JP2001307854A - コネクタの製造装置 - Google Patents

コネクタの製造装置

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JP2001307854A
JP2001307854A JP2000116872A JP2000116872A JP2001307854A JP 2001307854 A JP2001307854 A JP 2001307854A JP 2000116872 A JP2000116872 A JP 2000116872A JP 2000116872 A JP2000116872 A JP 2000116872A JP 2001307854 A JP2001307854 A JP 2001307854A
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press
fitting
terminal
terminal fitting
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JP2000116872A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Kanamori
正俊 金森
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造効率の向上を図る。 【解決手段】 インデックステーブル24(回転部材)
は、2つのチャック34(保持部材)が保持位置と圧入
位置とに同時に対応する状態で一時停止し、この一時停
止状態では、保持位置と対応するチャック34が端子金
具Tを保持すると同時に、圧入位置と対応するチャック
34が端子金具TをハウジングHに圧入する。チャック
34が端子金具Tを保持する工程と端子金具Tをハウジ
ングHに圧入する工程とが同時タイミングで行われるた
め、コネクタの製造の1サイクルは、このチャック34
による端子金具保持及び端子金具圧入の工程と、保持位
置から圧入位置へチャック34が回転移動する工程との
2工程だけで済み、1つのコネクタを製造するのに要す
る時間が短く、製造効率に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタの製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板用のコネクタは、一端が端子接続用
のタブとされているとともに他端がプリント基板に接続
されるようになっている細長い端子金具を、ハウジング
に貫通するように圧入した構造になる。従来、この種の
コネクタの製造装置として、所定の供給位置と圧入位置
との間で往復移動するチャックを設けたものが用いられ
ていた。この製造装置では、多数本の端子金具をキャリ
アにより並列状に連結してなる連鎖端子が切断位置に供
給され、その切断位置において端子金具がキャリアから
切り離され、切り離された端子金具が、チャックで摘ま
れることより圧入位置まで移動させられ、さらにチャッ
クで摘まれた状態のままでハウジングに圧入される。
【0003】即ち、1つのチャックが切断位置で端子金
具を摘む工程、端子金具を摘んだチャックが切断位置か
ら圧入位置へ移動する工程、圧入位置でチャックが端子
金具をハウジングに圧入する工程、及びチャックが圧入
位置から切断位置へ復動する工程の4工程によって1個
のコネクタの製造サイクルが完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造装置で
は、チャックが端子金具を摘む工程と端子金具をハウジ
ングに圧入する工程とが時間的に別々のタイミングで行
われるため、コネクタ製造の1サイクルが完了するのに
時間がかかる。また、チャックが端子金具を摘まずに空
のままで圧入位置から切断位置へ無駄に復動する工程も
行われるので、その分の時間的なロスもある。このよう
に、従来の製造装置には製造効率が低いという問題があ
った。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、製
造効率の向上を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の端子金具をキャリアにより並列状に連結してなる連鎖
端子において前記キャリアから切り離された前記端子金
具を保持し、その保持した端子金具をハウジングに圧入
することでコネクタを製造するようにしたコネクタの製
造装置であって、前記キャリアから切り離された前記端
子金具を保持する保持位置と、前記ハウジングに前記端
子金具を圧入する圧入位置とを順に通る円形経路に沿っ
て一方向に間欠回転する回転部材と、この回転部材に一
体回転し得るように設けられた複数の保持部材とを備
え、前記回転部材は、その回転過程において、前記複数
の保持部材のうちの2つが前記保持位置と前記圧入位置
とに同時に対応する状態で一時停止し、この一時停止状
態では、前記保持位置と対応する前記保持部材が前記キ
ャリアから切り離された端子金具を保持する動作を行
い、且つ前記圧入位置と対応する前記保持部材が前記保
持位置で予め保持しておいた前記端子金具を前記ハウジ
ングに圧入する動作を行う構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記保持位置と対応する前記保持部材に端子金具保
持動作を行わせるための保持用カム機構と、前記圧入位
置と対応する前記保持部材に端子金具圧入動作を行わせ
