JPH0628030B2 - ソフトウェア利用管理方式 - Google Patents

ソフトウェア利用管理方式

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JPH0628030B2
JPH0628030B2 JP59046923A JP4692384A JPH0628030B2 JP H0628030 B2 JPH0628030 B2 JP H0628030B2 JP 59046923 A JP59046923 A JP 59046923A JP 4692384 A JP4692384 A JP 4692384A JP H0628030 B2 JPH0628030 B2 JP H0628030B2
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Mori Ryoichi
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【発明の詳細な説明】 (a)技術分野 本発明は,無形財産であるコンピュータ・プログラムや
ビデオ等のソフトウェアの利用管理方式に関し,特に有
償プログラムに買い取り(買い取った後は無料で使用で
きる)価格を付し,コンピュータ・システム内には購入
可能な金額を示すデータを設けておき、有償プログラム
購入の際は、同システムにある利用可能なソフトウェア
の名称としてテーブルに登録するとともに、当該購入可
能金額を示すデータをソフトウェア価格分だけ減じ、ま
た登録済みソフトウェアを該テーブルから抹消する際は
状況に応じて該購入可能な金額を示すデータを増加更新
するようにしたものである。
(b)発明の背景 近年,データ処理システムの発達と共に種々の有償プロ
グラムが販売されるようになったが、その保護は不完全
であり、プログラムの不正利用も多くなってきている。
(C)従来の問題点 ソフトウェア、例えば、コンピュータ・プログラムでは
一度利用者の手に渡るとそれ以降、どの様にそのプログ
ラムが利用されているかを権利者は知ることができず、
利用は全く野放しの状態である。又、極く小さなプログ
ラム以外はプログラムの購入手続きとして種々の契約手
続きが必要であり、単なる複写では済まず、この点で
も、プログラムの流通の阻害となっている。
従って、若しコンピュータ・プログラムについてプログ
ラム権利者の保護を巧に行うシステムが提供されれば、
より良いプログラムの発生が促され,社会がより発展す
ることになる。これは、コンピュータ・プログラムの占
める重要性が増す将来において,極めて大事な問題であ
る。
コンピュータ・プログラムの販売は小は通常の小売店の
店頭販売から、大型電子計算機システムの如き契約によ
る販売迄種々ある。何れの形態にしろコンピュータ・プ
ログラムを含む複写という不正行為については阻止し難
く、複写阻止の方式としては従来以下の様な方式があっ
た。即ち、電子計算機等のハードウェアに付与されてい
る機番をソフトウェア自体に付与し、プログラムの実行
に際しては、ハードウェア機番とソフトウェアに付与さ
れた機番とを照合し、一致した場合のみ該ソフトウェア
を実行させるようにして、利用出来ないようにする方式
である。(複写して取得されたソフトウェアは機番不一
致になるので実行出来ない。) しかしながら、実施にあたってはソフトウェアに機番を
付すための機番管理が困難だし、有償ソフトウェアを店
頭にてどの機番を有するか分からない一般客に対して販
売しようとすると、実質上その様な機番による方法は採
用不可能であった。
(d)発明の目的 従って、本発明の目的は、販売ソフトウェアがソフトウ
ェア作成者の意志に反した無償利用をされないように
し、且つ、現在無くそうとしているプログラム複写がそ
のプログラム権利者にとっては不利にならず、却って複
写を励行したほうが有利になる様なソフトウェアの販売
システムを提供することである。更に他の目的は,ソフ
トウェアを購入したソフトウェア利用者が必要に応じて
該ソフトウェアを売り戻すことを可能としたシステムを
提供することである。
(e)発明の構成 この目的は、ソフトウェアの利用者に対応した利用者固
