終了信号を発する。そしてこのCPU30は
同時に情報生成手段34として、このRB終了信号を受け
て、特別遊技終了情報たるRB終了情報として「100
1」を生成する。このRB終了情報は、その生成と同時
に情報出力手段28を介して、これに装着される情報記録
媒体70へ出力される(図2f参照)。
【0097】回胴回転装置11にBB図柄が揃うと、CP
U30は、特別遊技発信手段のうちのBB発信手段32とし
て、次回以降の遊技においてBB遊技となるように回胴
回転装置11を制御すべく、特別遊技開始信号であるBB
開始信号を発する。そしてこのCPU30は同時に情報生
成手段34として、このBB開始信号を受けて、特別遊技
開始情報たるBB開始情報として「1010」を生成す
る。このBB開始情報は、その生成と同時に情報出力手
段28を介して、これに装着される情報記録媒体70へ出力
される。なお、BB図柄が揃うことにより、所定枚数の
メダルの払い出しが行われるため、このBB開始信号
は、情報記録媒体70にこの所定枚数分の払出情報(「0
010」)が記録された後に記録されることとなる(図
2d参照)。
【0098】また、所定の条件によりBB遊技が終了す
ると、CPU30は、特別遊技発信手段のうちのBB発信
手段32として、次回以降の遊技においてBB遊技開始前
の回胴回転装置11の制御に復するべく、特別遊技終了信
号であるBB終了信号を発する。そしてこのCPU30は
同時に情報生成手段34として、このBB終了信号を受け
て、特別遊技終了情報たるBB終了情報として「101
1」を生成する。このBB終了情報は、その生成と同時
に情報出力手段28を介して、これに装着される情報記録
媒体70へ出力される(図2f参照)。
【0099】BB遊技終了後に所定の抽選の結果CT遊
技が開始することとなると、CPU30は、特定遊技発信
手段のうちのCT発信手段33として、次回以降の遊技に
おいてCT遊技となるように回胴回転装置11を制御すべ
く、特定遊技開始信号であるCT開始信号を発する。そ
してこのCPU30は同時に情報生成手段34として、この
CT開始信号を受けて、特定遊技開始情報たるCT開始
情報として「1100」を生成する。このCT開始情報
は、その生成と同時に情報出力手段28を介して、これに
装着される情報記録媒体70へ出力される。なお、CT遊
技はBB遊技の後に発生するため、このCT開始情報
は、情報記録媒体70にBB終了情報(「1011」)が
記録された後に記録されることとなる(図2f参照)。
【0100】また、所定の条件によりCT遊技が終了す
ると、CPU30は、特定遊技発信手段のうちのCT発信
手段33として、次回以降の遊技において回胴回転装置11
の通常の制御を行うべく、特定遊技終了信号であるCT
終了信号を発する。そしてこのCPU30は同時に情報生
成手段34として、このCT終了信号を受けて、特定遊技
終了情報たるCT終了情報として「1101」を生成す
る。このCT終了情報は、その生成と同時に情報出力手
段28を介して、これに装着される情報記録媒体70へ出力
される(図2f参照)。
【0101】(情報記録媒体へのデータの記録の例)た
とえば、「メダルを3枚投入して遊技を開始したが、メ
ダル払い出し役は揃わず、次にメダルを再び3枚投入し
て遊技を開始したところ、メダル2枚払出役が揃った」
という場合には、情報記録媒体70には、「0000、0
000、0000、0001、0000、0000、0
000、0001、0010、0010」と遊技情報が
記録されることとなる(図2c参照)。
【0102】また、「メダルを3枚投入して遊技を開始
したところ、メダル15枚払出役であるBB図柄が揃っ
た」という場合には、情報記録媒体70には、「000
0、0000、0000、0001、0010、001
0、0010、0010、0010、0010、001
0、0010、0010、0010、0010、001
0、0010、0010、0010、1010」と遊技
情報が記録されることとなる(図2d参照)。
【0103】更に、「メダルを3枚投入して遊技を開始
したが、上述のリプレイ図柄が揃ったためメダルの払い
出しはないが、次遊技ではメダルを投入せずに、遊技を
開始した」という場合には、情報記録媒体70には、「0
000、0000、0000、0001、0001」と
遊技情報が記録されることとなる(図2e参照)。(遊
技解析装置機能ブロック)図3は、本実施の形態に係る
遊技解析装置40における、遊技情報の解析に係る部分の
機能ブロックを表したものである。
【0104】情報取得手段50には、図9に示したとお
り、情報記録媒体70が装着される。そして、この情報記
録媒体70に記録された遊技情報を、記録されている順に
取得することとなっている。投入記録手段51、遊技記録
手段52、RB回数記録手段53、BB回数記録手段54、C
T回数記録手段55、払出記録手段56、RB枚数記録手段
