JP2001306213A - 情報処理装置および情報処理方法、ならびに情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、ならびに情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001306213A
JP2001306213A JP2000124855A JP2000124855A JP2001306213A JP 2001306213 A JP2001306213 A JP 2001306213A JP 2000124855 A JP2000124855 A JP 2000124855A JP 2000124855 A JP2000124855 A JP 2000124855A JP 2001306213 A JP2001306213 A JP 2001306213A
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Jiyunko Mikata
準子 三方
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テキストファイル等のデータを画面表示や印
刷等のためにフォーマット変換する際、データフォーマ
ットの知識やネットワーク上に分散する変換機能の情報
をユーザが持たなくても、直感的にデータ変換できるユ
ーザインタフェースを提示する。 【解決手段】 データフォーマット変換装置はユーザイ
ンタフェースとして操作画面10を表示する。ユーザが
リスト領域12に表示されたアイコン14a〜14cを
順に操作領域11にドラッグアンドドロップすると、選
択したアイコンとひとつ前に選択されたアイコンとが嵌
合するかどうかを判別して嵌合する(アイコンの嵌合処
理)。アイコンを嵌合した後、アイコンのセット14d
をユーザが実行領域13にドラッグアンドドロップする
と、アイコン14a〜14cの順でアイコンの機能を順
次実行する(アイコンの実行処理)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてディジタ
ルネットワークで接続された家電機器あるいはオフィス
機器等の情報機器においてリソースデータの変換・出力
処理等のためのユーザインタフェースを提供する情報処
理装置および情報処理方法、ならびに情報処理プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】〔従来の技術1〕米国特許公報「USP
5,913,038」(発行日:1999年6月15
日)には、マイクロソフト社のグラフエディタ(System
and method for processing multimedia data streams
using filter graphs)が開示されている。
【0003】このグラフエディタは、データおよびその
変換機能をフィルタと呼ばれるひとつのオブジェクトと
して定義することにより、個々のフィルタを組み合わせ
てデータ変換処理を行なうことが可能なユーザインタフ
ェースを提供する。
【0004】〔従来の技術2〕この点、公開特許公報
「特開平10−143347号公報(公開日:平成10
年(1998)5月29日)」には、ファイルの属性を
1つ以上の凸部または1つ以上の凹部の全体が意味をも
つように表現し、ファイルと出力との組み合わせを凹凸
の完全一致で視覚的に判断できるようにすることによ
り、ユーザの操作性を向上させたデータ転送の表示およ
び操作方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術1のグラフエディタでは、フィルタには単に凸
部が1つ以上あるだけであり、凸部と凹部とがうまく接
続されるかどうかは見ただけではわからなかった。例え
ば、Mpeg(moving picture experts group)2の画
像ストリームファイルを画面表示する場合、Mpeg2
のファイルをデコードするステップと、デコードデータ
の画面表示を行うステップとをユーザがあらかじめ理解
した上で操作する必要があった。
【0006】また、従来の技術2でも、視覚的に操作で
きるのは、ファイルと出力とを1対1の固定の組み合わ
せとすることのみであり、ファイルを複数の出力に繋げ
たり、中間に変換機能を接続することができなかった。
【0007】さらに、従来の技術1・2は両方とも、操
作の対象が自機器のみであり、ネットワークに接続され
た他の機器のリソースや変換機能を操作することができ
なかった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、ファイル等のリソースデ
ータを画面表示や印刷等のためにフォーマット変換する
際、データフォーマットの知識やネットワーク上に分散
する変換機能の情報をユーザが持たなくても、直感的に
入力データを目的の出力データに変換可能なユーザイン
タフェースを提示することができる情報処理装置および
情報処理方法、ならびに情報処理プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、上記の課題を解決するために、ユーザが画面上のア
イコンを用いて操作するグラフィカルなユーザインタフ
ェースを備えた情報処理装置において、上記情報処理装
置が利用可能な機能を、入出力データのフォーマットを
表現したアイコンとして表示するアイコン表示手段と、
ユーザによる上記アイコンの選択に基づいて処理手順を
設定するアイコン操作手段と、上記処理手順に従って上
記アイコンが示す機能を実行するアイコン実行手段とを
備えたことを特徴としている。
【0010】また、本発明の情報処理方法は、上記の課
題を解決するために、ユーザが画面上のアイコンを用い
て操作するグラフィカルなユーザインタフェースを提示
する情報処理装置の情報処理方法において、上記情報処
理装置が利用可能な機能を、入出力データのフォーマッ
トを表現したアイコンとして表示するアイコン表示処理
と、ユーザによる上記アイコンの選択に基づいて処理手
順を設定するアイコン操作処理と、上記処理手順に従っ
て上記アイコンが示す機能を実行するアイコン実行処理
とを含むことを特徴としている。
【0011】上記の構成および方法により、上記情報処
理装置は、該情報処理装置が利用可能な機能をその入出
力データのフォーマットを表現したアイコンとして表示
し、ユーザがアイコンを複数個組み合わせることによっ
て設定した処理手順に従って、データのフォーマット変
換処理を実行する。
【0012】ここで、情報処理装置が利用可能な機能と
は、マイクやカメラ等のデータ入力装置、モニタやプリ
ンタ等のデータ出力装置、データを変換するプログラム
等である。さらに、ハードディスク等の記憶装置もデー
タの入出力装置であり、入出力データであるファイル自
体も情報処理装置が利用可能な機能として扱うことがで
きる。
【0013】また、入出力データのデータフォーマット
とは、例えば同期/非同期の種別や、テキスト/音声/
画像等の種別である。さらに、テキストであればJIS
・HTML等の種別、音声であればMpeg2TS/M
peg2PS等の種別、画像であればMpeg2TS/
Mpeg2PS/ビデオの種別である。
【0014】よって、入出力データのフォーマットを表
現したアイコンを用いることにより、ユーザが各機能の
入出力フォーマットを種別を視覚的に確認しながら処理
手順を設定することができる。
【0015】したがって、上記情報処理装置は、ファイ
ル等のリソースデータを画面表示や印刷等のためにフォ
ーマット変換(例えば、MPEG2→MPEG4等)す
る際、データフォーマットの知識をユーザが持たなくて
も、直感的に入力データを目的の出力データに変換可能
なユーザインタフェースを提示できる。
【0016】以上により、上記情報処理装置によれば、
異なるフォーマットのディジタルデータおよびそれらを
扱うディジタル機器を組み合わせて使用する場合、適合
するデータフォーマットの組み合わせをユーザに視覚的
に理解し易く提示できる。それゆえ、上記情報処理装置
は、今後ますます増えることが予想されるディジタルフ
ォーマットとそれを扱う機器において、特に家庭内でい
ろいろな機器が接続される状況では、非常に大きな効果
が期待できる。
【0017】本発明の情報処理装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記アイコン操作手段は、上記
処理手順を設定する際、上記の各アイコンの入出力デー
タのフォーマットが登録された機能情報テーブルに基づ
いて、ユーザによって選択された前段のアイコンの出力
データのフォーマットと後段のアイコンの入力データの
フォーマットとの一致を判定するものであることを特徴
としている。
【0018】上記の構成により、さらに、上記アイコン
操作手段は、アイコンの入出力データのフォーマットが
一致するか否かを、アイコン自身の形状等によらず、各
アイコンの入出力データのフォーマットが登録された機
能情報テーブルに基づいて判定する。
【0019】よって、ユーザがアイコンの選択して処理
手順を設定する際、アイコン同士が接続できるか否か
を、短時間に容易かつ正確に判定できる。
【0020】本発明の情報処理装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記アイコン表示手段は、入出
力データのフォーマットを凹凸形状で表現して上記アイ
コンを表示するものであり、上記アイコン操作手段は、
ユーザにより選択された上記アイコンを、前段のアイコ
ンの出力データのフォーマットに対応する上記凹凸形状
と後段のアイコンの入力データのフォーマットに対応す
る上記凹凸形状とを嵌合させて、上記処理手順に従って
表示するものであることを特徴としている。
【0021】上記の構成により、さらに、上記アイコン
表示手段は、上記情報処理装置が利用可能な変換機能等
を、その入出力データのフォーマットを凹凸形状で表現
したアイコンで表示する。そして、上記アイコン操作手
段により、ユーザは凹凸形状が合致するようにアイコン
を複数個組み合わせて、所望のデータ変換処理を実現す
る処理手順を設定できる。
【0022】よって、入出力データおよびデータ変換機
能等を、フォーマットの属性情報を凹凸形状に対応させ
て1つのアイコンとして表示できる。それゆえ、入出力
データおよびデータ変換機能等のアイコンの種別が視覚
的に判別可能となる。さらに、嵌合された複数のアイコ
ンを1つのアイコンとして扱うこともできる。
【0023】したがって、アイコンを凹凸形状に従って
