JP2001306740A - 自動車教習所情報提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車教習所を利用する顧客及び自動車教習所
に対して、教習所情報及び顧客情報を効果的に通知する
利便性に優れた自動車教習所情報提供システムを提供す
る。 【課題解決手段】教習所情報及び顧客情報を収集する情
報収集手段３１と、情報収集手段３１によって収集され
た情報を格納する情報格納手段３４と、情報格納手段３
４に格納された情報を検索編集する情報検索編集手段３
２とを備え、情報検索編集手段３２によって検索編集さ
れた情報を、顧客端末１１及び教習所端末１２に対して
インターネット１５を用いて提供する自動車教習所情報
提供システム１を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動車教習所を利
用する顧客及び自動車教習所に対して、教習所情報及び
顧客情報の提供を行う自動車教習所情報提供システムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、自動車教習所（以下、教習所
と言う）に入校を希望する顧客に対して、インターネッ
ト上で教習所の斡旋を行う自動車教習所情報提供システ
ムが存在する。この自動車教習所情報提供システムは、
教習所の所在地、取扱免許、教習プラン、料金、施設等
の教習所情報を、それぞれの教習所ごとに紹介するもの
である。従来の自動車教習所情報提供システムでは、顧
客が自分の希望条件に合った教習所を選択する場合、多
数の教習所情報の中から、自分でそれぞれの教習所の教
習プラン、料金、施設等の各種条件を比較しなければな
らなかった。このため、インターネット上で情報収集し
た後に、入手した情報の整理とその比較検討に多くの時
間と労力を要していた。

【０００３】一方、教習所においては、簡単な入校案内
をこの自動車教習所情報提供システムのホームページに
掲載するに止まっている。したがって、インターネット
を利用して入校に至った顧客の数はまだ少ない。また、
インターネットを利用して教習所探しを行っている顧客
に対する効果的なプロモーション活動を行うことや、イ
ンターネットを利用して顧客ニーズを収集し、これをビ
ジネス展開の検討材料にするなど、インターネットの有
効活用を図ることが教習所の経営課題ともなっていた。

【０００４】さらに、顧客はインターネット上で紹介さ
れている教習所情報を見て教習所に入校したとしても、
入校後はこの自動車教習所情報提供システムを引き続き
利用することはなかった。例えば、バイクや自動車の購
入にあたっては、雑誌や他のホームページ等の情報提供
チャネルによって情報収集を行っている。このように、
従来の自動車教習所情報提供システムは、顧客が教習所
探しに利用するだけのシステムに止まっており、インタ
ーネットの持つ優れた利便性が活用されていないという
問題があった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するためになされたものであり、顧客及び教習所
の双方に対して、効果的な教習所情報及び顧客情報を提
供することで、利便性に優れた自動車教習所情報提供シ
ステムを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために提供されるものであり、その請求項１に
係る発明は、自動車教習所を利用する顧客に対しては教
習所情報を提供し、前記自動車教習所に対しては顧客情
報を提供する自動車教習所情報提供システムであって、
前記教習所情報及び前記顧客情報を収集する情報収集手
段と、前記情報収集手段によって収集された前記情報を
格納する情報格納手段と、前記情報格納手段に格納され
た前記情報を検索編集する情報検索編集手段とを備え、
情報検索編集手段によって検索編集された前記情報を、
前記顧客及び前記教習所に対してインターネットを用い
て提供するように構成した自動車教習所情報提供システ
ムである。

【０００７】このようなシステムによれば、顧客は多数
の教習所の中から自分の希望条件に合致した教習所を即
座に検索することができ、情報収集から入校申込手続ま
での作業を迅速かつ効率的に行うことが可能となる。ま
た、教習所は顧客情報を得ることによって顧客ニーズに
即した効果的なプロモーション活動を効率的に行うこと
が可能となる。

【０００８】その請求項２に係る発明は、前記顧客に対
して提供する情報は、バイク、自動車、小型船舶、自動
車保険、ローン等に関する関連商品情報を含むように構
成した自動車教習所情報提供システムである。

【０００９】このような自動車教習所情報提供システム
によれば、顧客は免許取得時期に合わせてタイミングよ
く関連商品の紹介情報を入手することが可能となる。ま
た、商品業者にとっても効果的な販売促進活動を行うこ
とが可能となる。

【００１０】その請求項３に係る発明は、前記自動車教
習所における配車システムとの連携手段を備え、前記顧
客が教習車の予約をインターネットを用いて行うように
構成した自動車教習所情報提供システムである。

