JP2001302730A - ポリブタジエンゴム及びその組成物 - Google Patents
ポリブタジエンゴム及びその組成物Info
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Abstract
タジエンゴムを提供する。 【解決手段】 還元比粘度が0.5〜4であるシンジオ
タクチック−1,2−ポリブタジエンを主成分とする沸
騰n−ヘキサン不溶分1〜30重量%と、高シス−1,
4−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン可
溶分70〜99重量%からなるポリブタジエンゴムであ
って、該沸騰n−ヘキサン不溶分の融点が130〜17
5℃であることを特徴とするポリブタジエンゴム。。
Description
ゴムであって、自動車タイヤの部材に好適なものに関す
る。
エネルギーの観点から、乗用車の走行燃費を更に低減す
ることが検討されてきた。走行燃費の低減には自動車の
軽量化と走行抵抗の減少が有効であるが、そのために
は、タイヤそのものの軽量化とともに転がり抵抗の減少
が効果的である。そのため、タイヤの軽量化と転がり抵
抗の減少のための種々の方法が試みられてきた。
耗性、機械的性質、及び動的特性(発熱特性やtan
δ)を改良することが検討されてきた。このようなゴム
として、高シス−1,4−ポリブタジエン(以下「高シ
スポリブタジエン」)のマトリックス中にシンジオタク
チック−1,2−ポリブタジエン(SPBD)を分散さ
せた改良ポリブタジエンゴムが提案された(特公昭49
−17666号)。このポリブタジエンゴムは、SPB
Dが高シスポリブタジエンのマトリックス中に繊維状に
分散した構造を有しているため、従来のゴム、例えば高
シスポリブタジエン単味のゴム等と比較して硬度及び弾
性が高く耐屈曲亀裂成長性に優れているという特徴を有
している。
たタイヤ部材も各種提案されている。このようなものと
して、例えばトレッドに使用した例(特公昭63−13
55号)やサイドウォールに使用した例(特公昭55−
17059号)等がある。しかし、この改良ポリブタジ
エンも、最近の高度な省燃費の要求(例えばCAFE対
応)を満たす材料としては充分とは言えなかった。上記
公報などには、シンジオタクチック−1,2−ポリブタ
ジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン不溶分1〜15
重量%と、高シス−1,4−ポリブタジエンを主成分と
する沸騰n−ヘキサン可溶分85〜99重量%からなる
改良ポリブタジエンゴムが記載されている。しかし、S
PBDの融点が200℃前後と高いため、通常用いられ
る170℃程度の加硫温度では高シスポリブタジエンの
マトリックス中に分散しているSPBDが共加硫しにく
い問題があり、一層の改良が望まれている。
ポリブタジエンゴムの長所をそのまま保持しつつ、反発
弾性など特性のバランスに優れたポリブタジエンゴムを
提供することを目的とする。
5℃における濃度0.2g/dl・o−ジクロロベンゼ
ン)が0.5〜4であるシンジオタクチック−1,2−
ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−ヘキサン不溶分
1〜15重量%と、高シス−1,4−ポリブタジエンを
主成分とする沸騰n−ヘキサン可溶分85〜99重量%
からなるポリブタジエンゴムであって、該沸騰n−ヘキ
サン不溶分の融点が130〜175℃であることを特徴
とするポリブタジエンゴム(VCR)に関する。また、
本発明は、上記のポリブタジエンゴム・・20重量%以
上、(b)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム(上記
のポリブタジエンゴムを除く)・・残部であるゴム組成
物に関する。
は、1〜30重量%、好ましくは3〜15重量%であ
る。沸騰n−ヘキサン不溶分の割合が上記範囲より少な
いと、ポリブタジエンゴムの硬度、弾性率、及び破壊強
度が低下するという問題が生じる。一方、上記範囲より
多い場合はポリブタジエンゴムの配合物MLが高くなり
すぎ、加工性に難が生じる。ここで「配合物」とは、ポ
リブタジエンゴム或いはこのポリブタジエンゴムに他の
ジエン系ゴムを配合したゴム組成物にカーボンブラック
やプロセスオイル、加硫剤等を配合したものをいう。
ベンゼン中で130℃で測定した粘度の値から計算した
還元粘度の値が0.5〜4の範囲にあることが必要であ
る。還元粘度が0.5よりも小さいと、沸騰n−ヘキサ
ン不溶分が沸騰n−ヘキサン可溶分中に繊維状に分散し
