JP2001302231A - 水熱安定性金属含有mcm−41型中間細孔モレキュラーシーブ - Google Patents

水熱安定性金属含有mcm−41型中間細孔モレキュラーシーブ

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JP2001302231A JP2000127876A JP2000127876A JP2001302231A JP 2001302231 A JP2001302231 A JP 2001302231A JP 2000127876 A JP2000127876 A JP 2000127876A JP 2000127876 A JP2000127876 A JP 2000127876A JP 2001302231 A JP2001302231 A JP 2001302231A
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Shukufun Tei
淑芬 鄭
Tatsushi Tekihasaishi
達斯 狄巴西斯
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒または触媒担体として用いるための、水
熱安定性が高く且つ表面積の大きなMCM−41型中間
細孔モレキュラーシーブの簡単かつ経済的な合成法を提
供する。 【解決手段】 長鎖第四級アンモニウム塩溶液を短鎖第
四級アンモニウム塩溶液またはアルカリ金属塩溶液と混
合し、混合液にシリコン源を添加し、希鉱酸溶液を添加
して、混合物をpH9.5〜10.0にゆっくり酸性化
し、得られたゲルを100〜150℃で2〜4日間水熱
処理し、反応溶液から固体生成物を濾過し、洗浄、乾燥
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MCM−41型無
機中間細孔モレキュラーシーブに関する。この種の物質
は、熱安定性が高く、明確に規定された15〜100Å
の中間細孔範囲の均一細孔を有しており、表面積が極め
て大きい(>1,000m/g)。細孔は、適当な鎖
長の界面活性剤基を用いることにより合成プロセス中に
形成することもできる。
【0002】
【従来の技術】これらの物質は、最近数年間に、触媒反
応に使用できる可能性があるとしてかなりの注目を浴び
た。細孔が大きいために、原油の重質留分のクラッキン
グまたはファインケミカルや医薬品の製造の際に遭遇す
るような嵩高い分子の触媒分解は、これらの中間細孔モ
レキュラーシーブで容易に実施できる。
【0003】金属原子を中間細孔モレキュラーシーブ構
造に組み込むと、触媒作用の活性部位を生成することが
できる。アルミニウムを組み込むと、モレキュラーシー
ブ構造に酸度が生じる。バナジウム、チタンなどの他の
元素を構造に組み込んでもよい。
【0004】触媒反応にMCM−41型モレキュラーシ
ーブを用いる際に大きな障害となるのは、この種のモレ
キュラーシーブが水蒸気の存在下では安定性が低いこと
と、多くの反応において反応中に副生成物として水が生
成することである。また、多くの触媒プロセスは極めて
過酷な条件を経なければならない。これらの中間細孔モ
レキュラーシーブの実用化は、その低い水熱安定性が改
善されない限りなかなか進まないであろう。合成条件下
にゲルのpHを調節して中間細孔モレキュラーシーブの
水熱安定性を改良する方法が報告された。しかし、記載
された方法は、多大な労力を要するだけでなく、何度も
pHを調整したりゲルを水熱処理したりすることを必要
とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、水熱安定性が高いMCM−41型中間細孔モレキュ
ラーシーブを提供することである。
【0006】本発明の別の目的は、水熱安定性MCM−
41型モレキュラーシーブの簡単かつ経済的な調製法を
提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、触媒または触媒担体
として用いるための、熱安定性が高くかつ表面積が大き
い水熱安定性中間細孔モレキュラーシーブを提供するこ
とにある。
【0008】本発明の別の目的は、活性部位を生成すべ
くシリコン原子が他の成分に置き換えられた水熱安定性
中間細孔モレキュラーシーブを提供することである。
【0009】本発明のさらに他の目的および利点は、部
分的には自明であり、部分的には本明細書から明らかに
されよう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は該して、水熱安
定性MCM−41型中間細孔モレキュラーシーブの調製
