JP2021041861A - 水中航走体、制御方法、及びプログラム - Google Patents

水中航走体、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異常原因を推定可能なデータを取得することができる水中航走体を提供する。【解決手段】水中を自律航走する本体部10を有する水中航走体1は、前記本体部10の異常を検出する異常検出部110と、前記異常が検出された場合に、前記本体部10の周囲、又は前記本体部10の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得する情報取得部111と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、水中航走体、制御方法、及びプログラムに関する。
水中における調査などを行う装置として、水中を自律航走する水中航走体が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第5813090号公報
水中航走体は、例えば魚網に絡まってしまうなどの原因により、予定していた経路のとおり航走できない可能性がある。このような場合、従来の水中航走体では、後日、当該水中航走体を回収して位置情報の履歴などを解析したとしても、航走に異常が生じた原因を推定することが難しい。
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであって、異常原因を推定可能なデータを取得することができる水中航走体、制御方法、及びプログラムを提供する。
本開示の一態様によれば、水中を自律航走する本体部を有する水中航走体は、前記本体部の異常を検出する異常検出部と、前記異常が検出された場合に、前記本体部の周囲、又は前記本体部の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得する情報取得部と、を備える。
本開示の一態様によれば、水中を自律航走する本体部を有する水中航走体の制御方法は、前記本体部の異常を検出するステップと、前記異常が検出された場合に、前記本体部の周囲、又は前記本体部の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得するステップと、を有する。
本開示の一態様によれば、プログラムは、水中を自律航走する本体部を有する水中航走体のコンピュータに、前記本体部の異常を検出するステップと、前記異常が検出された場合に、前記本体部の周囲、又は前記本体部の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得するステップと、を実行させる。
本開示に係る水中航走体、制御方法、及びプログラムによれば、異常原因を推定可能なデータを取得することができる。
本開示の一実施形態に係る水中航走体の全体構成を示す第1の図である。 本開示の一実施形態に係る水中航走体の全体構成を示す第2の図である。 本開示の一実施形態に係る水中航走体の機能構成を示す図である。 本開示の一実施形態に係る水中航走体の処理の一例を示す図である。 本開示の一実施形態に係る水中航走体のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本開示の一実施形態に係る水中航走体1について、図1〜図5を参照しながら説明する。
(水中航走体の全体構成)
図1は、本開示の一実施形態に係る水中航走体の全体構成を示す第1の図である。
図1に示すように、本実施形態に係る水中航走体1は、本体部10を備えている。
本体部10は、不図示の慣性航法装置、対地速度計、方位系、深度計などを用いて自己位置を計測しつつ、水中を自律航走する。また、本体部10は、無線通信アンテナ160を有しており、水面に浮上した際に無線通信アンテナを通じてヘルスモニタリング通信、取得データの送信などを行う。更に、本体部10は、GNSSアンテナ170を有しており、水面に浮上した際にGNSSアンテナを通じて本体部10の絶対位置(緯度、経度)を特定して、自己位置の補正を行う。
また、本実施形態に係る本体部10は、センサ12を有しており、例えば図1に示すように、本体部10が魚網に絡まって自律航走できなくなるといった異常を検出すると、センサ12により本体部10周辺の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得する。
図2は、本開示の一実施形態に係る水中航走体の全体構成を示す第2の図である。
図2に示すように、本実施形態に係る水中航走体1は、ブイ20を更に備えていてもよい。
ブイ20は、本体部10とケーブル30により接続される。ブイ20は袋状に形成されており、ブイ20に浮力を与えるためのガスを内部に封入可能なように、袋状に形成されている。無線通信又はGNSS測位を行う場合、本体部10の内部から放出されて水面に浮上する。ブイ20は、水面において無線通信アンテナ220を通じて無線通信を行うとともに、GNSSアンテナ230を通じて衛星から信号を受信して測位を行う。また、ブイ20は、本体部10がケーブル30を巻き取ることにより、本体部10の内部に回収されて収容される。このとき、ブイ20は内部に封入されたガスを放出して浮力を低減し、ブイ20の回収に要する張力を低減させる。
また、本実施形態に係る水中航走体1は、例えば図2に示す水中航走体1Aのように、魚網に絡まって自律航走できなくなるといった異常を検出すると、ブイ20を本体部10の外部に放出して水面に浮上させる。ブイ20は、センサ21を有しており、センサ21により本体部10の上方の水面において画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得する。
