JP2001307106A - 目標物抽出・表示方法、及び、目標物抽出・表示装置 - Google Patents

目標物抽出・表示方法、及び、目標物抽出・表示装置

Info

Publication number
JP2001307106A
JP2001307106A JP2000126231A JP2000126231A JP2001307106A JP 2001307106 A JP2001307106 A JP 2001307106A JP 2000126231 A JP2000126231 A JP 2000126231A JP 2000126231 A JP2000126231 A JP 2000126231A JP 2001307106 A JP2001307106 A JP 2001307106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extraction
target
processing
accuracy
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000126231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001307106A5 (ja
JP3978979B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Ishimaru
伸裕 石丸
Yukio Ogawa
祐紀雄 小川
Kenta Ogawa
健太 小川
Kazuaki Iwamura
岩村  一昭
Yasue Nomoto
野本  安栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000126231A priority Critical patent/JP3978979B2/ja
Publication of JP2001307106A publication Critical patent/JP2001307106A/ja
Publication of JP2001307106A5 publication Critical patent/JP2001307106A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3978979B2 publication Critical patent/JP3978979B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/255Detecting or recognising potential candidate objects based on visual cues, e.g. shapes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、飛しょう体より取得した画像か
ら、複数種別の目標物を汎用的かつ効率的に抽出処理す
ることを課題とする。 【解決手段】 目標物の種別毎に最適な抽出方法を処理
管理部110にて管理する。これを用いて、自動抽出部
120では画像から複数種別の目標物を種別推定しなが
ら自動抽出し、手動抽出部140では目標物パラメータ
のいくつかを自動算出しながら手動抽出する。また、地
図データを用いて自動抽出処理や種別推定の精度を向上
する手段124を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星画像や航空写
真など飛しょう体より取得した空中画像を解析して、地
物や移動物体などの目標物を抽出・表示する方法に係
り、特に、画像処理技術や画像認識技術を利用して効率
的な抽出処理を実現し、かつ目標物の種別を限定せず、
汎用的な抽出処理を可能とする技術に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来は、航空機専用や船舶専用など、特
定種別専用の目標物自動抽出システムが利用されてき
た。それらを用いて複数種別の目標物を空中画像から自
動抽出しようとすると、図11に示す様に、抽出する目
標物の種別をあらかじめ特定してから、種別A専用の抽
出処理1100や種別B専用の抽出処理1101など、
該種別専用の複数の抽出処理を各々実行する必要があっ
た。
【0003】また、一般に、撮影時の環境条件や目標物
の特性によっては、画像データのみからでは自動抽出処
理に十分な情報が得られないことがある。例えば空中画
像では、太陽の反射や影、または大気中の水蒸気などの
影響を受けたり、あるいは画像の解像度が十分でない、
さらには画像が白黒であるといった制約などを受けるこ
とがある。また、目標物についても、正午近く強い太陽
の照り返しが反射する海域の波間に浮かぶレジャーボー
トや、建材の素材や色により輝度が全く異なる住宅密集
地の家屋など、精度の良い自動抽出が困難であるものも
多い。そこで、抽出漏れを防ぐため、目標物である可能
性が少しでもある領域は全て抽出する、という方針が採
用されることが多かった。すなわち、抽出結果に誤りが
含まれることがあった。図12は、その様な自動抽出処
理結果の例である。図12(a)は船舶の自動抽出結果
の例1200で、船舶1203を正しく抽出した結果1
204と、誤って航空機1201を抽出してしまった結
果1202が得られた様子である。また、図12(b)
は航空機の自動抽出結果の例1210で、航空機120
1を正しく抽出した結果1211と、誤って船舶120
3を抽出してしまった結果1212が得られた様子であ
る。
【0004】一方、ユーザーの手動抽出により、目標物
の種別に関わらず、汎用的な抽出処理が可能なシステム
も利用されてきた。例えば、図13に示す様な一般的な
画像処理システムなどである。図13(a)は目標物検
出の例1300で、ユーザーの目視確認1301などに
より画面1302上で目標物1303を検出し、発見し
た目標物について手動抽出していく。図13(b)はポ
リゴン構成点入力による手動抽出手段の例1310で、
目標物1303の構成点1311を順に指示入力し、手
動抽出結果1312を得た様子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】衛星画像などの空中画
像は撮影範囲が広いため、一画像中に複数種別の目標物
が多数写っている場合がある。ここで、あらかじめ目標
物の種別が分かっていれば、従来の種別専用目標物抽出
システムにより自動抽出処理が可能である。しかしなが
ら、ユーザーの興味が特定地域の監視などにある場合、
目標物の種別を特定せず、監視地域に侵入した全ての移
動物体などを抽出する必要がある。図11に示した様な
従来の特定種別専用の目標物自動抽出システムは、その
様な汎用的な目標物自動抽出には対応してなかった。
【0006】また、上記した様に、抽出漏れを防ぐた
め、目標物である可能性が少しでもある領域は全て抽出
する、という方針が採用されることがあった。ここで、
目標物が実際に存在している部分の画像は特徴的な領域
となっていることが多く、従来の特定種別専用システム
を用いて複数種別について抽出処理を行った場合、図1
2に示した様に一方の正しい抽出結果が他方の誤った抽
出結果となるなど、各種別の抽出結果の相互に誤りが含
まれることがあった。これにより、例えば、多数の空中
