JP2001309843A - 簡易裏張り加工カーペット - Google Patents

簡易裏張り加工カーペット

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JP2001309843A
JP2001309843A JP2000130890A JP2000130890A JP2001309843A JP 2001309843 A JP2001309843 A JP 2001309843A JP 2000130890 A JP2000130890 A JP 2000130890A JP 2000130890 A JP2000130890 A JP 2000130890A JP 2001309843 A JP2001309843 A JP 2001309843A
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JP
Japan
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carpet
fabric
resin
woven
width
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Withdrawn
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JP2000130890A
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Tetsuo Nakagawa
哲男 中川
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次基布張り合わせなしで、ポリッシャー仕
上げ後生じる歪みがない加工生産性に優れるカーペット
が得られる他、ウォッシャブル性等の使い勝手及び経済
性に優れるカーペットを提供する。 【解決手段】 裏面の四方を5〜20cm幅の補強材で
裏打ちされ、四方の補強材を2.5〜5cm幅で縫製に
より固定されてなる簡易裏張り加工カーペット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭における
居間・寝室・子供部屋の畳敷及びフローリング床等で使
用されるクッション性付与、保温、消音等の目的で用い
られる一般家庭用カーペットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭で使用されるカーペットはパイ
ル糸を使用、パイル糸を合成繊維及びそれらを混紡して
なる一次基布と呼ばれる織物及び不織布にタフト機でタ
フトしたタフトカーペットのほか、パイル糸をウイルト
ン織機に代表される柄出し可能な織機で織られた織カー
ペットが最も多く用いられている。更に最近では、使用
時の肌触りの良さからパイル糸をダブルラッセル編機で
編立た布地、一般にはマイヤー布地と呼ばれる(以下マ
イヤー布地と呼ぶ)ものをプリント等の染色を施した
後、パイル糸を開毛(以下レージングと呼ぶ)後ポリッ
シャー、シャーリング機で仕上げしたマイヤーポリッシ
ャーカーペットが電気カーペットを中心に使用されて来
ている。
【0003】これらカーペットに於いては、パイル糸の
抜け防止、使用時の使い勝手から硬度・重量が要求さ
れ、歪み・折り曲がりを防止する目的から裏面全体にス
チレンブタジエンラバー等のラテックス・合成樹脂で裏
打ちされる。タフトカーペットに於いてはジュートで折
られた二次基布と呼ばれる布をラテックスで張り合わ
せ、マイヤーポリッシュカーペットでは合成繊維製の不
織布をラテックス・合成樹脂にて張り合わせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】織機で織られた織カー
ペット及びマイヤー布地を使用したマイヤーカーペット
の、パイル糸をレージング後ポリッシャー、シャーリン
グ機で仕上げるポリッシャーカーペットにおいて、裏面
全面へのラテックス、合成樹脂の裏打ち及びジュート、
不織布等の二次基布張り合わせなしで、経済性に優れ、
ポリッシャー仕上げ後生じる歪みを防止し、ウォッシャ
ブル性等使い勝手、加工生産性に優れる簡易裏張り加工
ポリッシャーカーペットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、裏面の四
方を5〜20cm幅の補強材で裏打ちされ、四方の補強
材を2.5〜5cm幅で縫製により固定されてなること
を特徴とする簡易裏張り加工カーペットである。そして
具体的には、補強材が、高強力で高密度の織編物又は不
織布であることを特徴とする上記記載の簡易裏張り加工
カーペット、補強材が、樹脂をコーティングされてなる
ことを特徴とする上記記載の簡易裏張り加工カーペッ
ト、及び樹脂が、滑り止め性能を有する樹脂であること
を特徴とする上記記載の簡易裏張り加工カーペットであ
る。
【0006】糸、綿状で先染した後編織された仕上げ前
原反及び生地糸を編織機プリント等の染色を施した染色
反物に対しレーシング、ポリッシャー、シャーリング機
用い、それらを組み合わせて仕上げした仕上げ反に、裏
面の四方を5〜15cm幅の高強力で高密度の織編物又
は不織布及び樹脂をコーティングした織物・編物又は不
織布の補強材で補強し四方の補強部を表から2.5〜5
cm幅でミシン縫製により縫製固定される簡易裏張り加
工することにより達成することができる。
【0007】織カーペット及びマイヤー布地を使用した
カーペットの場合、実際の使用時パイル糸が抜けること
は無い。理由は、パイル糸が別の地糸で編織組織により
強固に固定されていることに依る。このため、該カーペ
ットの裏張り加工は仕上げ後地組織に対しパイル側が勝
ることからくる反帰り歪みの防止、地組織の歪み防止、
滑り・移動防止等の使い勝手の改善を目的に行われてい
る。他方、ウォールツゥウォールカーペットでは全体を
洗濯することはないが、該当カーペットは比較的小型の
ピースカーペット・センターラグとして使用されウォッ
シャブル性が要求される。このためウォールツゥウォー
ルのタフトカーペットの様な裏張り加工は不適正であ
る。更に、織カーペット及びマイヤー布地カーペット共
パイル糸が編織地組織に組み込まれており裏面は美しく
美的性からも全面に裏張り加工する必要性はない。
【0008】以下に図1記載の内容に従い本発明を述べ
る。図1は本発明にかかわるポリッシャーカーペットの
