JP2001308766A - 水中航走体用の通信システム、および、そのための自走中継器 - Google Patents

水中航走体用の通信システム、および、そのための自走中継器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲で多数間通信を行うことのできる水中
航走体用の通信システム、および、そのための自走中継
器を提供する。 【解決手段】 本発明にかかる水中航走体用の通信シス
テムは、水中で航走する水中航走体5と、この水中航走
体5の制御を行う母船3と、水面近傍で航走するもの
で、母船3から電波通信にて送信されたデータを受信し
て水中航走体5に送信すると共に、この水中航走体5か
ら送信されたデータを受信して母船3に電波通信にて送
信する自走中継器4とを備える。この構成によれば、母
船3と水中航走体5との通信を自走中継器4にて中継で
き、広範囲で多数間通信を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中で各種ミッシ
ョンを行う水中航走体を制御等するための通信システ
ム、および、そのための自走中継器に関する。
【0002】
【従来の技術】機雷掃海、水中観察、あるいは、水中工
事等の各種の水中ミッションにおいて、特に危険を伴う
作業を行う場合には、水中を自律的に航走する水中航走
体が用いられることがある。この水中航走体は、水中を
自走するための推進装置と、観察対象を探知するための
ソーナと、この観察対象を撮影するための水中ビデオと
を備えて構成されていた。このような構成において、水
中航走体を推進装置にて自走させ、そのソーナにて取得
された音響信号と水中ビデオにて取得された画像信号と
が母船に送信されていた。そして、この母船において
は、ソーナからの音響信号に基づいて音響像が表示され
ると共に、水中ビデオからの画像信号に基づいて水中画
像が表示されていた。そして、母船上の操作者は、主と
して音響像を見ながら水中航走体を遠隔操作し、ミッシ
ョンを行っていた。
【0003】このような水中航走体と母船との間の通信
は、主としてこれらの間に架け渡された光ケーブル等の
通信ケーブルを介して行われていた。すなわち、水中航
走体からの音響信号や画像信号は通信ケーブルを介して
母船に送信され、逆に、母船からの制御信号は通信ケー
ブルを介して水中航走体に送信されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通信システムにおいては、水中航走体の通信
範囲が著しく制限されるという問題があった。すなわ
ち、通信ケーブルを母船から長距離に渡って繰り出し過
ぎると、この通信ケーブルが母船に干渉して母船の航行
を妨げるおそれがある。このため、実際には通信ケーブ
ルを500m程度しか繰り出すことができず、水中航走
体の行動範囲が著しく制限されていた。ここで、このよ
うな問題を解決するため、母船と水中航走体とを単に音
響通信等の無線通信にて通信可能とすることも考えられ
る。しかしながら音響通信では、海面や海底からの反射
によって音波が劣化し、特に水平方向の通信では音波の
伝わらない領域もあるので通信距離が短く、問題は依然
として解決されない。
【0005】また、このように通信ケーブルを介して通
信を行う場合には、母船と水中航走体とが1対1でしか
通信できないため、1隻の母船から複数の水中航走体を
制御したい場合や、複数の母船で水中航走体を共同制御
することが不可能であった。特に、このような問題は、
ミッションのネットワーク化が進展している今日におい
ては、一層深刻な問題であり、広範囲かつ1対多(ある
いは多対多)の通信を行うことのできるシステムが要望
されていた。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、広範囲で多数間通信を行うことのできる水中航走体
用の通信システム、および、そのための自走中継器を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
請求項1に記載の水中航走体用の通信システムは、水中
で航走する水中航走体と、上記水中航走体の制御を行う
制御局と、水面近傍で航走するもので、上記制御局から
電波通信にて送信されたデータを受信して上記水中航走
体に送信すると共に、上記水中航走体から送信されたデ
ータを受信して上記制御局に電波通信にて送信する自走
中継器とを備えることを特徴とする。
【0008】従来の母船と水中航走体との通信システム