画像から複数種別の複雑な目標物を大量に抽出しようと
した場合、それら全ての抽出結果には膨大な量の誤りが
含まれる可能性があり、一つ一つ確認・修正作業するに
はユーザーへの負荷が大き過ぎた。
【0007】また、図13に示した様な画像処理システ
ムを用いれば汎用的な手動抽出が可能だが、その反面、
操作に手間がかかり、処理が非効率的であった。
【0008】そこで本発明では、上記の様な問題を解決
し、様々な種別の目標物について、汎用的かつ効率的な
自動抽出処理を実現することを課題とする。さらに、種
別毎に別個になっていた抽出結果をまとめ、総合的な判
断に基づく抽出処理の認識率向上を課題とする。
【0009】また、人手による手動抽出処理の際、作業
担当者毎に抽出範囲が微妙に異なってしまい、抽出結果
の品質にバラツキがでてしまう。ここで、近年、抽出さ
れた目標物を切り出して目標物画像データとし、それを
画像キーとして画像データベースに登録された他の画像
データと比較照合を行うマルチメディア情報検索や、画
像の特徴解析処理などが盛んになりつつある。よって、
自動抽出だけでなく、手動抽出処理であっても抽出範囲
や処理精度を均一とし、できるだけ一定品質の目標物画
像を得ることが重要である。
【0010】そこで本発明では、上記の様な課題を解決
し、計算機による自動抽出結果や、複数の作業担当者が
分担して手動抽出した結果であっても、均一な品質の抽
出結果を得ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、地物や移動物体など目標物の種別や形状
に応じて最適な抽出方法や抽出パラメータを設定管理
し、自動抽出における抽出方法や抽出パラメータ、ある
いは手動抽出インターフェイス手段などを目標物に合わ
せて選択的に用いることで、汎用的かつ目標物に適した
効率的な抽出処理を実現する。
【0012】また本発明は、自動抽出処理における個々
の目標物抽出処理の正確さを自己評価して個別抽出確度
情報を算出して正規化する手段と、異種目標物抽出処理
における抽出結果の重畳を判定する手段と、個別抽出確
度情報を比較して確度が高い抽出結果を採用する手段と
を備える。これら手段を組み合わせることで、目標物種
別をあらかじめ特定せずに自動抽出処理を行い、逆に抽
出結果の目標物種別を推定する機能を実現する。
【0013】また、上記自動抽出処理の過程で、複数種
別の目標物に関する抽出結果を比較して統合し、ユーザ
ーに提示する前にあらかじめ適切に選定することで、総
合的な判定による認識精度向上を実現する。これによ
り、抽出漏れを防ぐため若干過剰気味の抽出処理を行い
ながらも、誤りが少ない目標物自動抽出結果を得ること
を可能とする。すなわち、ユーザーの抽出結果確認・修
正にかかる作業量を削減することができ、衛星画像など
広範囲を撮影した空中画像であっても、実用的な自動抽
出処理を実現する。
【0014】また本発明は、上記個別抽出確度情報を総
合して全体抽出確度情報を算出する手段と、それら抽出
確度情報を表示する手段とを備える。これにより、個々
の目標物抽出処理や空中画像全体における抽出処理が適
切に行われたかを判断する基準を提供し、ユーザーの抽
出結果確認作業を支援する。
【0015】さらに本発明は、地図データベースを活用
し、目標物の種別毎に存在可能性が高い領域を管理し
て、抽出処理範囲を適切に限定する手段を備える。これ
により、誤認識などの削減による抽出処理の精度向上
や、自動抽出した目標物の種別推定の精度向上を実現す
る。
【0016】また本発明は、手動抽出に必要なパラメー
タのいくつかを入力することで、それ以外のパラメータ
を画像解析処理により計算推定する手動抽出インターフ
ェイス手段を備える。これにより、少ない手順で効率的
な目標物手動抽出を実現し、さらに均一な品質の抽出結
果を得ることを可能とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態である目標物
抽出・表示装置の機能構成の例を示した図である。目標
物抽出・表示装置は、処理管理部110、自動抽出部1
20、表示部130、手動抽出部140、データベース
部150、の5つの機能からなる。
【0019】処理管理部110は、家屋や航空機など抽
出する目標物の種別を設定管理する目標物種別設定管理
手段111と、目標物の種別に応じて最適な抽出方法や
抽出パラメータを設定管理する最適抽出手法・パラメー
タ設定管理手段112と、目標物の種別に応じて該目標
物が存在する可能性の高い領域を地図データ種別と対応
付けて設定管理する存在可能性領域設定管理手段113
からなる。各種設定の登録はユーザーの指定により行う
が、処理管理データ157などにあらかじめ用意してお
いた初期値を利用しても良い。
【0020】自動抽出部120は、目標物の存在を検出
し該目標物の目標物パラメータを計算推定して抽出処理
を自動で行う自動抽出手段121と、上記抽出処理にお
ける処理の正確さを自己評価し個別抽出確度情報や全体
抽出確度情報などの抽出確度情報(AOE:Accur
acy of Extraction)を算出する抽出確
度情報算出手段122と、複数の抽出結果の重畳を判定
し、抽出確度情報を比較してより正確な抽出結果を採用
する抽出結果比較判定登録手段123と、存在可能性領
域設定管理手段113に管理されている情報に基づき地
図データ155や地図属性データ156を用いて、抽出
処理範囲を限定するマスク処理を行ったり抽出パラメー
タなどを変更する地図処理手段124からなる。
【0021】表示部130は、空中画像を表示する空中
画像表示手段131と、抽出確度情報を表示する抽出確
度情報表示手段132と、地図情報を表示する地図表示
手段133と、空中画像や地図情報や抽出結果などの属
性情報を表示する属性表示手段134からなる。
【0022】手動抽出部140は、マウスやキーボード
などの入力インターフェイス手段よりユーザーからの操
作入力を受け付ける操作入力部141と、該操作入力部
より入力されたパラメータから、目標物の抽出に必要な
他の未入力パラメータを画像処理技術を用いて計算推定
する画像処理部142と、上記抽出処理における処理の
正確さを自己評価し個別抽出確度情報を算出する抽出確
度情報算出手段143からなる。
【0023】データベース部150は、抽出処理を行な
う空中画像151と、該空中画像に関する撮影情報など
の空中画像属性データ152と、抽出処理により抽出登
録される目標物画像153と、該目標物画像に関する撮
影情報や位置情報、目標物パラメータなどの目標物属性
データ154と、海岸線や道路境界線などの地図データ
155と、該地図データの種別などデータ内容や関連情
報を記述した地図属性データ156と、抽出処理におけ
る抽出方法や抽出パラメータなどの情報を格納管理する
処理管理データ157からなる。ここで、目標物画像1
53については、直接画像データとして格納管理しない
で、目標物が写っている空中画像と画像上での位置など
の情報をメタデータとして目標物属性データ154のみ
で管理し、必要に応じて該メタデータを参照して元空中
画像から目標物画像153を切り出して利用しても良
い。
【0024】これら5つの機能は、データの流れを通
じ、連携して抽出処理を行なう。すなわち、処理管理部
110はデータベース部150から処理管理データ15
7を取得し100、あるいは処理管理部110で新たに
設定したパラメータ等を処理管理データ157としてデ
