JP2001305110A - 管の検査システムと検査方法 - Google Patents

管の検査システムと検査方法

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JP2001305110A
JP2001305110A JP2000126501A JP2000126501A JP2001305110A JP 2001305110 A JP2001305110 A JP 2001305110A JP 2000126501 A JP2000126501 A JP 2000126501A JP 2000126501 A JP2000126501 A JP 2000126501A JP 2001305110 A JP2001305110 A JP 2001305110A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器管を切断することなく、また、加圧
水を用いないで、熱交換器管の内側からの非破壊検査が
簡易にできる検査システムと方法を提供すること。 【解決手段】 複数の管1と該複数の管1の上管寄せ2
とからなる管構造物の管1内を超音波センサー8先端に
備えた信号ケーブル10で点検する。上管寄せ2に設置
される点検用管台4aまたは隣接する熱交換器との連絡
管43内部に設けられた、信号ケーブル10を内部に挿
脱自在にした誘導ノズル6aを上下、左右、前後及び/
又は回転させて誘導ノズル6aの先端部を自在に屈曲さ
せて誘導ノズル6aの先端を被検管穴に結合させ、前記
誘導ノズル6a内の信号ケーブル10を、該信号ケーブ
ル10の表面を覆う皮膜7のラック形状部に噛み合うピ
ニオンを備えた信号ケーブル送り装置12で管1内に挿
脱自在にして、信号ケーブル10先端の超音波センサー
8で被検管1内を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばボイラに使
われている熱交換器管の肉厚測定や探傷検査を管の内側
から実施するのに好適な管の非破壊検査システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ボイラの熱交換器管は長時間使用するこ
とによって腐食減肉や割れが発生することがあるので定
期的に肉厚測定や探傷検査を行い、健全性を確認する必
要があるが、熱交換器管は狭隘かつ複雑に配置されてい
るので、熱交換器管の外側からこれらの非破壊検査する
ことは困難である。そこで従来は図7に示すように構成
されたシステムを用いて、熱交換器管の内側から超音波
検査が行われている。
【0003】図7に示す従来の超音波検査システムの全
体概略構成図を示すが、超音波検査システムは多数の受
圧具101を具備し、一端が超音波センサー102、他
端が超音波検査装置103と接続され、相互間の信号伝
達を行う信号ケーブル104、この信号ケーブ104を
熱交換器管1の内部に送り込んだり、あるいは送り出し
たりするケーブル送り装置105、ケーブル送り装置1
05と連結され、信号ケーブル104を巻き取りあるい
は巻き戻しするケーブル巻き取り装置106、信号ケー
ブル104に取り付けている受圧具101に水圧を加え
るために用いる水槽107の水を加圧するポンプ10
8、ポンプ108で発生する加圧水の流れ方向を換える
切換弁109、そして、これらのケーブル送り装置10
5、ケーブル巻き取り装置106、ポンプ108および
切換弁109をコントロールする制御装置110によっ
て構成されている。
【0004】このシステムを用いて熱交換器管1の内側
から超音波検査を行う場合は、先ず、上側管寄せ2の近
くで熱交換器管1を切断し、ホース111aを介してケ
ーブル送り装置105と接続する。次に、下側管寄せ3
の近くで熱交換器管1を切断し、ホース111bを介し
て熱交換器管1と切換弁109とを接続する。そして、
ポンプ108を起動し、加圧水がケーブル巻き取り装置
106に向かって流れるように切換弁109を切り換え
る。なお、熱交換器管の管寄せ2、3には隣接する熱交
換器からの連絡管43が接続している。
【0005】その後、信号ケーブル104をケーブル巻
き取り装置106で巻き戻しながらケーブル送り装置1
05で熱交換器管1の内部へ送り込み先端に取り付けた
