JP2001305544A - 液晶装置用基板の製造方法及び製造装置、並びに液晶装置 - Google Patents

液晶装置用基板の製造方法及び製造装置、並びに液晶装置

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JP2001305544A JP2000118140A JP2000118140A JP2001305544A JP 2001305544 A JP2001305544 A JP 2001305544A JP 2000118140 A JP2000118140 A JP 2000118140A JP 2000118140 A JP2000118140 A JP 2000118140A JP 2001305544 A JP2001305544 A JP 2001305544A
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健一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平滑性の高い配向膜を形成し、表示品質の高
い液晶装置を得ることができる液晶装置用基板の製造方
法及び製造装置、並びにこれにより製造された液晶装置
を提供する。 【解決手段】 印刷法により配向膜材料を基板上に塗布
後、この基板が配置されたパレット513を配向膜材料
の溶媒が充満した処理室605内に放置する。これによ
り、塗布膜はレベリングされ、平滑性の高い配向膜を得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶装置の技術分野
に属し、特に配向膜の形成方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】液晶装置は、液晶装置用基板としての対
向基板とTFTアレイ基板との間に液晶層を挟持して構
成され、液晶層に電圧を印加し液晶分子の光学特性を変
化させることにより表示を行う。対向基板及びTFTア
レイ基板の液晶層と接する面上には配向膜が形成されて
おり、配向膜により電圧無印加時の液晶分子の配列が決
定される。
【0003】上述の配向膜は、次のように形成される。
まず、配向膜材料を微細なくぼみを持ったアニロックス
ローラの上に一旦広げ、次に広げた配向膜材料を、版胴
と呼ばれる金属ローラに巻き付けた印刷版に転写し、そ
の後、基板上に印刷する。これにより、基板上に配向膜
材料が塗布される。印刷後、焼成が行われることにより
溶媒が除去され、配向膜が得られる。尚、配向膜材料と
しては、例えば完全にポリイミドになったポリマーを溶
媒に溶解したものが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
配向膜の形成方法では、基板上に配向膜材料が塗布され
た時点では、塗布膜はアニロックスローラや版のくぼみ
に影響されて表面に凹凸が生じた状態となっている。こ
のため、このような状態で焼成工程が行われると、平滑
性の悪い配向膜が形成され、液晶装置としたときに表示
品位が劣ってしまう。
【0005】このような不具合を防止するため、塗布膜
形成後、一定時間放置して平滑化することも考えられる
が、塗布膜パターンの外側からはじめに乾燥が生じてい
くため、面内で乾燥むらが生じ、液晶装置としたときの
表示むらの原因となってしまうという問題があった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、平滑性の高い配向膜を形成し、
表示品質の高い液晶装置を得ることができる液晶装置用
基板の製造方法及び製造装置、並びにこれにより製造さ
れた液晶装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明は以下のような構成を採用している。
【0008】本発明の液晶装置用基板の製造方法は、基
板上に、配向膜材料を印刷法にて塗布して塗布膜を形成
する工程と、前記配向膜材料の溶媒が充満した雰囲気内
に、前記塗布膜が形成された基板を放置し、前記塗布膜
を平滑化する工程とを具備することを特徴とする。
【0009】本発明のこのような構成によれば、配向膜
材料を印刷法により塗布後、溶媒が充満した処理室内に
基板を放置することにより、配向膜材料が乾燥すること
なく、塗布膜がレベリングされ、塗布膜を平滑化するこ
とができる。その結果、平滑性の高い配向膜を有する液
晶装置用基板を得ることができる。
【0010】また、前記放置後、前記配向膜材料を焼成
して配向膜を形成する工程とを更に具備することを特徴
