JP2001308642A - 発振回路、半導体装置及びこれらを具備した携帯用電子機器および時計 - Google Patents

発振回路、半導体装置及びこれらを具備した携帯用電子機器および時計

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JP2001308642A
JP2001308642A JP2001070246A JP2001070246A JP2001308642A JP 2001308642 A JP2001308642 A JP 2001308642A JP 2001070246 A JP2001070246 A JP 2001070246A JP 2001070246 A JP2001070246 A JP 2001070246A JP 2001308642 A JP2001308642 A JP 2001308642A
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oscillation circuit
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Tadao Kadowaki
忠雄 門脇
Yoshiki Makiuchi
佳樹 牧内
Shinji Nakamiya
信二 中宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振用インバータを含む発振回路において、
発振開始電圧を低くし、低消費電力駆動を図る。 【解決手段】 水晶発振回路への電源投入から前記水晶
発振回路の安定発振動作開始までと、前記安定発振動作
開始以降における、前記発振用インバータの駆動能力を
変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振回路、半導体
装置及びそれらを具備した携帯用の電子機器および時計
に関するものであり、特に、発振回路の発振用インバー
タに関する。
【0002】
【背景技術】従来より、時計や携帯用の電話、コンピュ
ータ端末などには、水晶振動子を用いた発振回路が広く
用いられている。このような携帯用の電子機器では、消
費電力を節約し、電池の長寿命化を図ることが必要とな
る。
【0003】消費電力の節約という観点から、本発明者
は、携帯用電子機器、特に腕時計に使用される電子回路
の消費電力を分析した。この分析により、プリント基板
上に構成される電子回路のうち、半導体装置においては
発振回路部分の消費電力が他の回路部分に比べ大きな割
合を占めることが確認された。すなわち、携帯用電子機
器に使用される電子回路の発振回路部分での消費電力を
節減することが、使用電池の長寿命化を図る上で効果的
であることを見出した。
【0004】図4には、従来の水晶発振回路の一例が示
されている。
【0005】この水晶発振回路は、水晶振動子X’ta
lと、発振用インバータINV0と、フィードバック回
路を構成する高抵抗Rfとを含んで構成されている。前
記フィードバック回路は、抵抗Rf以外に、位相補償用
のコンデンサCD,CGを含んで構成され、発振用インバ
ータINV0のドレイン出力を、180度位相反転され
たゲート入力として発振用インバータINV0のゲート
へフィードバック入力するものである。
【0006】従来このような水晶発振回路に用いられる
発振用インバータINV0は、一対のP型電界効果トラ
ンジスタ(以下PMOSと記す)QP0,N型電界効果ト
ランジスタ(以下NMOSと記す)QN0を含み、各PM
OSQP0,NMOSQN0のゲートが入力側、ドレインが
出力側として機能するように構成されている。そして、
前記各トランジスタQP0,QN0は、そのドレイン側が互
いに接続され、そのソース側がそれぞれ接地電圧側Vd
d,定電圧側Vreg側に接続されている。
【0007】以上の構成の水晶発振回路では、発振用イ
ンバータINV0に負の定電圧Vregを印加すると、前
記発振用インバータINV0の出力が180度位相反転
されてゲートにフィードバック入力される。これによ
り、前記発振用インバータINV0を構成するPMOS
QP0,NMOSQN0が交互にオンオフ駆動され、水晶発
振回路の発振出力が次第に増加し、ついには水晶振動子
X’talが安定した発振動作を行なうようになる。
【0008】しかし、従来の水晶発振回路では、起動時
にも、安定発振後にも、常にPMOSQP0,NMOSQN
0両トランジスタを交互にオンオフ駆動するように構成
されているため、以下に記述する問題があった。
【0009】従来の水晶発振回路では、安定発振後にも
常にPMOSQP0,NMOSQN0を交互にオンオフ駆動
している。この場合、PMOSトランジスタQP0をオン
駆動しているときには、水晶振動子X’talに充電さ
れたエネルギーのほとんどをそのまま放電する。したが
って、次の充電サイクルにおいて、水晶振動子X’ta
lをはじめから充電しなければならず、本発明者は、こ
れが、回路全体の電力消費を節減する上の大きな問題と
なることを見出した。
【0010】すなわち、水晶発振回路が安定して発振し
ている状態では、水晶振動子X’talに充電された電
力を充放電サイクルにおいて完全に放電しなくても、安
定した発振状態を維持することができる。しかし、従来
の回路では、この充放電サイクルにおいて、水晶振動子
X’talの充電電力をそのまま放電し、再度充電する
というサイクルを繰り返していたため、これが回路全体
の電力消費を増加させる大きな要因となっていた。
【0011】図5に、前述した問題を解決するために本
願発明者によって検討された水晶発振回路を示す。
【0012】本水晶発振回路は、水晶振動子X’ta
l,補償用コンデンサCG,CDに加えて、メイン発振用
インバータINVMと、サブ発振用インバータINVS
と、制御用ゲートNMOSQN5,PMOSQP5とを含
む。
【0013】すなわち、この水晶発振回路は、駆動能力
が大きい発振用インバータと、駆動能力が小さい発振用
インバータとを含み、発振開始動作を容易にするため
に、電源投入時は、駆動能力が小さい発振用インバータ
に併用して、駆動能力が大きい発振用インバータを使用
して発振動作を開始させる。そして、前記水晶発振回路
の安定発振後は、前記駆動能力の大きい発振用インバー
タを停止させて前記駆動能力の小さい発振用インバータ
にて発振動作を行なうことにより、電源投入時と安定発
振時で動作を切り分け、図4に示す水晶発振回路の低消
費電力化を図ったものである。
【0014】次に、図5に示される水晶発振回路につい
て説明する。
【0015】前記メイン発振用インバータINVMは、
ソースに接地電圧Vddが印加されたPMOSQPMと、ソ
