JP2001304218A - モルタル用ドリルねじと被取着物を取り付ける方法 - Google Patents

モルタル用ドリルねじと被取着物を取り付ける方法

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JP2001304218A
JP2001304218A JP2000119350A JP2000119350A JP2001304218A JP 2001304218 A JP2001304218 A JP 2001304218A JP 2000119350 A JP2000119350 A JP 2000119350A JP 2000119350 A JP2000119350 A JP 2000119350A JP 2001304218 A JP2001304218 A JP 2001304218A
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drill
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Satoshi Yashiro
敏 八代
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TAIRA HEISHIRO
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MIYAGAWA KINZOKU HANBAI KK
TAIRA HEISHIRO
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16B25/00Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws
    • F16B25/10Screws performing an additional function to thread-forming, e.g. drill screws or self-piercing screws
    • F16B25/103Screws performing an additional function to thread-forming, e.g. drill screws or self-piercing screws by means of a drilling screw-point, i.e. with a cutting and material removing action
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下穴を全く必要とせず、直接モルタル壁ある
いはブロックに被取着物を螺着することができるような
モルタル用ドリルねじ及びモルタル壁等へ被取着物を取
り付ける方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 先端に、先端角が100〜140度の角
度を有し表面および内部の硬度が少なくともHRC硬度
で49以上の硬度を有する切り刃1Aを有し、その基端
側に切り刃1Aより外径が小さな断面円形のパイロット
部1Pと、その基端側に切り刃の径より外径が大きいね
じ部1Sと、基端にねじ頭部1Hを有する。モルタル壁
等の表面に被取着物を配置して、表面側から、先端に、
上記モルタル用ドリルねじ1を、該切り刃1Aの先端が
被取着物の表面に向けて、先端に取着した、パワー振動
ドリルによって、振動と回転方向の衝撃を加えつつ取り
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、所謂
「モルタル壁」あるいはブロック等に対象物を下穴を明
けることなく直接螺着することができるねじ(以下、こ
の明細書において「モルタル用ドリルねじ」ともいう)
と該ねじを使用して被取着物を取り付ける方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、モルタル壁あるいはブロック等に、その上からさら
にサイディングボードを取着する際、あるいはガス給湯
器等の機器又は配管等を取着するために金具を取着する
際には、まず、モルタル壁あるいはブロックに所謂「コ
ンクリートドリル」を使用して下穴を穿設し、しかる後
に、その下穴に、アンカーをこれら下穴と一体になるよ
うに打ち込んで、このアンカーに取着用のねじを螺着す
ることによって、おこなわれている。
【0003】従って、作業者は、コンクリートドリルを