有データを格納した利用者固有データ格納手段,ソフト
ウェアに対応して備えられたソフトウェア固有データと
上記利用者固有データ各々の少なくとも一部のデータを
用いて判定処理を行う判定処理手段、利用可能なソフト
ウェアに関するソフトウェア固有データを格納したソフ
トウェア固有データ格納手段とを備え、上記判定処理手
段は、利用者固有データ又はソフトウェア固有データの
少なくとも一方に基づいた処理を行い、該処理結果に基
づき上記ソフトウェア固有データ格納手段及び利用者固
有データ格納手段の内容の少なくとも一方の更新を行う
とともに、上記判定処理手段は利用対象となるソフトウ
ェアのソフトウェア固有データが上記ソフトウェア固有
データ格納手段に利用可能に格納されている場合は利用
可と判定する処理を行うことで達成される。
(f)発明の実施例 第1図は,本発明のソフトウェア・サービス・システム
(SSS)の概要を説明するための図である。図におい
て,Pはソフトウェア権利者,PPは有償ソフトウェア
(Program Product),Piはソフトウェア固有データ,
USERIDは利用者固有データ,CHECKは判定処
理手段,SHは支払われるべきソフトウェア権利者とそ
の額が格納されるソフトウェア履歴メモリ,PIDは利
用可能ソフトウェア固有データが格納されるソフトウェ
ア固有データ格納手段,DPSはデータ処理システム,
SSUはソフトウェア・サービス・ユニツトである。
ソフトウェア権利者Pはソフトウェア固有データPiを
含めた形で有償ソフトウェアPPを提供(販売)する。
ユーザのデータ処理システムDPSでは,その有償ソフ
トウェアPPを利用する際には,必ずソフトウェア・サ
ービス・ユニツトSSUを経由する様に構成してあり,
そのソフトウェア・サービス・ユニツトSSUには利用
者固有データUSERID及び利用可能ソフトウェア固
有データPIDが格納されている。有償ソフトウェアP
Pの利用要求が生じると,それが単なる利用であれば,
当該ソフトウェアが利用可能ソフトウェア固有データ格
納手段PIDに登録されているか否かをチェックし,登
録されていることを条件に利用させる。即ち,もし,登
録されていればその旨が図示されぬデータ処理システム
DPSのオペレーティング・システム(以下OSと略
す。)に通知され,逆にもし,登録されていなければ,
利用できない旨の通知がデータ処理システムDPSのO
Sになされる。
次に,当該ソフトウェアの登録処理がオペレータに指示
されれば,判定処理手段CHECKは,利用者固有デー
タUSERIDに基づいて,指定されたソフトウェアの
購入可能性をチェックする。例えば,資格の有無,その
購入料金がそのユーザに許容されている金額が否かなど
のチェックである。その結果、条件を満足していれば、
利用可能ソフトウェア固有データ格納手段PIDへ該ソ
フトウェア固有データを格納し、購入可能金額データを
更新し、且つソフトウェア履歴メモリHSへそのソフト
ウェア料金をプログラム権利者名とともに記録する。
更には、利用可能ソフトウェア固有データが格納済みの
ソフトウェアについては、その利用状況を監視しする様
制御される。そして、その利用状況に応じてユーザはソ
フトウェア権利者Pへ売り戻す、即ち、利用状況に応じ
て上記購入可能金額データを増加更新し、且つ利用可能
ソフトウェア固有データ格納手段から当該ソフトウェア
固有データの抹消処理を行う。勿論、その場合もソフト
ウェア履歴メモリSHには、マイナスの値でプログラム
権利者への支払金額を記入しておく。
尚、ソフトウェア履歴メモリの内容は、後刻参照されて
そのプログラム権利者は支払を受けるべき金額を知るこ
とに利用される。
本発明によれば、有償ソフトウェアPPの販売を極めて
容易に行うことが可能となり、且つ有償ソフトウェアP
Pについて、利用状況に見合った割合で売り戻すことも
可能となり、ソフトウェア購入のための手続きを極めて
簡素化できるだけでなく、流通形態が仮にユーザ間での
複写であったとしても、ソフトウェア権利者の利益は何
等損なわれることはなく寧ろ推奨され、且つソフトウェ
ア利用者の方も売り戻すことも可能なこともあって購入