【００１１】このような自動車教習所情報提供システム
によれば、顧客は自宅からでも教習車の予約状況を見な
がら簡単に予約申込を行うことができ、効率的な予約作
業を行うことが可能となる。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の自動車教習所情報提供シ
ステムについて、図１ないし図７を参照して説明する。
図１はこの自動車教習所情報提供システム１の概略構成
を示すブロック構成図である。図２は情報ファイルの論
理構成図である。図３は教習所情報の説明図であり、
（１）は教習所情報の検索画面例、（２）は教習所情報
の検索結果画面例である。図４は顧客情報の説明図であ
り、（１）は個人情報の画面例、（２）は集計情報の画
面例である。図５は関連商品情報の画面例である。図６
は各種情報の提供の流れを示すフローチャートである。
図７は教習車の予約申込に関する説明図であり、（１）
は予約処理のフローチャート、（２）は予約申込の画面
例である。

【００１３】まず、本発明の自動車教習所情報提供シス
テムの概略構成について、図１を参照して説明する。図
１において、自動車教習所情報提供システム１は、顧客
端末１１、教習所端末１２、商品業者端末１３、情報提
供サーバ１４、及びこれらを接続するインターネット１
５から構成される。

【００１４】顧客端末１１は、情報提供サーバ１４に対
して教習所情報の検索要求や、教習所への入校申込及び
教習車の予約申込を行う端末であり、また、情報提供サ
ーバ１４から通知される教習所情報及び関連商品情報の
表示出力を行う端末である。顧客端末１１は顧客の自宅
に設置されるが、インターネット１５に接続可能であれ
ば携帯型の端末でも良い。また、この顧客端末１１は教
習所の待合室等の共有スペースに設置して、教習車の予
約用端末としても使用される。

【００１５】教習所端末１２は、情報提供サーバ１４に
対して入校案内等の教習所情報の登録や、顧客情報の検
索要求を行う端末であり、また、情報提供サーバ１４か
ら通知される顧客情報の表示出力を行う端末である。教
習所端末１２は教習所の事務所に設置される。

【００１６】商品業者端末１３は、情報提供サーバ１４
に対して関連商品情報の登録を行う端末である。商品業
者端末１３はバイク、自動車、小型船舶、自動車保険、
ローン等を扱うそれぞれの商品販売業者や広告代理店の
事務所に設置される。

【００１７】情報提供サーバ１４は、教習所情報、顧客
情報及び関連商品情報を収集、格納し、所定の条件に応
じて格納された情報を検索編集して、顧客端末１１及び
教習所端末１２に対して通知するコンピュータである。
情報提供サーバ１４のハードウェア構成は、入力部２
１、表示部２２、出力部２３、処理部２４、記憶部２
５、通信部２６からなる。

【００１８】入力部２１は、教習所情報、顧客情報、及
び関連商品情報の登録、変更、取消等の情報入力を行う
ことができるもので、キーボード及びスキャナ等で構成
される。表示部２２は、上記情報の入力や出力の画面表
示を行うもので、ディスプレイ等で構成される出力部２
３は、上記情報の印刷出力を行うもので、プリンタ等で
構成される。通信部２６は、顧客端末１１、教習所端末
１２及び商品業者端末１３と情報提供サーバ１４間で送
受信される上記情報の通信制御を行うもので、モデム、
ルータ等で構成される。

【００１９】処理部２４は、教習所情報、顧客情報、及
び関連商品情報を収集する情報収集手段３１と、収集し
たこれらの情報を検索編集する情報検索編集手段３２
と、配車システムとの連携手段３３とを備えており、Ｃ
ＰＵ、メモリで構成される。情報収集手段３１は、教習
所情報、顧客情報、及び関連商品情報の登録、変更、取
消の情報入力フォームを、顧客端末１１、教習所端末１
２、及び商品業者端末１３に提供するもので、また、こ
れらの端末からの情報入力を受け付けて、情報格納手段
３４に情報ファイルとして格納するための振り分け処理
を行うものである。情報検索編集手段３２は、所定の求
条件に応じて、情報格納手段３４に格納された上記情報
を検索編集するものである。配車システムとの連携手段
３３は、顧客端末１１から教習車の予約申込を行う際
に、顧客の認証チェックを行うものである。