とする。このように、配向膜材料を焼成することによ
り、溶媒を除去し、配向膜を形成するこができる。
【0011】本発明の液晶装置用基板の製造装置は、基
板を水平に載置する載置台と、前記基板上に配向膜材料
を塗布する印刷版と、前記塗布膜材料が塗布された前記
基板が配置され、前記配向膜材料の溶媒が充満された雰
囲気を有する処理室とを具備することを特徴とする。
【0012】本発明のこのような構成によれば、配向膜
材料を印刷法により塗布後、溶媒が充満した処理室内に
基板を放置することにより、配向膜材料が乾燥すること
なく、塗布膜がレベリングされ、塗布膜を平滑化するこ
とができる。その結果、平滑性の高い配向膜を有する液
晶装置用基板を得ることができる。
【0013】本発明の他の液晶装置用基板の製造装置
は、配向膜材料の溶媒が充満された雰囲気を有する処理
室と、基板を水平に載置する複数の載置台と、水平に維
持しつつ前記載置台を前記処理室内に搬送する搬送機構
とを具備することを特徴とする。
【0014】本発明のこのような構成によれば、配向膜
材料の溶媒が充満した処理室内に、配向膜材料が塗布さ
れた基板を放置することにより、配向膜材料が乾燥する
ことなく、塗布膜がレベリングされ、塗布膜を平滑化す
ることができる。その結果、平滑性の高い配向膜を有す
る液晶装置用基板を得ることができる。
【0015】また、前記処理室は、載置台が通過する毎
に開口する開閉扉を有することを特徴とする。このよう
な構成によれば、処理室内の雰囲気を保持することがで
きる。
【0016】本発明の液晶装置は、2枚の基板間に液晶
を挟持してなる液晶装置において、前記2枚の基板の少
なくとも一方の基板は、上述に記載の液晶基板の製造方
法により製造された液晶装置用基板であることを特徴と
する。このような構成によれば、平滑性の高い配向膜を
有する液晶装置用基板が組み込まれるので、表示品位の
高い液晶装置を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】(液晶装置の構造)まず、後述する本発明
の液晶装置用基板の製造方法を用いて製造された液晶装
置用基板が組み込まれた液晶装置の構造について、図
6、図7を用いて説明する。図6は、データ線、走査
線、画素電極、遮光膜等が形成されたTFTアレイ基板
の表示領域中の縦断面図である。図7は、TFTアレイ
基板の表示画素領域を構成するマトリクス状に形成され
た複数の画素における各種素子、配線等の等価回路であ
る。尚、各図においては、各層や各部材を図面上で認識
可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺
を適宜設定している。
【0019】図6に示すように、液晶装置31の基本構
成は、液晶装置用基板としてのTFTアレイ基板10
と、これに対向配置される液晶装置用基板としての対向
基板20とを備え、両基板間に液晶層50が挟持されて
構成されている。
【0020】図7に示すように、TFTアレイ基板10
は、表示画素領域とこの表示画素領域の表示を制御する
周辺駆動回路領域104、105とからなる。表示画素
領域には、互いに交差する複数の走査線3と複数のデー
タ線6とが配置され、走査線3とデータ線6で区画され
た画素電極9aが配置され、各交差部毎に画素電極9a
を制御するための薄膜トランジスタ(以下、TFT)3
0が配置され、更に走査線3とほぼ平行に容量線3bが
配置されている。そして、誘電体を介して画素電極9a
と容量線3bとからなる蓄積容量が設けられている。周
辺駆動回路領域には、走査線3に走査信号G1、G2、
…Gnを供給する走査線駆動回路104と、データ線6
に画像信号S1、S2…、Snを供給するデータ線駆動
回路101が配置されている。データ線6とデータ線駆
動回路101との間には、データ線駆動回路101が順
次データ(画像)信号VIDを送出するためのサンプリン
グ回路301が接続されている。また、データ線6の他
端にはコントラスト比の向上、データ線の電位レベルの
安定、表示画面上のラインむらの低減等を目的として、
サンプリング回路301により画像信号がサンプリング
されるタイミングに先行するタイミングで、プリチャー
ジ信号を供給するプリチャージ回路201が接続されて
いる。
【0021】図6に示すように、TFTアレイ基板10
では、石英基板60上にTFT30に対応して配置され
固定電位である遮光膜11aと、遮光膜11a上に配置
される下地絶縁膜12と、下地絶縁膜12上に配置され
るTFT30の一部を構成する半導体層1と、半導体層
