JP2001308869A - 信号多重方法及びイーサネット(登録商標)信号伝送装置 - Google Patents

信号多重方法及びイーサネット(登録商標)信号伝送装置

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JP2001308869A
JP2001308869A JP2000118456A JP2000118456A JP2001308869A JP 2001308869 A JP2001308869 A JP 2001308869A JP 2000118456 A JP2000118456 A JP 2000118456A JP 2000118456 A JP2000118456 A JP 2000118456A JP 2001308869 A JP2001308869 A JP 2001308869A
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JP
Japan
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signal
frame
ethernet
multiplexing
layer
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JP2000118456A
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English (en)
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Masao Komasa
正朗 向當
Satoshi Okamoto
岡本  聡
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イーサネット信号をレイヤ1信号に多重する
際に、レイヤ1信号のペイロード領域への多重フレーム
数を減らすことにより、オーバーヘッドを抑えて、帯域
の使用効率を改善すること。 【解決手段】 イーサネットLANで用いるイーサネッ
ト信号をMAPOSフレームに収容し、イーサネット信
号が収容されたMAPOSフレームをSDH信号等のレ
イヤ1信号のペイロード領域へ多重することにより、L
AN間におけるイーサネット信号の伝送を実現している
ため、オーバヘッドを低く抑えて帯域の使用効率を改善
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上位レイヤの信号
をレイヤ1信号に多重・収容してLAN間の通信を行う
信号伝送装置に係り、特にイーサネット信号をレイヤ1
信号に多重する信号多重方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のギガビット・イーサネット信号の
SONET(Synchronous Optical Network)/SDH信
号(Synchronous Digital Hierarchy)(以下、SDH
信号と称する)への多重方法として、ギガビット・イー
サネット信号をPPP/HDLC(High Level Data Li
nk Control)フレーム(以下、PPPフレーム)に収容
した後、SDH信号のペイロード領域にフレーム多重す
る方法がある。尚、ここでは説明のために、イーサネッ
トLANとしてギガビット・イーサネットLANを、レ
イヤ1信号としてSDH信号を用いる場合について説明
する。
【0003】図4は従来のSDH信号のフォーマットを
示した図である。SDH信号は、9×(9×N)バイト
のオーバヘッド領域と、9×(261×N)バイトのペ
イロード領域より構成される。ここでNは1、4、1
6、64等の値を持つ。
【0004】オーバヘッド領域は、更に3×(9×N)
バイト、5×(9×N)バイトのセクションオーバヘッ
ド(それぞれ中継セクションオーバヘッド、端局セクシ
ョンオーバヘッド)と、1×(9×N)バイトのAUポ
インタに分けられ、SDH信号情報の監視やペイロード
領域内に多重・収容されている情報の管理を行ってい
る。他方、ペイロード領域は上位レイヤの情報を多重・
収容する領域である。尚、SDH信号についての文献と
して、「SDH伝送方式」 オーム社 ISBN4-274-0343
0-5がある。
【0005】図5はPPPフレームのフォーマットを示
した図である。PPPフレームはポイント−ポイント接
続といった2地点にある装置間の通信を行うために主に
用いられるレイヤ2に位置するプロトコルで、PPPフ
レームの情報フィールドに伝達したい信号を収容して通
信を行う。情報フィールドに収容できる情報の大きさは
標準で最大1500バイトである(PPPフレームの詳
細については、文献:RFC1661「The Point-to-Point Pr
otocol(PPP)」等を参照)。
