JP2001302458A - 頭髪用エアゾール製品 - Google Patents

頭髪用エアゾール製品

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JP2001302458A
JP2001302458A JP2000114321A JP2000114321A JP2001302458A JP 2001302458 A JP2001302458 A JP 2001302458A JP 2000114321 A JP2000114321 A JP 2000114321A JP 2000114321 A JP2000114321 A JP 2000114321A JP 2001302458 A JP2001302458 A JP 2001302458A
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Japan
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hair
aerosol
weight
water
amount
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JP2000114321A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Teramoto
圭一郎 寺元
Hidenori Yamauchi
秀紀 山内
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Daizo Corp
Original Assignee
Daizo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火気に対する安全性が高く、しかも高い性能
を有する頭髪用エアゾール製品を提供する。 【解決手段】本発明の頭髪用エアゾール製品は、水/ア
ルコールが80/20〜40/60(重量%)であるア
ルコール水溶液を含有する原液20〜50重量%と噴射
剤としてジメチルエーテル50〜80重量%からなるエ
アゾール組成物を耐圧性容器に充填した頭髪用エアゾー
ル製品であって、前記水の噴射量が0.05〜0.3g
/秒である頭髪用エアゾール製品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は頭髪用エアゾール製
品に関する。さらに詳しくは、火気に対する安全性が高
く、頭髪への付着性に優れた頭髪用エアゾール製品に関
する。
【0002】
【従来の技術と問題点】一般に頭髪用エアゾール製品
は、有効成分(セット剤成分や保湿剤成分など)を含む
原液と液化石油ガスを主成分とした噴射剤からなるエア
ゾール組成物を耐圧性容器に充填している。有効成分と
してセット剤を使用する場合には、高いセット力を得る
ために分子量の大きなセット剤成分を用いるが、このも
のは水に溶けにくく、アルコールに溶解するため、アル
コールを溶媒とした非水の原液が用いられている。この
原液から得られるエアゾール組成物は、相互に溶解する
成分が多く含まれているため、エアゾール組成物の安定
性は高く、また前記組成物は乾燥性に優れている特徴が
ある。しかしながら原液のほとんどが可燃性成分であ
り、また噴射剤として燃焼性の高い液化石油ガスが用い
られているため、組成物の火気に対する安全性は低い。
【0003】そこで火気に対する高い安全性を得るため
に、溶媒に水を加え、さらに噴射剤として水溶性を有す
るジメチルエーテルを用いた頭髪用噴霧エアゾール組成
物が提案されている(たとえば特開平5−255051
号、特開平6−172114号、特開平6−28711
5号、特開平9−124449号など)。
【0004】これら組成物は、水を多く配合しているこ
と、さらにジメチルエーテルの配合量が少ないことか
ら、毛髪に噴射した際、組成物の乾燥が悪くなる。その
ためヘアドライヤーなどで長時間乾燥させる必要があ
り、使い勝手が悪いだけでなく、毛髪へのダメージが大
きい。さらに多量の水性原液に少量のジメチルエーテル
を溶解させたエアゾール組成物の場合、エアゾール組成
物中の水の濃度が高いため、長期間保存した際、容器へ
の腐食が大きく、エアゾール製品としての安全性を向上
させる必要がある。
【0005】一方、特表平6−507646号には、1
2〜25重量%の水、10〜26重量%のアルコール
相、49〜78重量%のジメチルエーテルよりなる組成
物を含有し、スプレー初期流出量が0.5〜0.7g/
秒であるヘアラッカー用のエーロゾルが記載されてい
る。このものはジメチルエーテルの配合量が多いため、
乾燥性に優れ、容器の腐食を抑える効果がある。しかし
ジメチルエーテルの配合量が多く、かつ水の配合量が少
ないにもかかわらず、スプレー流出量が0.5〜0.7