超音波センサー102で熱交換器管1の超音波検査を内
側から行っている。ここで、図8に熱交換器管1の内部
を示すが、図8に示すような曲管部において熱交換器管
1の内面と信号ケーブル104の間に大きな摩擦力が生
じ、信号ケーブル104が座屈するので信号ケーブル1
04に多数の受圧具101を等間隔で設け、この受圧具
101にポンプ108よって発生させた加圧水の圧力を
与えることによって信号ケーブル104の搬力を補強し
ている。
【0006】また、熱交換器管1の超音波検査が終わる
と切換弁109を切り替えて加圧水の流れ方向を反転さ
せた後、信号ケーブル104をケーブル送り装置装置1
05で熱交換器管1の内部から送り出しながらケーブル
巻き取り装置106で巻き取り一連の超音波検査を終了
するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来の超音
波検査システムでは超音波センサー102を熱交換器管
1の内部に送り込むために熱交換器管1を切断する必要
があり、その復旧を含め多大な工期と経費がかかってい
た。また、信号ケーブル104の搬送に加圧水を必要と
するため、システム全体が耐圧かつ大掛かりな構造にな
っていた。
【0008】そこで、本発明の課題は、上記従来技術の
問題点を解決し、熱交換器管を切断することなく、ま
た、加圧水を用いないで、熱交換器管の内側からの非破
壊検査が簡易にできる検査システムを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記本発明の課題を解決
するために、本発明は次のような構成を採用する。すな
わち、ボイラ鋼管、各種熱交換器の伝熱管等の複数の管
と該複数の管の管寄せとからなる管構造物の肉厚測定や
探傷検査をその管の内側から行う管の非破壊検査システ
ムであって、前記管構造物の管内を点検するための探索
センサーをセンタに接続した信号ケーブルを備えた管の
検査システムに関するものであり、管寄せに設置される
点検用管台または隣接する管構造物の連絡管と、前記点
検用管台または隣接する管構造物の連絡管に設けられ
た、信号ケーブルを内部に挿脱可能な誘導ノズルと、該
誘導ノズルの先端を管寄せ内から被検管穴に結合させ、
点検用管台または隣接する管構造物との連絡管に固定さ
れた案内装置と、前記誘導ノズルの管寄せ側とは反対側
の端部に接続した中空のフレキシブルチューブと、前記
誘導ノズルと中空のフレキシブルチューブ内部に挿脱自
在に配置される表面に摩擦抵抗の小さいラック形状の屈
曲自在な皮膜で覆われた信号ケーブルと、該信号ケーブ
ルの先端に取り付けられた探索センサーと、前記信号ケ
ーブルを管内に搬送あるいは搬出する前記信号ケーブル
皮膜表面のラック形状部に噛み合うピニオンを備えた皮
膜ケーブル送り装置と、前記探索センサーからの信号を
受けて検査する検査装置と、該検査装置からの信号を検
査結果として演算処理するデータ処理装置、前記データ
処理装置によって演算処理された検査データを表示する
表示装置と記録する記録装置とから構成される管の検査
システムである。
【0010】上記管の検査システムでの案内装置は誘導
ノズルを上下・左右・前後に移動する機構とノズル先端
部を自在に屈曲する機構とを備えたものを使用できる。
また、前記案内装置は誘導ノズルを回動する機構およ
び、誘導ノズルは先端部が自在に屈曲し、被検管穴に磁
力結合する機構を備えたものを使用できる。
【0011】前記案内装置によって管寄せ内に案内され
る誘導ノズルは管寄せの軸芯に保持され先端部が自在に
屈曲し被検管穴に磁力結合する機構を備えてもよい。
【0012】また、本発明には、複数の管と該複数の管
の管寄せとからなる管構造物の管内を探索センサー先端
に備えた信号ケーブルで点検する管の検査方法であっ
て、管寄せに設置される点検用管台または隣接する管構
造物との連絡管から前記点検用管台または隣接する管構
造物内部に設けられた、信号ケーブルを内部に挿脱自在
にした誘導ノズルを上下、左右、前後及び/又は回転さ
せて誘導ノズル先端部を自在に屈曲させて誘導ノズルの
先端を被検管穴に結合させ、前記誘導ノズル内の信号ケ
ーブルを、該信号ケーブル表面を覆う皮膜のラック形状
部に噛み合うピニオンを備えた信号ケーブル送り装置で
管内に挿脱自在にして、信号ケーブル先端の探索センサ
