JP2001301249A - 画像データ生成装置、画像出力システム、画像出力装置、フォントサイズ決定方法および記録媒体 - Google Patents

画像データ生成装置、画像出力システム、画像出力装置、フォントサイズ決定方法および記録媒体

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JP2001301249A
JP2001301249A JP2000123279A JP2000123279A JP2001301249A JP 2001301249 A JP2001301249 A JP 2001301249A JP 2000123279 A JP2000123279 A JP 2000123279A JP 2000123279 A JP2000123279 A JP 2000123279A JP 2001301249 A JP2001301249 A JP 2001301249A
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image data
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data
character string
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JP2000123279A
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Jonko Geoffrey
ジェフリー・ジョンコ
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Tokyo Denshi Sekkei KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像内の特定の領域に記述する文字列のフォ
ントサイズを決定する。 【解決手段】 文字列のフォントを所定のサイズに設定
する(S601)。文字列をトークンに分ける(S60
3)。トークンを先頭から連結し(S607)、連結さ
れたトークンの長さを設定したサイズに基き計算する。
連結されたトークンの長さが領域の幅を超えない場合
に、連結されたトークンに追加のトークンを連結する。
連結されたトークンの長さが領域の幅を超えた場合に、
連結されたトークンから最も新しく加えられたトークン
を差し引き(S611)、該差し引かれたトークンを領
域内の新しい行の開始位置とする。新しい行の開始位置
が前記領域外に位置する場合、文字列のフォントをより
小さいサイズに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ生成装
置、画像出力システム、画像出力装置、フォントサイズ
決定方法および記録媒体に関し、より詳細には、画像内
の特定の領域に記述する文字列のフォントサイズを決定
する画像データ生成装置等に関する。なお、本明細書に
おける画像は、図形、絵(イラスト)、写真など所謂狭
義の画像のほか、文字、数字などのキャラクタを含む概
念であり、文字のみからなる画像、イラストのみからな
る画像、文字とイラストからなる画像などを含む。
【0002】
【従来の技術】印刷のためにテキスト(文字列)データ
を操作するテキストレイアウト用アプリケーションのほ
とんどは、フォント情報(例えば、文字のフォントの高
さ、長さなど)にアクセスする。
【0003】ユーザによって画像データの中のテキスト
を一定のサイズにする装置は、「選択されたテキストの
ブロックを好ましく完全なテキストの高さに調整する方
法および装置ならびにテキストの残余を適切に調整する
方法および装置 (Method andapparatus for scaling a
selected block of text to a preferred absolutetext
height and scaling the remainder of the text prop
ortionately)」という名称の米国特許5,754,873号に記
載されている。この特許発明では、ユーザがフォントサ
イズあるいは調整因子をコンピュータ・システムに入力
すると、コンピュータ・システムはその後に続くすべて
のテキストをこの因子に従って調整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像データに
含まれるテキストのフォントサイズあるいは調整因子の
コンピュータ・システムへの入力操作はユーザーの手作
業によらなければならない。
【0005】また、ドキュメントのページ内に指定され
た領域(ボックス)の範囲内でテキストの量が増加する
と、全てのテキストをボックスの中に適合させるために
必要とされるフォントサイズはより小さくなるが、この
場合、新しいフォントサイズは、上述のようにユーザー
によって再び手作業で選択される必要がある。このよう
な作業は相当の時間を要するうえに非効率的であり、ま
たユーザーにとっても単調で退屈な仕事である。
【0006】そこで、本発明の目的は、画像内の特定の
領域に記述する文字列のフォントサイズを決定する方法
等を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像データ生成装置は、画像データを
生成する画像データ生成装置であって、生成する画像内
の特定の領域に記述する文字列のフォントサイズを決定
するフォントサイズ決定手段を備え、該フォントサイズ
決定手段は、前記文字列のフォントを所定のサイズに設
定する手段と、前記文字列をトークンに分ける手段と、
前記トークンを先頭から連結し、連結されたトークンの
長さを前記設定したサイズに基き計算する手段と、前記
連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えない場
合に、前記連結されたトークンに追加のトークンを連結
する手段と、前記連結されたトークンの長さが前記領域
の幅を超えた場合に、前記連結されたトークンから最も
新しく加えられたトークンを差し引き、該差し引かれた
トークンを前記領域内の新しい行の開始位置とする手段
とを備え、前記新しい行の開始位置が前記領域外に位置
する場合、前記設定する手段は、前記文字列のフォント
をより小さいサイズに設定する。
【0008】ここで、前記領域はボックス形であって、
少なくとも領域を形成する角の座標、および領域の幅お
よび高さによって定義されているものとすることができ
る。
【0009】ここで、前記文字列のフォントサイズの変
更可能な範囲をユーザが指定する手段をさらに備え、前
記設定する手段は、前記変更可能な範囲を考慮して前記
文字列のフォントサイズを設定するものとすることがで
きる。
【0010】ここで、前記新しい行の開始位置が前記領
域外に位置するか否かの判定は、前記領域内に記述され
る文字列の高さの総計を計測するカウンタを用いて行う
ものとすることができる。
【0011】ここで、前記計算する手段は、前記連結さ
れたトークンの長さを、文字間の空白を考慮して計算す
るものとすることができる。
【0012】ここで、前記新しい行の開始位置が前記領
域外に位置するか否かの判定は、行間の空白を考慮して
行うものとすることができる。
【0013】ここで、前記設定する手段でより小さいサ
イズに設定することなく全てのトークンを連結した後に
前記文字列の高さが前記領域の高さに満たない場合、前
記設定する手段は、前記文字列のフォントをより大きい
サイズに設定するものとすることができる。
【0014】ここで、前記文字列に対してレンダー処理
を行うレンダー処理手段をさらに備え、該レンダー処理
手段は、前記フォントサイズ決定手段により決定された
フォントサイズにフォントを設定する手段と、前記文字
列をトークンに分ける手段と、前記トークンを先頭から
連結し、連結されたトークンの長さを計算する手段と、
前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えな
い場合に、前記連結されたトークンに追加のトークンを
連結する手段と、前記連結されたトークンの長さが前記
領域の幅を超えた場合に、前記連結されたトークンから
最も新しく加えられたトークンを差し引き、該差し引か
れたトークンを前記領域内の新しい行の開始位置とする
手段と、前記連結されたトークンに対してレンダー処理
を行うレンダー処理実行手段とを備えるものとすること
ができる。
