JP2001308507A - 電子装置の製造方法およびはんだ付け装置 - Google Patents
電子装置の製造方法およびはんだ付け装置Info
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Abstract
「しわ」の発生を抑制した電子装置の製造方法およびそ
の実装を実現するハンダ付け装置を提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、上記目的を達成するために、電
子部品の端子を回路基板のスルーホール部に挿入もしく
はその端子部に仮固定し、Sn系のPbフリーはんだ槽から
のはんだの供給を受けて該電子部品の端子と該回路基板
のスルーホール部もしくは端子部とをはんだ接続する工
程を有する電子装置の製造方法において、はんだの供給
を受けた回路基板面に対して冷気を斜めに当て冷却して
はんだ接続したことものである。
Description
等を回路基板に実装した電子装置の製造方法と、実装す
るためのはんだ付け装置に関する。
Cuを添加したSn-Ag-Cu系はんだで、はんだ付けすると、
フィレット表面にしわ模様ができることが一般に知られ
ている。従来使用してきたSn-Pb系はんだの場合、この
種の現象は起きていない。 Sn-Pb系のはんだ付けにおい
ては、はんだ付け後にファンで冷却することは一般に行
われていた。ファンで早く冷却することにより、量産効
率を高めることを目的にしたものである。冷却用ファン
ははんだ槽から離れたところで、即ち、取出し口の近く
ではんだ付け面もしくは部品側を冷却する方式で、冷却
風を基板に直角に当てる方式である。冷却によって、し
わ、クラック等の発生を抑えた例は見あたらない。急冷
する効果は組織改善(微細化) 及びCuランドとはんだ間
で剥離するリフトオフ現象(例えば:菅沼;回路実装学
術講演大会論文集、p67、H10.3.24)防止等が知られて
いる。
Cu系はんだを用いた場合、フィレット表面にできる細か
なしわは、拡大鏡レベルでの観察では細かいために、表
面に光沢のない部分として写り、一般には見過ごす場合
が多かった。しかし、製品を量産化することになると、
材料、寸法の異なる各種の部品が使われるため、部品の
中には大きなしわが発生し、明瞭なクラックに観察され
るものもある。
れる「しわ」の発生を抑制した電子装置の製造方法およ
びその実装を実現するはんだ付け装置を提供することに
ある。
範囲の通りに構成することで達成される。
止のためには、凝固直後の急冷は重要であるが、固相
線、液相線が接近した高温はんだを対象としているた
め、フローはんだ槽に接近した位置(500mm以内。好ま
しくは250mm以内で近ければ近いほど効果はあるが、は
んだ槽への熱的悪影響も出やすい。)での冷却ができ、
かつ、はんだ槽への熱的悪影響なきことがポイントにな
る。Sn-Ag-Cu共晶系高温はんだの場合、凝固寸前の220
℃近傍で急冷することが好ましい。
板を所定の傾斜をもたせて移動させ、その回路基板を空
冷するようにすれば、一方向の冷気の流れが形成できる
こともあって、効果的に基板全面を冷却することができ
た。その結果、フィレット表面に比較的多く発生する小
さなクラック「小さなしわ」に対しては、発生数を従来
に比べて半減できた。特に問題視される大きなクラック
「大きなしわ」の発生確率は元々少ないが、更に従来に
比べ、1/4に低減できる。新たなはんだであるため、
現状では生産管理基準は統一されていない。「大きなし
わ」の定義は、外観の拡大境で深いクラックに見えるも
のとし、発生確率として約5%以下を目安とした。「大き
なしわ」の発生率、欠陥のレベルは継手構造(片面基
板、両面基板)継手のはんだ量、部品及び基板の熱容
量、フロー条件等で変わる。急冷し難い構造ほど、「大
きなしわ」の発生率、欠陥のレベルも大きくなる。「大
きなしわ」を約5%認めても問題ない理由として、「大
きなしわ」が発生しても、-55〜125℃の温度サイクル試
験で表面実装継手及びスルーホール継手において、1000