【0006】図6はギガビット・イーサネット信号伝送
装置の構成例を示した概略図である。以下、この図を参
照して、ギガビット・イーサネット信号をPPPフレー
ムを介してSONET/SDH信号に多重する際の手順
を述べる。
【0007】ギガビット・イーサネット信号は、ギガビ
ット・イーサネットLANからの入出力線201を通っ
てギガビット・イーサネット信号伝送装置202に入力
される。ギガビット・イーサネット信号伝送装置202
に入力されたギガビット・イーサネット信号は、PPP
フレームを介してSDH信号のペイロード領域に多重さ
れ、SDH信号としてSDH信号入出力線203からW
AN側へと出力される。
【0008】ギガビット・イーサネット信号伝送装置2
02内では、以下の処理によってギガビット・イーサネ
ット信号のSDH信号への多重が行われる。入力された
ギガビット・イーサネット信号は、レイヤ2スイッチ2
04においてLAN側若しくはWAN側へと出力先をス
イッチングされる。WAN側へと出力されるギガビット
・イーサネット信号はPPPフレーム収容/分離回路5
01に入力される。このPPPフレーム収容/分離回路
501においてギガビット・イーサネット信号はPPP
フレームの情報フィールドに収容される。ギガビット・
イーサネット信号を収容したPPPフレームはSDH信
号生成/終端回路206において生成されるSDH信号
のペイロード領域に多重され、WAN側へとSDH信号
入出力線203より出力される。
【0009】ギガビット・イーサネット信号が多重され
ているSDH信号を受信した場合は、上記の逆の処理で
ギガビット・イーサネット信号が分離され、入出力線2
01を通してLAN側へ出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のギガビット・イ
ーサネット信号の多重方法では、ギガビット・イーサネ
ットLANからギガビット・イーサネット信号伝送装置
に入力されたギガビット・イーサネット信号をPPPフ
レームの情報フィールドと呼ばれる領域に収容する。こ
の情報フィールドは最大で1500バイトのサイズがあ
る。このPPPフレームをSDH信号のペイロード領域
に多重した時、SDH信号1フレームのペイロード領域
に複数のPPPフレームが多重されることになる。
【0011】例えば、情報フィールド1500バイトの
PPPフレームをSTM-16(2.5Gbps)相当の伝送速度の
SDH信号に多重した場合、SDH信号1フレームあた
りPPPフレームが25フレーム多重される。このた
め、ペイロード領域にはギガビット・イーサネット信号
の他にPPPフレームの制御を行うためのフレーム毎に
付与される制御情報10バイトが多重されるフレーム数
だけ存在することになる。従って、SDH信号のペイロ
ード領域に伝送するギガビット・イーサネット信号と共
にギガビット・イーサネット信号以外の情報(オーバヘ
ッド)が含まれるため、帯域の使用効率が低下してしま
う。
【0012】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、イーサネット信
号をレイヤ1信号に多重する際に、レイヤ1信号のペイ
ロード領域への多重フレーム数を減らすことにより、オ
ーバーヘッドを抑えて、帯域の使用効率を改善すること
ができる信号多重方法及びイーサネット信号伝送装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、イーサネット信号をレイ
ヤ1信号に多重・収容して、LAN間の通信を行うため
の信号多重方法において、ひとつ又は複数のイーサネッ
トLANから入力されたイーサネット信号をMAPOS
フレームに収容するステップと、前記イーサネット信号
を収容したMAPOSフレームをレイヤ1信号に多重す
るステップとを具備することにある。
【0014】請求項2の発明の特徴は、イーサネット信
号をレイヤ1信号に多重・収容して、LAN間の通信を
行うイーサネット信号伝送装置において、イーサネット
LANからイーサネット信号を入力する入力手段と、前
記入力手段により入力されたイーサネット信号の出力先
を判定する判定手段と、前記判定手段により出力先がW
AN側であると判定された場合に、前記入力手段により
入力されたイーサネット信号をMAPOSフレームに収
容する収容手段と、前記収容手段によりイーサネット信
号を収容したMAPOSフレームをレイヤ1信号のペイ
ロード領域に多重する多重化手段と、前記多重化手段に
よりイーサネット信号を多重したレイヤ1信号をWAN
へ出力する出力手段とを具備することにある。
【0015】本発明によれば、イーサネットLANで用
いるイーサネット信号をMAPOS(Multiple Access
Protocol over SONET/SDH)フレームに収容し、イーサ
ネット信号が収容されたMAPOSフレームをSDH信
号等のレイヤ1信号のペイロード領域へと多重すること