【0015】ここで、画像のオブジェクトのデータを取
得するオブジェクトデータ取得手段と、前記オブジェク
トを含む画像のデータを生成する画像データ生成手段と
をさらに備え、前記フォントサイズ決定手段は、前記オ
ブジェクトに含まれる文字列のフォントサイズを決定
し、前記画像データ生成手段は、該決定したフォントサ
イズに従って該文字列を含む画像データを生成するもの
とすることができる。
【0016】ここで、前記オブジェクトデータ取得手段
は、前記オブジェクトデータを入力するオブジェクトデ
ータ入力手段を有するものとすることができる。
【0017】ここで、前記オブジェクトデータ取得手段
は、遠隔の端末で入力された前記オブジェクトデータを
通信により取得するものとすることができる。
【0018】ここで、画像の作風のデータを取得する作
風データ取得手段をさらに備え、前記画像データ生成手
段は、前記作風を反映した、前記オブジェクトを含む画
像のデータを生成するものとすることができる。
【0019】本発明に係る画像出力システムは、上記画
像データ生成装置と、該画像データ生成装置により生成
された画像データに基づき画像を出力する画像出力装置
とを備える。
【0020】本発明に係る別の画像出力システムは、上
記画像データ生成装置と、前記オブジェクトデータを取
得し、該オブジェクトデータを前記画像データ生成装置
に送信する端末と、前記画像データ生成装置により生成
された画像データを受信し、該画像データに基づき画像
を出力する画像出力装置とを備える。
【0021】本発明に係る画像出力装置は、画像を出力
する画像出力装置であって、出力する画像内の特定の領
域に記述する文字列のフォントサイズを決定するフォン
トサイズ決定手段を備え、該フォントサイズ決定手段
は、前記文字列のフォントを所定のサイズに設定する手
段と、前記文字列をトークンに分ける手段と、前記トー
クンを先頭から連結し、連結されたトークンの長さを前
記設定したサイズに基き計算する手段と、前記連結され
たトークンの長さが前記領域の幅を超えない場合に、前
記連結されたトークンに追加のトークンを連結する手段
と、前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超
えた場合に、前記連結されたトークンから最も新しく加
えられたトークンを差し引き、該差し引かれたトークン
を前記領域内の新しい行の開始位置とする手段とを備
え、前記新しい行の開始位置が前記領域外に位置する場
合、前記設定する手段は、前記文字列のフォントをより
小さいサイズに設定する。
【0022】本発明に係るフォントサイズ決定方法は、
画像内の特定の領域に記述する文字列のフォントサイズ
を決定する方法であって、前記文字列のフォントを所定
のサイズに設定するステップと、前記文字列をトークン
に分けるステップと、前記トークンを先頭から連結し、
連結されたトークンの長さを前記設定したサイズに基き
計算するステップと、前記連結されたトークンの長さが
前記領域の幅を超えない場合に、前記連結されたトーク
ンに追加のトークンを連結するステップと、前記連結さ
れたトークンの長さが前記領域の幅を超えた場合に、前
記連結されたトークンから最も新しく加えられたトーク
ンを差し引き、該差し引かれたトークンを前記領域内の
新しい行の開始位置とするステップとを備え、前記新し
い行の開始位置が前記領域外に位置する場合、前記設定
するステップは、前記文字列のフォントをより小さいサ
イズに設定する。
【0023】本発明に係るコンピュータ読み取り可能な
記録媒体は、上記フォントサイズ決定方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録している。
【0024】以上の構成によれば、画像内の特定の領域
に記述する文字列のフォントサイズを決定することがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳しく説明する。
【0026】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態に係る画像データ生成装置および画像出力装置に
おける各機能およびデータの流れを示す図である。PD
L(ページ記述言語)コマンドを介して画像出力を行う
画像出力システムにおいては、PDLコマンドを解釈
し、画像のイメージデータを生成するインタプリタ処理
が行われる。本実施形態においては、画像出力装置20
2でインタプリタ処理を行っており、画像データ生成装
置201は画像データとしてPDLコマンドを生成して
いる。
【0027】図1の例では、画像データ生成装置201
がアプリケーションソフトウェア211およびプリンタ
ドライバ212を備え、画像出力装置202がインタプ
リタ213およびプリンタエンジン217を備えてい
る。アプリケーションソフトウェア211により生成さ
れた描画コマンド(例えば、マイクロソフト社のWindow
s GDIのコマンド)はプリンタドライバ212によりP
DLコマンドに変換され、PDLコマンドはインタプリ
タ213による各種処理(レンダー処理等)によりイメ
ージデータに変換され、そして、プリンタエンジン21
7においてイメージデータに基づき画像が出力される。
【0028】図2は、本実施形態に係る画像出力装置の
構成例を示すブロック図である。本実施形態に係る画像
出力装置202は、CPU221、メモリ222、プリ
ンタエンジン217、プリンタエンジン制御装置223
およびインターフェース225を備え、プリンタの形態
をとることができる。CPU221は、マイクロプロセ
ッサの形態をとることができ、各種の制御を行う。メモ
リ222には、インタプリタ213の処理を行うための
プログラムが格納されている。プリンタエンジン217
は、プリンタエンジン制御装置223の制御の下、イメ
ージデータに基づき画像を出力する。画像データ生成装
置201からの画像データは、インターフェース225
を介して入力される。
【0029】本実施形態に係る画像出力装置202のイ
ンタプリタ213では、出力する画像内の特定の領域に
記述する文字列のフォントサイズを決定することができ
る。すなわち、文字列、およびその文字列を記述する領
域から、その文字列のとるべきフォントサイズを決定す
ることができる。
【0030】図3は、本実施形態に係るフォントサイズ
決定処理の例を示すフローチャートである。なお、以下
に記述するプロセスを行う前提として、画像(ページ)
内の領域(ボックス)の幅および高さ、およびボックス
に記述される文字列のフォントサイズの初期値は予め設
定されているものとする。
【0031】ステップS601でフォントを所定のサイ
ズに設定した後、ステップS603へ移行し、受け取っ
た任意の長さの文字列をトークン(字句単位)に分ける
(トークン化)。図4は、与えられた文字列が“This i
s a sample of short text”である場合のトークン化の
例を示している(文字列は、英語ではなく、例えば日本
語でもよい)。21は、空白文字(言葉の区切り)をト
ークンの区切りとして文字列を分けた例であり、22
は、1文字を1トークンとして文字列を分けた例であ
る。
【0032】文字列をトークンに分けた後、ステップS
605へ移行する。連結されていないトークンが存在す
る場合には、ステップS607へ移り、文字列の先頭か
ら一度に1個のトークンを連結して、連結されたトーク
ンの長さを算出する。
【0033】続いて、ステップS609に移行し、連結
されたトークンの長さとテキストが記述されるボックス
の幅とを比較する。ここで、もし連結されたトークンの
長さがボックスの幅以下なら、連結されたトークンに次
のトークンを加え続ける。
【0034】ステップS609の比較において、図5の
31に示すように連結されたトークンの長さがボックス
の幅を上回った場合は、連結されたトークンから最も新
しく加えられたトークンを差し引く(ステップS61
1)。こうして得られたトークンの連結は、「ボックス
の幅に適合している」文字列ということができる。そし
て、残りの文字列についてボックス内での改行を行い、
次のトークン即ちステップS611で差し引かれたトー
クンを新しい行の開始位置として、再びトークンの加算
を繰り返す(図5の33)。このトークンの加算は、文
字列の残りの全てに関して繰り返し行う。
【0035】ボックス内でテキストの改行を行う際に、
高さカウンタが「ボックスの幅に適合している」文字列
の全体の高さに従って増加する(ステップS613)。高