サイクルを経過しても、「大きなしわ」の跡がクラック
進展の起点になっていないこと、及び「大きなしわ」
がある基板でも、従来のSn-Pb共晶はんだ継手と比べ同
等以上の温度サイクル寿命を有することが確認されてい
ることにある。
た位置に冷却手段、例えばスポットクーラーを設け、基
板移動方向にスポットクーラーのガイド翼を多段に設け
るなどして、一方向の冷気の流れを形成することができ
る。スポットクーラーは冷却風の当たる面積を大きくし
(幅200mm、長さ200mm)、通常は冷却風は10〜30℃の範囲
で制御が可能である。この時の風量は7m3/minであ
る。熱容量が大なる基板、部品を対象とした場合、冷媒
として、液体窒素、液体空気、ドライアイス等を混ぜた
冷媒で冷却して0℃近く、もしくは0℃以下に冷やすとク
ラック防止には効果がある。但し、余り急冷すると基
板、リード間の熱膨張差のため、はんだにクラックが発
生することもあるので、はんだにクラックがでない程度
で高めに制御する必要がある。
の極端な効果はなくても、冷却の程度により、フィレッ
ト外観のしわの程度は下がり、しわの数は少なくなるこ
とも分かった。更に、部品側に設置された窒素のゾーン
冷却と組み合わせると効果を増す。
ルウエーブ方式のはんだフロー槽9に、スポットクーラ
ー2を取り付けたモデルである。
でスポットクーラーをはんだフロー槽9の脇3に直接取
り付ける位置(はんだ浴にスポットクーラーを引っかけ
る状態の位置を0mmとすれば、約0〜約100mm離した位
置)に接近させることがポイントである。これによって
スポットクーラーを用いて冷却された冷媒を、基板4に
挿入された部品5のピン継手部がはんだ付け直後に当て
ることが可能となる。距離lははんだが供給されて継手
が形成された場所(250℃)から冷媒で冷やされ始める地
点(220℃前後)までの距離を示すが、この距離は計算上
では50mm位になる。即ち、1000mm/minのコンベア速度
で、3秒くらいで冷却される距離である。
イド7により、基板4のコンベア6移動方向に向かい向
かうように構成した。これによって基板4の全面を冷却
するため冷却の効果が上がるだけでなく、冷気がはんだ
フロー槽9へ向かわないのでその影響も少ない。
くらいの傾斜11を持たせて配置した。また、ガイド7の
角度12も30〜80度くらいの範囲で有効である。この範囲
である程度角度をつけても、基板面に沿って反対側の熱
いはんだ浴側への表面を這うような層流的な流れが存在
し、はんだ浴から離れていても継手表面を冷やす効果が
ある。基板に直角に当てたのでは、基板表面だけではな
く周辺部を巻き込んだ冷却になるので、はんだ浴への影
響が大きすぎ問題である。ガイドの角度を基板移動方向
に傾けることにより、主流は基板移動方向への円滑な流
れをつくり、かつ、それとは反対方向に、はんだ付け直
後の継手部を冷却するような基板表面層を伝わる熱源方
向の流れをつくり、継手表面を過冷却することにより引
け巣防止の効果をもたらしていると考える。
気の主要な流れが形成され、基板4がコンベア6で移動
してもその形成された冷気の流れにより継続的に冷却さ
れ得る状態となり、基板4の全面を効率よく冷却するこ
とが可能となる。他方、それとは反対方向に、はんだ付
け直後の継手部を過冷却するような基板表面層を伝わる
熱源方向の流れをつくり、引け巣発生を防止していると
考える。
用しているSn-Ag-Cu系高温はんだの温度プロファイルの
一例を示す。高温はんだとしてSn-3.5Ag-0.75Cuなどが
一般に知られているが、ここでは同一系統のSn-3Ag-0.7
Cuを使用した。Sn-3Ag-0.7Cuの融点は217〜221℃で、ス
ルーホール部のランド部に取り付けた熱電対による測定
では、220℃近傍の温度勾配は約15℃/sであった。はん
だクラックの発生位置はフィレット表面の中央部であ
り、かつ、最終凝固の位置であることを引け巣現象の解
析結果で確認されている。このフィレットの中央部表面
位置での温度測定はできないが、最終凝固であることか
ら測定位置よりも若干冷却が遅れるので10〜15℃/s程度