では、上述のように通信範囲および通信対象の観点から
問題があった。これに対して上記構成によれば、母船等
の制御局から電波通信にて送信されたデータが自走中継
器にて受信されて水中航走体に送信され、また、水中航
走体から送信されたデータが自走中継器を介して制御局
に送信される。したがって、制御局と水中航走体とが長
距離を隔てている場合であっても、その水平方向の通信
は自走中継器を介した電波通信にて行うことができるの
で、通信可能な距離が飛躍的に向上し、各種ミッション
の自由度が向上する。また、制御局と自走中継器との通
信が電波通信にて行われるので、1対多または多対多の
ネットワーク通信を容易に行うことができ、各種ミッシ
ョンの自由度が一層向上する。なお、「水面近傍」と
は、自走中継器が完全に水面に位置している場合の他、
電波通信が可能であると通常考え得る範囲内で、自走中
継器が水面から若干沈んでいるような場合を含む概念で
ある。
【0009】また、請求項2に記載の水中航走体用の通
信システムは、請求項1に記載の水中航走体用の通信シ
ステムにおいて、上記自走中継器は、上記水中航走体と
の間における通信を音響通信にて行うことを特徴とす
る。
【0010】これは自走中継器と水中航走体との間の通
信方式を一層具体的に示すものであり、この構成によれ
ば、自走中継器と水中航走体との間の通信が音響通信に
て行われる。これらの間の通信は、通信ケーブルによる
有線通信にて行うこともできるが、この場合には通信ケ
ーブルの繰り出し機構が必要になり、また、水中航走体
の移動範囲が大きく制限される等の弊害がある。これに
対して上記の音響通信によれば、自走中継器を簡易に構
成することができ、また、水中航走体の移動範囲が制限
されないので各種ミッションの自由度が一層向上する。
【0011】また、請求項3に記載の水中航走体用の通
信システムは、請求項1または2に記載の水中航走体用
の通信システムにおいて、上記自走中継器は、自己の位
置情報を取得するための位置情報取得手段と、上記位置
情報取得手段にて取得された位置情報と、任意の方法に
て取得された水中航走体の位置情報とに基づいて自己の
移動量を計算し、この移動量に基づいて航走制御を行う
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】この構成によれば、位置情報取得手段にて
自走中継器の位置情報が取得され、制御手段にて位置情
報に基づいた航走制御が行われる。したがって、自走中
継器が自律的に航走し、適切な位置に自動的に配置され
ることになる。例えば、水中航走体の垂直上方位置の周
辺に自走中継器を自動的に常時配置することができ、こ
れらの間の通信状態を良好に維持することができる。
【0013】また、請求項4に記載の水中航走体用の通
信システムは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の水
中航走体用の通信システムにおいて、上記自走中継器
は、自己を潜行または浮上させる潜行浮上手段を備える
ことを特徴とする。
【0014】この構成によれば、潜行浮上手段の機能に
より、自走中継器が潜行または浮上する。例えば、平常
時には自走中継器を水面に浮上させておくことにより、
制御局との間の電波通信状態を良好に維持し、波高が高
いような場合には自走中継器を穏やかな水域に潜行させ
ることによってその破損等を防止することができる。な
お、潜行浮上手段に対する制御は、自律的に行うことも
可能であり、あるいは、制御局から制御するようにして
もよい。
【0015】また、本発明は自走中継器にかかるもので
あり、請求項5に記載の自走中継器は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の水中航走体用の通信システムにお
ける上記自走中継器として構成されている。
【0016】このように上記各特徴を備えた自走中継器
を用いることにより、上記のように各種ミッションの自
由度を高めること等ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる水中航走体
用の通信システム、および、そのための自走中継器の実
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、こ
の実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。なお、以下の実施の形態においては、水中の所定の
観察対象を水中航走体にて探索して観察するというミッ
