JP2001306735A - ソフトウェアの販売方法およびそれに用いる販売管理サーバ - Google Patents

ソフトウェアの販売方法およびそれに用いる販売管理サーバ

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JP2001306735A
JP2001306735A JP2000117281A JP2000117281A JP2001306735A JP 2001306735 A JP2001306735 A JP 2001306735A JP 2000117281 A JP2000117281 A JP 2000117281A JP 2000117281 A JP2000117281 A JP 2000117281A JP 2001306735 A JP2001306735 A JP 2001306735A
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software
data
terminal
time
user
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JP2000117281A
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Yoshihiro Katsuma
義浩 勝間
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ネット接続されていない端末においてもソフ
トウェアを時間単位または回数単位で使用することがで
きるソフトウェアの使用権の販売方法とそれに用いる販
売管理用サーバとを提供する。 【解決手段】 ユーザは店頭でソフトウェアの入った記
録媒体を購入し、各自の端末から当該ソフトウェアの使
用権を販売するサーバに対し接続して、ソフトウェアの
使用権を購入するのに必要な購入データを送信する。サ
ーバが購入データをチェックして問題がなければ、当該
ソフトウェアの起動に必要な実施許諾データを送信す
る。ユーザ側では、実施許諾データに基づいてソフトウ
ェアを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユーザの端末上で使
用するソフトウェアの販売方法に関し、特にネットを介
してのソフトウェアの販売方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークステーション、パーソナル
コンピュータ、家庭用ゲーム機などの端末においてユー
ザが使用するソフトウェアは店頭においてのパッケージ
販売が主流であり、近年ではインターネットなどを介し
てソフトウェアをダウンロードすることによって販売す
ることも可能になってきている。このようなソフトウェ
アは概ね1ソフトウェア毎に購入する必要がある。ま
た、直接購入するのではなくて、ハードウェアなどとと
もにレンタル方式を用いて期間当たりの金額を安く抑え
ることも考えられる。
【0003】他方、ソフトウェアの販売手法の中には、
ソフトウェアを起動する際にキー(鍵)データを必要と
する機能を付加し、このキーデータを別途販売するもの
がある。そしてキーデータがない場合には当該ソフトウ
ェアの一部の仕様や使用時間等を制限するようにするこ
とで、ユーザがテスト的にソフトウェアを使用できるよ
うにしているものもある。
【0004】ところが上述したソフトウェアをパッケー
ジ購入する方式、また使用制限を解除するキーを購入す
る方式は、あまり使用頻度の高くないソフトウェアに対
してもソフトウェア全体を購入しなければならず、この
場合はユーザの費用負担が大きくなるという問題があ
る。またレンタルなどの場合も使用の有無に関わらずレ
ンタル期間の日数などでレンタル費用が決まるので、希
に使用するようなソフトの場合は、購入の場合と同様に
対費用効果が悪いという問題があった。
【0005】これに対し、LANなどで接続された複数
の端末であれば、各端末毎にソフトウェアを用意してお
き、複数の端末で同時に稼動できるソフトウェアの本数
を制限するようなライセンス方式がある。この手法によ
れば、常時使用しないソフトウェアであれば、比較的安
いライセンス料で多くの端末上で使用することができる
というメリットがある。ところが、このような同時稼動
本数制限型のライセンス方式は複数の端末を所持し同一
経費管理を行う企業等では有効であるが、経費を個別管
理するような複数の個人ユーザには適合できない。
【0006】上記の問題を解決するために、以下のよう
なライセンス管理方法が開示されている。まず特開平1
1―259574号公開公報に記載されているライセン
ス管理方法では、同一LANまたはWAN上において異
なるユーザがソフトウェアを使用する場合、LANまた
はWANで接続されたサーバとクライアント端末とにお
いて当該サーバ側からクライアント側のシステム稼働状
況を把握しつつ各ソフトウェアのライセンスを時間貸し
または回数貸しする方法である。
【0007】また同様の方法として特開平10−320
070号公開公報に開示されたライセンス管理システム
では、クライアント側に使用開始時間、終了時間を記憶
しておき、サーバ側がこれを集計して従量制の課金を行
うようにしている。上記2つのライセンス管理方法であ
れば、ソフトウェアを使用した時間単位で課金すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記特開平1
1−259574号公開公報に示された従来技術は、サ
ーバとクライアントとが接続された状態で当該ソフトウ
ェアの使用状況を監視するようにしている。従って、個
人ユーザがインターネットなどに接続してソフトウェア
を使用する場合、回線を切断した状態では使用すること
ができないという問題がある。
【0009】一方、前記特開平10−320070号公
開公報でも、サーバとクライアントとが特定のLANや
WANに接続された状態で使用されることを想定してい
るので、不特定の個人ユーザを対象としては使用するこ
とが困難である。一方、この従来技術では使用クライア
ント側にソフトウェアの使用データを記憶しこれをサー
バ側で集計して従量制の課金を行うようにしているの