と思われる。
の距離l(噴流部からクーラーが直接当たる場所までの
距離)を長くとれるので効果も出てくる(図1)。即ち、
クラックが大きなものほど、冷却効果の影響が現れるこ
とを示す。Sn-Ag-Cu系高温はんだは220℃前後の融点で
あることから、本来は、はんだ槽の近くで冷却しないと
クラック防止の効果はないように思われる。しかし、実
際には後述の表1に示すように、はんだ付け温度の250
℃から約100〜150℃までに下がった16秒後の位置での平
均冷却速度で評価しても、冷却速度の差による影響が明
確に現れることが分かった。この理由は先ほど示したよ
うに、熱源の方向に基板表面に沿う冷たい層流が流れ込
んで、溶融したばかりのはんだ継手側に流れるため、表
面に過冷却を起こさせ、表面に引け巣を起こさせない効
果と考える。即ち、フィレット表面のクラックは直接に
220℃の凝固位置で直接に冷却できなくとも、少し離れ
た位置での冷却でも、冷媒によるはんだ表面の冷却効果
はあることを示している。冷却効果を出すためにスポッ
トクーラーをはんだ槽に近付け、凝固直後を冷却するこ
とは一番効果はあるが、物理的な制約から距離が限られ
る場合が多い。その場合でも、その近傍を冷却すること
は効果があることが分かった。基板面を広く冷却するこ
とは熱伝導、熱伝達による冷却効果と考える。このた
め、単純ではあるが、冷却媒体の方向が、基板の移動方
向に沿ってスムーズに流れることが重要であり、角度が
変えられる風向きユニットを多段に設けることにより、
さらに冷却効果を発揮することができる。
んだ槽において、スポットクーラーの位置によるフィレ
ット表面クラック発生への影響を調べた。スポットクー
ラーは冷媒を上から下に流す(部品側を冷却)方式であ
る。はんだ付け温度は250℃で、コンベア速度は1000mm/
minである。冷却速度測定位置ははんだ槽から240mm離れ
た位置で、はんだ付け直後から16秒かかる位置である。
そこで、 a)スポットクーラーなし、 b)はんだ槽から離れた位置でのスポットクーラー、 c)はんだ層に近づけたスポットクーラー の3段階について検討した結果を表1に示す。
〜150℃まで下がった16秒後の位置での平均冷却速度を
a)、b)、c)の場合について示したものである。図3は
a)、c)の場合の温度測定部を16秒、32秒とした場合の温
度曲線である。a)、c)の場合に限らず、冷却レベルに応
じて、継手の温度は下がり、表1からフィレット表面ク
ラック発生率も下がっていることが分かる。
について検討した。
する方式の異なりによる冷却速度とフィレット表面クラ
ック発生率について調べた。冷却速度は250℃から約100
℃までの間の測定データであり、コンベア速度は1200mm
/minである。
比べ、はんだ槽側に近づけた場合(基板に風を垂直に当
てる)、 b)コンベア移動方向に流れるようにガイドを設けたスポ
ットクーラーをはんだ槽の脇に設けた場合、の2つにつ
いて比較した結果を表2に示す。
式であり、周りの加熱されたエアを吸い込むため、排気
温度がmax44℃と高くなり、また、風が当たる領域も狭
く問題であることが分かった。
すように、スルーホール継手のフィレット表面を拡大鏡
で観察し、明瞭なクラックを大きなクラックとし、それ
以外を小さなクラックと数えた。大きなクラック周辺に
は小さなクラックが集まり、この小さなクラックは離し
て見ると光沢のない外観を呈しているので、特に問題に
なるとは思えない。
トクーラーを組み合わせた検討を行った。図5は図1に
示した装置に窒素雰囲気ゾーン8を追加した装置であ
る。はんだ付け温度はmax250℃、コンベア速度は1000mm
/minである。以下のa)、b)、c)の条件で比較した。
下に部品側にスポットクーラーを当てる場合(窒素雰囲
気ゾーン冷却は使用しない)、 b)同じくa)の状態で、窒素雰囲気ゾーン冷却を使用した
場合、 c)スポットクーラーをはんだ槽に近づけ、下から上には
んだ付け面側にスポットクーラーを当てて、かつ、窒素
雰囲気ゾーン冷却を使用した場合(図5)である。