ータベース部150に格納する101。自動抽出部12
0や表示部130や手動抽出部140では、処理管理部
110にて管理されている抽出パラメータ等を用いて適
切な処理を行なう102。自動抽出部120では、自動
抽出処理を行なう空中画像151をデータベース部15
0から取得して自動抽出処理を行ない103、抽出結果
を表示部130に渡して表示処理を行なったり104、
あるいはデータベース部150に登録格納する107。
また、自動抽出処理を行なわず、空中画像151を直接
表示部130に渡して表示処理することもできる10
3。手動抽出部140は、表示部130にて表示された
画像上で手動抽出処理を行ない105、手動抽出結果を
表示部130に返して表示処理を行なったり106、あ
るいはデータベース部150に登録格納する107。
【0025】以上、目標物抽出・表示装置の一構成例に
ついて説明したが、これ以外にも、自動抽出部120や
データベース部150をサーバとし、表示部130や手
動抽出部140や処理管理部110などをクライアント
とすることで、クライアント/サーバ構成のシステムが
実現できる。該構成により、大規模な目標物抽出・表示
装置の実装が可能となり、また既存データベースシステ
ムなどとの連携も可能となる。
【0026】続いて、図2から図5を用いて自動抽出処
理の詳細について説明する。
【0027】図2は、目標物種別指定型の自動抽出処理
のフロー図である。
【0028】図2(a)は、自動抽出処理全体のフロー
図である。空中画像の入力200に対し、まず目標物の
種別を設定し201、該種別の目標物抽出に最適な抽出
手段を選択する202。また、地図データを用いて目標
物が存在する可能性の高い領域を特定し、該領域毎にマ
スク処理して抽出処理範囲を限定したり、処理パラメー
タなどを変更する203。続いて、図2(b)に後述す
る自動抽出処理を実行する204。さらに、図7に後述
する全体抽出確度情報を算出し205、抽出結果を出力
して処理を終了する206。
【0029】ここで、目標物種別設定201について
は、既に登録されている設定を初期値としてそのまま利
用するなど、処理を行なう度にユーザーは毎回設定しな
くても良い。あるいは、空中画像入力200と同時に目
標物種別もパラメータ入力しても良い。また、最適抽出
手段選択202については、通常は処理管理部110よ
り設定を取得して選択実行するが、ユーザーが直接設定
しても良い。
【0030】また、既に処理管理部110に最適抽出手
段が登録されている目標物を抽出する際には、目標物種
別設定201を行うことで処理管理部110の最適抽出
手法・パラメータ設定管理手段112により自動的に最
適な抽出手段の選択202が可能となるが、最適抽出手
段が未登録の目標物種別については、ユーザーが抽出手
段を直接選択するか、あるいは最適抽出手法・パラメー
タ設定管理手段112に対し抽出手段を登録する必要が
ある。
【0031】一方、図2(b)は、図2(a)に示した
自動抽出処理204の詳細処理フロー図である。まず画
像処理技術など用いて、ノイズ除去や目標物強調などの
前処理を行う210。続いて目標物の存在を検出して、
目標物存在位置を得る211。さらに検出された全ての
目標物について212、詳細な画像解析処理を行ない、
目標物パラメータを計算推定して抽出処理を行う21
3。最後に該抽出処理の個別抽出確度情報を算出して2
14、抽出処理を終了する。
【0032】ここで、目標物パラメータ抽出について
は、自動抽出処理に適した画像認識技術などを用いた目
標物抽出機能を用意して抽出処理しても良いが、図9に
後述する手動抽出インターフェイス手段を適用すること
で、機能の共通化が可能となる。その際、自動抽出手段
が行なうべき処理は、ユーザーが手入力すべき情報を画
像処理技術や画像認識技術により自動で計算推定して、
それを手動抽出インターフェイスに渡すだけとなる。
【0033】以上の処理により、様々な目標物種別に適
した自動抽出処理を、一つのシステム上で汎用的に実現
することができる。
【0034】図3は、図2で述べた目標物種別指定型の
自動抽出処理を拡張した、全目標物種別対応型の自動抽
出処理のフロー図である。
【0035】空中画像の入力200に対し、まず全ての
目標物種別について300、自動抽出処理を行なう。す
なわち、各種別に最適な抽出手段を選択し202、地図
を用いた抽出処理対象範囲の限定などマスク処理を行な
い203、自動抽出処理を実行して204、全体抽出確
度情報を算出する205。これら処理は図2(a)に示
した手順と同様であり、また自動抽出処理204も図2
(b)と同じ処理である。以上の自動抽出処理を複数回
実行して得られた全ての抽出結果について301、まず
抽出結果の重複判定を行なう302。重複がある場合、
複数の種別として抽出されているため、正しい種別を推
定する。すなわち、重複する全ての抽出結果について3
03、個別抽出確度情報の比較判定を行なう304。個
別抽出確度情報は正規化されているため、異なる種別の
抽出処理についても正確度を比較でき、最も確度が高い
抽出結果を採用する305。また、重複が無い場合はそ
のまま抽出結果とし306、最後に抽出結果を出力して
処理を終了する206。
【0036】また、ここでは種別毎の抽出300を行な
ってから各抽出結果について種別推定301を行なうル
ープ処理について説明したが、逆に、各目標物に対して
複数種別の抽出を実行していくループ処理にしても良
い。その際、まず抽出確度情報を算出し比較すること
で、確度の高い結果が得られる種別の抽出処理のみを行
なえば、処理量や誤抽出結果を減らすこともできる。
【0037】以上の処理により、複数種別の目標物が写
っている空中画像や、目標物の種別が特定できない監視
業務などにおいても、自動抽出処理による効率的な目標
物抽出が可能となる。
【0038】図4は、図3で説明した全目標物種別対応
型の自動抽出処理の処理例を示した図である。
【0039】図4(a)は、複数種別の目標物が写って
いる空中画像について、これら目標物の種別を自動推定
して自動抽出した結果を画面表示した例400である。
目標物401の抽出結果402には、抽出処理が適切に
行われた場合には「○」、失敗の可能性がある場合には
「△」、失敗の可能性が高い場合には「×」など記号表
示された個別抽出確度情報と、各抽出結果における推定
目標物種別の文字列403が表示されている。ここで、
ID1の目標物は「Airplane」、ID3の目標
物は「Ship」という特定種別の目標物として抽出さ
れた結果の例である。一方、ID2の目標物について
は、抽出確度情報が高い「Airplane」と、抽出
確度情報が低い「Ship」という、複数種別の目標物
として抽出された結果の例である。この様に、ユーザー
の判断を支援するため、確度の低い抽出結果404と推
定目標物種別405も表示したり、あるいは一定以上の
確度の抽出結果のみを表示しても良い。
【0040】また、目標物種別推定にあたり、各種別の
目標物が存在する可能性が高い領域を地図データより取
得し、種別推定の精度向上を図っている。図4(b)
は、海岸線の地図データ411より作成した、船舶存在
可能性領域412の例410である。これにより、船舶
の自動抽出処理は海域のみで実行され、陸域で船舶抽出
処理を行った場合に発生するであろう誤認識を確実に削
減することができる。また図4(c)は、同様にして作