取着した振動電気ドリルと、アンカーとそれを打ち込む
ためのハンマーと、取着用のねじを先端に取着した電動
ドライバーを順次、一穴毎に、これら3種類のものをそ
の都度持ち替えて、作業をおこなう必要がある。あるい
は複数の作業者が順次それら3種類の作業をおこなう必
要がある。例えば、従来の家屋の表面を覆うモルタル壁
の表面に、被取着物である、現在流行りの「サイディン
グボード」を取着する際には、上記一連の作業が、一般
的な大きさ(建坪が30〜40坪程度)の家屋で約60
0箇所、少し大きめの家屋の場合には、約1000箇所
も必要となり、極めて手間のかかる作業となっていた。
特に、一人の作業者がおこなう場合には、上記3種類の
作業に必要な工具と取着用のねじあるいはアンカー等を
携帯して、足場上を移動しつつ作業をしなければなら
ず、実際には、文章で記載する以上に厄介な且つ手間の
かかる作業である。
【0004】また、給湯器および配管等の取着用の金具
(被取着物)をブロックへ取着する場合にも、上述のよ
うに穴の数は多くはないが、上記同様の厄介な作業が必
要となっていた。特に、上記配管の取着の場合には、上
記下穴にアンカーがきっちり(しっかり)した状態で埋
設されていないと、蛇口の開閉の際に生じる水撃(衝撃
的な振動)によって、上記ねじ止めされた部分が外れる
ような事態になる。
【0005】さらには、上記下穴の穿設は、コンクリー
トドリルを取着した振動電気ドリルを使用しておこなわ
れるが、このコンクリートドリルの先端には、回転中心
を横切る所定長さのチゼルエッジが存在することから、
回転中心が定まらず所謂「芯振れ」が生じて、正確な真
円の下穴が穿設されず、従って、下穴の内周とアンカー
の外周が密着せず、該アンカーの引き抜き強度が、低下
する。
【0006】ところで、一方において、鉄板等へ被対象
物を取着する場合、直接被取着物を螺着することができ
るような所謂「ドリルねじ」が提供されている。そし
て、モルタル壁あるいはブロックに対しても、このよう
に直接螺着できるようなねじの要望は高いが、モルタル
壁あるいはブロックの場合には、その硬度が鉄等に比べ
て高く、且つ穿設には加振する必要があることから、上
記「ドリルねじ」では切刃部分の磨耗とねじ込む際の
「芯振れ」が著しく、潜在的需要が高いにもかかわら
ず、各社ねじメーカから提供されていないのが現状であ
る。
【0007】本発明は、このような現況に鑑みおこなわ
れたもので、下穴を全く必要とせず、直接モルタル壁あ
るいはブロックに被取着物を螺着することができるよう
な「モルタル用ドリルねじ」とこの「モルタル用ドリル
ねじ」を使用して被取着物を取り付ける方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本第1の発明にかかるモ
ルタル用ドリルねじは、先端に、先端角が100〜14
0度の角度を有するとともに表面および内部の硬度が少
なくともHRC硬度で49以上の硬度を有する切り刃を
有し、その基端側に隣接して切り刃より外径が小さな断
面円形のパイロット部と、さらにその基端側に上記切り
刃の径より外径が大きいねじ部と、基端にねじ頭部を有
することを特徴とする。
【0009】しかして、このように構成されたモルタル
用ドリルねじによると、先端角が100〜140度の角
度を有するとともに表面および内部の硬度が少なくとも
HRC硬度で49以上(具体的には49〜51程度)の
硬度を有する切り刃によって固いモルタル壁あるいはブ
ロックにも穿設することができ、しかもその基端側のパ
イロット部によって、切り刃による穿設の過程における
芯ぶれが防止されつつ、その基端側のねじ部で対象物を
モルタル壁に螺着することができる。
【0010】また、上記モルタル用ドリルねじにおい
て、上記モルタル用ドリルねじ全体が、マルテンサイト
系高強度ステンレス鋼で構成されていると、耐磨耗性の
高い且つ靱性の高い、しかも製造もし易い実用的なモル
タル用ドリルねじとなる。
【0011】さらに、上記モルタル用ドリルねじにおい
て、上記パイロット部の軸方向の長さが、少なくとも切
り刃部分の軸方向の長さより寸法的に長く構成されてい
ると、穿設時の芯振れを有効に防止することができる点
で好ましい構成となる。
【0012】また、本第2の発明にかかるモルタル用ド
リルねじを用いてモルタル壁あるいはブロックに被取着
物を取り付ける方法であって、モルタル壁あるいはブロ
ックの表面に被取着物を配置して、その表面側から、先
端に、先端角が100〜140度の角度を有するととも