57、BB枚数記録手段58及びCT枚数記録手段59は、い
ずれも、上記情報取得手段50によって取得される遊技情
報の数を加算及び格納する手段であり、具体的には、遊
技解析装置40の制御に係るCPUとRAMとによって実
現される。また、機体情報記録手段60及びクロック情報
記録手段61は、上記情報取得手段50によって取得された
遊技情報のうちの機体情報及びクロック情報をそれぞれ
格納する手段であり、具体的には、遊技解析装置40のR
AMによって実現される。
【0105】情報取得手段50によって取得された遊技情
報が投入情報(「0000」)であれば、この投入情報
は投入記録手段51によって累計され、「投入枚数」とし
て格納される。情報取得手段50によって取得された遊技
情報が遊技開始情報(「0001」)であれば、この遊
技開始情報は遊技記録手段52によって累計され、「遊技
回数」として格納される。
【0106】情報取得手段50によって取得された遊技情
報が払出情報(「0010」)であれば、この払出情報
は払出記録手段56によって累計され、「払出枚数」とし
て格納される。情報取得手段50によって取得された遊技
情報がRB開始情報(「1000」)であれば、このR
B開始情報はRB回数記録手段53によって累計され、
「RB遊技回数」として格納される。また、RB開始情
報の後に記録されている払出情報は、遊技情報としてR
B終了情報(「1001」)が取得されるまでは、上記
払出枚数とは別に、RB枚数記録手段57によってRB遊
技1回ごとに累計され、「RB払出枚数」として格納さ
れる。
【0107】情報取得手段50によって取得された遊技情
報がBB開始情報(「1010」)であれば、このBB
開始情報はBB回数記録手段54によって累計され、「B
B遊技回数」として格納される。また、BB開始情報の
後に記録されている払出情報は、遊技情報としてBB終
了情報(「1011」)が取得されるまでは、上記払出
枚数とは別に、BB枚数記録手段58によってBB遊技1
回ごとに累計され、「BB払出枚数」として格納され
る。
【0108】情報取得手段50によって取得された遊技情
報がCT開始情報(「1100」)であれば、このCT
開始情報はCT回数記録手段55によって累計され、「C
T遊技回数」として格納される。また、CT開始情報の
後に記録されている払出情報は、遊技情報としてCT終
了情報(「1101」)が取得されるまでは、上記払出
枚数とは別に、CT枚数記録手段59によってCT遊技1
回ごとに累計され、「CT払出枚数」として格納され
る。
【0109】遊技単位記録手段62とは、所定遊技回数ご
とに、払出枚数と投入枚数との差で定義される「獲得枚
数」を累計するとともに、この所定遊技回数ごとにこの
獲得枚数の値を格納する手段をいう。なお、この所定遊
技回数は、遊技者が所定の値を選択又は入力できるよう
にすることもできる。この遊技単位記録手段62は、具体
的には、遊技解析装置40の制御に係るCPUとRAMと
によって実現される。
【0110】枚数単位記録手段63とは、所定投入枚数ご
とに、払出枚数と投入枚数との差で定義される「獲得枚
数」を累計するとともに、この所定遊技回数ごとにこの
獲得枚数の値を格納する手段をいう。なお、この所定遊
技回数は、遊技者が所定の値を選択又は入力できるよう
にすることもできる。この枚数単位記録手段63は、具体
的には、遊技解析装置40の制御に係るCPUとRAMと
によって実現される。
【0111】入力手段43とは、表示手段41に表示された
テンキー上を移動するカーソルを、遊技解析装置40の方
向キー44、決定キー45、取消キー46等(図9参照)によ
り操作することにより数値を入力する装置をいう。金額
記録手段47とは、上記入力手段43により入力された投入
金額を格納する手段をいう。具体的には、遊技解析装置
40のRAMによって実現される。なお、「投入金額」と
は、遊技者が、スロットマシン10における遊技に使用す
るメダルを遊技場から借り受けるために支払う金額のこ
とをいう。
【0112】交換率記録手段48とは、上記入力手段43に
より入力された交換率を格納する手段をいう。具体的に
は、遊技解析装置40のRAMによって実現される。な
お、「交換率」とは、遊技者が獲得したメダルを遊技場
で景品と交換する際の、メダル1枚の価値を金額で示し
た値をいう。収支演算手段64とは、各解析情報並びに上
記投入金額及び交換率から、当該遊技の収支を演算する
手段をいう。具体的には、遊技解析装置40の制御に係る
CPUとRAMとによって実現される。
【0113】表示制御手段42とは、各解析情報を、所定
の形式で表示手段41上に表示させる手段をいう。実際に
は、遊技解析装置40の所定の制御プログラムを実行する
CPUがこの表示制御手段42として機能する。表示手段
41については、上述の通りである。 (フローチャートの説明)図4、図5及び図6に示すフ