さカウンタの増分は、フォントサイズに基いて計算され
る。
【0036】上記のプロセスの間に、図6の41に示す
ように、高さカウンタがボックスに入るテキストの最大
の高さを越える場合は、再びステップS601に戻り、
より小さいフォントサイズに設定してから、プロセス全
体を繰り返す(図4の43)。
【0037】以上のプロセス全体を、ボックスに入るテ
キストの最大の高さを超えないように(ステップS61
5)、文字列の終わりに到達するまで繰り返す。このよ
うな計算の結果得られるテキストの最終形態を、図7に
示す。
【0038】なお、初期設定された文字列のフォントサ
イズが小さいために、フォントサイズを一切変更せずに
全てのトークンの連結を終了し、ボックス内には余裕が
生じるという場合がある。この場合、再びステップS6
01に戻り、より大きなフォントサイズに設定し直して
からプロセス全体を繰り返すことによって、文字列の高
さをボックスの高さに適合させることも可能である。
【0039】また、ページ記述言語のコマンドを使用し
て書かれたドキュメント(図8の13)の中に、埋め込
まれたプログラム(図8の11)を提供して、フォント
データにアクセスし、このフォントデータを使用してテ
キストのフォントサイズをページの特定の範囲に適合さ
せる調整を行うことができる。
【0040】フォント情報データには、例えば、フォン
トのアセント/ディセントの値が含まれる。文字列の長
さの計算は、例えば、PostScriptであればstringwidth
コマンドを使用して行うことができる。
【0041】本実施形態で使用されるプログラムのアル
ゴリズムは作成されたプリントジョブデータから、複数
の行に分けられる文字列、使われるフォント、およびテ
キストを入れるためにページ内に定義されているボック
スを表現する値(位置の座標(例えば、角の座標(左上
の座標など))[x,y]、ボックスの幅、ボックスの
高さなど)を想定する。
【0042】次に、インタプリタ213でイメージデー
タを作成する際に行うテキスト描画(テキストのレンダ
ー)処理を説明する。この処理は、文字列がトークンに
分けられている点において上述のフォントサイズ決定処
理と類似している。
【0043】図9は、本実施形態に係るレンダー処理の
例を示すフローチャートである。ステップS701で、
テキストボックス内に描画すべきテキストのフォント
を、フォントサイズ決定処理によって得られたフォント
サイズに設定した後、ステップS703に移行し、受け
取った任意の長さの文字列のトークン化を行う。トーク
ン化として、空白文字(言葉の区切り)をトークンの区
切りとして文字列を分ける方法や、1文字をトークン1
個として文字列を分ける方法などがある。
【0044】文字列をトークンに分けた後、ステップS
705で連結されていないトークンが存在する場合に
は、ステップS707へ移り、文字列の先頭から一度に
1個のトークンを連結して、連結されたトークンの長さ
を算出する。
【0045】続いて、ステップS709で連結されたト
ークンの長さと、ボックスの幅によって特定されるトー
クンの最大値とを比較する。ここで、もし連結されたト
ークンの長さが最大値以下なら、連結されたトークンに
次のトークンを加え続ける。
【0046】ステップS709の比較において、連結さ
れたトークンの長さが最大値を上回った場合は、連結さ
れたトークンから最も新しく加えられたトークンを差し
引く(ステップS711)。こうして得られたトークンの
連結は、「ボックスの幅に適合している」文字列という
ことができるので、ステップS713でこのトークンの
連結1行分に対してレンダー処理を行う。そして、残り
の文字列についてボックス内での改行を行い、次のトー
クン即ちステップS711で差し引かれたトークンを新
しい行の先頭の座標に配置し、再びトークンの加算を繰
り返す。このトークンの加算は、連結されていないトー
クンが存在する限り、文字列の残りの全てに関して繰り
返し行う。
【0047】なお、ボックス内でテキストの改行を行う
際に、高さカウンタが「ボックスの幅に適合している」
文字列の全体の高さに従って増加する(ステップS71
5)。高さカウンタの値は、テキストの新しい行の座標
を特定する役割を果たす。
【0048】上述のステップまでがテキストのレンダー
処理ステップの一連の処理である。
【0049】このレンダー処理を行うことによりイメー
ジデータが生成される。プリンタエンジン217はイメ
ージデータに基き、画像を出力する。
【0050】これらの2つの主要な処理を行うことによ
って、テキストの文字列全体はボックスの高さおよびボ
ックスの幅によって特定されるボックスの制限に従って
記述されるという最終結果が得られることになる。
【0051】これらの2つの主要な処理を実現するアル
ゴリズムは、基本的にはユーザから提供される「ヒン
ト」データ(パラメータ)の使用について記述する必要
はない。「ヒント」データは、例外的に追加パラメータ
として上述のステップを実現する関数に渡されて、アル
ゴリズムの振る舞いを修正するために使われる。例え
ば、ボックスに記述されるテキストに含まれる文字列が
非常に短いために、そのボックスに適合可能なフォント
サイズが非常に大きくなってしまうような場合、ユーザ
によって最大のフォントサイズが指定されると、この値
は強制的にテキストが調整され得る最大のフォントサイ
ズとして適用される。したがって、上述のアルゴリズム
が、フォントサイズ決定処理の段階で、ボックスに記述
されているテキストのフォントサイズが指定された最大
のフォントサイズ値を超えていることを発見すると、早
々に計算ループを終了させ、指定された最大のフォント
サイズを最適なサイズとして返す。
【0052】本発明では、このようなフォントサイズの
制約の他に、「ヒント」データによる追加の制約とし
て、テキストの行間の空白を増加させるための行間隔因
子や、文字の間の空白を増加させるための文字間隔因子
などを加えることができる。
【0053】これらの制約はすべて、究極的に、最終的
なフォントサイズを調整するためにアルゴリズムに取り
入れることができるが、「ヒント」データは、これらに
限られず、フォント色あるいは陰影付け効果のような、
テキストの大きさには直接に影響を与えないテキストの
表現を制御する方法としても使用される。
【0054】なお、本実施形態ではプリンタの場合を想
定して説明したが、本発明はこれに限られず、例えばデ
ィスプレイ装置のような他の画像出力装置に対して適用
することも可能である。
【0055】また、本発明を実施するためのアルゴリズ
ムは、プログラムによってのみならず、プロシージャや
マクロ機能として定義することも可能である。
【0056】(第2実施形態)フォントサイズ決定処理
およびレンダー処理は画像データ生成装置で行うことも
できる。また、フォントサイズ決定処理を画像データ生
成装置で行い、レンダー処理を画像出力装置で行うよう
にすることもできる。本発明の第2実施形態では、フォ
ントサイズ決定処理およびレンダー処理は画像データ生
成装置で行う。
【0057】図10は、本発明の第2実施形態に係る画
像データ生成装置および画像出力装置における各機能お
よびデータの流れを示す図である。PDLコマンドを介
して画像出力を行う画像出力システムにおいては、PD
Lコマンドを解釈し、画像のイメージデータを生成する
インタプリタ処理が行われる。本実施形態においては、
画像データ生成装置101でインタプリタ処理を行って
おり、画像データ生成装置101は画像データとしてイ
メージデータを生成している。
【0058】図10の例では、画像データ生成装置10
1がアプリケーションソフトウェア111、プリンタド
ライバ112およびインタプリタ113を備え、画像出
力装置102がプリンタエンジン117を備えている。
アプリケーションソフトウェア111により生成された
描画コマンドはプリンタドライバ112によりPDLコ
マンドに変換され、PDLコマンドはインタプリタ11
3による各種処理(レンダー処理等)によりイメージデ
ータに変換され、そして、プリンタエンジン117にお
いてイメージデータに基づき画像が出力される。
【0059】図11は、本実施形態に係る画像データ生
成装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態に
係る画像データ生成装置101は、CPU121、メモ
リ122、インターフェース125、入力手段126お
よびディスプレイ127を備え、例えば、パーソナルコ
ンピュータの形態をとることができる。