法に関する。
【0011】さらに具体的に言えば、本発明者らは、合
成ゲルにテトラアルキルアンモニウムまたはナトリウム
イオンなどのカチオンを添加すると、MCM−41型中
間細孔モレキュラーシーブの水熱安定性が著しく改良さ
れることを見出した。アルミニウムや他の遷移金属を含
有するMCM−41型中間細孔モレキュラーシーブの合
成にも類似の方法を用いた。これらの合成物質は昇温下
に水中で高い安定性を有する。本発明の純粋シリカおよ
び遷移金属含有MCM−41型モレキュラーシーブは、
900〜1,100m/gのオーダーの大きな表面積
を有することを特徴とする。さらに、これらのモレキュ
ラーシーブは、X線粉末回折分析で明らかにされるよう
に六方晶構造を有している。細孔のサイズ分布は、細孔
容積の大部分が18〜100Åの中間細孔領域にあるこ
とを示しており、これは、触媒として用いるのに極めて
望ましいことである。
【0012】水熱安定性MCM−41型中間細孔モレキ
ュラーシーブは、界面活性剤、無機ケイ酸塩、テトラア
ルキルカチオンおよび水を含むゲルを生成させて調製す
る。反応物を混合して以下に規定の成分比を得る。
【0013】 界面活性剤/シリカ................0.1〜1 テトラアルキルカチオン/界面活性剤........0〜2 HO/シリカ.................. 50〜250 Si/M.....................≧5 上記に規定された反応物ゲルを、約2時間〜4日の期
間、25〜60℃の温度で反応させる。反応混合物の調
製には、一般式:C2n+1(CH
(式中、nは12〜18の整数であり、XはClまたは
Brである)の界面活性剤を、一般式:C2n+1
(式中、nは1〜3の整数であり、XはClま
たはBrである)のテトラアルキルアンモニウムカチオ
ンと混合し、次いで、反応混合物にケイ酸塩または金属
源を添加した。
【0014】水熱安定性MCM−41型中間細孔モレキ
ュラーシーブの特に好ましい調製法においては、テトラ
アルキルアンモニウム塩溶液を界面活性剤溶液とゆっく
り混合し、混合物を30〜60分間激しく攪拌した。こ
の混合物に、無機ケイ酸塩溶液をゆっくり加え、さらに
45〜60分間激しく攪拌した。次いで、希鉱酸を添加
してpH9.5〜10になるまで混合物をゆっくり酸性
化した。このゲル混合物を、2時間〜2日間、25〜6
0℃の温度で熟成させた後、混合物をポリプロピレンボ
トルに移し、100℃で2〜4日間、攪拌せずに密封保
存した。最後に、ボトルを冷水で急冷し、混合物を濾過
して固体生成物を回収、これを脱イオン水で十分に洗浄
した。代替MCM−41型中間細孔モレキュラーシーブ
調製の際には、界面活性剤混合物に適当な金属塩溶液を
加えた。典型的には、金属塩溶液の添加後に、ケイ酸塩
溶液を添加した。得られた固体物質を50〜70℃の温
度で乾燥し、次いで、500〜560℃の温度で焼成し
た。最終生成物は、1,000〜1,200m/gの
範囲の大きな表面積を有し、X線回折分析にかけると、
明確に規定された六方パターンを示す。細孔のサイズ分
布は、細孔容積の大部分が18〜100Åの中間細孔領
域にあることを示している。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の基本態様を説明してきた
が、以下の実施例は、本発明の特定の実施態様を示すも
のである。
【0016】実施例1 この実施例は、追加の塩としてテトラプロピルアンモニ
ウムブロミドを用いた例を示している。
【0017】2.13gのセチルトリメチルアンモニウ
ムブロミドを含む溶液を、10gの水に溶解させた2.
13gのテトラプロピルアンモニウムブロミドと混合し
た。混合物を27℃で1時間攪拌した。この混合物に、
水15g中5.35gのケイ酸ナトリウム溶液(〜14
%のNaOH、〜27%のSiO)を激しく攪拌しな
がらゆっくり加えた。1.2Mの硫酸溶液をゆっくり加
えて、混合物のpHを9.5〜10.0にした。得られ
たゲルを27℃で2時間熟成させた後、ポリプロピレン
ボトルに移し、100℃で4日間静的加熱した。得られ
た固体生成物を濾過し、脱イオン水で洗浄して反応しな
かった化学物質を除去した。反応混合物から回収し、5
60℃で6時間焼成した固体生成物は、1,030m
/gの表面積および正六方X線回折パターンを有する。
中間細孔領域の細孔容積分布は0.76cm/gであ
った。
【0018】実施例2 この実施例は、追加の塩としてテトラエチルアンモニウ
ムブロミドを用いた例を示している。
【0019】2.12gのセチルトリメチルアンモニウ
ムブロミドを含む溶液を、10gの水に溶解させた1.