【００２０】記憶部２５は、教習所情報、顧客情報、及
び関連商品情報を格納する情報格納手段３４を備えてお
り、ハードディスク、ＣＤ等のリムーバブルディスクで
構成される。情報格納手段３４は、上記情報を、教習所
情報ファイル４１、顧客情報ファイル４２及び関連商品
情報ファイル４３の三種類のファイルに分けて格納す
る。

【００２１】次に、教習所情報ファイル４１、顧客情報
ファイル４２、及び関連商品情報ファイル４３について
図２を参照して説明する。図２は上記情報ファイルの論
理構成図である。教習所情報ファイル４１は、教習所の
名称、住所、教習項目、教習料金、教習所施設、周辺施
設、教習所の特色等の情報から構成される。顧客情報フ
ァイル４２は、顧客の氏名、住所、生年月日、電話番
号、Ｅ−ｍａｉｌアドレス、地域名、学校名等の情報か
ら構成される。関連商品情報ファイル４３は、バイク、
自動車、小型船舶、自動車保険、ローン等、それぞれの
商品ごとの小ファイルで構成される。この小ファイル
は、例えば、中古車紹介に関する情報の場合では、キャ
ンペーン案内、キャンペーン期間、特典内容、車種、仕
様、価格、支払方法等の情報から構成される。

【００２２】まず、教習所情報の提供について図３及び
図６を参照して説明する。図３は教習所情報の説明図で
あり、（１）は教習所情報の検索画面例、（２）は教習
所情報の検索結果画面例である。図６は各種情報の提供
の流れを示すフローチャートである。

【００２３】教習所情報の情報提供サーバ１４への登録
は、教習所端末１２あるいは情報提供サーバ１４の入力
部２１より行うことができる。いずれの場合も、情報収
集手段３１の情報入力フォームを使用して情報入力が行
われる。情報収集手段３１はこれらの端末からの情報入
力を受け付けて、情報格納手段３４に情報ファイルとし
て格納するための振り分け処理を行う。このようにして
教習所情報が情報格納手段３４の内部に教習所情報ファ
イル４１として登録される。この教習所情報の内容に変
更が生じたときは、教習所端末１２あるいは情報提供サ
ーバ１４の入力部２１より修正や取消を行うことができ
る。

【００２４】顧客が顧客端末１１を操作してインターネ
ト１５上に公開されている本自動車教習所情報提供シス
テム１のホームページにアクセスして、メニュー画面で
教習所検索を選択すると、図３（１）に示す検索画面が
表示される。顧客はこの検索画面に表示された検索条件
を選択入力して、自分の希望に合った教習所の検索を開
始する。この検索画面は情報収集手段３１から情報入力
フォームとして提供される。

【００２５】図３（１）の検索画面では、始めに、通学
コースか合宿コースのいずれかのコースを選択する。次
に、地域で選ぶか、料金で選ぶか、こだわり条件で選ぶ
か等、優先したい項目を選択する。続いて、地域、料
金、取得免許、教習プラン、施設等の希望条件を順次選
択入力する。検索条件の入力後、検索ボタンをクリック
すると、顧客端末１１から情報提供サーバ１４に対して
教習所情報の検索要求が送信される（図６のステップ１
０１）。

【００２６】情報提供サーバ１４は、顧客端末１１から
の教習所検索要求を受信すると、情報検索編集手段３２
が教習所情報ファイル４１の中からこの検索条件に合致
する教習所を検索する（ステップ１０２）。次に、情報
提供サーバ１４は検索された教習所が入校可能な状態か
どうかの確認を行うため、教習所端末１２に対して空き
情報の問い合せを送信する（ステップ１０３）。教習所
端末１２から情報提供サーバ１４に対して空き情報が通
知されると（ステップ１０４）、情報提供サーバ１４は
情報検索編集手段３２によって教習所情報を編集して
（ステップ１０５）、検索結果を顧客端末１１に通知す
る（ステップ１０６）。顧客端末１１には例えば図３
（２）に示す検索結果画面が表示される。

【００２７】顧客がさらに詳細な教習所情報を要求する
場合は、図３（２）の検索結果画面上の「問い合せ」ボ
タンをクリックする。情報提供サーバ１４は顧客端末１
１より「問い合せ」要求を受けると、教習所端末１２に
対して教習所のパンフレット等を顧客に送付する旨の情
報を通知する。