るための圧入用カム機構と、前記回転部材を間欠回転さ
せるための回転機構とが、共通の駆動軸に連結されてい
る構成とした。請求項3の発明は、請求項1又は請求項
2の発明において、前記保持部材は、前記回転部材上に
おいて待機位置から動作位置へ移動することで、前記キ
ャリアから切り離された前記端子金具を保持するように
なっているとともに、前記待機位置と前記動作位置との
間で一体移動するカムフォロアを備えており、前記保持
部材が前記保持位置と対応する状態において、前記カム
フォロアに保持用カム部材を係合させることでその保持
部材を前記待機位置と前記動作位置との間で変位させる
保持用カム機構が、前記回転部材から独立させて固設さ
れている構成とした。
【0008】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、前記保持部材は、前記回転
部材上において待機位置から動作位置へ移動すること
で、前記端子金具を前記ハウジングに圧入するようにな
っているとともに、前記待機位置と前記動作位置との間
で一体移動するカムフォロアを備えており、前記保持部
材が前記圧入位置と対応する状態において、前記カムフ
ォロアに圧入用カム部材を係合させることでその保持部
材を前記待機位置と前記動作位置との間で変位させる圧
入用カム機構が、前記回転部材から独立させて固設され
ている構成とした。
【0009】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかの発明において、前記保持部材は、前記端子
金具を挟持する状態とその挟持を解除する状態との間で
開閉可能であり且つ挟持方向に付勢された一対のフィン
ガーを備えているとともに、前記保持位置と対応する状
態では前記回転部材上において待機位置から動作位置へ
移動することにより、前記キャリアから切り離された前
記端子金具を挟持するようになっており、前記保持位置
には、前記保持部材が前記動作位置に到達する前に前記
フィンガーを挟持解除状態に開かせるとともに、前記動
作位置に到達した前記保持部材が前記待機位置へ復動す
るより前に前記フィンガーを前記付勢にしたがって挟持
状態へ閉じさせる保持用挟持解除部材が設けられている
構成とした。
【0010】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
のいずれかの発明において、前記保持部材は、前記端子
金具を前記ハウジング側へ押圧可能な押圧面を有する固
定フィンガーと、この固定フィンガーに対し前記端子金
具を挟持する挟持位置とその挟持を解除する解除位置と
の間で開閉変位可能であり且つ挟持方向に付勢された可
動フィンガーとを備えているとともに、前記圧入位置と
対応する状態では前記回転部材上において待機位置から
動作位置へ移動することにより、前記端子金具を前記ハ
ウジングに圧入するようになっており、前記圧入位置に
は、前記保持部材が前記端子金具を前記ハウジングに圧
入する途中の位置と圧入を完了する前記動作位置との間
で変位する間、前記可動フィンガーを前記解除位置へ変
位させる圧入用挟持解除部材が設けられている構成とし
た。
【0011】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
のいずれかの発明において、前記連鎖端子はその端子金
具の並列方向と同じ方向に変位しつつ前記保持位置へ供
給されるようになっており、前記保持部材には、前記連
鎖端子における前記端子金具の並列方向と同じ方向に並
ぶ複数の端子保持部が設けられている構成とした。
【0012】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]保持部材が
端子金具を保持する工程と端子金具をハウジングに圧入
する工程とが同時タイミングで行われるため、コネクタ
の製造の1サイクルは、この保持部材による端子金具保
持及び端子金具圧入の工程と、保持位置から圧入位置へ
保持部材が回転移動する工程との2工程だけで済み、1
つのコネクタを製造するのに要する時間が短く、製造効
率に優れる。
【0013】[請求項2の発明]保持用カム機構、圧入
用カム機構及び回転機構が共通の駆動軸に連結されてい
るので、これらの機構を作動させるための駆動源が1つ
で済む。 [請求項3の発明]保持用カム機構は、回転部材から独
立させて固設されているので、保持用カム機構を回転部
材上に設置して回転部材と一体回転させる場合に比べる
と、回転部材を回転させるための駆動力が小さくて済
む。 [請求項4の発明]圧入用カム機構は、回転部材から独
立させて固設されているので、圧入用カム機構を回転部
材上に設置して回転部材と一体回転させる場合に比べる
と、回転部材を回転させるための駆動力が小さくて済
む。
【0014】[請求項5の発明]保持部材が端子金具に
接近する際には、フィンガーは開いているので端子金具
に突き当たる虞がない。また、保持部材が保持位置にあ
るあいだに、フィンガーが閉じて端子金具を挟持するの
で、端子金具を確実に保持することができる。 [請求項6の発明]端子金具がハウジングに圧入された
後はその端子金具に対するフィンガーの挟持が解除され
るが、端子金具は圧入によって遊動規制されているの
で、押圧面で押されることによって確実に圧入されてい
く。圧入が完了して保持部材が動作位置から待機位置へ
戻るときには、圧入済みの端子金具はフィンガーによる
挟持から解放されているので、端子金具がフィンガーに
よって抜け方向へ引っ張られる虞はない。
【0015】[請求項7の発明]1つの保持部材が複数
