JP2001306006A

JP2001306006A - 差込み型選挙用掲示板装置

Info

Publication number: JP2001306006A
Application number: JP2000161231A
Authority: JP
Inventors: Masanori Sudo; 正則須藤
Original assignee: SUDO KOGYO KK
Current assignee: SUDO KOGYO KK
Priority date: 2000-04-22
Filing date: 2000-04-22
Publication date: 2001-11-02

Abstract

(57)【要約】【課題】部品点数が少なく、掲示板が差込み式で安定
強固に取り付けられ、格納性にも優れた選挙用掲示板装
置を提供する。【解決手段】前面側に掲示板差込み溝３を形成した断
面チャンネルアルミ型材２と、掲示支柱１を跨ぐ両肩部
に背後壁２ａから締付ボルト５を螺挿し且つ中央部に前
記掲示支柱１への取付片６を突設した、アルミ型材２の
断面略Ｌ型の蟹挟み型受枠４と、掲示板８とから成る選
挙用掲示板装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、公営選挙用掲示板
の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】これまで公営選挙用掲示板は、一般に木
製の柱、棒材、ベニヤで組み立てられる。しかし森林資
源の不足、風化作用による損傷、汚れなどから一回限り
使用の不経済性、使用後の焼却処理による大気汚染など
の問題点があり、自治省においても耐久材化の要望が出
されている。

【０００３】これまでにも公営選挙用掲示板を、金属製
として耐久化を図ったものがいくつか見られる（実用新
案登録第３０３３８０６号、実用新案登録第３０４３９
９５号）。しかし前者は、掲示板を固着した固定部材が
取付ボルトを介して抱持金具に直接締付け固定されるも
のであるから、掲示部全体の重量が取付ボルトに負荷さ
れ、掲示板の取付け状態が極めて不安定である。掲示板
を固定部材に固着しなければならないのも手数がかか
り、掲示板に傷を付けることになる。また後者は、基本
構造はこれまでの木製組み立てと何ら変ることなく、金
属部材に置き換えたに過ぎないものであり、掲示部に透
明袋が装着されていることを特徴とするものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のかか
る実情に鑑みてなされたもので、部品点数が少なく、掲
示板が差込み式であるため無傷で、しかも安定強固に取
り付けられ、格納性にも優れた選挙用掲示板装置を提供
する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、前面側に掲示板差込み溝３を形成した断
面チャンネルアルミ型材２と、掲示支柱１を跨ぐ両肩部
に背後壁４ａから締付ボルト５を螺挿し且つ中央部下方
に前記掲示支柱１への止め具孔６ａを有する取付片６を
突設した、前記アルミ型材２の断面略Ｌ型の蟹挟み型受
枠４と、掲示板８とで差込み型選挙用掲示板装置を構成
する。

【０００６】また、前面側に掲示板差込み溝３を形成し
た断面チャンネルアルミ型材２と、掲示支柱１を跨ぐ両
肩部に背後壁４ａから締付ボルト５を螺挿し且つ中央部
下方に取付片６を突設した、前記アルミ型材２の断面略
Ｌ型の蟹挟み型受枠４と、該蟹挟み型受枠４の取付片６
に固着する支柱抱持金具７と、掲示板８とで差込み型選
挙用掲示板装置を構成する。

【０００７】そして上記各構成において、アルミ型材２
の掲示板差込み溝３の前面立壁２ａが垂直上方よりやや
内向きに形成するとともに該前面立壁２ａの内側面にギ
ザ３ａを形成した差込み型選挙用掲示板装置である。

【０００８】

【組立て・使用手順】本発明装置の組み立て・使用手順
を、図２の態様について説明すると、次の通りである。（イ）設置場所に掲示支柱１を植立する（ロ）蟹挟み型受枠４の取付片６と一体の支持抱持金具
７を掲示支柱１の所定高さ位置に締付け固定する。（ハ）断面チャンネルアルミ型材２を蟹挟み型受枠４で
受ける。（ニ）掲示板８の下部をアルミ型材２の掲示板差込み溝
３内に圧入する。（ホ）背後壁４ａから螺挿してある締付ボルト５でアル
ミ型材２の腹部を押圧して掲示板８を強固に締付け固定
する。そして解体の際は、上記逆手順により行うものとする。

【０００９】

【実施の形態】１が、単管パイプの支柱、２が前面側に
掲示板差込み溝３を形成した断面チャンネルアルミ型材
で、その差込み溝３を形成する前面立壁２ａが垂直上方
よりやや内向きに形成されるとともに該前面立壁２ａの
内側面にギザ３ａが形成されている。２が、掲示支柱１
を跨ぐ両肩部に背後壁４ａから締付ボルト５を螺挿し且
つ中央部下方に取付片６を突設した、前記アルミ型材２
の断面略Ｌ型の蟹挟み型受枠４で、その取付片６に支柱
抱持金具７が一体的に固着されている。８が、表面にナ
ンバーを付した升が線引されている掲示板で、前記支柱
抱持金具７、蟹挟み型受枠４、断面チャンネルアルミ型
材２とにより、差込み方式で（無傷で）固定される、差
込み型選挙用掲示板装置である。

【００１０】

【発明の効果】本発明装置は、以上のように構成される
から、部品点数が少なく、組立て解体が極めて容易であ
る。解体後の格納性にも優れる。また、掲示板８が差込
み方式であるため無傷で、外観を損うことがない。さら
に、蟹挟み型受枠４による掲示板８の重量負荷が均一で
ウエイトバランスに優れている。さらに又、差込み方式
でありながら、蟹挟み型受枠４、断面チャンネルアルミ
型材２の協働作用により掲示板８が安定強固に取り付け
られる。反復使用により経済性に適った選挙用掲示板装
置を提供する。選挙期間中における街の美化にも資する
等、幾多の効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明装置の斜視図

【図２】本発明装置の別の態様の斜視図

【図３】同上使用状態における側面図

【符号の説明】

１掲示支柱２断面チャンネルアルミ型材２ａ前面立壁３掲示板差込み溝３ａギザ４蟹挟み型受枠４ａ背後壁５締付ボルト６取付片６ａ止め具孔７支柱抱持金具８掲示板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】前面側に掲示板差込み溝（３）を形成し
た断面チャンネルアルミ型材（２）と、掲示支柱（１）
を跨ぐ両肩部に背後壁（４ａ）から締付ボルト（５）を
螺挿し且つ中央部下方に前記掲示支柱（１）への止め具
孔（６ａ）を有する取付片（６）を突設した、前記アル
ミ型材（２）の断面略Ｌ型の蟹挟み型受枠（４）と、掲
示板（８）から成る差込み型選挙用掲示板装置。
【請求項２】前面側に掲示板差込み溝（３）を形成し
た断面チャンネルアルミ型材（２）と、掲示支柱（１）
を跨ぐ両肩部に背後壁（４ａ）から締付ボルト（５）を
螺挿し且つ中央部下方に取付片（６）を突設した、前記
アルミ型材（２）の断面略Ｌ型の蟹挟み型受枠（４）
と、該蟹挟み型受枠（４）の取付片（６）に固着する支
柱抱持金具（７）と、掲示板（８）から成る差込み型選
挙用掲示板装置。
【請求項３】アルミ型材（２）の掲示板差込み溝
（３）の前面立壁（２ａ）が垂直上方よりやや内向きに
形成するとともに該前面立壁（２ａ）の内側面にギザ
（３ａ）を形成した請求項１又は２記載の差込み型選挙
用掲示板装置。