ローチャートは、各遊技情報集計のための処理を示す。
以下、これらの図面を参照しつつ、遊技解析装置40にお
ける遊技情報集計について説明する。
【0114】(遊技情報の取得)遊技解析装置40による
遊技情報の解析が開始されると、まず、図4のS100に示
す段階において、各パラメータの初期化が行われる。こ
こで、Bは、BB遊技中の払出枚数集計用のパラメータ
(BBパラメータ)を表す。Rは、RB遊技中の払出枚
数集計用のパラメータ(RBパラメータ)を表す。C
は、CT遊技中の払出枚数集計用のパラメータ(CTパ
ラメータ)を表す。Gは、遊技回数J回(ただし、Jは
自然数)ごとの収支を求めるためのパラメータ(遊技回
数パラメータ)を表す。Mは、メダル投入K枚(ただ
し、Kは自然数)ごとの収支を求めるためのパラメータ
(投入枚数パラメータ)を表す。そして、S101に示す段
階へ進む。
【0115】S101に示す段階においては、情報取得手段
50は、情報記録媒体70に記録された機体情報及びクロッ
ク情報(図2b及びa参照)を取得し、これをそれぞれ
機体情報記録手段60及びクロック情報記録手段61に格納
する(図3参照)。なお、これらの機体情報及びクロッ
ク情報は、後で表示制御手段42により表示手段41上に表
示される。そして、S110へ示す段階へ進む。
【0116】S110に示す段階においては、情報記録媒体
70に、情報取得手段50が取得すべき次の遊技情報が記録
されているか否かが判断される。記録されていなけれ
ば、処理を終了する。一方、記録されていれば、S120に
示す段階へ進む。S120に示す段階においては、情報取得
手段50は、次の遊技情報を取得する。そして、S130に示
す段階へ進む。
【0117】S130に示す段階においては、取得された遊
技情報が投入情報であるか否かが判断される。投入情報
である場合は、S131に示す段階へ進む。一方、投入情報
でない場合は、S140に示す段階へ進む。(投入枚数の加
算)S131に示す段階においては、投入記録手段51は、格
納している投入枚数に1を加算した値を、上書きして格
納する。そして、S132に示す段階へ進む。
【0118】S132に示す段階においては、枚数単位記録
手段63によって、投入枚数パラメータに1が加算され
る。そして、S133に示す段階へ進む。S133に示す段階に
おいては、枚数単位記録手段63によって、投入枚数パラ
メータがKに達したか否かが判断される。達していない
場合は、S110に示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行
される。一方、達している場合は、S134に示す段階へ進
む。
【0119】S134に示す段階においては、投入枚数がK
枚に達した時点における収支である獲得枚数が演算され
る。すなわち、枚数単位記録手段63は、当該時点におけ
る払出枚数を払出記録手段56から取得するとともに、投
入枚数を投入記録手段51から取得する。次いで、枚数単
位記録手段63は、この払出枚数から投入枚数を減じた値
である獲得枚数を演算する。そして、S135に示す段階へ
進む。
【0120】S135に示す段階においては、枚数単位記録
手段63は、上記獲得枚数を格納する。なお、この獲得枚
数は、投入枚数K枚ごとに別個に格納されることとなっ
ている。そして、S136に示す段階へ進む。S136に示す段
階においては、枚数単位記録手段63は、投入枚数パラメ
ータをクリアする。そして、S110に示す段階へ戻り、遊
技情報の取得が続行される。
【0121】(遊技回数の加算)S140に示す段階におい
ては、取得された遊技情報が遊技開始情報であるか否か
が判断される。遊技開始情報でない場合は、S200に示す
段階へ進む。一方、遊技開始情報である場合は、S141に
示す段階へ進む。S141に示す段階においては、遊技記録
手段52は、格納している遊技回数に1を加算した値を、
上書きして格納する。そして、S150に示す段階へ進む。
【0122】S150に示す段階においては、遊技単位記録
手段62によって、遊技回数パラメータに1が加算され
る。そして、S160に示す段階へ進む。S160に示す段階に
おいては、遊技単位記録手段62によって、遊技回数パラ
メータがJに達したか否かが判断される。達していない
場合は、S110に示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行
される。一方、達している場合は、S170に示す段階へ進
む。
【0123】S170に示す段階においては、遊技回数がJ
回に達した時点における収支である獲得枚数が演算され
る。すなわち、遊技単位記録手段62は、当該時点におけ
る払出枚数を払出記録手段56から取得するとともに、投
入枚数を投入記録手段51から取得する。次いで、遊技単
位記録手段62は、この払出枚数から投入枚数を減じた値