ースに定電圧Vregが印加されたNMOSQNMにより構成
されている。そして、前記PMOSQPMとNMOSQNMの
ゲートは共通に接続されるとともに、前記サブ発振用イ
ンバータINVSのゲートと共通に接続されている。前
記サブ発振用インバータINVSは、ドレインが共通接
続されたPMOSQPS,NMOSQNSにより構成され、前
記ドレインはさらに前記メイン発振用インバータINV
Mの出力部とも接続されている。
【0016】ここで、サブ発振用インバータINVSを
構成する前記PMOSQPS,NMOSQNSの電流増幅率β
ps,βnsは、前記メイン発振用インバータINVMを構
成するPMOSQPMおよびNMOSQNMの電流増幅率βp
m,βnmよりも大きくされている。したがって、サブ発
振用インバータINVSの駆動能力が、メイン発振用イ
ンバータINVMの駆動能力よりも大きくされている。
【0017】そして、前記PMOSQPSのソースとPM
OS制御用ゲートQP5のドレインが接続され、かつ前記
PMOSQP5のソースには接地電圧Vddが印加され、前
記NMOSQNSのソースとNMOS制御用ゲートQN5の
ドレインが接続され、かつ前記NMOSQN5のソースに
定電圧Vregが印加されている。そして、前記PMOS
制御用ゲートQP5のゲートはCMOSインバータCI0
の出力を受けるように接続されている。
【0018】また、前記CMOSインバータCI0への
入力及び前記NMOS制御用ゲートQN5のゲートへの入
力としては、夫々選択信号SEL0が入力される。ここ
で、前記選択信号SEL0は、水晶発振回路の動作状態
によって、入力/非入力とされるものであって、電源投
入時にはハイレベル、安定動作時にはロウレベルとされ
るものである。
【0019】すなわち、電源投入時は前記選択信号SE
L0がハイレベルなので、PMOS制御トランジスタQP
5とNMOS制御トランジスタQN5がオンする。よっ
て、電流増幅率の小さいトランジスタを含むメイン発振
用インバータINVMと、電流増幅率の大きいトランジ
スタを含むサブ発振用インバータINVSの2個の発振
用インバータを共に使用して、駆動力を増大させて発振
動作が起動される。そして、水晶発振回路の安定発振後
はメイン発振用インバータINVMだけで駆動力を小さ
くして発振動作が行なわれることで、水晶発振回路の低
消費電力化を図るものである。
【0020】このように、以上の構成の水晶発振回路
は、発振開始動作を容易にするために、電流増幅率の大
きいトランジスタを含むサブ発振用インバータINVS
と、電流増幅率の小さいトランジスタを含むメイン発振
用インバータINVMとを設けている。そして、電源投
入時は前記メイン発振用インバータINVMと前記サブ
発振用インバータINVSにて発振動作を開始させ、安
定発振後は、前記サブ発振用インバータINVSを停止
させ、前記メイン発振用インバータINVMのみを動作
状態として安定発振後の低消費電力化を図っていた。
【0021】しかし、図5に示される水晶発振回路は、
発振開始時に発振用インバータの駆動能力を高くするこ
とで、発振動作の安定状態を早期に得ることができる
が、この場合、発振開始電圧の絶対値|Vsta|が高くな
ってしまう。
【0022】水晶発振回路の発振開始電圧の絶対値|Vs
ta|を式1に示す。尚、式1においては、簡略化のため
にサブ発振用インバータINVSの発振開始電圧Vsta
についてを示し、式1中のRsは水晶振動子の直列共振
抵抗,Cはドレイン容量CDおよびゲート容量CG,βp
は発振用インバータのPMOSの電流増幅率,βnは発
振用インバータのNMOSの電流増幅率,Vthpはサブ
発振用インバータINVSのPMOSQPSの閾値電圧,
Vthnはサブ発振用インバータINVSのNMOSQNSの
閾値電圧とする。
【0023】
【数1】
【0024】式1からも分かるように、発振開始電圧の
絶対値|Vsta|は、閾値電圧Vthp,Vthnの依存の方
が、電流増幅率βp,βnの依存よりも大きい。
【0025】よって、このような水晶発振回路において
は、発振開始電圧Vstaは前記サブ発振用インバータI
NVSを構成するPMOSQPSの閾値電圧VthpS,NM
OSQNSの閾値電圧VthnSに依存し、また、製造上のば
らつきによる前記閾値電圧VthpSおよびVthnSへの変
動も起因して、発振開始電圧Vstaを低くすることは困
難であると共に、この製造上のばらつきという問題は、
発振回路という回路の特性上、不利なものとなってい
た。
【0026】発振開始電圧の絶対値|Vsta|を低くする
ためには、たとえば、電流増幅率βp,βnを夫々高くす
ることによっても行なうことができる。しかし、たとえ
ば、電流増幅率βp,βnを100倍とすることは、前記
PMOSQPMおよびNMOSQNMの夫々のチャネル幅を1
00倍とすることであり、集積度向上の面で好ましくな
いという問題がある。また、チャネル幅を増加させる
と、ドレイン素子も増大し、ドレイン−基板間の寄生容
量が増加することになり、消費電力が増加してしまうこ
とになる。以上、サブ発振用インバータINVSについ
て例を挙げて説明したが、前記メイン発振用インバータ
INVMについても同様のことがいえる。
【0027】また、前記時計および携帯用電子機器に内
蔵された銀電池においては、電源仕様が1.58Vであ
って、前記サブ発振用インバータINVSを構成するP
MOSQPM,NMOSQNMの製造上のばらつきにより、閾
値電圧VthpM,VthnMが変動した場合の動作確保が困
難であった。
【0028】さらに、充電式腕時計に内蔵された、リチ
ウムイオンにより構成される2次電池等を電源とする場
合、例えば、電源仕様が1.4Vであって、この場合も
前記サブ発振用インバータINVSを構成するPMOS
QPS,NMOSQNSの製造上のばらつきにより、閾値電圧
VthpS,VthnSが変動した場合の動作確保が困難であ
り、さらに充電に要する時間が長く係り過ぎるという問
題があった。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、発
振用インバータを含む発振回路、半導体装置、携帯用電
子機器、時計において、駆動能力の高い発振用インバー
タと、駆動能力の低い発振用インバータとを、夫々を構
成するトランジスタの閾値電圧を調整することにより形
成し、水晶発振回路への電源投入から前記水晶発振回路
の安定発振動作開始までと、前記安定発振動作開始以降
における、前記発振用インバータの駆動能力を閾値電圧
の変更により選択可能とした、低消費電力駆動の発振回
路を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の発振回路は、第