で、端末側を回線から切り離した状態でもソフトウェア
を使用できる可能性がある。しかしながら仮にそのよう
な非接続状態での運用が行えたとしても当該手法では使
用後にユーザが再度サーバに接続しなければ課金が行え
ないという欠点があり、使用料金が支払われない可能性
がある。またユーザが端末側の時計の時刻を変更した場
合、正確な使用時間が得られないという問題もある。
【0010】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、常時回線に接続されていない個人ユーザ
に対してもインターネットなどのネットを介してソフト
ウェアの使用権を使用時間単位で販売またはライセンス
することが可能なソフトウェアの販売方法を提供するこ
とを目的とする。これによれば各ユーザは、使用頻度の
低いソフトウェアであっても、必要な時間だけ使用権を
購入して使用することができる。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、サーバからネットワークを介して接続された端末に
対しソフトウェアの使用権を販売するソフトウェアの販
売方法であって、前記ソフトウェアまたは端末は、当該
ソフトウェアが使用された時間または回数を計測可能で
あって、当該ソフトウェアを所定時間または所定回数だ
け使用ならしめる実施許諾データに基づいて所定の時間
または回数だけ使用可能とする管理機能を有し、ユーザ
が各端末からインターネットなどのネットワークに接続
して、前記サーバに対しソフトウェアの使用要求を送信
する工程と、前記サーバが前記ユーザの使用要求を受信
して、前記実施許諾データを送信する工程と、前記サー
バが上記受信および/または送信に関するデータを管理
ファイルに格納する工程と、前記サーバが前記管理ファ
イル内のデータに基づいて課金処理を行う工程と、前記
端末が前記実施許諾データを受信して記憶する工程と、
前記ソフトウェアが前記実施許諾データに基づいて所定
の時間または回数だけ使用される工程と、を有し、前記
端末が前記ネットワークから切り離された状態になって
も、前記記憶した実施許諾データに基づいて前記ソフト
ウェアが一定時間または一定回数使用可能となることを
特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、使用時間または使用回数が切れたソフ
トウェアに対し再度前記実施許諾データを購入すれば再
使用可能であることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、前記実施許諾データは使用時
間または使用回数に係るカウントデータを暗号化して格
納しており、前記ソフトウェアまたは端末は当該ソフト
ウェアの使用時間または使用回数に応じて前記カウント
データを減算処理した上で再格納することを特徴とす
る。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、ユーザがネットワークを介して前記サ
ーバに対しソフトウェアの使用権返却要求を行なう工程
と、前記サーバが指定された実施許諾データのカウント
データに基づいて未使用量を算出する工程と、前記サー
バが前記端末を介して残存する実施許諾データを消去処
理する工程と、前記サーバが前記未使用量に基づいて返
金処理を行う工程と、をさらに有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記返金処理は今回返却料金を記憶し
ておいて次回課金に充当させることを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載の発明において、前記端末が予め端
末固有のコードを内部に登録してあり、前記サーバは当
該コードに基づいてユーザを特定するようにしたことを
特徴とする。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載の発明において、ユーザが前記使用
要求を送信する際に、前記ソフトウェアを使用する使用
時間または回数を所定範囲内で任意に設定することが可
能である。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
7のいずれかに記載の発明において、前記課金処理は、
前記管理ファイル内に記録されたデータから販売した使
用時間または使用回数を累積し、当該累積した使用時間
または使用回数と各ソフトウェア毎に定められた時間当
たりまたは回数当たりの使用料とに基づいて徴収料金を
算出するようにしたことを特徴とする。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、前記累積した使用時間または回数に応
じて前記時間当たりまたは回数当たりの使用料を段階的
に設定することを特徴とする。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は9に記載の発明において、前記累積した使用時間、使
用回数、または課金額のいずれかが所定値以上に達すれ
ば、前記ソフトウェアの使用時間または回数の制限を解
除するようにしたことを特徴とする。
【0021】請求項11に記載の発明は、請求項1ない
し10のいずれかに記載の発明において、前記ソフトウ
ェアまたは端末は、前記実施許諾データで設定された使
用時間または回数に対し残りの使用時間または回数を表
示する機能を備えたことを特徴とする。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項1ない
し11のいずれかに記載の発明において、前記サーバが
前記実施許諾データを送信する際に、前記実施許諾デー
タとともにソフトウェア自体も送信することを特徴とす
る。
【0023】請求項13に記載の発明は、請求項1ない
し12のいずれかに記載の発明において、前記ソフトウ
ェアの販売実績に基づいて特定のユーザを選別し、当該
ユーザに対し所定の営業情報を送信するようにしたこと
を特徴とする。
【0024】請求項14に記載の発明は、請求項1ない
し13のいずれかに記載の発明において、各ユーザ毎に
予め定めておいたソフトウェアの分野別に販売実績を集
