JP2001302401A - 押し花・押し葉の製造方法およびその装置 - Google Patents

押し花・押し葉の製造方法およびその装置

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JP2001302401A
JP2001302401A JP2000125899A JP2000125899A JP2001302401A JP 2001302401 A JP2001302401 A JP 2001302401A JP 2000125899 A JP2000125899 A JP 2000125899A JP 2000125899 A JP2000125899 A JP 2000125899A JP 2001302401 A JP2001302401 A JP 2001302401A
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thick water
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Setsuko Nishikawa
勢津子 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子レンジの電磁エネルギーを利用して色の
美しい押し花または押し葉を迅速に製造する方法および
その装置の提供。 【解決手段】 表面にエンボス加工のない平坦で、厚み
方向に弾性を有する紙タオル風不織布よりなる多数の厚
手吸水体を積層する。そしてその積層体内に花又は葉を
挿入し、その上下に木製板を配置すると共に、両木製板
間を圧縮する加圧手段を設ける。そして全体を電子レン
ジに挿入し、数分以内マイクロ波加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジを利用
して美しい押し花または、押し葉を迅速に製造する方法
およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジの乾燥機能を利用してドライ
フラワーや押し花を迅速に作る方法が提案されている。
従来の押し花の製造方法は、上下一対のセラミックプレ
ート間に給水紙と発泡スチロール板とを配置し、給水紙
間に花を挿入し、上下一対のセラミックプレートをセラ
ミック製保持体で挟持し、全体を電子レンジに挿入し、
それに通電することによりマイクロ波加熱して花の水分
を脱水し、押し花を作るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】給水紙と発泡スチロー
ル板とをセラミックプレートで挟持した押し花の製造方
法は、それに電磁エネルギーを照射した場合、花の色が
褪色し綺麗な押し花に仕上げ難い欠点があった。その理
由は明らかではないが、電子レンジ内でセラミックと発
泡スチロールとの影響により、花が異常に高温に加熱さ
れ易いものと思われる。さらには、水分の放出が円滑に
行われ難いことに基づくとも推測される。また、このよ
うなセラミックプレートは、それに花の水分が付着する
と電子レンジ内で割れ易い欠点がある。そして上下に配
置されたセラミックプレートは、電子レンジ内で異常に
高温となる場合があり、火傷し易い欠点があった。ま
た、蕾や花芯の厚いものはそのまま使用することができ
ず、取扱いが面倒である欠点があった。そこで本発明者
は各種実験研究の結果、電子レンジを用い、家庭におい
て誰にでも色の美しい押し花及び押し葉を簡易に且つ迅
速に作ることができる条件を見出し、それに基づいて本
発明を完成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、表面にエンボス加工のない平坦で、厚み方向に弾性
を有する紙タオル風不織布よりなる多数の厚手吸水体を
積層すると共に、その積層体内に花又は葉を挿入し、そ
れらの積層体の上下両面に木製板を配置する工程と、両
木製板間を圧縮する方向に加圧する手段を設け、全体を
電子レンジに挿入し、数分以内その電子レンジを通電し
てマイクロ波加熱させる工程と、を具備する押し花・押
し葉の製造方法である。次に、その製造方法において好
ましくは、電子レンジによるマイクロ波加熱の後に、積
層体をそのまま放置して自然冷却する工程を設ける。
【0005】次に、請求項3に記載の本発明は、表面に
エンボス加工のない平坦で、厚み方向に弾性を有する紙
タオル風不織布よりなる多数の厚手吸水体の積層体と、
それらの積層体の上下両面に配置される木製板と、両木
製板間を圧縮する方向に加圧する手段と、を具備し、そ
の積層体内に花又は葉を挿入し、全体を電子レンジに挿
入して、数分以内その電子レンジを通電してマイクロ波
加熱させて押し花・押し葉を製造するための押し花・押
し葉の製造装置である。また、上記製造装置に用いられ
る厚手吸水体は、好ましくはその厚みが自由状態で0.3
〜0.7 mm程で、加圧によりその厚みが0.1 mm以上圧縮可
能なものを採用する。そして、その厚手吸水体の積層体
の全体の厚みが1〜3cm程になるように積層されるもの
である。さらに、上記木製板の代わりに耐熱製プラスチ
ックを採用することも考えられる。さらには、厚手吸水
体に酢、重炭酸ナトリューム(重曹)等の、ペーハー調
整剤を含浸させることもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態につき説明する。図1〜図4は、本発明の製造
方法の各工程を順に示す説明図である。本発明の装置
は、多数のタオル風不織布よりなる厚手吸水体1と、上
下一対の木製板3とを有する。厚手吸水体1は表面にエ
ンボス加工のない平坦で厚み方向に弾性を有する不織布
であって、紙タオルとして市販されているものが利用で
きる。一例として、ライオン株式会社の紙タオル「リー
ド」を用いることができる。これは自由状態で厚さが
0.5mm程で、厚み方向に弾性を有する不織布である。そ
して表面にエンボス加工がなく平坦で加圧することによ
り、その厚みを半分以下に圧縮できる弾性を有する。こ
れを二つ折りにし、厚さを1〜2cm程に重ねる。そして
図1及び図2の如く、その厚手吸水体1内に花4や葉を
挟み、上下に一対の木製板3を配置する。
【0007】木製板3は、加熱によって変形し難い合板
や適宜な板材を用いることができる。そして上下一対の
木製板3間を押圧する加圧手段を加える。加圧手段の一
例としては、上側木製板3の上面にガラス器に水を入れ
たものを置き、その自重によって積層体2に常に一定の
圧力を加圧することができる。また、他の加圧手段とし
て合板等を変形または加工してなる図3に示すような木
製クランプ6を一対の木製板3の縁部に複数係止させて