でオーバヘッドを小さくして、帯域の使用効率を改善す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明のイーサネット信号
伝送装置の一実施形態の構成例を示した概略ブロック図
である。ギガビット・イーサネット信号伝送装置202
は、レイヤ2スイッチ204、MAPOSフレーム収容
/分離回路205、SDH信号生成/終端回路206か
ら構成され、レイヤ2スイッチ204はLANからの入
出力線201に接続され、SDH信号生成/終端回路2
06はWANからの入出力線203に接続されている。
【0017】図2は上記した装置によりギガビット・イ
ーサネット信号をSDH信号に多重する際に用いるMA
POSフレームのフォーマット例を示した図である。こ
のMAPOSフレーム(Version 1)のフォーマット
は、図5に示すPPPフレームと同様であるが、(1)
情報フィールド長が最大65280バイト、(2)アドレス
フィールドを固定値ではなく宛先アドレスを指定するこ
とでスイッチングが可能といった特徴がある(MAPO
Sフレームの詳細については文献:RFC2171「MAPOS-Mul
tiple Access Protocol over SONET/SDH Version1」等
を参照)。本例はこのMAPOSフレームを用いて、ギ
ガビット・イーサネット信号をSDH信号に多重する。
【0018】次に本例のギガビット・イーサネット信号
の多重方法を図1及び図2を参照して説明する。ひとつ
又は複数のギガビット・イーサネットLANからの入出
力線201より入力されたギガビット・イーサネット信
号は、ギガビット・イーサネット信号伝送装置202に
入力されて、SDH信号のペイロード領域にMAPOS
フレームを介して多重された後、WAN側への入出力線
203よりSDH信号として出力される。
【0019】ギガビット・イーサネット信号伝送装置2
02内では次の述べるような処理が行われる。ギガビッ
ト・イーサネット信号伝送装置202に入力されたギガ
ビット・イーサネット信号はレイヤ2スイッチ204に
入力されて、LAN側又はWAN側へと出力先を振り分
けられる。WAN側へ出力されるギガビット・イーサネ
ット信号はMAPOSフレーム収容/分離回路205に
入力され、MAPOSフレームに収容される。ギガビッ
ト・イーサネット信号を収容したMAPOSフレームは
SDH信号生成/終端回路206に入力されて、生成さ
れるSDH信号のペイロード領域に多重された後、入出
力線203を通して出力される。
【0020】MAPOSフレームを多重したSDH信号
を受信した場合は上記処理手順の逆をたどることでギガ
ビット・イーサネット信号を分離し、ギガビット・イー
サネットLANへと入出力線201を通して送信する。
尚、本例では、イーサネットLANとしてギガビット・
イーサネットLANを、レイヤ1信号としてSDH信号
を用いているが、これに限定しているものではない。レ
イヤ1信号とDigitalWrapper、OTNフレームでも構わ
ない。また、本発明の信号多重方法は、イーサネット信
号をMAPOSフレームに多重してレイヤ1信号に多重
し、通信を行う方法であって、その一実施形態としてギ
ガビット・イーサネット信号をMAPOSフレームに多
重するものであり、ギガビット・イーサネット信号のみ
に限定されるものではない。
【0021】図3は本発明の信号多重方法の一実施形態
に係わる手順を示したフローチャートである。ステップ
301にて、ギガビット・イーサネット信号を入力する
と、ステップ302にて、入力信号の出力先がLAN側
か、WAN側かの判定をし、LAN側である場合はステ
ップ306に進み、WAN側である場合はステップ30
3に進む。
【0022】ステップ303では、ギガビット・イーサ
ネット信号をMAPOSフレームに収容し、ステップ3
04にて、ギガビット・イーサネット信号を収容したM
APOSフレームをレイヤ1信号(SDH信号)のペイ
ロード領域に多重する。その後、ステップ305にて、
ギガビット・イーサネット信号を多重したレイヤ1信号
をWANへ出力する。
【0023】本実施形態によれば、ギガビット・イーサ
ネットLANで用いるギガビット・イーサネット信号を
MAPOSフレームに収容し、ギガビット・イーサネッ
ト信号が収容されたMAPOSフレームをSDH信号等
のレイヤ1信号のペイロード領域へと多重しているた
め、PPPフレームを用いた従来と比較した場合に、ギ
ガビット・イーサネット信号等の情報を収容することが
できる情報フィールドのサイズが最大で65280バイトあ
るMAPOSフレームによって、PPPフレームと比べ
て40倍以上の情報を1フレームで送信することができ
る。しかも、MAPOSフレームはPPPフレームとフ
レームフォーマットの互換性があるため、SDH信号を
はじめとするレイヤ1信号へ多重・分離を容易に行うこ