の端子金具を保持してハウジングに同時に圧入すること
が可能なので、製造効率に優れている。また、連鎖端子
の供給ピッチを変えることにより、保持部材に保持させ
る端子金具の数を変更することが可能なので、ハウジン
グに圧入すべき端子金具の種類や本数が異なる場合にも
柔軟に対応することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図15を参照して説明す
る。本実施形態の製造装置は、複数の端子金具Tをキャ
リアCにより並列状に連結してなる連鎖端子Rを所定の
保持位置Aに供給し、この保持位置Aにおいてキャリア
Cから切り離された端子金具Tをチャック34で保持
し、その保持した端子金具Tを所定の圧入位置Bへ移動
させてハウジングHに圧入し、もってコネクタを製造す
るようにしたものである。そして、本実施形態の製造装
置は、保持位置Aに設けられた切断機構11、インデッ
クステーブル24(本発明の構成要件である回転部
材)、このインデックステーブル24に設けた4つのチ
ャック34(本発明の構成要件である保持部材)、保持
用カム機構45、圧入用カム機構52、切断用カム機構
15、インデックステーブル24を間欠回転させるため
の回転機構27を備えて構成されている。
【0017】[連鎖端子R]連鎖端子Rは、複数の細長
い端子金具TをキャリアCにより連結したものであり、
キャリアCの側縁から複数の端子金具Tが並列状に突出
されている。かかる連鎖端子Rは、その端子金具Tの並
列方向(キャリアCの長さ方向)と同じ方向にガイド溝
10により案内され、切断機構11が設けられている保
持位置Aへ供給される。その送り方向は、図1(装置全
体を示す平面図)における右から左へ向かう方向であ
る。供給の際には、連鎖端子Rは図示しない供給機構に
より所定のピッチずつ間欠的に送られ、本実施形態にお
ける供給ピッチは、隣り合う端子金具T間のピッチ又は
その2倍のピッチとされている。
【0018】[切断機構11]切断機構11は、図1に
おける右から左向きにガイド溝10により水平に供給さ
れる連鎖端子Rに対し、キャリアCから1本又は2本の
端子金具Tを切り離す切断加工を施すためのカッタ12
(刃先は図示しない)を昇降可能に設けるとともに、こ
のカッタ12と連動して昇降する保持用挟持解除部材1
3とを備えている。このカッタ12と保持用挟持解除部
材13は、常には最上端の待機位置にあり、この待機位
置から下降する過程の初期ではカッタ12と保持用挟持
解除部材13とが一体となって下降する。そして、カッ
タ12が連鎖端子Rを切断すると同時に受け台14に当
接してそれ以上の下降を規制された後は、保持用挟持解
除部材13のみが更なる下降を続け、その間に、後述す
るチャック34の可動フィンガー39を開き方向へ変位
させてチャック34を挟持解除状態とする。そして、保
持用挟持解除部材13が最下端位置に達した後の戻り過
程では、保持用挟持解除部材13が上昇して可動フィン
ガー39を閉じ方向へ復動させてチャック34を挟持状
態に復帰させ、その後、カッタ12が保持用挟持解除部
材13と一体となって上昇し、元の待機位置に戻る。
【0019】[切断用カム機構15]切断機構11の昇
降は切断用カム機構15によって行われる。切断用カム
機構15は、図2及び図4に示すように、サーボモータ
16の出力軸にタイミングベルト18を介して連結され
た駆動軸19、この駆動軸19に一体回転可能に固着さ
れた切断用板カム20、基端部(図4における左端部)
を切断用板カム20の外周に当接させたシーソー状に変
位する略水平方向の第1リンク21、下端部を第1リン
ク21の先端部に連結させた第2リンク22、基端部
(図4における右端部)を第2リンク22の上端に連結
させるとともに先端部を切断機構11の上端部に連結さ
せた第3リンク23とを備えて構成される。サーボモー
タ16の駆動によって駆動軸19が連続的に1回転する
間に、上記した切断機構11のカッタ12及び保持用挟
持解除部材13の1サイクルの昇降動作が行われる。
【0020】[インデックステーブル24]インデック
ステーブル24は、上から視て正方形をなす板状をな
し、その中心位置に固着された鉛直方向の回転軸25を
中心として回転可能となっている。このインデックステ
ーブル24の回転軸25は、ギヤボックス26の上方に
突出され、その突出端にインデックステーブル24が固
着されている。かかるインデックステーブル24は、後
述する回転機構27により所定の保持位置Aと所定の圧
入位置Bを通る円形経路に沿って一方向(図端子金具T
における時計回り方向)へ90°ずつ間欠回転される。
【0021】尚、連鎖端子Rが供給される保持位置A
と、端子金具TをハウジングHに圧入する圧入位置Bと
は、インデックステーブル24の回転軸25を中心とし
て90°の角度を空けた配置となっている。また、保持
位置Aへの連鎖端子Rの供給方向は、保持位置Aにある
チャック34(詳しくは後述する)の待機位置と動作位
置との間での移動方向に対して直交する方向(図1にお
いては右から左へ向かう方向)となっており、圧入位置
BへのハウジングHの供給方向は、圧入位置Bにあるチ
ャック34の待機位置と動作位置との間での移動方向に
対して直交する方向(図1における下から上に向かう方
向)となっている。
【0022】[回転機構27]インデックステーブル2
4を間欠回転させる回転機構27は、図2及び図3に示
すように、サーボモータ16の出力軸に連結された駆動
軸19、この駆動軸19にタイミングベルト28を介し
て連結された従動軸29、ギヤボックス26内において
