JP2001301937A - コンベヤベルトの接合方法 - Google Patents

コンベヤベルトの接合方法

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JP2001301937A
JP2001301937A JP2000115972A JP2000115972A JP2001301937A JP 2001301937 A JP2001301937 A JP 2001301937A JP 2000115972 A JP2000115972 A JP 2000115972A JP 2000115972 A JP2000115972 A JP 2000115972A JP 2001301937 A JP2001301937 A JP 2001301937A
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JP
Japan
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rubber
conveyor belt
nonwoven fabric
conveyer belt
unvulcanized rubber
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JP2000115972A
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Teruo Suzuki
輝夫 鈴木
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベヤベルトの接合作業性を低下させずに
外観性を向上させたコンベヤベルトの接合方法を提供す
る。 【解決手段】 コンベヤベルトの端末部のゴムを取り除
き、この端末部同士を重ね合わせ、ゴムを取り除いた部
分に未加硫ゴムを配設し、この未加硫ゴムを加硫するコ
ンベヤベルトの接合方法において、前記未加硫ゴムの外
表面に不織布を配設し、加硫することにより、不織布を
ゴムに埋設させるコンベヤベルトの接合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベヤベルトの
接合方法に関し、さらに詳しくは、コンベヤベルトの接
合作業性と外観性が良好なコンベヤベルトの接合方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】スチールコード等の補強コードを芯体と
して埋設した補強コードコンベヤベルトや補強布を埋設
した帆布ベルトは、ベルトの端末部同士を接合し、エン
ドレス加工を行って使用されている。
【0003】例えば、スチールコードコンベヤベルトの
場合は、図2に示すように、ゴムを取り除いてスチール
コード2を露出させたコンベヤベルト1の端末部同士を
重ね合わせ、ゴムを取り除いた部分にシート状の未加硫
ゴム3を上下面から貼り合せるように配設する。ここ
で、必要によりスチールコード2の一部を除去し、両端
末部のスチールコード2が同一面上に交互に配置され
る。さらに、上下面からポータブル加硫プレス機等の熱
盤4を押圧することにより、未加硫ゴム3を加熱加硫し
てコンベヤベルト1を接合させていた。
【0004】従来、このような接合加工時には、コンベ
ヤベルト1の接合部と熱盤4との間に織布5を配置して
加硫することによって、ゴムと熱盤4間の空気を外部へ
逃がしてコンベヤベルト表面の凹部が発生する、いわゆ
るライト故障を防止したり、熱盤4の圧力を均一にする
ことにより、コンベヤベルトの表面の凹凸の発生を抑制
し、外観性の低下を防止するようにしている。
【0005】しかし、織布5は、加硫後に剥ぎ取って取
り除く必要があるが、織布5がゴム表面に貼り付いて容
易に剥がすことができず、その作業に手間と時間がかか
り、作業性に劣ってしまうという問題があった。また、
織布5を剥がす際に、新たに加硫されたゴムとコンベヤ
ベルト1のゴムとの間の継ぎ目部Tに応力が加わってし
まうので、コンベヤベルトが十分に冷却されていない時
等に、この継ぎ目部Tで剥離が起こりやすいという問題
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、コンベヤベルトの接合作業性を低下させずに外観性
を向上させたコンベヤベルトの接合方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コンベ
ヤベルトの端末部のゴムを取り除き、この端末部同士を
重ね合わせ、ゴムを取り除いた部分に未加硫ゴムを配設
し、この未加硫ゴムを加硫するコンベヤベルトの接合方
法において、前記未加硫ゴムの外表面に不織布を配設
し、加硫することにより、不織布をゴムに埋設させるコ
ンベヤベルトの接合方法が提供される。
【0008】このように、織布の代わりに不織布を用い
ることにより、加硫後には、不織布がゴムに埋設されて
一体化するので、不織布を剥がして取り除く必要がない
ため、その手間と時間が一切かからず、作業性が極めて
良好であるとともに、コンベヤベルト表面の凹凸を有効
に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について添付の図面
を参照しながら詳細に説明する。図1には、本発明のコ
ンベヤベルトの接合方法の一例(スチールコードコンベ
ヤベルト)について示す断面図(a)と一部を切り欠い
たコンベヤベルトの上面図(b)とを示す。
【0010】まず、コンベヤベルト1の両端末部から加
硫ゴムを取り除いてスチールコード2を露出させる。こ
の端末部同士のスチールコード2が同一面上に交互に配
置されるように両端末部を重ね合わる。そして、ゴムを
取り除いた部分にシート状の未加硫ゴム3を上下面から