とができる。
【0024】更に、ギガビット・イーサネット信号をM
APOSフレームに収容することで、PPPフレームに
比べ少ないフレーム数でより多くのギガビット・イーサ
ネット信号を多重する事が可能になる。例えば、STM-16
(2.5Gbps)相当の伝送速度を持つSDH信号のペイロ
ード領域に対してはひとつのMAPOSフレームを用い
ることでギガビット・イーサネット信号を多重する事が
可能になり、この結果PPPフレームを用いた場合に比
ベオーバヘッドを1/25にまで低く抑えることがで
き、帯域の使用効率を改善することができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の信
号多重方法及びイーサネット信号伝送装置によれば、M
APOSフレームを利用したイーサネット信号多重方法
を用いることで、従来のPPPフレームを用いた場合に
比べて、多くの情報をMAPOSフレームの情報フィー
ルドに収容することができるため、レイヤ1信号のペイ
ロード領域への多重フレーム数を減らすことができ、そ
の結果オーバヘッドを低く抑えて帯域の使用効率を改善
することができ、より多くのイーサネット信号の伝送を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のギガビット・イーサネット信号伝送
装置の一実施形態の構成例を示した概略ブロック図であ
る。
【図2】 図1に示した装置によりギガビット・イーサ
ネット信号をSDH信号に多重する際に用いるMAPO
Sフレームのフォーマット例を示した図である。
【図3】 本発明の信号多重方法の一実施形態に係わる
手順を示したフローチャートである。
【図4】 従来のSDH信号のフォーマットを示した図
である。
【図5】 PPPフレームのフォーマットを示した図で
ある。
【図6】 従来のギガビット・イーサネット信号伝送装
置の構成例を示した概略図である。
【符号の説明】
201、203 入出力線 202 ギガビット・イーサネット信号伝送装置 204 レイヤ2スイッチ 205 MAPOSフレーム収容/分離回路 206 SDH信号生成/終端回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA11 EE05 KK01 KK03 TT05 5K030 HA08 HC01 HD01 HD06 JA01 JL10 5K033 CB02 CB14 DA06 DB17 5K034 KK21 SS01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イーサネット信号をレイヤ1信号に多重
    ・収容して、LAN間の通信を行うための信号多重方法
    において、 ひとつ又は複数のイーサネットLANから入力されたイ
    ーサネット信号をMAPOSフレームに収容するステッ
    プと、 前記イーサネット信号を収容したMAPOSフレームを
    レイヤ1信号に多重するステップと、 を具備することを特徴とする信号多重方法。
  2. 【請求項2】 イーサネット信号をレイヤ1信号に多重
    ・収容して、LAN間の通信を行うイーサネット信号伝
    送装置において、 イーサネットLANからイーサネット信号を入力する入
    力手段と、 前記入力手段により入力されたイーサネット信号の出力
    先を判定する判定手段と、 前記判定手段により出力先がWAN側であると判定され
    た場合に、前記入力手段により入力されたイーサネット
    信号をMAPOSフレームに収容する収容手段と、 前記収容手段によりイーサネット信号を収容したMAP
    OSフレームをレイヤ1信号のペイロード領域に多重す
    る多重化手段と、 前記多重化手段によりイーサネット信号を多重したレイ
    ヤ1信号をWANへ出力する出力手段と、 を具備することを特徴とするイーサネット信号伝送装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040003508A (ko) * 2002-07-03 2004-01-13 엘지전자 주식회사 동기식 디지털 계위 매핑장치
KR100477179B1 (ko) * 2002-09-04 2005-03-21 네오웨이브주식회사 광 중계 전송 장치
JP2007522703A (ja) * 2004-01-15 2007-08-09 ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司 光通信のための方法、装置及びシステム
JP2013141082A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Fujitsu Ltd 交換装置

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