JP2001307551A - 電線被覆用樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents

電線被覆用樹脂組成物及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001307551A
JP2001307551A JP2000121471A JP2000121471A JP2001307551A JP 2001307551 A JP2001307551 A JP 2001307551A JP 2000121471 A JP2000121471 A JP 2000121471A JP 2000121471 A JP2000121471 A JP 2000121471A JP 2001307551 A JP2001307551 A JP 2001307551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
weight
kneading
less
magnesium hydroxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000121471A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyuki Otsuka
光之 大塚
Takafumi Shinagawa
隆文 品川
Yutaka Kobayashi
裕 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP2000121471A priority Critical patent/JP2001307551A/ja
Publication of JP2001307551A publication Critical patent/JP2001307551A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の難燃剤が良好に分散した電線被覆用樹
脂組成物及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 (A)エチレンと炭素数6以上のα−オ
レフィンとの共重合体である直鎖状低密度ポリエチレン
100重量部、及び(B)平均粒子径(D50)が1.0〜
10μm、水酸化マグネシウム含有率が89重量%以
上、かつ粒子径が15〜40μmの粗粉の含有率10重
量%以下である水酸化マグネシウム系粉体80〜160
重量部からなり、引張破断強さが10MPa以上、引張
破断伸びが350%以上、及び引張破断伸びの標準偏差
が30%以下である電線被覆用樹脂組成物、並びに
(A)成分と(B)成分とを、混練指数1400〜43
00、混練時の樹脂温度220〜280℃の条件下で溶
融混練する製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線被覆用樹脂組
成物及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、異形押
出製品を得るための塩化ビニル樹脂の代替品として好適
で、かつ良好な難燃性を有する電線被覆用樹脂組成物及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電線被覆用樹脂組成物として、火
災時における発煙性が低く、ハロゲン化水素等の有害ガ
スの発生がない等の観点から、水酸化マグネシウム系難
燃剤や水酸化アルミニウム系難燃剤を配合した樹脂組成
物が使用されている。水酸化マグネシウム系難燃剤とし
ては、平均粒子径(D50)が2.0〜7.5μm、水酸化マ
グネシウム含有率が89重量%以上、かつ粒子径が15
〜40μmの粗粉の含有率10重量%以下である水酸化
マグネシウム系粉体が多用されている。良好な難燃性を
有する樹脂組成物を得るためには、樹脂100重量部に
対してこの難燃剤100〜160重量部を混合しなけれ
ばならないが、多軸連続混練機を用いて混練を行うと、
この難燃剤の分散化を良好なものとすることは困難であ
った。樹脂に対する難燃剤の分散が良好でないと、難燃
剤の分布状態が不均一な樹脂組成物となる。このような
樹脂組成物が通常のフルフライト型スクリューを有する
押出機等に供給されると、難燃剤の不均一性に起因して
樹脂組成物の流動状態が不均一となり、比較的低い剪断
速度でも樹脂組成物の表面外観が悪化するという不具合
を呈する。また、難燃剤の分布状態が不均一な樹脂組成
物は、電線被覆用として特に重要な物性である引張破断
伸びの標準偏差が大きいため、樹脂組成物で構成した電
線被覆材の歩留りが低下するという問題がある。このよ
うな事情により、現状では、難燃剤の分散性を優先させ
るため、バッチ式による生産方式が主流となっている。
また、環境問題やダイオキシン問題に伴う脱塩化ビニル
化及びリサイクル化の推進という社会的な動向を背景と
して、電線被覆材のポリオレフィン化が進み、市場の要
求に対応できる生産性の向上及びポリオレフィン製品の
確保が急務となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特定
の難燃剤が良好に分散し、二次凝集体が発生しても余り