配置することで処理手順を設定できるため、複雑な接続
も容易に直観的に把握でき、複雑なファイル間の接続操
作が容易である。
【0024】本発明の情報処理装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記アイコン表示手段は、入出
力データのフォーマットと凹凸形状との対応関係が定義
された決定規則テーブルに従って、上記アイコンの凹凸
形状を決定するものであることを特徴としている。
【0025】上記の構成により、さらに、上記アイコン
表示手段は、アイコンの凹凸形状を決定規則テーブルに
従って決定する。
【0026】よって、アイコンには一定の規則に従った
凹凸形状が付与されることとなり、上記情報処理装置に
新たな機能(入出力装置・プログラム・データ)が追加
されても、整合性を維持してアイコンを付与できる。
【0027】したがって、アイコンとデータフォーマッ
トとの対応関係が直感的に理解可能であるため、今後ま
すます増えることが予想されるディジタルフォーマット
とそれを扱う機器において適合するデータフォーマット
の組み合わせを理解し易く視覚的に表示できる。
【0028】本発明の情報処理装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記アイコン表示手段は、入力
データが入力されるアイコンの前段のアイコンとの嵌合
部位に凹部のみを形成し、かつ、出力データを出力する
アイコンの後段のアイコンとの嵌合部位に凸部のみを形
成するものであることを特徴としている。
【0029】上記の構成により、さらに、上記アイコン
表示手段は、入力データのデータフォーマットを凹形状
で、入力データのデータフォーマットを凸形状で表現す
る。すなわち、上記アイコン表示手段は、入力端部に凹
部のみを有するアイコン、出力端部に凸部のみを有する
アイコン、入力端部に凹部のみを出力端部に凸部のみを
それぞれ有するアイコン、凹凸のないアイコンの4種類
のアイコンに、データや変換機能等をマッピングでき
る。
【0030】そして、アイコンの凹凸形状を嵌合させる
際には、例えば、凹部のみを有するアイコンを終端側の
基点として始端側へ、あるいは凸部のみを有するアイコ
ンを始端側の基点として終端側へ、アイコンを嵌合でき
る。また、凹凸形状のないアイコン同士も嵌合できる。
【0031】よって、アイコンとデータフォーマットと
の対応関係が直感的に理解可能であるため、今後ますま
す増えることが予想されるディジタルフォーマットとそ
れを扱う機器において適合するデータフォーマットの組
み合わせを理解し易く視覚的に表示できる。
【0032】したがって、データの変換・出力処理の組
み合わせをユーザが直感的に操作して処理を行うユーザ
インタフェースの操作性を向上させることができる。
【0033】本発明の情報処理装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記アイコン操作手段は、出力
データのフォーマットが選択可能なアイコンの出力デー
タのフォーマットを入力データのフォーマットに応じて
決定するとともに、入力データのフォーマットが選択可
能なアイコンの入力データのフォーマットを出力データ
のフォーマットに応じて決定するものであり、かつ、上
記アイコン表示手段は、上記アイコン操作手段において
決定された上記入出力データのフォーマットに対応した
凹凸形状で上記アイコンを表示するものであることを特
徴としている。
【0034】上記の構成により、さらに、上記アイコン
操作手段は、ユーザがアイコンを選択するごとに、選択
されたアイコンの入力/出力データのフォーマットを、
そのアイコンが持つ入力/出力データのフォーマットの
複数の候補から、選択されたアイコンが嵌合するアイコ
ンの出力/入力データのフォーマットに対応させて選択
する。
【0035】これにより、例えば、Mpeg2TSの場
合、Mpeg2TS/Mpeg2PSを選択できるMp
eg2のアイコンを表示しておき、ユーザが選択した時
点で、嵌合するアイコンのデータフォーマットに合わせ
て、Mpeg2TSに確定してアイコンの形状を変化さ
せることができる。
【0036】よって、データフォーマットの知識をユー
ザが持たなくても、直感的に入力データを目的の出力デ
ータに変換可能なユーザインタフェースを提示すること
ができる。
【0037】本発明の情報処理装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、ネットワークに接続され、上記
アイコン表示手段が、自機器内の機能を示すアイコンと
ともに、上記ネットワークに接続された他の機器内の機
能を示すアイコンを表示するものであり、上記アイコン
実行手段が上記処理手順に従って上記アイコンが示す機
能を実行する際、該アイコンが示す機能が自機器内にな
い場合、該アイコンを上記の他の機器において実行する
ように上記ネットワークを介して通信を行う通信制御手
段をさらに備えたことを特徴としている。
【0038】上記の構成により、さらに、ユーザにより
選択されたアイコンの機能が自機器にない場合、その機
能を有する他の機器にデータを送信し、フォーマット変
換後にデータを返信してもらうことができる。
【0039】よって、ファイル等のリソースデータを画
面表示や印刷等のためにフォーマット変換する際、ネッ
トワーク上に分散する変換機能が利用可能となる。それ
ゆえ、ネットワーク上に分散する変換機能の情報をユー
ザが持たなくても、直感的に入力データを目的の出力デ
ータに変換できるユーザインタフェースを提示すること
が可能となる。
【0040】したがって、データ変換処理の個々の機能
をアイコンで表現したユーザインタフェースとネットワ
ークシステムとを組み合わせることにより、情報家電の
トータルコントロールに適した操作環境を実現できる。
【0041】本発明の情報処理プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の課題を解
決するために、上記の各手段をコンピュータに実現させ
て、上記情報処理装置を動作させる情報処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0042】上記の構成により、上記記録媒体から読み
出された情報処理プログラムによって、上記情報処理装
置のユーザインタフェースを提示することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の一実施
の形態について図1から図13に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
【0044】本実施の形態に係るデータフォーマット変
換装置(情報処理装置)は、ディジタルネットワークで
接続された情報機器において、ファイル等のリソースデ
ータを画面表示や印刷等のためにフォーマット変換する
際、データフォーマットの知識やネットワーク上に分散
する変換機能の情報をユーザが持たなくても、直感的に
入力データを目的の出力データに変換可能なユーザイン
タフェースを提供するものである。
【0045】また、本実施の形態に係るデータフォーマ
ット変換装置は、コンピュータだけでなくテレビやビデ
オ等の一般的な家電機器にも応用可能であり、家電機器
の機能をアイコンに対応させて操作することができる。
例えば、ビデオの操作画面にビデオが有するデコーダ機
能等のアイコンのリストを表示、操作することでビデオ
のソースデータを再生することができる。
【0046】図2に示すように、本実施の形態に係るデ
ータフォーマット変換装置(情報処理装置)1は、ユー
ザインタフェース提示部2、記憶装置3、ユーザインタ
フェースを提示する表示装置であるモニタ4、ユーザイ
ンタフェースを操作するためのポインティングデバイス
であるマウス5、データ入力装置(機能)6、データ出
力装置(機能)7を備えて構成されている。
【0047】上記ユーザインタフェース提示部2は、メ
モリに格納された所定のプログラムをCPUが実行する
ことにより、ユーザインタフェースをモニタ4に提示す
る。上記プログラムによって、ユーザインタフェース提
示部2には、アイコン表示部(アイコン表示手段)2
A、アイコン操作部(アイコン操作手段)2B、アイコ
ン実行部(アイコン実行手段)2C、制御部(通信制御
手段)2Eが実現される。
【0048】上記制御部2Eは、アイコン表示部2A、
アイコン操作部2B、アイコン実行部2Cの動作を制御
する。また、制御部2Eは、ネットワークインタフェー
ス2Fを含み、これを介してネットワークNとの通信が
可能である。また、上記アイコン実行部2Cは、処理の
過程において作成する中間ファイルを一時的に記憶する
共有メモリ2Dが利用できる。なお、アイコン表示部2
A、アイコン操作部2B、アイコン実行部2Cについて
は、後に詳述する。
【0049】上記記憶装置3は、決定規則テーブル3
A、機能情報テーブル3B、複合アイコンテーブル3
C、データ3D、データ変換プログラム(機能)3Eを
格納している。なお、後述するように、上記決定規則テ
ーブル3Aには、入出力データのフォーマットとアイコ
ンの凹凸形状との対応関係が登録されている。上記機能
情報テーブル3Bには、アイコンの入出力のデータのフ
ォーマットが登録されている。上記複合アイコンテーブ
ル3Cには、複数のアイコンを1つのアイコンに置換す
るための対応関係が登録されている。
【0050】また、上記データ変換プログラム3Eに
は、データフォーマット変換装置1においてフォーマッ
ト変換を実際に行うプログラム等が格納されている。そ
して、フォーマット変換の対象は、上記データ3D、デ
ータ入力装置6、ネットワークNから取得できる。フォ
ーマット変換後は、出力データをデータ出力装置7であ
るプリンタやモニタに出力したり、データ3Dとして格
納できる。
【0051】図1を参照しながら、上記データフォーマ
ット変換装置1のユーザインタフェースである操作画面
(画面)10について説明する。
【0052】上記データフォーマット変換装置1は、モ
ニタ4に操作画面10を表示する。上記操作画面10
は、データフォーマット変換装置1が利用できるデータ
と、プログラムおよび装置等のデータ変換機能とをアイ
コンに表示して、これを操作することでデータフォーマ
ット変換処理の処理手順を編集し、決定された処理手順
でデータフォーマット変換処理を実行するためのユーザ
インタフェースである。この操作画面10は、マウス5
等により操作される。
【0053】上記操作画面10は、アイコンのリストを