68gのテトラエチルアンモニウムブロミドと混合し
た。混合物を27℃で1時間攪拌した。この混合物に、
水15g中5.30gのケイ酸ナトリウム溶液(〜14
%のNaOH、〜27%のSiO)を激しく攪拌しな
がらゆっくり加えた。1.2Mの硫酸溶液をゆっくり添
加して、混合物のpHを9.5〜10.0にした。得ら
れたゲルを27℃で2時間熟成させた後、ポリプロピレ
ンボトルに移し、100℃で4日間静的加熱した。得ら
れた固体生成物を濾過し、脱イオン水で洗浄して反応し
なかった化学物質を除去した。反応混合物から回収し、
560℃で6時間焼成した固体生成物は、1,010m
/gの表面積および正六方X線回折パターンを有す
る。中間細孔領域の細孔容積分布は0.80cm/g
であった。
【0020】実施例3 この実施例は、追加の塩としてテトラメチルアンモニウ
ムブロミドを用いた例を示している。
【0021】2.13gのセチルトリメチルアンモニウ
ムブロミドを含む溶液を、10gの水に溶解させた1.
23gのテトラメチルアンモニウムブロミドと混合し
た。混合物を27℃で1時間攪拌した。この混合物に、
水15g中5.35gのケイ酸ナトリウム溶液(〜14
%のNaOH、〜27%のSiO)を激しく攪拌しな
がらゆっくり加えた。1.2Mの硫酸溶液をゆっくり添
加して、混合物のpHを9.5〜10.0にした。得ら
れたゲルを27℃で2時間熟成させた後、ポリプロピレ
ンボトルに移し、100℃で4日間静的加熱した。得ら
れた固体生成物を濾過し、脱イオン水で洗浄して反応し
なかった化学物質を除去した。反応混合物から回収し、
560℃で6時間焼成した固体生成物は、1,045m
/gの表面積および正六方X線回折パターンを有す
る。中間細孔領域の細孔容積分布は0.87cm/g
であった。
【0022】実施例4 この実施例は、追加の塩として臭化ナトリウムを用いた
例を示している。
【0023】2.13gのセチルトリメチルアンモニウ
ムブロミドを含む溶液を、10gの水に溶解させた0.
825gの臭化ナトリウムと混合した。混合物を27℃
で1時間攪拌した。この混合物に、水15g中5.35
gのケイ酸ナトリウム溶液(〜14%のNaOH、〜2
7%のSiO)を激しく攪拌しながらゆっくり加え
た。1.2Mの硫酸溶液をゆっくり添加して、混合物の
pHを9.5〜10.0にした。得られたゲルを27℃
で2時間熟成させた後、ポリプロピレンボトルに移し、
100℃で4日間静的加熱した。得られた固体生成物を
濾過し、脱イオン水で洗浄して反応しなかった化学物質
を除去した。反応混合物から回収し、560℃で6時間
焼成した固体生成物は、1,020m/gの表面積お
よび正六方X線回折パターンを有する。中間細孔領域の
細孔容積分布は0.80cm/gであった。
【0024】実施例5 上述の実施例1から4に記載の方法で調製した試料を水
熱テストにかけた。水熱テストは、約0.250gの焼
成試料を20〜30gの脱イオン水と混合し、100℃
で4〜7日間、ポリプロピレンボトル中で静的加熱する
ものである。水熱安定性を比較するために、同一条件下
に、カチオンを添加せずに調製したMCM−41型試料
もテストした。X線分析により、カチオンを添加しなか
った試料の構造は激しく崩壊したが、カチオンを追加し
て調製した試料はほとんど無傷のままであることが示さ
れた。窒素吸着等温線は、カチオンを追加しないと中間
細孔構造の大部分が破壊されることを示していた。
【0025】実施例6 この実施例は、界面活性剤としてセチルトリメチルアン
モニウムクロリド(25重量%)を用い、追加の塩とし
てテトラプロピルアンモニウムブロミドを用いた例を示
している。
【0026】7.48gのセチルトリメチルアンモニウ
ムクロリド(25重量%)を含む水溶液を、水10gに
溶解させた2.13gのテトラプロピルアンモニウムブ
ロミドと混合した。混合物を27℃で1時間攪拌した。
この混合物に、水15g中5.35gのケイ酸ナトリウ
ム溶液(〜14%のNaOH、〜27%のSiO)を
激しく攪拌しながらゆっくり加えた。1.2Mの硫酸溶
液をゆっくり添加して、混合物のpHを9.5〜10.