大きくならず、かつ均一に分散している、電線被覆用と
して好適なポリオレフィン系の樹脂組成物及びその製造
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記特定
の難燃剤が良好に分散した電線被覆用樹脂組成物を製造
すべく鋭意研究を重ねた結果、樹脂として特定の直鎖状
低密度ポリエチレンを用い、かつ特定の物性を有するも
のが上記目的に適合し、また、このような特定の物性を
有する樹脂組成物は、多軸連続混練機の短時間滞留混練
での連続混練において、操作因子を特定した製造方法に
より得られることを見出した。本発明は、かかる知見に
基づいて完成したものである。すなわち、本発明は、
(1)(A)エチレンと炭素数6以上のα−オレフィン
との共重合体である直鎖状低密度ポリエチレン100重
量部、及び(B)平均粒子径(D50)が1.0〜10μ
m、水酸化マグネシウム含有率が89重量%以上、かつ
粒子径が15〜40μmの粗粉の含有率10重量%以下
である水酸化マグネシウム系粉体80〜160重量部か
らなり、引張破断強さが10MPa以上、引張破断伸び
が350%以上、及び引張破断伸びの標準偏差が30%
以下であることを特徴とする電線被覆用樹脂組成物であ
り、好ましくは(2)(B)水酸化マグネシウム系粉体
の分散指数が0.6以下である上記(1)の組成物、さら
に(3)その限界剪断速度が10000/sec以上の
ものである上記(1)又は(2)の組成物を提供するも
のである。また、本発明は、(4)上記(A)成分と
(B)成分とを、混練指数1400〜4300、混練時
の樹脂温度220〜280℃の条件下で溶融混練するこ
とを特徴とする電線被覆用樹脂組成物の製造方法であ
り、好ましくは(5)混練指数が4000〜4300、
混練時の樹脂温度が255〜265℃である上記(4)
の製造方法、さらに(6)非噛合型異方向回転型混練
機、非噛合型同方向回転型混練機又は噛合型同方向回転
型混練機を用いて行う上記(4)又は(5)の製造方法
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の電線被覆用樹脂組成物に
おいて、(A)成分は、エチレンと炭素数6以上のα−
オレフィンとの共重合体である直鎖状低密度ポリエチレ
ンである。この直鎖状低密度ポリエチレンにおいて、α
−オレフィン単位の含有量は0.2〜20モル%であるこ
とが好ましく、特に0.4〜15モル%が好ましい。炭素
数6以上のα−オレフィンとしては、1−ヘキセン,1
−ヘプテン,1−オクテン,1−ノネン,1−デセン,
1−ウンデセン,1−ドデセンなどが挙げられる。本発
明においては炭素数6〜8のα−オレフィンが好まし
い。炭素数が5以下のα−オレフィンを用いると、得ら
れる樹脂組成物の強度が低くなり、また、炭素数が9以
上のα−オレフィンを用いると、直鎖状低密度ポリエチ
レンの重合効率が低下する恐れがあり、不経済である。
(A)成分の直鎖状低密度ポリエチレンは、強度と靱性
とのバランスの点から、密度が860〜904kg/m
3 であることが好ましく、このような(A)成分を含有
する樹脂組成物は、電線被覆材の用途に特に好適なもの
である。(A)成分の直鎖状低密度ポリエチレン(以
下、LLDPEということがある。)は、通常、チーグ
ラナッタ触媒系又はメタロセン系触媒の存在下で、エチ
レンと炭素数6以上のα−オレフィンとを共重合体させ
ることにより製造することができる。また、(A)成分
として、市販のLLDPE(例えば出光モアテック
(株)製の0218CN、0238CN)も用いること
ができる。
【0006】本発明の組成物において、(B)成分は難
燃剤であり、平均粒子径(D50)が1.0〜10μm、好
ましくは2.0〜7.5μm、水酸化マグネシウム含有率が
89重量%以上、かつ粒子径が15〜40μmの粗粉の
含有率10重量%以下である水酸化マグネシウム系粉体
である。水酸化マグネシウム系粉体の平均粒子径が1.0
μm未満であると、組成物を製造する際に微粉状の水酸
化マグネシウム系粉体が飛散しやすく、組成物中に含ま
れる該配合量を調整することが若干難しくなる。水酸化
マグネシウム系粉体の平均粒子径が10μmを超える
と、成形時に樹脂組成物の流動性が低下するため、充分
に長い時間をかけて成形しないと、得られる成形物の外
観が悪化し、強度も低下する。粒径15〜40μmの粗
粉の含有率が10重量%を超える場合も得られる成形物
の外観が悪化し、強度も低下する。水酸化マグネシウム
系粉体としては、このような要件を満たすものであれ
ば、天然ブルーサイトを粉砕したものでも、合成品(水
酸化マグネシウム含有量は実質100重量%)でも使用
することができる。天然ブルーサイト粉砕品の場合は、
水酸化マグネシウム含有量(純度)が89重量%以上で
あることが好ましい。水酸化マグネシウム粉体は、目的
に応じてRCOOH〔ベヘン酸,モンタン酸等(Rは炭
化水素基)〕やカップリング剤(チタン系,シラン系
等)で表面処理されたものも用いることができる。
【0007】水酸化マグネシウム系粉体は、上記特性に
加えて分散指数が0.6以下であることが好ましく、さら
に0.5以下が好ましく、特に0.3以下が好ましい。この
分散指数が0.6を超えると、引張破断強さが低下した