1の閾値電圧をもつトランジスタを少なくとも1つ含む
第1の発振用インバータと、第1の閾値電圧とは異な
る、第2の閾値電圧をもつトランジスタを少なくとも1
つ含む第2の発振用インバータとを含み、第1の期間
は、前記第1の発振用インバータにて発振動作を行な
い、第2の期間は、前記第2の発振用インバータにて発
振動作を行なう。
【0031】
【発明の実施の形態】実施の形態1の発振回路は、第1
の閾値電圧をもつトランジスタを少なくとも1つ含む第
1の発振用インバータと、第1の閾値電圧とは異なる、
第2の閾値電圧をもつトランジスタを少なくとも1つ含
む第2の発振用インバータと、前記第1および前記第2
の発振用インバータの出力側と入力側に接続された水晶
発振子を有し、前記第1及び前記第2の発振用インバー
タの出力信号を位相反転して、前記発振用インバータに
フィードバック入力するフィードバック回路と、を含
み、第1の期間は、前記第1の発振用インバータにて発
振動作を行ない、第2の期間は、前記第2の発振用イン
バータにて発振動作時を行なうことを特徴とする。
【0032】したがって、実施の形態1の発振回路によ
れば、前記第1の期間と、前記第2の期間とで、夫々駆
動能力が異なる前記第1の発振用インバータと前記第2
の発振用インバータを使い分けることができ、前記フィ
ードバック回路における前記水晶発振子に充電されたエ
ネルギーを効率的に利用して、回路規模を増大させるこ
となく、安定且つ消費電力の低い発振動作が可能とな
る。
【0033】実施の形態2の発振回路は、実施の形態1
の特徴点に加え、前記第1の閾値電圧の絶対値は、前記
第2の閾値電圧の絶対値よりも低いことを特徴とする。
【0034】したがって、実施の形態2の発振回路によ
れば、不純物打ち込みによって、前記第1の閾値電圧の
絶対値を低くすることで、前記第1の発振用インバータ
の駆動能力を大きくし、前記第2の閾値電圧の絶対値を
高くすることで、前記第2の発振用インバータの駆動能
力を小さくすることを容易に行なうことができる。
【0035】実施の形態3の発振回路は、実施の形態1
乃至2のいずれかの特徴点に加え、前記第1の閾値電圧
をもつトランジスタを除く、前記第1の発振用インバー
タに含まれるすべてのトランジスタの閾値電圧の絶対値
は、前記第1の閾値電圧の絶対値以上かつ前記第2の閾
値電圧の絶対値以下であり、前記第2の閾値電圧をもつ
トランジスタを除く、前記第2の発振用インバータに含
まれるすべてのトランジスタの閾値電圧の絶対値と同等
もしくは低いことを特徴とする。
【0036】したがって、実施の形態3の発振回路によ
れば、前記第1の閾値電圧をもつトランジスタおよび前
記第2の閾値電圧をもつトランジスタ以外のトランジス
タは、すべて同等の駆動能力を有し、前記第1の閾値電
圧をもつトランジスタと前記第2の閾値電圧をもつトラ
ンジスタのみで、前記第1の発振用インバータと前記第
2の発振用インバータの駆動能力を制御することができ
る。
【0037】実施の形態4の発振回路は、実施の形態1
乃至3のいずれかの特徴点に加え、前記第1の発振用イ
ンバータに含まれるすべてのトランジスタは、絶対値で
前記第1の閾値電圧を有し、前記第2の発振用インバー
タに含まれるすべてのトランジスタは、絶対値で前記第
2の閾値電圧をもつことを特徴とする。
【0038】したがって、実施の形態4の発振回路によ
れば、前記第1の発振用インバータに流れる電流と、前
記第2の発振用インバータに流れる電流を、前記第1の
期間と前記第2の期間で切り換えることができ、前記第
1の発振用インバータを流れる電流と、前記第2の発振
用インバータを流れる電流の差を大きくすることがで
き、前記第1の発振用インバータと前記第2の発振用イ
ンバータとの駆動能力の差を大きくすることができる。
【0039】実施の形態5の発振回路は、実施の形態1
乃至4のいずれかの特徴点に加え、前記第1の発振用イ
ンバータと、前記第2の発振用インバータは、ともに第
1導電型のトランジスタと第2導電型のトランジスタと
を含むことを特徴とする。
【0040】したがって、実施の形態5の発振回路によ
れば、CMOSにより発振用インバータを構成すること
ができるので、低消費電力かつ特性の良い発振を得るこ
とができる。
【0041】実施の形態6の発振回路によれば、実施の
形態1乃至3のいずれかの特徴点に加え、前記第1の期
間は電源投入から安定発振までの期間であって、前記第
2の期間は安定発振から発振終了までの期間であること
を特徴とする。
【0042】したがって、実施の形態6の発振回路によ
れば、電源投入時から発振動作が安定するまでの期間
と、発振動作が安定してから発振動作が終了するまでの
期間とで、前記第1あるいは前記第2の発振用インバー
タにおける駆動能力を使い分けることができるため、前
記水晶発振子に充電されたエネルギーを効率よく利用す
ることができ、低消費電力化が図れる。
【0043】実施の形態7の発振回路は、実施の形態6
の特徴点に加え、前記発振回路は発振用インバータ切り
換え回路を含み、前記発振用インバータ切り換え回路
は、前記電源投入から安定発振までの期間を検出し、前
記第1の発振用インバータの選択を行ない、前記安定発
振から発振終了までの期間に、前記第2の発振用インバ
ータの選択を行なうことを特徴とする。
【0044】したがって、実施の形態7の発振回路によ
れば、前記発振用インバータ切り換え回路を設けること
によって、電源投入から安定発振までの期間には、駆動
能力の大きい前記第1の発振用インバータにて発振動作
を行ない、安定発振から発振終了までの期間には駆動能
力の小さい前記第2の発振用インバータにて発振動作を
行なうことで低消費電力化が図れる。
【0045】実施の形態8の発振回路は、実施の形態7
の特徴点に加え、前記発振用インバータ切り換え回路
は、前記発振回路への電源投入を検出する電源投入検出
回路と、電源が投入された時点から経過時間を測定し
て、前記第1の期間から前記第2の期間への切り換え時
点を検出するタイマーと、を含み、前記電源が投入され
た時点で前記第1の発振用インバータの選択を行ない、
前記タイマーが前記第1の期間から前記第2の期間への
切り換え時点を検出した時点で、前記第2の発振用イン
バータの選択を行なうことを特徴とする。
【0046】したがって、実施の形態8の発振回路によ
れば、前記発振用インバータ切り換え回路において、前
記電源投入検出回路によって電源投入を検知して、駆動
能力の大きい前記第1の発振用インバータを起動させ、
前記タイマーにより予め設定された時間の経過後に、駆
動能力の小さい前記第2の発振用インバータを起動させ
ることができ、発振回路の低消費電力化を図ることがで
きる。また、前記タイマーの代わりに前記電源投入回路
にて時定数を、前記第1の期間から前記第2の期間への
