JP2001309615A - ブラシ付きモータ - Google Patents

ブラシ付きモータ

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JP2001309615A
JP2001309615A JP2000122204A JP2000122204A JP2001309615A JP 2001309615 A JP2001309615 A JP 2001309615A JP 2000122204 A JP2000122204 A JP 2000122204A JP 2000122204 A JP2000122204 A JP 2000122204A JP 2001309615 A JP2001309615 A JP 2001309615A
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motor
brush holder
holder
holding portion
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Yasuhiro Imagawa
安浩 今川
Masahiro Sekimoto
雅広 関本
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Canon Inc
Canon Precision Inc
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Canon Inc
Canon Precision Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータ駆動時にブラシの先端が回転方向に大き
く振られるという挙動を抑えてブラシ先端の振れを減少
させ、高速化・高出力化を伴う場合でもブラシと整流子
との摺動音を小さくし、モータの騒音及び振動を軽減す
る。 【構成】ブラシホルダ12のブラシ保持部14にブラシ
ホルダの長さ方向に沿って形成された補強用リブを設け
たり、前記ブラシ保持部14にブラシホルダの長さ方向
に延びる延長部24、34を設けてこれを折り曲げて2
つ折りの二重構造とすることにより、ブラシホルダ12
の弾性係数を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ軸とともに
回転する整流子にブラシを所定の弾性力で圧接させるた
めのブラシホルダを有するブラシ付きモータに関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシ付きモータは、一般に、モータケ
ース側にマグネットを固定し、モータケースに回転自在
に軸支されたモータ軸にロータコア及び整流子を固定
し、モータケース側に取り付けられたブラシホルダによ
りブラシを前記該整流子に所定の弾性力で圧接し、前記
ロータコアに巻回されたコイルに通電したときの該ロー
タコアと前記マグネットとの間の磁気作用により発生す
る回転トルクを前記モータ軸から取り出すように構成さ
れている。
【0003】この種のブラシ付きモータでは、モータ軸
に設けられた整流子の周面にブラシホルダ(例えば、板
ばねで形成される部材)のばね弾性力によりブラシを圧
接させるブラシ機構が使用されている。図18はこの種
のブラシ機構の従来例を示す模式的斜視図であり、図1
9は図18のブラシ機構をブラシ付きモータに取り付け
た状態を示す模式的正面図である。図18及び図19に
おいて、板状の弾性材で形成された2個のブラシホルダ
ー81は、それぞれの取付け部分82でモータケース
(そのエンドブラケット)のブラシホルダ固定部83に
取り付けられており、該ブラシホルダ81の先端部分
(ブラシ保持部)84にブラシ85が支持されている。
なお、86は各ブラシホルダ81のばね部分87に固着
された防振ゴムである。このようなブラシ機構は、ブラ
シ85とブラシホルダ81と防振ゴム86の3部品から
成っており、モータ軸上の整流子(コンミュテータ)8
8にブラシ85を所定の弾性力で圧接している。
【0004】前述のブラシ付きモータにあっては、モー
タの高速化・高出力化に伴い、モータの駆動時に整流子
88とブラシ85との摺動部に発生する騒音が大きな問