ーで被検管内を検査する管の検査方法も含まれる。
【0013】上記のように、信号ケーブルの先端に付け
た超音波センサーなどの探索センサーは、案内装置の誘
導ノズルを介し管寄せ内から熱交換器管の中に送り込ま
れるため、超音波検査等の非破壊検査のための熱交換器
管の切断が不要になる。また、信号ケーブルは外側を摩
擦抵抗が小さいネジ形状をした屈曲自在な皮膜で覆われ
ているので、送り装置で信号ケーブルを熱交換器管の中
に確実に送り込めるため加圧水が不要になる。探索セン
サーは、超音波センサーに限らず、磁気センサーなどの
その他の非破壊検査用のセンサーが用いられる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の熱交換器管
の超音波による検査を例にした検査システムについて、
図1〜図4により説明する。なお、本実施の形態に係わ
る超音波検査システムは熱交換器管の管寄せ上部に点検
用管台がある場合に適用されるものである。
【0015】図1〜図4に示す本実施の形態に係わる超
音波検査システムは、熱交換器管1の上管寄せ2(図1
には一部管壁を取り除いた上管寄せ2を示す)の上部に
設置されている点検用管台4aまたは隣接する熱交換器
との連絡管43に固定され、誘導ノズル6aの先端を上
管寄せ2の内側から熱交換器管1の穴に結合させる案内
装置5a、外側が摩擦抵抗の小さいネジ形状をした屈曲
自在な皮膜7(図4)で覆われ、一端が超音波センサー
8に、他端が超音波検査装置9にそれぞれ接続され、相
互間の信号の伝達を行う信号ケーブル10、誘導ノズル
6aの終端と中空のフレキシブルチューブ11を介して
接続され、信号ケーブル10を熱交換器管1内に搬入あ
るいは熱交換器管1内から搬出するケーブル送り装置1
2、超音波検査装置9からの信号を検査結果として演算
処理するデータ処理装置13、データ処理装置によって
演算処理された検査データを表示する表示装置14と記
録する記録装置15とを備えている。
【0016】ケーブル送り装置12の内部には信号ケー
ブル10の表面のラック形状の凹凸表面を有する皮膜7
と一対ずつ噛み合い、2組からなるピニオン29a、2
9b、29c、29d(図3)とピニオン29a、29
b、29c、29dを駆動する図示しないモーターと皮
膜7の凹凸面と噛み合う一対のピニオンからなる計測機
構30が設けられている。
【0017】上記構成からなる超音波検査システムにお
いて、熱交換器管1の超音波検査を行う場合、まず、ボ
イラの給水設備を利用して熱交換器管1の内部に水を満
たす。そして、上管寄せ2に設けられている点検用管台
4aまたは連絡管43に案内装置5aを図示しないボル
トで固定し、誘導ノズル6aの先端を上管寄せ2の内側
から熱交換器管1の穴に結合させる。その後、誘導ノズ
ル6aの終端と送り装置12とを中空のフレキシブルチ
ューブ11で接続し、信号ケーブル10の皮膜7と噛み
合っている送り装置12のピニオン29a、29b、2
9c、29dを図示しないモーターで回転させ、一端を
超音波センサー8と他端を超音波検査装置9と接続した
信号ケーブル10を、交換器管1の中に確実に搬送す
る。
【0018】この搬送過程において超音波センサー8と
超音波検査装置9との間で信号の授受が行われ、得られ
た信号をデータ処理装置13で演算処理し、検査結果と
して表示装置14に表示するとともに、記録装置15に
記録する。
【0019】以上のようにして熱交換器管1が下管寄せ
3近くまで超音波検査できれば送り装置12のピニオン
29a、29b、29c、29dを反転させ、信号ケー
ブル10をもとの位置まで搬出し、一連の超音波検査を
終了する。
【0020】上記案内装置5aの一部破断面を示す側面
図である図2(a)、図2(b)(図2(a)と図2
(b)は90度見る角度を変えた側面図)に示すよう
に、熱交換器管1の前後方向へ自在に屈曲する関節部1
6、熱交換器管1の左右方向へ自在に屈曲する関節部1
7、熱交換器管1の穴に磁力結合する電磁石18を備え
た誘導ノズル6aと、誘導ノズル6aの関節部16をワ
イヤー24a、24bを介して自在に屈曲させるエァー
シリンダー19a、19b、関節部17をワイヤー25
a、25bを介して自在に屈曲させるエァーシリンダー
20a、20b、誘導ノズル6aを上下方向へ移動させ