成した、航空機存在可能性領域414の例413であ
る。これにより、航空機の自動抽出処理は、陸上、海上
を問わず、全ての領域について実行される。
【0041】また、図4(d)は、上記存在可能性領域
を考慮して複数種別の目標物を抽出した結果について、
目標物種別毎の個別抽出確度情報を表示した一覧表42
0である。各目標物で最も高い個別抽出確度情報の欄に
はアンダーラインを、また、存在可能性領域のマスク処
理により抽出されなかった欄には「*.*」を記述して
ある。ID1の目標物については、船舶存在可能性領域
412からはずれており、船舶としての抽出処理は行わ
れていないことが分かる。また、ID2とID3の目標
物については、航空機と船舶の両方として抽出処理され
ている。ID2の目標物については、両個別抽出確度情
報とも比較的高い数値となっており、ユーザーの判断を
必要とする可能性があるため、画面上に複数種別の抽出
結果404を表示している。この様に、個別抽出確度情
報の一覧表は、表示してユーザーの確認作業を支援して
も良いし、あるいは一覧表自体は表示せず、その内容に
基づいた抽出結果のみを表示しても良い。
【0042】以上述べた様に、目標物種別に適した地図
データを用いて抽出処理範囲を適切に限定することで、
画像処理技術だけでは区別できない目標物種別の推定機
能を含む抽出処理が可能となる。また、ノイズや類似物
などの誤認識を確実に削減することもでき、抽出処理作
業の効率化に大きく寄与する。これら目標物種別と地図
データ種別の対応関係は、処理管理部110の存在可能
性領域設定管理手段113により管理され、データベー
ス部150の処理管理データ157として格納し、再利
用される。
【0043】図5は、自動抽出結果の利用例を示した図
である。抽出結果からは、目標物の存在する範囲を切り
出した目標物画像153や、目標物の存在位置などに関
する目標物属性データ154を得ることができ、以下に
述べる様な方法で利用される。
【0044】図5(a)は、抽出結果500を空中画像
501上に表示する例で、全体のコンテキストの中で目
標物の存在やその位置、向きなどを示すことができる。
これにより、個別の抽出結果のみを表示する場合に比
べ、総合的な確認が可能となる。
【0045】また図5(b)は、複数の抽出結果500
を目標物画像リスト502として一覧表示する例で、複
数の抽出処理が適切に行われたか、効率良く確認でき
る。さらに、目標物の大きさによって適切な画像処理を
行ない、拡大・補間・縮小した目標物画像を表示すれ
ば、視覚判読効果の高い一覧表示が可能となる。さら
に、画像リストだけではなく、文字情報による一覧表示
も可能であり、それら両者を組み合わせることで、効果
的な表示インターフェイスが実現できる。
【0046】また図5(c)は、抽出結果500を目標
物画像503として個別に表示する例で、抽出処理が適
切に行われたかを詳細に確認できる。さらに、小型の目
標物を拡大したり、逆に大型の目標物を縮小して表示す
ることで、効率的な確認作業や修正作業を支援するイン
ターフェイスなどが実現できる。
【0047】また図5(d)は、抽出結果500を目標
物画像データや目標物属性データとして、データベース
部150に直接登録処理する例である。これにより、大
量の空中画像を一度に自動抽出処理にかけ、抽出結果を
データベースに格納しておき、後で確認するといった形
態の利用が可能となる。
【0048】また図5(e)は、抽出結果より二次情報
を生成して提供する例である。具体的には、抽出結果の
位置を判定し、特定の領域内にあった場合には警報50
4を発したり、あるいは抽出処理レポートや抽出処理結
果に関する各種属性データ505などを提供できる。
【0049】以上、自動抽出部による自動抽出結果を例
に説明したが、手動抽出部による手動抽出結果に関して
も、同様の表示や利用が可能である。
【0050】続いて、図6と図7を用いて抽出確度情報
の表示例について詳細に説明する。
【0051】図6は、各目標物の抽出処理における処理
の正確度を自己評価して算出した、個別抽出確度情報の
表示利用例である。
【0052】図6(a)は、抽出元の空中画像600上
に抽出結果を枠線で表示し、各抽出結果について個別抽
出確度情報を記号で併記する例である。抽出処理が適切
に行われた抽出結果601には「○」記号602を、失
敗の可能性がある抽出結果603には「△」記号604
を、失敗の可能性が高い抽出結果605には「×」記号
606などと表示した例である。あるいは、空中画像と
は別の表示インターフェイス手段に個別抽出確度情報を
表示しても良い。その際、別々に表示される各抽出結果
と個別抽出確度情報を対応付けるため、抽出結果と個別
抽出確度情報表示インターフェイスに各々識別子などを
表示して対応付けても良い。
【0053】また、図6(b)は、抽出結果601や属
性データ611などを一覧表示し、各抽出結果について
個別抽出確度情報を記号で併記する例610である。あ
るいは、画像を表示せず、文字情報のみで一覧表を作成
して表示することもできる。
【0054】また、図6(c)は、抽出結果601や個
別属性データ621などを個別表示し、該抽出結果につ
いて個別抽出確度情報を記号で併記する例620であ
る。個々の抽出結果を詳細に確認する場合などに有効な
方法である。
【0055】以上、個別抽出確度情報を表示利用する例
について述べたが、表示以外にも、目標物属性データ1
54などとしてデータベース部150に直接登録するこ
ともできる。
【0056】図7は、全体抽出確度情報の表示利用例で
ある。全体抽出確度情報は、上記した個別抽出確度情報
を総合して算出するもので、空中画像全体における目標
物抽出処理の正確度を示す情報である。
【0057】図7(a)は、全体抽出確度情報700を
画面インターフェイス701上に表示する例である。空
中画像702や抽出結果703、そして全体抽出確度情
報700を同時に見ることが出来るため、総合的な処理
内容の確認が可能である。
【0058】また、図7(b)は、全体抽出確度情報を
一覧表示する例704である。例えば、複数の画像を一
度に抽出処理した場合や、データベースに登録されてい
る複数空中画像の抽出結果などを確認したい場合、この
様に一覧表示することで、効率良く全体状況を把握でき
る。
【0059】また、図7(c)は、全体抽出確度情報を
用いて、二次的な情報705をユーザーに提示706す
る例である。例えば、抽出処理プログラムに空中画像か
らの目標物抽出を実行させた場合、抽出処理プログラム
からユーザーに対して処理終了などのメッセージを表示
することが多い。その際、修正が必要な抽出結果が含ま
れている可能性がある場合に注意を促すメッセージを表
示したり、あるいは処理結果Reportなどを表示す
ることができる。また、空中画像の空中画像属性データ
152として、データベース部150に直接登録するこ
ともできる。
【0060】以上、個別抽出確度情報と全体抽出確度情
報を別個に利用する例について説明したが、両抽出確度
情報を併用しても良い。例えば、図6(a)の様に空中
画像上の抽出結果について個別抽出確度情報602を示
し、さらに図7(a)の様にその空中画像自体にも全体
抽出確度情報700を示す、などの利用である。また、
目標物種別により異なる抽出手法が採用されることもあ
り、抽出確度情報は適切な統計処理により0.0〜1.