g/秒と多いため、噴射した際に頭髪を乱したり、噴霧
粒子が細かくなるため頭髪上で飛散し、付着量が少なく
なるなどの問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
鑑み、火気に対する安全性が高く、頭髪用エアゾール製
品としての性能に優れ、しかも容器の腐蝕を防止するこ
とができる、頭髪用エアゾール製品を提供することを技
術課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の頭髪用エアゾー
ル製品は、水/アルコールの重量比が80/20〜40
/60であるアルコール水溶液を含有する原液20〜5
0重量%と、ジメチルエーテルを含有する噴射剤50〜
80重量%とからなるエアゾール組成物を耐圧性容器に
充填した頭髪用エアゾール製品であって、前記水の噴射
量が0.05〜0.3g/秒であることを特徴としてい
る。
【0008】前記原液中の可燃性成分量は60重量%未
満であるのが好ましく、さらに前記原液中に引火点が9
0℃以上の水溶性溶剤を0.1〜20重量%含むことが
好ましい。また前記耐圧性容器が樹脂容器であることが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の頭髪用エアゾール製品
は、前記したように、水/アルコールの重量比が80/
20〜40/60であるアルコール水溶液を含有する原
液20〜50重量%と、ジメチルエーテルを含有する原
液50〜80重量%とからなるエアゾール組成物を耐圧
性容器に充填した頭髪用エアゾール製品であって、前記
水の噴射量が0.05〜0.3g/秒であることを特徴
としている。
【0010】本発明の頭髪用エアゾール製品は、原液の
溶媒として特定割合のアルコールと水を用い、噴射剤と
してジメチルエーテルをエアゾール組成物中50〜80
重量%と多く配合しているため、乾燥性および相溶性に
優れる。
【0011】さらに水の噴射量が0.05〜0.3g/
秒であるため、火気に対する安全性が高く、また噴霧粒
子が適度な大きさとなるため、頭髪に噴射したときの飛
び散りを少なくでき、付着性を向上させることができ
る。
【0012】また原液中の可燃性成分量を60重量%未
満とする場合は、引火点、燃焼点が高くなるなど、火気
に対する安全性が高くなる。特に引火点、燃焼点がエタ
ノール60重量%水溶液のそれよりも高いことが好まし
い。
【0013】さらに前記原液中に、引火点が90℃以上
の水溶性溶剤を0.1〜20重量%配合した場合には、
原液の火気に対する安全性が向上し、さらにエアゾール
組成物の頭髪上での乾燥時間を長くし、ウエット感のあ
る仕上がりが得られる。特にセット剤成分を多く配合し
た場合には、セット剤が乾燥した後に毛髪上で析出す
る、フレーキングを少なくすることができる。
【0014】本発明に用いられるアルコール水溶液は溶
媒として用いられ、水/低級アルコールの重量比は80
/20〜40/60の範囲であり、80/20〜50/
50が好ましい。水が多く、重量比が80/20を超え
る場合には、溶媒の溶解力が低く、配合できる有効成分
が限定されたり、またエアゾール組成物が均一相になり
にくい。一方水が少なく、重量比が40/60未満の場
合には、原液の引火点が低くなり、火気に対する安全性
が悪くなる。
【0015】前記水は、前記低級アルコールと共に溶媒
として用いられ、エアゾール製品の火気に対する安全性
を向上させる成分であって、精製水、イオン交換水、蒸
留水など特に限定はない。前記水はエアゾール組成物中
8〜40重量%、好ましくは15〜40重量%、さらに
好ましくは25〜40重量%用いられる。8重量%未満
の場合は可燃物量が多くなり、火気に対する安全性が低
くなる。一方、40重量%を超える場合は、エアゾール
組成物の溶解力が低下するので、セット剤などの有効成
分の配合量が少なくなり、性能が低下し、さらに乾燥し
にくくなる。
【0016】前記低級アルコールは、溶媒としてだけで
なく、毛髪上でのエアゾール組成物の乾燥性を良くし、
さらに原液とジメチルエーテルを均一に溶解させるため
の成分であって、具体的にはエタノール、プロパノー
ル、イソプロパノールなどが挙げられる。
【0017】前記低級アルコールはエアゾール組成物中
4〜30重量%、好ましくは6〜25重量%、さらに好
ましくは10〜25重量%用いられる。4重量%未満の
場合は、溶媒の溶解力が低く、配合できる有効成分量が
限定されるので、製品の性能が低下するだけでなく、毛
髪に使用した際、乾燥が悪くなる。一方30重量%以上
の場合は可燃物量が多くなり、火気に対する安全性が低
くなる。
【0018】前記噴射剤としては水溶性を有するジメチ
ルエーテルが好ましく、エアゾール組成物中50〜80
重量%、好ましくは50〜70重量%、さらに好ましく
は50〜65重量%の範囲で用いられる。すなわち原液