更に、本実施形態に係る水中航走体1は、例えば図2に示す水中航走体1Bのように、燃料不足で航走を継続できないなどの異常を検出すると、本体部10を水底に降下させて停止させるとともに、ブイ20を本体部10の外部に放出して水面に浮上させる。ブイ20は、センサ21により本体部10の上方の水面において画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得する。
また、水中航走体1のブイ20は、図2に示すようにケーブル30との接続を解除(ケーブル30から分離)可能である。これにより、例えば水底から水面までの距離がケーブル30の長さよりも大きい場合であっても、ブイ20を水面まで浮上させることができる。
(水中航走体の機能構成)
図3は、本開示の一実施形態に係る水中航走体の機能構成を示す図である。
図3に示すように、水中航走体1の本体部10は、CPU11と、センサ12(第2センサ)と、スラスタ13と、舵14と、接続部15、無線通信部16と、GNSS受信機17とを備えている。
センサ12は、本体部10の周辺の画像データおよび音声データのうち、少なくとも一方のデータを取得する。本実施形態に係るセンサ12は、音声を録音可能なレコーダ、及び画像を撮影可能なカメラを有しており、本体部10の周辺の画像データおよび音声データの両方を取得する。
スラスタ13は、本体部10の前後、左右、及び上下への推進力を発生させる推進装置である。舵14は、本体部10の航走方向、深度などを変更する。本体部10は、スラスタ13及び舵14を動作させることにより、水中の所定位置へ航走、又は停止(ホバリング)を行うことができる。
接続部15は、ケーブル30を介して本体部10及びブイ20を接続する。接続部15は、ウィンチ(不図示)によりケーブル30を繰り出してブイ20を本体部10の外部に放出するとともに、ケーブル30を巻き取ってブイ20を本体部10の内部に回収する。
無線通信部16は、無線通信アンテナ160を介して、通信衛星などの通信対象との間で各種データの送受信を行う。
GNSS受信機17は、GNSSアンテナ170を通じて衛星から信号を受信して、本体部10の位置情報(緯度、経度)を取得する。
浮力調整部18は、本体部10の浮力を調整する。また、浮力調整部18は、本体部10に異常が生じた場合、本体部10の外部から水を流入させるなどして浮力を減少させ、本体部10を水底に降下させる降下機能としても機能する。
CPU11は、所定のプログラムに基づいて動作することで、異常検出部110、情報取得部111、送信部112、航走停止部113としての機能を発揮する。
異常検出部110は、本体部10の異常を検出する。例えば、異常検出部110は、本体部10の姿勢(水平方向及び垂直方向における角度)、速度、加速度、角速度、燃料残量などに基づいて、本体部10が魚網などの障害物に航走を阻害されている(引きずられている)ことを示す異常、燃料不足により航走継続が困難となったこと示す異常などを検出する。
情報取得部111は、本体部10の異常が検出された場合に、本体部10の周囲、又は本体部10の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得する。本実施形態では、情報取得部111は、本体部10のセンサ12を通じて本体部10の周辺の画像データ及び音声データを取得する。また、情報取得部111は、ブイ20を本体部10の外部に放出させるとともに、当該ブイ20のセンサ21を通じて本体部10の上方の水面の画像データ及び音声データを取得する。
送信部112は、情報取得部111が取得したデータを、無線通信を通じてサーバ40へ送信する。サーバ40は、運用者などが水中航走体1の監視などを行うためのコンピュータである。また、送信部112は、本体部10の異常が検出された場合、本体部10のGNSS受信機17を通じて取得した本体部10の位置情報(緯度、経度)をサーバ40に送信してもよい。
航走停止部113は、本体部10の異常が検出された場合に、本体部10を水底に降下させて停止させる。このとき、航走停止部113は、浮力調整部18に対し、本体部10の浮力を減少するように指令を出す。これにより、本体部10は水底に接地した状態となり、海、川などの水流(例えば、海流、潮流)によって移動してしまうことを抑制できる。
また、図3に示すように、ブイ20は、センサ21(第1センサ)と、無線通信部22と、GNSS受信機23と、接続部24とを備えている。
センサ21は、本体部10の上方の水面(水上)において、画像データおよび音声データのうち、少なくとも一方のデータを取得する。本実施形態に係るセンサ21は、音声を録音可能なレコーダ、及び画像を撮影可能なカメラを有しており、画像データおよび音声データの両方を取得する。
無線通信部22は、無線通信アンテナ220を通じて通信衛星と通信を行うことにより、サーバ40との間で各種データの送受信を行う。本実施形態に係る無線通信部22は、ブイ20が水面に浮上した際、センサ21が取得した画像データ及び音声データをサーバ40に送信する。また、無線通信部22は、後述のGNSS受信機23を通じて取得したブイ20の位置情報(緯度、経度)をサーバ40に送信してもよい。更に、ブイ20は、不図示のビーコン、シーマーカーなどを用いてブイ20の位置を知らせるようにしてもよい。これにより、運用者がブイ20を発見する時間を早めることができる。
