JP2001302636A - 2−フルオロアルカン酸アミド誘導体及び農園芸用の有害生物防除剤 - Google Patents

2−フルオロアルカン酸アミド誘導体及び農園芸用の有害生物防除剤

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JP2001302636A
JP2001302636A JP2000126931A JP2000126931A JP2001302636A JP 2001302636 A JP2001302636 A JP 2001302636A JP 2000126931 A JP2000126931 A JP 2000126931A JP 2000126931 A JP2000126931 A JP 2000126931A JP 2001302636 A JP2001302636 A JP 2001302636A
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atom
alkyl group
hydrogen atom
group
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JP2000126931A
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English (en)
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Kiyoshi Tsutsumiuchi
清志 堤内
Shoji Shikita
庄司 敷田
Takaaki Kuwata
孝明 桑田
Takehiko Asahara
健彦 浅原
Tomoya Noritake
智哉 則武
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2−フルオロアルカン酸アミド誘導体を有効
成分として含有することを特徴とする農園芸用の有害生
物防除剤を提供する。 【解決手段】 次式(1): で示される2−フルオロアルカン酸アミド誘導体及び農
園芸用の有害生物防除剤。なお、式中のR、X、Qは、
次の通りである。 Rは、炭素原子数1〜6個のアルキル基、フェニル基を
表わす。 Xは、酸素原子、硫黄原子を表わす。 Qは、次式で示すQ1〜Q11のいずれか1つを表わ
し、Aは式(1)における置換位置を表す

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2−フルオロアルカ
ン酸アミド誘導体及びこれを有効成分とする殺菌剤およ
び殺虫剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2−ハロアルカン酸アミド誘導体として
薬学雑誌,90(4),436(1970)にはN−
(2−ピリジル)−2−クロロプロピオン酸アミドが、
Pharmazie,42(11),716(198
7)にはN−(2−チアゾリル)−2−クロロプロピオ
ン酸アミドが、またCanadian Journal
of Chemistry,47(23),4483
(1969)にはN−(2−ベンゾチアゾール)−2−
クロロプロピオン酸アミドが記載されているが、これら
の化合物は農薬活性については全く記載されていない。
また2−フルオロアルカン酸アミド誘導体についてはこ
れまで報告されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は殺菌および殺
虫活性を有する新規な2−フルオロアルカン酸アミド誘
導体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、2−フル
オロアルカン酸アミド誘導体を合成し、その生理活性に
ついて検討を重ねた。その結果、2−フルオロアルカン
酸アミド誘導体が、殺菌活性または殺虫活性を有するこ
とを見出し本発明を完成した。即ち、本発明は次の通り
である。第1の発明は、次式(1):
【0005】
【化3】
【0006】で示される2−フルオロアルカン酸アミド
誘導体に関するものである。なお、式中のR,X,Q
は、次の通りである。Rは、炭素原子数1〜6個のアル
キル基,フェニル基を表わす。Xは、酸素原子,硫黄原
子を表わす。Qは、次式で示すQ1〜Q11のいずれか
1つを表わす。
【0007】
【化4】
【0008】(式中、Aは、式(1)における置換位置
を表わす。R11は、水素原子,−COR12を表わし;R
12は、炭素原子数1〜4個のアルコキシ基を表わす。R
21は、水素原子を表わし、またR22とともに縮合環を形
成してもよく;R22は、水素原子、ハロゲン原子を表わ
す。R31は、水素原子,炭素原子数1〜4個のアルキル
基を表わす。R41は、炭素原子数1〜4個のアルキル基
を表わし;R42は、炭素原子数1〜4個のアルキル基を
表わし;R43は、水素原子、−COR44を表わし;R44
は、炭素原子数1〜4個のアルコキシ基を表わす。R51