計し、販売実績の高い分野から類推して各ユーザの使用
状況を判定するようにしたことを特徴とする。
【0025】請求項15に記載の発明は、請求項1ない
し14のいずれかに記載の発明において、前記ソフトウ
ェアを所定時間または所定回数使用できる実施許諾デー
タを無料で配布することを特徴とする。
【0026】請求項16に記載の発明は、請求項1ない
し15のいずれかに記載の発明において、前記実施許諾
データは店頭に設置された端末上において読み書き可能
な携帯記録媒体に書き込まれ、各ユーザは当該携帯記録
媒体を各自の端末にセットすることでソフトウェアを使
用することができることを特徴とする。
【0027】請求項17に記載の発明は、ネットワーク
を介して接続された端末に対しソフトウェアの使用権を
販売する販売管理用サーバであって、前記ソフトウェア
または端末は、当該ソフトウェアが使用された時間また
は回数を計測可能であって、当該ソフトウェアを所定時
間または所定回数だけ使用ならしめる実施許諾データに
基づいて所定の時間または回数だけ使用可能とする管理
機能を有するものであり、前記販売管理用サーバは、ユ
ーザからの使用要求を受信する手段と、前記使用要求を
受信して、前記実施許諾データを送信する手段と、前記
受信および/または送信に関するデータを管理ファイル
に格納する手段と、前記管理ファイル内のデータに基づ
いて課金処理を行う手段と、を備える。
【0028】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の発明において、前記実施許諾データは使用時間ま
たは使用回数に係るカウントデータを暗号化して格納し
ており、前記ソフトウェアまたは端末は当該ソフトウェ
アの使用時間または使用回数に応じて前記カウントデー
タを減算処理した上で再格納するものであることを特徴
とする。
【0029】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、ユーザからのソフトウェアの使用
権返却要求を受信する手段と、指定された実施許諾デー
タのカウントデータに基づいて未使用量を算出する手段
と、残存する実施許諾データを直接または間接的に消去
する手段と、前記実施許諾データの消去を確認した後、
前記未使用量に基づいて返金処理を行う手段と、をさら
に有する。
【0030】請求項20に記載の発明は、請求項17な
いし19のいずれかに記載の発明において、前記実施許
諾データとともにソフトウェア自体を送信することを特
徴とする。
【0031】請求項21に記載の発明は、請求項17な
いし20のいずれかに記載の発明において、端末から当
該端末を特定する端末固有のコードを受信し、当該コー
ドに基づいてユーザを特定するようにしたことを特徴と
する。
【0032】請求項22に記載の発明は、請求項17な
いし21のいずれかに記載の発明において、ソフトウェ
アの個体を表す製品コードを受信し、前記端末が当該製
品コードに対応した実施許諾データを送信するようにし
たことを特徴とする。
【0033】請求項23に記載の発明は、請求項17な
いし22のいずれかに記載の発明において、各ユーザ毎
にソフトウェアの販売実績を集計し、各ユーザの使用状
況を判定するようにしたことを特徴とする。
【0034】請求項24に記載の発明は、請求項23に
記載の発明において、前記販売実績に応じてユーザを特
定し、特定したユーザに所定の営業情報を送信するよう
にしたことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るソフトウェ
アの販売方法を実施するネットワーク構成を示す図であ
り、図2は各端末とソフトウェアとの構成を概念的に示
す図である。
【0036】図1において、本発明に係るソフトウェア
の販売方法で実施されるネットワーク構成は、回線網1
に接続され、ソフトウェアの使用権を販売するためのサ
ーバ2と、このサーバ2に接続されているデータベース
3と、各ユーザが使用している端末4、5と、各端末
4、5が電話回線6を介して接続されるプロバイダーサ
ーバ7とを備える。
【0037】回線網1は、インターネットなどのネット
ワーク網である。サーバ2は、事業者がソフトウェアの
使用権を販売するためのコンピュータシステムであり、
前記回線網1に接続されている。このサーバ2にはデー
タベース3が接続されており、このデータベース3内に
は、販売が可能なソフトウェアの情報や、そのソフトウ
ェアを使用できるようにする実施許諾データの生成プロ
グラム、ならびに各ユーザに対する販売情報などが記録
されている。
【0038】端末4は、電話回線6を介して通信が可能
な通信機能を有するパーソナルコンピュータであり、端
末5は同様に通信機能を有する家庭用ゲーム機などの家
庭用端末である。端末4、5はいずれもハードディスク
やバックアップメモリなど電源off状態でも記録状態
を保持する記録手段13(図2に図示)を備えている。
【0039】プロバイダーサーバ7は、前記端末4、5
と電話回線6によって接続され、前記回線網1を介して
サーバ2に接続可能であり、インターネット・プロバイ
ダーなどが準備するサーバである。
【0040】この実施の形態では、各ユーザは自分の家
庭の端末4、5から電話回線6を通じてプロバイダーサ
ーバ7に接続し、これを経由してサーバ2に接続するこ
とができる。なお、回線網1および電話回線6は分かり
やすいように区別して記載している。
【0041】次に図2を用いて、各端末とソフトウェア
との構成について説明する。各端末4、5はキーボー
ド、マウス、キーパッドなどの入力手段10と、TVモ
ニタや液晶表示装置などの表示手段11と、ROMおよ
びRAMからなるメモリ12と、ハードディスクやバッ
クアップメモリなどの記録手段13と、CD−ROMや
DVD−ROMなどの記録媒体からソフトウェアを読み
出すための読出手段14と、これら各部を制御し、ソフ
トウェアを実行するための演算処理手段15とを備え
る。なお演算処理手段15には、時間計測を行うための
クロック手段16が備えられている。このクロック手段
16は、水晶発振器などの一定周期のパルス発振が可能
なパルス発生手段であれば、実際の時刻を計測する時計
機能でなくても代用できる。
【0042】ソフトウェア20は、ソフトウェアの動作