は容易になるので、ソフトウェアの流通には極めて良い
結果をもたらす。
第2図は,本発明が適用される実施例である。図におい
て,1はユーザにおけるデータ処理システム,2は有償
ソフトウェアである有償プログラムを管理する管理組合
のSS協会,3−1〜3−nは有償プログラムに関する
実施があった時にその対価を受領する権利のあるプログ
ラム権利者(複数権利者であった時は,その配分率情報
も記入しておく。),4a〜4zは有償プログラムで,
4aと4bはプログラム権利者3−1が作成したもの,
4yと4zはプログラム権利者3−nが作成したもの,
5と6は有償プログラム,7は中央処理システム,8は
ソフトウェア・サービス・ユニツト(SSU),9は利
用者固有データ格納手段の一部で利用者識別符号を格納
するユーザ識別符号メモリ,10は有償プログラムの購
入可否の判定等をおこなう判定処理手段である判定処理
部,11は利用者固有データ格納手段の他の一部で通貨
記号($,¥,£または通貨に対応する点数など)を含
めた購入可能金額メモリ、販売されたソフトウェアのソ
フトウェア固有データを格納するテーブル及び販売され
たソフトウェアの価格を格納するソフトウェア履歴メモ
リを含むプログラム制御メモリ、12はプログラム制御
メモリ11の内容をデータ処理システムDPSの外部へ
入出力処理する入出力処理部,13は中央処理システム
7におけるOS,14は磁気ディスク装置,15はプリ
ンタ,16はキーボード,17は表示装置である。
さて,第2図のシステムにおいては,まずプログラムを
作成し、そのプログラムを有償プログラムとして,一般
に利用(販売)し、且つその利用(販売)料金を確実に
回収しようと志すプログラム権利者は,SS協会へ行
き,その利用料金の振り込み先口座名を登録し,プログ
ラム権利者識別符号(以下プログラム権利者IDと称
す。)を受け取る。協会では,各プログラム権利者に対
して,異なったプログラム権利者IDを付与する。この
行為は例えば,第2図の窓口Wで行われ,管理簿NTで
管理される。プログラム権利者3−1は例えばP1とい
うプログラム権利者IDが付与されているものとする。
プログラム権利者IDは今,有償プログラム4aと4b
を作成したとする。このプログラム上記プログラム権利
者IDであるP1,プログラムのバージョン(版)、販
売価格、及び売り戻す場合の売り戻し関数等のプログラ
ム固有データをプログラム権利者P1は付与し,カセッ
ト型の磁気テープ等の記憶媒体に格納し,店頭販売若し
くは通信販売等でプログラム販売を行う。勿論,オンラ
インで回線経由での販売やラジオ放送の如き手法でも可
能である。
一方,ユーザは種々の雑誌・店頭又は放送チャネル等
で,自分の目的にあったプログラムを探す。そして,目
的のプログラムがSS協会のメンバが作成したものであ
り,第2図の4aだったとすると,該プログラムを極低
価格または無料で取得する。勿論,ユーザのデータ処理
システム1にはそのデータ処理システムにSS協会2の
登録を受けたプログラムを処理するための機構として,
ソフトウェア・サービス・ユニツト8がインストールさ
れていなければならない。
このソフトウェア・サービス・ユニツト8には,ユーザ
識別符号メモリ9からのデータと,利用される有償プロ
グラムに付与されたプログラム固有データ及びプログラ
ム制御メモリ11の内容をチェックし,利用可否及びプ
ログラム購入可否を判断する判定処理部10,及びプロ
グラム制御メモリ11の内容に関し,販売されたプログ
ラム料金を格納するテーブルを出力したり,利用可能金
額を更新したりする入出力処理部12を備えている。こ
の入出力処理部12は,各ユーザにより種々の形態をと
ることが可能であり,オンラインで直接離れた場所にあ
るファイルに転送するものや,外部記憶媒体,例えば磁
気カードやマイクロ・プロセッサを中に備えたICカー
ドなどでも良い。その利用形態により,種々のソフトウ
ェア・サービス・ユニツト8が存在し得る。
データ処理システム1が有償プログラム5を利用する
時,つまり,ジョブ制御言語の解読結果で該ソフトウェ
アの利用をOS13が検出すると,その旨がソフトウェ