は、炭素原子数1〜4個のアルキル基を表わし;R
52は、水素原子,炭素原子数1〜4個のアルキル基を表
わし;R53は、水素原子,シアノ基を表わす。R61は、
水素原子,炭素原子数1〜4個のアルキル基,ハロゲン
原子,−NHCOR64を表わし;R62は、水素原子,炭
素原子数1〜4個のハロアルキル基,ニトロ基を表わ
し、またR 63とともに縮合環を形成してもよく;R
63は、水素原子,炭素原子数1〜4個のアルキル基を表
わし;R64は、炭素原子数1〜4個のハロアルキル基を
表わす。R71は、水素原子,ハロゲン原子を表わし;R
72は、水素原子,炭素原子数1〜4個のアルコキシ基を
表わす。R81は、水素原子,ハロゲン原子を表わし;R
82は、水素原子,ハロゲン原子を表わす。R91は、水素
原子,炭素原子数1〜4個のアルキル基,炭素原子数1
〜4個のアルコキシ基を表わし;R92は、水素原子,炭
素原子数1〜4個のアルキル基,炭素原子数1〜4個の
アルコキシ基を表わす。R101は、水素原子,ハロゲン
原子を表わし;R102は、水素原子,炭素原子数1〜4
個のアルキル基を表わす。)
【0009】第2の発明は、前記の式(1)で示される
2−フルオロアルカン酸アミド誘導体を有効成分とする
農園芸用の有害生物防除剤に関するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。前記の式(1)で示される化合物を、化合物
(1)とも記載する。前記の化合物で表わした各種の置
換基などは、次の通りである。Rは、炭素原子数1〜6
個のアルキル基,フェニル基であり;アルキル基では、
炭素原子数1〜4個のもの、さらに好ましくはメチル基
である。Xは、酸素原子,硫黄原子である。Qは、次式
で示すQ1〜Q11のいずれか1つを表わす。
【0011】
【化5】
【0012】(式中、A,R11,R12,R21,R22,R
31,R41〜R44,R51〜R53,R61〜R63,R71
72,R81,R82,R91,R92,R101,R102は、前記
と同義である。) 以下、QがQ1〜Q11で表わされる式(1)を、それ
ぞれ、式(Q1)〜式(Q11)と称し;式(Q1)〜
式(Q11)で示される化合物を、それぞれ、化合物
(Q1)〜化合物(Q11)と称す。化合物(Q1)〜
化合物(Q11)の具体例は、後述の表1〜表11に示
したように、例えば、化合物(Q1)では、化合物(1-
1),(1-2)・・・などと称し;化合物(Q2)では、
化合物(2-1),(2-2)・・・などと称す。
【0013】R11は、水素原子,−COR12である。R
12は、炭素原子数1〜4個のアルコキシ基である。R12
におけるアルコキシ基としては、直鎖状又は分岐状のも
のを挙げることができるが;好ましくはCH3、C25
である。R21、は水素原子であり、またR22とともに縮
合環を形成する。R22は、水素原子、ハロゲン原子であ
る。R22におけるハロゲン原子としては、塩素原子又は
臭素原子を挙げることができる。
【0014】R31は、水素原子、炭素原子数1〜4個の
アルキル基である。R31におけるアルキル基としては、
直鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;好ま
しくはCH3である。R41は、炭素原子数1〜4個のア
ルキル基である。R41におけるアルキル基としては、直
鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;好まし
くはCH3である。R42は、炭素原子数1〜4個のアル
キル基である。R42におけるアルキル基としては、直鎖
状又は分岐状のものを挙げることができるが;好ましく
はCH3であるR43は、水素原子、−COR44である。
44は、炭素原子数1〜4個のアルコキシ基である。R
44におけるアルコキシ基としては、直鎖状又は分岐状の
ものを挙げることができるが;好ましくはOCH3、O
25である。
【0015】R51は、炭素原子数1〜4個のアルキル基
である。R51におけるアルキル基としては、直鎖状又は
分岐状のものを挙げることができるが;好ましくはCH
3である。R52は、水素原子、炭素原子数1〜4個のア
ルキル基である。R52におけるアルキル基としては、直
鎖状又は分岐状のものを挙げることができるが;好まし
くはCH3である。R53は、水素原子、シアノ基であ
る。R61は、水素原子、炭素原子数1〜4個のアルキル
基、ハロゲン原子、−NHCOR64である。
【0016】R61におけるアルキル基としては、直鎖状
又は分岐状のものを挙げることができるが;好ましくは
CH3である。R61におけるハロゲン原子としては、塩
素原子又は臭素原子を挙げることができるが;好ましく
は塩素原子である。R62は、水素原子、炭素原子数1〜
4個のハロアルキル基、ニトロ基であり、またR63とと
もに縮合環を形成する。R62におけるハロアルキル基と
しては、直鎖状又は分岐状のものを挙げることができる