0にした。得られたゲルを27℃で2時間熟成させた
後、ポリプロピレンボトルに移し、100℃で4日間静
的加熱した。得られた固体生成物を濾過し、脱イオン水
で洗浄して、反応しなかった化学物質を除去した。反応
混合物から回収し、560℃で6時間焼成した固体生成
物は、1,070m/gの表面積および正六方X線回
折パターンを有する。中間細孔領域の細孔容積分布は
0.83cm/gであった。
【0027】実施例7 この実施例は、追加の塩としてテトラプロピルアンモニ
ウムブロミドを用いた金属含有水熱安定性MCM−41
型中間細孔モレキュラーシーブの調製法を示している。
【0028】2.13gのセチルトリメチルアンモニウ
ムブロミドを含む溶液を、水10gに溶解させた2.1
2gのテトラプロピルアンモニウムブロミドと混合し
た。混合物を27℃で1時間攪拌した。この混合物に、
0.134gのCoSO・7HOの溶液を滴下し、
連続的に攪拌した。この混合物に、水15g中5.35
gのケイ酸ナトリウム溶液(〜14%のNaOH、〜2
7%のSiO)を激しく攪拌しながらゆっくり加え
た。1.2Mの硫酸溶液をゆっくり添加して、混合物の
pHを9.5〜10.0にした。得られたゲルを27℃
で2時間熟成させた後、ポリプロピレンボトルに移し、
100℃で4日間静的加熱した。得られた固体生成物を
濾過し、脱イオン水で洗浄して反応しなかった化学物質
を除去した。反応混合物から回収し、560℃で6時間
焼成した固体生成物は、1,060m /gの表面積お
よび正六方X線回折パターンを有する。中間細孔領域の
細孔容積分布は0.78cm/gであった。
【0029】実施例8 この別の実施例は、追加の塩としてテトラプロピルアン
モニウムブロミドを用いた金属含有水熱安定性MCM−
41型中間細孔モレキュラーシーブの調製法を示してい
る。
【0030】2.13gのセチルトリメチルアンモニウ
ムブロミドを含む溶液を、水10gに溶解させた2.1
2gのテトラプロピルアンモニウムブロミドと混合し
た。混合物を27℃で1時間攪拌した。この混合物に、
0.192gのFe(NO ・9HOの溶液を滴
下し、連続的に攪拌した。この混合物に、水15g中
5.35gのケイ酸ナトリウム溶液(〜14%のNaO
H、〜27%のSiO)を激しく攪拌しながらゆっく
り加えた。1.2Mの硫酸溶液をゆっくり添加して、混
合物のpHを9.5〜10.0にした。得られたゲルを
27℃で2時間熟成させた後、ポリプロピレンボトルに
移し、100℃で4日間静的加熱した。得られた固体生
成物を濾過し、脱イオン水で洗浄して反応しなかった化
学物質を除去した。反応混合物から回収し、560℃で
6時間焼成した固体生成物は、1,050m/gの表
面積および正六方X線回折パターンを有する。中間細孔
領域の細孔容積分布は0.80cm/gであった。
【0031】下記の表はTPA、TEA、TMA
及びNaの物理的性質を示す表。
【0032】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 種々のカチオンを添加して調製したMCMー
41型試料の(a)焼成試料および(b)100℃で4
日間水熱処理した後のXRDパターン。
【図2】 種々のカチオンを添加して調製したMCM一
41型試料の(A)焼成試料および(B)100℃で4
日間水熱処理した後のXRDパターン。(a)Si/C
r=50、(b)Si/Al=100、(c)Si/A
l=75、(d)Si/Al=50、(e)Si/Al
=25。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G073 BA03 BA04 BA05 BA07 BA20 BA24 BA36 BA40 BA44 BA48 BA52 BA63 BA81 BA82 BB15 BB48 BD07 CZ50 FA15 FB01 FB02 FB36 FC13 FC19 FC22 FC25 FC27 FC30 FD18 FD20 FD21 GA09 GA12 GA13 UA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成ゲルに第四級アンモニウム塩溶液ま
    たはアルカリ金属塩溶液を添加して調製された水熱安定
    性が高い1種のM41S構造型中間細孔物質であって、
    単位胞パラメータが48〜52Åの六方対称を有すると