0などの値に正規化しておく。これにより、異なる種別
の目標物抽出処理結果であっても、抽出結果同士の正確
度比較が可能となり、図3で述べた全目標物種別対応型
の自動抽出処理が可能となる。また、自動抽出処理の正
確度に関して抽出確度情報を算出して利用する例を中心
に説明したが、後述する手動抽出処理の正確度に関する
抽出確度情報についても同様である。また、抽出確度情
報を記号表示する例について説明したが、記号の代わり
に抽出結果の枠の表示色を変えたり、文字列や数値など
として表示することもできる。抽出確度情報と表示内容
の対応例を表1に示す。
【0061】
【表1】
【0062】以上述べた抽出確度情報により、抽出処理
に対するユーザーの判断を支援する情報を提供できるだ
けでなく、抽出結果の目標物種別推定も可能となる。
【0063】続いて、図8から図10を用いて、手動抽
出処理について詳細に説明する。
【0064】図8は、目標物種別指定型の手動抽出処理
のフロー図である。具体的には、目視で検出した目標物
を手動抽出したり、あるいは満足な結果が得られなかっ
た自動抽出結果を手動で修正する、といった場合におけ
る処理の手順を示したものである。
【0065】図8(a)は、目標物毎に種別を設定して
手動抽出を行なう場合の処理の流れである。空中画像の
入力200に対し、全ての目標物について800、まず
種別を設定し201、該種別の抽出に適した抽出手段を
選択して202、図9に後述する手動抽出処理を行ない
801、該抽出処理における個別抽出確度情報を算出し
802、抽出結果を出力して処理を終了する206。以
上の手順により、様々な種別の目標物が写っている空中
画像についても、手動抽出が可能となる。
【0066】一方、図8(b)は、全目標物について一
括して種別設定を行なう場合の処理の流れである。空中
画像の入力200に対し、まず目標物の種別を設定し2
01、該種別の抽出に適した抽出手段を選択する20
2。続いて、全ての目標物について800、図9に後述
する手動抽出処理を行ない801、該抽出処理における
個別抽出確度情報を算出し802、抽出結果を出力して
処理を終了する206。以上の手順により、ある種別の
目標物が多数写っている空中画像からも、効率の良い手
動抽出処理が可能となる。
【0067】ここで、目標物種別設定201について
は、処理を行なう度に毎回設定しなくても良い。すなわ
ち、既に処理管理部110に登録されている設定情報
や、データベース部150の処理管理データ157な
ど、あらかじめ登録された設定を初期値としてそのまま
利用しても良い。また、既に処理管理部110に最適抽
出手段が登録されている目標物を抽出する際には、目標
物種別設定201を行うことで処理管理部110の最適
抽出手法・パラメータ設定管理手段112により自動的
な最適抽出手段選択202が可能となるが、最適抽出手
法が未登録の目標物種別については、ユーザーが抽出手
段を直接選択するか、あるいは最適抽出手法・パラメー
タ設定管理手段112に抽出手段を登録する。
【0068】以上の処理により、様々な目標物種別に適
した手動抽出処理を、一つのシステム上で汎用的に実現
することができる。
【0069】続いて、図9を用いて、図8の手動抽出処
理801について詳細に説明する。図9は、手動抽出イ
ンターフェイス手段とそれを用いた手動抽出処理の実施
例を示した図である。
【0070】これらは、図1に示した手動抽出部140
の操作入力部141と画像処理部142の連携により、
半自動的な抽出処理を実現する。すなわち、操作入力部
141は、ユーザーから画面上での位置の指定や目標物
パラメータの入力等を受け付ける。また、画像処理部1
42は、エッジ認識などの画像解析処理を行い、入力パ
ラメータを元にその他のパラメータを計算推定する機能
を提供する。計算推定されたパラメータは操作入力部1
41に渡され、ユーザー操作の初期値として自動入力さ
れる。該初期値が正しい場合、ユーザーはパラメータを
入力する必要がなく、目標物パラメータは全て抽出さ
れ、手動抽出処理は完了となる。また、該初期値が不適
切な場合であっても、ユーザーはパラメータの若干の微
調整を行うだけで、手動抽出処理は完了となる。
【0071】例えば、図9(a)は、ガスタンクや樹木
など、円形領域をなす目標物901の手動抽出の実施例
900である。ユーザーはまず中心点902を画面上で
指示入力する。続いて、画像処理部142は該入力点9
02を中心とする円の半径を次第に拡大して、画像との
一致度が最も高い半径を探索し903、得られた円領域
904を抽出結果とする。該半径が不適切な場合には、
マウス操作やキーボード入力など、手動で半径を微調整
する。場合によっては、中心点902の位置を移動して
微調整しても良い。
【0072】また、図9(b)は、船舶など、中心線を
特定しやすく、かつ左右対称構造をなす単純な形状の目
標物911の手動抽出の実施例910である。ユーザー
はまず始点912と終点913を画面上で指示して、中
心線914を入力する。続いて、画像処理部142は該
中心線914から矩形を次第に広げていき、画像との一
致度が最も高い矩形幅を探索し915、得られた矩形領
域916を抽出結果とする。該矩形幅が不適切な場合に
は、マウス操作やキーボード入力など、手動で幅を微調
整する。場合によっては、中心線914の位置を移動し
て微調整しても良い。
【0073】また、図9(c)は、航空機など、中心線
を特定しやすく、かつ左右対象構造をなす複雑な形状の
目標物921の手動抽出の実施例920である。最適抽
出手法・パラメータ設定管理手段112では、典型的な
目標物の形状を記述した目標物テンプレート922を用
意しておく。ユーザーはまず始点923と終点924を
画面上で指示して、中心線925を入力する。続いて、
画像処理部142は該中心線925からテンプレートを
次第に広げていき、画像との一致度が最も高いテンプレ
ート幅を探索し926、得られたテンプレート領域92
7を抽出結果とする。該テンプレート幅が不適切な場合
には、マウス操作やキーボード入力など、手動でテンプ
レート幅を微調整する。場合によっては、中心線925
の位置を移動したり、テンプレート922自体を修正し
て微調整しても良い。
【0074】また、図9(d)は、大型の車両など、四
隅を特定しやすい矩形領域をなす目標物931の手動抽
出の実施例930である。ユーザーはまず始点932と
終点933を画面上で指示して、対角線934を入力す
る。続いて、画像処理部142は該対角線934を直径
とする円935を求め、該円935に内接しつつ該対角
線934をなす矩形の中から、画像との一致度が最も高
い矩形を探索し936、得られた矩形領域937を抽出
結果とする。該矩形が不適切な場合には、マウス操作や
キーボード入力など、手動で矩形の角度を微調整する。
場合によっては、対角線934の位置を移動して微調整
しても良い。
【0075】また、図9(e)は、道路や突堤など、細
長い帯状の領域をなす目標物941の手動抽出の実施例
940である。ユーザーはまず骨格線942を構成する
複数の骨格点943を画面上で指示入力する。続いて、
画像処理部142は該骨格線942の各線分を広げてい
き、画像との一致度が最も高い帯幅945を探索し94
4、得られた帯状領域946を抽出結果とする。該帯幅
が不適切な場合には、マウス操作やキーボード入力な
ど、手動で帯幅を微調整する。場合によっては、骨格点
の位置を移動して微調整しても良い。
【0076】これら手動抽出インターフェイス手段を用
いることで、効率的な操作入力が可能になり、大量の空
中画像や目標物を扱うことが可能となる。また、画像処