表示するスペースであるリスト領域12、アイコンの嵌
合する際に使われる操作領域11、嵌合したアイコンを
実行する実行領域13から構成される。そして、操作画
面10には、アイコン表示部2Aにより入出力のデータ
フォーマットに応じて決定された形状のアイコンが表示
される。
【0054】上記操作領域11は、アイコン操作部2B
が管理する。具体的には、操作領域11は、ユーザがリ
スト領域12に表示されたアイコン14a〜14c等の
アイコンを操作領域11にドラッグアンドドロップして
逐次選択すると、順次選択したアイコンとひとつ前に選
択された前段のアイコンとが嵌合するかどうかを判別し
て嵌合する(アイコンの嵌合処理)。なお、実施の形態
1では、アイコンの嵌合処理を自機器内のみで行う場合
について説明する。
【0055】上記実行領域13は、アイコン実行部2C
が管理する。具体的には、実行領域13は、ユーザが操
作領域11で嵌合したアイコンのセット14dを実行領
域13にドラッグアンドドロップすると、アイコンが示
すデータ変換機能を実行して、始端のアイコン14aの
入力データを、終端のアイコン14cまで順次アイコン
の入出力属性に従ってデータの入出力を繰り返し、終端
のアイコン14cにデータを渡す。
【0056】図3に、アイコンの凹凸形状の代表例を示
す。アイコン20はアイコンの基本の形である。アイコ
ン20の外形より外部に突出している部分をアイコンの
凸部21、アイコン20の外形より内部に陥没している
部分をアイコンの凹部22である。
【0057】凸部21および凹部22は、図形23のよ
うに線対称な図形の片側の形状を組み合わせた形状を有
し、隣同士のアイコンの入力および出力の属性が完全一
致する場合には、アイコンの接合部分も完全に一致す
る。
【0058】図4に、アイコンの嵌合するパターンの代
表例を示す。アイコンが嵌合するパターンには、凹凸部
が完全一致する場合(パターンA)、凹凸部の少なくと
も1つが完全に一致する場合(パターンB)、凹凸部の
一部が一致する場合(パターンC)、凹凸部のないアイ
コン同士が接続する場合(パターンD)の4通りがあ
る。なお、図3のパターンB,Cの斜線部は凹凸部の不
一致による隙間を示している。
【0059】パターンCのアイコンの凹凸部の一部が一
致する場合では、アイコンを接続した時に対応するアイ
コンの凹凸部分が重なっていないことが条件である。そ
して、凹凸部の一部が一致することは、入出力の属性の
一部が一致することを意味する。例えば、Mpeg2の
ストリームの属性であるPS(program stream),TS
(transport stream)を出力属性としてもつ出力に対し
て、入力がMpeg2のTSしか入力属性をもたないア
イコンを接続すると、入出力の属性がTSの属性のみ部
分一致して、対応する凹凸形状が部分一致する。
【0060】図5に、アイコンを嵌合する2種類の手順
を示す。
【0061】図5(a)は、入力のないアイコン31を
始端として、アイコン31,32,33の順にアイコン
を選択し、出力のない終端のアイコン33まで接続して
いくパターンである。このパターンでは、まず、始端で
あるアイコン31の出力情報を基点として、この出力情
報(凸部形状)に対して接続可能な入力情報(凹部形
状)を持つアイコン32を接続する。これ以降は同様に
して、嵌合したアイコンの凸部と接続可能な凹部を持つ
アイコンを順に選択して嵌合し、終端であるアイコン3
3まで接続していく。
【0062】逆に、図5(b)は、出力のないアイコン
33を終端として、アイコン33,32,31の順にア
イコンを選択し、入力のない始端のアイコン31まで接
続していくパターンである。このパターンでは、まず、
終端であるアイコン33の入力情報を基点として、この
入力情報(凹部形状)に対して接続可能な出力情報(凸
部形状)を持つアイコン32を接続する。これ以降は同
様にして、嵌合したアイコンの凹部と接続可能な凸部を
持つアイコンを順に選択して嵌合し、始端であるアイコ
ン31まで接続していく。
【0063】なお、始端のアイコン31と終端のアイコ
ン33の間に配置されるアイコン32は、データ変換に
必要なステップ数だけ必要に応じて接続できるため、0
個以上配置されることになる。また、アイコンは1入力
1出力の形状に限定されない。例えば、複数のファイル
を1つに合成するアイコンや、1つのファイルを複数に
分割するアイコンも可能である。
【0064】ここで、上記データフォーマット変換装置
1は、嵌合した複数のアイコンを1つのアイコンで表示
するために、複合アイコンテーブル3C(図2)を備え
ている。
【0065】例えば、図1では、操作領域11のアイコ
ン14dは、テキストデータのアイコン14aとポスト
スクリプト(登録商標)変換のアイコン14bとプリン
タのアイコン14cとが嵌合されている。上記データフ
ォーマット変換装置1は、この3つのアイコン14a〜
14cが選択された時点で、この組み合わせを図6に示
す複合アイコンテーブル3Cを検索して、対応する複合
アイコン14eを取得し、操作領域11にアイコン14
dとともに表示する。このとき、複合アイコン14eを
アイコン14dの代わりに表示してもよい。なお、複合
アイコン14eはプリンタの画像と「印刷」の文字から
なっている。
【0066】このように、上記データフォーマット変換
装置1は、3つのアイコン14a〜14cが嵌合された
アイコン14dが全体としてどのような処理をするのか
を、複合アイコン14eによってユーザに判りやすく表
示できる。すなわち、上記データフォーマット変換装置
1は、嵌合した複数のアイコンを1つの画像に写像し
て、データフォーマット変換の処理をユーザにわかりや
すく提示できる。
【0067】図7および図8に、アイコンの処理のフロ
ーチャートを示す。以下では、始端から終端へ接続する
パターン(図5(a))について説明する。
【0068】操作画面10(図1)におけるアイコンの
処理は、アイコンの嵌合処理(図7)と、嵌合されたア
イコンの実行処理(図8)の2つに区分される。
【0069】図7に示すように、アイコンの嵌合処理で
は、まず、ユーザがリスト領域12(図1)で始端のア
イコン(始端アイコン)を選択する(S11)。
【0070】これ以降、ユーザがリスト領域12でアイ
コンを選択するたびに(S12)、アイコンの入力情報
の凹部形状とひとつ前に選択されたアイコンの出力情報
の凸部形状とを比較し(S14)、アイコンの凹凸部の
形状が一致すれば、操作領域11(図1)にアイコン同
士を嵌合した状態で表示する(S15)。この処理は、
ユーザが終端のアイコン(終端アイコン)を選択するま
で繰り返す。すなわち、ステップS13において、ユー
ザの選択したアイコンが終端アイコンであると判定され
ると(YES)、アイコンの嵌合処理を終了して、アイ
コンの実行処理に移行する(S20)。
【0071】つづいて、図8に示すように、アイコンの
実行処理では、まず、ユーザが嵌合したアイコンのセッ
ト(アイコン14d)を操作領域11から実行領域13
ヘドラッグアンドドロップすると(S21)、始端のア
イコン14aのデータを出力データとして共有メモリ2
D(図2)に書き込む(S22)。
【0072】始端アイコン以降のアイコンは、カウンタ
Iをカウントアップしながら(S23,S26)、順に
ひとつ前のアイコンを実行した出力データを共有メモリ
2Dから入力データとして読み込み、アイコンを実行し
た結果を出力データとして共有メモリ2Dに書き込む
(S25)。この処理は、終端アイコンまでアイコンの
入出力の属性に従って出力処理を繰り返し実行する(S
24,S27)。
【0073】以上ではアイコンを始端から終端へ接続す
るパターン(図5(a))について説明したが、アイコ
ンの嵌合処理は、アイコンを終端から始端へ接続するパ
ターン(図5(b))でも同様に処理できる。
【0074】データのフォーマット変換処理では、終端
の処理だけが決まっていて、適宜入力データを決定した
い場合がある。このような場合、ユーザは終端のアイコ
ンから選択を行う。そこで、上記データフォーマット変
換装置1では、アイコンの嵌合処理において、終端を基
点として、選択されたアイコンの出力とひとつ前に選択
されたアイコンの入力の凹凸形状を比較する。例えば、
画面に何か表示したい場合、ユーザは操作画面10のリ
スト領域12で、まず終端のアイコンとして画面表示の
アイコンを選択し、その入力としてMpeg2デコーダ
のアイコンを選択し、その入力としてMpeg2データ
である画像ファイルのアイコンを選択することができ
る。
【0075】なお、アイコンの実行処理は始端から順に
処理するため、嵌合処理が完了したアイコンは選択され
た順序によらず、図8に示したフローチャートに従って
処理される。
【0076】図9および図10を参照しながら、アイコ
ンの機能情報テーブル3Bについて説明する。
【0077】アイコンの機能情報テーブル3Bは、アイ
コンの嵌合処理において、アイコン操作部2Bがアイコ
ンが嵌合するかどうかを判断するために用いられる(S
14)。アイコンが嵌合するかどうかは、操作画面10
の表示ではアイコンの凹凸形状によってユーザに提示さ
れるが、内部的には後述するアイコンの機能属性区分に
よって決定される。
【0078】図9に示すように、各アイコンは、名称・
機能・機能属性区分・凸部形状・凹部形状のカテゴリに
ついて、それぞれ属性値が設定されている。すなわち、
アイコンの機能情報テーブル3Bには、アイコンの入出
力部分の凹凸形状が、アイコンの機能および機能属性区
分に対応付けて記載されている。
【0079】なお、アイコン31(図5)のような始端
のアイコンは、テキストデータや画像データ等の入力デ
ータを表し、入力情報がないため入力端部に凹部をもた
ず、出力端部に機能属性区分に対応した凹部のみが形成
されている。そして、テキストデータや画像データ等の
ファイルやマイクやカメラ等の入力装置(データ入力装
置6)に関連付けられている。
【0080】また、アイコン32(図5)のような始端
と終端とに挟まれる中間のアイコンは、入力されたデー
タのフォーマットを変換するプログラム等を表し、機能
属性区分に対応して、出力端部に凹部が、入力端部に凸
部がそれぞれ形成されている。そして、Mpeg2デコ
ーダ等のデータフォーマット変換プログラム(データ変
換プログラム3E)に関連付けられている。
【0081】また、アイコン33(図5)のような終端
のアイコンは、変換後の出力データを出力する出力装置
を表し、機能属性区分に対応して、入力端部に機能属性
区分に対応した凸部が形成されている。そして、モニタ