題となっている。そこで、モータ騒音の主原因の1つで
ある整流子(コンミュテータ)88とブラシ85との接
触音を低減するために、モータ駆動時のブラシ85の挙
動を抑制する手段について種々の提案がなされている。
その一つがブラシホルダ81のばね部分87に接着等で
固着された前述の防振ゴム86である。
【0005】すなわち、モータが駆動されると、整流子
88の回転に伴ってブラシ85の先端がモータ回転方向
に大きく振られる可能性があり、そのような大きく振ら
れる挙動を抑制するために上記防振ゴム86が使用され
ている。つまり、ブラシ85の先端がモータ回転方向に
大きく振られる挙動を抑制するために、防振ゴム86の
材質や厚み並びにブラシ85の材質等を調整することに
より該ブラシ85が過度に変位する挙動を抑える手法が
採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、ブラシ85は整
流子88との接触圧が所定値以下になると電気的にアー
クが発生しやすくなり、ブラシ85及び整流子(コンミ
ュテータ)88が劣化して導通不良の原因となることか
ら、ブラシ85の接触圧を適度の値に管理する必要があ
る。そのため、高速回転ではブラシ85の機械的摩耗が
大きくなることは避けられず、これに対処する一つの方
法として、ブラシ85の摺擦方向長さを長めにすること
が行われている。
【0007】しかしながら、ブラシ85の摺擦方向長さ
を長めにすると、ブラシ先端部は整流子(コンミュテー
タ)の回転方向に大きく振られやすくなり、そのために
ブラシ85と整流子(コンミュテータ)88との摺動音
が大きくなり、モータ騒音が増加するという不都合が生
じる。つまり、図18及び図19に示すような従来のブ
ラシ機構にあっては、ブラシ81の先端がモータ回転方
向に大きく振られる挙動を十分に抑制することができ
ず、そのため、モータの高速化・高出力化に伴いモータ
駆動時に振動・騒音が発生するという不都合がある。そ
のため、高速化・高出力化に伴って整流子(コンミュテ
ータ)88とブラシ85との摺擦(接触)がより頻繁に
起こることになり、ブラシ85の先端が回転方向に大き
く振られるという挙動が一層頻繁にしかも過度に発生
し、その挙動が従来より大きく不安定になり、駆動時に
おける騒音が大きくなってしまうことになる。
【0008】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、モータ駆動時にブ
ラシの先端が回転方向に大きく振られるという挙動を抑
えてブラシ先端の振れを減少させ、高速化・高出力化を
伴う場合でもモータ駆動時におけるブラシと整流子との
摺動音を小さくすることで、モータの騒音及び振動を軽
減することが可能なブラシ付きモータを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
上記目的を達成するため、モータ軸とともに回転する整
流子にブラシを所定の弾性力で圧接させるためのブラシ
ホルダを有するブラシ付きモータにおいて、前記ブラシ
ホルダのブラシ保持部に該ブラシホルダの長さ方向に延
びる補強用リブを設けることで該ブラシホルダの弾性係
数を高めることを特徴とする。請求項2の発明によれ
ば、上記請求項1の構成に加えて、前記ブラシ保持部の
両辺に前記補強用リブと平行に延びる返り部を設ける構
成とすることにより、一層効率よく上記目的を達成する
ものである。
【0010】請求項3の発明は、上記目的を達成するた
め、モータ軸とともに回転する整流子にブラシを所定の
弾性力で圧接させるためのブラシホルダを有するブラシ
付きモータにおいて、前記ブラシホルダのブラシ保持部
に該ブラシホルダの長さ方向に延びる延長部を設け、該
延長部を折り曲げて2つ折りの二重構造とすることを特
徴とする。請求項4及び5の発明は、上記請求項3の構
成に加えて、前記ブラシ保持部の両辺に前記ブラシホル
ダの長さ方向に延びる返り部を設ける構成、あるいは、
前記折り曲げ部の両辺にも前記ブラシホルダの長さ方向
に延びる返り部を設け、該折り曲げ部の返り部を前記ブ
ラシ保持部の返り部と重ね合わせた状態で2つ折りする
構成とすることにより、一層効率よく上記目的を達成す