ア・サービス・ユニツト8に通知される。これは,特権
割り込みと同等の制御で良い。ソフトウェア・サービス
・ユニツト8は利用可能なソフトウェア,即ち購入済み
ソフトウェアのソフトウェア固有データを格納したテー
ブル内容を読みだすと共に,該有償プログラム5内にあ
るプログラム固有データとの比較を行い,もし該テーブ
ルに登録されているものと一致すれば,当該プログラム
使用可の旨をOS13に通知し、もし該テーブルに無い
場合は、当該プログラムの使用不可の旨をOS13に通
知する。
また、新規にプログラムを購入する場合は、プログラム
固有データからの販売価格を求める。この販売価格を上
記購入可能金額から減じる処理が次になされる。その結
果が,負だったら,そのプログラムは購入不可である
為,その旨がOS13に通知され,例えば,システムメ
ッセージ「プログラム4aは残高が無いので購入出来ま
せん」が表示装置17に表示される。(負の場合でも条
件付きで販売可とすることも可能である。) 逆に,上記購入可能金額から販売価格を減じた結果が負
でなかったら,該減じた値を購入可能金額として記憶領
域へ格納するとともに,そのプログラムに付与されてい
るプログラム権利者IDであるP1とその販売価格,及
びユーザ識別符号メモリにあるユーザ識別符号を同じく
プログラム制御メモリ11にその販売明細として格納す
る。勿論,そのプログラムを識別するためのコードは料
金支払いに不必要な情報ではあるが、プログラム販売状
況を把握するためのデータとして利用価値があり,プロ
グラム制御メモリ11に格納される。そして,OS13
に対して,処理の続行を促す。
以下,同様に処理が進められる。従って,プログラム制
御メモリ11には常に残金として購入可能金額が記され
ていると同時に,購入済みソフトウェアのソフトウェア
固有データとして、ソフトウェア名称や料金等が記され
ることになる。
本システムにおいては,プログラム制御メモリ11の利
用明細データが格納される領域は所定量または所定額と
なっており,該限界を越えた場合にはプログラム制御メ
モリ11の内容を空にする処理が必要となる様構成して
あり,高額の場合等,途中でその利用状況をSS協会へ
報告させる手段を設けてある。このプログラム制御メモ
リ11の残高メモリに対しても,入出力処理部によりそ
の額を外部より増加可能としている。銀行オンライン方
式と同様の構成または上述のICカードをSS協会より
所定の料金でユーザに購入させ,そのICカード内に記
憶されている料金分を増加させる構成をとり得る。
本システムでは,プログラム制御メモリ11の中の販売
明細をSS協会が知ることがその販売されたプログラム
のプログラム権利者へ料金支払をする上で必須である。
実現方法として,利用明細の報告があった場合,その内
の例えば10%をユーザに返済するという手段を講じて
ある。従って,ユーザとしては,報告した方が自分の利
益になるので,殆どは報告をすることにより、プログラ
ム権利者は確実にその利用量を回収することが可能とな
る。第2図では,報告を受けたSS協会2は,プログラ
ム権利者IDで管理簿NTを参照し,その対応した振り
込み先口座へその料金を振り込むという処理を行う。
ICカードを用いた場合でも全く同じであり,用済みI
Cカード及び換金したいICカードは同じくSS協会へ
届けられる様考えられている。即ち,SS協会では,I
Cカード持参者または送付者に対して,利用金額に応
じ,ICカード返済褒賞金額を決定してある。例えば,
利用金額累計の10%及び残金としての利用可能金額と
を返却している。このようにすることで,大部分のIC
カード利用者は,たとえ残金が0であろうとも,購入価
格の10%が返済されるために,必ずICカードを最後
にはSS協会に届けることになる。このICカードは単
なるカードだけでなく,経済的価値を有しているもので
あり,それ自体が通貨の代用として社会に流通し得るも
のでもある。ICカードを受け取ったSS協会での処理
は上述と同様の処理を行う。
逆に,カードの現金化を行わず,次のカード又はそのカ
ード自体に金額移算のみを許すようにすれが,カードの