【００２８】顧客が顧客端末１１より入校申込を行う場
合は、図３（２）の検索結果画面上の「申込」ボタンを
クリックする。この場合、顧客端末１１には入校申込画
面（図示しない）が表示される。この入校申込画面は情
報収集手段３１から情報入力フォームとして提供され
る。顧客はこの入校申込画面上で、氏名、ふりがな、性
別、生年月日、職業、住所、電話番号、Ｅ−ｍａｉｌ等
の情報に加えて、入校資格のチェック項目として、免許
年齢、視力、色神、聴力、交通違反歴等の顧客情報を入
力する。顧客情報の入力後、顧客端末１１から情報提供
サーバ１４に対して入校申込情報と併せて顧客情報が送
信される（ステップ１０７）。

【００２９】情報提供サーバ１４は、顧客端末１１から
送信された顧客情報を、情報収集手段３１によって情報
格納手段３４に格納するための振り分け処理を行い、情
報格納手段３４の内部に顧客情報ファイル４２を生成・
登録する（ステップ１０８）。このとき、情報提供サー
バ１４は、情報検索編集手段３２によって顧客の入校資
格をチェックする。顧客が免許年齢、視力、色神、聴
力、交通違反歴等の入校資格を満足しているならば、情
報提供サーバ１４は教習所端末１２に対して、顧客情報
通知と入校の予約通知を併せて送信する（ステップ１０
９）。教習所端末１２で予約受付が行われると（ステッ
プ１１０）、この顧客に対する個人ＩＤが発番される。
教習所端末１２は情報提供サーバ１４及び顧客端末１１
に対して、個人ＩＤを含む形で予約完了通知を送信して
（ステップ１１１）予約処理が終了する。

【００３０】次に、顧客情報の提供について説明する。
顧客情報の情報提供サーバ１４への登録は、上記のよう
に、顧客が顧客端末１１から教習所の入校申込を行うと
きに入力した個人情報を、情報提供サーバ１４の情報収
集手段３１の振り分け処理によって情報格納手段３４の
内部に顧客情報ファイル４２として自動的に生成・登録
される（図６のステップ１０８）。また、顧客が教習所
窓口で入校申込書に記載した個人情報を、情報提供サー
バ１４の入力部２１から入力することによっても登録す
ることができる。いずれの場合も、情報収集手段３１の
情報入力フォームを使用して情報入力が行われる。

【００３１】顧客情報の提供例について図４を参照して
説明する。図４は顧客情報の説明図である。顧客が顧客
端末１１から教習所の入校申込や詳細情報の問い合わせ
を行うときに入力した個人情報を、情報提供サーバ１４
から教習所端末１２に対して通知する。図４（１）は、
この通知画面例である。教習所はこのような顧客情報を
入手することで、例えば、入校を検討中の顧客に対して
入校勧誘のダイレクトメールを発送するなどのプロモー
ション活動を行うことができる。

【００３２】また、情報提供サーバ１４は、情報検索編
集手段３２によって顧客情報の集計を行うことができ
る。例えば、顧客が顧客端末１１から教習所情報の検索
を行うときに、料金、取得免許、教習プラン、施設等の
希望条件を選択入力するが、情報提供サーバ１４は、ど
の希望条件が選択されたかの情報を含む形で顧客情報フ
ァイル４２を生成・登録する。情報検索編集手段３２は
ある一定期間について、顧客の職業別や男女別に希望条
件の選択回数を集計分析して、教習所端末１２に対して
通知する。図４（２）はこの通知画面例である。教習所
はこのような顧客情報の集計分析情報を入手すること
で、今後のビジネス展開を検討する際の基礎データとし
て有効に活用することができる。

【００３３】これらの顧客情報の提供は、教習所端末１
２からの検索要求に応じて、情報検索編集手段３２が顧
客情報ファイル４２に格納された顧客情報を検索編集し
て教習所端末１２に対して通知するようにしても良い。
また、情報提供サーバ１４が教習所端末１２に対して入
校申込の予約通知を送信する際に、顧客情報を併せて通
知するようにしても良い（図６のステップ１０９）。あ
るいは、予め検索条件と検索日時を定めておき、情報検
索編集手段３２が定期的に顧客情報を検索編集して教習
所端末１２に対して通知するようにしても良い。

【００３４】顧客情報の提供については、本実施形態例
以外にも様々な態様で実施することができる。例えば、
情報提供サーバ１４から多数の顧客端末１１に対してア
ンケート情報を送信する。情報提供サーバ１４は、回答
されたアンケート内容を所定の条件に応じて集計分析
し、教習所端末１２に対してこの集計分析結果を通知す
ることで、顧客ニーズの調査を行うことも可能である。