切り換え時点となるように設定することにより、構成す
ることもできる。
【0047】実施の形態9の発振回路によれば、実施の
形態1乃至3のいずれかの特徴点に加え、前記第1およ
び前記第2の発振用インバータは共に第1の電位と、該
第1の電位よりも低い第2の電位との間に設けられ、前
記第1の電位と前記第2の電位との間に、前記第1の発
振用インバータへの電源供給を制御する第1の制御回路
と、前記第2の発振用インバータへの電源供給を制御す
る第2の制御回路とが設けられてなることを特徴とす
る。
【0048】したがって、実施の形態9の発振回路によ
れば、前記第1の発振用インバータおよび前記第2の発
振用インバータへの電源の供給を、前記第1の制御回路
と、前記第2の制御回路により制御することができ、前
記第1の発振用インバータおよび前記第2の発振用イン
バータを前記第1の電位および前記第2の電位と接続ま
たは切り離して、動作/非動作状態を選択することがで
きる。
【0049】実施の形態10の半導体装置によれば、第
1の閾値電圧をもつトランジスタを少なくとも1つ含む
第1の発振用インバータと、前記第1の閾値電圧の絶対
値よりも、その絶対値が低い第2の閾値電圧をもつトラ
ンジスタを少なくとも1つ含む第2の発振用インバータ
と、外付けされた水晶発振子と出力側と入力側が接続さ
れた前記第1及び前記第2の発振用インバータの出力信
号を位相反転して、前記発振用インバータにフィードバ
ック入力するフィードバック回路と、を含み、前記第1
の発振用インバータにおいて、前記第1の閾値電圧をも
つトランジスタを除くすべてのトランジスタの閾値電圧
の絶対値は、前記第2の閾値電圧の絶対値以上かつ前記
第1の閾値電圧の絶対値以下である第3の閾値電圧を有
し、前記第2の発振用インバータにおいて、前記第2の
閾値電圧をもつトランジスタを除くすべてのトランジス
タは、前記第3の閾値電圧の絶対値と同等または低い前
記第4の閾値電圧を有し、第1の期間は、前記第2の発
振用インバータにて発振動作を行ない、第2の期間は、
前記第1の発振用インバータにて発振動作時を行なうこ
とを特徴とする発振回路を含むことを特徴とする。
【0050】したがって、実施の形態10の半導体装置
によれば、前記第1の期間と、前記第2の期間とで、夫
々駆動能力が異なる前記第1の発振用インバータと前記
第2の発振用インバータを使い分けることができ、不純
物打ち込みによって、前記第1の閾値電圧の前記第1の
発振用インバータの駆動能力を大きくし、前記第2の閾
値電圧の絶対値を高くすることで、前記第2の発振用イ
ンバータの駆動能力を小さくすることを容易に行なうこ
とができ、前記フィードバック回路における前記水晶発
振子に充電されたエネルギーを効率的に利用して、安定
且つ消費電力の低い発振動作が可能となり、半導体装置
の低消費電力化が実現できる。更に、発振回路の規模を
増大させることがないため、半導体装置の高集積化,大
容量化が図れる。
【0051】実施の形態11の半導体装置は、実施の形
態10の特徴点に加え、前記第1の期間は電源投入から
安定発振までの期間であって、前記第2の期間は安定発
振から発振終了までの期間であることを特徴とする。
【0052】したがって、実施の形態11の半導体装置
によれば、電源投入時から発振動作が安定するまでの期
間と、発振動作が安定してから発振終了までの期間で、
前記第1あるいは第2の発振用インバータにおける駆動
能力を使い分けることができるため、前記水晶発振子に
充電されたエネルギーを効率よく利用することができ、
低消費電力化が図れる。
【0053】実施の形態12の半導体装置は、実施の形
態10または11の特徴点に加え、前記第1の閾値電圧
の絶対値と、前記第3の閾値電圧の絶対値は同等であっ
て、前記第2の閾値電圧の絶対値と、前記第4の閾値電
圧の絶対値は同等であることを特徴とする。
【0054】したがって、実施の形態12の半導体装置
によれば、前記第1の発振用インバータに流れる電流
と、前記第2の発振用インバータに流れる電流を、前記
第1の期間と前記第2の期間で切り換えることができ、
前記第1の発振用インバータを流れる電流と、前記第2
の発振用インバータを流れる電流の差を大きくすること
ができ、前記第1の発振用インバータと前記第2の発振
用インバータとの駆動能力の差を大きくすることがで
き、半導体装置の低消費電力化を図ることができる。
【0055】実施の形態13の半導体装置は、実施の形
態10乃至12のいずれかにおいて、前記第1の発振用
インバータと、前記第2の発振用インバータは、ともに
第1導電型のトランジスタと第2導電型のトランジスタ
とを含むことを特徴とする。
【0056】したがって、実施の形態13の半導体装置
によれば、CMOSにより発振用インバータを構成する
ことができるので、低消費電力かつ特性の良い発振を得
ることができる。
【0057】実施の形態14の携帯用電子機器は、実施
の形態1乃至9のいずれかの発振回路を含み、前記発振
回路の発振出力から動作基準信号を形成することを特徴
とする。
【0058】したがって、実施の形態14の携帯用電子
機器によれば、携帯用電子機器の製造ばらつきによら
ず、電子回路の低消費電力化が図れ、携帯用電子機器に
おいて、発振動作を安定して行なうことができるだけで
なく、使用電池の長寿命化を図ることができ、携帯用電
子機器の使い勝手を向上することができる。
【0059】実施の形態15の時計は、実施の形態1乃
至9のいずれかの発振回路を含み、前記発振回路の発振
出力から時計基準信号を形成することを特徴とする。
【0060】したがって、実施の形態15の時計によれ
ば、時計の製造ばらつきによらず、電子回路の低消費電
力化が図れ、時計において、発振動作を安定して行なう
ことができるだけでなく、使用電池の長寿命化を図るこ
とができ、時計の使い勝手を向上することができる。
【0061】<実施例1>図1には、本発明の好適な実
施例1にかかる水晶発振回路が示されている。本実施例
の水晶発振回路は、クォーツタイプの腕時計に使用され
る水晶発振回路である。尚、前記図5に示す回路と対応
する部材には、同一符号を付し、その説明は省略する。
【0062】本実施例の水晶発振回路は、閾値電圧の低
い、PMOSおよびNMOSを含む発振用インバータ
と、閾値電圧の高い、PMOSおよびNMOSを含む発
振用インバータとを含む。そして、水晶発振回路への電
源投入時は閾値電圧の低いMOSにて構成された発振用
インバータで発振動作を開始させ、水晶発振回路の安定
発振後は、閾値電圧の高いMOSにて構成された発振用
インバータに切り替えて発振動作させるようにしたもの
である。
【0063】図1に示される水晶発振回路について説明
する。本実施例の水晶発振回路は、第1の発振用インバ