GNSS受信機23は、GNSSアンテナ230を通じて衛星から信号を受信して、ブイ20の位置情報(緯度、経度)を取得する。
接続部24は、ケーブル30を介して本体部10及びブイ20を接続する。また、接続部24は、本体部10の異常が検出された場合に、ブイ20とケーブル30との接続を解除する。
(水中航走体の処理フロー)
図4は、本開示の一実施形態に係る水中航走体の処理の一例を示す図である。
以下、図4を参照しながら水中航走体1の処理の流れについて説明する。
まず、本体部10の異常検出部110は、本体部10の異常の有無を判断する(ステップS01)。例えば、異常検出部110は、本体部10の姿勢(水平方向及び垂直方向における角度)が所定の許容範囲から逸脱した場合、本体部10に異常が生じたと判断する(ステップS01:YES)。異常検出部110は、予め設定された運動指令値(航走位置、航走方向、速度などの指令値)と、実際の本体部10の状態計測値(航走位置、航走方向、速度などの計測値)との偏差が所定の許容範囲を超える場合、本体部10の異常を検出したと判断する(ステップS01:YES)。異常検出部110は、本体部10の姿勢(角度)、加速度、又は角速度の偏差が所定の許容範囲を超える場合、本体部10の異常を検出したと判断する(ステップS01:YES)。異常検出部110は、本体部10が補給地点まで航走可能な燃料残量を有していない場合、本体部10の異常を検出したと判断する(ステップS01:YES)。
一方、異常検出部110は、これらの異常が検出されない場合(ステップS01:NO)、処理の先頭に戻る。
異常検出部110により本体部10の異常が検出されると(ステップS01:YES)、本体部10の航走停止部113は本体部10を水底に移動させることが可能か判断する(ステップS02)。例えば、航走停止部113は、本体部10の燃料残量が不足している場合であっても、水底まで移動可能な燃料残量を有している場合、移動可能であると判断する(ステップS02:YES)。この場合、航走停止部113は、本体部10を水底の目標位置まで降下させ、目標位置に到達した時点で本体部10を停止させる(ステップS03)。また、航走停止部113は、例えば本体部10の燃料残量がなくなったときは、水底までの距離又は水深が許容範囲内であり、且つ本体部10の強度上問題がない場合、移動可能であると判断する(ステップS02:YES)。この場合、航走停止部113は、浮力調整部18により浮力を減少させて、本体部10を水底まで降下させる(ステップS03)。
次に、本体部10の情報取得部111は、本体部10の外部にブイ20を放出し、水面
に浮上させる(ステップS04)。
ブイ20の接続部24は、例えばブイ20が放出されてから所定時間経過後に、ブイ20とケーブル30との接続を解除してブイ20を分離させる(ステップS05)。なお、ブイ20の接続部24は、ブイ20が水面に浮上したことを検出したとき、又は、ケーブル30が最大長まで本体部10の外部に繰り出されたことを検出したときに、ブイ20を分離させるようにしてもよい。
ブイ20が本体部10から放出されると、ブイ20のセンサ21は、画像データ及び音声データを取得する(ステップS06)。これにより、ブイ20は、例えば本体部10が魚網に絡まって水面に浮上できない場合であっても、センサ21を通じてこの魚網を曳く漁船などに関する画像データ及び音声データを取得することができる。
また、ブイ20のGNSS受信機23は、ブイ20の自己位置(緯度、経度)を特定する(ステップS07)。
次に、ブイ20の無線通信部22は、特定したブイ20の自己位置を含む救難信号を、通信衛星などを通じてサーバ40へ送信する(ステップS08)。救難信号には、水中航走体1の識別番号、本体部10の異常検出部110が検出した異常の内容などが更に含まれていてもよい。
また、ブイ20の無線通信部22は、センサ21が取得した画像データ及び音声データを含むデータを、通信衛星などを通じてサーバ40へ送信する(ステップS09)。このデータには、水中航走体1の識別番号、本体部10の異常検出部110が検出した異常の内容、本体部10のログデータ(位置、深度、速度などの履歴情報)などが更に含まれていてもよい。
また、例えば、航走停止部113は、ステップS02において、本体部10の運動指令値及び状態計測値の偏差、本体部10の姿勢、加速度、角速度の偏差が所定量を超える場合、本体部10の移動が困難であると判断する(ステップS02:NO)。この場合、情報取得部111は、本体部10の無線通信部16を通じて無線通信を行うことが可能か判断する(ステップS10)。情報取得部111は、例えば本体部10が水面に浮上できない場合は、無線通信部16を通じた無線通信を行えないと判断する(ステップS10:NO)。この場合、水中航走体1は、上述のステップS04〜S09の処理を実行することにより、ブイ20に画像データ及び音声データの取得及び送信などを行わせる。
一方、例えば本体部10が水面に浮上可能な場合、又は、水面を航走中の場合は、情報取得部111は本体部10の無線通信部16を通じた無線通信を行えると判断する(ステップS10:YES)。この場合、情報取得部111は、本体部10のセンサ12を通じて画像データ及び音声データを取得する(ステップS11)。これにより、本体部10の周囲の状況(例えば、本体部10の航走を妨げる漁船、魚網、漂流物など)に関する画像データ及び音声データを取得することができる。
また、本体部10のGNSS受信機17は、本体部10の自己位置(緯度、経度)を特定する(ステップS12)。