がエアゾール組成物中20〜50重量%、好ましくは3
0〜50重量%、さらに好ましくは35〜50重量%用
いられる。ジメチエーテルが全体の80%を超えると、
必要とされる有効成分量を配合することができなくな
り、実用的でない。また50%より少ない場合は、乾燥
性が悪くなり、さらに噴霧した粒子が大きくなりすぎ、
毛髪上に均一に付着させることが困難になる。
【0019】前記水の噴射量は0.05〜0.3g/
秒、好ましくは0.12〜0.3g/秒、さらに好まし
くは0.18〜0.25g/秒の範囲となるよう、原液
/噴射剤の比といったエアゾール組成や、エアゾールバ
ルブ、噴射ボタンといった材料構造で調整する。水の噴
射量が0.05g/秒以下の場合は、火気に対する安全
性が低くなり、一方、0.3g/秒以上の場合は、頭髪
上での乾燥性が悪くなるなど、使用感の面で好ましくな
い。
【0020】水の噴射量を前記範囲内にするには、前記
エアゾール組成としては、前述の火気に対する安全性や
使用面などの点から原液/噴射剤の重量比は20/80
〜50/50とする。材料構造としては、有効成分など
の詰まりや噴射パターン、使用量を考慮して、エアゾー
ルバルブのステム孔は0.3〜0.6mm、ハウジング
下孔は0.5〜2.0mm、横穴は0.3〜0.5mm
が好ましく、噴射ボタンとしては、孔径が0.2〜0.
7mmであることが好ましい。また噴射ボタンは、噴射
パターンを広くし、頭髪上へ均一に噴射するためにメカ
ニカルブレークアップ機構を備えることが好ましい。
【0021】また前記引火点が90℃以上の水溶性溶媒
は、原液の火気に対する安全性と使用感を向上させるた
めの成分であって、具体的には、エチレングリコール
(111℃:密閉式)、プロピレングリコール(97
℃:密閉式)、1,3−ブチレングリコール(109
℃:密閉式)、ジエチレングリコール(124℃:密閉
式)、ジプロピレングリコール(118℃:開放式)、
トリエチレングリコール(177℃:密閉式)、分子量
400のポリプロピレングリコール(199℃:開放
式)、分子量400のポリエチレングリコール(224
℃:開放式)、グリセリン(160℃:密閉式)などが
あげられる。
【0022】前記引火点が90℃以上の水溶性溶媒は、
原液中0.1〜20重量、好ましくは1〜10重量%用
いられる。0.1重量%未満の場合は、水溶性溶媒の効
果が充分得られず、20重量%を超える場合は乾燥が遅
くなり、使用感が悪くなる。
【0023】本発明の頭髪用エアゾール製品に使用され
る有効成分としては、頭髪用セット剤、紫外線吸収剤、
保湿剤、酸化防止剤、抗菌剤、ビタミン類、ホルモン
類、香料などが挙げられる。前記有効成分は、エアゾー
ル組成物中0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重
量%配合することができる。0.1重量%未満の場合
は、エアゾール組成物中の有効成分濃度が低くなるた
め、所望の効果を得るためには多く噴射する必要があ
り、経済的ではない。また20重量%を超える場合に
は、エアゾール組成物が不均一となりやすく、またセッ
ト剤の場合にはバルブ孔などで詰まりやすくなる。
【0024】前記頭髪用セット剤としては、ジアルキル
アミノエチル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル
酸アルキルエステル共重合体、アクリル酸オクチルアミ
ド−アクリル酸ヒドロキシプロピル−メタクリル酸ブチ
ルアミノエチル共重合体などの両性型、ビニルピロリド
ン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル
−アクリル酸ブチル−アクリル酸メトキシエチル共重合
体などのノニオン型、アクリル酸アルカノールアミンな
どのアニオン型、ビニルピロリドン−N,N−ジメチル
アミノエチルメタクリル酸共重合体硫酸塩、ヒドロキシ
エチルセルロース・ジメチルジアリルアンモニウムクロ
リドなどのカチオン型、アクリル酸アルキル共重合体エ
マルジョン、アクリル酸アルキル−スチレン共重合体エ
マルジョンなどのエマルジョン型などがあげられる。
【0025】前記紫外線吸収剤としては、パラアミノ安
息香酸などの安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸
メチルなどのアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル
酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸メチルな
どのサリチル酸系紫外線吸収剤、パラメトキシケイ皮酸
イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメ
トキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケ
イ皮酸モノー2−エチルヘキサン酸グリセリルなどのケ
イ皮酸系紫外線吸収剤、2、4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5
−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン−5−スルホン酸ナトリウムなどのベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチ
ル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾールなどが
あげられる。
【0026】前記保湿剤としては、ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、グリセリン、キシリトール、ソルビトール、マル
チトール、ヒアルロン酸、カロニン酸、コンドロイチン
酸、ムコイチン硫酸、アテロコラーゲン、コレステリル
−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、d
l−ピロリドンカルボン酸塩、可溶性コラーゲン、ジグ
リセリン(EO)PO付加物、イサイヨバラ抽出物、セ
イヨウノキギリソウ抽出物、メリロート抽出物などがあ
げられる。
【0027】前記酸化防止剤としては、アスコルビン
酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ブチルヒドロキシアニソールなどがあげられる。
【0028】前記抗菌剤としては、安息香酸、サリチル
酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステ
ル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、
塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリク
ロロカルバニリド、フェノキシエタノールなどがあげら
れる。
【0029】前記ビタミン類としては、ビタミンA油、
レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩
化ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミ
ド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビ
ン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2(エルゴカシフ
ェロール)、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α
−トコフェロール、パントテン酸、ビオチンなどがあげ
られる。
【0030】前記ホルモン類としては、エラストラジオ
ール、エチニルエストラジオールなどがあげられる。
【0031】前記アミノ酸としては、アルギニン、アス
パラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリ
ン、ロイシン、トリプトファンなどがあげられる。
【0032】前記清涼剤としては、l−メントール、カ
ンフルなどがあげられる。
【0033】前記抽出液としては、ドクダミエキス、オ
ウバクエキス、メリローロエキス、カンゾウエキス、シ
ャクヤクエキス、ヘチマエキス、キナエキス、クララエ
キス、サクラソウエキス、バラエキス、レモンエキス、
アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、セ
ージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキ
ス、シルク抽出液などがあげられる。
【0034】前記成分以外にも、使用用途に応じて炭化
水素、高級アルコール、界面活性剤、油成分などを、本
発明の効果を妨げない範囲で用いることができる。
【0035】前記炭化水素としてはペンタン、ヘキサ
ン、ケロシン、パラフィン、流動パラフィン、スクワラ
ン、スクワレンなどがあげられる。
【0036】前記高級アルコールとしては、ラウリルア
ルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、
ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイル
アルコール、ラノリンアルコール、イソステアリルアル
コール、オクチルドデカノールなどの分枝鎖アルコール
などがあげられる。
【0037】前記界面活性剤としては、ソルビタン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ポリ
オキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロ
ウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸
アミドなどが挙げられる。
【0038】前記油成分としては、エステル油、高級脂
肪酸、シリコーン、油脂、ロウなどが挙げられる。
【0039】前記エステル油としては、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、乳
酸セチル、乳酸ミリスチル、ステアリン酸イソセチル、
イソステアリン酸イソセチル、酢酸ラノリン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、オレイン酸オイル、セトステアリルア
ルコール、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソ
プロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリス
チン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘキ
シルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシルなどが挙
げられる。
【0040】前記高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン
酸、オレイン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノ
レイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘ
キサエン酸(DHA)などが挙げられる。
【0041】前記シリコーンとしては、メチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイド
ロジェンポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体な
どが挙げられる。
【0042】前記油脂としては、アボガド油、ツバキ
油、タートル油、マカダミアナッツ油、トウモロコシ
油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、胚芽油、ヤシ
油、パーム油、硬化ヒマシ油などが挙げられる。
【0043】前記ロウとしては、ミツロウ、ラノリン、
酢酸ラノリン、カンデリラロウ、カウナウバロウ、鯨ロ
ウ、モンタンロウなどが挙げられる。
【0044】上記のエアゾール組成物は、たとえば図1
に示す合成樹脂製のエアゾール容器Aに充填されてエア
ゾール製品となる。エアゾール容器A1は、有底筒状の
容器本体1と、その上端開口部にガスケット2を介して
取り付けられるバルブ3と、押しボタン5とを備えてい
る。符号6はディップチューブである。
【0045】容器本体1はポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、
ポリアクリロニトリル(PA)、バレックスなどの、内
容物に侵されにくく、成型が容易な熱可塑性樹脂から、
たとえば射出成型、ブロー成型などにより製造される。
バルブ3は合成樹脂製のバルブハウジング7と、その内
部に上下動自在に収容されるステム8と、ステムを常時
上向きに付勢するバネ9と、ステム8の周囲に嵌合さ
れ、バルブハウジング7上に固定されるステムラバー1
0と、それらをまとめて容器本体1に取り付けるための
マウンティングカップ(カバー)11とを備えている。
バルブハウジング7およびステム8はナイロン、ジュラ
コンなどの熱可塑性樹脂製である。マウンティングカッ
プ11は有底筒状に成形した金属薄板製のものであり、
通常は下端を容器本体1の口部下方の段部12にクリン
プすることにより、バルブ3を容器本体1に固着してい
る。前記押しボタン5も合成樹脂製であり、前面には従
来公知の噴霧用のノズル13が取り付けられている。
【0046】上記のエアゾール容器Aに対し、たとえば
頭髪用セット剤などの有効成分を溶解したエタノールと
精製水からなる原液を充填し、バルブ3を取り付け、さ
らにステム8からジメチルエーテルを充填し、最後に押
しボタン5を取り付けることにより、エアゾール製品が
得られる。
【0047】このものはエアゾール組成物14が触れて
いる容器本体1の内面およびバルブ3が合成樹脂製であ
るので、エアゾール組成物中に精製水が多量に含まれて
いるにも関わらず、内容物によって侵されない。また有
効成分によっても腐蝕されず、有効成分を安定して収容
しておくことができる。
【0048】図2に示すエアゾール容器Bは、容器本体
21と、その内部に重ねるように収容されたエアゾール