1を覆うゲート絶縁膜2と、ゲート絶縁膜2上に配置さ
れる走査線3の一部をなすゲート電極3aと、ゲート電
極3aと同層の容量線3bと、ゲート電極3a及び容量
線3bとを覆う絶縁膜4とが形成されている。更に、絶
縁膜4上にはデータ線6が配置され、データ線6は絶縁
膜4に形成されるコンタクトホール5を介して半導体層
1のソース領域1dと電気的に接続されている。更に、
データ線6上には層間絶縁膜7が配置され、層間絶縁膜
7上に画素電極9aが配置される。画素電極9aは絶縁
膜4及び層間絶縁膜7に形成されるコンタクトホール8
により半導体層1のドレイン領域1eと電気的に接続さ
れている。そして、画素電極9a上には、基板全面にポ
リイミドからなる配向膜16が配置されている。この配
向膜16は、走査線3に沿った方向でラビング処理が施
されており、詳細な処理方法については後述する。半導
体層1は、チャネル領域1aを挟むように両側に低濃度
不純物領域1b、1c、更にこれらを挟んで高濃度不純
物領域1d、1eが形成されたLDD構造となってい
る。また、半導体層1の一部は容量用電極1fとして機
能し、容量線3bとゲート絶縁膜2を介して蓄積容量7
0を形成している。
【0022】一方、対向基板20は、例えばガラス基板
80上に、格子状に設けられた遮光層23と、これを覆
うように配置された対向電極21と、更に対向電極21
上に配置されたポリイミドからなる配向膜22とから構
成される。配向膜22は、TFTアレイ基板側に配置さ
れる配向膜16に施されるラビング処理方向とほぼ直交
した方向にラビング処理が施されている。
【0023】それぞれ互いに交差する方向にラビング処
理が施されたTFTアレイ基板10及び対向基板20の
配向膜16及び22により、液晶層50の液晶を画素電
極9aからの電界が印加されていない状態で所定の配向
状態にしている。
【0024】(液晶装置の製造装置)次に、上述の配向
膜の形成持に用いられる製造装置について、図1〜図5
を用いて説明する。ここでは対向基板上の配向膜の形成
を例にあげて説明するが、TFTアレイ基板上の配向膜
も同様に形成される。
【0025】図1は製造装置の全体概略図、図2は配向
膜材料塗布装置の斜視図である。図3は配向膜材料塗布
装置に設けられているパレット搬送装置の動作を説明す
るための図である。図4は平滑化装置の断面図である。
図5は平滑化装置の動作を説明する図である。
【0026】図1に示すように、配向膜の形成に用いら
れる製造装置400は、配向膜を塗布する配向膜材料塗
布装置500と、塗布膜が平滑化される平滑化装置60
0とから構成される。
【0027】図1、図2に示すように、配向膜材料塗布
装置500は、配向膜材料塗布部と、対向基板20が例
えば4枚配置されるパレット513を配向膜材料塗布部
を経由して平滑化装置600へ搬送する搬送部からな
る。
【0028】配向膜材料塗布部は、配向膜材料504が
滴下される刻印されて微細なくぼみを持った金属製のア
ニロックスローラ502と、アニロックスローラ502
に塗布された配向膜材料の余分な液を取り去るドクター
ローラ503と、アニロックスローラ502に塗布され
た配向膜材料が転写され、対向基板20に印刷する印刷
版505を巻き付けた版胴501とを有する。本実施形
態においては、配向膜材料として、ポリイミドが溶媒と
してのγ‐ブチルラクトンに溶解したものを用いる。
【0029】搬送部は、対向基板20が配置されるパレ
ット513を載置し、配向膜材料塗布部に案内する載置
台512と、パレット513を平滑化装置600から延
在した搬送装置の搬送ハンド601aへ受け渡すパレッ
ト搬送装置514とを有する。
【0030】図2及び図3に示すように、載置台512
には、載置台512を貫いて例えば3本の昇降可能なリ
フトピン510が設けられている。載置台512に載置
されているパレット513は、3本のリフトピン510
により保持され、リフトピン510の上昇とともに載置
台512から離間する。パレット513が載置台512
と離間した状態で、パレット搬送装置514がパレット
513の下側に入り込んでパレット513が保持され
る。パレット搬送装置514は、保持したパレット51
3を搬送ハンド601a上へ搬送する。
【0031】平滑化装置600は、図4に示すように、
基台606と、処理室605と、配向膜材料が塗布され
た対向基板20が配置されたパレット513を処理室6
05内へ搬送及び処理室605内からの搬出を行う搬送
装置601とを有する。
【0032】処理室605には、パレット513を搬送
