JP2001303586A - アンカーボルト耐震工法 - Google Patents

アンカーボルト耐震工法

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JP2001303586A
JP2001303586A JP2000124361A JP2000124361A JP2001303586A JP 2001303586 A JP2001303586 A JP 2001303586A JP 2000124361 A JP2000124361 A JP 2000124361A JP 2000124361 A JP2000124361 A JP 2000124361A JP 2001303586 A JP2001303586 A JP 2001303586A
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Harukatsu Kadoya
治克 角屋
Makoto Kanai
眞 金井
Yoshitaka Kurihara
由貴 栗原
Takaaki Hirayama
貴章 平山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄骨柱などの定着用のアンカーボルトに対する
地震作用を緩和して、地震によるアンカーボルトの損傷
や破断を軽減ないし遅延し、延いては建物の損傷や倒壊
を減少して人体に対する被害等の低減を図る。 【解決手段】基礎コンクリート1中に埋設したアンカー
ボルト2の上部露出部に螺合した締付けナット5と鉄骨
柱3のベースプレート4などの締付け対象部材との間に
金属塑性流動物質13を収容してなるダンパ手段6を介
在させた状態において、前記締付けナット5を用いて締
付け対象部材をコンクリート1に対して締付け固定し、
前記ダンパ手段6内に収容された金属塑性流動物質13
の塑性流動作用によって地震エネルギを吸収することに
より、アンカーボルト2に対する地震作用を緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎コンクリート
中に埋設されたアンカーボルトを介してベースプレート
等を締付け固定することにより、鉄骨柱を基礎コンクリ
ートの所定位置に立設する露出型柱脚などに好適なアン
カーボルト耐震工法に関する。
【0002】
【従来の技術】基礎コンクリート中に埋設したアンカー
ボルトを用いて鉄骨柱のベースプレートを基礎コンクリ
ートに対して締付け固定する露出型柱脚の場合において
は、アンカーボルトの上部露出部に螺合した締付けナッ
トを用いてベースプレートの上面を直接的に締付けるこ
とにより、基礎コンクリート上の所定位置に鉄骨柱を立
設するという手法が広く採用されている。
【0003】ところで、以上の従来技術においては、ア
ンカーボルトに螺合した締付けナットによりベースプレ
ートの上面を直接的に締付けるという手法を採用してい
たことから、地震時の躯体の揺れによって柱脚部に作用
する回転モーメントがアンカーボルトに引張荷重として
直接的に伝達された。そのアンカーボルトに対する引張
荷重がアンカーボルトの降伏耐力以下であれば弾性変形
の範囲で収るが、降伏耐力を超えれば塑性変形が生じ、
さらに最大引張耐力に達した場合にはやがて破断するこ
とになり、建物の倒壊などにより人命等に対する深刻な
問題も発生した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術の地震に対する問題点に鑑みて開発したもの
であり、アンカーボルトに対する地震作用を緩和して、
地震によるアンカーボルトの損傷や破断を軽減ないし遅
延し、延いては建物の損傷や倒壊を減少して人体に対す
る被害等を低減し得る耐震工法を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、コンクリート中に埋設したアンカーボルト
の上部露出部に螺合した締付けナットと鉄骨柱のベース
プレートなどの締付け対象部材との間に金属塑性流動物
質を収容してなるダンパ手段を介在させた状態におい
て、前記締付けナットを用いて締付け対象部材を前記コ
ンクリートに対して締付け固定し、前記ダンパ手段内に
収容された金属塑性流動物質の塑性流動作用によって地
震エネルギを吸収することにより、アンカーボルトに対
する地震作用を緩和するという技術手段を採用した。前
記ダンパ手段として、シリンダと、該シリンダ内を相対
的に移動可能に構成されたピストンを具備するピストン
軸体と、それらのピストンとシリンダにより囲まれる空
間に収容された金属塑性流動物質を備え、前記シリンダ
又はピストン軸体の一方を前記締付け対象部材側に連係
させるとともに他方を前記締付けナット側に連係するこ
とにより、地震時に伴う前記金属塑性流動物質の塑性流