【００３５】次に、関連商品情報の提供について説明す
る。ここで、関連商品とは、顧客が免許取得中あるいは
免許取得後に購入を検討する商品のことである。例え
ば、バイク、自動車、小型船舶、自動車保険、ローン等
の商品である。

【００３６】関連商品情報の情報提供サーバ１４への登
録は、商品業者端末１３あるいは情報提供サーバ１４の
入力部２１より行うことができる。いずれの場合も、情
報収集手段３１の情報入力フォームを使用して情報入力
が行われる。情報収集手段３１はこの情報入力を受け付
けて、情報格納手段３４に情報ファイルとして格納する
ための振り分け処理を行う。このようにして関連商品情
報が情報格納手段３４の内部に関連商品情報ファイル４
３として登録される。この関連商品情報の内容に変更が
生じたときは、商品業者端末１３あるいは情報提供サー
バ１４の入力部２１より修正や取消を行うことができ
る。

【００３７】関連商品情報の提供例として中古車販売の
キャンペーン情報の提供について説明する。中古車販売
業者は商品業者端末１３よりインターネット１５を利用
して情報提供サーバ１４に中古車販売のキャンペーン情
報の登録を行う。この中古車販売のキャンペーン情報
は、関連商品情報ファイル４３の小ファイルとして情報
格納手段３４の中に格納される。

【００３８】一方、教習所端末１２よりインターネット
１５を利用して、あるいは情報提供サーバ１４の入力部
２１より、情報提供サーバ１４に顧客の入校日、仮免許
取得日、卒業日等の顧客情報の登録を行う。この顧客情
報は、顧客情報ファイル４２として情報格納手段３４の
中に格納される。

【００３９】ここで、例えば、中古車販売業者が中古車
販売のキャンペーン情報を登録すると同時にこの情報を
顧客に配信を希望する場合は、商品情報端末１３より情
報提供サーバ１４に対して配信要求を行う。情報提供サ
ーバ１４は情報検索編集手段３２によって、例えば、
「卒業日が６か月以内の顧客」を検索条件に顧客情報フ
ァイル４２の中から中古車販売のキャンペーン情報の配
信対象となる顧客を検索する。続いて情報検索編集手段
３２は、関連情報ファイル４３に格納された中古車販売
キャンペーン情報を読み出して、該当する顧客端末１１
に対してこの情報を配信する。図５はその画面例であ
る。このように、顧客の免許取得時期に合わせてタイミ
ング良く商品の紹介情報を提供することで、顧客に対す
るサービス向上を図ることが可能となる。

【００４０】また、このような関連商品情報は、本自動
車情報提供システム１のホームページ上の関連商品紹介
コーナに適宜掲載される。顧客がホームページ上で商品
を選択すると、顧客端末１１から情報提供サーバ１４に
対して商品情報要求が送信され（図６のステップ１１
２）。情報提供サーバ１４は情報検索編集手段３２によ
って関連商品情報ファイル４３の中から該当する商品情
報を検索編集して、顧客端末１１に対してこの商品情報
を通知する（ステップ１１３）。したがって、顧客は入
校期間中あるいは卒業後においても、便利で鮮度の高い
関連商品情報を効率的に入手することが可能となる。

【００４１】さらに、ホームページ上の関連商品紹介コ
ーナに各商品業者のホームページアドレスとのリンクを
設定することで、より詳細な商品情報を求める顧客に対
しては、商品業者のホームページにジャンプさせること
も可能である。

【００４２】次に、教習車の配車システムとの連携によ
る教習車の予約について図７を参照して説明する。本自
動車教習所情報提供システム１はインターネット１５を
介して配車システム（図示しない）と接続されている。
教習所は入校受付時に顧客に対して個人ＩＤを通知す
る。この個人ＩＤは情報提供サーバ１４にも通知される
（例えば、図６のステップ１１１）。情報提供サーバ１
４は、予めこの個人ＩＤにパスワードを加えて顧客情報
ファイル４２の中に予め格納しておく。

【００４３】顧客は顧客端末１１から本自動車教習所情
報提供システム１のホームページにアクセスして、教習
車の予約要求を行う（図７（１）のステップ２０１）。
情報提供サーバ１４はこの予約要求を受信すると、顧客
端末１１に対して認証要求を送信して個人ＩＤとパスワ
ードの入力を求める（ステップ２０２）。顧客が顧客端
末１１から個人ＩＤとパスワードを入力すると（ステッ
プ２０３）、情報提供サーバ１４は配車システムとの連
携手段３３によって、この個人ＩＤとパスワードが予め
顧客情報ファイル４２に格納されたものと一致するかど
うかの認証チェックを行う（ステップ２０４）。