が;好ましくはCF3である。R63は、水素原子、炭素
原子数1〜4個のアルキル基である。R63におけるアル
キル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げること
ができるが;好ましくはCH3である。R64は、炭素原
子数1〜4個のハロアルキル基である。R64におけるハ
ロアルキル基としては、直鎖状又は分岐状のものを挙げ
ることができるが;好ましくはCHFCH3である。
【0017】R71は、水素原子、ハロゲン原子である。
71におけるハロゲン原子としては、塩素原子又は臭素
原子を挙げることができるが;好ましくは塩素原子であ
る。R72は、水素原子、炭素原子数1〜4個のアルコキ
シ基である。R72におけるアルコキシ基としては、直鎖
状又は分岐状のものを挙げることができるが;好ましく
はOCH3、OC25である。R81は、水素原子、ハロ
ゲン原子である。R81におけるハロゲン原子としては、
塩素原子又は臭素原子を挙げることができるが;好まし
くは塩素原子である。R82は、水素原子、ハロゲン原子
である。R82におけるハロゲン原子としては、塩素原子
又は臭素原子を挙げることができるが;好ましくは塩素
原子である。
【0018】R91は、水素原子、炭素原子数1〜4個の
アルキル基、炭素原子数1〜4個のアルコキシ基であ
る。R92は、水素原子、炭素原子数1〜4個のアルキル
基、炭素原子数1〜4個のアルコキシ基である。R92
おけるアルキル基としては、直鎖状又は分岐状のものを
挙げることができるが;好ましくはCH3である。R92
におけるアルコキシ基としては、直鎖状又は分岐状のも
のを挙げることができるが;好ましくはOCH3であ
る。R101は、水素原子、ハロゲン原子である。R101
おけるハロゲン原子としては、塩素原子又は臭素原子を
挙げることができるが;好ましくは塩素原子である。R
102は、水素原子、炭素原子数1〜4個のアルキル基で
ある。R102におけるアルキル基としては、直鎖状又は
分岐状のものを挙げることができるが;好ましくはCH
3,C25である。
【0019】化合物(1)としては、前記の各種の置換
基を組み合わせたものを挙げることができるが、薬効の
面から好ましいものは、次の通りである。 (1)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R11が−CO−(炭素原子数1〜4個
のアルコキシ基)である化合物(Q1)。 (2)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R21及びR22が水素原子である化合物
(Q2)。 (3)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R21がR22とともに縮合環を形成した
化合物(Q2)。 (4)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R31が炭素原子数1〜4個のアルキル
基である化合物(Q3)。 (5)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R41及びR42が炭素原子数1〜4個の
アルキル基であり、R43が−CO−(炭素原子数1〜4
個のアルコキシ基)である化合物(Q4)。
【0020】(6)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基
であり、Xが酸素原子であり、R51が炭素原子数1〜4
個のアルキル基であり、R52が水素原子であり、R53
シアノ基である化合物(Q5)。 (7)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R61〜R63が水素原子である化合物
(Q6)。 (8)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R61が炭素原子数1〜4個のアルキ
ル基であり、R62及びR63が水素原子である化合物(Q
6)。 (9)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R61及びR62が水素原子であり、R63
が炭素原子数1〜4個のアルキル基である化合物(Q
6)。 (10)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R61がハロゲン原子であり、R62が炭
素原子数1〜4個のハロアルキル基であり、R63が水素
原子である化合物(Q6)。
【0021】(11)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基
であり、Xが酸素原子であり、R61及びR63が水素原子
であり、R62がニトロ基である化合物(Q6)。 (12)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R61が−NHCO−(炭素原子数1〜