り、引張破断伸びの標準偏差が大きくなるため、得られ
た組成物を用いて均一な電線被覆材を製造することが困
難となる恐れがある。ここで、分散指数とは、長径が粒
子径50〜500μmである水酸化マグネシウム系粉体
の二次凝集体の個数を長径400μm以上の二次凝集体
の個数で除した値をいう。(B)成分の配合量は、
(A)成分100重量部に対して80〜160重量部で
あるが、100〜160重量部が特に好ましく、特に好
ましくは120〜160重量部である。(B)成分の配
合量が80重量部未満であると、樹脂組成物の引張破断
強度は向上するものの、難燃性が不足するため、汎用レ
ベル以上の難燃性が得られなくなる。一方、160重量
部を超えると、樹脂組成物の難燃性は満足されるもの
の、引張破断強度等の物性が低下する。本発明の電線被
覆用樹脂組成物には、リン系酸化防止剤,フェノール系
酸化防止剤,硫黄系酸化防止剤及びこれらの組み合わ
せ,カーボンブラック,中和剤,紫外線吸収剤,耐候剤
及び難燃助剤等を、本発明の効果を損なわない範囲で、
必要に応じて配合することができる。
【0008】本発明の電線被覆用樹脂組成物は、引張破
断強さが10MPa以上、引張破断伸びが350%以
上、及び引張破断伸びの標準偏差が30%以下であると
いう特性を有する。引張破断強さが10MPa未満であ
ると、該組成物を被覆材として用いた電線を施工する際
に、引張応力が電線に加えられたときに被覆材が切れる
恐れがあり、施工の容易性の点で不利である。引張破断
強さは、好ましくは11MPa以上である。引張破断伸
びが350%未満であると、上記と同様の理由により施
工の容易性の点で不利である。引張破断伸びは好ましく
は350〜700%である。引張破断伸びの標準偏差が
30%を超えると、得られた組成物を用いて均一な電線
被覆材を製造することが困難となる。引張破断伸びの標
準偏差は好ましくは15%以下、特に好ましくは8%以
下である。なお、引張破断伸びの標準偏差は、後述する
引張特性の測定方法により求めた引張破断伸びの標準偏
差(1主のサンプルにつきn数は5回)により求めた値
である。本発明の電線被覆用樹脂組成物は、表面粗さが
15μm以下である平滑な電線被覆材を効率よく製造す
る点から、上記特性に加えてさらに限界剪断速度が10
000/sec以上であることが好ましい。ここで、限
界剪断速度とは、電線被覆用樹脂組成物で構成した電線
被覆材(例えばケーブルシース)の表面粗さが15μm
以下となる最大剪断速度をいう。また、この表面粗さ
は、JIS−B−0601に準拠して測定する。
【0009】本発明の電線被覆用樹脂組成物は、(A)
成分、(B)成分及び必要に応じて上記添加剤を混練す
ることにより製造される。混練方法としては(B)成分
の難燃剤を(A)成分のLLDPE中に適切に分散させ
ることができる方法であればよく、特に限定されるもの
ではないが溶融混練することが好ましい。溶融混練にお
ける樹脂圧、ダイス温度、シリンダー温度等は通常の直
鎖状低密度ポリエチレンの場合と同様の条件とすること
ができる。溶融混練の際の混練指数は、1400〜43
00が好ましい。混練指数が1400未満の場合、混練
力が不足してしまうため(B)成分が二次凝集してしま
い、このため(B)成分の分散性が悪くなる。混練指数
が4300を超えると、必要以上に混練力が大きくなり
すぎ、不経済である。(B)成分の分散性をより良好な
ものとする点から、混練指数は4000〜4300が特
に好ましい。また、混練時の樹脂温度は220〜280
℃が好ましく、255〜265℃が特に好ましい。ここ
で、混練指数とは、多軸連続連続混練機による短時間滞
留での連続混練において、混練状態を表す剪断速度(単
位:1/sec)と混練機内の滞留時間(単位:se
c)との積をいう。
【0010】溶融混練に用いる混練機としては、非噛合
型異方向回転型混練機、非噛合型同方向回転型混練機及
び噛合型同方向回転型混練機が好ましい。なお、組成物
の生産量が少ない場合は、バンバリーミキサーを用いて
何回も溶融混練すれば難燃剤自体は十分に分散するが、
樹脂が劣化してしまうため、得られる組成物の強度が低
下する恐れがあり、生産効率は著しく低下する。
【0011】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、実施例等で用いた試験方法
は、以下のとおりである。 実施例1〜4及び比較例1,2 温度190℃、荷重2160g(21.2N)で、JIS
−K−7210に準拠して測定したMFR(メルトフロ
ーレート)が、2.1g/10分、密度が910kg/m
3 の直鎖状低密度ポリエチレン(出光モアテック(株)
製,0218CN)100重量部と、平均粒子径
(D50)が4.0μm、水酸化マグネシウム含有率が93
重量%、かつ粒子径が15〜40μmの粗粉の含有率が
5重量%である天然ブルーサイトの粉砕品140重量部
とを、非噛合型異方向回転型混練機(神戸製鋼所製,F
CM50)を用い、第1表に示す混練条件で混練し、混
練ペレットを得た(実施例1〜3,比較例1,2)。ま
た、同様の配合で、バンバリーミキサーを用いて40分
間混練して(バッチ法)、混練組成物を得た(実施例
4)。
【0012】
【表1】
【0013】得られた樹脂組成物について、以下の評価