に係る本体部21と、このソフトウェア20の時間管理
を行う時間管理部22とを備える。また実施許諾データ
23は、対応するソフトウェア20を識別するためのソ
フトウェア識別データ24と、使用時間に係るカウント
データ25とを暗号化して内包している。
【0043】次に本発明に係るソフトウェアの販売方法
と、前記端末4、5におけるソフトウェア20の動作手
順とについて図3および図4を用いて説明する。なお、
図3はソフトウェアの使用権を販売する手順を示すフロ
ーチャートであり、図4はソフトウェアにおける使用時
間の管理手順を示すフローチャートである。
【0044】まず、ステップS1において、ユーザは店
頭でソフトウェア20の入った記録媒体を購入する。ま
たは当該ソフトウェアはメーカなどから無償配布されて
もよい。
【0045】次のステップS2では、ユーザは各自の端
末から当該ソフトウェア20の使用権を販売するサーバ
2に対し接続する。この接続は各ユーザの所有する通信
ソフトにより行っても良いが、例えば前記ソフトウェア
20を格納した記録媒体に専用の通信ソフトを入れてお
いて、ソフトウェア20の使用時に自動的または選択的
に接続されるようにしてもよい。
【0046】そしてステップS3では、ユーザがソフト
ウェア20の使用権を購入するのに必要な購入データを
入力してサーバ2へ送信する。この購入データとして
は、例えばユーザの個人データおよび購入する使用権の
使用時間データである。前者の個人データとしては、個
人名、住所、年齢などの個人情報や支払方法を特定する
データであるが、各個人毎に予めデータベース3に登録
をしておいて個人パスワード等で管理するようにしても
よい。また個人データとして当該ソフトウェアの個体を
識別するための製品コードを含めても良い。なお、予め
各端末4、5毎に各端末を識別するための端末識別コー
ドを登録しておき、このコードの送信によりユーザの正
否を確認するようにしてもよい。
【0047】後者の使用時間データは、該当するソフト
ウェア20の使用時間を定めるデータであり、例えば時
間単位である。なおソフトウェア20によっては一律に
固定した時間当たりでの販売にしてもよい。また端末
4、5側の日付機能が明確に動作するようであれば、日
数当たりの販売でもよい。
【0048】ステップS4では、サーバ2がユーザから
送信された購入データをチェックして問題がないかどう
かを判定する。購入データの不整合など問題があれば、
注意メッセージを表示してステップS3に戻る。
【0049】前記購入データに問題がなければ、次のス
テップS5では、当該ソフトウェア20の起動に必要な
実施許諾データ23を送信する。この実施許諾データ2
3は予めデータベース3内に登録してあるものを送信し
てもよいし、その都度生成するようにしてもよい。実施
許諾データは、前記要求のあったソフトウェア20に対
するソフトウェア識別データ24と、要求のあった使用
時間に該当するカウントデータ25とを暗号化して内包
するものであって、端末側の記録手段13に記録され
る。なお、この実施許諾データ23は種々公知である複
製禁止処理がなされている。
【0050】ステップS6では、サーバ2が上記購入デ
ータおよび実施許諾データ23のやり取りに基づいて、
当該販売記録をデータベース3内の管理ファイルに保管
する。この販売記録は、各ユーザ毎に関連づけられて保
管され、前記使用時間はソフトウェア20単位で累積処
理される。
【0051】ステップS7では、前記管理ファイル内の
データに基づいて、課金処理を行う。すなわち、予め定
められたソフトウェア20の時間単価と購入した使用権
の時間とに基づいて徴収料金を算出し、前記個人データ
で特定された支払方法に基づいて処理を行う。なお、こ
の課金処理は月次毎にまとめて行なってもよい。
【0052】一方、ユーザ側では、ステップS8におい
て前記実施許諾データ23に基づいてソフトウェア20
を実行する。このステップS8の動作については、図4
のフローチャートを用いて説明する。
【0053】まずステップS21では、各ユーザは、ソ
フトウェア20が格納された記録媒体を読出手段14に
セットして起動させる。コンピュータのソフトウェア2
0などの場合は、必要によりハードディスクなどにイン
ストールしてから起動することもある。
【0054】ステップS22では、各ソフトウェア20
の起動開始時において前記時間管理部22が稼動するよ
うプログラムされている。そして時間管理部22は対応
する実施許諾データ23が端末上に存在するかどうかを
判別する。
【0055】この判別では、まず前記実施許諾データ2
3内のソフトウェア識別データ24が一致するかどうか
を判別する。すなわち実施許諾データ23の所定の部位
に暗号化されて書き込まれたソフトウェア識別データ2
4を読み込み、当該ソフトウェアで規定されたデータと
同じかどうか比較する。ソフトウェア識別データ24が
一致した場合は、次に同実施許諾データ23内のカウン
トデータ25にカウント数が残っているかどうかを判別
する。このカウントデータ25に関しても、実施許諾デ
ータ23内の所定の部位に暗号化されて埋め込まれてい
るので、復号化して判断する。
【0056】ここで対応する実施許諾データ23が存在
していない場合、もしくは対応する実施許諾データ23
が存在していてもカウントデータ25のカウントが残っ
ていない場合は、ソフトウェア20の稼動を行わず注意
メッセージ等を表示して終了する。対応する実施許諾デ
ータ23があってカウントデータ25にカウント数が残
っていれば、ソフトウェア20の本体部21を起動す
る。なお、この起動時には残りカウント数に応じた時間
を表示するのが好ましい。
【0057】ステップS23では、各ソフトウェア20
の本体部21が稼働している最中に予め定められた所定
の時間間隔Tで前記時間管理部22が割り込みをかけ
る。この時間間隔Tは前記クロック手段16から得たク
ロックを時間管理部22が計数して求める。そして時間
管理部22は対応する実施許諾データ23内のカウント
データ25を読み込むとともにカウント数を1だけ減ら
すように減算処理を行なう。減算処理されたカウント数
は、暗号化されて再度実施許諾データ23内の所定の部
位に書き込まれる。