4個のハロアルキル基)であり、R62及びR63が水素原
子である化合物(Q6)。 (13)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R61が水素原子であり、R62がR63
ともに縮合環を形成した化合物(Q6)。 (14)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R71及びR72が水素原子である化合物
(Q7)。 (15)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
硫黄原子であり、R71及びR72が水素原子である化合物
(Q7)。
【0022】(16)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基
であり、Xが酸素原子であり、R71がハロゲン原子であ
り、R72が水素原子である化合物(Q7)。 (17)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R71が水素原子であり、R72が炭素原
子数1〜4個のアルコキシ基である化合物(Q7)。 (18)Rがフェニル基であり、Xが硫黄原子であり、R71
及びR72が水素原子である化合物(Q7)。 (19)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R81及びR82が水素原子である化合物
(Q8)。 (20)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R81及びR82がハロゲン原子である化
合物(Q8)。
【0023】(21)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基
であり、Xが酸素原子であり、R91及びR92が水素原子
である化合物(Q9)。 (22)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子であり、R101及びR102が水素原子である化合
物(Q10)。 (23)Rが炭素原子数1〜6個のアルキル基であり、Xが
酸素原子である化合物(Q11)。
【0024】前記の本発明の化合物(1)の合成法を、
さらに詳細に述べる。化合物(1)は、以下に示す合成
法1〜3のいずれかの方法によって合成することができ
る。 (合成法1)化合物(1a)〔化合物(1)において、
Xが酸素原子である場合〕は、次に示すように、化合物
(2)と化合物(3)とを、溶媒中塩基の存在下に反応
させることによって合成することができる。
【0025】
【化6】
【0026】(式中、Yは、炭素原子数1〜4個のアル
コキシ基,ハロゲン原子を表わし;R及びQは、前記と
同義である。) 該反応の反応温度の範囲は通常0℃から使用する溶媒の
沸点までであり、原料のモル比は化合物(2)1モルに
対して化合物(3)は1モルの割合、塩基は1モルの割
合が理論量であるが、反応の状況により任意に変化させ
ることができる。塩基としては、水素化ナトリウム、ト
リエチルアミン等が挙げられ、溶媒としては、テトラヒ
ドロフランや1,4−ジオキサン、トルエンなどが挙げ
られる。原料化合物(2)はTetrahedron
Letters,34(2),293(1993)に記
載の方法に準じて得ることができる。また原料化合物
(3)は、市販品として入手するか、公知の方法によっ
て製造することができる。原料化合物(3)において、
例えば、QがQ4の場合DE3029281に記載の方
法に準じて得ることができる。例えばQがQ5の場合、
Journal of Organic Chemis
try,21,1240(1956)に記載の方法に準
じて得ることができる。
【0027】(製造法2)化合物(1a)〔化合物
(1)において、Xが酸素原子である場合〕は、次に示
すように、化合物(4)と化合物(3)とを、溶媒中脱
水剤の存在下に反応させることによって合成することも
できる。
【0028】
【化7】
【0029】(式中、Zは、水酸基を表わし;R及びQ
は、前記と同義である。) 該反応の反応温度の範囲は通常0℃から室温までであ
り、原料のモル比は化合物(2)1モルに対して化合物
(3)は1モルの割合、脱水剤は1モルの割合が理論量
であるが、反応の状況により任意に変化させることがで
きる。脱水剤としては、1,3−ジシクロヘキシルカル
ボジイミド(DCC)、塩酸1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)−カルボジイミド(WSC)等
が挙げられ、溶媒としては、ジクロロメタンやクロロホ
ルムなどが挙げられる。
【0030】(製造法3)化合物(1b)〔化合物
(1)において、Xが硫黄原子である場合〕は、次に示
すように、化合物(1a)を、溶媒中ローソン試薬の存
在下に反応させることによって合成することができる。
【0031】
【化8】