に表面および内部の硬度が少なくともHRC硬度で49
以上の硬度を有する切り刃を有し、その基端側に隣接し
て切り刃より外径が小さな断面円形のパイロット部と、
さらにその基端側に上記切り刃の径より外径が大きいね
じ部と、基端にねじ頭部を有するモルタル用ドリルねじ
を、該切り刃の先端が被取着物の表面に向けて、先端に
取着した、パワー振動ドリルによって、振動と回転方向
の衝撃を加えつつ取り付けることを特徴とする。
【0013】しかして、この取り付け方法によると、従
来必要であった、下穴の穿設とアンカーの埋設等が不要
になり、極めて迅速に且つ容易に取着できる。しかも、
アンカーを介さず直接、モルタル用ドリルねじで、モル
タル壁あるいはブロックに取着するため、極めて信頼性
の高い、且つ強固な取着が得られることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態(実施
例)にかかるモルタル用ドリルねじとこのねじを用いて
被取着物を取り付ける方法について、図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
【0015】図1は本実施例にかかるモルタル用ドリル
ねじの側面図、図2は図1に示すモルタル用ドリルねじ
の先端部の構成を示す図1のII-II 部分拡大矢視図、図
3は図4のIII-III 矢視図、図4(a)は切り刃の先端
角およびすくい面並びに逃げ面を表した図2の先端部分
の拡大図、同(b)はすくい角と逃げ角を表した(a)
の刃先部分の部分拡大図、図5は図2の先端のサブラン
ド径とにげ面を表した図4(a)のV-V 部分拡大矢視
図、図6は頭部のドライバービットの挿入穴を表す図1
のVI−VI矢視図である。
【0016】図1において、1はモルタル用ドリルねじ
で、このモルタル用ドリルねじ1は、先端に切り刃1A
を具備し、この切り刃1Aの先端角α(図4参照)はこ
の実施例では135度となっている。しかし、この先端
角αは、100度〜140度の範囲であれば基本的な作
用効果を奏するが、マルテンサイト系の特殊ステンレス
鋼(高硬度ステンレス鋼)を用いる場合には、耐磨耗性
と切削性を両立させる好ましい観点からは、上記130
度〜135度の角度が最も好ましい。そして、この切り
刃1A部分は、HRC硬度において49以上、この実施
例ではHRC硬度が51となっている。この実施例で
は、図5に図示するように、この切り刃1A部分のねじ
れ角βが約1〜1.5度となっており、また、図4
(b)に図示するように、すくい面1uと逃げ面1eと
がなす角(すくい角)γが約5〜8度になっており、さ
らに、逃げ角ηが約5〜8度になっている。また、この
切り刃1A部分は、図2,図5に図示するように、サブ
ランド径Dsは、上記切り刃1Aの外径Daに対して、
1/4〜1/3程度の寸法に構成されている。そして、
図4に図示するように、切り刃1A部分の基端側(ねじ
頭部側)に隣接して、パイロット部1Pが形成されてい
るが、この切り刃1A部分は、先端方からパイロット部
1Pに隣接する部分にゆくにしたがって外径が徐々に小
さくなっている。具体的には、0.5度程度の角度のテ
ーパ角でパイロット部1P側にゆくにしたがって外径が
徐々に小さく構成されている。なお、図において、1M
は、切り刃1A部分の切り屑の排出溝である。そして、
図4に図示するように、パイロット部1Pは、外形が円
柱状をしており、上記切り刃1A部分の最大径Daよ
り、小さい径で且つ該パイロット部1Pに隣接する部位
の切り刃1A部分の径Dbより大きい径Dpとなってい
る。そして、図1に図示するように、この実施例の場
合、上記パイロット部1Pの軸長手方向の寸法Lpは、
上記切り刃1A部分の軸長手方向の寸法Laより長く、
具体的には約2.5〜3倍程度の寸法に構成されてい
る。そして、上記パイロット部1Pの基端側(ねじ頭部
側)に隣接して、ねじ部1Sが構成されている。このね
じ部1Sは、ねじ山の外径Doが上記切り刃1A部分の
最大径Da(図4参照)より大きく、且つ谷径Diが該
切り刃1A部分の最大径Da(図4参照)より小さく構
成されている。そして、このねじ部1Sは、上記パイロ
ット部1Pと同じ素材径を転造することによって、上記
ねじ山と谷とを形成している。従って、ねじの谷径は、
パイロット部1Pの径より小さい径となっている。ま
た、このねじ部1Sのピッチは、所謂5mmのモルタル
用ドリルねじにおいて、2mmになっている。しかし、
ねじのピッチは上記寸法に限定されるものではなく、例
えば、1.5mmであっても、2.5mmであってもよ