【0060】CPU121は、マイクロプロセッサの形
態をとることができ、各種の制御を行う。
【0061】メモリ122には、アプリケーションソフ
トウェア111、プリンタドライバ112、およびイン
タプリタ113の処理を行うためのプログラムが格納さ
れている。これらのプログラムは、あらかじめメモリ1
22、ハードディスク等に記憶されているものとしても
よいし、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−RO
M等に記憶され、実行前にメモリ122、ハードディス
ク等に読み込まれるものとしてもよい。
【0062】画像データ生成装置101は、インターフ
ェース125を介して画像データを画像出力装置102
に送信する。画像出力装置102はプリンタの形態をと
ることができ、受信した画像データに基づき画像を出力
する。
【0063】入力手段126は、例えばキーボードおよ
びマウスである。ディスプレイ127はデータの入出力
等の際に用いられる。
【0064】本実施形態において、フォントサイズ決定
処理(例えば、第1実施形態で説明したフォントサイズ
決定処理)は、例えば、アプリケーションソフトウェア
111やインタプリタ113で行うことができる。ま
た、レンダー処理(例えば、第1実施形態で説明したレ
ンダー処理)は、インタプリタ113で行うことができ
る。
【0065】(第3実施形態)本発明の第3実施形態で
は、第2実施形態と同様に、フォントサイズ決定処理お
よびレンダー処理を画像データ生成装置で行う。本実施
形態では、具体的な画像データ生成処理の中でフォント
サイズ決定処理が用いられる例について説明する。
【0066】図12は、本発明の第3実施形態に係る画
像データ生成装置の各機能を示す図である。
【0067】本実施形態に係る画像データ生成装置の構
成例は、第2実施形態のものと同様である(図11)。
メモリ122には、ユーザインターフェース131、第
2作風データ取得部133、レイアウトファイル選択部
135、装飾ファイル選択部137および画像データ生
成部139の処理を行うためのプログラムが格納されて
いる。また、レイアウトライブラリ151、フォント装
飾ライブラリ153、文字装飾ライブラリ155、色調
装飾ライブラリ157、背景装飾ライブラリ159、イ
メージ装飾ライブラリ161およびレイアウト装飾ライ
ブラリ163内のファイル、ならびにオブジェクト・第
1作風データベース165および第2作風データベース
167内のデータも格納されている。これらのプログラ
ム、ファイルおよびデータは、あらかじめメモリ12
2、ハードディスク等に記憶されているものとしてもよ
いし、フロッピーディスク、CD−ROM等に記憶さ
れ、実行前にメモリ122、ハードディスク等に読み込
まれるものとしてもよい。本実施形態において、ユーザ
インターフェース131、第2作風データ取得部13
3、レイアウト選択部135、装飾ファイル選択部13
7および画像データ生成部139はソフトウェアにより
実現されているが、その全部または一部をハードウェア
により実現することもできる。
【0068】本実施形態に係る画像データ生成装置10
1は、画像のオブジェクトのデータ、および画像の作風
のデータの入力を受ける。画像の作風は入力されたオブ
ジェクトからも取得する。そして、入力された作風およ
びオブジェクトから取得した作風を反映した、オブジェ
クトを含む画像のデータを生成する。
【0069】ユーザは、画像の作風のデータとして第1
作風データを画像データ生成装置101に入力すること
ができる。また、画像のオブジェクトのデータとして見
出し文データ、本文データ、差出人データおよびイメー
ジデータを入力することができる。ただし、ユーザは、
第1作風データ、見出し文データ、本文データ、差出人
データおよびイメージデータのすべてを入力する必要は
なく、画像に反映させたいもののみを入力すればよい。
第1作風データおよびオブジェクトデータ(見出し文デ
ータ、本文データ、差出人データおよびイメージデー
タ)の入力はユーザインターフェース131を介して行
う。ユーザインターフェース131は、ユーザがディス
プレイ127を見ながら入力手段126により、第1作
風データおよびオブジェクトデータを容易に入力できる
ようにする。なお、本実施形態においては、ユーザが入
力した作風データを第1作風データ、ユーザが入力した
オブジェクトデータから取得した作風データを第2作風
データと呼んで区別している。
【0070】見出し文データ、本文データおよび差出人
データは文字により構成されたオブジェクトデータであ
る。
【0071】見出しデータとしては、例えば「謹賀新
年」、「賀正」、「迎春」などの年賀見出し、「引越し
ました」、「転居しました」などの挨拶見出し、その他
「元気?」、「○○○○のお知らせ」などが考えられ
る。
【0072】本文データとしては、例えば「本年もよろ
しくお願いします。」、「お近くにお越しの際はぜひお
立ち寄りください。」、「きょうは、いいことなくて
…。ところで…」などが考えられる。常識的な範囲では
文字数の制限はしていない。
【0073】差出人データは、差出人の名前等を示すデ
ータである。
【0074】イメージデータは、例えば写真、図形等を
JPEG形式、TIFF形式、BMP形式等で表現した
データである。イメージデータは複数入力してもよい。
【0075】第1作風データとしては、例えば「かわい
く」、「派手に」、「楽しく」などの形容表現のほか、
「夏の花のイメージの挿入」、「動物のイメージの挿
入」、「写真を大きく」などが考えられる。第1作風デ
ータは複数入力してもよい。
【0076】オブジェクトデータおよび第1作風データ
は、あらかじめ画像データ生成装置101に登録されて
いるデータをユーザが選択できるようにすることができ
る。代表的なオブジェクトデータおよび第1作風データ
を登録しておき選択できるようにしておけば、ユーザに
とって便利である。また、選択の対象となるオブジェク
トデータと該オブジェクトデータから取得する第2作風
データをあらかじめ関連づけておけば、第2作風データ
の取得もスムーズになる。本実施形態においては、代表
的なオブジェクトデータおよび第1作風データを、オブ
ジェクト・第1作風データベース165に登録してあ
る。
【0077】本実施形態における画像データ生成装置1
01では、オブジェクトデータとして見出し文データ、
本文データ、差出人データおよびイメージデータを扱っ
ているが、その一部のみを扱えるようにしてもよいし、
その他のオブジェクトデータを扱えるようにしてもよ
い。また、例えば本文データ、差出人データをまとめて
1つのデータとして扱ってもよい。
【0078】第2作風データ取得部133は、オブジェ
クトデータから第2作風データを取得する。見出し文デ
ータ、本文データおよび差出人データについては、例え
ば特定のキーワード(「新年」、「結婚」など)が含ま
れているかどうかを調べ、含まれている場合にはそのキ
ーワードを第2作風データとすることができる。本実施
形態においては、そのような特定のキーワードを第2作
風データベース167に登録してある。イメージデータ
については、例えばイメージデータの数、色調などを第
2作風データとすることができる。
【0079】レイアウトファイル選択部135は、第1
作風データおよび第2作風データに基づき、レイアウト
ライブラリ151からレイアウトファイルを1個選択
(決定)する。レイアウトファイルは、オブジェクトを
画像内に配置するためのデータが記載されたファイルで
ある。各レイアウトファイルには、基本レイアウトデー
タ、再配置手順データおよび選択用指標値データが含ま
れる。
【0080】図13は、本実施形態に係る基本レイアウ
トデータの内容を説明するための図である。基本レイア
ウトデータは、オブジェクト間の位置関係および面積
比、画像全体に対する全オブジェクトの占める面積の割
合、各オブジェクトの縦横比、オブジェクトが文字によ
り構成されている場合には縦書きか横書きか等を指示す
ることにより、画像内のオブジェクトの基本的な配置を
決定する。基本レイアウトデータにより、例えば図13
に示すように、オブジェクト(見出し文、本文、差出人
およびイメージ)の基本的な配置が決定される。ただ
し、オブジェクトの配置は、オブジェクトの装飾により
変更する必要が生ずる場合があるので、最終的には、基
本レイアウトデータにより決定された基本的配置通りに
行われるとは限らない。
【0081】再配置手順データは、オブジェクトの装飾