従動軸29に一体回転可能に固着された駆動側傘歯車3
0、この駆動側傘歯車30に係合された従動側傘歯車3
1、この従動側傘歯車31に一体回転可能に固着された
180°の角度範囲のセクタ歯車32、このセクタ歯車
32と係合可能であってピッチ円の径がセクタ歯車32
の2倍とされた従動歯車33、この従動歯車33に一体
回転可能に固着された回転軸25とを備えてなり、この
回転軸25は上記インデックステーブル24に一体回転
可能に固着されている。駆動軸19が連続的に1回転す
る間に、従動軸29とセクタ歯車32も連続的に1回転
するとともに、従動歯車33、回転軸25及びインデッ
クステーブル24が90°の角度だけ回転する。尚、図
3に示すのは、セクタ歯車32が180°回転する間に
従動軸29が90°の回転動作を完了した直後の状態を
示し、この後は、セクタ歯車32が従動歯車33と係合
せずに180°空転するため、従動歯車33及びインデ
ックステーブル24は回転を停止する。
【0023】[チャック34]図1に示すように、イン
デックステーブル24の上面には、その中心から4つの
角隅部へ向かう放射状の進退ガイド(図示せず)に沿っ
て移動可能な4つのスライダ35が、90°角度間隔で
設けられており、各スライダ35の先端部(中心とは反
対の外側の端部)に、夫々、チャック34が固定されて
いる。各スライダ35は、夫々、復帰バネ36によって
インデックステーブル24の中心側へ付勢され、常に
は、チャック34は待機位置(図7及び図8に実線で示
す)に保持されている。各スライダ35には、先端部か
ら下方へ突出するカムフォロア37が設けられており、
後述する保持用カム機構45の保持用カム部材50又は
圧入用カム機構52の圧入用カム部材55がカムフォロ
ア37に係合することで、スライダ35及びチャック3
4が待機位置から外側に向かう動作位置へ移動させられ
る。また、上記の90°ずつ間欠回転するインデックス
テーブル24が一時停止したときには、90°間隔で配
置された4つのチャック34のうちの隣り合う2つのチ
ャック34が保持位置Aと圧入位置Bとに同時に対応す
るようになっている。
【0024】各チャック34は、夫々、スライダ35に
固定して取り付けられた固定フィンガー38と、この固
定フィンガー38に対して先端部を開閉するように上下
方向へシーソー状に揺動し得るように揺動軸40により
支持された可動フィンガー39とを備えて構成される
(図9〜図14を参照)。可動フィンガー39は、スプ
リング41により閉じ方向(端子金具Tを挟持する方
向)へ付勢され、常には、挟持位置(図9,10,1
2,13に示す)に保持されている。また、可動フィン
ガー39における揺動軸40よりも後方(インデックス
テーブル24における中心側)には、上方へ突出した形
態でローラ42が回転可能に支持されている。このロー
ラ42は、後述するように保持用挟持解除部材13によ
り上から押圧されるようになっていて、この押圧動作に
より、可動フィンガー39がスプリング41の付勢に抗
して開きつつ解除位置(端子金具Tの挟持を解除する状
態)へ揺動されるようになっている。また、ローラ42
は圧入用挟持解除部材58の下面に潜り込むようにもな
っていて、この潜り込みによっても、可動フィンガー3
9がスプリング41の付勢に抗して開きつつ解除位置
(端子金具Tの挟持を解除する状態)へ揺動されるよう
になっている。
【0025】また、固定フィンガー38における可動フ
ィンガー39と対向する上面には、先端側を段差状に低
くすることで先端側に臨む押圧面43が形成されてい
る。この押圧面43の高さは、端子金具Tの厚さとほぼ
同じ寸法であって、両フィンガー38,39の間で端子
金具Tを挟持したときにその端子金具Tの後端が押圧面
43に当接するようになっており、チャック34をハウ
ジングHへ接近させると、この押圧面43が端子金具T
をハウジングH側へ押圧する。
【0026】一方、可動フィンガー39における固定フ
ィンガー38と対向する下面には、キャリアCから切り
離された端子金具Tを位置決めして保持するための2つ
の端子保持部44が形成されている。図5及び図6に示
すように、端子保持部44は、保持位置Aにおけるチャ
ック34の待機位置と動作位置との間での移動方向、即
ち連鎖端子RにおけるキャリアCからの端子金具Tの突
出方向と平行に延びる溝状をなすとともに、連鎖端子R
における端子金具Tの並列方向(=連鎖端子Rの供給方
向)と同じ方向に並び且つ連鎖端子Rにおける端子金具
Tの並列ピッチと同じピッチで形成されている。
【0027】各端子保持部44の溝幅は端子金具Tが幅
方向のガタ付きなく嵌合し得る寸法とされている。ま
た、端子保持部44の溝の深さ(高さ)は、端子金具T
の厚さ寸法より僅かに小さい寸法とされていて、可動フ
ィンガー39が挟持位置(閉じ状態)へ変位したときに
は、両フィンガー38,39の間で端子金具Tが確実に
上下方向に挟持されて端子金具Tがチャック34の間か
ら抜けないようになっている。
【0028】[保持用カム機構45]保持用カム機構4
5は、インデックステーブル24が一時停止している間
に、保持位置Aと対応するチャック34に端子金具保持
動作を行わせるためのものである。図2及び図7に示す
ように、サーボモータ16により回転駆動される駆動軸
19には保持用板カム46が一体回転可能に固着され、
この保持用板カム46の外周には、下端を中心として揺
動可能とされた第1リンク47のローラ48が図示しな
い付勢バネにより押圧され、この第1リンク47の上端
には第2リンク49を介して保持用カム部材50が連結