ションを行う場合について説明する。
【0018】図1はこの発明の実施の形態にかかる水中
航走体用の通信システムの全体構成を示す図、図2は図
1の自走中継器の平面図、図3は図1の自走中継器の側
面図、図4は自走中継器の電気的構成を示すブロック図
である。本実施の形態にかかる水中航走体用の通信シス
テムは、概略的に、母船と水中航走体との間の通信を、
その間の水面近傍に配置した自走中継器(以下、中継
器)にて中継するものである。
【0019】図1において観察領域1には、1または複
数の観察対象2(例えば、機雷処分作業における機雷)
が存在している。また、観察領域1の水面には、母船3
が航行していると共に中継器4が配置されており、水中
には、水中航走体5が放出されている。なお、これら母
船3、中継器4、および、水中航走体5は、同一の観察
領域1内にそれぞれ複数配置することができる(図1に
は母船3のみを複数示す)。ただし、母船3は必ずしも
観察領域1内に配置される必要はなく、少なくとも中継
器4と通信可能な範囲内に配置されていればよい。
【0020】このうち、母船3は、中継器4および水中
航走体5を収容して所定の放出位置まで搬送し、これら
中継器4および水中航走体5を放出または回収する。さ
らに、母船3は、これら中継器4および水中航走体5に
対して直接的または間接的に各種通信を行い、これらを
制御する制御局として機能する。
【0021】この母船3は、中継器4との間において電
波通信を行うためのアンテナおよび電波通信部を備えて
構成されている。また、母船3は、音響像を表示するた
めの空間処理機構、検波器、および、表示モニタと、水
中ビデオからの画像信号に基づいて水中画像を表示する
ための画像処理部および表示モニタとを備えて構成され
ている(これら母船3の各部の図示は省略する)。この
他、母船3には、この母船3を一意に識別するための母
船用アドレスを記憶するメモリが備えられている。この
母船3は従来と同様に構成することができ(例えば、機
雷処分作業においては掃海艇として構成することがで
き)、また、観察領域1が沿岸近海である場合には、母
船3の機能を地上に配備するものとして母船3を省略す
ることもできる。あるいは、中継器4との通信を衛星を
介して行うものとし、母船3を省略することも可能であ
る。
【0022】次に、中継器4について説明する。この中
継器4は、観察領域1の水面近傍に配置され、母船3と
水中航走体5との間における通信を中継する。この中継
器4は、図2〜4に示すように、アンテナ41、電波通
信部42、水中用のスピーカマイク43、音響通信部4
4、複数の推進装置45、GPS(Global Positioning
System)46、海象検知センサ47、バラストタンク4
8、燃料電池49、電源装置50、メモリ51、およ
び、制御部52を備えて構成されている。
【0023】このうち、アンテナ41および電波通信部
42は、母船3との間において電波通信を行うためのも
ので、母船3からの電波がアンテナ41にて受信され
る。また、電波通信部42にて電力増幅等された信号が
アンテナ41に出力され、このアンテナ41から母船3
に向けて電波が送信される。このように送受信される電
波は、例えば、一般的に船舶無線に使用される長波や中
波を用いることができ、約20〜30Km程度の水平距
離を隔てて通信を行うことが可能である。ここで、アン
テナ41の構造は任意であるが、例えば、自動伸縮可能
なアンテナ41を採用した場合、不要時にはアンテナ4
1を中継器4の筐体内部に格納して、中継器4全体の小
型化を図ることができると共に、波高が高い場合や潜行
時においてアンテナ41の保護を図ることができる。
【0024】また、スピーカマイク43および音響通信
部44は、水中航走体5との間において音響通信を行う
ためのもので、水中航走体5からの音波がスピーカマイ
ク43にて受信される。また、音響通信部44にて電力
増幅等された信号がスピーカマイク43に出力され、こ
のスピーカマイク43から水中航走体5に向けて音波が
送信される。
【0025】また、複数の推進装置45は、中継器4を
観察領域1の水面近傍において自走させる自走機構であ
り、本実施の形態では4つの推進装置45が中継器4の
側面にほぼ均等間隔で配置されている。各推進装置45
は、回転軸45aを中心として回転するプロペラ45b
を備えて構成されており、そのプロペラ45bの回転方
向、回転数、および、回転時間を適宜制御することによ
って、中継器4を水平面内における任意方向に推進させ
ることができる。この他、推進装置45は任意に構成さ