組成物に対して耐食性を有する合成樹脂製の内袋(ライ
ナー)22と、それらの上端開口部に取り付けられたバ
ルブ3と、そのバルブに取り付けた押しボタン5とを備
えている。
【0049】容器本体21はアルミニウムやブリキ、ス
チールなどの金属薄板を有底筒状に成形したもので構成
しうる。その容器本体1自体は、エアゾール組成物に対
する耐食性は不要であり、いずれの金属も使用すること
ができ、また、合成樹脂製であってもよい。前記内袋2
2は原液と噴射剤とを容器内に分離して充填する二重エ
アゾール製品に使用するものとおなじものでよいが、容
器本体1との間に隙間を設ける必要がなく、エアゾール
組成物を充填した後はその内圧で実質的に容器本体21
の内面に密着する。
【0050】バルブ3は合成樹脂製のバルブハウジング
7と、その内部に上下動自在に収容されるステム8と、
ステムを常時上向きに付勢するバネ9と、ステム8の周
囲に嵌合され、バルブハウジング7上に固定されるステ
ムラバー10と、それらをまとめて容器本体1に取り付
けるための合成樹脂製のマウンティングカップ24と金
属薄板製のカバー25とを備えている。
【0051】前記内袋22を構成する合成樹脂は、たと
えば直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度
ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレン
テレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート
(PEN)、ポリアクリロニトリル(PAN)、エチレ
ンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ナイロン
(NY)などの単層、もしくは2層以上の積層体があげ
られる。たとえばLDPE/EVOH/LDPEの三相
の積層フィルムを使用しうる。内袋22は通常はブロー
成型により製造される。内袋22の厚さは通常0.1〜
2.0mm、好ましくは0.3〜1.0mm程度であ
る。
【0052】容器本体1の上端近辺には、マウンティン
グカップ24を係合する段部26が設けられている。マ
ウンティングカップ24はその段部26との間に内袋2
2の上端部を挟着する状態で容器本体1の上部開口内に
挿入され、カバー25の下端を容器本体21の外側から
段部26の下方にクリンプすることにより取り付けられ
る。
【0053】このものも図1の場合と同様にエアゾール
組成物を充填することによりエアゾール製品となる。こ
のものもエアゾール組成物は内袋22やバルブハウジン
グ7およびマウンティングカップ24などのエアゾール
組成物に対して耐食性を有するものとしか接触しないの
で、容器が腐蝕したり、エアゾール組成物が変質したり
することが防止される。
【0054】図3に示すエアゾール容器Cは、容器本体
31と、その上端開口部に取り付けられるバルブ3と、
そのバルブ3に取り付ける押しボタン5とを備えてい
る。容器本体21はアルミニウムやブリキ、スチールな
どの金属薄板と、容器の内面となる側に積層した合成樹
脂フィルム32とからなるラミネート薄板材を有底筒状
に成形し、絞り成型による肩部33およびカーリング成
型によるビード部34を設けたものである。金属薄板
は、エアゾール組成物に対する耐食性は不要であり、い
ずれの金属も使用することができ、また、合成樹脂製で
あってもよい。
【0055】合成樹脂フィルム32の素材としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナ
イロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン11、ナイロ
ン12などのポリアミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルな
どがあげられる。合成樹脂フィルム32の厚さは、5〜
300μm、とくに10〜100μmであるのが好まし
い。
【0056】バルブ3は合成樹脂製のバルブハウジング
7と、その内部に上下動自在に収容されるステム8と、
ステムを常時上向きに付勢するバネ9と、ステム8の周
囲に嵌合され、バルブハウジング7上に固定されるステ
ムラバー10と、それらをまとめて容器本体1に取り付
けるためのマウンティングカップ35とを備えている。
マウンティングカップ35は容器本体31と同様な金属
薄板と合成樹脂フィルム36のラミネート材であり、容
器内部側に合成樹脂フィルム36がくるようにする。
【0057】マウンティングカップ35は中央部でバル
ブハウジング7を保持しており、周縁部に容器本体のビ
ード部34に被せられる断面逆U字状のフランジ部37
を備えている。上記のバルブ3は、ビード部とフランジ
部の間に環状のゴム製のガスケット38を介在させ、マ