ルーホール基板において、はんだ付け装置の冷媒の冷却
速度を横軸に取り、縦軸にクラック発生率をとったもの
である。○が小さなクラックを示し、□が大きなクラッ
クを示す。フィレット部の冷却速度は同一フロー条件で
も基板の形態(片面基板、両面基板)によって異なってく
る。片面基板ははんだ量も少ないため冷却速度は早い傾
向を示す。窒素によるゾーン冷却だけでも基板の部品面
を覆うように冷却することにより、リードからの吸熱を
促進させることによる効果はある。窒素とスポットクー
ラー冷却の相乗作用で効果は更に増す。この場合も窒素
の流れは基板の移動方向に向ける必要がある。使用した
スポットクーラーは10〜30℃で動作できるものを用い、
風量は7m3/minであるが、容量、性能アップは可能であ
る。窒素をフローに使用する時は、本来、スルーホール
中のはんだ揚がりが良くない場合、あるいは低残さフラ
ックスを用いた時に使用されるが、コストアップの点で
限定される。この点、スポットクーラー冷却は経済的で
あると考える。スポットクーラーの流れは角度を設けた
ガイドにより、基板4移動方向にスムーズに流れるた
め、冷却の効果は上がり、はんだ槽への冷媒の巻き込み
もない。これに対して、冷却ファンを取り付け基板下面
を冷媒で垂直に吹き付ける従来の方式は、エアがはんだ
槽の方向にも流れ、はんだ付け作業にも影響を及ぼす。
この効果は新プロセスに比べ僅かであることが図6で分
かった。
冷されやすい片面基板より、両面基板の方が微少クラッ
クは多発し、かつ、大きなクラックも発生し易い。両面
基板で熱容量の大きな部品を搭載した場合に、大きな、
深いクラックが発生し易いことが分かった。この点、本
案による冷却効果は両面基板に対して効果が現れ易い。
斜めから吹き付けることにより、移動方向への流れをつ
くり、かつ全面を冷却し、はんだ槽への熱的影響をなく
すことができる。小さいミクロのクラックは外観上は検
査では問題にならないが、比較的大きな深いクラックは
フィレット表面の中央部に発生するので、この冷却効果
により、大きな、深いクラック発生を防止したり、もし
くは小さいミクロのクラックに抑えることができる。
に接触させる場合、断熱板等を使用することで、はんだ
槽への熱影響を避けることができる。
だ付けすることについて説明してきたが、その他にSn-A
g系はんだ、もしくはSn-Ag-Cu系はんだ、もしくはSn-Cu
系はんだ、もしくはSn-Zn系はんだ、もしくはこれらにB
i、In、Ge、P、Ni、Sb等が1種類以上含んだはんだであ
っても同様の効果が得られる。また、Sn系の鉛フリーは
んだに限らず、液層線温度と固層線温度との差がある鉛
フリーはんだの場合、同様の効果が期待できる。
クラックは少なくなる傾向になるが、逆に、Cuランドと
はんだ間で剥離するリフトオフ現象が起こりやすくなる
傾向がある。本方式による冷却効果により、更に温度が
下がった個所(ランド部)での冷却効果も期待できるの
で、付随的効果として、リフトオフ防止効果にもつなが
る。
ず、フローの大型面付け部品に対しても効果がある。ま
た、リフローにおいても冷却工程で、本方式を採用する
ことにより、発生し易い大型面付け部品に対しても、効
果がある。面付け部品のフィレット中央部のクラックを
エア、もしくは窒素を用いたスポットクーラーによる急
冷効果により防止できる。
冷却手段について説明してきたが、これに限らずはんだ
付け装置に冷却装置を組み込んだものでも良い。冷却手
段はスポットクーラー以外の手段を用いてもよい。
される「しわ」の発生を抑制した電子装置の製造方法お
よびその実装を実現するハンダ付け装置を提供すること
ができる。
断面図。
の温度曲線を示す図。
外観写真。
取り付けた断面図。
図。
Claims (17)
- 【請求項1】電子部品の端子を回路基板のスルーホール
部に挿入して仮固定し、鉛フリーはんだ槽からの鉛フリ
ーはんだの供給を受けて該電子部品の端子を該回路基板
のスルーホール部にはんだ接続する工程を有する電子装
置の製造方法において、 鉛フリーはんだの供給を受けた回路基板面に対して冷気