い。しかし、引き抜き強度等の点から、螺着し易さの点
から、3mmのモルタル用ドリルねじの場合、2mm程
度が好ましい。また、この実施例では、上記ねじ部1S
のねじ山には、17.5mmピッチの、ねじ山と逆方向
の螺旋状の鬼目(ノッチあるいはスリットとも呼ばれ
る)Eが形成されている。この鬼目Eは、切り粉(セメ
ント粉)の排出を促進し、且つ鬼目の回転方向前側のエ
ッジによる切削作用を有する点において好ましい構成と
なる。また、上記ねじ部1Sの基端側(ねじ頭部側)、
つまりこの実施例の場合には、モルタル用ドリルねじの
基端部には、ねじ頭部1Hが形成されている。また、こ
の実施例では、上記ねじ頭部1Hのねじ部側、つまり皿
状部分の面1fには、断面三角形状の皿取り刃1hが形
成され、この皿取り刃1hが螺着時に皿状に穿設するこ
とによって、この皿状になった部分が被取着物の面に埋
設されるようになっている。ところで、このねじ頭部1
Hは、この実施例では皿状の頭部であるが、この形態に
限定されるものでなく、例えば、なべ、丸皿、平、丸
平、六角、四角、あるいはそれらの鍔付のもの(例え
ば、鍔付なべ)等の周知の形状のものであってよい。ま
た、この実施例では、ドライバービットからねじが脱落
しないように、上記皿状の頭部の基端面1tには、図6
に図示するように、エイトポイント(((株)ミヤガ
ワ:本社 大阪府柏原市上市1丁目28号)の登録商
標)と呼ばれる平面視において「四角形を二つ均等に突
出部が形成されるようを重ね合わせた」星型の係合穴1
kが形成されている。しかし、この係合孔に代えて、図
示しないが、スクエアビット用の四角穴または十字穴等
であってもよい。また、係合穴を設ける代わりに、六角
レンチ用の六角頭あるいは四角頭であってもよい。
【0017】しかして、上述のように構成された本発明
にかかるモルタル用ドリルねじ1は、モルタル壁あるい
はブロックへ被取着物を取り付ける際に、以下のように
使用される。以下、このモルタル用ドリルねじ1を用い
た取り付け方法とともに、このモルタル用ドリルねじ1
の作用について説明する。即ち、このモルタル用ドリル
ねじ1によれば、被取着物、例えば、サイディングボー
ドをモルタル壁の表面に取着しようとする場合には、モ
ルタル壁の表面に単に取着しようとするサイディングボ
ードを配置して、モルタル壁のバラ板のある箇所あるい
は垂木のある箇所に、このモルタル用ドリルねじ1を電
動等のパワー振動ドリルによって、ねじ込めば、それだ
けで、取着することができる。つまり、従来のように、
下穴の穿設やアンカーの埋設等の作業が不要となる。
【0018】この際、本モルタル用ドリルねじ1が、上
述のような構成を具備することから、固いモルタル壁あ
るいはブロックにも、少なくとも1回程度の穿設におい
て切り刃1Aが磨滅することなく、コンクリートドリル
と同様に容易に且つスピーディに穿設することができる
とともに、その穿設において切り刃の基端側に設けられ
た上記外径と長さを備えたパイロット部1Pによって、
穴深さ方向において真っ直ぐの、且つ断面が真円に近
い、穴を穿設しつつ螺着できることとなる。従って、強
い引っ張り強度を奏することとなる。また、穿設に際し
発生した切り粉を、穴の外へ排出することができること
から、効率的に穿設することが可能となる。
【0019】ところで、上記取り付け方法において、振
動ドリルに代えて、軸方向の衝撃力が小さいインパクト
ドリルによっても、モルタル用ドリルねじをねじ込むこ
とは可能であるが、作業効率および信頼性の点からは、
上記振動ドリルを使用するのが良い。なお、上記サイデ
ィングボードを直接取着せずに、モルタル壁上に一度
「胴縁」をこのモルタル用ドリルねじ1で固定して後、
この胴縁の上にサイディングボード用の市販のねじを使
って、サイディングボードを固定してもよい。
【0020】また、上記実施例では、モルタル用ドリル
ねじ1を用いて、モルタル壁にサイディングボードを取
り付ける場合について説明したが、ブロックに金具等を
取着する場合も、上記同じ要領で実施することができる
ことは言うまでもない。
【0021】このように、本発明にかかるモルタル用ド
リルねじおよびこのモルタル用ドリルねじを使用してモ
ルタル壁あるいはブロックに、サイディングボードある
いは金具等の被取着物を取り付ける方法によれば、従来
のように、コンクリートドリルを使用して下穴を穿設す
る必要がなく、またアンカーを必要とせず、簡単に螺着
することが可能となる。
【0022】
【発明の効果】本第1の発明にかかるモルタル用ドリル