及び搬出するための開口部がそれぞれ1つずつ設けられ
ており、それぞれの開口部には開閉可能なシャッタ60
2、603が設けられている。処理室内605は、温度
24℃、常圧に保たれ、更に配向膜材料の溶媒であるγ
‐ブチルラクトンが充満された状態となっている。γ‐
ブチルラクトンは、処理室中に取り付けられた噴霧装置
により噴霧されるか、処理室下部に置かれた浴槽の中に
満たされた状態で放置することにより、処理室中ではγ
−ブチロラクトンの蒸気圧に達していることが望まし
い。処理室605内は、例えばパレット512を最大5
枚収容可能となっている。
【0033】搬送装置601は配向膜材料塗布装置50
0から受け渡されたパレット513を搬送する装置であ
り、搬送装置601の作動によりパレット513は、図
4上で、左から右へ順次搬送される。搬送装置601に
は、1枚のパレット513毎に一対の搬送ハンド601
a〜601fが設けられ、搬送装置601の移動に連動
して搬送ハンド601a〜601fも移動する。尚、詳
細な搬送装置601の動作については、後述する液晶装
置の製造方法で説明する。
【0034】(液晶基板の製造方法)上述の製造装置を
用いた配向膜の形成方法方法及び上述の製造装置の動作
について図1〜図5を用いて以下に説明する。図5は平
滑化装置の搬送装置の動作を説明する図である。ここで
は対向基板上の配向膜の形成を例にあげて説明するが、
TFTアレイ基板上の配向膜も同様に形成される。
【0035】まず、配向膜材料塗布装置500の載置台
512上にパレット513を載置する。パレット513
には、例えば4枚の対向基板20が、遮光層及び対向電
極が形成された面を上にして水平に配置されている。
【0036】載置台512は、配向膜材料塗布部内に移
動する。配向膜材料塗布部では、アニロックスローラ5
02上に、ポリイミドが溶媒としてのγ‐ブチルラクト
ンに溶解した配向膜材料が滴下され、ドクターローラ5
03により平滑に広げられる。アニロックスローラ50
2上の配向膜材料は版胴501に巻き付けられた印刷版
505へ転写される。そして、配向膜材料が転写された
版胴501を回転させ、版胴501上の配向膜材料を対
向基板20上に印刷塗布する。対向基板20上に塗布膜
が形成され、載置台512が配向膜材料塗布部から出て
所定の位置にくると、リフトピン510が上昇し、パレ
ット513を載置台512から離間する。離間したパレ
ット513の下側に位置するようにパレット搬送装置5
14が移動し、パレット513を保持する。パレット5
13を保持した状態でパレット搬送装置514は移動
し、配向膜材料塗布装置500に最も近い搬送ハンド6
01a上にパレット513を受け渡す。
【0037】ここで、図5を用いて、搬送装置601の
動作について説明する。図5は処理室605内へパレッ
ト513が搬送されるシャッタ602付近の部分図であ
る。図5(a)に示すように、搬送ハンド601a上に
は、パレット搬送装置514により搬送されたパレット
513aが配置されている。搬送ハンド601b上には
パレット513bが配置されている。この際、シャッタ
602により処理室605の開口部は閉じられている。
【0038】次に、図5(b)に示すように、シャッタ
602が上昇し、開口部が開くとともに、搬送装置60
1は各搬送ハンドを上昇するように作動し、パレット5
13a、bは基台606から離間する。図5(c)に示
すように、基台606から離間したパレット513a、
bは、それぞれ搬送ハンド601a、601bに保持さ
れた状態で、搬送装置601が図上、左から右へ移動す
ることに連動して左から右へ移動する。これによりパレ
ット512aは処理室605内へ搬送される。
【0039】次に、図5(d)に示すように、シャッタ
602が下降し、開口部が閉じるとともに、搬送装置6
01は各搬送ハンドを下降するように作動する。この
際、処理室605の搬入付近には、次に処理室605内
に搬入されるパレット513cが配置されている。
【0040】次に、図5(e)に示すように、搬送ハン
ドが下降した状態で、搬送装置601は、図上、右から
左に移動し、搬送ハンド601a上にはパレット512
cが配置され、搬送ハンド601b上にはパレット51
2aが配置される。
【0041】以上図5(a)〜(e)の工程が繰り返さ
れることにより、パレット513は順次処理室内へ搬送
され、最後には処理室605から搬出される。1枚のパ
レットが処理室605内へ搬入され、搬出されるまでの
時間は2〜3分であり、少なくとも2分あれば塗布膜は
完全に平滑化される。
【0042】次に、図示しない焼成室により150℃の
