JP2001301173A - 液滴吐出ヘッド - Google Patents

液滴吐出ヘッド

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JP2001301173A
JP2001301173A JP2000125468A JP2000125468A JP2001301173A JP 2001301173 A JP2001301173 A JP 2001301173A JP 2000125468 A JP2000125468 A JP 2000125468A JP 2000125468 A JP2000125468 A JP 2000125468A JP 2001301173 A JP2001301173 A JP 2001301173A
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liquid chamber
diaphragm
electrode
gap
discharge head
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Hirotoshi Eguchi
裕俊 江口
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 振動室のエアダンパ効果を低減して低電圧で
安定的に駆動可能な液滴吐出ヘッドの提供。 【解決手段】 各液室6を隔てる液室間隔壁9の直下に
振動板10と電極14との各ギャップ空間15を隔てる
ギャップ間隔壁を有せず、電極基板2の液室間隔壁9の
直下の部分にギャップ空間15に開口した凹部18を有
している構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液滴吐出ヘッドに関し、
特に静電型液滴吐出ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写装置等の
画像記録装置或いは画像形成装置として用いるインクジ
ェット記録装置において使用する液滴吐出ヘッドである
インクジェットヘッドとしては、インク滴を吐出するノ
ズルと、このノズルが連通する液室(インク流路、圧力
室、吐出室、加圧液室等とも称される。)とこの液室の
壁面を形成する振動板と、この振動板に対向する電極と
を有し、振動板と電極との間に電圧を印加することで発
生する静電力により振動板を変形させて、液室内の圧力
/体積を変化させることによりノズルからインク滴を吐
出させる静電型インクジェットヘッドが知られている。
【0003】このような静電型インクジェットヘッドに
おいては、振動板と電極との間に微小なギャップ(ギャ
ップを形成する空間を「ギャップ空間」という。)を形
成することが必要で、この微小なギャップ空間に水分や
異物が混入すると、振動板の変位量が変化して、インク
滴吐出量やインク滴吐出速度が増加或いは減少するなど
インク滴吐出特性が変動し、或いは振動板が変位しなく
なって、インク滴吐出不能になるなど、画像品質が劣化
することがある。
【0004】そのため、ギャップ空間を外気から封止す
る必要があるが、このようにギャップ空間を封止する
と、ギャップ空間は振動板が変形変位するための室(こ
れを「振動室」という。)を形成しており、振動板の変
位に伴って空気が圧縮されて圧力が上昇し、振動板の変
位が抑制される(この現象を「エアダンパ効果」とい
う。)が発生し、必要な振動板変位量を得られなくな
る。
【0005】そこで、従来、特開平7−299908号
公報に開示されているように、振動室の容積変化量を規
定したり、振動室の容積を一定値に保ったりする手段を
設けたり、また、特開平11−34319号公報に開示
されているように、振動板直下以外の空間を広くした
り、隣接する振動室(ギャップ空間)を連通すること
で、振動室全体の容量を増やし、その振動室内圧力の上
昇を低減させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の静電型インクジェットヘッドを試作して実験した結
果、振動板の静的又は準静的に取り扱える低い駆動周波
数では、エアダンパ効果は低減したが、駆動周波数を数
KHz〜数+KHzまでダイナミックに駆動した場合に
は、振動板の直下から離れた場所の方へ容量を大きくし
ても、エアダンパ効果は低減しなかった。
【0007】そこで、本発明者らは、さまざまの実験を
繰り返した結果、エアダンパ効果の低減効果が得られな
いのは、空気の圧力の伝播速度(音速)を考慮すると、