されている。この保持用カム部材50の上面には、イン
デックステーブル24の回転方向に視て凹んだ形状の凹
部51が形成されていて、インデックステーブル24の
回転に伴ってチャック34が保持位置Aに到達すると、
そのチャック34のカムフォロア37が凹部51に嵌合
される。そして、駆動軸19が1回転する間に、保持用
カム部材50は保持位置Aにあるチャック34の移動経
路の平行に往復移動し、この保持用カム部材50と一体
となってチャック34が待機位置から動作位置へ、さら
に動作位置から待機位置へと往復移動する。尚、かかる
保持用カム機構45は、インデックステーブル24に対
して独立させて固設された構造となっている。また、こ
の保持用カム機構45は、後述する圧入用カム機構5
2、上記回転機構27、及び切断用カム機構15と共通
の駆動軸19に連結されて連動するようになっている。
【0029】[圧入用カム機構52]圧入用カム機構5
2は、インデックステーブル24が一時停止している間
に、圧入位置Bと対応するチャック34にハウジングH
への端子金具Tの圧入動作を行わせるためのものであ
る。図2,図3及び図8に示すように、サーボモータ1
6により回転駆動される駆動軸19と一体回転する従動
軸29にはギヤボックス26外に位置する圧入用円筒カ
ム53が一体回転可能に固着され、この圧入用円筒カム
53の外周に形成されたカム溝54には、圧入位置Bに
あるチャック34の待機位置と動作位置との間での移動
方向と平行に移動する圧入用カム部材55のカムローラ
56が係合されている。この圧入用カム部材55のカム
ローラ56と反対側の端部上面には、インデックステー
ブル24の回転方向に視て凹んだ形状の凹部57が形成
されていて、インデックステーブル24の回転に伴って
チャック34が圧入位置Bに到達すると、そのチャック
34のカムフォロア37が凹部57に嵌合される。そし
て、駆動軸19及び従動軸29が1回転する間に、圧入
用カム部材55は圧入位置Bにあるチャック34の移動
経路と平行に往復移動し、この圧入用カム部材55と一
体となってチャック34が待機位置から動作位置へ、さ
らに動作位置から待機位置へと往復移動する。尚、かか
る圧入用カム機構52は、インデックステーブル24に
対して独立させて固設された構造となっている。また、
この圧入用カム機構52は、上記した保持用カム機構4
5、回転機構27、及び切断用カム機構15と共通の駆
動軸19に連結されて連動するようになっている。
【0030】[圧入用挟持解除部材58]ハウジングH
が供給される圧入位置Bには、チャック34が、端子金
具TをハウジングHに圧入する途中の位置と圧入を完了
する動作位置との間で変位する間に、可動フィンガー3
9を解除位置(開く状態)へ変位させるための圧入用挟
持解除部材58が設けられている。この圧入用挟持解除
部材58は、チャック34の移動経路の途中に固定して
設けられ、チャック34が動作位置に到達するより前
に、可動フィンガー39のローラ42が圧入用挟持解除
部材58の下面に対して転動しつつ潜り込み、これによ
り、可動フィンガー39が開くようになっている。ま
た、チャック34が待機位置へ戻る途中においてローラ
42が圧入用挟持解除部材58から外れると、可動フィ
ンガー39はスプリング41の付勢により閉じ方向へ変
位するようになっている。
【0031】[本実施形態の作用]サーボモータ16の
作動により駆動軸19が1回転する際に、その回転のほ
ぼ前半ではインデックステーブル24が一時停止し、保
持位置Aではチャック34が端子金具Tを保持すると同
時に、圧入位置Bではチャック34が端子金具Tをハウ
ジングHに圧入する。そして、駆動軸19の回転の略後
半では、インデックステーブル24が90°回転して一
時停止し、このインデックステーブル24の90°の回
転動作により、ハウジングHへの圧入を終えたチャック
34は圧入位置Bから図1の時計回り方向へ外れた位置
に移動し、保持位置Aで端子金具Tを保持していたチャ
ック34はその端子金具Tを圧入位置Bへ移動させ、別
のチャック34が保持位置Aに移動して端子金具Tの保
持に備える。即ち、インデックステーブル24がその回
転過程で一時停止する位置は、4つのうち2つのチャッ
ク34を保持位置Aと圧入位置Bとに同時に対応させる
位置となっている。
【0032】次に、上記各動作を、図15に示すタイム
チャート及びその他の図を参照して詳しく説明する。保
持位置Aにおいて端子金具Tを保持するに際しては、駆
動軸19の回転角度が0°の状態では、図9に示すよう
に、チャック34は待機位置にあり、切断機構11のカ
ッタ12と保持用挟持解除部材13も上端の待機位置に
ある。この状態から駆動軸19が90°回転する間、チ
ャック34が待機位置から動作位置へ進出移動し、カッ
タ12が端子金具TをキャリアCから切り離す切断位置
に達してそれ以上の下降を規制され(図10を参照)、
その後は、保持用挟持解除部材13だけが下降を続け
る。そして、チャック34が動作位置に達する間に、保
持用挟持解除部材13がローラ42を下方へ押圧して可
動フィンガー39を挟持解除状態に開かせ、そのままの
状態でチャック34は動作位置に到達し、カッタ12に
よりキャリアCから切り離された端子金具Tの端部の上
下に両フィンガー38,39の先端部が対応する(図1
1を参照)。このように駆動軸19がの回転角度が90
°になったところで、チャック34と保持用挟持解除部
材13は移動を一旦停止する。
【0033】そして、駆動軸19の回転角度が約120
°になると、チャック34が停止したままの状態で保持