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。図1は本発明を適用する
のに好適なブラシ付きモータの一実施例を示す模式的縦
断面図であり、図2は図1中の線2−2からエンドブラ
ケットの方向を見た横断面図である。図1及び図2にお
いて、一端開放のカップ状をしたモータケース1と該モ
ータケースの開放端面に固着されたエンドブラケット2
によりモータ外枠が構成されている。このモータ外枠
(モータケースと称することもある)1、2の内部に
は、ベアリング3、4を介してモータ軸5が回転自在に
軸支されている。
【0012】前記モータ軸5にはコイル(巻線)6が巻
回されたロータコア7が固定されている。一方、前記モ
ータケース1の内周面にはマグネット8が固定されてい
る。また、前記モータ軸5の前記エンドブラケット2寄
りの位置には整流子(コンミュテータ)10が固定され
ている。図1及び図2において、前記モータ外枠(モー
タケース)の一部を形成するエンドブラケット2の内面
の直径方向に相対向する位置にブラシホルダ固定部1
1、11が設けられ、これらのブラシホルダ固定部には
板材(板ばね)から成るブラシホルダ12、12が取り
付けられている。各ブラシホルダ12はその基部に形成
された取付け部13を前記ブラシホルダ固定部11に固
定することにより取り付けられている。そして、各ブラ
シホルダ12の先端部(ブラシ保持部)14にブラシ1
5が固定されている。
【0013】前記一対のブラシ15、15は、それぞれ
のブラシホルダ12、12のばね弾性力により、前記整
流子10の外周面に所定の圧力で接触(圧接)されてい
る。図示の例では、各ブラシホルダ12の腕部(ばね
部)16にはモータ駆動時の振動・騒音を低減するため
の防振ゴム17が接着等で固着されている。そして、各
ブラシホルダ12の前記ブラシホルダ固定部11への取
付け部13は端子板18に接合された状態で共締めによ
り固定されており、各端子板18からはリード線(不図
示)が引き出されている。
【0014】以上により、本発明の適用対象であるブラ
シ付きモータ、すなわち、モータ軸5とともに回転する
整流子10にブラシ15を所定の弾性力で圧接させるた
めのブラシホルダ12を有するブラシ付きモータが構成
されている。そこで、本発明によるブラシ付きモータに
あっては、ブラシホルダ12のブラシ保持部14の長さ
方向の曲げ剛性を高めることにより、モータ駆動時のブ
ラシ15の根元の動きを抑え、高速回転時や高出力時で
も該ブラシ15の先端部の整流子(コンミュテータ)回
転方向の振れを十分に小さくして騒音及び振動を低減で
きるように構成されている。
【0015】図3は本発明を適用したブラシ付きモータ
のブラシホルダの第1実施例を示す模式的斜視図であ
り、図4は図3のブラシホルダのブラシ保持部の模式的
側面図であり、図5は図4中の線5−5に沿った断面図
であり、図6は図4中の線6−6に沿った断面図であ
り、図7は図4中の線7−7に沿った断面図である。図
4〜図7において、板状の弾性部材(例えば、燐青銅等
のばね用板材)から成るブラシホルダ12には取付け部
13とブラシ保持部14と腕部(中間のばね部)16と
が形成されている。前記ブラシ保持部14の中央部に
は、ブラシ15を嵌合保持するための開口21が形成さ
れている。
【0016】そこで、前記ブラシ保持部14の前記開口
21を除く板状の領域には、ブラシホルダ12の長さ方
向に延びる補強用リブ22が形成されている。図示の例
では、前記補強用リブ22は、所定間隔をもって平行に
配置された2本のリブで構成され、各リブの断面は下方
へ突出したV字状の形状にされている。また、前記ブラ
シ保持部14の両辺には、前記補強用リブ22と略平行
に延びる返り部23、23が形成されている。図示の例
では各返り部23は上側へ曲げて形成されている。
【0017】図4〜図7の第1実施例によれば、ブラシ
ホルダ12のブラシ保持部14に該ブラシホルダの長さ
方向に延びる補強用リブ22を設けたので、該ブラシホ
ルダの該ブラシ保持部14及びその周辺における整流子
10の回転方向の曲げ剛性(曲げ弾性係数)が高められ
ることから、モータ駆動時にブラシ15の先端が回転方
向に大きく振られるという挙動を抑えてブラシ先端の振
れを減少させ、高速化・高出力化を伴う場合でもモータ