れてよいが、中継器4の推進速度は高速であることを必
ずしも要求されないため、低速航行時にも方向制御を行
うことができる構造であることが好ましい。例えば、中
継器4としては、海水を取り込んで任意の方向に噴射さ
せる、いわゆるスラスターを採用することができる。
【0026】また、GPS46は、中継器4の位置情報
を取得するための位置情報取得手段であり、図示しない
所定の衛星から発せられる電波を受信することにより、
中継器4の現在位置に関する情報(緯度および経度)を
計測する。また、海象検知センサ47は、中継器4を潜
行させるか否かを判断するために必要な海象状況を検知
するための海象検知手段であり、具体的には、気圧計や
波高センサを単独または適宜組み合わせることによって
構成することができる。また、バラストタンク48は、
中継器4を潜行または浮上させる潜行浮上手段であり、
中継器4の周囲の海水をその内部に注水することによっ
て当該中継器4を潜行させ、あるいは、その内部の海水
を排水することによって当該中継器4を浮上させる。
【0027】また、燃料電池49および電源装置50
は、中継器4の駆動源であり、燃料電池49にて発せら
れた電力が、電源装置50にて所定の電流および電圧に
変換された後、電力を必要とする所定の各部に供給され
る。なお、燃料電池49に代えて、あるいは、燃料電池
49と共に、二次電池や太陽電池を用いることもでき
る。また、メモリ51は、制御部52の制御等に必要と
なる各種のデータを揮発的または不揮発的に記憶する。
特に、メモリ51には、この中継器4を一意に識別する
ための中継器用アドレスが記憶されている。また、制御
部52は、上述した中継器4の各部を制御するものであ
り、具体的にはCPUとして構成することができる。こ
の制御部52による具体的な制御内容については後述す
る。
【0028】次に、図1の水中航走体5について説明す
る。この水中航走体5は、推進装置、ソーナ、水中ビデ
オ、音響通信部、スピーカマイク、および、メモリを備
える(各部の図示は省略する)。このうち、推進装置
は、水中航走体5を水中において自走させるもので、例
えば、プロペラおよび舵にて構成することができる。ま
た、ソーナは観察対象2を音波探知するもので、所定方
向に超音波を送波すると共に、観察対象2から反射され
た超音波を受波する。このソーナは、例えば、超音波を
送波するための送信器および送波器と、音波を受波して
その音響信号を電気信号に変換する受波器アレイとを備
えて構成することができる。
【0029】また、水中ビデオは観察対象2を撮影する
もので、例えば船首や船底に設けられ、水中の連続画像
を取得する。この水中ビデオは、例えば、撮像レンズ
と、CCDカメラとを備えて構成することができる。ま
た、音響通信部およびスピーカマイクは中継器4との間
において音響通信を行うもので、この中継器4の音響通
信部44およびスピーカマイク43と同様に構成するこ
とができる。ただし、水中航走体5と中継器4との間の
通信は光ケーブル等の通信ケーブルを介して行うことも
可能である。また、メモリは、この水中航走体5を一意
に識別するための航走体用アドレスを記憶する。このよ
うな水中航走体5は、特定のミッション用に特化して構
成されてもよく、あるいは、より広範なミッションを行
うことのできる航走体、例えば、潜水艦にて構成するこ
ともできる。
【0030】次に、これら母船3、中継器4、および、
水中航走体5にて行われる観察作業における、中継器4
の制御手順について説明する。この観察作業では、概略
的に、中継器4および水中航走体5が観察領域1に投入
され、水中航走体5によって観察対象2の探索および観
察が行われる。ここで、中継器4は、母船3と水中航走
体5との間の通信中継を行い、また、母船3からの指示
に基づいて自己の運転状況をチェックするための制御を
行う(中継・状況チェック制御)。また、中継器4は、
自律的に水平移動し、また、自律的に潜行・浮上するた
めの制御を行う(自律制御)。
【0031】まず、中継・状況チェック制御について説
明する。図5は、中継器4の制御部52における中継・
状況チェック制御の制御手順を示すフローチャートであ
る。まず、母船3から中継器4に対して、この中継器4
の状況をチェックするための信号が送信された場合につ
いて説明する。この信号は、定期的あるいは不定期に送
信される。この信号には、この信号を送信した母船3の
母船用アドレス、この信号の送信先の中継器4の中継器
用アドレス、および、この信号がステータスチェックを
目的とする旨を示す制御コマンドを含めることができ