貼り合せるように配設する。
【0011】さらに、未加硫ゴム3の上下の表面に未加
硫ゴム3と略同一の大きさ・形状の不織布6を配置した
後、上下面からポータブル加硫プレス機等の熱盤4を所
定時間押圧することにより、未加硫ゴム3を加熱加硫し
てコンベヤベルト1の端末部同士を接合させる。
【0012】この時にゴム表面に残留していた空気は、
不織布6を通して外部に排出されるのでライト故障の発
生を防止するとともに、不織布6は熱盤4の圧力を均一
化する働きもするため、未加硫ゴム3の表面の凹凸を平
滑にするので、加硫後のコンベヤベルトの表面の凹凸の
発生を防止し外観の低下を有効に防止することができ
る。
【0013】不織布6としては、材質、厚さ等は特に限
定されないが、その厚さは0.2mm以下とするのが好
ましい。厚さを0.2mm以下とすることで、ゴムの物
性低下を抑制することができる。また、コンベヤベルト
の外観性が低下しなければ、厚さが小さくなる点では特
に制限されないが、例えば、0.1mm以上とすればよ
い。
【0014】本発明は、スチールコード等の補強コード
コンベヤベルトに限らず、帆布ベルトや他のコンベヤベ
ルトの接合方法にも適用可能である。
【0015】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに説明す
るが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するもので
ないことは言うまでもない。実施例1〜2及び比較例1〜2 図2に示すような構造のSBR/BR系ゴム組成物から
なるカバーゴムを有するコンベヤベルト1(幅900m
m、厚さ15mm)の両端末部を長手方向に800mm
の長さにわたってゴムを除去し、スチールコード2を露
出させた。この両端末部をスチールコード2が同一面上
に交互に配置されるように重ね合わせ、未加硫ゴム3の
シートを上下面に配設し、未加硫ゴム2表面に表1に示
す厚さのナイロン繊維からなる不織布6を上下面に配置
した。これをポータブル加硫プレス機の熱盤4で挟み込
み40分間加熱加硫した。また、比較のために、不織布
6を用いずに(比較例1)、および、不織布6の代わり
にナイロン繊維からなる織布5(平織)を用いて(比較
例2)、同様にコンベヤベルトを製造し、織布5につい
ては、加硫後に剥ぎ取った。
【0016】得られたコンベヤベルトの表面を外観を観
察したうえで、接合部分の新たに加硫されたゴム部分の
表面から試験用のサンプルを切り出し、その物性を下記
試験法に従って測定し、その結果を表1に示した。
【0017】破断強度(MPa)、破断伸び(%) JIS K 6251に準拠して測定した。DIN摩耗(mm3 DIN53516に記載の方法に準拠して、DIN摩耗
試験機で、約10Nの荷重でΦ=約16mm、厚さ6m
mの試験片を、回転する研磨布を巻きつけたドラム形の
摩耗面に押し付け、摩耗面を横断する際(摩耗距離40
m)の試験片の摩耗体積を測定した。値が小さいほど耐
摩耗性に優れる。引裂き力(N/mm) JlS K 6252に準拠して、B型切込み有りアン
グル形試験片にて測定した。
【0018】耐オゾン性 JIS K 6259に準拠して、オゾン濃度0.5p
pm、伸長ひずみ20%の条件で168時間劣化させた
後、ゴム表面の外観を観察し、以下のように判定した。 ○:ゴム表面に亀裂が発生せず。 ×:ゴム表面に亀裂が発生。動的屈曲試験 幅25mmの試験片を用いて、スコット型フレキシング
マシン(ローラーの直径25mm)を用い、343Nの
荷重条件で測定し、剥離等の試験片の破壊状態を観察し
た。
【0019】
【表1】
【0020】上記表1に示すように、未加硫ゴム表面に
布を配置しなかった比較例1は、微小なライト(残留空
気による凹部)がコンベヤベルト表面に発生してしまっ
た。不織布を用いた実施例1〜2については、外観も良
好で、物性もコンベヤベルトとして問題のないレベルで
あったうえに、不織布の除去作業が一切不要であった。
【0021】それに対して、織布を使用した比較例2に
ついては、織布を除去する必要があり2名の人員で10
分間の作業時間がかかってしまった。また、比較例2と
同様の構成の幅1800mmのコンベヤベルト(比較例
3)も同様に作製したが、これについては、織布の除去
作業に3名の人員で10分間の作業時間がかかってしま
った。
【0022】
【発明の効果】本発明に従って、未加硫ゴムの外表面に
不織布を配設し、加硫することにより、不織布をゴムに
埋設させることによって、コンベヤベルトの接合作業性
を低下させずに外観性を向上させることのできるコンベ
ヤベルトの接合方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンベヤベルトの接合方法を示す断面
図(a)と一部を切り欠いた上面図(b)である。
【図2】従来のコンベヤベルトの接合方法を示す断面図
(a)と一部を切り欠いた上面図(b)である。
【符号の説明】
1 コンベヤベルト 2 スチールコード 3 未加硫ゴム 4 熱盤 5 織布 6 不織布

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤベルトの端末部のゴムを取り除
    き、この端末部同士を重ね合わせ、ゴムを取り除いた部
    分に未加硫ゴムを配設し、この未加硫ゴムを加硫するコ
    ンベヤベルトの接合方法において、前記未加硫ゴムの外
    表面に不織布を配設し、加硫することにより、不織布を
    ゴムに埋設させるコンベヤベルトの接合方法。
  2. 【請求項2】 前記不織布の厚さが2mm以下である請
    求項1に記載のコンベヤベルトの接合方法。
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