やプリンタ等の出力装置(データ出力装置7)に関連付
けられている。
【0082】そして、複合アイコンテーブル3C(図
6)に示したように、嵌合した複数のアイコンを1つの
アイコンに定義することもできる。よって、同じデータ
フォーマット変換の処理であっても、アイコンによる表
現は目的に応じて柔軟に設定できる。
【0083】ここで、図10(a)に示すように、アイ
コンの機能のカテゴリは、入力/出力/制御の3つの属
性値を持つ。また、アイコンの機能属性区分のカテゴリ
は、3つの区分を含み、同期/非同期処理の指定(区分
1)、テキスト/音声/画像等のデータの種類(区分
2)、データのフォーマット(区分3)の情報が設定さ
れる。なお、機能のカテゴリが制御の場合、機能属性区
分として制御コード(リモコンコード,AV/C(audi
o video/command ),HAVi(home audio/video int
eroperability )等)の情報が設定される。
【0084】そして、図9および図10(b)に示すよ
うに、機能のカテゴリが出力であるアイコンは、出力情
報の各機能属性区分に応じて凸部形状が設定されてい
る。同様に、機能のカテゴリが入力であるアイコンは、
入力情報の各機能属性区分に応じて凹部形状が設定され
ている。これに対して、機能のカテゴリが制御であるア
イコンは、凹凸形状を持たないため、アイコンの形状は
設定されない。そこで、ユーザに提示するリスト領域1
2のアイコンリストには、凸部を有する出力用アイコン
および凹部を有する入力用アイコンと、凹凸形状を有さ
ない制御用アイコンとは、別々に表示してもよい。
【0085】ここで、アイコンの凹凸形状をアイコンの
機能および機能属性区分に対応して、規則的に決定する
方法について説明する。なお、このアイコン形状の決定
は、あらかじめアイコン表示部2A(図2)において行
われる。図9に示したアイコンの機能情報テーブル3B
は、機能および機能属性区分に対応して規則的に決定さ
れたアイコンの凹凸形状を示す具体例である。
【0086】機能情報テーブル3Bの例では、機能属性
区分1の非同期を形状61a、同期を形状61bに、機
能属性区分2のテキストを形状62a、画像を形状62
bに、機能属性区分3のJISを形状63a、ポストス
クリプトを形状63b、ビデオを形状63c、Mpeg
2PSを形状63dにそれぞれ割り当てて、各アイコン
の凹凸形状を決定している。
【0087】図10(b)に示したように、例えば、機
能属性区分の数が3つのアイコンの形状を決定する場
合、機能属性区分1〜3の各属性値に対応する形状を、
各機能属性区分1〜3に割り当てられた位置に配置す
る。なお、図10(b)では、同期に対応する形状61
bと、画像に対応する形状62bと、ビデオに対応する
形状63cとを凹凸部を揃えて合体させることによっ
て、Mpeg2デコーダのアイコンの出力端部および画
面表示のアイコンを作成している。
【0088】このように、アイコンの凹凸形状に、アイ
コンの機能および機能属性区分に対応した規則性をもた
せることで、ユーザの操作性および処理の汎用性を向上
させることができる。すなわち、ユーザは直感的にアイ
コンがどのような入出力情報を持っているかを理解でき
る。
【0089】さらに、アイコンを決定するために使用す
る、機能属性区分の数・種類や機能属性区分に対応した
凹凸形状等をまとめたアイコンの決定規則テーブル(決
定規則情報)3Aを、更新可能なファイルとしてデータ
フォーマット変換装置1のハードディスク等の記憶装置
3に保存しておき、新たなアイコンの凹凸形状を決定す
る際に使用することによって、汎用的にいろいろな種類
の機能属性区分に対応できる。
【0090】図11を参照しながら、アイコン嵌合時の
アイコン形状変化について説明する。
【0091】アイコンの嵌合処理において、アイコンの
組み合わせによるアイコンの凹凸形状、アイコンの大き
さ、アイコンの向きは柔軟に変化する。これは、上記ア
イコン表示部2Aが備えるアイコンの表示変形機能によ
るものである。
【0092】例えば、Mpeg2のデコーダ機能をもつ
アイコン36の出力は、Mpeg2TSおよびMpeg
2PSの2種類のフォーマットが可能である。ここで、
図11のパターンAに示すように、アイコン36に入力
するアイコン35がMpeg2PSデータである場合、
凸部36aの形状は変化しない。これに対して、アイコ
ン36に入力するアイコン35がMpeg2TSデータ
である場合、アイコン36は凸部36aの形状が凸部3
6′aのようにMpeg2TSに対応する形状に変化し
てアイコン36′となる。
【0093】また、アイコンの形状は、機能属性区分の
情報によって変化するだけでなく、例えば、アイコン嵌
合時にアイコンが嵌合することをユーザにわかりやすく
明示するために、凹凸以外の形状も変化させることがで
きる。ここで、図11のパターンBに示すように、アイ
コン37とアイコン38とを嵌合する場合、アイコン3
7・38の凹凸部分は嵌合するが、そのままアイコン3
7・38を嵌合するとアイコン同士が重なり、見た目に
わかりずらい。そこで、アイコン37の辺37aを長く
することにより、アイコン37・38の嵌合を分かりや
すく表示できる。同様に、図11のパターンCに示すよ
うに、アイコン40の凹部40aの位置をアイコン39
の凸部と嵌合するようにずらすこともできる。なお、凹
凸部分さえ嵌合すればアイコン同士は嵌合する。アイコ
ンの表示変形機能は、嵌合したアイコンの表示が重なら
ないようにするものである。
【0094】つづいて、図12および図13を参照しな
がら、入力および出力に凹凸のないアイコンを始端また
は終端として選択する場合について説明する。
【0095】図9を用いて説明したように、入出力を伴
わ制御処理は入出力に凹凸のないアイコン(制御用アイ
コン)で表される。例えば、プリンタの電源を入れて、
テキストをポストスクリプト形式に変換し、印刷を終了
した後にプリンタの電源を落とすという処理は、図12
に示すようなアイコンの組み合わせになる。
【0096】制御用アイコンの嵌合処理は、アイコンの
凹凸形状の有無によって決定される。例えば、制御用ア
イコン14fを始端とする場合、制御用アイコン14f
には、入力を持たないアイコン14aすなわち凹部のな
いアイコン14aが接続可能である。また、制御用アイ
コン14gを終端とする場合、制御用アイコン14g
は、出力をもたないアイコン14cすなわち凸部のない
アイコン14cに接続可能である。なお、制御用アイコ
ンは、始端あるいは終端のみにひとつだけ接続できるの
ではなく、複数連続して接続することも可能である。
【0097】図13は、制御用アイコンが接続されてい
る場合のアイコンの実行処理を示すフローチャートであ
る。制御用アイコンの実行処理は、凹凸のある入出力の
アイコンの実行処理と異なり、データの入出力を伴わな
いため、共有メモリ2D(図2)へのデータの書き込
み、読み出し(S22,S25)を行う必要がない。す
なわち、凹凸のない制御用のアイコンの実行処理では、
アイコンの機能情報の制御のみを実行する。
【0098】具体的には、上記データフォーマット変換
装置1は、嵌合されたアイコンを実行する際、まず、凸
部が有るかを判定し(S31)、凸部がなければ(N
O)、制御用アイコンの制御を実行し(S32)、右隣
のアイコンへ移行する(S33)処理を繰り返して、始
端側にある制御用アイコンを実行する。そして、処理が
凸部を有するアイコンに進めば(S31でYES)、凸
部がないアイコンまで(S24′)、図8に示したフロ
ーチャートと同様に凹凸のある入出力のアイコンを実行
する(S22〜S27′)。最後に、処理すべきアイコ
ンがなくなるまで(S34)、アイコンの実行(S3
5)を繰り返して、終端側にある制御用アイコンを実行
する。
【0099】これにより、入出力を伴わない制御処理を
含めて、データフォーマット変換処理の手順を設定し、
まとめて実行することができる。
【0100】また、本実施の形態に係るデータフォーマ
ット変換装置1は、アイコン同士の嵌合の可否を、アイ
コンの色によって表現するように構成することもでき
る。この場合、入出力の属性に基づく凹凸形状および色
によってアイコンを表示してもよいし、凹凸形状が入出
力の属性によらずすべて同一であり、入出力の属性を色
のみで表現したアイコンを表示してもよい。
【0101】例えば、Mpeg2TSファイルのアイコ
ンが赤、Mpeg2PSファイルのアイコンが青、Mp
eg2デコーダのアイコンが赤で表示されているとす
る。この場合、色が同じであるMpeg2TSファイル
のアイコンとMpeg2デコーダのアイコンとは接続可
能であり、色が異なるMpeg2PSファイルのアイコ
ンとMpeg2デコーダのアイコンとは接続不可能であ
ることが表現されている。
【0102】これにより、ユーザはアイコンが接続可能
かどうかを色によって判断することもできるため、上記
データフォーマット変換装置1はより理解しやすいユー
ザインタフェースを提供できる。
【0103】以上により、本実施の形態に係るデータフ
ォーマット変換装置1は、入力データを目的に応じて変
換して出力データを得るための操作を視覚的に行うこと
が可能なユーザインタフェースを備えたデータ変換シス
テムとなる。すなわち、上記データフォーマット変換装
置1は、情報機器においてリソースデータの変換・出力
処理等のユーザインタフェースを改良し、特に変換・出
力処理の組み合わせをユーザが直感的に操作して処理を
行う場合の操作性を向上させたものである。
【0104】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図14から図16に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形
態1において示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実
施の形態1において定義した用語については、特に断ら
ない限り本実施の形態においてもその定義に則って用い
るものとする。
【0105】本実施の形態では、データフォーマット変
換装置1がネットワークに接続されている場合について
説明する。
【0106】図14は、各機器に含まれるアイコンの機
能情報を格納したサーバ機器Pと、ユーザが直接操作し
ているデータフォーマット変換装置1である操作機器X
と、有する機能がアイコン化されたデータフォーマット
変換装置である機器Y・Z・Iとが接続されたネットワ
ークシステムである。サーバ機器Pおよび機器Y・Z
は、操作機器XとIEEE1394であるネットワーク