である獲得枚数を演算する。そして、S171に示す段階へ
進む。
【0124】S171に示す段階においては、遊技単位記録
手段62は、上記獲得枚数を格納する。なお、この獲得枚
数は、遊技回数J回ごとに別個に格納されることとなっ
ている。そして、S180に示す段階へ進む。S180に示す段
階においては、遊技単位記録手段62は、遊技回数パラメ
ータをクリアする。そして、S110に示す段階へ戻り、遊
技情報の取得が続行される。
【0125】(特別遊技回数及び特定遊技回数の加算)
図5のS200に示す段階においては、取得された遊技情報
がBB開始情報か否かが判断される。BB開始情報であ
れば、S201に示す段階へ進む。一方、BB開始情報でな
ければ、S210に示す段階へ進む。S201に示す段階におい
ては、BB回数記録手段54は、格納しているBB遊技回
数に1を加算した値を、上書きして格納する。そして、
S202に示す段階へ進む。
【0126】S202に示す段階においては、BB枚数記録
手段58は、BBパラメータをセットする。このBBパラ
メータがセットされている状態では、BB払出枚数の加
算が行われることとなる(S311参照)。そして、S110に
示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行される。S210に
示す段階においては、取得された遊技情報がBB終了情
報か否かが判断される。BB終了情報であれば、S211に
示す段階へ進む。一方、BB終了情報でなければ、S220
に示す段階へ進む。
【0127】S211に示す段階においては、BB枚数記録
手段58は、当該時点までに累計されたBB払出枚数(S3
11参照)の値を格納してから、この値をクリアする。そ
して、S212に示す段階へ進む。S212に示す段階において
は、BB枚数記録手段58は、BBパラメータをクリアす
る。このBBパラメータがクリアされている状態では、
BB払出枚数の加算は行われないこととなっている。そ
して、S110に示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行さ
れる。
【0128】S220に示す段階においては、取得された遊
技情報がRB開始情報か否かが判断される。RB開始情
報であれば、S221に進む段階へ進む。一方、RB開始情
報でなければ、S230に示す段階へ進む。S221に示す段階
においては、RB回数記録手段53は、格納しているRB
遊技回数に1を加算した値を、上書きして格納する。そ
して、S222に示す段階へ進む。
【0129】S222に示す段階においては、RB枚数記録
手段57は、RBパラメータをセットする。このRBパラ
メータがセットされている状態では、RB払出枚数の加
算が行われることとなる(S321参照)。そして、S110に
示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行される。S230に
示す段階においては、取得された遊技情報がRB終了情
報か否かが判断される。RB終了情報であれば、S231に
示す段階へ進む。一方、RB終了情報でなければ、S240
に示す段階へ進む。
【0130】S231に示す段階においては、RB枚数記録
手段57は、当該時点までに累計されたRB払出枚数(S3
21参照)の値を格納してから、この値をクリアする。そ
して、S232に示す段階へ進む。S232に示す段階において
は、RB枚数記録手段57は、RBパラメータをクリアす
る。このRBパラメータがクリアされている状態では、
RB払出枚数の加算は行われないこととなっている。そ
して、S110に示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行さ
れる。
【0131】S240に示す段階においては、取得された遊
技情報がCT開始情報か否かが判断される。CT開始情
報であれば、S241に示す段階へ進む。一方、CT開始情
報でなければ、S250に示す段階へ進む。S241に示す段階
においては、CT回数記録手段55は、格納しているCT
遊技回数に1を加算した値を、上書きして格納する。そ
して、S242に示す段階へ進む。
【0132】S242に示す段階においては、CT枚数記録
手段59は、CTパラメータをセットする。このCTパラ
メータがセットされている状態では、CT払出枚数の加
算が行われることとなる(S331参照)。そして、S110に
示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行される。S250に
示す段階においては、取得された遊技情報がCT終了情
報か否かが判断される。CT終了情報であれば、S251に
示す段階へ進む。一方、CT終了情報でなければ、S300
に示す段階へ進む。
【0133】S251に示す段階においては、CT枚数記録