用挟持解除部材13のみが上昇を開始し、これにより、
ローラに対する押圧が解除されて可動フィンガー39が
スプリング41の付勢にしたがって閉じ方向に変位し、
端子金具Tを固定フィンガー38との間で挟持する(図
12を参照)。この後、駆動軸19の回転角度が約13
5°になると、チャック34が動作位置から待機位置へ
の復動を開始するが、可動フィンガー39は閉じ状態に
保たれているので、チャック34は端子金具Tを保持し
た状態を保つ。そして、駆動軸19の回転角度が180
°に達すると、チャック34が待機位置に到達して移動
を一旦停止する。また、保持用挟持解除部材13及びカ
ッタ12も上端の待機位置へ復帰して移動を一旦停止す
る(図13を参照)。
【0034】上記のように駆動軸19が0°から180
°まで回転する間は、セクタ歯車32が従動歯車33か
ら外れたままで空転するのでインデックステーブル24
は回転しないのであるが、駆動軸19が180°から3
60°まで回転する間は、セクタ歯車32が従動歯車3
3と係合することによってインデックステーブル24が
90°だけ回転する。すると、端子金具Tを保持したチ
ャック34が保持位置Aから圧入位置Bへ移動し、別の
チャック34が保持位置Aへ移動する。インデックステ
ーブル24が回転する間、保持用カム機構45の保持用
カム部材50からチャック34のカムフォロア37が外
れるため、チャック34は復帰バネ36の付勢によって
待機位置に保持された状態を保つ。また、圧入用カム部
材も停止したままであり、したがって、保持位置Aから
圧入位置Bに移動したチャック34のカムフォロア37
は圧入用カム部材55の凹部57に係合される。尚、保
持用カム部材50も停止たしままであり、したがって、
保持位置Aに新たに移動してきたチャック34のカムフ
ォロア37は保持用カム部材50の凹部51に係合され
る。
【0035】一方、圧入位置Bでは、駆動軸19の回転
角度が0°から約100°まで回転する間に、端子金具
Tを保持しているチャック34が待機位置から動作位置
へ移動する。この間、駆動軸19の回転角度が約70°
に達すると、ハウジングHに対する端子金具Tの圧入が
開始され、その後、チャック34のローラ42が圧入用
挟持解除部材58の下に潜り込むことによって可動フィ
ンガー39が開き方向へ変位する。この可動フィンガー
39の変位により、これ以降は両フィンガー38,39
による端子金具Tの挟持が解除されるのであるが、端子
金具Tはその後端を固定フィンガー38の押圧面43で
ハウジングH側へ押圧されるので、ハウジングHに対す
る端子金具Tの圧入動作は継続される。尚、両フィンガ
ー38,39による挟持が解除された時点では、端子金
具Tの先端部が既にハウジングHに圧入されているの
で、端子金具Tの圧入方向が斜めになることはない。そ
して、チャック34が動作位置に到達すると、端子金具
Tの圧入が完了する(図14の(B)を参照)。
【0036】この後、駆動軸19の回転角度が180°
に至る間、チャック34が動作位置から待機位置へ復動
する。復動する途中では、ローラ42が圧入用挟持解除
部材58から外れるため、可動フィンガー39がスプリ
ング41の付勢にしたがって閉じ方向に変位し、これ以
降は両フィンガー38,39の閉じ状態が維持される。
そして、駆動軸19の回転角度が180°に達すると、
チャック34が待機位置に達し、その移動が一旦停止す
る(図14の(C)を参照)。
【0037】上記のように駆動軸19が0°から180
°まで回転する間は、セクタ歯車32が従動歯車33か
ら外れたままで空転するのでインデックステーブル24
は回転しないのであるが、駆動軸19が180°から3
60°まで回転する間は、セクタ歯車32が従動歯車3
3と係合することによってインデックステーブル24が
90°だけ回転する。すると、端子金具Tの圧入を完了
したチャック34が圧入位置Bから外れた位置へ移動
し、この圧入位置Bには、上記したように保持位置Aで
端子金具Tを保持したチャック34が移動してくる。イ
ンデックステーブル24が回転する間、圧入用カム機構
52の圧入用カム部材55からチャック34のカムフォ
ロア37が外れるため、チャック34は復帰バネ36の
付勢によって待機位置に保持された状態を保つ。
【0038】以上のように駆動軸19が1回転(360
°)回転する間に、連鎖端子Rから切り離した端子金具
TをハウジングHに圧入する1サイクルの動作が行わ
れ、これが、繰り返される。 [本実施形態の効果] チャック34が端子金具Tを保持する工程と、端子金
具TをハウジングHに圧入する工程とが同時タイミング
で行われるとともに、チャック34が一方向に回転移動
するようにしたので、コネクタの製造の1サイクルは、
このチャック34による端子金具保持及び端子金具圧入
の工程と、チャック34が保持位置Aから圧入位置Bへ
回転移動する工程との2工程だけで済み、1つのコネク
タを製造するのに要する時間が短く、製造効率に優れ
る。
【0039】保持用カム機構45、圧入用カム機構5
2、切断用カム機構15及び回転機構27が、共通の駆
動軸19に連結して連動して作動するようにしたので、
これらの各機構を作動させるための駆動源であるサーボ
モータ16が1つで済んでいる。 保持用カム機構45は、インデックステーブル24か
ら独立させて固設されているので、保持用カム機構をイ
ンデックステーブル上に設置してインデックステーブル
と一体回転させる場合に比べると、インデックステーブ
ル24を回転させるための駆動力が小さくて済んでい
る。
【0040】圧入用カム機構52は、インデックステ