温度条件下で1時間焼成することにより、溶媒を除去し
て配向膜を形成し、対向基板を形成する。尚、上述の焼
成前に、例えば35℃の温度条件下で約2分間の乾燥工
程(プリベーク)を設けても良く、配向膜の種類によっ
ては液晶のプレチルトが安定する。
【0043】その後、対向基板と、同様の形成工程にて
配向膜を形成したTFTアレイ基板とをシールにより貼
り合わせ、液晶を注入して液晶装置を製造する。
【0044】本実施形態においては、配向膜材料を印刷
法により塗布後、溶媒が充満した処理室内に基板を放置
することにより、配向膜材料が乾燥することなく、塗布
膜をレべリングし、平滑化することができる。従って、
このように形成された配向膜を有する液晶装置用基板を
組み込むことにより、表示品質の高い液晶装置を得るこ
とができる。
【0045】上述の実施形態においては、溶媒としてγ
-ブチルラクトンを用いているが、ポリイミドの材料に
よって好ましい溶媒を選択すれば良く、例えば他にN−
メチルピロリドンやN,N−ジメチルホルムアミドを用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における配向膜形成にかかわる製造装
置を示す概略断面図である。
【図2】図1の製造装置の部分図であり、配向膜材料塗
布装置の斜視図である。
【図3】配向膜材料塗布装置に設けられているパレット
搬送の動作を説明するための図である。
【図4】図1の製造装置の部分図であり、平滑化装置の
断面図である。
【図5】平滑化装置の搬送装置の動作を説明する図であ
る。
【図6】液晶装置の縦断面図である。
【図7】TFTアレイ基板の等価回路図である。
【符号の説明】
10…TFTアレイ基板 16、22…配向膜 20…対向基板 400…製造装置 500…配向膜材料塗布装置 501…版胴 512…載置台 600…平滑化装置 605…処理室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、配向膜材料を印刷法にて塗布
    して塗布膜を形成する工程と、 前記配向膜材料の溶媒が充満した雰囲気内に、前記塗布
    膜が形成された基板を放置し、前記塗布膜を平滑化する
    工程とを具備することを特徴とする液晶装置用基板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記放置後、前記配向膜材料を乾燥、焼
    成して配向膜を形成する工程とを更に具備することを特
    徴とする請求項1記載の液晶装置用基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板を水平に載置する載置台と、 前記基板上に配向膜材料を塗布する印刷版と、 前記塗布膜材料が塗布された前記基板が配置され、前記
    配向膜材料の溶媒が充満された雰囲気を有する処理室と
    を具備することを特徴とする液晶装置用基板の製造装
    置。
  4. 【請求項4】 配向膜材料の溶媒が充満された雰囲気を
    有する処理室と、 基板を水平に載置する複数の載置台と、 水平に維持しつつ前記載置台を前記処理室内に搬送する
    搬送機構とを具備することを特徴とする液晶装置用基板
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記処理室は、載置台が通過する毎に開
    口する開閉扉を有することを特徴とする請求項4記載の
    液晶装置用基板の製造装置。
  6. 【請求項6】 2枚の基板間に液晶を挟持してなる液晶
    装置において、 前記2枚の基板の少なくとも一方の基板は、請求項1ま
    たは請求項2に記載の液晶基板の製造方法により製造さ
    れた液晶装置用基板であることを特徴とする液晶装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159034A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Toshiba Corp インクジェット塗布装置

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JP2006159034A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Toshiba Corp インクジェット塗布装置

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