【0032】(式中、R及びQは、前記と同義であ
る。) 該反応の反応温度の範囲は通常0℃から溶媒の沸点まで
であり、原料のモル比は化合物(2)1モルに対してロ
ーソン試薬は1/4モルの割合が理論量であるが、反応
の状況により任意に変化させることができる。溶媒とし
ては、テトラヒドロフランやトルエンなどが挙げられ
る。合成法1,合成法2又は合成法3によって製造され
た化合物(1)は、抽出,濃縮,ろ過などの通常の後処
理を行い、必要に応じて再結晶、各種クロマトグラフィ
ーなどの公知の方法で適宜精製することができる。化合
物(1)としては、例えば、後述の表1〜11中に示し
た化合物(Q1)〜化合物(Q11)を挙げることがで
きる。
【0033】〔防除効果〕本発明の化合物(1)で防除
効果が認められる農園芸用の有害生物としては、農園芸
病原菌(例えば、コムギ赤さび病、オオムギうどんこ
病、キュウリべと病、イネいもち病、トマト疫病な
ど);農園芸害虫〔例えば、半翅目(ウンカ類,ヨコバ
イ類,アブラムシ類,コナジラミ類など)、鱗翅目(ヨ
トウムシ類,コナガ,ハマキムシ類,メイガ類,シンク
イムシ類,モンシロチョウなど)、鞘翅目(ゴミムシダ
マシ類,ゾウムシ類,ハムシ類,コガネムシ類など)、
ダニ目(ハダニ科のミカンハダニ,ナミハダニなど、フ
シダニ科のミカンサビダニなど)〕;線虫(ネコブセン
チュウ、シストセンチュウ、ネグサレセンチュウ、シン
ガレセンチュウ、マツノザイセンチュウなど);衛生害
虫(例えば、ハエ,カ,ゴキブリなど);貯穀害虫(コ
クストモドキ類,マメゾウムシ類など)を挙げることが
できる。
【0034】本発明の農園芸用の有害生物防除剤は、特
に、殺菌・殺虫・殺ダニ・殺線虫効果が顕著であり、化
合物(1)の1種以上を有効成分として含有するもので
ある。化合物(1)は、単独で使用することもできる
が、通常は常法によって、担体、界面活性剤、分散剤、
補助剤、などを配合(例えば、粉剤,乳剤,微粒剤,粒
剤,水和剤,油性の懸濁液,エアゾールなどの組成物と
して調製する)して使用することが好ましい。
【0035】担体としては、例えば、タルク,ベントナ
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることがでる。
【0036】本剤の動植物への付着,吸収の向上,薬剤
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシエチレングリコールエーテルな
どを挙げることができる。そして、その製剤の性状を改
善するためには、例えば、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。
【0037】本剤の製造では、前記の担体,界面活性
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(1)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤では通常1〜90重量%,粒剤で
は通常0.5〜5重量%,油剤では通常0.5〜5重量
%,エアゾールでは通常0.1〜5重量%である。これ
らの製剤を適当な濃度に希釈して、それぞれの目的に応
じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に散布するか、又は
直接施用することによって各種の用途に供することがで
きる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定す
るものではない。
【0039】実施例1〔化合物(1)〕の合成 (1)N−(4−ピリジル)−2−フルオロプロピオン酸
アミド〔化合物(Q8)の化合物(8-1)〕の合成 2−フルオロプロピオン酸エチル0.72gと4−アミ
ノピリジン0.56gとをテトラヒドロフラン20ml
に溶解し、これに60%水素化ナトリウム0.24gを
室温でゆっくり加え、40〜50℃で1時間加熱撹半し
た。反応終了後、反応液に水を加え酢酸エチルで2回抽
出、有機層を飽和食塩水で洗浄して無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、得られた残査をカ
ラムクロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル=1:
1溶出)により精製し無色結晶である目的物0.50g
を得た。
【0040】(2)N−(4−シアノ−1−メチルピラゾ
ール−5−イル)−2−フルオロプロピオン酸アミド
〔化合物(Q5)の化合物(5-3)〕の合成 2−フルオロプロピオン酸0.40gと塩化チオニル
0.35mlをトルエン5mlに加え40〜50℃で3
時間加熱撹拌し、その後室温まで冷却した。この反応溶
液を、室温で5−アミノ−4−シアノ−1−メチル−ピ
ラゾール0.40gとトリエチルアミン1.21gとを
加えたトルエン20mlにゆっくり加え同温度で3時間
撹拌した。生じた塩をろ過、減圧下に溶媒を留去し、得