【0058】この実施の形態では、実施許諾データ23
内のカウントデータ25がNカウントであるとすると、
この実施許諾データ23を用いて(N×T)で示される
時間だけ当該ソフトウェアを使用することができる。な
お、時間間隔Tはソフトウェアの種別に応じて数分ない
し1時間程度のいずれかの間隔で行えばよい。
【0059】この実施の形態では、カウント数を直ちに
不揮発な記録手段13に再格納するようにしているの
で、正常な終了作業を介さずに途中でソフトウェアを停
止させた場合にも使用時間の保持が行え、時間のズレが
あってもそのズレ量は前記時間間隔T内に収めることが
できる。
【0060】なお、この時間管理動作はユーザの意識し
ないバックグラウンドで行われるのが好ましいが、この
場合書き込み動作中にソフトウェアを停止したり、本体
をリセット等すると、前記カウントデータ25の減算処
理が不安定になる。従って、前記時間管理部22が割り
込みをかけるタイミング時には、ソフトウェアの停止作
業や本体のソフトリセット動作などを一時的に禁止する
のが好ましい。
【0061】一方、前記時間管理部22が割り込みをか
けるタイミングは、適宜変更して、ユーザがデータを保
存実行している時や入力がない時などソフトウェアの稼
動状況に合わせて行うようにしてもよい。例えばユーザ
がデータ保存を行っている時は、保存動作を中断する種
々の行為に対しユーザが注意をはらうものと期待するこ
とができる。この場合、前記割り込みタイミングを行う
時間を時間管理部22にて計時しておき、この時間に応
じて適宜カウントデータ25の減算値を演算すればよ
い。
【0062】ステップS24では、時間管理部22は前
記カウントデータ25が所定値以下になれば、ステップ
S25に進み、ユーザに対し残り時間を表示して注意を
促す。このときカウントデータ25が0であれば停止メ
ッセージを表示するとともに本体部21の稼動を一時的
または完全に停止する。この時、ソフトウェア20は作
業中のデータを保存してから停止するとともに、カウン
トデータ25が0になった実施許諾データ23を消去す
るのが好ましい。
【0063】ステップS26では、ユーザがソフトウェ
ア20での作業を終了し、ソフトウェア20の停止が命
じられたかどうかを判断する。ここで作業が続行する場
合はソフトウェアの処理を行いながらステップS23に
戻る。
【0064】この実施の形態では、実施許諾データ23
に基づいて時間管理を行うようにしており、各端末4、
5がサーバと接続された状態でなくてもソフトウェアを
実施することができる。また実施許諾データ23を購入
することで、使用時間が切れたソフトウェアを再度使用
することもできる。
【0065】さらにソフトウェアを購入したユーザが実
施許諾データを購入することにより、事業者は既存のユ
ーザ登録手法を用いなくとも確実にユーザ情報を把握す
ることができるというメリットもある。
【0066】次に図5を用いて、前記ソフトウェアの使
用権を返却する手順について説明する。図5は、ユーザ
が購入した使用権を返却する手順を示すフローチャート
である。
【0067】まずステップS11では、前述の図3にお
けるステップS2と同様にユーザがサーバ2に対し接続
する。
【0068】そしてステップS12では、サーバ2に対
し購入した実施許諾データの返却を要求し、サーバ2か
ら指示される手順に従って前記実施許諾データ23を送
信する。
【0069】次のステップS13では、サーバ2がユー
ザから送信された実施許諾データ23をチェックして、
管理ファイル内の販売記録や個人データとの整合性やカ
ウントデータ25の有無等のチェックを行ない問題がな
いかどうかを判定する。
【0070】ステップS14では、判定したカウントデ
ータ25から未使用時間を算出して、端末側に返却料金
を表示する。なお、返却料金を算出するにあたり、単位
時間当たりの買い取り金額を設定してもよい。
【0071】ステップS15では、返却料金の明細を見
てユーザが返却を行うかどうかを決定し、返却をとりや
めるのであれば本フローは終了する。返却を行うのであ
れば、次のステップS16へ進む。
【0072】ステップS16では、前記サーバ2から前
記端末4、5に対し記録手段13内にある実施許諾デー
タ23の消去を実行する。
【0073】ステップS17において前記消去の実行を
サーバ2が確認すれば、返却記録をデータベース3内の
管理ファイルに保管する。この返却記録は、各ユーザ毎
に関連づけられて保管される。
【0074】ステップS18では、前記管理ファイル内
のデータに基づいて返金処理を行う。なお、実際の返金
処理は月次の課金処理において返金分を減算することで
対応する。
【0075】このように使用権を返却することができれ
ば、ユーザはその分ソフトウェア20を容易に買い換え
ることができる。特に家庭用ゲーム機などに使用するゲ
ームソフトの場合は、メーカがソフトウェアの中古販売
を禁止する動きもあり社会的問題にもなっているが、こ
の手法を用いればユーザは買い換えが行えるというメリ
ットがあり、またメーカにとっては新しいソフトウェア
の販売につながるというメリットがある。
【0076】[その他の実施の形態] (1)上記実施の形態では、ソフトウェア20は記録媒
体に格納して販売しているが、通信を介してネット上か
らダウンロード形式で供給しても良い。この場合、前記
実施許諾データ23を付加して販売することも可能であ
る。
【0077】(2)各ソフトウェアの単位時間当たりの
単価は、各ユーザの累積使用時間に応じて段階的に可変
するようにしてもよい。また発売日からの経過日数に応
じて前記単価を低下するようにしてもよい。このように
実際の製品単価を、時間当たりの使用権の料金でリアル
タイムに可変することができるので、パッケージ製品な
どに比べてきめ細やかな価格設定を容易に行うことがで
きる。
【0078】またユーザの累積使用時間または累積課金
が予め定めた一定値を越えた場合、前記ソフトウェアの
使用制限を解除してもよい。例えば、実施許諾データと
して時間制限を無くする管理無効コードを包有するもの
を提供する。そして各ソフトウェア20の時間管理部2
2が、図4におけるステップS22においてソフトウェ
ア識別データ24の検出時に当該管理無効コードを検出
すれば、前記カウントデータの減算を行わないようにプ