残額変造に対する防護機構の重要性を,現金で精算する
場合より低くできる。
従って,プログラム権利者は単にプログラムをユーザに
渡した後は,所定の銀行に利用料金が振り込まれるのを
待っていれば良い。更に,社会に若しデッド・コピーと
いう不正を行う者がいれば,該コピープログラムには,
オリジナルなプログラム権利者のプログラム権利者ID
が入っており,その利用料金はすべて正当なプログラム
権利者の口座に振り込まれることになり,「複写大歓
迎」という有償プログラムシステムが実現する。そし
て,他人のプログラムを複写して,自分のプログラム権
利者コードを付与する不当な取引が存在しても,その履
歴が把握可能となり,損害賠償額が明確になり得るの
で,その点でもメリットがある。
尚、本システムでは、プログラム制御メモリ11内の購
入済みソフトウェアのソフトウェア固有データを格納し
たテーブルから登録済みソフトウェアを抹消する際は、
利用状況格納メモリの内容と、ソフトウェア固有データ
中のソフトウェア売り戻し関数及び販売価格に基づいて
売り戻し額を求めている。その額分だけ、購入可能金額
データを増加更新する処理を行い、購入済みのソフトウ
ェアでも使用状況に応じて売り戻せるようにしている。
勿論、使用時間や購入期間、使用回数等を考慮した売り
戻し額の決定等を行うことも可能である。特に近年で
は、カレンダ機構がデータ処理システムに内蔵されてい
ることが多いので、この機構を利用して,ソフトウェア
購入時の年月日とソフトウェア売り戻し時の年月日とか
ら,購入されていた期間を算出し,その期間を変数とす
る売り戻し関数を設定してその売り戻し額を決定するこ
とも可能である。
第3図は,本発明の実施例であり,前図と同記号のもの
は,前図と同じものを示し,11aは通貨単位または通
貨に対応する点数も含む利用可能金額を格納する残高メ
モリ,11bは購入済みソフトウェアのソフトウェア固
有データが格納される購入済みソフトウェア・テーブ
ル、11cは利用明細メモリ、21はプログラム権利者
ID21a,プログラム番号やその版数等のソフトウェ
ア識別コード21b,そのソフトウェア価格21c,売
り戻し率データ21d,等を格納するプログラム・デー
タ・メモリ,22は利用可否の判定と購入ソフトウェア
の登録処理を行う判定処理部である登録処理部、23は
購入済みソフトウェアの抹消処理を行う登録抹消処理
部、24は購入済みソフトウェア・テーブルから順次ソ
フトウェア識別コードを読出してプログラム・データ・
メモリ中のソフトウェア識別コード21bと比較する比
較処理部、25は比較処理部の比較結果に基づき次の処
理を指定する次処理指定部、26は残高メモリに格納さ
れいる残高でプログラムを購入できるか否かをチェック
する購入可能性チェック処理部,27は残高メモリ更新
処理部,28は購入済みソフトウェア・テーブル11b
へのソフトウェア固有データ格納と利用明細メモリ11
cへの利用明細の格納とを行う格納処理部、29は購入
済みソフトウェア・テーブル中の利用時間を加算する加
算処理部、30はOSへの応答処理部,31は購入済み
ソフトウェア・テーブルからのソフトウェア固有データ
を読出す読出し処理部、32はソフトウェア固有データ
の販売価格と売り戻し関数と利用時間から売り戻し額を
求める売り戻し額算出部、34は残高メモリ11aの内
容に売り戻し額を加算する加算処理部、35は購入済み
ソフトウェア・テーブルから当該ソフトウェア固有デー
タを抹消処理する抹消処理部、36は利用明細メモリ1
1cへ売り戻し額とそのプログラムID等とを格納する
格納処理部、37は残高メモリに対して外部より読み書
きする入出力処理部、38は利用明細メモリの内容を外
部へ出力しかつクリアするための入出力処理部である。
本発明におけるソフトウェア・サービス・ユニツトSS
Uは,3大処理に分けられる。その1は有償プログラム
の利用時の処理,その2は有償プログラムを購入する処
理,その3は購入した有償プログラムを売り戻す時の処
理である。以下に、それらを順次説明してゆく。
キーボード16よりの指示でソフトウェアの利用が指示
されると、購入済みソフトウェア・テーブル11bをア