駆動周波数が50kHzの時、空気の圧力は、約1.7
mm(=1/50KHz×1/4×330m/sec)
しか進まないために振動室(ギャップ空間)全体の圧力
を上昇するまでには至らないこと、また空気そのものも
短時間では微小な距離しか進まないことから、振動板近
傍の圧力のみが上昇するためであるという知見を得た。
【0008】本発明は上記の課題と知見に基づいててな
されたものであり、エアダンパ効果を低減して低電圧で
安定的に駆動可能な液滴吐出ヘッドを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る液滴吐出ヘッドは、各液室を隔てる液
室間隔壁の直下に振動板と電極との間の各ギャップ空間
を隔てるギャップ間隔壁を有せず、電極基板の液室間隔
壁の直下の部分にギャップ空間に開口した凹部を有して
いる構成としたものである。
【0010】本発明に係る液滴吐出ヘッドは、液室を隔
てる液室間隔壁の直下に振動板と電極との間の各ギャッ
プ空間を隔てる各ギャップ間隔壁を有し、このギャップ
間隔壁に各ギャップ空間を連通する連通路を形成し、電
極基板の連通路に対応する部分にギャップ空間に開口し
た凹部を有している構成としたものである。
【0011】本発明に係る液滴吐出ヘッドは、液室を隔
てる液室間隔壁に振動板と電極との間のギャップ空間に
開口した凹部を設ける構成としたものである。ここで、
液室間隔壁の直下に振動板と電極との間のギャップ空間
を隔てるギャップ間隔壁を有しないことができる。
【0012】さらに、これらの液滴吐出ヘッドにおい
て、振動板に対して電極を非平行状態で配置したことが
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係る静電型インクジェットヘッドの液室長辺方向に沿
う模式的断面説明図、図2は同ヘッドの液室短辺方向に
沿う模式的断面説明図である。
【0014】このインクジェットヘッドは、振動板基板
1と電極基板2とノズル板3とを接合し、インク滴を吐
出するノズル5と、このノズル5が連通する液室6、こ
の液室6にインクを供給する共通液室7、液室6と共通
液室7とを連通するリフィル部(流体抵抗部)8などを
形成している。なお、各液室6は隔壁(これを「液室間
隔壁」という。)9で仕切られている。
【0015】ここで、振動板基板1には、液室6及びこ
の液室6の壁面(底面)となる振動板10を形成する凹
部、共通液室7となる凹部、流体抵抗部8である穴部を
形成している。この振動板基板1の振動板10は、例え
ばシリコン基板に高濃度ボロン拡散層を形成し、この高
濃度ボロン拡散層をエッチングストップ層として異方性
エッチングを行うことによって高精度に形成することが
できる。その他、SOI基板や多結晶シリコン基板など
を用いることもできる。
【0016】次に、電極基板2は、ガラス基板或いはシ
リコン基板に熱酸化膜などの絶縁膜を形成したものを用
いて、ガラス基板の場合にはそのまま、シリコン基板の
場合には絶縁膜に複数の電極を形成するための凹部11
を形成し、この凹部11に各振動板10に所定のギャッ
プをおいて対向する複数の電極14を形成し、これらの
振動板10と電極14で静電アクチュエータを構成して
いる。なお、この振動板10と電極14との間のギャッ
プを含む空間をギャップ空間15とする。
【0017】この電極11の表面には酸化膜或いは窒化
膜などの絶縁膜を形成して、振動板10と対向する電極
14の接触による損傷などを防止している。この場合、
振動板10側に絶縁膜を形成することもできる。
【0018】また、電極基板2に形成された凹部11
は、振動板10と電極14との間の各ギャップ空間15
を隔てる隔壁(これを「ギャップ間隔壁」と称する。)
を個別に設けることなく、一括して形成され、この電極
基板2と振動板基板1とを接合することにより、凹部1
1と振動板基板1との間に空間(これを「振動室16」
と称する。)を構成している。なお、電極基板2に凹部
11を形成した後、凹部11に電極14を配置し、次
に、電極基板2と振動板基板1を接合してから、振動板
基板1に液室6と振動板10などを形成しても良い。
【0019】そして、このヘッドでは液室6を隔てる液
室間隔壁9の直下には、ギャップ間隔壁を有せず、電極
基板2の液室間隔壁9の直下の部分には、ギャップ空間
15(振動室16)に開口した凹部18を形成してい
る。この凹部18は、電極基板2の厚さが厚い場合は、
できるだけ深く形成することが好ましい。
【0020】この凹部18を設けた振動室16に水分や