ないので、得られるポリブタジエンゴムの硬度や弾性、
耐屈曲性が低下するという問題が起こる。一方、還元粘
度が4を超えると、沸騰n−ヘキサン不溶分は沸騰n−
ヘキサン可溶分中で凝集塊を形成するようになり、分散
不良を起こし易くなるので、ポリブタジエンゴムの加工
性や耐久性が低下するという問題が生じる。
オタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成分とする
ものである。シンジオタクチック−1,2−ポリブタジ
エンの融点は、130〜175℃、好ましくは140〜
160℃、特に好ましくは140〜150℃である。加
硫温度よりも融点が低いことが好ましい。上記範囲内で
あると、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン
が部分的に溶融して、マトリックス部分の高シス−1,
4−ポリブタジエンと共加硫して補強効果が増大する。
融点が上記の範囲よりも高いと、シンジオタクチック−
1,2−ポリブタジエンが加硫工程で溶融しにくく、高
シス−1,4−ポリブタジエンと共に加硫しにくい。ま
た、上記範囲よりも融点が低いと、シンジオタクチック
−1,2−ポリブタジエンが加硫時に溶融するため、補
強効果が現われにくい。
70重量%、好ましくは97〜85重量%である。沸騰
n−ヘキサン可溶分は、ムーニー粘度(ML1+4 、10
0℃、以下「ML」と略す)が10〜130であること
が好ましく、特に15〜80であることが好ましい。M
Lが上記範囲の未満の場合は、得られるポリブタジエン
ゴムの耐久性が悪化するという問題が生じる。一方、M
Lが上記の範囲を超える場合は、配合物のムーニー粘度
が高くなり過ぎ、加工が困難になるという問題が起こ
る。又、配合ゴムの流動性も悪化する。
体のトルエン溶液粘度(t−cp)が、50〜150で
あることが好ましく、80〜150であることが特に好
ましい。t−cpが上記範囲の未満の場合は、得られる
ポリブタジエンゴムを用いたタイヤの燃費性が悪化する
という問題が生じる。一方、t−cpが上記の範囲を超
える場合は、配合物のMLが上昇して加工が困難になる
という問題が起こる。
シス−1,4−ポリブタジエンのシス構造は、90%以
上が好ましく、特に95%以上が好ましい。シス構造が
上記以下であると燃費性の低下などの問題がある。
法について説明する。製造法には、例えば二段重合法が
ある。
初にシス−1,4−重合して高シス−1,4−ポリブタ
ジエンとし、次いで重合系にシンジオタクチック−1,
2重合触媒を投入して残余の1,3−ブタジエンを1,
2重合させるというものである。1,4−重合触媒、及
びシンジオタクチック−1,2−重合触媒には、公知の
ものを使用することができる。1,4−重合触媒の例と
しては、ジアルキルアルミニウムクロライド−コバルト
系触媒やトリアルキルアルミニウム−三弗化硼素−ニッ
ケル系触媒、ジエチルアルミニウムクロライド−ニッケ
ル系触媒、トリエチルアルミニウム−四沃化チタニウム
系触媒、等のチーグラー・ナッタ型触媒、及びトリエチ
ルアルミニウム−有機酸ネオジウム−ルイス酸系触媒等
のランタン系列希土類元素系触媒等を挙げることができ
る。
ルキルアルミニウムクロライド−コバルト系触媒系のコ
バルト化合物としては、コバルトの塩や錯体が好ましく
用いられる。特に好ましいものは、塩化コバルト、臭化
コバルト、硝酸コバルト、オクチル酸コバルト、ナフテ
ン酸コバルト、酢酸コバルト、マロン酸コバルト等のコ
バルト塩や、コバルトのビスアセチルアセトネートやト
リスアセチルアセトネート、アセト酢酸エチルエステル
コバルト、ハロゲン化コバルトのトリアリールフォスフ
ィン錯体、トリアルキルフォスフィン錯体、ピリジン錯
体やピコリン錯体等の有機塩基錯体、もしくはエチルア
ルコール錯体等が挙げられる。
は、ジエチルアルミニウムモノクロライド、ジエチルア
ルミニウムモノブロマイド、ジブチルアルミニウムモノ
クロライドが挙げられる。
モルに対し、通常、コバルト化合物が1×10-7〜1×
10-4モル、好ましくは1×10-6〜1×10-5モルの
範囲である。
量は、ブタジエン1モルに対し、1×10-5〜1×10
-1モルの範囲の範囲にあることが好ましい。
調節剤、例えば、シクロオクタジエン、アレンなどの非
共役ジエン類、またはエチレン、プロピレン、ブテン−
1などのα−オレフィン類を使用することができる。
しく、30〜80℃の範囲が特に好ましい。重合時間は
10分〜12時間の範囲が好ましく、30分〜6時間が
特に好ましい。また、重合圧は、常圧又は10気圧(ゲ
ージ圧)程度までの加圧下に行われる。