クセスして、当該ソフトウェアが登録されているか否か
が比較部24にてチェックされる。これはソフトウェア
識別コード21bが購入済みソフトウェア・テーブルに
有るか否かで判定される。もし、あれば次処理指定部2
5は加算処理部29の処理を実行させて該テーブル中の
該当するソフトウェアの総利用時間を表すNの値を例え
ば一回当たりND時間とすれば,その値DN分だけ加算更新
する。もし該テーブル中に当該プログラム識別コードが
なかった場合には、当該ソフトウェアの購入が必要であ
り、ソフトウェア購入処理がなされる。
ソフトウェア購入処理は、まず、購入可能性チェック処
理部26でプログラム・データ・メモリ中のソフトウェ
ア価格21cと残高メモリ11aの内容の大小を比較す
る。もし、残高メモリ11aの方が小さければ購入価格
分の料金が無いことになるので、残高メモリの値から購
入価格を減算した結果が負(特別な処理形態を考えるこ
とも可能だが本来あり得ない)の場合に応答処理部30
経由で「残高無し」のメッセージが表示装置17に表示
される。残高内で使用可能であれば、残高メモリ更新処
理部27は残高メモリ11aの内容からソフトウェア価
格21cだけ減じた値に更新する。次に、格納処理部2
8は購入済みソフトウェア・テーブル11bへプログラ
ム・データ・メモリにあるソフトウェア固有データ21
a〜21dを格納するとともに、利用明細メモリ11c
にも書き込む。この利用明細メモリは、例えばポインタ
の最大値で管理され、処理欄数以上に書くことはできな
いよう制御されている。(詳細な制御は本発明に必須で
ないので省略する。必要ならば、特願昭58−1861
00号を参照されたい。)そして、次に加算処理部29
にて利用時間を加算し、応答処理部30がOSに対して
応答する。最後に、購入済みのソフトウェアの売り戻し
制御について説明する。オペレータがキーボード16よ
り売り戻したいソフトウェアを指示すると、読出し処理
部31は該当するソフトウェアのソフトウェア固有デー
タと利用時間データNを購入済みソフトウェア・テーブ
ル11bにより読み出す。そして、売り戻し額算出部3
2は、ソフトウェア価格21cと利用時間及び売り戻し
率を用いて売り戻し額を算出する。その算出式は、例え
ば、 売り戻し額=販売価格×(1−N×R) とする。1000時間使用後は引き取らないとするな
ら、R=0.001とする。算出結果の正負により、負
であれば、その旨をOSに通知する。OSは「抹消して
も、売り戻し料金は有りません。」なるメッセージを表
示装置に表示する。また、正であれば、残高メモリ11
aの値に上記算出結果を加算して更新し、抹消処理部3
5は購入済みソフトウェア・テーブルから当該ソフトウ
ェアに対応する内容を抹消する。その次に、格納処理部
36は利用明細メモリ11cに当該ソフトウェアが売り
戻されたことを記録し、応答処理部30へ制御を渡す。
また、売り戻し額については,その購入年月日をテーブ
ル11bに登録しておき、売り戻し額算出部32にて
は、当該カレントな年月日からテーブル11b中の年月
日を減じてその保有期間を求め、該保有期間を売り戻し
関数に適用して売り戻し額を求めるようにしてもよい。
その場合、近年のデータ処理システムに標準装備のカレ
ンダ機構が適用され、技術的には上記主旨を全く遂げる
ことができるものである。
尚、残高メモリの外部よりの更新は、例えばソフトウェ
ア・サービス協会より、有料で購入したICカードにて
増加させたり、オンラインで直接増加させたりすること
は入出力処理部37にてなされる。同様に、利用明細メ
モリ11cの内容についても、オンラインで直接ソフト
ウェア・サービス協会へ通知することが入出力処理部3
8にてなされる。
(g)発明の効果 以上述べた様に,本発明によれば,有償プログラムに関
してプログラム権利者の受けるべき料金は確実に受ける
ことが可能となり,無料で使用される心配が無いからそ
の分を見込んだ利用料金を設定する必要が無くなる故
に,その販売価格は安くなる。また,売り戻すことが可
能なために、ユーザは安心してソフトウェアを購入でき
るし、レンタルでソフトウェアを使用していて、残高メ