NLによって接続されている。機器Iは、ゲートウェイ
GとインターネットNIとを介してネットワークNLに
接続されている。
【0107】そして、本実施の形態に係るデータフォー
マット変換装置1は、自機器(操作機器X)の操作画面
10のリスト領域12(図1)に、ネットワークを介し
て接続されている他の機器Y・Z・Iが有する機能もア
イコンとして表示する。ここで、操作機器Xに表示され
る機器Y・Z・Iのアイコンは、そのアイコンが関連付
けられている機能を実際に提供するデータ、プログラ
ム、装置等の実体がそれぞれの機器において利用可能で
あることを表示するとともに、操作機器Xから利用する
ための要求を送信するスイッチになっている。また、自
機器Xおよび他の機器Y・Z・Iのアイコンは、リスト
領域12に図14のようにネットワークシステムの構造
とともに表示してもよい。
【0108】これにより、データフォーマット変換装置
1のユーザは、アイコンを用いて、自機器に存在しない
機能をあたかも自機器の有するアイコンの機能であるか
のように仮想的に使用することができる。
【0109】ここで、機器Y・Z・Iは、それぞれ有す
る機能を、操作機器Xと同じ方法すなわち同一のアイコ
ンの決定規則情報(図10)に従ってアイコン化して、
サーバ機器Pのアイコンリスト(図14)に登録する。
すなわち、機器Y・Z・Iは、図10(b)に示したよ
うに、例えば、機能属性区分の数が3つのアイコンの形
状を決定する場合、機能属性区分1〜3の各属性値に対
応する形状を、各機能属性区分1〜3に割り当てられた
位置に配置することによって、それぞれ有する機能をア
イコン化し、サーバ機器Pのアイコンリストに登録す
る。
【0110】このサーバ機器Pのアイコンリストには、
アイコンの機能を提供する機器に他の機器からアクセス
するためのネットワークアドレスが、アイコンに関連付
けて格納される。なお、アイコンの決定規則情報は、各
機器に記録しておいてもよいし、サーバ機器Pに記録し
ておき機能をアイコン化する際にそれぞれの機器が読み
込んでもよい。
【0111】具体的なアイコンの処理動作は、例えば、
操作機器XでアイコンBを選択した場合、まず、操作機
器XはアイコンBが自機器内にあるかどうかを調べる。
そして、アイコンBが自機器内にあれば、アイコンBを
自機器内で実行してデータフォーマット変換を行う。こ
れに対して、アイコンBが自機器内になければ、サーバ
機器PからアイコンBを有している機器Yの情報を取得
する。そして、変換する入力データを自機器から機器Y
へ送信し、機器YにおいてアイコンBの機能を実行して
その出力データを返信するように依頼する。最後に、機
器Yから自機器へ送信されたデータを取得して処理を終
了する。
【0112】さらに、図15のフローチャートを参照し
て、ネットワークに接続された上記データフォーマット
変換装置1のアイコンの実行処理の動作を詳細に説明す
る。なお、以下の処理は、前記のステップS25(図
8,図13)において行われる。
【0113】ネットワークに接続された上記データフォ
ーマット変換装置1は、まず、イベント待ち(S41)
を行い、イベントが発生すれば(YES)、そのイベン
トがユーザの操作指示によるものか(S42)、サーバ
機器Pヘの問い合わせなのか(S45)、他の機器Y,
Z,Iからのデータ変換の依頼あるいは変換したデータ
の回答であるか(S48)の判別を行う。
【0114】つぎに、イベントがユーザの指示である場
合(S42でYES)、自機器Xにユーザが指示したア
イコンがあるかどうかを判別する(S43)。ここで、
自機器X内にアイコンがあれば(YES)、自機器Xで
データを変換し(S46)、嵌合されたアイコン(図
1)に出力を渡し(S47)、イベント待ちに戻る(S
41)。これに対して、自機器X内にアイコンがなけれ
ば(NO)、サーバ機器Pにアイコンがどの機器にある
のかを問い合わせる(S44)。
【0115】ステップS41でのイベントがサーバ機器
Pからの指示である場合(S45でYES)、受信した
のはステップS44でサーバ機器Pへ問い合わせていた
アイコン情報であるため、これを解釈し特定された機器
(図14では機器Y,Z,Iの何れか)にデータ変換の
依頼を行う(S51)。
【0116】ステップS41でのイベントがユーザの指
示でもサーバ機器からの指示でもない場合(S45でN
O)、他の機器からのデータ変換の依頼か、他の機器へ
依頼したデータ変換の回答か、サーバ機器Pへのアイコ
ン情報の問い合わせかをさらに判別する(S48)。
【0117】ステップS41でのイベントが他の機器か
らのデータ変換の依頼である場合、依頼されたデータ変
換を行い(S49)、得られた出力データを依頼してき
た操作機器へ送信する(S50)。
【0118】ステップS41でのイベントがステップS
51で他の機器へ依頼したデータ変換の回答である場
合、受信した変換データを次に嵌合されているアイコン
の入力データとする(S47)。
【0119】ステップS41でのイベントがサーバ機器
Pに対するアイコン情報の問い合わせである場合、サー
バ機器Pはサーバ機器Pがもつアイコン情報を問い合わ
せた操作機器に送信する(S52)。
【0120】このように、本実施の形態に係るデータフ
ォーマット変換装置1は、ネットワークに接続されてい
る他機器が有する機能を、自機器の機能として仮想的に
実行をすることができる。
【0121】さらに、上記データフォーマット変換装置
1は、他の機器からの要求によって、自機器が有する機
能によりデータフォーマット変換を実行し、結果を返信
する機能を備えていてもよい。すなわち、ネットワーク
システムに異なる変換機能を有する複数の操作機器を設
け、互いにデータフォーマット変換を依頼・回答するよ
うに構成できる。これにより、データフォーマット変換
の分散処理が可能となる。ゆえに、自機器にすべての機
能を備える必要がないため、個々の操作機器を簡易な装
置で実現できるとともに、複雑かつ多様な変換処理が可
能となる。
【0122】ここで、上記データフォーマット変換装置
1を含むネットワークシステムは、プロトコルの異なる
複数のネットワークから構成されていてもよい。
【0123】例えば、図14に示したように、操作機器
Xが接続されているIEEE1394によるネットワー
クNLは、ゲートウェイGを介して、インターネットN
Iに接続されている。このゲートウェイGは、異なるネ
ットワークの通信方式を繋ぐために、ネットワーク層に
おけるプロトコル変換機能およびアプリケーション層に
おける機器間の処理制御解釈機能を備えている。
【0124】そして、操作機器Xから機器Iのアイコン
Dを使用する場合、図15に示したフローチャートに従
って、アイコンの実行処理が行われる。このとき、操作
機器Xと機器Iとの間でやりとりされるデータ変換の依
頼や回答あるいはデータの送受信等のための通信は、ゲ
ートウェイGによって通信プロトコルが相互に変換され
る。
【0125】このように、上記データフォーマット変換
装置1は、異なる通信方式によるネットワークに接続さ
れている他の機器の機能を利用して、入力データを目的
の出力データにフォーマット変換することができる。
【0126】さらに、本実施の形態に係るデータフォー
マット変換装置1は、ネットワークに接続されている他
の機器を利用して、同期データを変換する機能を有す
る。
【0127】この同期データの変換機能は、同期データ
の変換をネットワークに接続された他の機器が有する機
能を利用して行うものである。なお、同期データとは、
動画像データ等の同期制御が必要なストリームデータの
ことを指す。
【0128】ここで、上記データフォーマット変換装置
1では、入力データが静止画像ファイル等の非同期デー
タの場合、アイコンの機能をひとつひとつ実行して、ア
イコンごとに入力に対して出力を決定していけばよい
(図8)。これに対して、動画像ファイル等の同期デー
タの場合、嵌合されたすべてのアイコンの機能を実行
し、同期的にデータを出力する必要がある。このため、
データ変換をネットワークに接続された他機器の機能を
用いて行う場合には、変換するデータ(被変換データ)
の送信と変換されたデータ(変換データ)の受信とを同
時に同期的に行う必要がある。
【0129】そこで、本実施の形態に係るデータフォー
マット変換装置1は、同期通信で一般に用いられるチャ
ネルの概念を用いて、送信と受信とで各々別のチャネル
を使用して同期データを同時に転送する。
【0130】例えば、図16に示すように、操作機器X
においてユーザにより機器YのアイコンAが選択された
場合、操作機器Xから機器Yへ通信路Nのチャネルch
1で被変換データを送信し、機器Yにおいてデータ変換
後、機器Yから操作機器Xに通信路Nのチャネルch2
で変換データを送信する。
【0131】このように、上記データフォーマット変換
装置1は、送信と受信とで各々別のチャネルを用いて同
期データを同時に転送することによって、ネットワーク
に接続された他の機器が有する機能を利用して同期デー
タの変換を行うことができる。
【0132】なお、上記の各実施の形態は本発明の範囲
を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更
が可能であり、例えば、以下のように構成することがで
きる。
【0133】本発明に係る情報処理装置は、入力デー
タ、データの変換機能、出力データをデータの入出力を
表す凹凸形状(例えば、凹部が入力、凸部が出力を表
す)を持ったアイコンで表示し、ユーザがそのアイコン
の凹凸形状が合致するようにアイコンを複数個組み合わ
せ、そのアイコンの組み合わせによってユーザの所望の
処理を実行する手段と、入出力データのフォーマット、
データ変換機能などの属性情報を凹凸形状に対応させて
複数の属性をもつデータ、データ変換機能などを1つの
アイコンとして表示することで、できるだけ少ない数の
アイコンを用いてユーザの所望の処理を実行する手段
と、アイコンの入出力データのフォーマット、データ変
換機能などの属性情報を凹凸形状に規則的に反映したア
イコンを用いて、アイコンの種別を視覚的に判別可能と
する手段とを備えていてもよい。
【0134】具体的には、上記情報処理装置は、凹凸形
状を持つ各アイコンに、データ、変換機能等を対応させ
る手段(アイコン表示部2A)と、ユーザがアイコンを
選択する手段と、選択された複数のアイコンを嵌合する
手段(アイコン操作部2B)と、嵌合されたアイコンが
有する機能を実行する手段(アイコン実行部2C)とを
備えていてもよい。
【0135】また、本発明に係る情報処理方法は、コン