駆動時におけるブラシ15と整流子10との摺動音を小
さくすることで、モータの騒音及び振動を軽減すること
が可能なブラシ付きモータが提供される。
【0018】さらに、前記ブラシ保持部14の両辺に前
記返り部23、23を形成したので、該ブラシ保持部1
4における整流子10回転方向の曲げ剛性(曲げ弾性係
数)を一層高めることができ、一層効率よく上記効果を
達成することができる。なお、図示の実施例では2本の
断面V字状のリブ22を設ける場合を例示したが、この
リブの断面形状はU字状、凹状などその他の形状に適宜
選定できるものであり、前記リブの本数も1本、あるい
は3本以上の任意の数に選定できるものである。また、
前記補強用リブは、前述のような溝形状に限定されるも
のではなく、例えば、線部材もしくと帯状部材を接着、
溶着、溶接等で固着したビード状のリブで構成するな
ど、ブラシ保持部14の剛性を高め得るリブであれば、
種々のその他の構造にしてよい。
【0019】図8は本発明を適用したブラシ付きモータ
のブラシホルダの第2実施例を示す模式的斜視図であ
り、図9は図8のブラシホルダのブラシ保持部の模式的
側面図であり、図10は図9中の線10−10に沿った
断面図であり、図11は図9中の線11−11に沿った
断面図であり、図12は図8中のブラシホルダのブラシ
保持部の展開図である。図8〜図12において、板状の
弾性部材(例えば、燐青銅等のばね用板材)から成るブ
ラシホルダ12には取付け部13とブラシ保持部14と
腕部(中間のばね部)16とが形成されている。前記ブ
ラシ保持部14の中央部には、ブラシ15を嵌合保持す
るための開口21が形成されている。
【0020】そこで、前記ブラシホルダ12のブラシ保
持部14に該ブラシホルダの長さ方向に延びる延長部2
4が設けられ、該延長部24を折り曲げて2つ折りする
ことによりブラシ保持部14は折り曲げ部との二重構造
となっている。前記延長部24には、前記ブラシ保持部
14に形成された開口21と略同じ寸法形状を有すると
ともに、折り曲げて2つ折りにしたときに該開口21と
重なり合うように配置された開口26が形成されてい
る。なお、図12中の線25は上記延長部24を2つ折
りする際の折り曲げ線(折り曲げ先端部、折り曲げ頂点
部)を示す。前記ブラシ保持部14の両辺には、前述の
第1実施例の場合と同様に、ブラシホルダ12の長さ方
向に延在し上側へ曲げて形成された返り部23、23が
設けられている。また、前記延長部24の全体形状は、
図8〜図12に示す実施例では、前記ブラシ保持部14
の平面領域(両辺の返り部23の立ち上がり範囲を除く
領域)と略同じ形状寸法になっている。
【0021】図8〜図12の第2実施例によれば、ブラ
シホルダ12のブラシ保持部14に該ブラシホルダの長
さ方向に延びる延長部24を設け、該延長部24を折り
曲げてブラシ保持部14を2つ折りの二重構造としたの
で、該ブラシホルダ12のブラシ保持部14及びその周
辺における整流子10の回転方向の曲げ剛性(曲げ弾性
係数)が高められる。そのため、本実施例によっても、
前述の第1実施例の場合と同様、モータ駆動時にブラシ
15の先端が回転方向に大きく振られるという挙動を抑
えてブラシ先端の振れを減少させ、高速化・高出力化を
伴う場合でもモータ駆動時におけるブラシ15と整流子
10との摺動音を小さくすることで、モータの騒音及び
振動を軽減することが可能なブラシ付きモータが提供さ
れる。さらに、前記ブラシ保持部14の両辺に前記返り
部23、23を形成したので、該ブラシ保持部14にお
ける整流子10回転方向の曲げ剛性(曲げ弾性係数)を
一層高めることができ、一層効率よく上記効果を達成す
ることができる。
【0022】図13は本発明を適用したブラシ付きモー
タのブラシホルダの第3実施例を示す模式的斜視図であ
り、図14は図13のブラシホルダのブラシ保持部の模
式的側面図であり、図15は図14中の線15−15に
沿った断面図であり、図16は図14中の線16−16
に沿った断面図であり、図17は図13中のブラシホル
ダのブラシ保持部の展開図である。本実施例は、図8〜
図12に示した第2実施例において、折り曲げ部(2つ
折り部)の両辺にもブラシホルダ12の長さ方向に延び
る返り部を設け、該折り曲げ部の返り部をブラシ保持部