によりオブジェクトの基本的配置を変更する必要が生じ
た場合に、オブジェクトを再配置する手順(指示)を記
載したデータである。例えば、あるオブジェクトの位置
やサイズが変更になったり、新たなオブジェクトが追加
されたりした場合に、他のオブジェクトを含めてどのよ
うに再配置を行うかを記載したデータである。再配置手
順データを用いることにより、オブジェクトが画像から
はみ出すことやオブジェクトが重複して表示されること
を防止することができる。
【0082】再配置手順としては、例えば見出し文の面
積を大きくする場合に、見出し文の配置領域を上下左右
に広げること、右方向にのみ広げること等が考えられ
る。また、例えば見出し文の面積を大きくする場合に、
基本的配置で決定された面積比等を保とうとすると、オ
ブジェクト同士が重複してしまう場合がある。その場合
には例えば、見出し文以外のオブジェクトの面積をそれ
らのオブジェクトの面積比を保ちつつ小さくするという
手順をとることが考えられる。さらに、デザインの内容
によっては、面積を変えない方がよいオブジェクト、配
置位置を変えない方がよいオブジェクト、縦横比を変え
た方がよいオブジェクト等があるため、それらのオブジ
ェクトの特性を考慮して手順を決めることが考えられ
る。すなわち、再配置手順は、何を優先し、何を譲歩す
るかを考慮して決定される。
【0083】選択用指標値データは、レイアウトファイ
ル選択部135が第1作風データおよび第2作風データ
に基づき、レイアウトライブラリ151からレイアウト
ファイルを選択する際の指標となるデータである。各レ
イアウトファイルの選択用指標値データには、例えば
「かわいい度」として指標値0〜100、「派手度」と
して指標値0〜100、「イメージ数」として指標値0
〜10(入力できるイメージの最大数が10の場合)が
含まれている。ただし、すべての第1作風データおよび
第2作風データについて、対応する指標値が含まれてい
るとは限らない。例えば、第1作風データとして「かわ
いく」が入力された場合には、基本的に「かわいい度」
の指標値が高いレイアウトファイルが関連度が高いもの
として選択されることになる。また例えば、第2作風デ
ータとして「イメージ数:1」が取得された場合には、
基本的に「イメージ数」の指標値が1のレイアウトファ
イルが関連度が高いものとして選択されることになる。
【0084】複数の作風データが入力または取得された
場合には、基本的になるべく多くの作風が反映されるよ
うなレイアウトファイルが選択される。例えば、作風デ
ータごとに、その作風データと対応する選択用指標値デ
ータとを比較して関連度を求め、作風データの関連度の
総和が最大になるレイアウトファイルを選択すればよ
い。ここで、関連度に重み付けを行い、特定の作風デー
タが入力または取得された場合に、その作風データに関
連するレイアウトファイルが選択されやすくすることが
できる。また、ユーザが入力した複数の第1作風データ
の中に互いに矛盾するものや整合しないものがある場合
には、例えば先に入力された第1作風データを優先する
ようにすることができる。
【0085】レイアウトファイルは、オブジェクトの種
類や数に応じて用意しておいてもよいし、限られた数の
レイアウトファイルを用意しておき、レイアウトファイ
ルで予定していたオブジェクトに対して入力されたオブ
ジェクトが多かったり少なかったりした場合には再配置
手順データにより対応するようにしてもよい。
【0086】本実施形態においては、レイアウトファイ
ルの選択にランダムな要素を加えている。すなわち、入
力または取得された作風データとレイアウトファイルの
関連度を求め、関連度の高いn1個(n1は2以上の整
数)のレイアウトファイルの中から乱数を用いて1個を
選択するようにしている。このように乱数を用いること
により、関連度の最も高いレイアウトファイル、すなわ
ち作風が最も反映されたレイアウトファイルが常に選ば
れることがなくなる。これにより、画像データ生成装置
101は、同じオブジェクトデータおよび同じ作風デー
タの入力を受けても、異なるレイアウトファイルによる
様々な画像データを生成し得る。
【0087】関連度の高いn1個のレイアウトファイル
の中から乱数を用いて1つを選択する方法としては、例
えば、n1=4のとき、関連度が1番高いレイアウトフ
ァイルを選択する可能性が4/10に、関連度が2番目
に高いレイアウトファイルを選択する可能性が3/10
に、関連度が3番目に高いレイアウトファイルを選択す
る可能性が2/10に、関連度が4番目に高いレイアウ
トファイルを選択する可能性が1/10になるように乱
数を用いる方法がある。
【0088】本実施形態においては、乱数を用いてレイ
アウトファイルを選択しているが、例えば乱数を用いず
に最も関連度の高いレイアウトファイルを常に選択する
ようにすることもできる。
【0089】装飾ファイル選択部137は、第1作風デ
ータおよび第2作風データに基づき、装飾ライブラリ
(フォント装飾ライブラリ153、文字装飾ライブラリ
155、色調装飾ライブラリ157、背景装飾ライブラ
リ159、イメージ装飾ライブラリ161およびレイア
ウト装飾ライブラリ163)からm個(mは1以上の整
数)の装飾ファイル(フォント装飾ファイル、文字装飾
ファイル、色調装飾ファイル、背景装飾ファイル、イメ
ージ装飾ファイルおよびレイアウト装飾ファイル)を選
択(決定)する。装飾ファイルは、オブジェクトを装飾
するための指示が記載されたファイルである。本実施形
態においては、6種類の装飾ファイルに基づきオブジェ
クトの装飾を行うが、その一部のみに基づき装飾を行う
ようにしてもよいし、その他の装飾ファイルに基づき装
飾を行うようにしてもよい。例えば、枠(枠線)を追加
する装飾ファイルに基づき装飾を行うようにしてもよ
い。
【0090】フォント装飾ファイルには、文字により構
成されたオブジェクトのフォントを装飾するためのデー
タ(指示)が記載されており、例えば、見出し文、本文
および差出人の文字フォントのサイズ、書体、太字にす
るか否か等の指示が記載されている。
【0091】文字装飾ファイルには、文字により構成さ
れたオブジェクトの文字を装飾するための指示が記載さ
れており、例えば、「結婚」の文字の背後にハートマー
クをつけるファイルや、「手」という文字を手の図形に
置き換えるファイルがある。
【0092】色調装飾ファイルには、色調を変化させて
装飾するための指示が記載されており、例えば、見出し
文、本文、差出人、イメージおよび背景の色調の指示が
記載されている。
【0093】背景装飾ファイルには、背景(画像)を変
化させて装飾するための指示が記載されている。例え
ば、背景(画像)に対して回転、拡大、縮小、一部抽
出、カラーモード変換、色調補正(例えば、セピアカラ
ー化)、解像度処理(調整)、ぼかしの処理、モザイク
処理等の装飾を行う指示が記載されている。また、画像
のスーパーインポーズ(重ね合わせ(合成))により、
背景(画像)を生成することも考えられる。また、例え
ば、背景を唐草模様にするファイルや、背景を和紙のよ
うに見せるファイルがある。背景に模様がない状態を保
つというファイルを設けてもよい。
【0094】イメージ装飾ファイルには、イメージに対
して回転、拡大、縮小、一部抽出、カラーモード変換、
色調補正(例えば、セピアカラー化)、解像度処理(調
整)、ぼかしの処理、モザイク処理等の装飾を行う指
示、イメージのスーパーインポーズを行う指示、動画像
から静止画像を抽出する指示、イメージを追加して装飾
するための指示等が記載されている。動画像から抽出し
た静止画像は、例えば背景画像に用いることができる。
イメージを追加して装飾するための指示が記載されたフ
ァイルの例としては、猫の写真を追加するファイル、朝
日の写真を追加するファイル、桜の花を追加するファイ
ル、ひまわりの花を追加するファイルが挙げられる。
【0095】レイアウト装飾ファイルには、レイアウト
を変更して装飾するための指示が記載されており、例え
ば、イメージの大きさを大きくするファイルや、本文を
オブジェクトの中で一番下に移動させるファイルがあ
る。
【0096】各装飾ファイルには選択用指標値データが
含まれる。選択用指標値データは、装飾ファイル選択部
137が第1作風データおよび第2作風データに基づ
き、装飾ライブラリ(フォント装飾ライブラリ153
等)から装飾ファイル(フォント装飾ファイル等)を選
択する際の指標となるデータである。各装飾ファイルの
選択用指標値データとしては、例えば「かわいい度」と