手段59は、当該時点までに累計されたCT払出枚数(S3
31参照)の値を格納してから、この値をクリアする。そ
して、S252に示す段階へ進む。S252に示す段階において
は、CT枚数記録手段59は、CTパラメータをクリアす
る。このCTパラメータがクリアされている状態では、
CT払出枚数の加算は行われないこととなっている。そ
して、S110に示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行さ
れる。
【0134】(払出枚数の加算)図6のS300に示す段階
まで進んできた場合には、取得された遊技情報は払出情
報のはずである。そこで、払出記録手段56は、格納して
いる払出枚数に1を加算した値を、上書きして格納す
る。そして、S310に示す段階へ進む。S310に示す段階に
おいては、BBパラメータがセットされているか否かが
判断される。BBパラメータがセットされている場合
は、S311に示す段階へ進む。一方、BBパラメータがセ
ットされていない場合は、S320に示す段階へ進む。
【0135】S311に示す段階においては、BB枚数記録
手段58は、BB払出枚数に1を加算する。そして、S320
に示す段階へ進む。S320に示す段階においては、RBパ
ラメータがセットされているか否かが判断される。RB
パラメータがセットされている場合は、S321に示す段階
へ進む。一方、RBパラメータがセットされていない場
合は、S330に示す段階へ進む。
【0136】S321に示す段階においては、RB枚数記録
手段57は、RB払出枚数に1を加算する。そして、S110
に示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行される。S330
に示す段階においては、CTパラメータがセットされて
いるか否かが判断される。CTパラメータがセットされ
ている場合は、S331に示す段階へ進む。一方、CTパラ
メータがセットされていない場合は、S110に示す段階へ
戻り、遊技情報の取得が続行される。
【0137】S331に示す段階においては、CT枚数記録
手段59は、CT払出枚数に1を加算する。そして、S110
に示す段階へ戻り、遊技情報の取得が続行される。 (入力手段による入力)全ての遊技情報の取得が済む
と、遊技者は、入力手段43を通じて投入金額及び交換率
を入力することができる。この投入金額は、金額記録手
段47に、また、この交換率は、交換率記録手段48にそれ
ぞれ格納される。
【0138】収支演算手段64は、払出記録手段56から払
出枚数を取得するとともに、投入記録手段51から投入枚
数を取得する。そして、払出枚数から投入枚数を減じた
値を演算する。この値は、最終的に遊技者の手許に残っ
たメダルの枚数である「最終獲得枚数」を表す。したが
って、この値の最小値は0であり、負の値を取ることは
ない。次いで収支演算手段64は、この最終獲得枚数に、
上記交換率記録手段48から取得した交換率を乗じた値を
演算する。この値は、遊技者が当該遊技で得た「粗利
益」となる。したがって、この値は、少なくとも0であ
り、負の値を取ることはない。そして、収支演算手段64
は、この粗利益から、上記金額記録手段47から取得した
投入金額を減じた値を演算する。この値は、遊技者が当
該遊技で得た「純益」となる。この値は、負の値を取る
ことがある。
【0139】上記最終獲得枚数、粗利益及び純益は、解
析情報として、表示制御手段42により表示手段41に表示
される。 (解析情報の表示)全ての遊技情報の解析が終了する
と、表示制御手段42によって、解析情報が表示手段41に
表示される。この場合、遊技者が所望の解析情報のみを
選択して表示することが可能となっている。
【0140】解析情報の表示は、図7Aに示すように数
値をそのまま表示することより行うことができる。ま
た、図7Bに示すように、横軸に遊技回数又は投入枚数
を取って時系列的に獲得枚数をプロットしたグラフとし
て表示することもできる。この場合、この図7Bに示す
ように、RB遊技及びBB遊技並びにCT遊技が発生し
ていた範囲を、背景色を変化させたRB範囲65及びBB
範囲66並びにCT範囲67として表示させることもでき
る。
【0141】更に、図7に示すように、表示手段41の画
面下方に表示した表示切替ボタン68によって、遊技者の
所望の画面表示に切り替えさせることも可能となってい
る。たとえば、図7Aにおいては、方向キー44を操作し
て「グラフ表示」の表示切替ボタン68を選択し、決定キ
ー45でこれを決定することにより、図7Bに示すような
グラフ表示に切り替えることが可能となっている。ま
た、「払出役一覧」の表示切替ボタン68によって、メダ
ルの払い出し役と、その払出枚数とを対応させた表を表
示手段に表示させることもできる。同様に、図7Bに示
すグラフ表示から、「データ一覧」の表示切替ボタン68