動によって地震エネルギを吸収することが可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、鉄骨柱の露出型柱脚部
における基礎コンクリートに対する耐震固定方法として
好適であるが、コンクリート中に埋設したアンカーボル
トの上部露出部に螺合された締付けナットにより締付け
固定する形態のものであれば広く適用が可能である。前
記金属塑性流動物質としては、ダンパ手段の具体的形態
などに応じて、鉛、錫、亜鉛、アルミニウム、ナトリウ
ム、銅などの金属や、鉛−錫、亜鉛−アルミニウム−銅
などの超塑性合金などが用いられる。なお、ダンパ手段
に収容された金属塑性流動物質が塑性流動を開始する塑
性耐力に関しては、アンカ−ボルトの降伏耐力より小さ
く、その降伏耐力の60%より大きい範囲内に入るよう
に設定したり、アンカ−ボルトの降伏耐力とほぼ同等の
塑性耐力又は前記アンカ−ボルトの降伏耐力より大き
く、最大耐力より小さい塑性耐力を有するように適宜設
定することができる。
【0007】前記ダンパ手段を構成するピストン軸体の
移動方向に関しては、アンカーボルトに引張力が作用し
た場合に対応して、ダンパ手段が縮小する方向にのみ緩
衝し得るように構成してもよいし、伸縮して双方向に緩
衝し得るように構成してもよい。すなわち、ピストン軸
体を双方向に相対的移動し得るように構成して、シリン
ダとピストン軸体をそれぞれ締付けナット及び締付け対
象部材側に連結するとともに、金属塑性流動物質として
適度の流動性のものを選択すれば、地震による振動方向
に応じて伸縮することにより双方向に緩衝することも可
能である。なお、その場合には、ピストンの相対的移動
に伴って金属塑性流動物質の収容空間の総容積が変化し
ないように構成する必要がある。ダンパ手段を構成する
ピストン軸体に備えられるピストン部分は、適宜の膨出
形状からなり、前記金属塑性流動物質の流動用の通路と
して、シリンダの内壁との間に適宜の間隙を設けたもの
や、ピストン自体に流通孔を設けたものなどが用いられ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1及び図2は本発明の耐震工法を鉄骨柱の
露出型柱脚部に適用した実施例を示したもので、図1は
地震作用を受ける前の状態を示した状態説明図、図2は
地震作用を受けた際の状態を示した状態説明図である。
図中、1は基礎コンクリート、2は基礎コンクリート1
中に埋設されたアンカーボルトである。図1に示したよ
うに、鉄骨柱3の下部に溶接等により固定されたベース
プレート4は、アンカーボルト2の上部に螺合した締付
けナット5を用いて、それらの間に金属塑性流動物質を
収容したダンパ手段6を介在した状態で基礎コンクリー
ト1に締付け固定される。地震時には、図2に示したよ
うに、躯体の揺れに伴って鉄骨柱3のベースプレート4
に回転モーメントMが作用する。この回転モーメントM
により、ベースプレート4とアンカーボルト2に螺合し
た締付けナット5との間に圧縮荷重が作用する。ダンパ
手段6は、その圧縮荷重によって内部に収容した金属塑
性流動物質の流動を伴いながら縮小することになる。そ
の際、ダンパ手段6の内部の金属塑性流動物質の塑性流
動により地震エネルギが吸収され、アンカーボルト2に
対する地震作用が緩和される。したがって、アンカーボ
ルト2の損傷や破断が軽減ないし遅延されることにな
る。なお、図中、7は基礎コンクリート1とベースプレ
ート4との間に充填された無収縮性のグラウト材、8は
前記締付けナット5のロック用ナットである。
【0009】図3は前記ダンパ手段6の部分を拡大して
示した縦断面図である。図示のように、ダンパ手段6
は、上部に座金9を固着したシリンダ10と、該シリン
ダ10内を相対的に移動可能に構成されたピストン11
を具備したピストン軸体12と、それらのシリンダ10
とピストン11により囲まれた空間に収容した金属塑性
流動物質13を備え、中央部に前記アンカーボルト2を
貫通するように構成している。なお、本実施例では、ピ
ストン軸体12にピストン11を一体的に形成し、その
中心部にアンカーボルト2の挿通孔14を形成してい
る。また、ピストン軸体12の下方にはベースプレート
4の上面に当接する係止部15を形成するとともに、そ
の係止部15に対応して下端部に締付けナット等からな
る適宜の固定用部材16を装着可能に構成し、それらの
係止部15と固定用部材16とによりピストン軸体12
をベースプレート4に固定し得るように構成している。
なお、シリンダ10内面とピストン11外面との間に
は、金属塑性流動物質13の流出用の間隙Sが形成され
ている。
【0010】前記ダンパ手段6の組付け方法に関しては
種々の形態があり得るが、本実施例の場合には、先ずベ
ースプレート4に形成した各挿通孔17に対してピスト
ン軸体12の下部を挿通して前記係止部15と固定用部
材16によって固定し、各挿通孔17に予めピストン軸