を行った。結果を第2表に示す。 (1)分散指数 混練ペレットを射出成形機により、4mm厚の板状に成
形し、さらにプレス成形機により1mm厚の板状に賦形
したものを試料とし、超音波探傷装置(オリンパス光学
(株)製,UHパルス100,測定面積156mm2
を用い、試料中に分散している二次凝集体300〜50
0個について長径を測定し、長径50〜500μmの二
次凝集体の個数を長径400μm以上の二次凝集体の個
数で除すことにより求めた。 (2)引張特性 上記1mm厚の板状の試料について、JIS3号のダン
ベルを用い、引張速度200mm/分で引張試験を行っ
た。 (3)限界剪断速度 実施例3及び実施例4で得られたペレットを樹脂温度1
60〜180℃で、炭軸押出機を用い、剪断速度500
0〜13000/secにおいて2000/sec毎に
電線被覆材を成形し、その表面粗さをJIS−B−06
01に準拠して測定した。表面粗さが15μm以下の被
覆材を成形したときの剪断速度のうち最大のものを限界
剪断速度とした。
【0014】
【表2】
【0015】得られた樹脂組成物のうち、実施例3の組
成物は難燃剤の分散性が特に良好であるため、限界剪断
速度が大きく、このため、通常のフルフライト型スクリ
ューを有する押出機等に供給されても、流動状態が良好
となり、比較的低い剪断速度領域においても良好な表面
外観となる。
【0016】
【発明の効果】本発明の電線被覆用樹脂組成物は、難燃
剤の分散性が良好で、かつ優れた物性を有するものであ
る。また、多軸連続混練機の短時間滞留混練での連続混
練において、操作因子を特定することにより、電線被覆
用として好ましい特性を有する組成物を製造することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01B 7/295 H01B 7/34 B (72)発明者 小林 裕 大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番33号 Fターム(参考) 4F070 AA13 AC14 AE07 FA03 FB06 FC06 4J002 BB051 DE076 FD136 GQ01 5G303 AA08 AB20 BA12 CA09 CA11 5G305 AA02 AB25 BA12 BA26 CA01 CA08 CA51 CC03 CD13 5G315 CA03 CB02 CC08 CD04 CD14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)エチレンと炭素数6以上のα−オ
    レフィンとの共重合体である直鎖状低密度ポリエチレン
    100重量部、及び(B)平均粒子径(D50)が1.0〜
    10μm、水酸化マグネシウム含有率が89重量%以
    上、かつ粒子径が15〜40μmの粗粉の含有率10重
    量%以下である水酸化マグネシウム系粉体80〜160
    重量部からなり、引張破断強さが10MPa以上、引張
    破断伸びが350%以上、及び引張破断伸びの標準偏差
    が30%以下であることを特徴とする電線被覆用樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 さらに、(B)水酸化マグネシウム系粉
    体の分散指数が0.6以下である請求項1記載の電線被覆
    用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 組成物が、その限界剪断速度が1000
    0/sec以上のものである請求項1又は2記載の電線
    被覆用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分と(B)成分とを、混練指数
    1400〜4300、混練時の樹脂温度220〜280
    ℃の条件下で溶融混練することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の電線被覆用樹脂組成物の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 混練指数が4000〜4300、混練時
    の樹脂温度が255〜265℃である請求項4記載の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 溶融混練が、非噛合型異方向回転型混練
    機、非噛合型同方向回転型混練機又は噛合型同方向回転
    型混練機を用いて行うものである請求項4又は5記載の
    製造方法。