る。
【0032】中継器4では、電波または音波の受信状態
が短期周期で監視されており(ステップS5−1)、電
波がアンテナ41および電波通信部42を介して受信さ
れた場合には、受信信号の内容が制御部52において解
析される(ステップS5−2)。そして、この受信信号
に含まれる送信先のアドレスが、自己のメモリ51に記
憶されているアドレスと一致するか否かが確認され(ス
テップS5−3)、一致しない場合には再び監視状態に
戻り、一致する場合には受信信号に含まれる制御コマン
ドの内容に応じて制御が行われる。このように中継器用
アドレスを用いて中継器4の識別を行うことにより、母
船3から送信される信号に含まれる中継器用アドレスを
変えることで、1隻の母船3で複数の中継器4を個別的
に制御することができる。また、一つの信号に複数の中
継器4の中継器用アドレスを含めることにより、複数の
中継器4を同時に制御することも可能である。ただし、
中継器4を個別的に制御する必要がない場合には、中継
器用アドレスの送信および確認を省略してもよい。
【0033】受信信号に含まれた制御コマンドがステー
タスチェックであった場合には(ステップS5−4)、
自己の各部の運転状況に関する情報が所定の方法で取得
されると共に、GPS46から自己の現在位置情報が取
得される(ステップS5−5)。そして、これら取得し
た情報と、受信信号に含まれる母船3のアドレスとに基
づいて送信信号が生成され(ステップS5−6)、この
送信信号が電波通信部42およびアンテナ41を介して
電波送信される(ステップS5−7)。母船3では、こ
のように中継器4から発せられた電波を受信して解析す
ることにより、中継器4のステータスおよび現在位置を
確認することができる。
【0034】次に、母船3から水中航走体5に対して信
号が送信された場合について説明する。この信号には、
母船用アドレスおよび中継器用アドレスに加えて、送信
対象となる水中航走体5の航走体用アドレス、中継器4
に対して通信中継を指示する制御コマンド、および、送
信内容を含めることができる。
【0035】中継器4においては、先程と同様に受信〜
アドレス確認が行われる(ステップS5−1〜S5−
3)。そして、通信中継である旨を示す制御コマンドが
受信信号に含まれている場合には(ステップS5−
4)、この受信信号に含まれている航走体用アドレスと
送信内容とに基づいて送信信号が生成され(ステップS
5−8)、この送信信号が音響通信部44およびスピー
カマイク43を介して音波送信される(ステップS5−
9)。水中航走体5では、このように中継器4から発せ
られた音波を受信して解析することにより、その制御内
容に基づく制御が行われる。
【0036】次に、水中航走体5から母船3に対して、
この水中航走体5のステータスを示す信号や、ソーナや
水中ビデオからの出力信号が音波にて出力された場合に
ついて説明する。この信号には、この水中航走体5の航
走体用アドレス、送信対象となる母船3の母船用アドレ
ス、中継器4に対して通信中継を指示する制御コマン
ド、および、送信内容、を含めることができる。
【0037】この場合の中継器4における制御は、母船
3から水中航走体5への通信中継の場合と同じである。
すなわち、中継器4において、音波がスピーカマイク4
3および音響通信部44を介して受信された場合には、
この受信にて得られた受信信号の内容が制御部52にお
いて解析される(ステップS5−1→S5−2)。そし
て、アドレス一致が確認された後(ステップS5−
3)、通信中継である旨を示す制御コマンドが受信信号
に含まれている場合には(ステップS5−4)、この受
信信号に含まれている母船用アドレスと送信内容とに基
づいて送信信号が生成され(ステップS5−8)、この
送信信号が電波通信部42およびアンテナ41を介して
電送信される(ステップS5−9)。母船3では、この
ように中継器4から発せられた電波を受信して解析する
ことにより、水中航走体5の運転状況を把握したり、観
察対象2の音響像や画像を表示等することができる。
【0038】次に、自律制御について説明する。図6
は、中継器4の制御部52における自律制御の制御手順
を示すフローチャートである。この制御は、所定周期で
自動的に行われる。まず、GPS46から自己の現在位
置情報が取得されると共に(ステップS6−1)、海象
検知センサ47から海象状況に関する情報が取得される
(ステップS6−2)。また、水中航走体5の現在位置
情報が取得される(ステップS6−3)。この水中航走