埃等の異物がギャップに侵入すると、振動板10が変位
し難くなるので、その水分や埃が侵入するのを防止する
ために、凹部11の開口端部を封止部材19にて封止
し、密閉空間としてギャップ内への異物などの浸入を防
止している。なお、密閉された振動室16の内部は体積
圧縮率の小さな物質、例えば空気などの気体にしてい
る。
【0021】このように構成したインクジェットヘッド
においては、振動板10と電極14との間に駆動電圧を
印加することによって、振動板10と電極14との間に
静電力(静電吸引力)が発生して、振動板10が電極1
4側に変形変位する。これにより、液室6の内容積が拡
張されて内圧が下がるため、流体抵抗部8を介して共通
液室7から液室6にインクが充填される。
【0022】次いで、電極14への電圧印加を断つと、
静電力が作用しなくなり、振動板10はそれ自身のもつ
弾性によって復元する。この動作に伴い液室6の内圧が
上昇し、ノズル5からインク滴が吐出される。再び電極
14に電圧を印加すると、再び静電吸引力によって振動
板10は電極14側に引き込まれる。
【0023】ところで、上述したように振動板10が変
位することによって、密閉空間(振動室16)の空気が
圧縮され、圧力が上昇するので、振動板10が振動室1
6の圧力で押し戻され、空気が無い場合による計算で求
めた振動板10の変位よりも小さくなる(これをエアダ
ンパ効果と呼ぶ)。ここで、圧力の上昇ΔPは、(1)
式で表される。
【0024】
【数1】
【0025】この(1)式で、P0は振動室16の初期
圧力、Vは振動室16の初期容積、ΔVは振動板10の
変位による容積変化量を示している。このエアダンパ効
果を低減し、振動室内部の圧力上昇ΔPを減少させ、駆
動の低電圧化と応答性の向上を達成するためには、振動
室16の初期容量を増加させることが効果的であること
が理解される。
【0026】そこで、この実施形態のインクジェットヘ
ッドにおいては、前述したように、液室間隔壁9の直下
にギャップ間隔壁を有せず、液室間隔壁9の直下に振動
室16に開口した凹部18を形成している。したがっ
て、液室間隔壁9の直下にギャップ間隔壁を設ける場合
に比べて、振動室16の初期容量が増加するので、その
分圧力上昇も小さくなり、エアダンパ効果を低減するこ
とができる。
【0027】さらに、電極基板2の厚さが厚い場合、電
極基板2の凹部18をできるだけ深く形成することで、
エアダンパ効果をより低減することができる。さらに、
1つまたは複数の振動板10が、振動板10に対向する
電極14側に変位した場合でも、電極基板2と振動板基
板1とが接合され、封止部材19にて凹部11の開口端
部が封止されているので、振動板基板1は振動室16に
落ち込むことはなく、アクチュエータとして作用するこ
とができる。
【0028】次に、本発明の第2実施形態に係るインク
ジェットヘッドについて図3及び図4を参照して説明す
る。なお、図3は同ヘッドの液室長辺方向の模式的断面
説明図、図4は同ヘッドの液室短辺方向の模式的断面説
明図である。
【0029】この実施形態では、電極基板2に各電極1
4毎の凹部21を形成して、液室間隔壁9の直下に各ギ
ャップ空間15を仕切るギャップ間隔壁22を形成して
いる。そして、このギャップ間隔壁22に各ギャップ空
間15を連通する連通路を形成する切り欠き部23を形
成し、この切り欠き部23の底部に連続してギャップ空
間15に開口する凹部18を形成している。
【0030】このように、液室間隔壁9の直下に振動板
基板1と電極基板2との接合支持部を兼ねたギャップ間
隔壁22を設け、このギャップ間隔22にギャップ空間
15を連通する連通路を形成し、この連通路に対応して
凹部18を形成することにより、振動板基板1と電極基
板2との接合強度が増加して液室6の変形が防止される
とともに、エアダンパ効果を低減することができる。
【0031】すなわち、複数のノズルを有するマルチノ
ズルヘッドの場合、液室6を隔てる液室間隔壁9の厚
さ、幅、高さなどにもよるが、振動室16に面してい
る、つまり、露出している振動板基板1の面積が大きす
ぎると、複数のアクチュエータを同時に駆動したとき
に、液室間隔壁9が振動室16側に撓んでしまうことが
ある。
【0032】そこで、液室間隔壁9の直下にギャップ間
隔壁22を設けることで、複数のアクチュエータを同時
に駆動したときに、液室間隔壁9が振動室16側に撓ん
でしまうことを防止している。
【0033】次に、本発明の第3実施形態に係るインク
ジェットヘッドについて図5を参照して説明する。な