ログラム手順を変更する機能を設ければ達成することが
できる。
【0079】(3)前記ソフトウェア20は、それ自体
がプログラムを含んでいて実行可能なものだけではな
く、データだけであってもよい。例えば、印刷製版処理
用ソフトウェアに対し、それに用いることができる画像
データやフォントデータなどを購入対象としてもよい。
この場合、前記印刷製版処理用ソフトウェアに対し、前
記画像データやフォントデータを使用する毎に時間管理
を行うようにすればよい。
【0080】(4)ソフトウェアの種類によっては、使
用時間ではなく使用回数により課金をするようにしても
よい。この場合、使用回数のカウントは、ソフトウェア
の起動時であってもよいし、そのソフトウェアにおける
所定の動作毎であってもよい。例えば、前記画像データ
であれば、その使用回数に応じて、またゲームソフトな
どであれば、所定のクリアポイントを設けておき、ユー
ザがどの時点までクリアしたかにより課金を行うことも
考えられる。
【0081】(5)例えば使用時間が残り少なくなった
実施許諾データ23に対し、予め次の実施許諾23デー
タを購入しておく場合は、同じソフトウェアに対する実
施許諾データが複数存在する場合が考えられる。この場
合は、前記図4におけるステップS22においてカウン
トデータ25の少ないデータを検索して使用順序を決定
し、この実施許諾データ23のカウントデータ25が0
になった状態で、次の実施許諾データ23がないかどう
かを検索するようにすればよい。このようにすれば複数
の実施許諾データ23に従ってソフトウェアを継続して
使用することが可能となる。
【0082】(6)上記実施の形態では、時間管理機能
をソフトウェア側に設けているが、ソフトウェアを使用
するための端末側に設けても良い。また実施許諾データ
を記録する媒体としては、ハードディスクやバックアッ
プメモリ以外に、メモリチップなどを内蔵したICカー
ド等を使用してもよい。 この場合、例えば実施許諾デ
ータを販売する端末をコンビニエンスストアなどの店頭
に設置しておき、ICカード上に実施許諾データをダウ
ンロードして販売するようにしてもよい。なお、この場
合の課金処理は店頭での支払い処理に代えてもよい。
【0083】(7)前記データベース3には、各ユーザ
の使用権購入日時と使用時間または回数とが記録される
ため、このデータを用いれば一定期間内の使用頻度が算
出でき、各ユーザ毎に情報を得ることができる。また、
ソフトウェアの種類毎に予め定めた分類をしておけば、
前記管理ファイル内のデータから各ユーザが何れの種類
のソフトの使用頻度が高いかどうかを知ることもでき
る。この情報は営業情報として使用でき、例えば当該ソ
フトウェアの使用時間や使用頻度に応じて、同ソフトウ
ェアの次回バージョンアップ情報や続編情報など、また
類似分野の別のソフトウェアの情報などを、各ユーザ毎
に通信を介して提供することができる。
【0084】なお、このようなユーザ管理は、従来でも
ユーザ登録葉書などを用いて可能であったが、この発明
に係る実施の形態であれば、単に製品を購入したかどう
かだけでなくユーザ毎の使用頻度や使用履歴がリアルタ
イムに分かるので、各ユーザ毎により的確な情報が得ら
れる。
【0085】(8)所定時間に対応する実施許諾データ
を無償配布することによって、ソフトウェアの販売支援
を行うことができる。この場合、従来のように機能を制
限したテスト版などを別に作成しなくてもよい。
【0086】(9)前記実施許諾データには、ソフトウ
ェアの製品コードや端末4、5を識別する端末識別コー
ドの情報を付与し、使用する端末やソフトウェアを各ユ
ーザ毎に制限するようにしてもよい。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、使用時
間または回数に応じてソフトウェアの使用権を販売する
ことができ、特にユーザ端末をサーバと接続した状態に
維持しなくても良いので、不特定ユーザに対し販売を行
うことができる。
【0088】請求項2に記載の発明によれば、ソフトウ
ェアを使用する都度、実施許諾データを購入することで
再使用ができるので、ソフトウェア本体の再購入や再イ
ンストールなどは行わなくても良い。特に希に使用する
ソフトウェアなどに適している。
【0089】請求項3に記載の発明によれば、使用時間
や使用回数に係るカウントデータを実施許諾データ内に
減算処理しながら格納することで、ソフトウェアを使用
する端末をサーバから切り離した状態でも各ソフトウェ
アを時間単位で使用可能としている。
【0090】請求項4に記載の発明によれば、購入した
ソフトウェアの使用権を再度買い戻しすることができる
ので、ユーザはソフトウェアのテスト使用や買い換えが
比較的自由に行え、ソフトウェアの中古問題などを解消
することができる。
【0091】請求項5に記載の発明によれば、返金分を
次回課金に充当するので容易に処理を行うことができ、
また返金分が新規ソフトウェアの販売に充当される。
【0092】請求項6に記載の発明によれば、端末側に
固有のコードを有しているので、ユーザの特定が容易と
なり、実施権の不正購入などを防止しやすい。
【0093】請求項7に記載の発明によれば、使用時間
や回数をユーザ側から決められるので、ユーザの使用予
測などに応じて使用権の購入ができる。
【0094】請求項8に記載の発明によれば、使用時間
または回数を累積しておいて単位時間当たりまたは回数
当たりの使用料に基づいて料金を算出するようにしてい
るので、月次毎などの一定期間毎の課金に適している。
【0095】請求項9に記載の発明によれば、使用時間
に応じて使用料を割り引くことが容易となる。
【0096】請求項10に記載の発明によれば、使用制
限を解除することで同一システムにおいてもソフトウェ
アの買い取りを行うことができ、ユーザの利便性が増
す。
【0097】請求項11に記載の発明によれば、残り使
用時間や回数が表示されるので、ユーザはソフトウェア
の使用状況に注意を払うことができ、次の使用権の購入
を計画的に行える。
【0098】請求項12に記載の発明によれば、ソフト
ウェア自体もダウンロードにより販売できるため、流通
費などをさらに抑えることができる。
【0099】請求項13および14に記載の発明によれ