られた残査をカラムクロマトグラフィー(トルエン:酢
酸エチル=4:1溶出)により精製し無色結晶である目
的物0.27gを得た。
【0041】(3)N−(3−ピリジル)−2−フルオロ
フェニル酢酸アミド〔化合物(Q7)の化合物(7-1
1)〕の合成 2−フルオロフェニル酢酸0.31gと3−アミノピリ
ジン0.19gとを塩化メチレン10mlに溶解し、室
温で塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−カルボジイミド(WSC)0.58gを加え、同
温度で5時間攪拌した。反応終了後、塩化メチレンで抽
出、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に
溶媒を留去し、得られた残査をカラムクロマトグラフィ
ー(トルエン:酢酸エチル=1:1溶出)により精製し
無色結晶である目的物0.30gを得た。
【0042】(4)N−(3−ピリジル)−2−フルオロ
プロピオン酸チオアミド〔化合物(Q7)の化合物(7-
2)〕の合成 N−(3−ピリジル)−2−フルオロプロピオン酸アミ
ド2.02gとローソン試薬1.46gとをトルエン1
0mlとテトラヒドロフラン5mlの混合溶液に加え、
3時間加熱還流した。反応液を減圧下に5ml程度まで
濃縮し、カラムクロマトグラフィー(トルエン次いでト
ルエン:酢酸エチル=1:1溶出)により精製し無色結
晶である目的物1.10gを得た。
【0043】(5)表1〜11中のその他の化合物(1)
の合成前記(1)〜(4)に記載の方法に準じて、表1〜11
中のその他の化合物(1)〔化合物(Q1)〜(Q1
1)〕を合成した。以上のように合成した化合物(1)
及びそれらの物性を表1〜12に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】
【表7】
【0051】
【表8】
【0052】
【表9】
【0053】
【表10】
【0054】
【表11】
【0055】
【表12】
【0056】実施例2〔製剤の調製〕 (1)粒剤の調製 化合物(1)5重量部、ベントナイト35重量部、タル
ク57重量部、ネオぺレックスパウダー(商品名;花王
株式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2
重量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練
した後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
【0057】(2)水和剤の調製 化合物(1)10重量部、カオリン70重量部、ホワイ
トカーボン18重量部、ネオぺレックスパウダー(商品
名;花王株式会社製)1.5重量部及びデモール(商品
名;花王株式会社製)0.5重量部を均一に混合し、次
いで粉砕して水和剤を得た。
【0058】(3)乳剤の調製 化合物(1)20重量部及びキシレン70重量部に、ト
キサノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加え
て均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0059】(4)粉剤の調製 化合物(1)5重量部、タルク50重量部及びカオリン
45重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0060】実施例3〔効力試験〕 (1)キュウリべと病に対する防除効力試験 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり1本のキ
ュウリ(品種:相模半白)を育成した。この1.5葉期
の幼植物体に、化合物(1)のアセトン溶液を、界面活
性剤(0.01%)を含む水で200ppmに希釈し
て、1鉢あたり10mlを散布した。散布後、1日間ガ
ラス温室で栽培し、ついで、キュウリべと病菌遊走子の
う懸濁液(5×104個/ml)を調製し、これを葉の
裏側にまんべんなく噴霧接種した。接種後、1日間20
℃、湿室に保持した後、5日間ガラス温室内で栽培し、
第1葉に現れたベと病の発病程度を調査した。効果の判
定は、無処理区の発病程度と比較して、病斑のないもの
を5、病斑面積10%以下を4、20%程度を3、40
%程度を2、60%程度を1、全体が罹病したものを0
として、6段階で示した。これらの結果を、表13に示
す。
【0061】
【表13】
【0062】(2)イネいもち病に対する防除効力試験 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本の
イネ(品種:日本晴)を育成した。この2.5葉期の幼
植物体に、化合物(1)のアセトン溶液を、界面活性剤
(0.01%)を含む水で500ppmに希釈して、1
鉢あたり10mlを散布した。散布後、1日間ガラス温
室で栽培し、ついで、イネいもち病菌分生胞子懸濁液