体5の現在位置情報は、任意の方法で取得することがで
き、例えば、母船3に対して情報提供を要求してもよ
く、あるいは、水中航走体5から母船3への現在位置情
報の通信を中継した際に取得してもよい。
【0039】そして、これら取得した情報に基づいて、
自己の水平移動の要否と、潜行・浮上の要否とが判断さ
れる(ステップS6−4、S6−5)。具体的には、自
己の現在位置情報と水中航走体5の現在位置情報とに基
づいて、当該中継器4の水平移動の要否が判断される。
例えば、水中航走体5の垂直上方位置を基準とする所定
の範囲内に当該中継器4が位置している場合には、水平
移動が不要であり、所定の範囲内に当該中継器4が位置
していない場合には、水平移動が必要であると判断され
る。ここで、所定の範囲とは中継器4と水中航走体5と
が相互に音響通信可能な範囲(例えば、中継器4の垂直
軸を基準として0〜約45度程度)である。この範囲を
狭く設定した場合には、両者がほぼ垂直な位置関係を維
持することができて好ましいが、狭く設定し過ぎると中
継器4の移動が頻繁になり過ぎるため、このバランスを
考慮して適宜設定することができる。
【0040】また、海象状況に関する情報に基づいて、
当該中継器4の潜行・浮上の要否が判断される。例え
ば、波高が所定の閾値以下である場合には中継器4を水
面に浮上させ、所定の閾値を超えている場合には中継器
4を退避のために潜行させるように判断される。ここ
で、所定の閾値とは中継器4を破損等させない程度の波
高である。この閾値を低く設定した場合には、少しの波
でも中継器4が潜行してその破損等が確実に回避される
が、小さく設定し過ぎると中継器4の潜行が頻繁になり
過ぎるため、このバランスを考慮して適宜設定すること
ができる。
【0041】このような判断において、水平移動の必要
があると判断された場合には、当該中継器4を上記の所
定の範囲内に移動させるために必要な移動量(移動方向
および移動距離)が所定の計算方法に基づいて計算され
る(ステップS6−6)。そして、この移動量に基づく
移動を達成するために必要となる各推進装置45の運動
制御量(プロペラの回転方向、回転数、および、回転時
間)が所定の計算方法に基づいて計算され(ステップS
6−7)、この運動制御量に基づいて各推進装置45が
駆動される(ステップS6−8)。このような制御によ
れば、中継器4が自律的に水平移動して、水中航走体5
と音響通信可能な位置関係が自動的に維持される。
【0042】また、潜行・浮上の必要があると判断され
た場合には、当該中継器4を潜行・浮上させるために必
要な移動量(潜水深度)が所定の計算方法に基づいて計
算される(ステップS6−9)。なお、この移動量の計
算は、潜行時には単に所定の潜行深度に潜行するものと
し、浮上時には単に水面に浮上するものと予め設定して
おくことにより、省略することができる。そして、この
移動量に基づく移動を達成するために必要となるバラス
トタンク48の運動制御量(注水量または排水量)が所
定の計算方法に基づいて計算され(ステップS6−1
0)、この運動制御量に基づいてバラストタンク48へ
の注水または排水が行われる(ステップS6−11)。
このような制御によれば、中継器4が自律的に潜行また
は浮上し、大波等による中継器4の破損が自動的に防止
される。ただし、このような自律制御は必ずしも中継器
4にて行われる必要はなく、その任意の一部を母船3か
らの制御に基づいて行うこともできる。また、このよう
な自律制御を行った場合には、その制御結果を必要に応
じて母船3に送信することが好ましい。
【0043】この他にも本発明は、上述した実施の形態
以外にも、その請求の範囲に記載した技術的思想の範囲
内において異なる実施の形態にて具現化されてよいもの
である。まず、本発明にかかる通信システムおよび自走
中継器4は、上記のミッションに限定されず、任意のミ
ッションに使用することのできるものである。また、中
継器4には、さらに他の機能を付加することもできる。
例えば、水中航走体の運転状況を判断してその制御を行
うための制御機能を設けてもよく、あるいは、水中航走
体が機雷処分用の航走体である場合には、この航走体か
ら投下された機雷を自爆させるための爆破コマンドを送
信できるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
水中航走体用の通信システム(請求項1)によれば、制
御局から電波通信にて送信されたデータを受信して水中
航走体に送信すると共に、水中航走体から送信されたデ
ータを受信して制御局に電波通信にて送信する自走中継