る上下移動機構21、誘導ノズル6aを前後方向へ移動
させる前後移動機構22、誘導ノズル6aを左右方向へ
移動させる左右移動機構23とを備えており、誘導ノズ
ル6aの先端を上管寄せ2の内から熱交換器管1の穴に
結合させるときには、誘導ノズル6aの内部に図示しな
いファイバースコープあるいはCCDカメラを挿入し、
これで観察しながら関節部16をエァーシリンダー19
a、19bで屈曲しながら関節部17をエァーシリンダ
ー20a、20bで屈曲するとともに、前後移動機構2
2のハンドル26、左右移動機構23のハンドル27お
よび上下移動機構21のハンドル28を操作し、誘導ノ
ズル6aの先端を熱交換器管1の穴に合わせてから電磁
石18を作動させ、誘導ノズル6aの先端を上管寄せ2
の内側から熱交換器管1の穴に固定する。
【0021】上記送り装置12は、図3に示すように皮
膜7に噛み合うピニオン29a、29b、29c、29
dと信号ケーブル10の送り量を計測する計測機構30
を備えており、信号ケーブル10を熱交換器管1の任意
の位置に搬送する場合は計測機構30で送り量を計測し
ながら皮膜7のラック形状部に噛み合ったラック7aを
図示しないモーターで回動する。ここで、図4に示すよ
うに信号ケーブル10は外側を摩擦抵抗の小さい屈曲自
在の皮膜7で覆われ、かつ、最先端には案内子31を備
えているので、たとえ熱交換器管1に曲管部があっても
座屈することなく信号ケーブル10を熱交換器管1の中
に確実に搬送することができる。
【0022】連絡管43から超音波検査をする場合に
は、例えば管1の長さ方向に3列に並列配置された3つ
の管1を連続して検査する。このとき連絡管43近傍の
管1が、連絡管43からの流体流入のため、その熱交換
器パネルで最も損傷が起こりやすい部分であり、そのよ
うに、その近傍の2〜3列の管1を検査して異常がなけ
れば、熱交換器パネル全体に異常なしと判断でき、ま
た、異常があればその周辺の管1をさらに検査する。
【0023】次に、本発明の他の実施の形態に係わる熱
交換器管1の超音波検査システムについて、図5、図6
により説明する。図5は超音波検査システム全体の概略
図を示し、図6にはその要部断面の上面図(図6
(a))と側面図(図6(b))を示す。なお、本実施
の形態に係わる超音波検査システムは管寄せ2の側部に
点検用管台4bまたは連絡管43がある場合に適用され
るものである。
【0024】図5、図6に示す本実施の形態に係わる熱
交換器管1の超音波検査システムは、上管寄せ2の側部
に設置されている点検用管台4bまたは連絡管43に固
定され、誘導ノズル6bの先端を上管寄せ2の内から熱
交換器管1の穴に結合させる案内装置5b、外側が摩擦
抵抗の小さいネジ形状をした屈曲自在な皮膜(図示せ
ず)で覆われ、一端が超音波センサー8と他端が超音波
検査装置9と接続され、相互間の信号の伝達を行う信号
ケーブル10、誘導ノズル6bの終端と中空のフレキシ
ブルチューブ11を介して接続され、信号ケーブル10
を熱交換器管1内に搬送あるいは搬出するケーブル送り
装置12、超音波検査装置9からの信号を検査結果とし
て演算処理するデータ処理装置13、データ処理装置1
3によって演算処理された検査データを表示する表示装
置14、前記検査データを記録する記録装置15を備え
ている。
【0025】上記図5、図6に示す熱交換器管1の超音
波検査システムにおいて、熱交換器管1の超音波検査を
行う場合、まず、ボイラの給水設備を利用して熱交換器
管1の内部に水を満たす。そして、上管寄せ2に設けら
れている点検用管台4bまたは連絡管43に案内装置5
bを締め付け具32で固定し、誘導ノズル6bの先端を
上管寄せ2の内から熱交換器管1の穴に結合させる。そ
の後、誘導ノズル6bの終端と送り装置12とを中空の
フレキシブルチューブ11で接続し、信号ケーブル10
の皮膜7と噛み合っている送り装置12(図3に示す送
り装置12と同一の構成を有する)の一対のピニオンを
2組を図示しないモーターで回転させ、一端を超音波セ
ンサー8と他端を超音波検査装置9と接続した信号ケー
ブル10を、熱交換器管1の中に確実に搬送する。この
搬送過程において超音波センサー8と超音波検査装置9
との間で信号の授受が行われ、得られた信号をデータ処