を斜めに当てたことを特徴とする電子装置の製造方法。 - 【請求項2】前記はんだの供給を受けた回路基板面の反
対面を窒素を用いて冷却したことを特徴とする請求項1
記載の電子装置の製造方法。 - 【請求項3】前記回路基板をコンベアを用いて移動させ
て鉛フリーはんだ槽からの鉛フリーはんだの供給を受け
てはんだ接続するとともにその移動方向に沿って冷気が
流れるようにしたことを特徴とする請求項1または2記
載の電子装置の製造方法。 - 【請求項4】前記スルーホール部の温度勾配を約3〜3
0℃/sの冷却速度で冷却することを特徴とする請求項1
〜3のいずれかに記載の電子装置の製造方法。 - 【請求項5】前記窒素を回路基板の移動方向に流したこ
とを特徴とする請求項3または4記載の電子装置の製造
方法。 - 【請求項6】前記鉛フリーはんだは、Sn-Ag系はんだ、
もしくはSn-Ag-Cu系はんだ、もしくはSn-Cu系はんだ、
もしくはSn-Zn系はんだ、もしくはこれらにBi、In、G
e、P、Niが1種類以上含んだはんだであることを特徴と
する請求項1〜5記載の電子装置の製造方法。 - 【請求項7】前記冷気とは、温度範囲が-5〜30℃、望ま
しくは10〜30℃であることを特徴とする請求項1〜6の
いずれかに記載の電子装置の製造方法。 - 【請求項8】回路基板の端子に面付け部品の端子をはん
だペースト、フラックス等で仮固定したものをリフロー
炉ではんだ接続する工程を有する電子装置の製造方法に
おいて、 リフロー炉内に溶媒を回路基板に対して斜めから当て、
該回路基板の移動方向に流れのあるエアーもしくは窒素
を供給したことを特徴とする電子装置の製造方法。 - 【請求項9】はんだの温度勾配を約3〜30℃/s前後の
冷却速度で冷却する溶媒を回路基板に対して斜めから当
てることを特徴とする請求項8記載の電子装置の製造方
法。 - 【請求項10】鉛フリーはんだを供給できるはんだ槽
と、該はんだ槽からのはんだの供給を受けた回路基板面
に対して冷気を斜めに供給できる冷却手段とを備えたは
んだ付け装置。 - 【請求項11】前記はんだの供給を受けた回路基板面の
反対面を窒素を用いて冷却する手段をさらに備えたこと
を特徴とする請求項10記載のはんだ付け装置。 - 【請求項12】前記回路基板の移動方向に沿って冷気が
流れるように構成したことを特徴とする請求項10また
は11記載のはんだ付け装置。 - 【請求項13】前記窒素を回路基板の移動方向に流すよ
うに構成したことを特徴とする請求項11または12記
載のはんだ付け装置。 - 【請求項14】前記冷却手段が角度のついた風向きガイ
ドを一段以上設けたことを特徴とする請求項9〜12の
何れかに記載のはんだ付け装置。 - 【請求項15】前記風向きガイドが設置面に対して、30
〜80度の傾きを有することを特徴とする請求項14記載
のはんだ付け装置。 - 【請求項16】前記回路基板を設置面に対して、30〜80
度に傾けて移動させることによって前記回路基板面に対
して冷気を斜めに供給するように構成したことを特徴と
する請求項10〜15のいずれかに記載のはんだ付け装
置。 - 【請求項17】リフロー炉内に、回路路基板に対して溶
媒を斜めから当てる手段と、該回路基板の移動方向に流
れのあるエアーもしくは窒素を供給する手段とを備えた
ことを特徴とするはんだ付け装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000131520A JP4332281B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 電子装置の製造方法およびはんだ付け装置 |
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- 2000-04-26 JP JP2000131520A patent/JP4332281B2/ja not_active Expired - Fee Related
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