    共に、1,000〜1,200m/gの範囲の極めて
    大きな表面積および孔径約27〜28Åの均一細孔を有
    することを特徴とするM41S構造型中間細孔物質。
  2. 【請求項2】 水熱安定性が高い中間細孔物質の調製法
    であって、(a)長鎖第四級アンモニウム塩溶液を短鎖
    第四級アンモニウム塩溶液またはアルカリ金属塩溶液と
    混合するステップと、(b)(a)の溶液にシリコン源
    を添加するステップと、(c)希鉱酸溶液を添加して反
    応混合物をpH9.5〜10にゆっくり酸性化するステ
    ップと、(d)得られたゲルを100〜150℃で2〜
    4日間水熱処理するステップと、(e)反応溶液から固
    体生成物を濾過し、洗浄、乾燥するステップとを含む、
    水熱安定性が高い中間細孔物質の調製法。
  3. 【請求項3】 前記長鎖第四級アンモニウム塩が、次
    式: C2n+1(CH (式中、nは12〜18であり;XはClまたはB
    である)で表される化合物であることを特徴とす
    る、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記短鎖第四級アンモニウム塩が、次
    式: C2n+1(CH (式中、nは1〜3の整数であり、XはClまたは
    Brである)で表される化合物であることを特徴とす
    る、請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記アルカリ金属塩が、次式: M (式中、Mは、Li、Na、KまたはCs
    あり、XはClまたはBrである)で表される化
    合物であることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記鉱酸が、以下のタイプ: HSO、HNOまたはHCl の化合物であることを特徴とする、請求項2に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 水熱安定性が改良されたアルミニウム含
    有中間細孔物質の調製法であって、(a)長鎖第四級ア
    ンモニウム塩溶液を短鎖第四級アンモニウム塩溶液また
    はアルカリ金属塩溶液と混合するステップと、(b)反
    応混合物にアルミニウム源を添加するステップと、
    (c)(b)の溶液にシリコン源を添加するステップ
    と、(d)希鉱酸溶液を添加して反応混合物をpH9.
    5〜10にゆっくり酸性化するステップと、(e)得ら
    れたゲルを100〜150℃で2〜4日間水熱処理する
    ステップと、(f)反応溶液から固体生成物を濾過し、
    洗浄、乾燥するステップとを含む、水熱安定性が改良さ
    れたアルミニウム含有中間細孔物質を調製する方法。
  8. 【請求項8】 水熱安定性が改良されたアルミニウム含
    有中間細孔物質の調製法であって、(a)長鎖第四級ア
    ンモニウム塩溶液を短鎖第四級アンモニウム塩溶液また
    はアルカリ金属塩溶液と混合するステップと、(b)反
    応混合物にシリコン源を添加するステップと、(c)
    (b)の溶液にアルミニウム源を添加するステップと、
    (d)希鉱酸溶液を添加して反応混合物をpH9.5〜
    10にゆっくり酸性化するステップと、(e)得られた
    ゲルを100〜150℃で2〜4日間水熱処理するステ
    ップと、(f)反応溶液から固体生成物を濾過し、洗
    浄、乾燥するステップとを含む、水熱安定性が改良され
    たアルミニウム含有中間細孔物質の調製法。
  9. 【請求項9】 前記アルミニウム塩溶液を、例えば、T
    i、V、Fe、Co、Ni、CuまたはZnなどの遷移
    金属イオン溶液と取り替えたことを特徴とする、請求項
    7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記アルミニウム塩溶液を、例えば、
    Ti、V、Fe、Co、Ni、CuまたはZnなどの遷
    移金属イオン溶液と取り替えたことを特徴とする、請求
    項8に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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