ウンティングカップ35を容器本体31の上端開口部に
嵌合させて、その立ち上がり壁39を容器本体の肩部3
3の内面にクリンプすることにより、容器本体31に固
着する。
【0058】このものも図1の場合と同様にエアゾール
組成物を充填することによりエアゾール製品となる。ま
た容器本体の金属薄板は合成樹脂フィルムによって保護
されているので、容器が腐蝕したり、内容物が変質した
りすることが防止される。なお、図3の合成樹脂フィル
ムに代えて、図4に示すように、容器本体41の内面に
合成樹脂塗膜42を設けてもよい。その場合は、ブリキ
などの金属薄板であらかじめ成形した容器本体41の内
面側に、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、エポキシエステル樹脂などの熱硬化性樹脂を静電・
粉体塗装するなどにより塗膜を形成しうる。塗膜の厚さ
は10〜100μm程度、塗料の粒子は25〜80μm
程度が好ましい。なおマウンティングカップ43の内面
に設けることもできる。
【0059】すなわち金属製の容器を使用する場合は、
その内面に合成樹脂の内袋やフィルムあるいは塗膜を設
けて通電値が0となるように金属板を保護することによ
り、水を含むエアゾール組成物でも安定して収容しう
る。
【0060】
【実施例】つぎに具体的な実施例をあげて本発明の頭髪
用エアゾール製品を説明する。 1.性能試験 下記の表1に示したエアゾール組成物を、図4に示した
ブリキ製容器内面に樹脂を静電塗装した樹脂容器に充填
し、下記の表2の材料仕様のバルブ、ボタンを取り付け
て、頭髪用エアゾール製品を製造した。
【0061】 なお参考試料として、エタノールにセッ
ト剤成分(Amphomer SH701H :日本NSC社製)4.0
重量%を溶解した原液50重量%と、噴射剤として液化
石油ガス50重量%からなるエアゾール組成物をブリキ
製容器に充填し、バルブ(ステム孔φ0.4、ハウジン
グ下孔φ0.8、横穴φ0.35)、ボタン(噴孔φ
0.35MB付き)を取り付け、頭髪用エアゾール製品
(従来品)を製造した。
【表1】
【表2】
【0062】<試験内容> (a)水の噴射量 上記エアゾール製品を25℃の恒温水槽に30分間浸
し、5秒間噴射した。得られた噴射量とエアゾール組成
より、1秒当たりの水の噴射量を算出した。 (b)火炎長試験 上記エアゾール製品を25℃の恒温水槽に30分間浸
し、距離15cmの位置ある火炎(長さ5cm)に向け
て、火炎の上部1/3を通過するように噴射した。 (c)セット力 長さ15cm、重さ約1.5gの毛髪に、上記エアゾール
製品を2秒間、均一に噴射した。これをカーラーに巻
き、45℃の恒温室にて乾燥させた。つぎにカーラーか
ら外した毛髪を30℃、95%R.H.の条件下で垂直
に吊り下げた。このときの長さをL1、3時間放置後の
長さをL2とし、下記の式(数1)にてカールリテンシ
ョンを算出した。
【数1】
【0063】(d)毛髪への付着性 上記エアゾール製品を斜め上方45度、距離15cmから
頭髪へ2秒間噴射し、頭髪への付着を観察した。 評価 ○:頭髪上での飛び散りは非常に少ない。 △:頭髪上での飛び散りは若干認められる。 ×:頭髪上での飛び散りが多く、付着量が少ない。 (e)乾燥性 試験(d)を評価した後、頭髪を乾燥させ、乾燥性を評
価した。 評価 ○:自然乾燥でも充分に乾燥できる。 △:ドライヤーを用いるとすぐに乾燥する。 ×:ドライヤーを用いても、乾燥が遅い。
【0064】(f)フレーキング 試験(e)を評価した後、頭髪に櫛通しを行い、セット
剤の剥がれ具合を観察した。 評価 ○:フレーキングは認められなかった。 △:わずかにフレーキングが認められる。 ×:フレーキングが著しい。 上記の各試験の結果を表3に示す。
【表3】
【0065】試験結果より、本発明のエアゾール製品は
特定のエアゾール組成と水の噴射量であるため、火炎長
は認められず、さらにセット力、付着性、乾燥性、フレ
ーキングといったセット剤としての性能に優れているこ
とがわかる。
【0066】一方、ジメチルエーテルの配合量が少な
く、水の噴射量が多すぎる場合は(比較例1)、火炎長
は認められないものの、乾燥性が悪く、また噴霧粒子が
粗いため、頭髪上での飛散はないが、均一に付着させる
ことができなかった。またジメチルエーテルの配合量が
多く、水の噴射量が少ない場合は(比較例2)、乾燥性
に優れているものの、頭髪上での飛散が多いため、頭髪
への付着が少ない。その結果セット力が低下し、セット
剤としての性能を充分に発揮できなかった。さらに溶媒
中のアルコールの配合割合が多く、水の噴射量が少ない
場合は(比較例3)、火炎長が30cmと長く、火気に
対する安全性が低くなった。また噴霧粒子がやや細かい
ため、頭髪上で飛散が認められ、付着量が少なくなり、
セット力が低下した。従来品である参考試料について