して0〜100の指標値、「派手度」として0〜100
の指標値、「イメージ数」として0〜10(入力できる
イメージの最大数が10の場合)などが考えられる。た
だし、すべての第1作風データおよび第2作風データに
ついて、対応する指標値が含まれているとは限らない。
例えば、第1作風データとして「かわいく」が入力され
た場合には、基本的に「かわいい度」の指標値が高い装
飾ファイルが関連度が高いものとして選択されることに
なる。
【0097】各装飾ファイルの選択用指標値データとし
ては、例えば、第1作風データと直接結びつく「夏の
花」として1(該当する)か0(該当しない)、第2作
風データと直接結びつく「桜」として1(該当する)か
0(該当しない)なども考えられる。指標値は1と0の
2段階ではなく、より多段階にしてもよい。例えば、第
1作風データとして「夏の花」が入力され、ひまわりの
花を追加するイメージ装飾ファイルの「夏の花」の指標
値が1であれば、そのイメージ装飾ファイルは関連度が
高いことになる。また例えば、第2作風データとして
「桜」が取得され、桜の花を追加するイメージ装飾ファ
イルの「桜」の指標値が1であれば、そのイメージ装飾
ファイルは関連度が高いことになる。
【0098】本実施形態においては、装飾ファイルの選
択にランダムな要素を加えている。すなわち、入力また
は取得された作風データと装飾ファイルの関連度を求
め、関連度の高いn2(n2は2以上の整数)個の装飾フ
ァイルの中から乱数を用いてm個を選択するようにして
いる。このように乱数を用いることにより、関連度の最
も高いm個の装飾ファイル、すなわち作風が最も反映さ
れたm個の装飾ファイルが常に選ばれることがなくな
る。これにより、画像データ生成装置101は、同じオ
ブジェクトデータおよび同じ作風データの入力を受けて
も、異なる装飾ファイルによる様々な画像データを生成
し得る。
【0099】本実施形態においては、乱数を用いて装飾
ファイルを選択しているが、例えば乱数を用いずに最も
関連度の高い装飾ファイルを常に選択するようにするこ
ともできる。
【0100】本実施形態においては、装飾ファイルによ
る装飾により必要となり得るオブジェクトの再配置の手
順をレイアウトファイルに記載しているが、装飾ファイ
ル内に、その装飾により必要となり得るオブジェクトの
再配置の手順を記載しておき、これを用いるようにする
こともできる。
【0101】画像データ生成部139は、入力されたオ
ブジェクトデータを、レイアウトファイル選択部135
で選択されたレイアウトファイルに基づき配置し、装飾
ファイル選択部137で選択された装飾ファイルに基づ
き装飾して画像データを生成する。レイアウトファイル
および装飾ファイルは第1作風データおよび第2作風デ
ータに基づき選択されているので、生成される画像デー
タは第1作風データおよび第2作風データを反映したも
のとなる。
【0102】画像データ生成部139は、インタプリタ
形式の実行部である。したがって、オブジェクトデー
タ、レイアウトファイルおよび装飾ファイルは、あらか
じめ定められた記述言語の文法に従った形式で画像デー
タ生成部に送られる。本実施形態においては、記述言語
としてプリンタ用ページ記述言語(例えば、東京電子設
計社のWPL、又は国際規格としてのHTML、XML
など)を拡張した言語を用いている。画像データ生成部
139は、レイアウトファイルおよび装飾ファイルの指
示に関し、重複の解消等のため最適化を行う。
【0103】フォントサイズ決定処理(プログラム)
は、例えば、レイアウトファイル中の基本レイアウトデ
ータの一部とすることができる。また、画像データ生成
部139における1つの処理とすることもできる。
【0104】また、ユーザがオブジェクトデータを入力
する際に、第1実施形態で述べたような「ヒント」デー
タを入力できるようにすることができる。
【0105】図14は、本実施形態に係る画像データ生
成装置により得られる画像の例を示す図である。図14
に示す画像は、画像データ出力装置101に、見出し文
データとして「謹賀新年」を、本文データとして「本年
もよろしくお願いします。」を、差出人データとして
「○田△夫」を、第1作風データとして「楽しく」を入
力して得られた画像(データ)である。第1作風データ
の「楽しく」が、レイアウト装飾ファイルによる朝日の
イメージの追加という形で反映されている。さらに、見
出し文データから取得された第2作風データ「新年」
が、文字装飾ファイルによる「新年」の文字の背後への
駒の付加という形で反映されている。
【0106】図15は、本実施形態に係る画像データ生
成装置により得られる画像の別の例を示す図である。図
15に示す画像は、図14に示す画像の見出し文データ
を「明けましておめでとうございます」に変えたもので
ある。この「明けましておめでとうございます」という
見出し文データ(文字列)と、見出し文データを配置す
る領域が決まれば、例えば、第1実施形態で説明したフ
ォントサイズ決定処理により、「明けましておめでとう
ございます」という文字列のフォントサイズを決定する
ことができる。
【0107】このように、本実施形態に係る画像データ
出力装置101によれば、画像生成において、ユーザが
オブジェクトの配置、装飾等の指示を行わなくてもすむ
ので手間が軽減される。また、ユーザの意識を超えた画
像を生成することもできる。
【0108】本実施形態においては、作風データに基づ
きオブジェクトの配置および装飾を自動的に行っている
が、配置または装飾の一方のみを作風データに基づき自
動的に行い、他方はユーザの指示に従って行うようにす
ることもできる。また、画像の作風を入力、取得せず
に、すなわち、画像の作風を考慮せずに、画像(デー
タ)を生成することもできる。
【0109】また、本実施形態においては、入力された
第1作風データおよびオブジェクトから取得した第2作
風データの双方を作風データとして用いているが、一方
のみを用いるようにすることもできる。
【0110】さらに、本実施形態においては、生成する
画像データは1つであるが、レイアウトファイルを2個
以上選択すること、1個のレイアウトファイルに対して
装飾ファイルの複数の組み合わせを適用すること等によ
り複数の画像データを生成するようにすることもでき
る。
【0111】なお、本発明の処理対象となる画像データ
は、ポストスクリプト、ビットマップ等、多様な形式に
対応可能である。また、画像の装飾、レイアウト等は、
デザインの品質低下や著しい差異を生じないようなもの
にすることが好ましい。さらに、画像の装飾、レイアウ
ト等に関し、文字情報の量や質に応じたレイアウトの用
意などといった条件設定や禁則についても十分考慮すべ
きである。
【0112】図16は、本実施形態に係る画像データ生
成装置の応用例を示す図である。画像データ生成装置1
01を図16のように応用すれば、ユーザは自分の端末
で第1作風データ等を入力することにより、該第1作風
データ等に基づいた画像を、遠隔の友人等に提供するこ
とができる。
【0113】図16の例を詳しく説明すると、まずユー
ザが端末(携帯用パーソナルコンピュータ171および
携帯電話173)に第1作風データ、見出し文データ、
本文データ、差出人データおよびイメージデータを入力
する(上述のようにすべてのデータを入力しなくてもよ
い)。図16の例では、ユーザが入力した第1作風デー
タ等を、電子メールにより画像データ生成装置101に
送信するようにしている。携帯用パーソナルコンピュー
タ171に、図12で説明したユーザインタフェース1
31やオブジェクト・第1作風データベース165と同
じような機能を持たせればデータの入力に便利である。
【0114】ユーザの端末として、図16の例では携帯
端末、すなわち携帯用パーソナルコンピュータ171お
よび携帯電話173を用いているが、例えば文字入力機
能を有する携帯電話単体等であってもよい。携帯電話単
体を用いてデータを入力する場合等には、ディスプレイ
等が小さく、オブジェクトの配置、装飾等の指示を行わ
なくてもすむという本発明の利点が一層大きな意味をも
つ。また、携帯端末を用いれば、どこからでもデータを
送ることができる。
【0115】ユーザが入力した第1作風データ等が含ま
れた電子メールは、携帯電話173から基地局193に
送られる。さらに、インターネット、電話網等のネット
ワーク191を介して画像データ生成装置101に送ら
れる。図16の例では、携帯用パーソナルコンピュータ
171および携帯電話173を用いて電子メールを送信
しているが、例えばデスクトップ型のパーソナルコンピ