14の返り部23と重ね合わせた状態で2つ折りするよ
うに構成したものである。
【0023】すなわち、図13〜図17において、板状
の弾性部材(例えば、燐青銅等のばね用板材)から成る
ブラシホルダ12には取付け部13とブラシ保持部14
と腕部(中間のばね部)16とが形成されており、前記
ブラシ保持部14の中央部にはブラシ15を嵌合保持す
るための開口21が形成されている。
【0024】そこで、前記ブラシ保持部14には、ブラ
シホルダの長さ方向に延びる延長部34が設けられ、該
延長部34を折り曲げて2つ折りすることによりブラシ
保持部14は二重構造となっている。前記延長部34に
は、前記ブラシ保持部14に形成された開口21と略同
じ寸法形状を有し折り曲げて2つ折り状態したときに該
開口21と重なり合う開口26が形成されている。な
お、図17中の線35は上記延長部34を折り曲げる際
の折り曲げ線(折り曲げ先端部、折り曲げ頂点部)を示
す。前記ブラシ保持部14の両辺には、前述の各実施例
の場合と同様に、ブラシホルダ12の長さ方向に延在し
上側へ曲げて形成された返り部23、23が設けられて
いる。
【0025】図13〜図17に示す実施例では、前記延
長部34の全体形状は、前記ブラシ保持部14の内側面
(上面を含む)の全領域と略重なり合う形状寸法を有し
ている。つまり、前記延長部34の両辺にも、ブラシホ
ルダ12の長さ方向に延在し上側へ曲げて形成された返
り部36、36が設けられており、延長部34を折り曲
げ線35から折り曲げてブラシ保持部14を2つ折りの
二重構造にしたときに該返り部36、36が該ブラシ保
持部の返り部23、23の内面に重なり合うように構成
されている。
【0026】図13〜図17の第3実施例によれば、ブ
ラシ保持部14の延長部34を折り曲げて該ブラシ保持
部を2つ折りの二重構造としたので、前述の第2実施例
の場合と同様、ブラシ保持部14及びその周辺における
整流子10の回転方向の曲げ剛性(曲げ弾性係数)が高
められ、それによって、モータ駆動時にブラシ15の先
端が回転方向に大きく振られるという挙動を抑えてブラ
シ先端の振れを減少させ、高速化・高出力化を伴う場合
でもモータ駆動時におけるブラシ15と整流子10との
摺動音を小さくすることで、モータの騒音及び振動を軽
減することが可能になる。
【0027】さらに、図13〜図17の第3実施例で
は、前記延長部34を2つ折りして形成される折り曲げ
部の両辺にもブラシホルダ12の長さ方向に沿って形成
される返り部36、36を設けるとともに、これらの返
り部36、36をブラシ保持部14の返り部23、23
と重ね合わせるようにしたので、ブラシ保持部14にお
ける整流子10回転方向の曲げ剛性(曲げ弾性係数)を
さらに高めることができ、一層効率よく上記効果を達成
することができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
(請求項1)によれば、モータ軸とともに回転する整流
子にブラシを所定の弾性力で圧接させるためのブラシホ
ルダを有するブラシ付きモータにおいて、前記ブラシホ
ルダのブラシ保持部に該ブラシホルダの長さ方向に延び
る補強用リブを設けることで該ブラシホルダの弾性係数
を高める構成としたので、モータ駆動時にブラシの先端
が回転方向に大きく振られるという挙動を抑えてブラシ
先端の振れを減少させ、高速化・高出力化を伴う場合で
もモータ駆動時におけるブラシと整流子との摺動音を小
さくすることで、モータの騒音及び振動を軽減すること
が可能なブラシ付きモータが提供される。
【0029】請求項3の発明によれば、モータ軸ととも
に回転する整流子にブラシを所定の弾性力で圧接させる
ためのブラシホルダを有するブラシ付きモータにおい
て、前記ブラシホルダのブラシ保持部に該ブラシホルダ
の長さ方向に延びる延長部を設け、該延長部を折り曲げ
て2つ折りの二重構造とする構成としたので、モータ駆
動時にブラシの先端が回転方向に大きく振られるという
挙動を抑えてブラシ先端の振れを減少させ、高速化・高
出力化を伴う場合でもモータ駆動時におけるブラシと整
流子との摺動音を小さくすることで、モータの騒音及び
振動を軽減することが可能なブラシ付きモータが提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するのに好適なブラシ付きモータ