もよい。このようにした加圧状態の木製板3と積層体2
との組み合わせ体を、図4の如く電子レンジ5に挿入
し、1〜3分程通電して、その電磁エネルギーによりマ
イクロ波加熱し、花や葉の水分を放出させる。その加熱
時間は、各種花や葉の状態により加減する必要がある。
次いで、マイクロ波加熱の後にそれを電子レンジから取
り出し、その積層状態のまま自然冷却する。或いは、電
子レンジ内で自然冷却させてもよい。このようにして押
し花または押し葉を製造することができる。
【0008】なお、実験によれば、厚手吸水体1に酢、
重炭酸ナトリューム(重曹)等の、ペーハー調整剤を適
宜含浸させると、より一層鮮明な色の押し花等を得るこ
とができる。あるいは、それらにより元の色と違う別の
色を発色させることができる。このような装置及び方法
において、特に重要なのは厚手吸水体1の材質及び積層
の厚さである。厚手吸水体1が余りにも少ないと、花や
葉の水分を均一に且つ充分に放出することが困難とな
る。また、エンボス加工された紙タオル等の不織布等で
は、エンボスが花の表面に形成され好ましくない。さら
に多数の厚手吸水体1を積層することにより、それらの
間に多数の花や葉を挿入することができ、同時に多数の
花や葉を短時間で製造することができる。
【0009】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の発明によれば、
表面にエンボス加工のない平坦で、厚み方向に弾性を有
する紙タオル風不織布よりなる多数の厚手吸水体を積層
して、その積層体内に花又は葉を挿入し、その積層体を
加圧状態で電子レンジ内に挿入するものであるから、そ
の積層体全体の弾性が利用でき、花や葉の形を壊すこと
なく鮮やかな色を保持した状態で、極めて短時間で押し
花又は押し葉を製造することができる。また、積層体の
上下両面に配置されるのは木製板であり、吸水性を有す
るから、花や葉から放出される水を吸収し、その水によ
り電子レンジ内でセラミックのように割れを生ずるおそ
れがない。それと共に、異常に加熱することがなく、火
傷等のおそれが少ない。
【0010】請求項2に記載の製造方法によれば、電子
レンジのマイクロ波加熱の後に、その内部に積層体を放
置して冷却する工程を設けたから、急冷による花や葉の
色落ちを防止して、美しい押し花及び押し葉を製造する
ことができる。請求項3に記載の製造装置によれば、手
軽に家庭で迅速に美しい押し花又は押し葉を製造するこ
とができる。請求項4に記載の製造装置によれば、厚手
吸水体の弾性を充分利用し、理想的な押し花又は押し葉
を製造することができる。請求項5に記載の製造装置に
よれば、耐久性の高いものとなる。請求項6に記載の製
造装置によれば、厚手吸水体1に酢、重炭酸ナトリュー
ム(重曹)等の、ペーハー調整剤を適宜含浸させて、よ
り一層鮮明な色の押し花等を得ることができる。あるい
は、それらにより元の色と違う別の色を発色させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押し花・押し葉の製造方法の準備工程
の説明図。
【図2】同製造方法の第1工程の説明図。
【図3】同製造方法の第2工程の説明図。
【図4】同製造方法の第3工程の説明図。
【符号の説明】
1 厚手吸水体 2 積層体 3 木製板 4 花 5 電子レンジ 6 木製クランプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にエンボス加工のない平坦で、厚み
    方向に弾性を有する紙タオル風不織布よりなる多数の厚
    手吸水体を積層すると共に、 その積層体内に花又は葉を挿入し、それらの積層体の上
    下両面に木製板を配置する工程と、 両木製板間を圧縮する方向に加圧する手段を設け、全体
    を電子レンジに挿入し、数分以内その電子レンジを通電
    してマイクロ波加熱させる工程と、 を具備する押し花・押し葉の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記マイクロ波加熱の後に、前記積層体をそのまま放置
    して自然冷却する工程を設けた、押し花・押し葉の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 表面にエンボス加工のない平坦で、厚み
    方向に弾性を有する紙タオル風不織布よりなる多数の厚
    手吸水体の積層体と、 それらの積層体の上下両面に配置される木製板と、 両木製板間を圧縮する方向に加圧する手段と、を具備
    し、 その積層体内に花又は葉を挿入し、全体を電子レンジに
    挿入して、数分以内その電子レンジを通電してマイクロ
    波加熱させて押し花・押し葉を製造するための押し花・
    押し葉の製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記厚手吸水体は、その厚みが自由状態で0.3 〜0.7 mm
    程で、加圧によりその厚みが0.1 mm以上圧縮可能なもの
    であり、その厚手吸水体の積層体の全体の厚みは1〜3
    cm程である押し花・押し葉の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4において、 前記木製板の代わりに耐熱製プラスチックを採用した押
    し花・押し葉の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜請求項5のいずれかにおい
    て、 厚手吸水体に酢、重炭酸ナトリューム(重曹)等の、ペ
    ーハー調整剤を含浸させた押し花・押し葉の製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1346776A2 (en) 2002-02-19 2003-09-24 Fuji Photo Film Co., Ltd. Coating apparatus
WO2004048866A1 (ja) * 2002-11-22 2004-06-10 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology 新規な含水試料の簡便かつ迅速乾燥方法
JP2014230509A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 要 有持 生産方法、加工方法、加工品及び茶
CN111418937A (zh) * 2020-04-30 2020-07-17 东莞市新图注塑机械有限公司 一种全自动丝花定型机

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