モリに不足を来したような場合には、本発明にての売り
戻し制御にて、即応出来るという効果がある。
本発明の如くソフトウェアを管理することにより、より
性能の良いもの,もしくは目的に合致したものだけを選
択利用することが可能となる。また,プログラムの特質
である複写が容易ということについても,その特質を禁
止することなく寧ろそれを助長する形でプログラムの普
及を行うことが可能となる。
更に,本発明は,有償プログラムを例にして説明した
が,ソフトウェアの有償サービス,例えば電波による有
償画像サービス,ビデオカセット,及び,有償情報提供
等にももちろん適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概念を説明するための図,第2図と第
3図は本発明の実施例である。 図において,1はデータ処理システム,2はSS協会,
3−1〜3−nはプログラム権利者,5は有償プログラ
ム,8はソフトウェア・サービス・ユニツト,9はユー
ザ識別符号メモリ,10は判定処理部,11はプログラ
ム制御メモリ,11aは残高メモリ,11bは購入済み
ソフトウェア・テーブル,11cは利用明細メモリ,1
2は入出力処理部,16はキーボード,17は表示装
置,21はプログラム・データ・メモリ,22は登録処
理部,23は登録抹消処理部である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】識別符号と販売価格等を含むソフトウェア
    固有データを付加して提供されたソフトウェアを有償で
    利用可能にするデータ処理システムにおいて, 上記ソフトウェアの利用者に対応した利用可能金額を含
    む利用者固有データを格納した利用者固有データ格納手
    段と, 利用可能なソフトウェア毎に識別符号と販売価格等を含
    む上記ソフトウェア固有データを個々のソフトウェアに
    対応付けて格納したソフトウェア固有データ格納手段
    と, 提供されたソフトウェアに付加されている上記ソフトウ
    ェア固有データ中の販売価格が上記利用者固有データ中
    の利用可能金額以内であるかどうかにより,当該ソフト
    ウェアの購入の可否を判定し,可と判定した場合に該ソ
    フトウェアに付加されているソフトウェア固有データを
    ソフトウェア固有データ格納手段に格納するとともに利
    用者固有データ中の利用可能金額から当該販売価格を減
    額して当該ソフトウェアの購入処理を行う判定処理手段
    とを備え, 上記提供されたソフトウェアを利用する際,上記判定処
    理手段は,当該ソフトウェアのソフトウェア固有データ
    が上記ソフトウェア固有データ格納手段にすでに登録さ
    れているか否かを調べ,格納されている場合には当該ソ
    フトウェアを利用可能とし,格納されていない場合には
    上記購入処理を行ってのちに利用可能とすることを特徴
    とするソフトウェア利用管理方式。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において, ソフトウェア固有データとしてさらにソフトウェアの売
    り戻し率を含み,また利用状況データとして利用時間を
    管理し, 判定処理手段は,ソフトウェアの販売価格が利用者の利
    用可能金額以内であることにより購入可と判定した当該
    ソフトウェアを利用するごとに上記利用時間を更新し,
    そして当該ソフトウェアの売り戻しを指示されたとき,
    その販売価格と利用時間,及び売り戻し率を用いて売り
    戻し額を決定し,利用可能金額に加算するとともに,ソ
    フトウェア固有データ格納手段から当該ソフトウェアの
    ソフトウェア固有データを抹消することを特徴とするソ
    フトウェア利用管理方式。
JP59046923A 1983-10-05 1984-03-12 ソフトウェア利用管理方式 Expired - Lifetime JPH0628030B2 (ja)

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