ば、各ユーザ毎や各ソフトウェア毎に得た使用時間や使
用頻度の情報を販売促進のための営業情報として使用す
ることができる。
【0100】請求項15に記載の発明によれば、所定時
間に対応する実施許諾データを無償配布することによっ
て、ソフトウェアの販売促進につなげることができる。
【0101】請求項16に記載の発明によれば、各ユー
ザがネット接続可能でなくても、店頭にて実施許諾デー
タを購入することができる。
【0102】請求項17に記載の発明によれば、使用時
間または回数に応じてソフトウェアの使用権を販売する
ことができる。
【0103】請求項18に記載の発明によれば、使用時
間や使用回数に係るカウントデータを実施許諾データ内
に減算処理しながら格納することで、ソフトウェアを使
用する端末をサーバから切り離した状態でも各ソフトウ
ェアを時間単位で使用可能としている。
【0104】請求項19に記載の発明によれば、購入し
たソフトウェアの使用権を再度買い戻しすることができ
るので、ユーザはソフトウェアのテスト使用や買い換え
が比較的自由に行え、ソフトウェアの中古問題などを解
消することができる。
【0105】請求項20に記載の発明によれば、ソフト
ウェア自体もダウンロードにより販売できるため、流通
費などをさらに抑えることができる。
【0106】請求項21に記載の発明によれば、端末側
のコードを受信するのでユーザの特定が容易となり、実
施権の不正購入などを防止しやすい。
【0107】請求項22に記載の発明によれば、実施許
諾データを個別のソフトウェア毎に対応させるので不正
な売買や複製を防止しやすい。
【0108】請求項23および24に記載の発明によれ
ば、各ユーザ毎に得た使用時間や使用頻度の情報を販売
促進のための情報として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソフトウェアの販売方法を実施す
るネットワーク構成を示す図である。
【図2】各端末とソフトウェアとの構成を概念的に示す
図である
【図3】ソフトウェアの使用権を販売する手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】ソフトウェアにおける使用時間の管理手順を示
すフローチャートである。
【図5】ユーザが購入した使用権を返却する手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 回線網 2 サーバ 3 データベース 4、5 端末 6 電話回線 7 プロバイダーサーバ 10 入力手段 11 表示手段 12 メモリ 13 記録手段 14 読出手段 15 演算処理手段 16 クロック手段 20 ソフトウェア 21 本体部 22 時間管理部 23 実施許諾データ 24 ソフトウェア識別データ 25 カウントデータ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバからネットワークを介して接続さ
    れた端末に対しソフトウェアの使用権を販売するソフト
    ウェアの販売方法であって、 前記ソフトウェアまたは端末は、当該ソフトウェアが使
    用された時間または回数を計測可能であって、当該ソフ
    トウェアを所定時間または所定回数だけ使用ならしめる
    実施許諾データに基づいて所定の時間または回数だけ使
    用可能とする管理機能を有し、 ユーザがインターネットなどのネットワークに接続し
    て、前記サーバに対しソフトウェアの使用要求を送信す
    る工程と、 前記サーバが前記ユーザの使用要求を受信して、前記実
    施許諾データを送信する工程と、 前記サーバが上記受信および/または送信に関するデー
    タを管理ファイルに格納する工程と、 前記サーバが前記管理ファイル内のデータに基づいて課
    金処理を行う工程と、 前記端末が前記実施許諾データを受信して記憶する工程
    と、 前記ソフトウェアが前記実施許諾データに基づいて所定
    の時間または回数だけ使用される工程と、を有し、 前記端末が前記ネットワークから切り離された状態にな
    っても、前記記憶した実施許諾データに基づいて前記ソ
    フトウェアが一定時間または一定回数使用可能となるこ
    とを特徴とするソフトウェアの販売方法。
  2. 【請求項2】 使用時間または使用回数が切れたソフト
    ウェアに対し再度前記実施許諾データを購入すれば再使
    用可能であることを特徴とする請求項1に記載のソフト
    ウェアの販売方法。
  3. 【請求項3】 前記実施許諾データは使用時間または使
    用回数に係るカウントデータを暗号化して格納してお
    り、前記ソフトウェアまたは端末は当該ソフトウェアの
    使用時間または使用回数に応じて前記カウントデータを
    減算処理した上で再格納することを特徴とする請求項1
    または2に記載のソフトウェアの販売方法。
  4. 【請求項4】 ユーザがネットワークを介して前記サー
    バに対しソフトウェアの使用権返却要求を行なう工程
    と、 前記サーバが指定された実施許諾データのカウントデー
    タに基づいて、未使用量を算出する工程と、 前記サーバが前記端末を介して残存する実施許諾データ
    を消去処理する工程と、 前記サーバが前記未使用量に基づいて返金処理を行う工
    程と、をさらに有する請求項3に記載のソフトウェアの
    販売方法。
  5. 【請求項5】 前記返金処理は今回返却料金を記憶して
    おいて次回課金に充当させることを特徴とする請求項4
    に記載のソフトウェアの販売方法。
  6. 【請求項6】 前記端末が予め端末固有のコードを内部
    に登録してあり、前記サーバは当該コードに基づいてユ
    ーザを特定するようにしたことを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載のソフトウェアの販売方法。
  7. 【請求項7】 ユーザが前記使用要求を送信する際に、
    前記ソフトウェアを使用する使用時間または回数を所定
    範囲内で任意に設定することが可能である請求項1ない
    し6のいずれかに記載のソフトウェアの販売方法。