お、同図は同ヘッドの液室短辺方向の要部拡大説明図で
ある。この実施形態においては、液室間隔壁9内にギャ
ップ空間15に開口する凹部25を形成している。ま
た、液室間隔壁9の直下には凹部25の開口を妨げない
部分に前記第2実施形態と同様にギャップ間隔壁22を
形成した構成としている。
【0034】このように構成しても、振動室16の初期
容量が凹部25の分だけ増加するので、その分圧力上昇
も小さくなり、エアダンパ効果を低減することができ
る。また、液室間隔壁9の内部に空間となる凹部25を
有することで、駆動した液室6で発生する圧力波が液室
間隔壁9を介して隣接する液室6に伝搬することが低減
され、クロストークを低減することができる。
【0035】次に、本発明の第4実施形態に係るインク
ジェットヘッドについて図6を参照して説明する。な
お、同図は同ヘッドの液室短辺方向の要部拡大説明図で
ある。この実施形態においては、液室間隔壁9内にギャ
ップ空間15に開口する凹部25を形成している。ま
た、この実施形態においては、液室間隔壁9の直下にギ
ャップ間隔壁を有しない構成としている。
【0036】このように構成しても、振動室16の初期
容量が凹部25の分だけ増加するので、その分圧力上昇
も小さくなり、エアダンパ効果を低減することができる
ことは上記第3実施形態と同様である。
【0037】次に、本発明の第5実施形態に係るインク
ジェットヘッドについて図7を参照して説明する。な
お、同図は同ヘッドの液室短辺方向の要部断面説明図で
ある。この実施形態では、電極基板2の凹部11内に電
極14を傾斜させて配置するための断面略直角三角形状
の電極形成部26を立ち上げて形成し、この電極形成部
26に電極14を形成することにより、振動板10と電
極14とを振動板短手方向で非平行な状態で対向配置し
ている。この非平行な振動板10と電極14との間に形
成されるギャップを非平行ギャップという。そして、前
記第1実施形態と同様に電極基板2にギャップ空間15
に開口する凹部18を形成している。
【0038】このように振動板10と電極14とを非平
行な状態で対向配置することにより、振動板10は電極
14との間のギャップが短いところから変位を開始する
ので、漸次振動板10と電極14とのギャップ長は短く
なる。したがって、振動板10を変位させるための駆動
電圧の低電圧化を図ることができる。
【0039】なお、電極基板2の凹部11に形成した電
極形成部26は凹部11を形成するときにエッチング等
で電極形成部26を残して掘り込んで形成することがで
きる。
【0040】また、電極14の表面に形成する保護膜の
厚みを電極形成部26と振動板基板1との最も狭い部分
を埋める形で形成することで、保護膜と振動板基板1と
を接合することができ、液室間隔壁9の直下に形成した
ギャップ間隔壁となる支持部材として機能させることが
できる。
【0041】次に、本発明の第6実施形態に係るインク
ジェットヘッドについて図8を参照して説明する。な
お、同図は同ヘッドの要部斜視説明図である。この実施
形態は、上記第5実施形態における電極形成部26をギ
ャップ間隔壁22と一体に形成し、前記第2実施形態の
ようにギャップ間隔壁22に電極形成部26を含めて切
り欠き部23を形成し、この切り欠き部23に対応する
部分に凹部18を形成したものである。
【0042】このようにすることで、低電圧駆動化を図
りつつ、エアダンパ効果を低減することができる。
【0043】なお、上記各実施形態においてはインク滴
を吐出するインクジェットヘッドに適用した例で説明し
たが、液体レジスト等の他の液体を吐出するヘッドにも
同様に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液滴
吐出ヘッドによれば、液室間隔壁の直下の部分にギャッ
プ間隔壁を有せず、電極基板の液室間隔壁の直下の部分
にギャップ空間に開口した凹部を形成したので、振動室
容積を増加できてエアダンパ効果を低減でき、低電圧駆
動が可能で、応答性も向上する。
【0045】本発明に係る液滴吐出ヘッドは、液室間隔
壁の直下に各ギャップ間隔壁を有し、このギャップ間隔
壁に各ギャップ空間を連通する連通路を形成し、電極基
板の連通路に対応する部分にギャップ空間に開口した凹
部を有しているので、液室や振動板の剛性を確保しつ
つ、実効的な空間の減少を低減できてエアダンパ効果を
低減でき、信頼性が向上する。
【0046】さらに、液室を隔てる液室間隔壁に振動板
と電極との間のギャップ空間に開口した凹部を設けたの