(3×105個/ml)を調整し、これを植物体にまん
べんなく噴霧接種した。接種後、2日間25℃、湿室暗
黒下に保持した後、5日間ガラス温室内にて栽培し、第
3葉に現れたいもち病の発病程度を調査した。効果の判
定は、無処理区の発病程度と比較して、前記の効力試験
例(1)と同様に行った。これらの結果を、表14に示
す。
【0063】
【表14】
【0064】(3)コムギ赤さび病に対する防除効力試験 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本の
コムギ(品種:コブシコムギ)を育成した。この1.5
葉期の幼植物体に、化合物(1)のアセトン溶液を、界
面活性剤(0.01%)を含む水で500ppmに希釈
して、1鉢あたり10mlを散布した。散布後、1日間
植物をガラス温室で栽培し、ついで、コムギ赤さび病菌
胞子懸濁液(3×105個/ml)を調整し、これを植
物体にまんべんなく噴霧接種した。接種後、1日間20
℃、湿室に保持した後、9日間ガラス温室内にて栽培
し、第1葉に現れた赤さび病の発病程度を調査した。効
果の判定は、無処理区の発病程度と比較して、前記の効
力試験例(1)と同様に行った。なお、本発明の化合物
(1)と同様の試験法で、表15に示す比較化合物1〜
3を使用して比較試験をした。
【0065】
【表15】
【0066】比較化合物1は、薬学雑誌,90(4),
436(1970)に記載された化合物である。比較化
合物2は、Pharmazie,42(11),716
(1987)に記載された化合物である。比較化合物3
は、Canadian Journal of Che
mistry,47(23),4483(1969)に
記載された化合物である。これらの結果を、表16に示
す。
【0067】
【表16】
【0068】(4)コナガに対する効力試験 化合物(1)を実施例2に準じて水和剤とし、界面活性
剤(0.01%)を含む水で500ppmに希釈した溶
液中に、キャベツ葉片(5cm×5cm)を30秒間浸
漬し、プラスチックカップに入れた。風乾後、コナガ3
齢幼虫10頭放ち、蓋をして、25℃定温室に放置し
た。2日後に生死虫数を数え、死虫率を求めた。効果の
判定は、殺虫率が100%のものをA、80%以上10
0%未満のものをB、60%以上80%未満のものを
C、60%未満のものをDとした。これらの結果を、表
17に示した。なお、本発明の化合物(1)と同様の試
験法で、前記の比較化合物1〜3を使用して比較試験を
した。
【0069】
【表17】
【0070】(5)ナミハダニ雌成虫に対する効力試験 ナミハダニ雌成虫10頭を、インゲン葉片(直径20m
m)に寄生させた後、実施例2に準じて調製した化合物
(1)の水和剤を、界面活性剤(0.01%)を含む水
で500ppmに希釈した薬液中に、寄生させた葉片を
15秒間浸漬した。これを25℃定温室に放置し、3日
後に生死虫数を数え、死虫率を求めた。効果の判定は、
前記の効力試験例(4)と同様に行った。なお、本発明の
化合物(1)と同様の試験法で、前記の比較化合物1〜
3を使用して比較試験をした。これらの結果を、表18
に示す。
【0071】
【表18】
【0072】(6)ナミハダニ卵に対する効力試験 ナミハダニ雌成虫5頭を、インゲン葉片(直径20m
m)に接種し、24時間産卵させ、雌成虫を除去した。
一方、実施例2に準じて調製した化合物(1)の水和剤
を界面活性剤(0.01%)を含む水で500ppmに
希釈した薬液中に、葉片を15秒間浸漬した。これを2
5℃定温室に放置し、7日後に孵化幼虫数を数え、殺卵
率を求めた。効果の判定は、前記の効力試験例(4)と同
様に行った。なお、本発明の化合物(1)と同様の試験
法で、前記の比較化合物1〜3を使用して比較試験をし
た。それらの結果を表19に示す。
【0073】
【表19】
【0074】(7)サツマイモネコブセンチュウに対する
効力試験 96穴プレートの各ウエルに、実施例2に準じて調製し
た化合物(1)の水和剤を水で100ppmに希釈した
薬液を入れ、各ウエルにサツマイモネコブセンチュウの
2期幼虫500頭を放った。これを25℃の定温室に放
置し、2日後に顕微鏡下で観察して殺線虫率を求めた。
効果の判定は、前記の効力試験例(4)と同様に行った。
なお、本発明の化合物(1)と同様の試験法で、前記の
比較化合物1〜3を使用して比較試験をした。それらの
結果を、表20に示す。
【0075】
【表20】
【0076】(8)コナガ対するキャベツポット土壌処理
効力試験(浸透移行性) 7〜8葉期のポット植えのキャベツの株元に、実施施2
に準じて調製した化合物(1)の水和剤を界面活性剤
(0.01%)を含む水で500ppmに希釈した薬液
20mlを灌注し,ガラス温室内に放置した。7日後,葉
を切り取り,プラスチックカップに入れた。その後コナ
ガ3齢幼虫10頭を放ち,蓋をして,25℃定温室に放
置した。2日後に生死虫数を数え,死虫率を求めた。効
果の判定は、前記の効力試験例(4)と同様に行った。な
お、本発明の化合物(1)と同様の試験法で、前記の比