次に、本体部10の無線通信部16は、特定した本体部10の自己位置を含む救難信号を、通信衛星などを通じてサーバ40へ送信する(ステップS13)。救難信号には、水中航走体1の識別番号、本体部10の異常検出部110が検出した異常の内容などが更に含まれていてもよい。
また、本体部10の無線通信部16は、センサ12が取得した画像データ及び音声データを含むデータを、通信衛星などを通じてサーバ40へ送信する(ステップS14)。このデータには、水中航走体1の識別番号、本体部10の異常検出部110が検出した異常の内容、本体部10のログデータ(位置、深度、速度などの履歴情報)などが更に含まれていてもよい。
なお、サーバ40は、救難信号及びデータを受信すると、これを運用者に通知、表示する。また、サーバ40は受信したデータを、インターネットなどを介して他の端末から閲覧可能にしてもよい。
(水中航走体のハードウェア構成)
図5は、本開示の一実施形態に係る水中航走体のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図5を参照しながら、本実施形態に係る水中航走体1の本体部10及びブイ20のハードウェア構成について説明する。
コンピュータ900は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述の本体部10及びブイ20は、それぞれコンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。プロセッサ901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902に確保する。プロセッサ901の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
プログラムは、コンピュータ900に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ900は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ901によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路も、プロセッサの一例に含まれる。
補助記憶装置903の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶装置903は、コンピュータ900のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース904または通信回線を介してコンピュータ900に接続される外部記憶装置910であってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
(作用、効果)
以上に説明した構成によれば、水中航走体1は、本体部10の異常検出時に、異常原因を推定可能なデータとして、本体部10の周辺、又は、本体部10の上方の水面の画像データ及び音声データを取得することができる。
また、水中航走体1は、取得した画像データ及び音声データを、無線通信を通じてサーバ40に送信する。これにより、水中航走体1の運用者は、水中航走体1に異常が生じたことを速やかに認識することができるとともに、画像データ及び音声データに基づいて、水中航走体1の異常の原因を推定することができる。
また、水中航走体1は、ブイ20を浮上させて、本体部10の上方の水面における画像データ及び音声データを取得する。これにより、水中航走体1は、例えば本体部10が魚網に絡まって水面に浮上できない場合であっても、ブイ20のセンサ21を通じてこの魚網を曳く漁船などに関する画像データ及び音声データを取得することができる。
また、水中航走体1のブイ20は、本体部10の異常検出時に、ブイ20とケーブル30との接続を解除して、ブイ20を分離させることができる。このようにすることで、水中航走体1は、本体部10から水面までの距離がケーブル30の最大長よりも大きい場合であっても、ブイ20を水面まで浮上させることができる。また、水中航走体1は、本体部10が魚網などに引きずられて遠方に移動してしまったとしても、ブイ20を異常が発生した地点近傍に留めておくことができる。
また、水中航走体1は、異常検出時に本体部10を水底に降下(接地)させて停止させることにより、海、川などの水流により本体部10が移動してしまうことを抑制できる。
また、水中航走体1は、ブイ20の位置情報、又は本体部10の位置情報を含む救難信号をサーバ40に送信する。このようにすることで、水中航走体1は、本体部10に異常が生じたことを、水中航走体1の運用者に速やかに通知することができる。
以上のとおり、本発明に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述の実施形態において、水中航走体1がブイ20を備える構成を例として説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、水中航走体1はブイ20を備えていなくてもよい。この場合、図4のフローチャートにおいて、ステップS04〜ステップS09の処理を省略するとともに、本体部10の無線通信部16による無線通信ができない場合(ステップS10:NO)であっても、本体部10のセンサ12を通じて画像データ及び音声データを取得する(ステップS11を実行する)。このようにすることで、水中航走体1は、本体部10を回収後に、本体部10のセンサ12により取得及び記録された画像データ及び音声データを、水中航走体1の運用者に提供することができる。水中航走体1の運用者は、この画像データ及び音声データに基づいて、本体部10に生じた異常の原因を推定することができる。