理装置13で演算処理し、検査結果として表示装置14
に表示するとともに、記録装置15に記録する。
【0026】以上のようにして熱交換器管1が下管寄せ
3近くまで超音波検査できれば送り装置12のピニオン
を反転させ、信号ケーブル10をもとの位置まで搬出
し、一連の超音波検査を終了する。
【0027】上記図5、図6に示す案内装置5bは、図
6(a)、図6(b)に示すように、先端が自在に屈曲
する関節部33、上管せ2の軸芯に保持する調芯機構3
4、熱交換器管1の穴に磁力結合する電磁石18bを備
えた誘導ノズル6bと、誘導ノズル6bの関節部33を
図示しないロットを介して自在に屈曲させる屈曲レバー
35、開脚装置付調芯機構34を図示しないロットで開
脚させる開脚レバー41、誘導ノズル6bの終端をロー
ラー36で支持しながら送り出す送り機構37、誘導ノ
ズル6b全体を回動させる回転機構38とを備えてお
り、誘導ノズル6bの先端を上管寄せ2の内から熱交換
器管1の穴に結合させるときには、調芯機構34を開脚
レバー41で開脚させ、誘導ノズル6bを管寄せ軸芯に
調芯する。そして、誘導ノズル6bの内部に図示しない
ファイバースコープあるいはCCDカメラを挿入し、こ
れで観察しながら関節部33を屈曲レバー35で屈曲す
る。次に、送り機構37の送りハンドル39を操作し誘
導ノズル6bを管寄せ軸芯方向に送るとともに回転機構
38の回転レバー40を操作し周方向に回転させ誘導ノ
ズル6bの先端を熱交換器管1の穴に合わせる。そし
て、電磁石18bを作動させ誘導ノズル6bの先端を上
管寄せ2の内側から熱交換器管1の穴に固定するもので
ある。
【0028】
【発明の効果】本発明の管の超音波検査システムは、熱
交換器管の穴に誘導ノズルの先端を管寄せの内側から結
合させる案内装置、一端が超音波センサーと他端が超音
波検査装置と接続された信号ケーブル、信号ケーブルを
管内に搬送および搬出する送り装置、超音波検査装置か
らの信号を演算処理するデータ処理装置、データ処理結
果を検査データとして表示する表示装置と記録する記録
装置とを備えたことによって、熱交換器管を切断するこ
となく、熱交換器管の超音波検査ができるので検査費用
の大幅低減が可能となる。
【0029】また、信号ケーブルの外側を覆う摩擦抵抗
の小さいネジ形状をした屈曲自在の皮膜、この皮膜表面
に設けられたネジ山に噛み合うピニオンを具備した送り
装置を備えることによって、熱交換器管が例え曲がり部
を形成していても加圧水を使用することなく、信号ケー
ブルを熱交換器管の内部に搬送できるのでシステム全体
の簡略化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる超音波検査シス
テムの全体説明図である。
【図2】 上記実施形態に係わる案内装置の説明図で、
(a)は(b)の側面図である。
【図3】 上記実施形態に係わる送り装置の説明図であ
る。
【図4】 上記実施形態に係わる信号ケーブルが熱交換
器管の曲がり部を通過する様子を説明する図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態に係わる超音波検査
システムの全体説明図である。
【図6】 上記他の実施形態に係わる案内装置の作動説
明図で、(a)は通常の状態、(b)は熱交換器管の穴
に誘導ノズル先端を結合した状態を説明する図である。
【図7】 従来の超音波検査システムの全体構成を説明
する図である。
【図8】 従来の超音波検査システムに係わる信号ケー
ブルが熱交換器管の曲がり部を通過する様子を説明する
図である。
【符号の説明】
1 熱交換器管 2 上側管寄せ 3 下側管寄せ 4a、4b 点
検用管台 5a、5b 案内装置 6a、6b 誘
導ノズル 7 皮膜 7a ラック 8 超音波センサー 9 超音波検査
装 10 信号ケーブル 11 フレキシ
ブルチューブ 12 ケーブル送り装置 13 データ処
理装置 14 表示装置 15 記録装置 16、17 関節部 18 電磁石 19a、19b、20a、20b エァーシリンダー 21 上下移動機構 22 前後移動
機構 23 左右移動機構 24a、24b、25a、25b ワイヤー 26、27、28 ハンドル 29a、29b、29c、29d ピニオン 30 計測機構 31 案内子 32 締め付け具 33 関節部 34 調芯機構 35 屈曲レ