  8. 【請求項8】 前記課金処理は、前記管理ファイル内に
    記録されたデータから販売した使用時間または使用回数
    を累積し、当該累積した使用時間または使用回数と各ソ
    フトウェア毎に定められた時間当たりまたは回数当たり
    の使用料とに基づいて徴収料金を算出するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のソ
    フトウェアの販売方法。
  9. 【請求項9】 前記累積した使用時間または回数に応じ
    て前記時間当たりまたは回数当たりの使用料を段階的に
    設定することを特徴とする請求項8に記載のソフトウェ
    アの販売方法。
  10. 【請求項10】 前記累積した使用時間、使用回数、ま
    たは課金額のいずれかが所定値以上に達すれば、前記ソ
    フトウェアの使用時間または回数の制限を解除するよう
    にしたことを特徴とする請求項8または9に記載のソフ
    トウェアの販売方法。
  11. 【請求項11】 前記ソフトウェアまたは端末は、前記
    実施許諾データで設定された使用時間または回数に対し
    残りの使用時間または回数を表示する機能を備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のソ
    フトウェアの販売方法。
  12. 【請求項12】 前記サーバが前記実施許諾データを送
    信する際に、前記実施許諾データとともにソフトウェア
    自体も送信することを特徴とする請求項1ないし11の
    いずれかに記載のソフトウェアの販売方法。
  13. 【請求項13】 前記ソフトウェアの販売実績に基づい
    て特定のユーザを選別し、当該ユーザに対し所定の営業
    情報を送信するようにしたことを特徴とする請求項1な
    いし12のいずれかに記載のソフトウェア販売方法。
  14. 【請求項14】 各ユーザ毎に予め定めておいたソフト
    ウェアの分野別に販売実績を集計し、販売実績の高い分
    野から類推して各ユーザの使用状況を判定するようにし
    たことを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記
    載のソフトウェアの販売方法。
  15. 【請求項15】 前記ソフトウェアを所定時間または所
    定回数使用できる実施許諾データを無料で配布すること
    を特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載のソ
    フトウェアの販売方法。
  16. 【請求項16】 前記実施許諾データは店頭に設置され
    た端末上において読み書き可能な携帯記録媒体に書き込
    まれ、各ユーザは当該携帯記録媒体を各自の端末にセッ
    トすることでソフトウェアを使用することができるよう
    にした請求項1ないし15に記載のソフトウェアの販売
    方法。
  17. 【請求項17】 ネットワークを介して接続された端末
    に対しソフトウェアの使用権を販売する販売管理用サー
    バであって、 前記ソフトウェアまたは端末は、当該ソフトウェアが使
    用された時間または回数を計測可能であって、当該ソフ
    トウェアを所定時間または所定回数だけ使用ならしめる
    実施許諾データに基づいて所定の時間または回数だけ使
    用可能とする管理機能を有するものであり、 前記販売管理用サーバは、 ユーザからの使用要求を受信する手段と、 前記使用要求を受信して、前記実施許諾データを送信す
    る手段と、 前記受信および/または送信に関するデータを管理ファ
    イルに格納する手段と、 前記管理ファイル内のデータに基づいて課金処理を行う
    手段と、を備えた販売管理用サーバ。
  18. 【請求項18】 前記実施許諾データは使用時間または
    使用回数に係るカウントデータを暗号化して格納してお
    り、前記ソフトウェアまたは端末は当該ソフトウェアの
    使用時間または使用回数に応じて前記カウントデータを
    減算処理した上で再格納するものであることを特徴とす
    る請求項17に記載の販売管理用サーバ。
  19. 【請求項19】 ユーザからのソフトウェアの使用権返
    却要求を受信する手段と、 指定された実施許諾データのカウントデータに基づいて
    未使用量を算出する手段と、 残存する実施許諾データを直接または間接的に消去する
    手段と、 前記実施許諾データの消去を確認した後、前記未使用量
    に基づいて返金処理を行う手段と、をさらに有する請求
    項18に記載の販売管理用サーバ。
  20. 【請求項20】 前記実施許諾データとともにソフトウ
    ェア自体を送信することを特徴とする請求項17ないし
    19のいずれかに記載の販売管理用サーバ。
  21. 【請求項21】 端末から当該端末を特定する端末固有
    のコードを受信し、当該コードに基づいてユーザを特定
    するようにしたことを特徴とする請求項17ないし20
    のいずれかに記載の販売管理用サーバ。
  22. 【請求項22】 ソフトウェアの個体を表す製品コード
    を受信し、前記端末が当該製品コードに対応した実施許
    諾データを送信するようにしたことを特徴とする請求項
    17ないし21のいずれかに記載の販売管理用サーバ。
  23. 【請求項23】 各ユーザ毎にソフトウェアの販売実績
    を集計し、各ユーザの使用状況を判定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項17ないし22のいずれかに記載
    の販売管理用サーバ。
  24. 【請求項24】 前記販売実績に応じてユーザを特定
    し、特定したユーザに所定の営業情報を送信するように
    したことを特徴とする請求項23に記載の販売管理用サ
    ーバ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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