ータINV1と、第2の発振用インバータINV2と、
P/NMOS制御ゲートQP3,QP4,QN3,QN4と、水
晶振動子X’talと、フィードバック回路を構成する
高抵抗Rfとを含んで構成されている。前記フィードバ
ック回路は、抵抗Rf以外に、位相補償用のコンデンサ
D,CGを含んで構成され、前記発振用インバータのド
レイン出力を、180度位相反転されたゲート入力とし
て第1の発振用インバータINV1のゲートへフィード
バック入力するものである。
【0064】発振用インバータとしては、PMOSQP1
とNMOSQN1を含む第1の発振用インバータINV
1、PMOSQP2とNMOSQN2を含む第2の発振用イ
ンバータINV2が形成されている。そして前記第1の
発振用インバータINV1,INV2は、それぞれ第1
の電位側とこれよりも低い電圧の第2の電位側に接続さ
れ、両電位の電位差により電力供給を受け駆動されるよ
うに構成されている。ここで、本実施例の水晶発振回路
においては、前記第1の電位は接地電圧Vddに設定さ
れ、第2の電位は定電圧Vregに設定されている。ここ
で、特に図示しないが、本実施例の発振回路は、定電圧
発生回路により形成された負の定電圧Vregを受けるよ
うに構成され、前記第1の発振用インバータINV1お
よび前記第2の発振用インバータINV2は、接地電圧
Vddおよび負の定電圧Vreg間で発振が行なわれるもの
である。
【0065】前記第1の発振用インバータINV1を構
成する、PMOSQP1,NMOSQN1の夫々の閾値電圧
|Vthp1|,Vthn1は、前記第2の発振用インバータI
NV2を構成する、PMOSQP2,NMOSQN2の夫々
の閾値電圧|Vthp2|,Vthn2よりも低くされて形成さ
れている。このような閾値電圧の制御については、トラ
ンジスタ形成時の不純物の打ち込み濃度を制御すること
により、夫々の発振用インバータごとに閾値電圧が異な
るように形成される。そして、たとえば、これらの閾値
電圧Vthn1とVthn2,Vthp1とVthp2との差を0.
1V〜0.3V程度にすることができる。
【0066】そして、前記第1の発振用インバータIN
V1,INV2は、一端に接地電圧Vddが印加された前
記コンデンサCGの他端と、夫々の入力ゲートが共通に
電気的に接続されている。さらに、前記第1の発振用イ
ンバータINV1,INV2は、夫々の出力ノードが共
通に接続されると共に、接地電圧Vddが一端に印加され
たコンデンサCDの他端、および水晶振動子X’tal
の一端と接続される。また、前記水晶振動子X’tal
の他端は、前記コンデンサCGの他端、前記第1の発振
用インバータINV1,INV2のゲート入力、フィー
ドバック抵抗Rfの一端と接続される。更に、前記フィ
ードバック抵抗Rfの他端は第1の発振用インバータI
NV1,INV2の各出力部と接続されており、前記第
1の発振用インバータINV1,INV2の出力は、各
ゲートにフィードバックされている。
【0067】前記CMOSインバータCI1の出力を受
けるように接続された前記制御用PMOSQP3と、制御
用NMOSQN3の各ゲートには常に相補的な電圧レベル
の選択信号SEL1が入力されることにより、オンオフ
が制御され、接地電圧Vddおよび定電圧Vregと第1の
発振用インバータINV1との接続/非接続が制御され
ている。
【0068】同様に、前記制御用NMOSQP4と、CM
OSインバータCI1の出力を受けるように接続された
前記制御用NMOSQN4の各ゲートには、常に相補的な
電圧レベルの選択信号SEL1が入力されることによ
り、オンオフが制御され、接地電圧Vddと電源電圧Vss
と第2の発振用インバータINV2との接続/非接続が
制御されている。
【0069】そして、前記第1の発振用インバータIN
V1は、選択信号SEL1がゲートに入力される制御用
NMOSQN3、及び前記CMOSインバータCI1を介
してゲートに前記選択信号SEL1の反転信号が入力さ
れる制御用PMOSQP3間に、接続されて設けられてい
る。
【0070】そして、前記第2の発振用インバータIN
V2は、前記CMOSインバータCI1を介して前記選
択信号SEL1の反転信号がゲートに入力される制御用
NMOSQN4及び選択信号SEL1がゲートに入力され
る、制御用PMOSQP4間に、接続されて設けられてい
る。
【0071】また、前記第1の発振用インバータINV
1とINV2は択一的に動作されるものであり、前記第
1の発振用インバータINV1が動作状態で、前記第2
の発振用インバータINV2が非動作状態、又は、前記
第1の発振用インバータINV1が非動作状態で、前記
第2の発振用インバータINV2が動作状態とされる。
【0072】つまり、本実施例の発振回路においては、
発振回路への電源投入時は低い閾値電圧Vthp1,Vthn
1のトランジスタを有する第1の発振用インバータIN
V1で発振動作を容易に開始させ、安定発振開始後は高
い閾値電圧Vthp2,Vthn2のトランジスタを有する第
2の発振用インバータINV2に発振動作を切り替えら
れるものである。
【0073】すなわち、発振回路への電源投入時から安
定発振開始時までの間は、選択信号SEL1をハイレベ
ルとすることによって、制御用PMOSQP3がオン,QP
4がオフし、制御用NMOSQN3がオン,QN4がオフす
る。よって、前記第1の発振用インバータINV1が、
接地電圧Vdd及び定電圧Vregと電気的に接続され、前
記第2の発振用インバータINV2が接地電圧Vdd及び
定電圧Vregと電気的に切り離される。したがって、低
い閾値電圧|Vthp1|,Vthn1で形成されたトランジス
タを含む第1の発振用インバータINV1が選択され
る。
【0074】前述したように、閾値電圧は動作開始電圧
Vstaに大きく依存しているので、動作開始電圧の絶対
値|Vsta|を低くすることができ、前記第1の発振用イ
ンバータINV1により高駆動能力をもって発振動作を
開始することができる。
【0075】そして、一定時間経過後に、水晶発振子
X’talの安定発振動作が得られるようになった時
に、前記選択信号SEL1がロウレベルとされることに
よって、前記制御用PMOSQP3がオフ,QP4がオン
し、前記制御用NMOSQN3がオフ,QN4がオンする。
よって、前記第1の発振用インバータINV1が接地電
圧Vdd及び定電圧Vregと電気的に切り離され、前記第
2の発振用インバータINV2が接地電圧Vdd及び定電
圧Vregと電気的に接続される。したがって、水晶発振
回路の安定発振時に、高い閾値電圧|Vthp2|,Vthn2
で形成されたトランジスタを含む第2の発振用インバー
タINV2が選択される。そして、前記第2の発振用イ