ピュータで扱うデータ(オブジェクト)もしくは機能
(フィルタ)をアイコンで表示し、ユーザが指示装置に
より画面上のアイコンを指示することによってコンピュ
ータの操作を行うコンピュータ操作方法であって、各ア
イコンに少なくとも1つの概略凹凸形状に代表されるサ
ブアイコンを付加表示するステップと、前記指示装置に
より、各アイコンのうち対応する少なくとも1つの概略
凹凸形状に代表される形状を嵌合(合致)させるステッ
プと、前記嵌合されたアイコン間において、各アイコン
のもつデータ属性または変換機能に基づき、データの転
送またはデータ変換のいずれか、もしくは方を行うステ
ップとを含んでいてもよい。
【0136】これにより、1つの機器において、ユーザ
が操作画面を操作して入力データから目的の出力を得る
ためのユーザインタフェースを提供できる。
【0137】また、上記情報処理装置は、各アイコン
に、データ、変換機能等を対応させる前記手段におい
て、アイコンの機能情報から、各アイコンについて入力
情報と出力情報とを区別するとともに、ユーザがアイコ
ンを選択する前記手段において、アイコンに入力情報が
ある場合はアイコンの左側に凹のサブアイコンを、アイ
コンに出力情報がある場合はアイコンの右側に凸のサブ
アイコンを図3のように配置して表示してもよい。
【0138】これにより、サブアイコンの凹の部分を入
力としてアイコンの左側面に配置し、サブアイコンの凸
の部分を出力としてアイコンの右側面に配置することが
できる。
【0139】上記情報処理装置は、アイコンを選択する
前記手段において、一番初めに選択された始端のアイコ
ンの候補を凸形状のサブアイコンのみを有するアイコン
とするとともに、始端以降のアイコンを図5(a)のよ
うに左側から右側へ順番に嵌合する処理を実行してもよ
い。
【0140】また、上記情報処理方法は、アイコンの凹
凸形状を嵌合させるステップにおいて、凸部分のみを有
するアイコンを始端とし、左側から右側に向かって順に
アイコンを嵌合させてもよい。
【0141】上記情報処理装置は、アイコンを選択する
前記手段において、一番初めに選択される終端のアイコ
ンの候補を凹形状のサブアイコンのみを有するアイコン
とするとともに、終端以降のアイコンを図5(b)のよ
うに右側から左側へ順番に嵌合する処理を実行してもよ
い。
【0142】また、上記情報処理方法は、アイコンの凹
凸形状を嵌合させるステップにおいて、凹部分のみを有
するアイコンを終端とし、右側から左側に向かって順に
アイコンを嵌合させてもよい。
【0143】上記情報処理装置は、凹凸形状を持つ多角
形の各図形アイコンに、データ、変換機能等を対応させ
る前記手段(アイコン表示部2A)において、凸部のみ
を有するアイコン、凹部のみを有するアイコン、凹凸の
両方を有するアイコン、凹凸のないアイコンの4種類の
アイコンにデータ、変換機能等をマッピングしてもよ
い。
【0144】これにより、凸部分のみを有するアイコ
ン、凹部分のみを有するアイコン、凹凸の両方を有する
アイコン、凹凸のないアイコンの4種類の種別のアイコ
ンを用いることができる。
【0145】上記情報処理装置は、アイコンを嵌合する
前記手段において、アイコンを左端から嵌合していく場
合は、嵌合された複数のアイコンの一番右側である終端
のアイコンを、あるいはアイコンを右端から嵌合してい
く場合は、嵌合された複数のアイコンの一番左側である
始端のアイコンを、凹凸のサブアイコンを持たないアイ
コンに接続してもよい。
【0146】また、上記情報処理方法は、アイコンの凹
凸形状を嵌合させる前記ステップにおいて、凹凸のない
アイコンを凸部のみを有するアイコンまたは凹部のみを
有するアイコンに嵌合させてもよい。
【0147】上記情報処理装置は、アイコンの機能情報
に入力、出力フォーマットの属性情報に対応した凹凸形
状のリスト情報(機能情報テーブル3B)を記憶・参照
してもよい。これにより、アイコンの凹凸の形状は凹凸
ごとにデータフォーマット等属性を表すことができる。
【0148】上記情報処理装置は、アイコンを嵌合する
前記手段において、アイコンを選択して嵌合するごと
に、選択したアイコンが持つ複数の出力属性の候補をア
イコンの入力属性に対応させて選択し、その出力属性に
対応したアイコンの凸形状を変化させてもよい。
【0149】また、上記情報処理方法は、アイコンの凹
凸を嵌合する前記ステップにおいて、アイコンの組み合
わせにより一番右端に配置されるアイコンの凸部の形状
を変化させてもよい。
【0150】上記情報処理装置は、アイコンを嵌合する
前記手段において、アイコンを選択して嵌合するごと
に、選択したアイコンが持つ複数の入力属性の候補をア
イコンの出力属性に対応させて選択し、その入力属性に
対応したアイコンの凹形状を変化させてもよい。
【0151】また、上記情報処理方法は、アイコンの凹
凸を嵌合する前記ステップにおいて、アイコンの組み合
わせにより一番左端に配置されるアイコンの凹部の形状
を変化させてもよい。
【0152】上記情報処理装置は、アイコンを嵌合させ
る前記手段において、嵌合させた始端から終端までの複
数のアイコンを1つのアイコン(画像情報)に対応させ
るための写像テーブルに基づいて、1つのアイコンに写
像してもよい。これにより、アイコンを複数接続した
際、接続した複数のアイコンを1つのアイコンに写像す
ることができる。
【0153】上記情報処理装置は、自機器においてアイ
コンが示す機能の有無を確認する手段と、その機能が自
機器にあった時には自機器内でその機能を実行する手段
(アイコン実行部2C)と、自機器になかった場合には
ネットワーク内の少なくともひとつの他の機器にその機
能の有無を確認する手段(制御部2E)と、他の機器か
らの回答に基づいて前記機能をもつ他の機器を特定する
手段(制御部2E)と、前記特定された他の機器に対し
て、機能実行の対象となるデータを送信する手段(制御
部2E)と、前記特定された他の機器において前記機能
を前記送信されたデータに対して実行させる手段(制御
部2E)と、機能実行後のデータを前記特定された機器
から受信する手段(制御部2E)とを備えていてもよ
い。
【0154】また、上記情報処理方法は、複数の機器を
ネットワークで接続したコンピュータシステムの制御方
法であって、各機器において何らかの機能を実行する際
に自機器においてその機能の有無を確認するステップ
と、自機器にあった時には自機器内でその機能を実行す
るステップと、自機器になかった場合にはネットワーク
内の少なくともひとつの他の機器にその機能の有無を確
認するステップと、他の機器からの回答に基づいて前記
機能をもつ他の機器を特定するステップと、前記特定さ
れた他の機器に対して、機能実行の対象となるデータを
送信するステップと、前記特定された他の機器において
前記送信されたデータに対して前記機能を実行するステ
ップと、機能実行後のデータを元の機器に返信するステ
ップとを含んでいてもよい。
【0155】上記情報処理装置は、アイコンの表示手段
と、アイコンの嵌合手段と、アイコンの実行手段によっ
て、自機器におけるアイコン操作でネットワークに接続
された他機器の機能を実行するものであってもよい。
【0156】これにより、アイコンを用いたユーザイン
タフェースを用いて、自機器におけるアイコン操作でネ
ットワークに接続された他機器の機能を実行できる。
【0157】上記情報処理装置は、ネットワークに接続
された機器の機能情報を問い合わせる手段と、機器の機
能情報の問い合わせに回答する手段と、ネットワーク上
の機器の機能情報を管理している機器(サーバ)の識別
子をネットワークに接続されたすべての機器に通知する
手段とを備えていてもよい。
【0158】また、上記情報処理方法は、機器の機能の
有無を確認するステップにおいて、ネットワークに接続
された機器の機能情報を問い合わせるステップと、機器
の機能情報の問い合わせに回答するステップと、ネット
ワーク上の機器の機能情報を管理している機器(サー
バ)の識別子をネットワークに接続された機器に通知す
るステップとを含んでいてもよい。これにより、動的に
ネットワークの機器情報を取得することができる。
【0159】上記情報処理装置は、ネットワークゲート
ウェイを介して機器の機能情報を問い合わせる手段(制
御部2E)と、ネットワークゲートウェイを介して機器
の機能情報の問い合わせに回答する手段(制御部2E)
と、ネットワークゲートウェイを介してデータを送受信
する手段(制御部2E)とを備えていてもよい。
【0160】また、上記情報処理方法は、ネットワーク
システムにおいて、プロトコルの異なる他のネットワー
クに接続された機器の機能を使用するために、ネットワ
ークゲートウェイを介して機器の機能情報を問い合わせ
るステップと、ネットワークゲートウェイを介して機器
の機能情報の問い合わせに回答するステップと、ネット
ワークゲートウェイを介してデータを送受信するステッ
プとを含んでいてもよい。
【0161】最後に、本発明は、複数の機器(例えば、
ホストコンピュータ、端末コンピュータ、インタフェー
ス機器、ネットワーク機器、リーダ、プリンタなど)か
ら構成されるシステムに適用しても、一つの機器からな
る装置(例えば、携帯型コンピュータ、ワープロ装置な
ど)に適用してもよい。
【0162】また、本発明の目的は、上述した機能を実
現するソフトウエアである情報処理プログラムのプログ
ラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラ
ム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能
に記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラ
ムコードを読み出し実行することによっても、達成可能
である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラ
ムコード自体が上述した機能を実現することになり、そ
のプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成
することになる。
【0163】上記プログラムコードを供給するための記
録媒体は、システムあるいは装置と分離可能に構成する
ことができる。また、上記記録媒体は、プログラムコー
ドを供給可能であるように固定的に担持する媒体であっ
てもよい。そして、上記記録媒体は、記録したプログラ
ムコードをコンピュータが直接読み取ることができるよ
うにシステムあるいは装置に装着されるものであって
も、外部記憶装置としてシステムあるいは装置に接続さ