体12を設置する。その場合、図示のようにベースプレ
ート4の下面に固定用部材16が嵌入し得る凹部を形成
して突出しないようにする。また、必要に応じて溶接等
により固定用部材16の締付け状態を固定する。しかし
て、ベースプレート4を基礎コンクリート1上に設置す
る場合には、先ず基礎コンクリート1に埋設された各ア
ンカーボルト2に対してベースプレート4に固定した各
ピストン軸体12の挿通孔14を挿通しながら所定位置
にセットする。しかる後、各アンカーボルト2に金属塑
性流動物質13及び座金9付きのシリンダ10を挿通
し、さらにその座金9の上方から締付けナット5により
所定トルクで締付け固定した上、必要に応じてロック用
ナット8で締付けることにより、ベースプレート4の設
置が終了する。なお、前記ベースプレート4を基礎コン
クリート1上の所定位置にセットする際には、先ずベー
スプレート4を基礎コンクリート1上の所定位置に形成
したレベル用コンクリート上に載置して、締付けナット
5により締付け固定した後、ベースプレート4と基礎コ
ンクリート1との間隙に無収縮性のグラウト材7を充填
することになる。
【0011】しかして、地震作用を受け、図2に示した
ように鉄骨柱3の基部に回転モーメントMが作用し、ベ
ースプレート4の一部が持上げられる方向に地震力が作
用した場合には、当然、その部分のアンカーボルト2に
は引張荷重が作用し、ダンパ手段6には締付けナット5
を介して圧縮荷重が作用する。したがって、ダンパ手段
6を構成する金属塑性流動物質13も、シリンダ10の
座金9とピストン11との間に挟まれて圧縮荷重を受け
ることになる。そして、その圧縮荷重が金属塑性流動物
質13の塑性耐力に達した場合には塑性流動現象が始
り、図3に示したシリンダ10内面とピストン11外面
との間に形成した間隙Sを介して、図4に示してように
流出することになる。その際、前述のように、金属塑性
流動物質13の塑性流動により地震エネルギが吸収さ
れ、その分、アンカーボルト2に対する地震作用が緩和
される。したがって、アンカーボルトの損傷や破断を軽
減ないし遅延させることができ、延いては建物の損傷や
倒壊を減少して人体に対する被害等を低減し得る。な
お、金属塑性流動物質13の塑性耐力を例えばアンカ−
ボルト2の降伏耐力より小さく、その降伏耐力の60%
より大きい範囲内に入るように設定すれば、降伏状態に
至る前にアンカーボルト2に対する地震作用を緩和し
て、アンカーボルト2に対する損傷を回避ないし遅延さ
せる効用がある。また、アンカ−ボルト2の降伏耐力と
ほぼ同等の塑性耐力あるいはアンカ−ボルト2の降伏耐
力より大きく、最大耐力より小さくなるように設定すれ
ば、アンカーボルト2が降伏を開始した後の地震作用を
緩和して、アンカーボルト2が最大耐力に達して破断に
至るまでの経過時間を遅延させる効用がある。
【0012】図5は前記実施例の変形例を示した縦断面
図である。図示のように、本実施例は、前記実施例で採
用していたピストン軸体12をベースプレート4に固定
する形態に替えて、ベースプレート4には固定しないピ
ストン軸体18を採用した点で特徴を有する。本実施例
における設置作業では、先ず基礎コンクリート1に埋設
されたアンカーボルト2に対してベースプレート4に形
成した挿通孔を挿通しながら所定位置にセットするベー
スプレート4のセット作業が行われる。しかる後、ベー
スプレート4の上方に露出するアンカーボルト2に対し
て、ピストン軸体18、金属塑性流動物質13、座金9
付きのシリンダ10をそれぞれ挿通設置し、さらに締付
けナット5により所定トルクで締付けてロック用ナット
8によりロックするという作業が行われる。なお、本実
施例における地震作用に対するエネルギ吸収作用は前記
実施例の場合と同様である。本実施例の場合には、ベー
スプレート4にピストン軸体18挿通用の大きな孔を形
成する必要がない。また、地震作用を受けた際に、金属
塑性流動物質13の塑性流動によって地震エネルギが吸
収され、アンカーボルト2が降伏耐力に達する前に収ま
った場合には、地震後にダンパ手段6をピストン軸体1
8から交換することにより簡便に修復することができ
る。
【0013】図6は本発明の他の実施例を示した縦断面
図である。本実施例におけるダンパ手段19は、座金2
0に筒状部材21を介して固着されたシリンダ22と、
そのシリンダ22の内部に相対的移動可能に配設された
ピストン23を備えたピストン軸体24と、それらのシ
リンダ22とピストン軸体24との間の空間に封入され
た金属塑性流動物質25とから構成される。ピストン軸
体24の下部は係止部26と固定用部材27によりベー
スプレート4に固定され、上部は前記筒状部材21の内
部に摺動可能に突出している。なお、本実施例の場合に
は、締付けナット5によって所定トルクで締付けた後、
その締付けナット5を溶接等により座金20に固着し