器とを備えるため、水平方向の通信は自走中継器を介し
た電波通信にて行うことができ、通信可能な距離が飛躍
的に向上し、各種ミッションの自由度が向上する。ま
た、1対多または多対多のネットワーク通信を容易に行
うことができ、各種ミッションの自由度が一層向上す
る。
【0045】また、本発明にかかる水中航走体用の通信
システム(請求項2)によれば、自走中継器は、水中航
走体との間における通信を音響通信にて行うため、自走
中継器を簡易に構成することができ、また、水中航走体
の移動範囲が制限されないので各種ミッションの自由度
が一層向上する。
【0046】また、本発明にかかる水中航走体用の通信
システム(請求項3)によれば、自走中継器は、自己の
位置情報を取得するための位置情報取得手段と、航走制
御を行う制御手段とを備えるため、自走中継器が自律的
に航走し、適切な位置に自動的に配置される。
【0047】また、本発明にかかる水中航走体用の通信
システム(請求項4)によれば、自走中継器は、自己を
潜行または浮上させる潜行浮上手段を備えるため、平常
時には自走中継器を水面に浮上させておくことにより、
制御局との間の電波通信状態を良好に維持し、波高が高
いような場合には自走中継器を穏やかな水域に潜行させ
ることによってその破損等を防止することができる。
【0048】また、本発明にかかる自走中継器(請求項
5)によれば、請求項1〜4のいずれか一つに記載の水
中航走体用の通信システムにおける自走中継器として構
成されているので、各特徴を備えた自走中継器を用いる
ことにより、上記のように各種ミッションの自由度を高
めること等ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる水中航走体用の通
信システムの全体構成を示す図である。
【図2】図1の自走中継器の平面図である。
【図3】図1の自走中継器の側面図である。
【図4】自走中継器の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図5】自走中継器の制御部における中継・状況チェッ
ク制御の制御手順を示すフローチャートである。
【図6】自走中継器の制御部における自律制御の制御手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 観察領域 2 観察対象 3 母船 4 自走中継器 5 水中航走体 41 アンテナ 42 電波通信部 43 スピーカマイク 44 音響通信部 45 推進装置 46 GPS 47 海象検知センサ 48 バラストタンク 49 燃料電池 50 電源装置 51 メモリ 52 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中で航走する水中航走体と、 上記水中航走体の制御を行う制御局と、 水面近傍で航走するもので、上記制御局から電波通信に
    て送信されたデータを受信して上記水中航走体に送信す
    ると共に、上記水中航走体から送信されたデータを受信
    して上記制御局に電波通信にて送信する自走中継器と、 を備えることを特徴とする水中航走体用の通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記自走中継器は、上記水中航走体との
    間における通信を音響通信にて行うことを特徴とする請
    求項1に記載の水中航走体用の通信システム。
  3. 【請求項3】 上記自走中継器は、 自己の位置情報を取得するための位置情報取得手段と、 上記位置情報取得手段にて取得された位置情報と、任意
    の方法にて取得された水中航走体の位置情報とに基づい
    て自己の移動量を計算し、この移動量に基づいて自己の
    航走制御を行う制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の水
    中航走体用の通信システム。
  4. 【請求項4】 上記自走中継器は、自己を潜行または浮
    上させる潜行浮上手段を備えることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の水中航走体用の通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜4のいずれか一つに記載
    の水中航走体用の通信システムにおける上記自走中継
    器。
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