ュータ(必要であればさらに非携帯用の電話、モデム
等)を用いて電子メールを送信するようにしてもよい。
【0116】画像データ生成装置101は、送信されて
きた電子メールを受信する。ここで、画像データ生成装
置101は、インターフェース125等を介してネット
ワークと接続されているものとする。画像データ生成装
置101は、受信した電子メール内の第1作風データ等
に基づき画像データを生成する。このようにして、画像
データ生成装置101は、遠隔の端末においてユーザが
入力した第1作風データ等に基づき画像データを生成す
ることができる。第1作風データ等を専ら通信により取
得するようにするのであれば、画像データ生成装置10
1はユーザインターフェース131を備えなくてもよ
い。
【0117】画像出力装置102は、画像データ生成装
置101により生成された画像データに基づき画像を出
力する。生成された画像は、例えば郵送により受取人で
ある友人等に送るようにすることができる。また、画像
データ生成装置101および画像出力装置102を、例
えばコンビニエンスストアに設置して、受取人である友
人等が受け取りに行くようにすることもできる。受取人
である友人等が画像データ生成装置101および画像出
力装置102を所有しているのであれば、郵送したり、
受け取りに行く必要はない。
【0118】画像データ生成装置101で生成された画
像データは、さらに他の端末(図16の例ではパーソナ
ルコンピュータ181)に送信することもできる。パー
ソナルコンピュータ181は受信した画像データを画像
出力装置182に出力する。換言すれば、画像出力装置
182は、パーソナルコンピュータ181を介して画像
データを受信する。画像出力装置182は、その画像デ
ータに基づき画像を出力する。このように画像データ生
成装置101から遠隔の端末(パーソナルコンピュータ
181)に画像データを送信するようにすれば、受取人
である友人等は画像データ生成装置101を所有してい
なくても、手元の端末で画像データを受信し、手元の画
像出力装置で画像を出力できる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像内の特定の領域に記述する文字列のフォントサイズを
決定することができる。
【0120】これにより、適切な文字列のレイアウトを
行う際に従来必要であったユーザーの介入をほとんど取
り除くことができる。画像内の特定の領域が与えられる
と、本発明の自動調整機能は、領域内に文字列全体を適
合させるために使用される適切な調整因子を見つけ出
す。ユーザーは、自動調整機能の振る舞いを変えること
のできる追加の「ヒント」情報を特定できる。
【0121】また、画像内の特定の領域内で文字列の量
が増加した場合であっても、ボックスの中に適合させる
ためにすべての文字列に必要とされるフォントサイズの
変更を自動的に行うことができ、ユーザーはこれらの値
を手作業で入力するという単調で退屈な仕事から開放さ
れることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像データ生成装
置および画像出力装置における各機能およびデータの流
れを示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る画像出力装置の構
成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るフォントサイズ決
定処理の例を示すフローチャートである。
【図4】文字列のトークン化を示す図である。
【図5】連結されたトークンがボックスの幅を超える場
合の処理を示す図である。
【図6】行の高さの総計がボックスの高さを越える場合
の処理を示す図である。
【図7】テキストの最終的な形態を示す図である。
【図8】プリントジョブデータの中に埋め込まれたプロ
グラムを示す図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係るレンダー処理の例
を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態に係る画像データ生成
装置および画像出力装置における各機能およびデータの
流れを示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係る画像データ生成
装置の構成例を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係る画像データ生成
装置の各機能を示す図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係る基本レイアウト
データの内容を説明するための図である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る画像データ生成
装置により得られる画像の例を示す図である。
【図15】本発明の第3実施形態に係る画像データ生成
装置により得られる画像の別の例を示す図である。
【図16】本発明の第3実施形態に係る画像データ生成
装置の応用例を示す図である。
【符号の説明】
11 プログラムブロック 13 ドキュメントデータブロック 21 語句単位のトークン化 23 文字単位のトークン化 31 ボックスの幅を超えたトークン 33 トークンの改行 41 ボックスの高さを越えた行 43 より小さいフォントを使用したレイアウト 101、201 画像データ生成装置 102、182、202 画像出力装置 111、211 アプリケーションソフトウェア 112、212 プリンタドライバ 113、213 インタプリタ 117、217 プリンタエンジン 121、221 CPU 122、222 メモリ 125、225 インターフェース 126 入力手段 127 ディスプレイ 131 ユーザインターフェース 133 第2作風データ取得部 135 レイアウトファイル選択部 137 装飾ファイル選択部 139 画像データ生成部 151 レイアウトライブラリ 153 フォント装飾ライブラリ 155 文字装飾ライブラリ 157 色調装飾ライブラリ 159 背景装飾ライブラリ 161 イメージ装飾ライブラリ 163 レイアウト装飾ライブラリ 165 オブジェクト・第1作風データベース 167 第2作風データベース 171 携帯用パーソナルコンピュータ 173 携帯電話 181 パーソナルコンピュータ 191 ネットワーク 193 基地局 223 プリンタエンジン制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AB06 AC08 BA05 BA09 CA04 CA14 EA09 EA18 5B021 AA01 BB06 HH03 LB07 9A001 BB04 JJ35

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを生成する画像データ生成装
    置であって、生成する画像内の特定の領域に記述する文
    字列のフォントサイズを決定するフォントサイズ決定手
    段を備え、該フォントサイズ決定手段は、 前記文字列のフォントを所定のサイズに設定する手段
    と、 前記文字列をトークンに分ける手段と、 前記トークンを先頭から連結し、連結されたトークンの
    長さを前記設定したサイズに基き計算する手段と、 前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えな
    い場合に、前記連結されたトークンに追加のトークンを
    連結する手段と、 前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えた
    場合に、前記連結されたトークンから最も新しく加えら
    れたトークンを差し引き、該差し引かれたトークンを前
    記領域内の新しい行の開始位置とする手段とを備え、前
    記新しい行の開始位置が前記領域外に位置する場合、前
    記設定する手段は、前記文字列のフォントをより小さい
    サイズに設定することを特徴とする画像データ生成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記領域はボックス形であって、少なく
    とも領域を形成する角の座標、および領域の幅および高
    さによって定義されていることを特徴とする請求項1に
    記載の画像データ生成装置。