較化合物1〜3を使用して比較試験をした。それらの結
果を表21に示す。
【0077】
【表21】
【0078】
【発明の効果】本発明の新規な2−フルオロアルカン酸
アミド誘導体は、優れた農園芸用の有害生物防除効果を
有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 43/56 A01N 43/56 C 4H011 43/707 43/707 43/78 43/78 D 43/80 101 43/80 101 C07D 215/38 C07D 215/38 231/40 231/40 239/42 239/42 239/46 239/46 253/06 253/06 D 261/14 261/14 277/46 277/46 277/82 277/82 333/36 333/36 333/40 333/40 (72)発明者 浅原 健彦 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 (72)発明者 則武 智哉 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 Fターム(参考) 4C023 GA03 HA03 4C031 JA07 4C033 AD13 AD15 AD16 AD17 AE13 AE14 AE16 AE17 4C055 AA01 BA02 BA03 BA05 BA06 BA39 BA42 BA53 BB01 BB02 BB07 CA01 CA02 CA03 CA13 CA39 CA51 CA53 CB02 CB07 DA01 DA53 DB02 DB07 4C056 AA01 AB01 AC01 AD01 AE03 FA02 FA03 FB11 FC01 4H011 AA01 AC01 AC02 AC04 AC08 BA01 BA05 BB08 BB09 BB10 BC01 BC07 BC18 BC20 DA02 DA15 DA16 DD03 DE15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式(1): 【化1】 で示される2−フルオロアルカン酸アミド誘導体。な
    お、式中のR,X,Qは、次の通りである。Rは、炭素
    原子数1〜6個のアルキル基,フェニル基を表わす。X
    は、酸素原子,硫黄原子を表わす。Qは、次式で示すQ
    1〜Q11のいずれか1つを表わす。 【化2】 (式中、Aは、式(1)における置換位置を表わす。R
    11は、水素原子,−COR12を表わし;R12は、炭素原
    子数1〜4個のアルコキシ基を表わす。R21は、水素原
    子を表わし、またR22とともに縮合環を形成してもよ
    く;R22は、水素原子、ハロゲン原子を表わす。R
    31は、水素原子,炭素原子数1〜4個のアルキル基を表
    わす。R41は、炭素原子数1〜4個のアルキル基を表わ
    し;R42は、炭素原子数1〜4個のアルキル基を表わ
    し;R43は、水素原子、−COR44を表わし;R44は、
    炭素原子数1〜4個のアルコキシ基を表わす。R51は、
    炭素原子数1〜4個のアルキル基を表わし;R52は、水
    素原子,炭素原子数1〜4個のアルキル基を表わし;R
    53は、水素原子,シアノ基を表わす。R61は、水素原
    子,炭素原子数1〜4個のアルキル基,ハロゲン原子,
    −NHCOR64を表わし;R62は、水素原子,炭素原子
    数1〜4個のハロアルキル基,ニトロ基を表わし、また
    63とともに縮合環を形成してもよく;R63は、水素原
    子,炭素原子数1〜4個のアルキル基を表わし;R
    64は、炭素原子数1〜4個のハロアルキル基を表わす。
    71は、水素原子,ハロゲン原子を表わし;R72は、水
    素原子,炭素原子数1〜4個のアルコキシ基を表わす。
    81は、水素原子,ハロゲン原子を表わし;R82は、水
    素原子,ハロゲン原子を表わす。R91は、水素原子,炭
    素原子数1〜4個のアルキル基,炭素原子数1〜4個の
    アルコキシ基を表わし;R92は、水素原子,炭素原子数
    1〜4個のアルキル基,炭素原子数1〜4個のアルコキ
    シ基を表わす。R101は、水素原子,ハロゲン原子を表
    わし;R102は、水素原子,炭素原子数1〜4個のアル
    キル基を表わす。)
  2. 【請求項2】請求項1に記載の式(1)で示される2−
    フルオロアルカン酸アミド誘導体を有効成分とする農園
    芸用の有害生物防除剤。
JP2000126931A 2000-04-27 2000-04-27 2−フルオロアルカン酸アミド誘導体及び農園芸用の有害生物防除剤 Abandoned JP2001302636A (ja)

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