カーペット四辺の一辺を横断面図示したものである。
【0009】補強材はパイル部表面から連続して裏面に
カーペット端部を包む様に用いる。パイル部表面の幅は
1〜3cmが良く、裏面幅は5〜20cm好ましくは5
〜15cmが良い。5cm未満では歪み、使用時の折り
曲がりの防止効果に劣り、20cmを越えると経済性に
劣る。
【0010】裏面の補強材は5〜20cmの幅がありカ
ーペットと解離するためミシンにて表面より押さえ縫製
する必要がある。幅は2.5〜5cmで2〜4本本縫い
する。
【0011】用いる補強材はポリッシャー仕上げ後生じ
る歪み、使用時の折り曲がり防止が出来る硬度を持つ高
強力で高密度の織編物又は不織布及び樹脂をコーティン
グした織物・編物又は不織布を用いる。滑り止め性能を
付与するため、コーティングした織物・編物・不織布を
用いる場合は、コーティング剤としてポリ塩化ビニール
系樹脂、ポリウレタン系樹脂及びポリアクリル酸系樹脂
等を用いる。
【0012】
【実施例】パイル糸として、非収縮扁平断面を持つアク
リル短繊維の太さが5デニール、バリアブル繊維長のも
のが重量比60%、熱水収縮25%で丸断面のアクリル
短繊維の太さが5デニール、バリアブル繊維長のものが
重量比40%、紡績時混綿された紡績糸<東洋紡績株式
会社製 タイプ「エクスラン」>を用い、地組織用とし
て150デニール48フィラメント数のマルチポリエス
テルフィラメント<東洋紡績(株)製>を用いダブルラ
ッセル経編機(通常カールマイヤー編機<西独、カール
マイヤー社製>と呼ばれる)で編立て後、パイル部中央
部をカットし片面にパイル糸を持つ経編マイヤー布地を
得た。
【0013】マイヤー布地生織をパット・マングル浸漬
後蒸熱する連続無地染色機を用いカチオン染料による常
法によりグレー色相に染色、柔軟処理し2m幅の目付1
000g/m2の染色原反を得た。その後、染色原反を
仕上げ機のレージング機、ポリッシャー機、シャーリン
グ機を組み合わせ用い、2m幅のパイル長12mm、目
付1000g/m2のポリッシャー仕上げ反を得た。
【0014】該仕上げ反はポリッシャー仕上げにより、
染色原反よりパイル嵩高性が増大、地組織がその嵩高性
の増大に負け幅両端に反返りの歪みが生じている。又2
X2mサイズの製品に縫製するため、2m長さに裁断し
たところ幅同様長さ両端も反返りの歪み生じた。
【0015】2X2mサイズの裁断反に、ポリエステル
/コットン、50/50%混紡の300g/m2目付の
平織<市販品>品に発泡ポリアクリル酸系樹脂<大日本
印刷株式会社>を厚さ2mm、目付150g/m2に塗
布した滑り止め性能を持つコーティング補強材を補強材
として用い、図1に示す方法の四方を15cm幅で裏打
ち補強し、四方の補強材を5cm幅で表からミシン縫製
により固定製品化した。得られたポリッシャーカーペッ
トは仕上げ後生じていた反返り歪みが修正された、滑り
止め機能を持つ敷感・使い勝手に優れるポリッシャーカ
ーペットであった。
【0016】
【発明の効果】本発明を織カーペット及びマイヤー布地
を使用したカーペットのパイル糸をレージング後ポリッ
シャー、シャーリング機で仕上げるポリッシャーカーペ
ットに実施した場合、従来カーペットで実施されている
裏面全面へのラテックス・合成樹脂の裏打ち及びジュー
ト・不織布等の二次基布張り合わせなしで、ポリッシャ
ー仕上げ後生じる歪みがない加工生産性に優れるカーペ
ットが得られる他、ウォッシャブル性等の使い勝手及び
経済性に優れるカーペットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかわるポリッシャーカーペットの
横断面図。
【符号の説明】
(1)カーペットのパイル部分(表面) (2)カーペットの地組織部分(裏面) (3)補強材 (4)ミシン縫製固定部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面の四方を5〜20cm幅の補強材で
    裏打ちされ、四方の補強材を2.5〜5cm幅で縫製に
    より固定されてなることを特徴とする簡易裏張り加工カ
    ーペット。
  2. 【請求項2】 補強材が、高強力で高密度の織編物又は
    不織布であることを特徴とする請求項1記載の簡易裏張
    り加工カーペット。
  3. 【請求項3】 補強材が、樹脂をコーティングされてな
    ることを特徴とする請求項1記載の簡易裏張り加工カー
    ペット。
  4. 【請求項4】 樹脂が、滑り止め性能を有する樹脂であ
    ることを特徴とする請求項3記載の簡易裏張り加工カー
    ペット。
JP2000130890A 2000-04-28 2000-04-28 簡易裏張り加工カーペット Withdrawn JP2001309843A (ja)

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JP2000130890A JP2001309843A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 簡易裏張り加工カーペット

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Publications (1)

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JP2001309843A true JP2001309843A (ja) 2001-11-06

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ID=18639891

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006218090A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Eidai Kako Kk マット
JP2013052198A (ja) * 2011-09-08 2013-03-21 Oyama Kk 工作用マット

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Effective date: 20070410

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