理を用いて幅など特定が難しい目標物パラメータを自動
算出するため、複数の人員で分担して作業した場合など
でも抽出パラメータに個人差が少なく、抽出結果の品質
が均一となる。これにより、抽出結果画像同士の比較照
合や特徴解析など、抽出結果の有効かつ正確な二次利用
が可能となる。
【0077】ここで、図1に示した処理管理部110で
は、上記した様な目標物と抽出ツールの対応関係などを
管理し、目標物に適した手動抽出ツールを利用可能とす
る。また、データベース部150では上記対応関係など
を処理管理データ157として格納管理し、処理管理部
110からの要求に応じて適切に情報を提供する。ま
た、それら管理情報の柔軟な登録変更を可能とすること
で、本発明の目的の一つである汎用性を高めることがで
きる。
【0078】図10は、手動抽出処理の様子を示した図
である。
【0079】図10(a)は、表示された空中画像10
00上で操作入力を行ない、手動抽出処理を行なう例で
ある。全体状況を確認しながらの操作入力が可能とな
り、複数の目標物抽出であっても均一な処理結果を得や
すい。一方、図10(b)は、空中画像の一部を部分的
に拡大した部分拡大画像1001上で操作入力を行な
い、手動抽出処理を行なう例である。拡大の際に適切な
画像処理技術で画素を補間することで、より詳細な目標
物の指定が可能となり、正確な手動抽出が可能となる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、目標物の種別に応じて
最適な抽出処理方法や抽出パラメータを管理でき、それ
らを用いて適切な自動抽出処理や効率的な手動抽出処理
が可能となる。また、抽出処理の正確さを自己評価して
抽出確度情報として提供することで、抽出処理が適切に
行なわれたかを効率良く確認できる。さらに、異なる種
別の目標物抽出結果における正確度をも一律に比較する
ことができ、抽出した目標物の種別推定が可能となる。
また、該種別推定により、目標物種別を特定しない汎用
的な自動抽出処理が、一つの抽出処理システム上で実現
可能となる。さらに、地図データベースを活用し、目標
物の種別に応じて存在可能性が高い領域を管理し、抽出
処理範囲などを適切に限定することで、抽出処理の精度
向上や、目標物種別推定の精度向上が可能となる。
【0081】また、本発明によれば、画像処理によりパ
ラメータを自動算出する手動抽出インターフェイス手段
を用いて、目標物種別毎に最適な抽出処理を行うこと
で、少ない操作手順で効率的な目標物の手動抽出処理が
可能となる。これにより、十分な情報が得られない画像
からの自動抽出で、誤った抽出結果が多数含まれている
場合などでも、効率の良い修正作業が可能となる。さら
に、画像処理技術を用いたパラメータ自動算出により、
複数人員による分担作業などを行っても、均一な品質の
抽出結果が得られる。これにより、抽出結果を画像キー
として画像データベースにマルチメディア検索を行なう
など、抽出結果の有効かつ正確な二次利用が可能とな
る。
【0082】これらの効果より、多種多様な種別の目標
物を汎用的に扱いながら、効率の良い抽出処理システム
を実現できる。これにより、目標物抽出処理におけるユ
ーザーの負荷を軽減できる。また、空中画像を用いた地
域監視業務など、高度な応用業務も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における機能構成例である。
【図2】本発明における目標物種別指定型自動抽出処理
のフローである。
【図3】本発明における全目標物種別対応型自動抽出処
理のフローである。
【図4】本発明における全目標物種別対応型自動抽出処
理例である。
【図5】本発明における自動抽出処理結果の利用例であ
る。
【図6】本発明における個別抽出確度情報の表示例であ
る。
【図7】本発明における全体抽出確度情報の表示例であ
る。
【図8】本発明における目標物種別指定型手動抽出処理
のフローである。
【図9】本発明における手動抽出インターフェイス手段
例である。
【図10】本発明における手動抽出処理例である。
【図11】従来の自動抽出処理のフローである。
【図12】従来の自動抽出処理結果例である。
【図13】従来の手動抽出処理例である。
【符号の説明】
100…処理管理データ取得、101…処理管理データ
格納、102…抽出パラメータ取得、103…空中画像
データ取得、104…自動抽出結果、105…表示結
果、106…手動抽出結果、107…抽出結果格納、1
10…処理管理部、111…目標物種別設定管理手段、
112…最適抽出手法・パラメータ設定管理手段、11
3…存在可能性領域設定管理手段、120…自動抽出
部、121…自動抽出手段、122…抽出確度情報算出
手段、123…抽出結果比較判定登録手段、124…地
図処理手段、130…表示部、131…空中画像表示手
段、132…抽出確度情報表示手段、133…地図表示
手段、134…属性表示手段、140…手動抽出部、1
41…操作入力部、142…画像処理部、143…抽出
確度情報算出手段、150…データベース部、151…
空中画像、152…空中画像属性データ、153…目標
物画像、154…目標物属性データ、155…地図デー
タ、156…地図属性データ、157…処理管理デー
タ、200…空中画像、201…目標物種別設定、20
2…最適抽出手段選択、203…地図マスク処理、20
4…自動抽出処理、205…全体抽出確度情報算出、2
06…抽出結果、210…前処理、211…目標物検
出、212…全目標物、213…目標物パラメータ抽
出、214…個別抽出確度情報算出、300…全目標物
種別、301…全抽出結果、302…抽出結果の重複判
定、303…全重複抽出結果、304…個別抽出確度情
報の比較、305…抽出結果確定登録処理、306…抽
出結果確定登録処理、400…全目標物種別対応型自動
抽出処理結果例、401…目標物、402…抽出結果、
403…文字列、404…確度の低い抽出結果、405
…推定目標物種別、410…船舶存在可能性領域表示
例、411…海岸線地図データ、412…船舶存在可能
性領域、413…航空機存在可能性領域表示例、414
…航空機存在可能性領域、420…個別抽出確度情報の
一覧表示例、500…抽出結果、501…空中画像、5
02…目標物画像リスト、503…目標物画像個別表
示、504…警報、505…属性データ、600…空中
画像、601…正しい抽出結果、602…正しい個別抽
出確度情報、603…誤りの可能性がある抽出結果、6
04…誤りの可能性がある個別抽出確度情報、605…
誤りの可能性が高い抽出結果、606…誤りの可能性が
高い個別抽出確度情報、610…一覧表示、611…属
性データ一覧表示、620…個別表示、621…個別属
性データ、700…全体抽出確度情報、701…画面イ
ンターフェイス、702…空中画像、703…抽出結
果、704…一覧表示、705…二次的な情報、706
…情報提示、800…全目標物、801…手動抽出処
理、802…個別抽出確度情報算出、900…円形領域
手動抽出例、901…目標物、902…中心点、903
…半径探索、904…抽出結果、910…矩形領域手動
抽出例、911…目標物、912…始点、913…終
点、914…中心線、915…矩形幅拡大、916…抽
出結果、920…テンプレート手動抽出例、921…目
標物、922…テンプレート、923…始点、924…
終点、925…中心線、926…テンプレート幅探索、
927…抽出結果、930…矩形領域手動抽出例、93
1…目標物、932…始点、933…終点、934…対
角線、935…円、936…内接矩形探索、937…抽
出結果、940…帯領域手動抽出例、941…目標物、