は、セット剤としての性能は優れているものの、火炎長
が40cmと長く、火気に対する安全性は低い。
【0067】2.経時試験 前記実施例1〜3、比較例1〜3のエアゾール組成物を
下記の表4の材料仕様および下記の製造方法にて充填
し、頭髪用エアゾール製品を得た。
【表4】 表4の記号の説明 PET:ポリエチレンテレフタレート POM:ポリアセタール NY :ナイロン PE :ポリエチレン PP :ポリプロピレン HG :ハウジング SM :ステム MC :マウンティングカップ
【0068】<製造方法>仕様1、2については、原液
を容器に充填した後、バルブを取り付け、ステムからジ
メチルエーテルを充填してエアゾール製品を製造した。
仕様3、4については、原液を容器に充填した後、アン
ダーカップ充填にてジメチルエーテルを充填し、エアゾ
ールバルブを取り付けてエアゾール製品を製造した。
【0069】<試験条件>仕様1については、エアゾー
ル製品を35℃の条件下で8カ月間、仕様2、34につ
いては、エアゾール製品を45℃の条件下で3カ月間保
存した。その結果を表5に示す。
【表5】 評価基準 <原液性状>経時試験開始前の原液と試験品の回収原液
との比較 ○:異常なし ×:著しく変化 <開缶評価> ○:異常なし。 △:樹脂層が白化しているが、金属表面への腐食はな
い。 ×:金属面への腐食有り。
【0070】試験結果より、いずれのエアゾール製品も
実用上問題なく、実施例1〜3のエアゾール組成物は樹
脂容器に対して安定であることがわかる。
【0071】
【発明の効果】本発明の頭髪用エアゾール製品(請求項
1)は、原液として特定割合のアルコールと水を溶媒と
し、噴射剤としてジメチルエーテルをエアゾール組成物
中80〜50重量%と多く配合しているため、乾燥性お
よび相溶性に優れ、有効成分として分子量の大きなセッ
ト剤も配合可能である。その結果、セット剤とした場合
にはエタノールを溶媒とした従来のセット剤とほぼ同じ
性能を有する頭髪用エアゾール製品が得られる。さら
に、水の噴射量を0.05〜0.3g/秒としているた
め、火気に対する安全性が高く、また頭髪に噴射したと
きの飛び散りを少なくでき、付着性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエアゾール組成物を充填する容器の
一実施形態を示す断面図である。
【図2】 本発明のエアゾール組成物を充填する容器の
他の実施形態を示す断面図である。
【図3】 本発明のエアゾール組成物を充填する容器の
さらに他の実施形態を示す断面図である。
【図4】 本発明のエアゾール組成物を充填する容器の
さらに他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
A エアゾール製品 1 容器本体 2 ガスケット 3 バルブ 5 押しボタン 7 バルブハウジング 8 ステム 9 バネ 11 マウンティングカップ 14 エアゾール組成物 B エアゾール製品 21 容器本体 22 内袋 24 マウンティングカップ 25 カバー C エアゾール製品 31 容器本体 32 合成樹脂フィルム 35 マウンティングカップ 36 合成樹脂フィルム 41 容器本体 42 合成樹脂塗膜 43 マウンティングカップ
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB051 AC061 AC102 AC171 AC542 AD092 AD162 BB49 CC31 CC32 DD08 DD47 EE09 EE25 4H011 AA02 BA01 BA05 BB03 BB06 BC03 BC04 BC18 BC19 DA21 DB05 DD07 DH19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水/アルコールの重量比が80/20〜
    40/60であるアルコール水溶液を含有する原液20
    〜50重量%と、ジメチルエーテルを含有する噴射剤5
    0〜80重量%とからなるエアゾール組成物を耐圧性容
    器に充填した頭髪用エアゾール製品であって、前記水の
    噴射量が0.05〜0.3g/秒であることを特徴とす
    る頭髪用エアゾール製品。
  2. 【請求項2】 前記原液中の可燃性成分量が60重量%
    未満であることを特徴とする請求項1記載の頭髪用エア
    ゾール製品。
  3. 【請求項3】 前記原液中に、引火点が90℃以上の水
    溶性溶剤を0.1〜20重量%含むことを特徴とする請
    求項1または2記載のエアゾール製品。
  4. 【請求項4】 前記耐圧性容器が樹脂容器であることを
    特徴とする請求項1、2または3記載のエアゾール製品
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