によって図7Aのような数値表示に切り替えることが可
能となっている。
【0142】
【発明の効果】上記の構成により、本発明は、以下に記
す効果を奏する。すなわち、本発明のうち、請求項1記
載の発明の説明によると、スロットマシンにおいて、遊
技者が実際に遊技を行っている間のメダルの投入及び払
出に関するデータが、遊技者の解析のために提供可能と
なる。
【0143】また、請求項2記載の発明の説明による
と、請求項1記載の発明の効果に加え、遊技者が実際に
遊技を行っている間の、たとえばビッグボーナスあるい
はレギュラーボーナスといった、特別遊技の発生に関す
るデータが遊技者の解析のために提供可能となる。更
に、請求項3記載の発明の説明によると、請求項1又は
2記載の発明の効果に加え、遊技者が実際に遊技を行っ
ている間の、上記特別遊技以外に、遊技者にとって有利
となるような特定遊技の発生に係るデータが遊技者の解
析のために提供可能となる。
【0144】また、請求項4記載の発明の説明による
と、請求項1、2又は3記載の発明の効果に加え、遊技
者が実際に遊技を行っている間の、個々の遊技の開始に
関するデータが遊技者の解析のために提供可能となる。
加えて、請求項5及び6記載の発明の説明によると、上
記のスロットマシンに係る発明の効果に加え、遊技者
に、遊技解析の参考となる情報を提供することが可能と
なる。
【0145】一方、本発明のうち、請求項7記載の発明
の説明によると、遊技者が実際にスロットマシンで遊技
を行っている間のメダルの投入及び払出に関するデータ
を解析可能な遊技解析装置を提供することが可能とな
る。また、請求項8記載の発明の説明によると、請求項
7記載の発明の効果に加え、前記特別遊技の発生並びに
この特別遊技中のメダルの払出に関するデータを解析可
能な遊技解析装置を提供することが可能となる。
【0146】更に、請求項9記載の発明の説明による
と、請求項7又は8記載の発明の効果に加え、前記特定
遊技の発生並びにこの特定遊技中のメダルの払出に関す
るデータを解析可能な遊技解析装置を提供することが可
能となる。また、請求項10記載の発明の説明による
と、請求項7、8又は9記載の発明の効果に加え、個々
の遊技の開始に関するデータを解析可能な遊技解析装置
を提供することが可能となる。
【0147】更に、請求項11記載の発明の説明による
と、請求項10記載の発明の効果に加え、一定の遊技回
数ごとのメダルの収支を解析可能な遊技解析装置を提供
することが可能となる。また、請求項12記載の発明の
説明によると、請求項7、8、9、10又は11記載の
発明の効果に加え、一定のメダル投入枚数ごとのメダル
の収支を解析可能な遊技解析装置を提供することが可能
となる。
【0148】更に、請求項13記載の発明の説明による
と、請求項7、8、9、10、11又は12記載の発明
の効果に加え、遊技に関する収支を解析可能な遊技解析
装置を提供することが可能となる。加えて、請求項14
及び15記載の発明によると、上記の遊技解析装置に係
る発明の効果に加え、遊技解析の参考となる情報が表示
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスロットマシンの機能ブロック図
である。
【図2】情報記録媒体へ記録される情報の配列例を示す
模式図である。
【図3】本発明に係る遊技解析装置の機能ブロック図で
ある。
【図4】本発明に係る遊技解析装置における遊技情報処
理のフローチャートである。
【図5】本発明に係る遊技解析装置における遊技情報処
理のフローチャートである。
【図6】本発明に係る遊技解析装置における遊技情報処
理のフローチャートである。
【図7】本発明に係る遊技解析装置における解析情報の
出力の例を示す模式図である。
【図8】本発明に係るスロットマシンの外観を示す斜視
図である。
【図9】本発明に係る遊技解析装置の外観を、上方斜視
図(A)及び下方斜視図(B)で示したものである。
【符号の説明】
10 スロットマシン 11 回胴回転装置 12 メダル投入口 13 ベットボタン 14 スタートレバー 15 ストップボタン 16 メダルホッパ 17 精算ボタン 18 メダル払出口 19 表示パネル 20 クレジット表示部 21 ペイアウト表示部 22 スロット 23 確認ランプ 24 イジェクトボタン 25 投入手段 26 開始検出手段 27 払出検出手段 28 情報出力手段 30 CPU 31 RB発信手段 32 BB発信手段 33 CT発信手段 34 情報生成手段 40 遊技解析装置 41 表示手段 42 表示制御手段 43 入力手段 44 方向キー 45 決定キー 46 取消キー 47 金額記録手段 48 交換率記録手段 49 スロット 50 情報取得手段 51 投入記録手段 52 遊技記録手段 53 RB回数記録手段 54 BB回数記録手段 55 CT回数記録手段 56 払出記録手段 57 RB枚数記録手段 58 BB枚数記録手段 59 CT枚数記録手段 60 機体情報記録手段 61 クロック情報記録手段 62 遊技単位記録手段 63 枚数単位記録手段 64 収支演算手段 65 RB範囲 66 BB範囲 67 CT範囲 68 表示切替ボタン 70 情報記録媒体 71 カセット