れたプログラム読み取り装置を介して読み取ることがで
きるように装着されるものであってもよい。
【0164】例えば、上記記録媒体としては、磁気テー
プやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商
標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD
−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディス
クを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含
む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/
EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導
体メモリ系などを用いることができる。
【0165】また、上記プログラムコードは、コンピュ
ータが記録媒体から読み出して直接実行できるように記
録されていてもよいし、記録媒体から主記憶のプログラ
ム記憶領域へ転送された後コンピュータが主記憶から読
み出して実行できるように記録されていてもよい。
【0166】さらに、上記記録媒体は、通信ネットワー
ク等を介してプログラムコードを供給可能であるように
流動的に担持する媒体であってもよい。この場合、シス
テムあるいは装置を通信ネットワーク(インターネット
等を含む)と接続可能に構成し、上記プログラムコード
を通信ネットワークからダウンロードすることにより供
給することができる。
【0167】なお、プログラムコードを記録媒体から読
み出して主記憶に格納するためのプログラム、および、
通信ネットワークからプログラムコードをダウンロード
するためのプログラムは、コンピュータによって実行可
能にあらかじめシステムあるいは装置に格納されている
ものとする。
【0168】上述した機能は、コンピュータが読み出し
た上記プログラムコードを実行することによって実現さ
れるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処
理の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0169】さらに、上述した機能は、上記記録媒体か
ら読み出された上記プログラムコードが、コンピュータ
に装着された機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理
の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0170】
【発明の効果】本発明の情報処理装置は、以上のよう
に、ユーザが画面上のアイコンを用いて操作するグラフ
ィカルなユーザインタフェースを備えた情報処理装置に
おいて、上記情報処理装置が利用可能な機能を、入出力
データのフォーマットを表現したアイコンとして表示す
るアイコン表示手段と、ユーザによる上記アイコンの選
択に基づいて処理手順を設定するアイコン操作手段と、
上記処理手順に従って上記アイコンが示す機能を実行す
るアイコン実行手段とを備えた構成である。
【0171】また、本発明の情報処理方法は、以上のよ
うに、ユーザが画面上のアイコンを用いて操作するグラ
フィカルなユーザインタフェースを提示する情報処理装
置の情報処理方法において、上記情報処理装置が利用可
能な機能を、入出力データのフォーマットを表現したア
イコンとして表示するアイコン表示処理と、ユーザによ
る上記アイコンの選択に基づいて処理手順を設定するア
イコン操作処理と、上記処理手順に従って上記アイコン
が示す機能を実行するアイコン実行処理とを含む方法で
ある。
【0172】それゆえ、上記情報処理装置は、該情報処
理装置が利用可能な機能をその入出力データのフォーマ
ットを表現したアイコンとして表示し、ユーザがアイコ
ンを複数個組み合わせることによって設定した処理手順
に従って、データのフォーマット変換処理を実行する。
【0173】よって、入出力データのフォーマットを表
現したアイコンを用いることにより、ユーザが各機能の
入出力フォーマットを種別を視覚的に確認しながら処理
手順を設定することができる。
【0174】したがって、上記情報処理装置は、ファイ
ル等のリソースデータを画面表示や印刷等のためにフォ
ーマット変換(例えば、MPEG2→MPEG4等)す
る際、データフォーマットの知識をユーザが持たなくて
も、直感的に入力データを目的の出力データに変換可能
なユーザインタフェースを提示できるという効果を奏す
る。
【0175】以上により、上記情報処理装置によれば、
異なるフォーマットのディジタルデータおよびそれらを
扱うディジタル機器を組み合わせて使用する場合、適合
するデータフォーマットの組み合わせをユーザに視覚的
に理解し易く提示できるという効果を奏する。それゆ
え、上記情報処理装置は、今後ますます増えることが予
想されるディジタルフォーマットとそれを扱う機器にお
いて、特に家庭内でいろいろな機器が接続される状況で
は、非常に大きな効果が期待できる。
【0176】本発明の情報処理装置は、以上のように、
さらに、上記アイコン操作手段は、上記処理手順を設定
する際、上記の各アイコンの入出力データのフォーマッ
トが登録された機能情報テーブルに基づいて、ユーザに
よって選択された前段のアイコンの出力データのフォー
マットと後段のアイコンの入力データのフォーマットと
の一致を判定するものである。
【0177】それゆえ、さらに、上記アイコン操作手段
は、アイコンの入出力データのフォーマットが一致する
か否かを、アイコン自身の形状等によらず、各アイコン
の入出力データのフォーマットが登録された機能情報テ
ーブルに基づいて判定する。
【0178】よって、ユーザがアイコンの選択して処理
手順を設定する際、アイコン同士が接続できるか否か
を、短時間に容易かつ正確に判定できるという効果を奏
する。
【0179】本発明の情報処理装置は、以上のように、
さらに、上記アイコン表示手段は、入出力データのフォ
ーマットを凹凸形状で表現して上記アイコンを表示する
ものであり、上記アイコン操作手段は、ユーザにより選
択された上記アイコンを、前段のアイコンの出力データ
のフォーマットに対応する上記凹凸形状と後段のアイコ
ンの入力データのフォーマットに対応する上記凹凸形状
とを嵌合させて、上記処理手順に従って表示するもので
ある。
【0180】それゆえ、さらに、入出力データおよびデ
ータ変換機能等を、フォーマットの属性情報を凹凸形状
に対応させて1つのアイコンとして表示できる。それゆ
え、入出力データおよびデータ変換機能等のアイコンの
種別が視覚的に判別可能となる。さらに、嵌合された複
数のアイコンを1つのアイコンとして扱うこともでき
る。
【0181】したがって、アイコンを凹凸形状に従って
配置することで処理手順を設定できるため、複雑な接続
も容易に直観的に把握でき、複雑なファイル間の接続操
作が容易である。
【0182】本発明の情報処理装置は、以上のように、
さらに、上記アイコン表示手段は、入出力データのフォ
ーマットと凹凸形状との対応関係が定義された決定規則
テーブルに従って、上記アイコンの凹凸形状を決定する
ものである。
【0183】それゆえ、さらに、アイコンには一定の規
則(決定規則テーブル)に従った凹凸形状が付与され
る。そして、上記情報処理装置に新たな機能(入出力装
置・プログラム・データ)が追加されても、整合性を維
持してアイコンを付与できる。
【0184】よって、アイコンとデータフォーマットと
の対応関係が直感的に理解可能であるため、ディジタル
フォーマットとそれを扱う機器において適合するデータ
フォーマットの組み合わせを理解し易く視覚的に表示で
きるという効果を奏する。
【0185】したがって、データの変換・出力処理の組
み合わせをユーザが直感的に操作して処理を行うユーザ
インタフェースの操作性を向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0186】本発明の情報処理装置は、以上のように、
さらに、上記アイコン表示手段は、入力データが入力さ
れるアイコンの前段のアイコンとの嵌合部位に凹部のみ
を形成し、かつ、出力データを出力するアイコンの後段
のアイコンとの嵌合部位に凸部のみを形成するものであ
る。
【0187】それゆえ、さらに、上記アイコン表示手段
は、入力データのデータフォーマットを凹形状で、入力
データのデータフォーマットを凸形状で表現する。すな
わち、上記アイコン表示手段は、入力端部に凹部のみを
有するアイコン、出力端部に凸部のみを有するアイコ
ン、入力端部に凹部のみを出力端部に凸部のみをそれぞ
れ有するアイコン、凹凸のないアイコンの4種類のアイ
コンに、データや変換機能等をマッピングできる。
【0188】そして、アイコンの凹凸形状を嵌合させる
際には、例えば、凹部のみを有するアイコンを終端側の
基点として始端側へ、あるいは凸部のみを有するアイコ
ンを始端側の基点として終端側へ、アイコンを嵌合でき
る。また、凹凸形状のないアイコン同士も嵌合できる。
【0189】よって、アイコンとデータフォーマットと
の対応関係が直感的に理解可能であるため、ディジタル
フォーマットとそれを扱う機器において適合するデータ
フォーマットの組み合わせを理解し易く視覚的に表示で
きるという効果を奏する。
【0190】したがって、データの変換・出力処理の組
み合わせをユーザが直感的に操作して処理を行うユーザ
インタフェースの操作性を向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0191】本発明の情報処理装置は、以上のように、
さらに、上記アイコン操作手段は、出力データのフォー
マットが選択可能なアイコンの出力データのフォーマッ
トを入力データのフォーマットに応じて決定するととも
に、入力データのフォーマットが選択可能なアイコンの
入力データのフォーマットを出力データのフォーマット
に応じて決定するものであり、かつ、上記アイコン表示
手段は、上記アイコン操作手段において決定された上記
入出力データのフォーマットに対応した凹凸形状で上記
アイコンを表示するものである。
【0192】それゆえ、さらに、上記アイコン操作手段
は、ユーザがアイコンを選択するごとに、選択されたア
イコンの入力/出力データのフォーマットを、そのアイ
コンが持つ入力/出力データのフォーマットの複数の候
補から、選択されたアイコンが嵌合するアイコンの出力
/入力データのフォーマットに対応させて選択する。