942…骨格線、943…骨格点、944…帯幅探索、
945…帯幅、946…抽出結果、1000…空中画
像、1001…部分拡大画像、1100…種別A専用自
動抽出処理、1101…種別B専用自動抽出処理、12
00…船舶自動抽出例、1201…航空機目標物、12
02…誤抽出結果、1203…船舶目標物、1204…
正しい抽出結果、1210…航空機自動抽出例、121
1…正しい抽出結果、1212…誤抽出結果、1300
…目視検出例、1301…目視確認、1302…画面、
1303…目標物、1310…ポリゴン構成点入力手動
抽出例、1311…構成点、1312…手動抽出結果。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 健太 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 岩村 一昭 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 野本 安栄 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 Fターム(参考) 5B057 AA14 BA24 BA26 DA06 DA12 DB02 DB09 DC36 5L096 AA06 BA02 CA22 CA24 DA04 FA19 GA10 GA30 JA22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飛しょう体より取得した画像から地物や移
    動物体などの目標物を抽出・表示する方法であって、目
    標物の種別と該種別の目標物抽出に最適な抽出方法とを
    対応付けて管理し、該抽出方法により該画像から様々な
    種別の目標物を自動抽出処理し、該自動抽出処理におけ
    る個々の目標物抽出処理の正確度を自己評価して個別抽
    出確度情報として算出し、該個別抽出確度情報を正規化
    して異なる種別の抽出処理の正確度を比較可能とし、該
    自動抽出処理による抽出結果に重複がある場合には、該
    重複抽出結果の個別抽出確度情報を比較して正確度が高
    い抽出結果を採用し、該抽出結果と該画像を表示するこ
    とで、あらかじめ目標物の種別を特定しないで各目標物
    の種別や形状に適した抽出方法を選択的に用いる自動抽
    出処理を実現し、かつ複数種別の抽出結果を総合判定す
    ることにより誤りの少ない抽出結果が得られることを特
    徴とする目標物抽出・表示方法。
  2. 【請求項2】飛しょう体より取得した画像から地物や移
    動物体などの目標物を抽出・表示する装置であって、目
    標物の種別と該種別の目標物抽出に最適な抽出方法とを
    対応付けて管理する手段と、該抽出方法により該画像か
    ら様々な種別の目標物を自動抽出する手段と、該自動抽
    出処理における個々の目標物抽出処理の正確度を自己評
    価して個別抽出確度情報として算出する手段と、該個別
    抽出確度情報を正規化する手段と、該自動抽出処理によ
    る抽出結果の重複を判定する手段と、該重複判定手段に
    より重複が認められた抽出結果の個別抽出確度情報を比
    較して正確度が高い抽出結果を採用する手段と、該抽出
    結果と該画像を表示する手段とを備え、あらかじめ目標
    物の種別を特定しないで各目標物の種別や形状に適した
    抽出方法を選択的に用いる自動抽出処理を実現し、かつ
    複数種別の抽出結果を総合判定することにより誤りの少
    ない抽出結果が得られることを特徴とする目標物抽出・
    表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の目標物抽出・表示装置に
    おいて、個別抽出確度情報を総合して抽出処理全体に関
    する正確度を自己評価して全体抽出確度情報として算出
    する手段と、該個別抽出確度情報と該全体抽出確度情報
    を表示する手段とを備え、抽出処理の内容を容易に確認
    できる情報を提供することを特徴とする目標物抽出・表
    示装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の目標物抽出・表示装置に
    おいて、地図データを管理する地図データベース手段
    と、該地図データを表示する手段と、目標物の種別に応
    じて該種別の目標物が存在する可能性の高い領域を示す
    地図データの種別を設定管理する手段とを備え、上記存
    在可能性領域を用いて目標物抽出処理の処理範囲を限定
    して抽出処理の精度を向上し、かつ目標物種別推定の精
    度を向上することを特徴とする目標物抽出・表示装置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の目標物抽出・表示装置に
    おいて、目標物抽出に必要なパラメータのうち特定しや
    すいパラメータを入力する手段と、該入力パラメータか
    ら抽出に要する他のパラメータを画像解析処理により計
    算推定する手段と、からなる手動抽出手段を備え、目標
    物の種別や形状に適した手動抽出処理を少ない操作手順
    で実現し、かつ均一な品質の抽出結果が得られること特
    徴とする目標物抽出・表示装置。
JP2000126231A 2000-04-20 2000-04-20 目標物検出方法及び目標物検出装置 Expired - Lifetime JP3978979B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000126231A JP3978979B2 (ja) 2000-04-20 2000-04-20 目標物検出方法及び目標物検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000126231A JP3978979B2 (ja) 2000-04-20 2000-04-20 目標物検出方法及び目標物検出装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001307106A true JP2001307106A (ja) 2001-11-02
JP2001307106A5 JP2001307106A5 (ja) 2004-11-11
JP3978979B2 JP3978979B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=18636050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000126231A Expired - Lifetime JP3978979B2 (ja) 2000-04-20 2000-04-20 目標物検出方法及び目標物検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3978979B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009037419A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Toshiba Corp 画像処理装置およびプログラム
JP2009251793A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Hitachi Ltd 画像判読支援方法および装置