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の遊技情報を情報記録媒体に記録可
    能なスロットマシンであって、 (イ)メダルの投入に係る投入信号を発信する投入手
    段、 (ロ)複数の図柄を変動表示させる回胴回転装置、 (ハ)上記回胴回転装置に所定の図柄の組合せが表示さ
    れることに基づき、遊技者にメダルを払い出す払出手
    段、 (ニ)上記払出手段によりメダルが払い出されることに
    より、払出信号を発信する払出検出手段、 (ホ)遊技情報として、 (a)上記投入信号の受信により発生する投入情報、及
    び (b)上記払出信号の受信により発生する払出情報を生
    成する情報生成手段、並びに (ヘ)前記情報記録媒体が装着されるとともに、上記情
    報生成手段が生成した各遊技情報をその発生の順番に出
    力してこの情報記録媒体へ記録する情報出力手段を備え
    たことを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 (ト)前記回胴回転装置に所定の図柄の
    組合せが表示されることにより発生する特別遊技の開始
    に係る特別遊技開始信号、及び、この特別遊技の終了に
    係る特別遊技終了信号を出力する特別遊技発信手段を備
    えるとともに、 前記情報生成手段により生成される遊技情報には、 (c)上記特別遊技開始信号の受信により発生する特別
    遊技開始情報、及び (d)上記特別遊技終了信号の受信により発生する特別
    遊技終了情報が含まれることを特徴とする請求項1記載
    のスロットマシン。
  3. 【請求項3】 (チ)所定の条件により発生する特定遊
    技の開始に係る特定遊技開始信号、及び、この特定遊技
    の終了に係る特定遊技終了信号を出力する特定遊技発信
    手段を備えるとともに、 前記情報生成手段により生成される遊技情報には、 (e)上記特定遊技開始信号の受信により発生する特定
    遊技開始情報、及び (f)上記特定遊技終了信号の受信により発生する特定
    遊技終了情報が含まれることを特徴とする請求項1又は
    2記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 (リ)遊技開始手段、及び (ヌ)上記遊技開始手段の作動により、遊技開始信号を
    発信する開始検出手段を備えるとともに、 前記情報生成手段により生成される遊技情報には、 (g)上記遊技開始信号の受信により発生する遊技開始
    情報が含まれることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記情報出力手段により記録される遊技
    情報には、 (h)当該スロットマシンに係る機体情報が含まれるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のスロット
    マシン。
  6. 【請求項6】 前記情報出力手段により記録される遊技
    情報には、 (i)当該遊技情報記録の際のクロック情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のス
    ロットマシン。
  7. 【請求項7】 情報記録媒体に記録された、スロットマ
    シンに係る所定の遊技情報を解析可能な遊技解析装置で
    あって、 (1)表示手段、 (2)遊技情報として、 (a)スロットマシンへのメダルの投入に係る投入情
    報、及び (b)スロットマシンからのメダルの払い出しに係る払
    出情報 が、各遊技情報の発生順に記録された前記情報記録媒体
    が装着され、かつ、これらの遊技情報を当該記録順に取
    得する情報取得手段、 (3)上記情報取得手段により取得された投入情報を累
    計し、投入枚数として格納する投入記録手段、 (4)上記情報取得手段により取得された払出情報を累
    計し、払出枚数として格納する払出記録手段、並びに (5)解析情報として、 (A)上記投入記録手段から取得した投入枚数、及び (B)上記払出記録手段から取得した払出枚数を前記表
    示手段に表示させる表示制御手段を備えたことを特徴と
    する遊技解析装置。
  8. 【請求項8】 前記情報取得手段により取得される遊技
    情報には、 (c)スロットマシンにおける特別遊技の開始に係る特