26重量%となるようにシス−1,4重合を行うことが
好ましい。重合槽は1槽,又は2槽以上の槽を連結して
行われる。重合は重合槽(重合器)内にて溶液を攪拌混
合して行う。重合に用いる重合槽としては高粘度液攪拌
装置付きの重合槽,例えば特公昭40−2645号に記
載された装置を用いることができる。
としては、コバルト化合物−トリアルキルアルミニウム
化合物−二硫化炭素系触媒系(特公昭47−19892
号)などを挙げることができる。重合温度、重合溶媒等
も公知の方法に従って適宜設定できる。
混合物にトリアルキルアルミニウム化合物と二硫化炭
素,必要なら前記のコバルト化合物を添加して1,3−
ブタジエンを1,2重合して沸点n−ヘキサン可溶分9
9〜70重量%とH.Iが1〜30重量%とからなるV
CRを製造する。
トリメチルアルミニウム,トリエチルアルミニウム,ト
リイソブチルアルミニウム,トリn−ヘキシルアルミニ
ウム,トリフェニルアルミニウムなどを好適に挙げるこ
とができる。有機アルミニウム化合物は1,3−ブタジ
エン1モル当たり0.1ミリモル以上,特に0.5〜5
0ミリモル以上である。二硫化炭素の濃度は20ミリモ
ル/L以下,特に好ましくは0.01〜10ミリモル/
Lである。二硫化炭素の代替として公知のイソチオシア
ン酸フェニルやキサントゲン酸化合物を使用してもよ
い。
100℃,好ましくは10〜100℃、更に好ましくは
20〜100℃までの温度範囲で1,3−ブタジエンを
1,2重合する。1,2重合する際の重合系には前記の
シス重合液100重量部当たり1〜50重量部,好まし
くは1〜20重量部の1,3−ブタジエンを添加するこ
とで1,2重合時の1,2−ポリブタジエンの収量を増
大させることができる。重合時間(平均滞留時間)は1
0分〜2時間の範囲が好ましい。1,2重合後のポリマ
ー濃度は9〜29重量%となるように1,2重合を行う
ことが好ましい。重合槽は1槽,又は2槽以上の槽を連
結して行われる。重合は重合槽(重合器)内にて重合溶
液を攪拌混合して行う。1,2重合に用いる重合槽とし
ては1,2重合中に更に高粘度となり,ポリマーが付着
しやすいので高粘度液攪拌装置付きの重合槽,例えば特
公昭40−2645号公報に記載された装置を用いるこ
とができる。
種々の有機化合物を重合系に添加することができる。こ
れらの有機化合物は、融点を低下させる以外にも、場合
によっては、重合活性が向上することがある。
レン、二塩化メチレン、クロルベンゼンなどのハロゲン
化炭化水素、酢酸エチル、酢酸プロピル、オクチル酸エ
チル、ε−カプロラクタム、γ−バレロラクトンなどの
エステル系化合物、メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、2−エチル−ヘキサノール、エチレン
グリコールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン、アセトフェノン、アセチルアセトンなどのケ
トン類、アセトニトリル、アジポニトリル、ベンゾニト
リルなどのニトリル類、ε−カプロラクタム、プロピオ
ラクタム、バレロラクタム、N−メチルプロリドンなど
のアミド化合物等が挙げられる。
ラム原子当たり、必要に応じて0.1〜10000モ
ル、好ましくは1〜500モルである。これらの化合物
の添加により生成する結晶性1,2−ポリブタジエンの
融点を80〜200℃の範囲で制御できる。一般に、添
加量が増えると、生成する結晶性1,2−ポリブタジエ
ンの融点が低下する傾向を示す。
媒を使用してもよく、不活性有機溶媒の例としては、ブ
タン、ヘキサン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素、ト
ルエン、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭化水素、
これらの炭化水素のハロゲン化物が挙げられる。重合反
応は水分および酸素を実質的に絶った状態で行われる。
本発明における重合温度は、通常0〜150℃であり、
好ましくは0〜100℃である。
ブレンド法によっても製造できる。ブレンド法とは、予
め高シス1,4−ポリブタジエンとシンジオタクチック
1,2−ポリブタジエンを別々に重合しておき、各々の
重合溶液をブレンドするというものである。このほか、
高シス1,4−ポリブタジエンの重合溶液に固体状のシ
ンジオタクチック1,2−ポリブタジエンをブレンドす
る等の方法も可能である。
リブタジエンゴムや低シスポリブタジエンゴムやスチレ
ン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、及