ンバータINV2により、水晶発振子X’talに充電
されたエネルギーを使って、低駆動能力で発振動作を発
振動作終了までの間継続させる。
【0076】このように、本実施例の水晶発振回路によ
れば、電源投入時は低い閾値電圧、すなわち駆動能力の
高い発振用インバータにて発振開始電圧の絶対値|Vsta
|を低くして発振動作を容易に起動させ、安定発振後
は、高閾値電圧、すなわち駆動能力の低い発振用インバ
ータに切り替えて発振させることにより、発振回路を、
効率よくエネルギーを使用して、低消費電力で動作させ
ることができる。
【0077】すなわち、前記閾値電圧|Vthp|,Vthnを
0.5V,0.4V,0.3V等のような閾値電圧に制
御することはプロセス上容易であるため、前述したよう
な方法により、従来のように電流増幅率を高くして発振
開始電圧の絶対値|Vsta|を低くするよりも、閾値電圧
を下げて、発振開始電圧の絶対値|Vsta|を低下させ、
発振開始を容易にして低消費電力化を図る方が有利であ
ることがわかる。
【0078】また、本実施例の発振回路においては、従
来の発振回路と比較して、素子数の大きな増加はないた
め、半導体装置の高集積化,大容量化に対応することが
できる。そして、前記制御用PMOSQP3を前記第1の
発振用インバータINV1におけるPMOSQP1と隣接
させて設け、前記制御用NMOSQN3をNMOSQN1と
隣接させて設け、同様に、前記制御用PMOSQP4を前
記第2の発振用インバータINV2におけるPMOSQP
2と隣接させて設け、前記制御用NMOSQN4をNMO
SQN2と隣接させて設けることにより、効率のよい配線
レイアウトが可能となり、発振回路および半導体装置の
さらなる小型化,高集積化が可能となる。
【0079】次に、前記選択信号SEL1を形成する回
路の好適な実施例について選択信号形成回路を含む発振
回路の機能ブロック図を図2(a)に、各ラインの信号
波形について図2(b)に示す。
【0080】本実施例の選択信号形成回路50は、図1
に示す水晶発振回路10と接続されているものであり、
分周回路20、クロックタイマーセット回路30、電源
投入検出回路40を含む。
【0081】前記電源投入検出回路40は、コンデンサ
C1,抵抗R1,CMOSインバータCI2により構成
され、前記コンデンサC1の一端に接地電圧Vddが印加
されている。そして、前記抵抗R1の一端に電源電圧V
ssが印加され、前記コンデンサC1の他端および前記抵
抗R1の他端が結合され、前記抵抗R1の他端とCMO
SインバータCI2の入力ゲートが接続されている。さ
らに、前記選択信号形成回路50と前記水晶発振回路1
0においては、前記選択信号形成回路50に含まれる前
記クロックタイマーセット回路30の出力信号としての
選択信号SEL1が、前記水晶発振回路10に入力され
た、フィードバック回路が形成されている。
【0082】以下に、図2(a)および(b)を用い
て、選択信号SEL1の形成方法について説明する。
【0083】図2(a)の回路に電源が投入されること
により、水晶発振回路10および選択信号形成回路50
が起動する。そして、電源投入検出回路40において、
接地電圧VddからコンデンサC1,抵抗R1を介して電
源電圧Vssに向かって電流が流れるため、ライン101
の電位は徐々に低下する。そして、この電位はCMOS
インバータCI2への入力電位となるため、ライン10
1の電位が前記CMOSインバータCI2の出力である
ライン102の電位を、電源電圧Vssから接地電位Vdd
へ切り替える。
【0084】一方、前記電源投入により、前記水晶発振
回路10の起動により、水晶振動子X’talによる発
振が開始され、たとえば32kHzのクロック信号を分
周回路20が受け、前記クロック信号を所定の周波数、
たとえば、1Hzに分周して前記クロックタイマーセッ
ト回路30に出力される。
【0085】そして、前記電源投入検出回路40とCM
OSインバータCI2によって制御されるライン102
の電位が、電源投入直後の電源電圧Vssレベルの時にク
ロックタイマーセット回路30をセットし、この時ハイ
レベルの選択信号SEL1が水晶発振回路10へ出力さ
れる。このことにより、図1に示した第1の発振用イン
バータINV1が起動される。
【0086】次に、前記電源投入検出回路40とCMO
SインバータCI2によって制御されるライン102の
電位は、前述したように電源電圧Vssから接地電位Vdd
へ切り替わる。すると、クロックタイマーセット回路3
0のセットは解除されるので、前記クロックタイマーセ
ット回路30は分周回路20からのクロック受付が可能
となる。そして、前記水晶発振回路が発振を開始し、更
に安定状態となれば分周回路20が1Hzのクロック信
号を、タイマーセット回路30に供給するので、タイマ
ーセット回路30が前記1Hzのクロック信号の所定数
を計数すると、選択信号SEL1のレベルをハイレベル
からロウレベルに切り替える。このことにより、図1に
示した第2の発振用インバータINV2が起動される。
そして、この状態は前記水晶発振回路が安定発振してい
る限り継続する。
【0087】以上のように、選択信号形成回路により、
発振回路の発振動作開始時から安定発振動作開始まで
と、安定発振動作開始後から発振動作終了までの駆動能
力の異なる発振用インバータの使い分けができ、消費電
力を低減することが可能となる。
【0088】ここで、本実施例においては、クロックタ
イマーセット回路30を使用して、クロック信号をカウ
ントすることにより水晶発振回路10の安定発振開始を
検出して選択信号の電圧レベルを切り換える例について
記載したが、このクロックタイマーセット回路30を設
けずに、前記電源投入検出回路40により選択信号の電
圧レベルを切り換えることもできる。この場合、コンデ
ンサC1および抵抗R1の大きさを調整し、安定発振開
始までの時間を確保する時定数を得るように、前記電源
投入検出回路40を構成すればよい。
【0089】このように、本発明の発振回路によれば、
低い閾値電圧を有する発振用インバータを動作させるこ
とにより、発振開始電圧の絶対値を容易に低くすること
ができ、製造ばらつきに関係なく、動作電流を増加さ
せ、大電流を発振用インバータに流すことにより発振開
始動作を容易に行なうことを可能とする。さらに、発振
回路の安定発振動作後は、高い閾値電圧の発振用インバ
ータと水晶発振子に充電されたエネルギーを利用して発
振動作させることにより動作電流を減少させることがで
き、低消費電力化が図れる。
【0090】ここで、このようにして得られた本実施例
の発振回路における発振用インバータでの安定発振時の
発振動作についてのグラフを図3に示し、図1の発振回
路における発振動作について説明する。図3において