ねじによれば、下穴を全く必要とせず、直接モルタル壁
あるいはブロックに被取着物を螺着することができ、し
かもこのモルタル用ドリルねじによって螺着すると大き
な引っ張り強度を得ることができる。従って、作業の効
率が飛躍的に向上するとともに、また、被取着物の取着
に関する信頼性が向上する。
【0023】また、本第2の発明にかかるこの「モルタ
ル用ドリルねじ」を使用して被取着物を取り付ける方法
によれば、直接モルタル用ドリルねじを用いて被取着物
を取着することができることから、従来の方法に比べ
て、比べものにならない程高い作業性が得られ、また取
り付けの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例にかかるモルタル用ドリルねじの側
面図である。
【図2】 図1に示すモルタル用ドリルねじの先端部の
構成を示す図1のII-II 部分拡大矢視図である。
【図3】 図4のIII-III 矢視図である。
【図4】 (a)は切り刃の先端角およびすくい面並び
に逃げ面を表した図2の先端部分の拡大図、(b)はす
くい角と逃げ角を表した(a)の刃先部分の部分拡大図
である。
【図5】 図2の先端のサブランド径とにげ面を表した
図4のV-V 部分拡大矢視図である。
【図6】 頭部のドライバービットの挿入穴を表す図1
のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
1……モルタル用ドリルねじ 1A……切り刃 1H……ねじ頭部 1P……パイロット部 1S……ねじ部
フロントページの続き (72)発明者 八代 敏 大阪府河内長野市市町34−3 コーポ汐の 宮C−303号 Fターム(参考) 3C069 AA04 AA05 BA09 BA10 CA08 EA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に、先端角が100〜140度の角
    度を有するとともに表面および内部の硬度が少なくとも
    HRC硬度で49以上の硬度を有する切り刃を有し、そ
    の基端側に隣接して切り刃より外径が小さな断面円形の
    パイロット部と、さらにその基端側に上記切り刃の径よ
    り外径が大きいねじ部と、基端に設けられたねじ頭部と
    を有することを特徴とするモルタル用ドリルねじ。
  2. 【請求項2】 前記モルタル用ドリルねじ全体が、マル
    テンサイト系高強度ステンレス鋼で構成されていること
    を特徴とする請求項1記載のモルタル用ドリルねじ。
  3. 【請求項3】 前記パイロット部の軸方向の長さが、少
    なくとも切り刃部分の軸方向の長さより寸法的に長いこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のモルタル用ドリル
    ねじ。
  4. 【請求項4】 モルタル用ドリルねじを用いてモルタル
    壁あるいはブロックに被取着物を取り付ける方法であっ
    て、 モルタル壁あるいはブロックの表面に被取着物を配置し
    て、その表面側から、先端に、先端角が100〜140
    度の角度を有するとともに表面および内部の硬度が少な
    くともHRC硬度で49以上の硬度を有する切り刃を有
    し、その基端側に隣接して切り刃より外径が小さな断面
    円形のパイロット部と、さらにその基端側に上記切り刃
    の径より外径が大きいねじ部と、基端にねじ頭部を有す
    るモルタル用ドリルねじを、該切り刃の先端を被取着物
    の表面に向けて、先端に取着した、パワー振動ドリルに
    よって、振動と回転方向の衝撃を加えつつ、直接モルタ
    ル用ドリルねじで被取着物をモルタル壁あるいはブロッ
    クに取り付けることを特徴とする被取着物を取り付ける
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205482A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Japan Power Fastening Co Ltd ドリルねじ
US11486433B2 (en) 2020-01-10 2022-11-01 Taiwan Shan Yin International Co., Ltd. Self-drilling screw

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