JP2000121471A 2000-04-21 2000-04-21 電線被覆用樹脂組成物及びその製造方法 Pending JP2001307551A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000121471A JP2001307551A (ja) 2000-04-21 2000-04-21 電線被覆用樹脂組成物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000121471A JP2001307551A (ja) 2000-04-21 2000-04-21 電線被覆用樹脂組成物及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001307551A true JP2001307551A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18632110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000121471A Pending JP2001307551A (ja) 2000-04-21 2000-04-21 電線被覆用樹脂組成物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001307551A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004033538A1 (ja) * 2002-10-10 2004-04-22 Fa. M Inc. 樹脂組成物の製造方法
JPWO2009054313A1 (ja) * 2007-10-22 2011-03-03 出光ユニテック株式会社 咬合具および咬合具付き包装袋

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004033538A1 (ja) * 2002-10-10 2004-04-22 Fa. M Inc. 樹脂組成物の製造方法
JPWO2009054313A1 (ja) * 2007-10-22 2011-03-03 出光ユニテック株式会社 咬合具および咬合具付き包装袋
US8459870B2 (en) 2007-10-22 2013-06-11 Idemitsu Unitech Co., Ltd. Interlocking device and packaging bag with interlocking device
JP5410291B2 (ja) * 2007-10-22 2014-02-05 出光ユニテック株式会社 咬合具、咬合具付き包装袋および咬合具付き包装袋の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100997609B1 (ko) 열가소성 절연체를 구비한 케이블
CN104284935B (zh) 使用聚丁二烯交联活性助剂制备的乙烯聚合物导体涂料
CA3021622C (en) Molecular modification of polyethylene resin
CN100342459C (zh) 汽车用绝缘电线
JPH05170930A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
CN105153528B (zh) 一种柔软、耐磨辐照交联环保聚烯烃电缆料及其制备方法
US6153683A (en) Glass long fiber-reinforced thermoplastic resin form having conductivity and manufacturing method thereof
CN105199167B (zh) 环保型耐高低温耐油阻燃纳米复合热塑性弹性体及其制备工艺
CN101619150B (zh) 一种低烟无卤阻燃填充条
CN103937124B (zh) 高速挤出雾面聚氯乙烯线缆料及其制备方法
CN105237943A (zh) 一种刚性增强聚甲醛复合材料及其制备方法
CN112574496B (zh) 一种低烟无卤阻燃电缆料及其制备方法和应用
JP2001307551A (ja) 電線被覆用樹脂組成物及びその製造方法
CN108070158A (zh) 一种低后收缩率的聚丙烯复合材料及其制备方法
CN107540978B (zh) 一种导电阻燃pvc组合物及其制备方法
CN115141393A (zh) 氯系树脂组合物、电线和电缆
EP3390522B1 (en) A compounded polyethylene composition, process for its manufacturing and articles comprising it
KR20120023017A (ko) 압출 성형시의 검 발생을 억제하는 폴리머 미립자
JP2004026968A (ja) 自消性成形体用ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなる成形体
CN100344687C (zh) 低烟无卤膨胀阻燃聚烯烃电源插头料及其制备方法
JPS5869238A (ja) 充填剤含有複合ポリプロピレン樹脂粒子
JP2859346B2 (ja) 多孔性フイルム
CN107488308A (zh) 低粘低烟阻燃高速电梯平衡补偿链pvc护套料及其制备方法
JP2859356B2 (ja) 多孔性フイルム
WO2010052977A1 (ja) 難燃剤、難燃性組成物および絶縁電線

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051102

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061226