は、横軸を時間とし、ドレイン波形と、ゲート波形にお
ける時間軸を共通として示す。安定発振開始時に第1の
発振用インバータINV1から第2の発振用インバータ
INV2に切り換えられた水晶発振回路において、前記
第2の発振用インバータINV2の駆動能力に応じてゲ
ート入力波形の振幅が増幅される。そして、前記ゲート
入力波形に対してドレイン出力波形は位相180度にて
反転される。そして、ドレイン容量CDは、高周波成分
をカットし、発振周波数成分だけを有効にして、水晶発
振回路の高調波発振を防ぐフィルターの役目を果たして
いる。そして、前記ドレイン容量C D,水晶振動子X’
tal,ゲート容量CGを含むフィードバック回路はド
レイン波形の位相を180度変換させるものである。
【0091】したがって、本実施例の発振回路によれ
ば、従来と比較してトランジスタ数を大幅に増加させる
ことなく、構成することができるので、低消費電力かつ
高集積な、コストの低い、安定な発振出力特性をもつ発
振回路を構成することができる。
【0092】以上、本実施例の発振回路について説明し
たが、本実施例においては、閾値電圧の設定を第1の発
振用インバータINV1の方が第2の発振用インバータ
INV2よりも低いもの、すなわち、Vthn1<Vthn
2,|Vthp1|<|Vthp2|として記載したが、これに限
定されることはない。たとえば、閾値電圧の設定をIN
V1>INV2、すなわち、Vthn1>Vthn2,|Vthp
1|>|Vthp2|として設定することもできる。ただし、
この場合には、前記発振回路への電源投入時の選択信号
SEL1の電圧をロウレベルとし、安定発振時の電圧を
ハイレベルとすることが必要となる。
【0093】また、前記第1の発振用インバータINV
1における1つのトランジスタと、前記第2の発振用イ
ンバータINV2における1つのトランジスタのみに着
目して、本発明の目的を達成することもできる。
【0094】すなわち、前記第1の発振用インバータI
NV1に含まれるNMOSQN1の閾値電圧Vthn1およ
びPMOSQP1の閾値電圧の絶対値|Vthp1|のうちの
いずれかが、前記第2の発振用インバータINV2に含
まれるNMOSQN2の閾値電圧Vthn2およびPMOSQ
P2の閾値電圧の絶対値|Vthp2|のうちのいずれかより
も閾値電圧が低く、かつ他のトランジスタの閾値電圧の
絶対値が夫々略同等または第1の発振用インバータIN
V1に含まれるトランジスタの方が前記第2の発振用イ
ンバータINV2に含まれるトランジスタよりも低いと
いう条件を満たすようにすれば良い。
【0095】つまり、(1)Vthn1<|Vthp2|(|Vt
hp1|=Vthn2もしくは|Vthp1|<Vthn2)、(2)
Vthn1<Vthn2(|Vthp1|=|Vthp2|もしくは|Vt
hp1|<|Vthp2|)、(3)|Vthp1|<Vthn2(Vth
n1=|Vthp2|もしくはVthn1<|Vthp2|)、(4)
|Vthp1|<|Vthp2|(Vthn1=Vthn2もしくはVth
n1<Vthn2)のうちの1つの条件を満たすことによっ
ても、前記第1の発振用インバータINV1と、前記第
2の発振用インバータINV2の駆動能力を変えること
が可能である。また、この場合、前記第1の発振用イン
バータと、前記第2の発振用インバータとにおいて、夫
々の1つのトランジスタのみに着目して、発振回路の駆
動能力を前記各期間にて異なるようにしているものであ
る。よって、前記2つのトランジスタの夫々の閾値電圧
の差は、可能な範囲で大きくすることが望ましい。
【0096】<実施例2>次に、図6に腕時計に用いら
れる電子回路の一例が示されている。
【0097】この腕時計は、図示しない発電機構を内蔵
している。使用者が腕時計を装着し腕を動かすと、発電
機構の回転錘が回転し、そのときの運動エネルギーによ
り発電ロータが高速回転され、発電ステータス側に設け
られた発電コイル300から交流電圧が出力される。
【0098】この交流電圧が、ダイオード302で整流
され、二次電池301を充電する。この二次電池301
は、昇圧回路303および補助コンデンサ304と共に
主電源を構成する。
【0099】本実施例では、二次電池の電圧が低くて時
計の駆動電圧に満たないときには、昇圧回路303によ
り二次電池の電圧を時計駆動可能な高電圧に変換し、補
助コンデンサ304に蓄電する。そして、この補助コン
デンサ304の電圧を電源として時計回路が動作する。
【0100】この時計回路は、実施例1に記載した発振
回路を含む半導体装置として構成されており、この半導
体装置に端子を介して接続された水晶振動子X’tal
を用いて予め設定された発振周波数、例えば、3276
8Hzの周波数の発振出力を生成し、この発振出力を分
周することにより、一秒ごとに極性の異なる駆動パルス
を出力するように構成されている。この駆動パルスは、
時計回路に接続されたステップモータの駆動コイル30
6へ入力される。これにより、図示しないステップモー
タは、駆動パルスが通電されるごとにロータを回転駆動
し、図示しない時計の秒針、分針、時針を駆動し、時刻
を表示板にアナログ表示することになる。
【0101】ここで、本実施例の時計回路330は、前
述した主電源から供給される電圧により駆動される電源
電圧回路部220と、この電源電圧Vssからこの値より
も低い所定の一定電圧Vregを生成する定電圧発生回路
210と、この定電圧Vregにより駆動される定電圧動
作回路部230とを含んで構成される。
【0102】図7には、前記時計回路330のより詳細
な機能ブロック図が示されている。
【0103】定電圧動作回路部230は、外部接続され
た水晶振動子X’talを一部に含んで構成された実施
例1に記載した水晶発振回路10と、波形整形ゲート2
01と、高周波分周回路202とを含んで構成される。
【0104】前記電源電圧回路部220は、レベルシフ
タ203と、中低周波分周回路204と、その他の回路
205とを含んで構成される。なお、本実施例の時計回
路では、前記電源電圧回路部220と、定電圧発生回路
210とは、主電源から供給される電源電圧Vssにより
駆動される電源電圧動作回路部240を構成している。
また、前記水晶発振回路は、電源投入時から安定発振が
開始されるまでの期間、高駆動能力にて発振動作が行な
われる。
【0105】前記水晶発振回路10は、水晶振動子X’
talを用いて基準周波数fs=32768Hzの正弦
波出力を波形整形ゲート201に出力する。
【0106】前記波形整形ゲート201は、この正弦波
出力を矩形波に整形した後、高周波分周回路202へ出
力する。
【0107】前記高周波分周回路202は、基準周波数