【0193】よって、データフォーマットの知識をユー
ザが持たなくても、直感的に入力データを目的の出力デ
ータに変換可能なユーザインタフェースを提示すること
ができるという効果を奏する。
【0194】本発明の情報処理装置は、以上のように、
さらに、ネットワークに接続され、上記アイコン表示手
段が、自機器内の機能を示すアイコンとともに、上記ネ
ットワークに接続された他の機器内の機能を示すアイコ
ンを表示するものであり、上記アイコン実行手段が上記
処理手順に従って上記アイコンが示す機能を実行する
際、該アイコンが示す機能が自機器内にない場合、該ア
イコンを上記の他の機器において実行するように上記ネ
ットワークを介して通信を行う通信制御手段をさらに備
えた構成である。
【0195】それゆえ、さらに、ファイル等のリソース
データを画面表示や印刷等のためにフォーマット変換す
る際、ネットワーク上に分散する変換機能が利用可能と
なる。よって、ネットワーク上に分散する変換機能の情
報をユーザが持たなくても、直感的に入力データを目的
の出力データに変換できるユーザインタフェースを提示
することが可能となる。
【0196】したがって、データ変換処理の個々の機能
をアイコンで表現したユーザインタフェースとネットワ
ークシステムとを組み合わせることにより、情報家電の
トータルコントロールに適した操作環境を実現できると
ういう効果を奏する。
【0197】本発明の情報処理プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体は、以上のように、
上記の各手段をコンピュータに実現させて、上記情報処
理装置を動作させる情報処理プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0198】それゆえ、上記記録媒体から読み出された
情報処理プログラムによって、上記情報処理装置のユー
ザインタフェースを提示することができる。したがっ
て、上記した情報処理装置の効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示したデータフォーマット変換装置のユ
ーザインタフェースである操作画面を示す説明図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態に係るデータフォーマッ
ト変換装置の構成の概略を示すブロック図である。
【図3】図2に示したデータフォーマット変換装置の操
作画面において操作するアイコンの説明図である。
【図4】図2に示したデータフォーマット変換装置の操
作画面において操作するアイコンの嵌合パターンの説明
図である。
【図5】同図(a)(b)は、図2に示したデータフォ
ーマット変換装置の操作画面において操作するアイコン
の嵌合順序を示す説明図である。
【図6】図2に示したデータフォーマット変換装置の操
作画面において操作するアイコンとその複合アイコンと
を対応付けて定義した複合アイコンテーブルの説明図で
ある。
【図7】図2に示したデータフォーマット変換装置のア
イコンの嵌合処理のフローチャートである。
【図8】図2に示したデータフォーマット変換装置のア
イコンの実行処理のフローチャートである。
【図9】図2に示したデータフォーマット変換装置の操
作画面において操作するアイコンを機能と形状とを対応
付けて定義したアイコンの機能情報テーブルの説明図で
ある。
【図10】同図(a)は、図2に示したデータフォーマ
ット変換装置の操作画面において操作するアイコンの形
状を決定する際に基準とする機能属性区分の説明図であ
る。同図(b)は、機能属性区分に基づいて形状が決定
されたアイコンの具体例である。
【図11】図2に示したデータフォーマット変換装置の
アイコンの嵌合処理におけるアイコンの形状変化のパタ
ーンの説明図である。
【図12】図2に示したデータフォーマット変換装置の
操作画面において操作する制御機能を有するアイコンの
嵌合処理の説明図である。
【図13】図2に示したデータフォーマット変換装置の
操作画面において操作する制御機能を有するアイコンの
実行処理のフローチャートである。
【図14】本発明の他の実施の形態に係るデータフォー
マット変換装置が接続されたネットワークシステムの構
成の概略を示す説明図である。
【図15】図14に示したネットワークシステムに接続
されたデータフォーマット変換装置のアイコンの実行処
理のフローチャートである。
【図16】図14に示したネットワークシステムに接続
されたデータフォーマット変換装置の同期データの変換
処理の説明図である。
【符号の説明】
1 データフォーマット変換装置(情報処理装置) 2A アイコン表示部(アイコン表示手段) 2B アイコン操作部(アイコン操作手段) 2C アイコン実行部(アイコン実行手段) 2E 制御部(通信制御手段) 3A 決定規則テーブル 3B 機能情報テーブル 3D データ 3E データ変換プログラム(機能) 6 データ入力装置(機能) 7 データ出力装置(機能) 10 操作画面(画面) 14a,14b,14c アイコン 21 凸部 22 凹部 N,NL,NI ネットワーク,インターネット(ネッ
トワーク) X 自機器(操作機器) Y,Z,I 機器(他の機器) S11〜S15 アイコン操作処理 S22〜S27 アイコン実行処理 S24′,S27′,S31〜S35 アイコン実行処
理 S41〜S52 アイコン実行処理

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザが画面上のアイコンを用いて操作す
    るグラフィカルなユーザインタフェースを備えた情報処
    理装置において、 上記情報処理装置が利用可能な機能を、入出力データの
    フォーマットを表現したアイコンとして表示するアイコ
    ン表示手段と、 ユーザによる上記アイコンの選択に基づいて処理手順を
    設定するアイコン操作手段と、 上記処理手順に従って上記アイコンが示す機能を実行す
    るアイコン実行手段とを備えたことを特徴とする情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】上記アイコン操作手段は、上記処理手順を
    設定する際、上記の各アイコンの入出力データのフォー
    マットが登録された機能情報テーブルに基づいて、ユー
    ザによって選択された前段のアイコンの出力データのフ
    ォーマットと後段のアイコンの入力データのフォーマッ
    トとの一致を判定するものであることを特徴とする請求
    項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】上記アイコン表示手段は、入出力データの
    フォーマットを凹凸形状で表現して上記アイコンを表示
    するものであり、 上記アイコン操作手段は、ユーザにより選択された上記
    アイコンを、前段のアイコンの出力データのフォーマッ
    トに対応する上記凹凸形状と後段のアイコンの入力デー
    タのフォーマットに対応する上記凹凸形状とを嵌合させ
    て、上記処理手順に従って表示するものであることを特
    徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】上記アイコン表示手段は、入出力データの
    フォーマットと凹凸形状との対応関係が定義された決定
    規則テーブルに従って、上記アイコンの凹凸形状を決定
    するものであることを特徴とする請求項3に記載の情報
    処理装置。
  5. 【請求項5】上記アイコン表示手段は、入力データが入
    力されるアイコンの前段のアイコンとの嵌合部位に凹部
    のみを形成し、かつ、出力データを出力するアイコンの
    後段のアイコンとの嵌合部位に凸部のみを形成するもの
    であることを特徴とする請求項3または4に記載の情報
    処理装置。
  6. 【請求項6】上記アイコン操作手段は、出力データのフ
    ォーマットが選択可能なアイコンの出力データのフォー
    マットを入力データのフォーマットに応じて決定すると
    ともに、入力データのフォーマットが選択可能なアイコ
    ンの入力データのフォーマットを出力データのフォーマ
    ットに応じて決定するものであり、 かつ、上記アイコン表示手段は、上記アイコン操作手段
    において決定された上記入出力データのフォーマットに
    対応した凹凸形状で上記アイコンを表示するものである
    ことを特徴とする請求項3から5の何れか1項に記載の
    情報処理装置。
  7. 【請求項7】ネットワークに接続され、 上記アイコン表示手段が、自機器内の機能を示すアイコ
    ンとともに、上記ネットワークに接続された他の機器内
    の機能を示すアイコンを表示するものであり、 上記アイコン実行手段が上記処理手順に従って上記アイ
    コンが示す機能を実行する際、該アイコンが示す機能が
    自機器内にない場合、該アイコンを上記の他の機器にお
    いて実行するように上記ネットワークを介して通信を行
    う通信制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1から6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1から7の何れかに記載の情報処理
    装置を動作させる情報処理プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体であって、上記の各手段
    をコンピュータに実現させるための情報処理プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】ユーザが画面上のアイコンを用いて操作す
    るグラフィカルなユーザインタフェースを提示する情報
    処理装置の情報処理方法において、 上記情報処理装置が利用可能な機能を、入出力データの
    フォーマットを表現したアイコンとして表示するアイコ
    ン表示処理と、 ユーザによる上記アイコンの選択に基づいて処理手順を
    設定するアイコン操作処理と、 上記処理手順に従って上記アイコンが示す機能を実行す
    るアイコン実行処理とを含むことを特徴とする情報処理
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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