    別遊技開始情報、及び (d)上記特別遊技の終了に係る特別遊技終了情報が含
    まれ、 (6)上記情報取得手段により取得された特別遊技開始
    情報を累計し、特別遊技回数として格納する特別遊技回
    数記録手段、及び (7)上記遊技情報のうち、一の特別遊技に係る特別遊
    技開始情報から当該特別遊技に係る特別遊技終了情報ま
    での払出枚数を累計し、各々の特別遊技ごとに特別遊技
    払出枚数として格納する特別遊技払出枚数記録手段を備
    えるとともに、 前記表示制御手段により表示される解析情報には、 (C)上記特別遊技回数記録手段から取得した特別遊技
    回数、及び (D)上記特別遊技払出枚数記録手段から取得した各特
    別遊技払出枚数が含まれることを特徴とする請求項7記
    載の遊技解析装置。
  9. 【請求項9】 前記情報取得手段により取得される遊技
    情報には、 (e)スロットマシンにおける特定遊技の開始に係る特
    定遊技開始情報、及び(f)上記特定遊技の終了に係る
    特定遊技終了情報、が含まれ、 (8)上記情報取得手段により取得された特定遊技開始
    情報を累計し、特定遊技回数として格納する特定遊技回
    数記録手段、及び (9)上記遊技情報のうち、一の特定遊技に係る特定遊
    技開始情報から当該特定遊技に係る特定遊技終了情報ま
    での払出枚数を累計し、各々の特定遊技ごとに特定遊技
    払出枚数として格納する特定遊技払出枚数記録手段を備
    えるとともに、 前記表示制御手段により表示される解析情報には、 (E)上記特定遊技回数記録手段から取得した特定遊技
    回数、及び(F)上記特定遊技払出枚数記録手段から取
    得した各特定遊技払出枚数が含まれることを特徴とする
    請求項7又は8記載の遊技解析装置。
  10. 【請求項10】 前記情報取得手段により取得される遊
    技情報には、 (g)スロットマシンの遊技開始手段の作動に係る遊技
    開始情報が含まれ、 (10)上記情報取得手段により取得された遊技開始情
    報を累計し、遊技回数として格納する遊技記録手段を備
    えるとともに、 前記表示制御手段により表示される解析情報には、 (G)上記遊技記録手段から取得した遊技回数が含まれ
    ることを特徴とする請求項7、8又は9記載の遊技解析
    装置。
  11. 【請求項11】 (11)一定遊技回数ごとに、払出枚
    数と投入枚数との差で定義される獲得枚数をそれぞれ格
    納する遊技単位記録手段を備えるとともに、 前記表示制御手段は、上記遊技単位記録手段から取得し
    た各獲得枚数を上記一定遊技回数ごとに表示手段に表示
    可能に形成されていることを特徴とする請求項10記載
    の遊技解析装置。
  12. 【請求項12】 (12)一定投入枚数ごとに、払出枚
    数と投入枚数との差で定義される獲得枚数をそれぞれ格
    納する枚数単位記録手段を備えるとともに、 前記表示制御手段は、上記枚数単位記録手段から取得し
    た各獲得枚数を上記一定投入枚数ごとに表示手段に表示
    可能に形成されていることを特徴とする請求項7、8、
    9、10又は11記載の遊技解析装置。
  13. 【請求項13】 (13)入力手段を備え、 (14)上記入力手段から入力された、遊技メダル借り
    受けに係る投入金額を格納する金額記録手段、 (15)上記入力手段から入力された交換率を格納する
    交換率記録手段、並びに (16)前記投入枚数及び払出枚数並びに上記投入金額
    及び交換率を用いて、当該遊技における収支を演算する
    収支演算手段を備えるとともに、前記表示制御手段によ
    り表示される解析情報には、 (H)上記収支演算手段による当該遊技における収支が
    含まれることを特徴とする請求項7、8、9、10、1
    1又は12記載の遊技解析装置。
  14. 【請求項14】 前記情報取得手段により取得される遊
    技情報には、 (h)当該スロットマシンに係る機体情報が含まれると
    ともに、 前記表示制御手段により表示される解析情報には、 (I)上記情報取得手段により取得された機体情報が含
    まれることを特徴とする請求項7、8、9、10、1
    1、12又は13記載の遊技解析装置。
  15. 【請求項15】 前記情報取得手段により取得される遊
    技情報には、 (i)当該遊技情報記録の際のクロック情報が含まれる
    とともに、 前記表示制御手段により表示される解析情報には、 (J)上記情報取得手段により取得されたクロック情報
    が含まれることを特徴とする請求項7、8、9、10、
    11、12、13又は14記載の遊技解析装置。
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