  3. 【請求項3】 前記文字列のフォントサイズの変更可能
    な範囲をユーザが指定する手段をさらに備え、前記設定
    する手段は、前記変更可能な範囲を考慮して前記文字列
    のフォントサイズを設定することを特徴とする請求項1
    または2に記載の画像データ生成装置。
  4. 【請求項4】 前記新しい行の開始位置が前記領域外に
    位置するか否かの判定は、前記領域内に記述される文字
    列の高さの総計を計測するカウンタを用いて行うことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像デ
    ータ生成装置。
  5. 【請求項5】 前記計算する手段は、前記連結されたト
    ークンの長さを、文字間の空白を考慮して計算すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像
    データ生成装置。
  6. 【請求項6】 前記新しい行の開始位置が前記領域外に
    位置するか否かの判定は、行間の空白を考慮して行うこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画
    像データ生成装置。
  7. 【請求項7】 前記設定する手段でより小さいサイズに
    設定することなく全てのトークンを連結した後に前記文
    字列の高さが前記領域の高さに満たない場合、前記設定
    する手段は、前記文字列のフォントをより大きいサイズ
    に設定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の画像データ生成装置。
  8. 【請求項8】 前記文字列に対してレンダー処理を行う
    レンダー処理手段をさらに備え、該レンダー処理手段
    は、 前記フォントサイズ決定手段により決定されたフォント
    サイズにフォントを設定する手段と、 前記文字列をトークンに分ける手段と、 前記トークンを先頭から連結し、連結されたトークンの
    長さを計算する手段と、 前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えな
    い場合に、前記連結されたトークンに追加のトークンを
    連結する手段と、 前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えた
    場合に、前記連結されたトークンから最も新しく加えら
    れたトークンを差し引き、該差し引かれたトークンを前
    記領域内の新しい行の開始位置とする手段と、 前記連結されたトークンに対してレンダー処理を行うレ
    ンダー処理実行手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれかに記載の画像データ生成装置。
  9. 【請求項9】 画像のオブジェクトのデータを取得する
    オブジェクトデータ取得手段と、 前記オブジェクトを含む画像のデータを生成する画像デ
    ータ生成手段とをさらに備え、前記フォントサイズ決定
    手段は、前記オブジェクトに含まれる文字列のフォント
    サイズを決定し、前記画像データ生成手段は、該決定し
    たフォントサイズに従って該文字列を含む画像データを
    生成することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    に記載の画像データ生成装置。
  10. 【請求項10】 前記オブジェクトデータ取得手段は、
    前記オブジェクトデータを入力するオブジェクトデータ
    入力手段を有することを特徴とする請求項9に記載の画
    像データ生成装置。
  11. 【請求項11】 前記オブジェクトデータ取得手段は、
    遠隔の端末で入力された前記オブジェクトデータを通信
    により取得することを特徴とする請求項9または10に
    記載の画像データ生成装置。
  12. 【請求項12】 画像の作風のデータを取得する作風デ
    ータ取得手段をさらに備え、前記画像データ生成手段
    は、前記作風を反映した、前記オブジェクトを含む画像
    のデータを生成することを特徴とする請求項9ないし1
    1のいずれかに記載の画像データ生成装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の画像データ生成装置と、 該画像データ生成装置により生成された画像データに基
    づき画像を出力する画像出力装置とを備えたことを特徴
    とする画像出力システム。
  14. 【請求項14】 請求項9ないし12のいずれかに記載
    の画像データ生成装置と、 前記オブジェクトデータを取得し、該オブジェクトデー
    タを前記画像データ生成装置に送信する端末と、 前記画像データ生成装置により生成された画像データを
    受信し、該画像データに基づき画像を出力する画像出力
    装置とを備えたことを特徴とする画像出力システム。
  15. 【請求項15】 画像を出力する画像出力装置であっ
    て、出力する画像内の特定の領域に記述する文字列のフ
    ォントサイズを決定するフォントサイズ決定手段を備
    え、該フォントサイズ決定手段は、 前記文字列のフォントを所定のサイズに設定する手段
    と、 前記文字列をトークンに分ける手段と、 前記トークンを先頭から連結し、連結されたトークンの
    長さを前記設定したサイズに基き計算する手段と、 前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えな
    い場合に、前記連結されたトークンに追加のトークンを
    連結する手段と、 前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えた
    場合に、前記連結されたトークンから最も新しく加えら
    れたトークンを差し引き、該差し引かれたトークンを前
    記領域内の新しい行の開始位置とする手段とを備え、前
    記新しい行の開始位置が前記領域外に位置する場合、前
    記設定する手段は、前記文字列のフォントをより小さい
    サイズに設定することを特徴とする画像出力装置。
  16. 【請求項16】 画像内の特定の領域に記述する文字列
    のフォントサイズを決定する方法であって、 前記文字列のフォントを所定のサイズに設定するステッ
    プと、 前記文字列をトークンに分けるステップと、 前記トークンを先頭から連結し、連結されたトークンの
    長さを前記設定したサイズに基き計算するステップと、 前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えな
    い場合に、前記連結されたトークンに追加のトークンを
    連結するステップと、 前記連結されたトークンの長さが前記領域の幅を超えた
    場合に、前記連結されたトークンから最も新しく加えら
    れたトークンを差し引き、該差し引かれたトークンを前
    記領域内の新しい行の開始位置とするステップとを備
    え、前記新しい行の開始位置が前記領域外に位置する場
    合、前記設定するステップは、前記文字列のフォントを
    より小さいサイズに設定することを特徴とするフォント
    サイズ決定方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のフォントサイズ決
    定方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010165199A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 印刷システム、印刷制御装置、印刷装置およびプリンタドライバプログラム
JP2014138250A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Konica Minolta Inc 画像形成装置、表示方法、および表示制御プログラム
JP2014188756A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Teraoka Seiko Co Ltd 印刷装置

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