で、振動室容積を増加できてエアダンパ効果を低減で
き、低電圧駆動が可能で、応答性も向上する。ここで、
液室間隔壁の直下に振動板と電極との間のギャップ空間
を隔てるギャップ間隔壁を有しないことで、振動室容積
を更に大きくすることができる。
【0047】これらの液滴吐出ヘッドにおいて、振動板
に対して電極を非平行状態で配置することで、低電圧駆
動化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る静電型インクジェ
ットヘッドの液室長辺方向に沿う模式的断面説明図
【図2】同ヘッドの液室短辺方向に沿う模式的断面説明
【図3】本発明の第2実施形態に係る静電型インクジェ
ットヘッドの液室長辺方向に沿う模式的断面説明図
【図4】同ヘッドの液室短辺方向に沿う模式的断面説明
【図5】本発明の第3実施形態に係る静電型インクジェ
ットヘッド液室短辺方向に沿う要部拡大説明図
【図6】本発明の第4実施形態に係る静電型インクジェ
ットヘッド液室短辺方向に沿う要部拡大説明図
【図7】本発明の第5実施形態に係る静電型インクジェ
ットヘッド液室短辺方向に沿う要部説明図
【図8】本発明の第6実施形態に係る静電型インクジェ
ットヘッドの要部斜視説明図
【符号の説明】
1…振動板基板、2…電極基板、3…ノズル板、5…ノ
ズル、6…液室、7…共通液室、8…リフィル部、9…
液室間隔壁、10…振動板、11、21…凹部、14…
電極、15…ギャップ空間、16…振動室、18…凹
部、22…ギャップ間隔壁、23…切り欠き部、25…
凹部、26…電極形成部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液滴を吐出するノズルに連通している各
    液室の壁面を形成する振動板を設けた振動板基板と、前
    記振動板に対向する電極を設けた電極基板とを有し、前
    記振動板を静電力で変形変位させて前記ノズルから液滴
    を吐出させる液滴吐出ヘッドにおいて、前記各液室を隔
    てる液室間隔壁の直下の部分に前記振動板と電極との間
    の各ギャップ空間を隔てるギャップ間隔壁を有せず、前
    記電極基板の前記液室間隔壁の直下の部分に前記ギャッ
    プ空間に開口した凹部を有していることを特徴とする液
    滴吐出ヘッド。
  2. 【請求項2】 液滴を吐出するノズルに連通している各
    液室の壁面を形成する振動板を設けた振動板基板と、前
    記振動板に対向する電極を設けた電極基板とを有し、前
    記振動板を静電力で変形変位させて前記ノズルから液滴
    を吐出させる液滴吐出ヘッドにおいて、前記液室を隔て
    る液室間隔壁の直下に前記振動板と電極との間の各ギャ
    ップ空間を隔てる各ギャップ間隔壁を有し、このギャッ
    プ間隔壁に各ギャップ空間を連通する連通路を形成し、
    前記電極基板の前記連通路に対応する部分に前記ギャッ
    プ空間に開口した凹部を有していることを特徴とする液
    滴吐出ヘッド。
  3. 【請求項3】 液滴を吐出するノズルに連通している各
    液室の壁面を形成する振動けた振動板基板と、前記振動
    板に対向する電極を設けた電極基板とを有し、前記振動
    板を静電力で変形変位させて前記ノズルから液滴を吐出
    させる液滴吐出ヘッドにおいて、前記液室を隔てる液室
    間隔壁に前記振動板と電極との間のギャップ空間に開口
    した凹部を設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の液滴吐出ヘッドにおい
    て、液室間隔壁の直下に前記振動板と電極との間のギャ
    ップ空間を隔てるギャップ間隔壁を有しないことを特徴
    とする液滴吐出ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の液滴
    吐出ヘッドにおいて、前記振動板に対して前記電極を非
    平行状態で配置したことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7416281B2 (en) 2002-08-06 2008-08-26 Ricoh Company, Ltd. Electrostatic actuator formed by a semiconductor manufacturing process

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