の一実施例を示す模式的縦断面図である。
【図2】図1中の線2−2からエンドブラケットの方向
を見た横断面図である。
【図3】本発明を適用したブラシ付きモータのブラシホ
ルダの第1実施例を示す模式的斜視図である。
【図4】図3のブラシホルダのブラシ保持部の模式的側
面図である。
【図5】図4中の線5−5に沿った断面図である。
【図6】図4中の線6−6に沿った断面図である。
【図7】図4中の線7−7に沿った断面図である。
【図8】本発明を適用したブラシ付きモータのブラシホ
ルダの第2実施例を示す模式的斜視図である。
【図9】図8のブラシホルダのブラシ保持部の模式的側
面図である。
【図10】図9中の線10−10に沿った断面図であ
る。
【図11】図9中の線11−11に沿った断面図であ
る。
【図12】図8中のブラシホルダのブラシ保持部の展開
図である。
【図13】本発明を適用したブラシ付きモータのブラシ
ホルダの第3実施例を示す模式的斜視図である。
【図14】図13のブラシホルダのブラシ保持部の模式
的側面図である。
【図15】図14中の線15−15に沿った断面図であ
る。
【図16】図14中の線16−16に沿った断面図であ
る。
【図17】図13中のブラシホルダのブラシ保持部の展
開図である。
【図18】ブラシ付きモータのブラシホルダの従来例を
示す模式的斜視図である。
【図19】図18のブラシホルダをブラシ付きモータに
取り付けた状態を示す模式的正面図である。
【符号の説明】 1 モータケース 2 エンドブラケット 5 モータ軸 6 コイル(巻線) 7 ロータコア 8 マグネット 10 整流子(コンミュテータ) 11 ブラシホルダ固定部 12 ブラシホルダ 13 取付け部 14 ブラシ保持部 15 ブラシ 16 腕部(ばね部) 17 防振ゴム 21 開口 22 補強用リブ 23 返り部 24 延長部 25 折り曲げ線 26 開口 34 延長部 35 折り曲げ線 36 返り部
フロントページの続き (72)発明者 関本 雅広 東京都目黒区中根2丁目4番19号 キヤノ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 5H613 AA03 BB26 GA15 GA16 GB01 GB18 KK01 KK06 PP03 SS06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ軸とともに回転する整流子にブ
    ラシを所定の弾性力で圧接させるためのブラシホルダを
    有するブラシ付きモータにおいて、 前記ブラシホルダのブラシ保持部に該ブラシホルダの長
    さ方向に延びる補強用リブを設けることで該ブラシホル
    ダの弾性係数を高めることを特徴とするブラシ付きモー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記ブラシ保持部の両辺に前記補強用
    リブと平行に延びる返り部を設けることを特徴とする請
    求項1に記載のブラシ付きモータ。
  3. 【請求項3】 モータ軸とともに回転する整流子にブ
    ラシを所定の弾性力で圧接させるためのブラシホルダを
    有するブラシ付きモータにおいて、 前記ブラシホルダのブラシ保持部に該ブラシホルダの長
    さ方向に延びる延長部を設け、該延長部を折り曲げて2
    つ折りの二重構造とすることを特徴とするブラシ付きモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記ブラシ保持部の両辺に前記ブラシ
    ホルダの長さ方向に延びる返り部を設けることを特徴と
    する請求項3に記載のブラシ付きモータ。
  5. 【請求項5】 前記折り曲げ部の両辺にも前記ブラシ
    ホルダの長さ方向に延びる返り部を設け、該折り曲げ部
    の返り部を前記ブラシ保持部の返り部と重ね合わせた状
    態で2つ折りすることを特徴とする請求項4に記載のブ
    ラシ付きモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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