て、シリンダ22をアンカーボルト2側に固定する。し
かして、地震作用を受け、鉄骨柱3のベースプレート4
とアンカーボルト2との間にそれらを相対的に移動させ
ようとする地震力が作用すると、当然、ベースプレート
4側に固定されたピストン軸体24とアンカーボルト2
側に固定されたシリンダ22との間にも、それらを相対
的に移動させようとする同様の地震力が作用する。そし
て、その地震力が金属塑性流動物質25の塑性耐力に達
すると、塑性流動現象が開始され、シリンダ22の内面
とピストン23の外面との間隙を介して移動が開始され
る。その際、金属塑性流動物質25の塑性流動に伴って
地震エネルギが吸収され、その分、アンカーボルト2に
対する地震作用が緩和されることになる。なお、本実施
例においては、ピストン軸体24をベースプレート4側
に固定するとともに、シリンダ22をアンカーボルト2
側に固定し、しかもそれらのピストン軸体24とシリン
ダ22との相対的移動によって金属塑性流動物質25を
収容した収容空間の総容積が変化しないように構成した
ので、どちらの移動方向に対してもダンパ手段として機
能させることが可能である。したがって、地震作用によ
り、ベースプレート4が基礎コンクリート1から浮上が
って離間する方向に対しても、逆に離間したベースプレ
ート4が基礎コンクリート1側に戻る方向に対しても、
ダンパ手段として機能させることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、アンカーボルトに螺合
した締付けナットと鉄骨柱のベースプレートなどの締付
け対象部材との間に金属塑性流動物質の塑性流動作用に
よって地震エネルギを吸収するダンパ手段を介在したの
で、アンカーボルトに対する地震作用を緩和して耐振性
を向上することができる。したがって、柱脚部等に及ぼ
す地震の影響が少なくなる分、建物に対する損傷や倒壊
を減少することができ、延いては人体に対する被害を低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 地震作用を受ける前の状態を示した状態説明
図である。
【図2】 地震作用を受けた際の状態を示した状態説明
図である。
【図3】 本発明の実施例を示した縦断面図である。
【図4】 同実施例が地震作用を受けた際の状態を示し
た縦断面図である。
【図5】 本発明の他の実施例を示した縦断面図であ
る。
【図6】 本発明の他の実施例を示した縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…基礎コンクリート、2…アンカーボルト、3…鉄骨
柱、4…ベースプレート、5…締付けナット、6…ダン
パ手段、7…グラウト材、8…ロック用ナット、9…座
金、10…シリンダ、11…ピストン、12…ピストン
軸体、13…金属塑性流動物質、14…挿通孔、15…
係止部、16…固定用部材、17…挿通孔、18…ピス
トン軸体、19…ダンパ手段、20…座金、21…筒状
部材、22…シリンダ、23…ピストン、24…ピスト
ン軸体、25…金属塑性流動物質、26…係止部、27
…固定用部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D046 AA17 DA11 2E125 AA04 AC14 AG03 AG12 AG43 BA02 BA22 BB08 BB30 BE04 BE05 BF04 CA04 EA25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート中に埋設したアンカーボル
    トの上部露出部に螺合した締付けナットと鉄骨柱のベー
    スプレートなどの締付け対象部材との間に金属塑性流動
    物質を収容してなるダンパ手段を介在させた状態におい
    て、前記締付けナットを用いて締付け対象部材を前記コ
    ンクリートに対して締付け固定し、前記ダンパ手段内に
    収容された金属塑性流動物質の塑性流動作用によって地
    震エネルギを吸収することにより、アンカーボルトに対
    する地震作用を緩和することを特徴とするアンカーボル
    ト耐震工法。
  2. 【請求項2】 前記ダンパ手段は、シリンダと、該シリ
    ンダ内を相対的に移動可能に構成されたピストンを具備
    したピストン軸体と、それらのピストンとシリンダによ
    り囲まれる空間に収容された金属塑性流動物質を備え、
    前記シリンダ又はピストン軸体の一方を前記締付け対象
    部材側に連係させるとともに他方を前記締付けナット側
    に連係することにより、地震時に伴う前記金属塑性流動
    物質の塑性流動によって地震エネルギを吸収することを
    特徴とする請求項1に記載のアンカーボルト耐震工法。
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