バー 36 ローラー 37 送り機
構 38 回転機構 39 送りハ
ンドル 40 回転レバー 41 開脚レ
バー 43 連絡管 101 受圧具 102 超音
波センサー 103 超音波検査装置 104 信号
ケーブル 105 ケーブル送り装置 106 ケー
ブル巻き取り装置 107 水槽 108 ポン
プ 109 切換弁 110 制御
装置 111a、111b ホース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の管と該複数の管の管寄せとから
    なる管構造物の管内を点検するための探索センサーをセ
    ンタに接続した信号ケーブルを備えた管の検査システム
    であって、 管寄せに設置される点検用管台または隣接する管構造物
    と、前記点検用管台または隣接する管構造物との連絡管
    に設けられた、信号ケーブルを内部に挿脱可能な誘導ノ
    ズルと、該誘導ノズルの先端を管寄せ内から被検管穴に
    結合させ、点検用管台または隣接する管構造物との連絡
    管に固定された案内装置と、前記誘導ノズルの管寄せ側
    とは反対側の端部に接続した中空のフレキシブルチュー
    ブと、前記誘導ノズルと中空のフレキシブルチューブ内
    部に挿脱自在に配置される表面に摩擦抵抗の小さいラッ
    ク形状の屈曲自在な皮膜で覆われた信号ケーブルと、該
    信号ケーブルの先端に取り付けられた探索センサーと、
    前記信号ケーブルを管内に搬送あるいは搬出する前記信
    号ケーブル皮膜表面のラック形状部に噛み合うピニオン
    を備えた皮膜ケーブル送り装置と、前記探索センサーか
    らの信号を受けて検査する検査装置と、該検査装置から
    の信号を検査結果として演算処理するデータ処理装置、
    前記データ処理装置によって演算処理された検査データ
    を表示する表示装置と記録する記録装置とから構成され
    ることを特徴とする管の検査システム。
  2. 【請求項2】 案内装置は誘導ノズルを上下・左右・前
    後に移動する機構とノズル先端部を自在に屈曲する機構
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の管の検査シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 案内装置は誘導ノズルを回動する機構も
    備えていることを特徴とする請求項2記載の管の検査シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 案内装置によって管寄せ内に案内される
    誘導ノズルは先端部が自在に屈曲し、被検管穴に磁力結
    合する機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の管
    の検査システム。
  5. 【請求項5】 案内装置によって管寄せ内に案内される
    誘導ノズルは管寄せの軸芯に保持され先端部が自在に屈
    曲し被検管穴に磁力結合する機構を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の管の検査システム。
  6. 【請求項6】 複数の管と該複数の管の管寄せとからな
    る管構造物の管内を探索センサー先端に備えた信号ケー
    ブルで点検する管の検査方法であって、管寄せに設置さ
    れる点検用管台または隣接する管構造物との連絡管から
    前記点検用管台または隣接する管構造物内部に設けられ
    た、信号ケーブルを内部に挿脱自在にした誘導ノズルを
    上下、左右、前後及び/又は回転させて誘導ノズル先端
    部を自在に屈曲させて誘導ノズルの先端を被検管穴に結
    合させ、前記誘導ノズル内の信号ケーブルを、該信号ケ
    ーブル表面を覆う皮膜のラック形状部に噛み合うピニオ
    ンを備えた信号ケーブル送り装置で管内に挿脱自在にし
    て、信号ケーブル先端の探索センサーで被検管内を検査
    することを特徴とする管の検査方法。
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