【００４４】認証チェックの結果、顧客端末１１から入
力された個人ＩＤとパスワードが予め顧客情報ファイル
４２に格納されたものと一致すれば、正規の顧客からの
予約要求とみなして、情報提供サーバ１４は配車システ
ムに対して予約要求を送信する（ステップ２０５）。配
車システムはこの予約要求を受信すると、教習車の予約
状況を顧客端末１１に通知する（ステップ２０６）。顧
客端末１１には例えば図７（２）に示す予約申込画面が
表示される。顧客はこの予約申込画面上で教習車の予約
状況の閲覧や、既に自分が予約した教習日時を確認する
ことができる。

【００４５】ここで、教習車の予約を行う場合は、例え
ば、図７（２）に示す予約申込画面上の「空車」あるい
は「空車僅か」の各状態を示すマークをクリックする
と、予約申込が配車システムに送信される（ステップ２
０７）。配車システムは、予約受付を行った（ステップ
２０８）後、顧客端末１１に対して予約受付完了通知を
送信して（ステップ２０９）、教習車の予約処理を完了
する。

【００４６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。 （１）顧客は多数の教習所の中から自分の希望条件に合
致した教習所を即座に検索することができ、情報収集か
ら入校申込手続までの作業を迅速かつ効率的に行うこと
が可能となる。また、教習所は顧客情報を入手すること
によって顧客ニーズに即した効果的なプロモーション活
動を効率的に行うことが可能となる。 （２）顧客は免許取得時期に合わせてタイミングよく関
連商品の紹介情報を入手することが可能となる。また、
商品業者にとっても効果的な販売促進活動を行うことが
可能となる。 （３）顧客は自宅からでも教習車の予約状況を見ながら
簡単に予約申込を行うことができ、効率的な予約作業を
行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】自動車教習所情報提供システム１の概略構成を
示すブロック構成図である。

【図２】情報ファイルの論理構成図である。

【図３】教習所情報の説明図であり、（１）は教習所情
報の検索画面例、（２）は教習所情報の検索結果画面例
である。

【図４】顧客情報の説明図であり、（１）は個人情報の
画面例、（２）は集計情報の画面例である。

【図５】関連商品情報の画面例である。

【図６】各種情報の提供の流れを示すフローチャートで
ある。

【図７】教習車の予約申込に関する説明図であり、
（１）は予約処理のフローチャート、（２）は予約申込
の画面例である。

【符号の説明】

１ 自動車教習所情報提供システム １１ 顧客端末 １２ 教習所端末 １３ 商品業者端末 １４ 情報提供サーバ １５ インターネット ２１ 入力部 ２２ 表示部 ２３ 出力部 ２４ 処理部 ２５ 記憶部 ２６ 通信部 ３１ 情報収集手段 ３２ 情報検索編集手段 ３３ 配車システムとの連携手段 ３４ 情報格納手段 ４１ 教習所情報ファイル ４２ 顧客情報ファイル ４３ 関連商品情報ファイル

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車教習所を利用する顧客に対しては教
   習所情報を提供し、前記自動車教習所に対しては顧客情
   報を提供する自動車教習所情報提供システムであって、 前記教習所情報及び前記顧客情報を収集する情報収集手
   段と、前記情報収集手段によって収集された前記情報を
   格納する情報格納手段と、前記情報格納手段に格納され
   た前記情報を検索編集する情報検索編集手段とを備え、
   情報検索編集手段によって検索編集された前記情報を、
   前記顧客及び前記教習所に対してインターネットを用い
   て提供するように構成したこと、を特徴とする自動車教
   習所情報提供システム。
2. 【請求項２】前記顧客に対して提供する情報は、バイ
   ク、自動車、小型船舶、自動車保険、ローン等に関する
   関連商品情報を含むこと、を特徴とする請求項１に記載
   の自動車教習所情報提供システム。
3. 【請求項３】前記自動車教習所における配車システムと
   の連携手段を備え、前記顧客が教習車の予約をインター
   ネットを用いて行うように構成したこと、を特徴とする
   請求項１又は請求項２に記載の自動車教習所情報提供シ
   ステム。