ーブル24から独立させて固設されているので、圧入用
カム機構をインデックステーブル上に設置してインデッ
クステーブルと一体回転させる場合に比べると、インデ
ックステーブル24を回転させるための駆動力が小さく
て済んでいる。 保持位置Aにおいては、チャック34が端子金具Tに
接近する際に、フィンガー38,39が開いているので
端子金具Tに突き当たる虞がない。
【0041】同じく保持位置Aにおいては、チャック
34が保持位置Aにあるあいだに、フィンガー38,3
9が閉じて端子金具Tを挟持するので、チャック34が
待機位置へ戻る際に、端子金具Tを確実に保持すること
ができる。 ハウジングHに対する端子金具Tの圧入が完了してチ
ャック34が動作位置から待機位置へ戻るときには、圧
入済みの端子金具Tはチャック34のフィンガー38,
39による挟持から解放されているので、端子金具Tが
チャック34によって抜け方向へ引っ張られる虞はな
い。
【0042】1つのチャック34に複数の端子保持部
44を設け、複数の端子金具Tを保持してハウジングH
に同時に圧入することを可能としたので、製造効率に優
れている。 連鎖端子Rの供給ピッチを変えることにより、チャッ
ク34に保持させる端子金具Tの数を変更することが可
能なので、ハウジングHに圧入すべき端子金具Tの種類
や本数が異なる場合にも柔軟に対応することができる。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0043】(1)上記実施形態ではチャックがインデ
ックステーブルの上でその径方向に移動することにより
端子金具の保持及び端子金具のハウジングへの圧入を行
うようにしたが、本発明によれば、チャックの移動方向
はインデックステーブルの径方向に限らず、周方向や軸
方向やこれらの各方向に対して斜めの方向に移動するよ
うにしてもよい。 (2)上記実施形態では1つの駆動源によってインデッ
クステーブルの回転動作とチャックの端子金具保持動作
とチャックの端子金具圧入動作の3つの動作を行うよう
にしたが、本発明によれば、これらの3動作のすべてを
個別の駆動源によって行ってもよく、いずれか2動作の
みを1つの駆動源で行ってもよい。
【0044】(3)上記実施形態ではチャックを待機位
置と動作位置との間で移動させるカム機構のうちカム部
材をインデックステーブルから独立させて固定して設け
たが、本発明によれば、カム部材をインデックステーブ
ルに一体回転し得るように設けてもよい。 (4)上記実施形態では1つのインデックステーブルに
設けるチャックの数を4個としたが、本発明によれば、
2個、3個、又は5個以上のいずれとしてもよい。
【0045】(5)上記実施形態では端子金具を保持す
る動作及び圧入後の退避動作の際にチャックをスプリン
グの付勢に抗して強制的に拡開変位させることでチャッ
クと端子金具との間に無用の摩擦が生じないようにした
が、本発明によれば、チャックを強制的に拡開させずに
摩擦を生じさせつつ端子金具を保持し、または圧入後に
退避させるようにしてもよい。 (6)上記実施形態では1つのチャックに2つの端子保
持部を設けたが、本発明によれば、1つのチャックに設
ける端子保持部の数は、1つとしてもよく、3つ以上と
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図
【図2】駆動機構を示す平面図
【図3】回転機構を示す一部切欠部分平面図
【図4】左側面図
【図5】チャックの部分拡大正面図
【図6】連鎖端子及びチャックの先端部を示す部分拡大
平面図
【図7】右側面図
【図8】一部切欠背面図
【図9】端子金具を保持を開始する前の状態を示す部分
拡大左側面図
【図10】端子金具保持動作の途中の状態を示す部分拡
大左側面図
【図11】チャックが端子金具を保持する位置へ到達し
た状態を示す部分拡大左側面図
【図12】チャックが端子金具を保持した状態を示す部
分拡大左側面図
【図13】端子金具を保持したチャックが保持位置から
待機位置へ復動した状態を示す部分拡大左側面図
【図14】端子金具を圧入する工程を示す部分拡大背面
図であり、(A)は圧入を開始する前の状態を示し、
(B)は圧入を完了した状態を示し、(C)は圧入後に
チャックが待機位置へ復動した状態を示す
【図15】チャックによる端子金具保持工程と端子金具
圧入工程を示すタイムチャート
【符号の説明】 A…保持位置 B…圧入位置 R…連鎖端子 C…キャリア T…端子金具 13…保持用挟持解除部材 19…駆動軸 24…インデックステーブル(回転部材) 27…回転機構 34…チャック(保持部材) 37…カムフォロア 38…固定フィンガー 39…可動フィンガー 43…押圧面 44…端子保持部 45…保持用カム機構 50…保持用カム部材 52…圧入用カム機構 55…圧入用カム部材 58…圧入用挟持解除部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子金具をキャリアにより並列状
    に連結してなる連鎖端子において前記キャリアから切り
    離された前記端子金具を保持し、その保持した端子金具
    をハウジングに圧入することでコネクタを製造するよう
    にしたコネクタの製造装置であって、 前記キャリアから切り離された前記端子金具を保持する
    保持位置と、前記ハウジングに前記端子金具を圧入する
    圧入位置とを順に通る円形経路に沿って一方向に間欠回
    転する回転部材と、 この回転部材に一体回転し得るように設けられた複数の
    保持部材とを備え、 前記回転部材は、その回転過程において、前記複数の保