び天然ゴムからなる群から選ばれた少なくとも1種類の
ゴムを配合した組成物としてタイヤのベーストレッドや
サイドウォール、或いはビードフィラーに好ましく用い
得る。但しこの組成物は本発明のポリブタジエンゴムを
20重量%以上含有することが望ましい。
タジエンゴム及びその組成物について以下の各項目の測
定は、次のようにして行った。
ジエンゴム25gを沸騰n−ヘキサン1000ml中で還
流し、沸騰n−ヘキサン不溶分と可溶分とに分離した。
得られた沸騰n−ヘキサン不溶分0.2gをo−ジクロ
ロベンゼン100ccに溶解し、135℃の温度でウベ
ローデ粘度計にて測定した。
量計(DSC)の吸熱曲線のピークポイントにより決定
した。
の方法で得られた沸騰n−ヘキサン可溶分について、赤
外線吸収スペクトル法(モレロ法)によってシス−1,
4構造の割合を定量した。
(T−cp)は、上記の方法で得られた沸騰n−ヘキサ
ン可溶分を5重量%になるようにトルエンに溶解して、
キャノンフェンスケ粘度計を25℃で測定した。
粘度は、JIS−K−6300に規定されている測定方
法に従って測定した。
JIS−K−6301に規定されている測定法に従って
測定した。
トリックス社製RSA2を用いて、温度70℃、周波数
10Hz、動歪2%の条件で測定した。
を用い、ASTM D623に従い、歪み0.175イ
ンチ、荷重55ポンド、100℃25分の条件で測定し
た。
換した容量1.5Lのオートクレーブに、脱水ベンゼン
とC 4留分の混合溶液670mLを入れ、1,3−ブタ
ジエン214gを溶解した。これにジエチルアルミニウ
ムクロライド2.6mmolを加え、1分後に分子量調
節剤1,5−シクロオクタジエン0.9gを加え、50
℃に昇温後、コバルトオクトエート0.004g加え、
30分間攪拌することで、1,3−ブタジエンの重合を
行って、得られた高シスポリブタジエンの生成液に2、
4−ジターシャルブチル−p−クレゾールをゴムに対し
て1PHR加えて、反応を停止した。高シスポリブタジ
エンのムーニー粘度は45、5wt%トルエン溶液粘度
は128であった。
エンの製造法)空気を窒素ガスで置換した容量1.5L
のオートクレーブに脱水ベンゼン760mLを入れ、
1,3−ブタジエン74gを溶解した。これにコバルト
オクトエート1mmol(濃度1mmol/mlのベン
ゼン溶液を使用)を加え、1分後にトリエチルアルミニ
ウム2mmol(濃度1mmol/mlのベンゼン溶液
を使用)を加え、攪拌し、次いで1分後に750mmo
lのアセトンを添加し、更に1分後、二硫化炭素0.6
mmol(濃度0.3mmol/mLのベンゼン溶液を
使用)を添加し、10℃で60分間攪拌し、1,3−ブ
タジエンの重合を行って、得られたSPBD生成液に
2、4−ジターシャルブチル−p−クレゾール0.75
gを加えて、反応を停止した。SPBDの融点は140
℃、ηsp/cは1.4であった。
ブタジエンを均一になるまで溶解し、その中に上記で得
られたSPBD生成液を添加して、沸騰n−ヘキサン不
溶分(H.I)が所定の量になるように調整した。調整
後、未反応1,3−ブタジエン、C4 留分、ベンゼンを
蒸発除去し、ポリブタジエンゴム(VCR)を得た。
トンを添加しなかった以外は、同様にして、SPBDの
融点が202℃のVCRを製造した。
1の高シスポリブタジエンを用いた。実施例及び比較例
で得たれたポリブタジエンを表1に示した配合処方に従
ってバンバリーミキサーにて一次配合した。得られた配
合物に硫黄及び加硫促進剤オーブンロールで二次配合し
て170℃でプレス加硫した。
物性をまとめて示した。
の特性が優れた補強ポリブタジエンを提供できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 還元比粘度(135℃における濃度0.
2g/dl・o−ジクロロベンゼン)が0.5〜4であ
るシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを主成
分とする沸騰n−ヘキサン不溶分1〜30重量%と、高
シス−1,4−ポリブタジエンを主成分とする沸騰n−
ヘキサン可溶分70〜99重量%からなるポリブタジエ
ンゴムであって、該沸騰n−ヘキサン不溶分の融点が1
30〜175℃であることを特徴とするポリブタジエン
ゴム。 - 【請求項2】 (a)請求項1に記載のポリブタジエン
ゴム・・20重量%以上、(b)天然ゴム及び/又は請
求項1を除くジエン系合成ゴム・・残部であるゴム組成
物。
Priority Applications (1)
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