JP2015032133A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社日立国際電気 物体検索システム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60263271A (ja) * 1984-06-11 1985-12-26 Honda Motor Co Ltd 画像認識処理装置
JPH05274409A (ja) * 1992-03-27 1993-10-22 Mitsubishi Electric Corp 画像データ抽出装置
JPH06309464A (ja) * 1993-04-20 1994-11-04 Fujitsu Ltd 多判定器によるパターン認識装置
JPH0735583A (ja) * 1992-06-20 1995-02-07 Texas Instr Inc <Ti> 対象識別システムおよび方法
JPH07271899A (ja) * 1994-03-31 1995-10-20 Toshiba Corp 文字認識装置
JPH0981730A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Canon Inc パターン認識方法及び装置及びコンピュータ制御装置
JPH11109013A (ja) * 1997-10-06 1999-04-23 Mitsubishi Electric Corp 目標探知装置
JP2000353234A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Mitsubishi Space Software Kk 衛星画像からの海面抽出処理方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60263271A (ja) * 1984-06-11 1985-12-26 Honda Motor Co Ltd 画像認識処理装置
JPH05274409A (ja) * 1992-03-27 1993-10-22 Mitsubishi Electric Corp 画像データ抽出装置
JPH0735583A (ja) * 1992-06-20 1995-02-07 Texas Instr Inc <Ti> 対象識別システムおよび方法
JPH06309464A (ja) * 1993-04-20 1994-11-04 Fujitsu Ltd 多判定器によるパターン認識装置
JPH07271899A (ja) * 1994-03-31 1995-10-20 Toshiba Corp 文字認識装置
JPH0981730A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Canon Inc パターン認識方法及び装置及びコンピュータ制御装置
JPH11109013A (ja) * 1997-10-06 1999-04-23 Mitsubishi Electric Corp 目標探知装置
JP2000353234A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Mitsubishi Space Software Kk 衛星画像からの海面抽出処理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009037419A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Toshiba Corp 画像処理装置およびプログラム
JP2009251793A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Hitachi Ltd 画像判読支援方法および装置
US8379992B2 (en) 2008-04-03 2013-02-19 Hitachi, Ltd. Computer-aided image interpretation method and device
JP2015032133A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社日立国際電気 物体検索システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3978979B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102567449B (zh) 视觉系统及分析图像的方法
EP0534446B1 (en) System with approximation means for recognizing graphical elements in a drawing
CN108960135A (zh) 基于高分辨遥感图像的密集舰船目标精确检测方法
JP2003256807A (ja) 土地区画データ作成方法および装置
US20150220568A1 (en) Information processing device, information processing system, and information processing program
KR101042909B1 (ko) 이미지 데이터를 제공하기 위한 방법, 시스템 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
WO2023169337A1 (zh) 目标物速度的估计方法及装置、车辆和存储介质
JP2019207535A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP3978979B2 (ja) 目標物検出方法及び目標物検出装置
EP1211639A2 (en) Method and apparatus for extracting object from video image
CN115631197B (zh) 一种图像处理方法、装置、介质、设备及系统
JP7282551B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP4032800B2 (ja) 地図解析装置及びその実現のためのプログラム
CN111474916A (zh) 船舶航行自主避碰算法测试方法和装置
JP4908867B2 (ja) 地理画像処理システム
CN112308842B (zh) 一种基于印刷品图像的定位核自动提取方法
JPH10269347A (ja) 地理画像上の影成分の除去方法及び地理画像処理装置、記録媒体
JP5074622B2 (ja) 地理画像処理システム
JP2001195565A (ja) 移動物体画像検索方法、及び、装置
CN113516161B (zh) 一种隧道施工人员风险预警方法
CN105830095A (zh) 用于选择增强现实标记的评级和建议
JPH1195974A (ja) 小縮尺図形作成表示装置
JPH10269354A (ja) ノイズ画素の除去方法及び地理画像処理装置、記録媒体
JPS6334667A (ja) 図面検索表示装置
CN116503238A (zh) 图像处理方法、装置、设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070618

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3978979

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term