<付記>
上述の実施形態に記載の水中航走体、制御方法、及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
本開示の第1の態様によれば、水中を自律航走する本体部を有する水中航走体は、前記本体部の異常を検出する異常検出部と、前記異常が検出された場合に、前記本体部の周囲、又は前記本体部の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得する情報取得部と、を備える。
このようにすることで、水中航走体は、異常原因を推定可能なデータを取得することができる。
本開示の第2の態様によれば、第1の態様に係る水中航走体は、前記本体部とケーブルを介して接続され、前記本体部の外部に放出可能なブイを更に備え、前記情報取得部は、前記異常が検出された場合に前記ブイを前記本体部の外部に放出させるとともに、当該ブイが有するセンサを通じて前記データを取得する。
このようにすることで、水中航走体は、本体部が水面に浮上できない場合であっても、ブイを介して異常原因を推定可能なデータを取得することができる。
本開示の第3の態様によれば、第2の態様に係る水中航走体において、前記ブイは、前記異常が検出された場合に前記ケーブルとの接続を解除する接続部を更に備える。
このようにすることで、水中航走体は、本体部から水面までの距離がケーブルの最大長よりも大きい場合であっても、ブイを水面まで浮上させることができる。また、水中航走体は、本体部が魚網などに引きずられて遠方に移動してしまったとしても、ブイを異常が発生した地点近傍に留めておくことができる。
本開示の第4の態様によれば、第1から第3の何れか一の態様に係る水中航走体は、前記異常が検出された場合、前記本体部を水底に降下させて停止させる航走停止部を更に備える。
このようにすることで、水中航走体は、異常が発生したときに本体部を水底に接地させて、海、川などの水流により本体部が移動してしまうことを抑制できる。
本開示の第5の態様によれば、水中を自律航走する本体部を有する水中航走体の制御方法は、前記本体部の異常を検出するステップと、前記異常が検出された場合に、前記本体部の周囲、又は前記本体部の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得するステップと、を有する。
本開示の第6の態様によれば、プログラムは、水中を自律航走する本体部を有する水中航走体のコンピュータに、前記本体部の異常を検出するステップと、前記異常が検出された場合に、前記本体部の周囲、又は前記本体部の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得するステップと、を実行させる。
1、1A、1B 水中航走体
10 本体部
11 CPU
110 異常検出部
111 情報取得部
112 送信部
113 航走停止部
12 センサ(第2センサ)
13 スラスタ
14 舵
15 接続部
16 無線通信部
160 無線通信アンテナ
17 GNSS受信機
170 GNSSアンテナ
18 浮力調整部
20 ブイ
21 センサ(第1センサ)
22 無線通信部
220 無線通信アンテナ
23 GNSS受信機
230 GNSSアンテナ
24 接続部
30 ケーブル
40 サーバ
900 コンピュータ

Claims (6)

  1. 水中を自律航走する本体部を有する水中航走体であって、
    前記本体部の異常を検出する異常検出部と、
    前記異常が検出された場合に、前記本体部の周囲、又は前記本体部の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得する情報取得部と、
    を備える水中航走体。
  2. 前記本体部とケーブルを介して接続され、前記本体部の外部に放出可能なブイを更に備え、
    前記情報取得部は、前記異常が検出された場合に前記ブイを前記本体部の外部に放出させるとともに、当該ブイが有するセンサを通じて前記データを取得する、
    請求項1に記載の水中航走体。
  3. 前記ブイは、前記異常が検出された場合に前記ケーブルとの接続を解除する接続部を更に備える、
    請求項2に記載の水中航走体。
  4. 前記異常が検出された場合、前記本体部を水底に降下させて停止させる航走停止部を更に備える、
    請求項1から3の何れか一項に記載の水中航走体。
  5. 水中を自律航走する本体部を有する水中航走体の制御方法であって、
    前記本体部の異常を検出するステップと、
    前記異常が検出された場合に、前記本体部の周囲、又は前記本体部の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得するステップと、
    を有する制御方法。
  6. 水中を自律航走する本体部を有する水中航走体のコンピュータに、
    前記本体部の異常を検出するステップと、
    前記異常が検出された場合に、前記本体部の周囲、又は前記本体部の上方の水面の画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含むデータを取得するステップと、
    を実行させるプログラム。
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