    持部材のうちの2つが前記保持位置と前記圧入位置とに
    同時に対応する状態で一時停止し、 この一時停止状態では、前記保持位置と対応する前記保
    持部材が前記キャリアから切り離された端子金具を保持
    する動作を行い、且つ前記圧入位置と対応する前記保持
    部材が前記保持位置で予め保持しておいた前記端子金具
    を前記ハウジングに圧入する動作を行う構成としたこと
    を特徴とするコネクタの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記保持位置と対応する前記保持部材に
    端子金具保持動作を行わせるための保持用カム機構と、 前記圧入位置と対応する前記保持部材に端子金具圧入動
    作を行わせるための圧入用カム機構と、 前記回転部材を間欠回転させるための回転機構とが、共
    通の駆動軸に連結されていることを特徴とする請求項1
    記載のコネクタの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は、前記回転部材上におい
    て待機位置から動作位置へ移動することで、前記キャリ
    アから切り離された前記端子金具を保持するようになっ
    ているとともに、前記待機位置と前記動作位置との間で
    一体移動するカムフォロアを備えており、 前記保持部材が前記保持位置と対応する状態において、
    前記カムフォロアに保持用カム部材を係合させることで
    その保持部材を前記待機位置と前記動作位置との間で変
    位させる保持用カム機構が、前記回転部材から独立させ
    て固設されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載のコネクタの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部材は、前記回転部材上におい
    て待機位置から動作位置へ移動することで、前記端子金
    具を前記ハウジングに圧入するようになっているととも
    に、前記待機位置と前記動作位置との間で一体移動する
    カムフォロアを備えており、 前記保持部材が前記圧入位置と対応する状態において、
    前記カムフォロアに圧入用カム部材を係合させることで
    その保持部材を前記待機位置と前記動作位置との間で変
    位させる圧入用カム機構が、前記回転部材から独立させ
    て固設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のコネクタの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記保持部材は、前記端子金具を挟持す
    る状態とその挟持を解除する状態との間で開閉可能であ
    り且つ挟持方向に付勢された一対のフィンガーを備えて
    いるとともに、前記保持位置と対応する状態では前記回
    転部材上において待機位置から動作位置へ移動すること
    により、前記キャリアから切り離された前記端子金具を
    挟持するようになっており、 前記保持位置には、前記保持部材が前記動作位置に到達
    する前に前記フィンガーを挟持解除状態に開かせるとと
    もに、前記動作位置に到達した前記保持部材が前記待機
    位置へ復動するより前に前記フィンガーを前記付勢にし
    たがって挟持状態へ閉じさせる保持用挟持解除部材が設
    けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載のコネクタの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記保持部材は、前記端子金具を前記ハ
    ウジング側へ押圧可能な押圧面を有する固定フィンガー
    と、この固定フィンガーに対し前記端子金具を挟持する
    挟持位置とその挟持を解除する解除位置との間で開閉変
    位可能であり且つ挟持方向に付勢された可動フィンガー
    とを備えているとともに、前記圧入位置と対応する状態
    では前記回転部材上において待機位置から動作位置へ移
    動することにより、前記端子金具を前記ハウジングに圧
    入するようになっており、 前記圧入位置には、前記保持部材が前記端子金具を前記
    ハウジングに圧入する途中の位置と圧入を完了する前記
    動作位置との間で変位する間、前記可動フィンガーを前
    記解除位置へ変位させる圧入用挟持解除部材が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載のコネクタの製造装置。
  7. 【請求項7】 前記連鎖端子はその端子金具の並列方向
    と同じ方向に変位しつつ前記保持位置へ供給されるよう
    になっており、前記保持部材には、前記連鎖端子におけ
    る前記端子金具の並列方向と同じ方向に並ぶ複数の端子
    保持部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項6のいずれかに記載のコネクタの製造装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7077865B2 (ja) 2018-08-22 2022-05-31 株式会社デンソー 端子取り付け装置

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