32768Hzを2048Hzまで分周し、その分周出
力をレベルシフタ203を介して中低周波数分周回路2
04へ出力する。
【0108】前記中低周波数分周回路204は、204
8Hzまで分周された信号を、さらに1Hzまで分周
し、その他の回路205へ入力する。
【0109】前記その他の回路205は、1Hzの分周
信号に同期してコイルを通電駆動するドライバ回路を含
んで構成され、この1Hzの分周信号に同期して時計用
駆動用ステップモータを駆動する。
【0110】そして、前記水晶発振回路10の発振動作
が安定した後、前記水晶発振回路10の駆動能力が小さ
くされる。
【0111】本実施例の時計回路において、主電源から
供給される電源電圧Vssにより回路全体が駆動される電
源電圧動作回路部240以外に、これにより低い定電圧
Vregで駆動される定電圧動作回路部220を設けたの
は以下の理由による。
【0112】すなわち、このような時計回路では、長期
間安定した動作を確保するために、その消費電力をさら
に低減することが必要となる。
【0113】通常、回路の消費電力は、信号の周波数、
回路の容量に比例し、さらに供給電源電圧の二乗に比例
して増大する。
【0114】ここで、時計回路に着目してみると、回路
全体の消費電力を低減するためには、回路各部に供給す
る電源電圧を低い値、たとえば定電圧Vregに設定すれ
ば良い。
【0115】次に、信号周波数に着目してみると、時計
回路は、信号周波数が高い水晶発振回路10、波形整形
ゲート201、高周波分周回路202と、それ以外の回
路205とに大別することができる。この信号の周波数
は、前述したように回路の消費電力と比例関係がある。
【0116】そこで、本実施例の定電圧発生回路210
は、主電源から供給される電源電圧Vssから、それより
低い定電圧Vregを生成し、これを高周波信号を扱う回
路部230、すなわち水晶発振回路10、波形整形ゲー
ト201、高周波分周回路202へ供給している。この
ように、前記高周波信号を扱う回路230に対して供給
する駆動電圧を低くすることにより、前述した水晶発振
回路自体消費電力を低消費電力化できるだけでなく、定
電圧発生回路210の負担をさほど増加させることな
く、時計回路全体の消費電力を効果的に低減することが
できる。
【0117】なお、本実施例において、高周波分周回路
202と中低周波分周回路204との間にレベルシフタ
203を設けたのは、以下の理由による。
【0118】高周波分周回路202の出力波高値は、定
電圧Vregレベルであり、主電源の電源電圧Vssの波高
値より小さい。このため、前記電源電圧Vssで駆動され
ている中低周波分周回路204に、高周波分周回路20
2の定電圧Vregレベルの出力をそのまま入力しても、
この入力値が中低周波分周回路202の初段のロジック
レベルの電圧を超えないため、中低周波分周回路204
が正常に動作しない。よって、前記中低周波分周回路2
04が正常に動作するように、前記レベルシフタ203
を使い、前記高周波分周回路202の出力波高値を定電
圧Vregレベルから電源電圧Vssレベルまで引き上げて
いる。
【0119】以上述べたように、本実施例の時計回路お
よびこれを含む電子回路は、実施例1の水晶発振回路を
含んでいるために、電源投入時から安定発振開始までの
期間は、発振開始電圧を低くして発振回路の駆動能力を
大きくし動作を安定させ、安定発振開始から発振終了ま
での期間は、発振回路の駆動能力を小さくすることによ
り、電子回路,時計回路の低消費電力化が図れる。した
がって、前述したような、携帯用の電子機器または時計
において、発振動作を安定して行なうことができるだけ
でなく、使用電池の長寿命化を図ることができ、携帯用
の電子機器または時計の使い勝手を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の発振回路の概略図である。
【図2】実施例1の選択信号形成回路の概略図および夫
々の電位を示すタイミングチャートである。
【図3】実施例1の発振回路のタイミングチャートの概
略である。
【図4】従来の発振回路の概略図である。
【図5】本発明に先立って検討された水晶発振回路の概
略図である。
【図6】水晶発振回路を含む時計回路の機能ブロックの
概略図である。
【図7】水晶発振回路を含む電子回路の機能ブロックの
概略図である。
【符号の説明】
10 水晶発振回路 20 分周回路 30 クロックタイマーセット回路 40 電源投入検出回路 50 選択信号形成回路 201 波形整形用ゲート 202 高周波分周回路 203 レベルシフタ 204 中低周波分周回路 205 その他回路 210 定電圧発生回路 220 電源電圧回路部 230 定電圧駆動動作回路部 240 電源電圧動作回路 300 発電コイル 301 二次電池 302 ダイオード 303 昇圧回路 304 補助コンデンサ 306 時計用モータコイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の閾値電圧をもつトランジスタを少
    なくとも1つ含む第1の発振用インバータと、第1の閾
    値電圧とは異なる、第2の閾値電圧をもつトランジスタ
    を少なくとも1つ含む第2の発振用インバータとを含
    み、第1の期間は、前記第1の発振用インバータにて発
    振動作を行ない、第2の期間は、前記第2の発振用イン
    バータにて発振動作を行なうことを特徴とする発振回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1の発振回路を含むことを特徴と
    する半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の発振回路を含み、前記発振回
    路の発振出力から動作基準信号を形成することを特徴と
    する携帯用電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1の発振回路を含み、前記発振回
    路の発振出力から時計基準信号を形成することを特徴と
    する時計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007311992A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Kawasaki Microelectronics Kk 半導体装置
CN114138045A (zh) * 2022-01-29 2022-03-04 深圳英集芯科技股份有限公司 低功耗晶振起振电路、芯片及电子设备

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