JP2001301069A - 紙製容器ホールダー - Google Patents

紙製容器ホールダー

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JP2001301069A
JP2001301069A JP2000120105A JP2000120105A JP2001301069A JP 2001301069 A JP2001301069 A JP 2001301069A JP 2000120105 A JP2000120105 A JP 2000120105A JP 2000120105 A JP2000120105 A JP 2000120105A JP 2001301069 A JP2001301069 A JP 2001301069A
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JP2000120105A
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Akio Hioki
明夫 日置
Kiyoshi Hotani
清志 穂谷
Kenji Murata
賢治 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一枚のブランクから簡単に組み立てることがで
きる構造で、表示、絵柄などの印刷を行うスペースも多
く、かつ容器への装着が簡単である紙製容器ホールダー
を提供することである。 【解決手段】本発明は、第一上パネル、第一側パネル、
底パネル、第二側パネルおよび第二上パネルを折れ線を
介して順次連設した一枚のブランクを前記折れ線で折り
曲げて、前記第一上パネルと前記第二上パネルを裏面同
志で貼り合わせて表示パネルを形成し、前記第一側パネ
ル、前記底パネルおよび前記第二側パネルで断面が三角
形の筒状部とし、前記底パネルに複数個の容器の首部を
挿入して肩部を固定する底パネル孔を設け、前記第一側
パネルおよび前記第二側パネルに前記底パネル孔に対応
した位置に前記容器の首部あるいは蓋部を保持する側パ
ネル孔を設けたことを特徴とする紙製容器ホールダーで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓶などの容器の首部を
保持するための紙製容器ホールダーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から瓶などの複数の容器の首部を保
持する板紙などで作られる紙製容器ホールダーは、種々
の形態がある。例えば、図のように断面が山型の形状を
し、容器の首部を嵌め込む形態のものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
紙製容器ホールダーでは、複数の容器が装着された状態
で手で持ちにくいという問題があった。また、印刷など
による表示、絵柄などを行うスペースが少なく意匠性の
点でも問題があった。さらに、容器に装着する包装機を
必要とするという問題があった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するもの
で、一枚のブランクから簡単に組み立てることができる
構造で、表示、絵柄などの印刷を行うスペースも多く、
かつ容器への装着が簡単である紙製容器ホールダーを提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、第一上パネル、第一側パネル、底パネル、
第二側パネルおよび第二上パネルを折れ線を介して順次
連設した一枚のブランクを前記折れ線で折り曲げて、前
記第一上パネルと前記第二上パネルを裏面同志で貼り合
わせて表示パネルを形成し、前記第一側パネル、前記底
パネルおよび前記第二側パネルで断面が三角形の筒状部
とし、前記底パネルに複数個の容器の首部を挿入して肩
部を固定する底パネル孔を設け、前記第一側パネルおよ
び前記第二側パネルに前記底パネル孔に対応した位置に
前記容器の首部あるいは蓋部を保持する側パネル孔を設
けたことを特徴とする紙製容器ホールダーである。
【0006】また、前記底パネル孔の内周が、前記底パ
ネルと前記第一側パネルとの折れ線の一部、および前記
底パネルと前記第二側パネルとの折れ線の一部を含み、
該前記底パネルと前記第一側パネルとの折れ線の一部を
延長して前記底パネル孔の内方向に摘み片を設け、該摘
み片の両端を起点として前記第一側パネル孔に至る二本
の切り取り線による開封帯を設けたことを特徴とする。
【0007】さらに、前記表示パネルに指を差し込む取
手用孔を設けたことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、一枚のブランクから簡単
に組み立てることができる構造で、表示、絵柄などの印
刷を行うスペースも多く、かつ容器の装着が簡単である
紙製容器ホールダーを得ることができる。
【0009】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図
面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明の紙製容器ホールダーの実
施の形態の一実施例を組み立てた状態を示す斜視図であ
り、図2は、実際に容器を装着した状態を示す斜視図で
あり、紙製容器ホールダー1は、一枚のブランクを組み
立てて形成したものであり、複数個の整列した瓶などの
容器Aの首部あるいは蓋部を保持し、複数個の容器Aを
持ちやすくしたものである。第一側パネル12、底パネ
ル13、第二側パネル14とで断面が三角形の筒状とな
っており、第一側パネル12と第二側パネル14とが合
一した部分から上方に第一上パネル11と第二上パネル
15とが貼り合わされ表示パネルBを形成している。そ
の表示パネルBには、種々の表示、絵柄などを印刷によ
り設けることもできる。また、底パネル13の底パネル
孔13aより挿入された容器は、第一側パネル12、第
二側パネル14に設けられた第一側パネル孔12a、第
二側パネル孔14aにより、容器Aの首部あるいは蓋部
が把持されている。さらに、底パネル孔13aの側縁に
は摘み片Cを設け、この部分から開封可能な開封帯Dを
設けている。
【0011】図3は、本発明の紙製容器ホールダーを形
成するブランクの展開図を示している。ブランク10で
は、第一上パネル11、第一側パネル12、底パネル1
3、第二側パネル14そして第二上パネル15が折れ線
a、b、c、dを介して順次連設されている。底パネル
の13の幅は、保持する容器Aの首部あるいは肩部の幅
より大きく設定する。そして、狭い幅の底パネル13に
は、幅方向の中央部に折れ線b、cに平行に折れ線eが
設けられている。
【0012】また、底パネル13には、この折れ線eを
跨いで、容器Aの首部が挿入されて、容器Aの肩部が固
定される底パネル孔13aが長さ方向に間隔をもって離
れて設けられている。この底パネル13に形成された底
パネル孔13aは、容器Aの首部が挿入できて肩部が固
定できる開口面積を有していればよく、底パネル13の
幅方向の両端は折れ線b、cに届くように設け、全体の
形状は、容器Aを肩部を保持するものであればよく、挿
入される容器Aの肩部の外径より大きく設定してある。
なお、この紙製容器ホールダー1を、自動包装機を用い
る場合は、自動包装機による装着作業性を考慮して、よ
り大きく設定しておいても良い。
【0013】第一側パネル12、第二側パネル14に形
成された第一側パネル孔12a、第二側パネル孔14a
は、底パネル孔13aより挿入された容器Aの首部ある
いは蓋部を把持するように設けられる。すなわち、上下
の幅は、容器Aの首部のフランジ(凸部)あるいは蓋部
が第一側パネル孔12a、第二側パネル孔14aの下縁
で係止されるように設け、左右の幅は、容器Aの首部あ
るいは蓋部の外径より若干大きく設定されている。容器
Aを首部あるいは蓋部を挿入した後、容器Aの首部ある
いは蓋部が固定されるように、上縁は広く、下縁は狭い
台形とすることが好ましい。
【0014】また、第一側パネル12を底パネル孔13
aにおいて、第一側パネル12を延長して摘み片Cを設
け、その摘み片Cの両端を起点として第一側パネル孔1
2aに至る二本の切り取り線eを設け、引き裂き可能な
開封帯Dを設けている。この開封帯Dを切り取ることに
より、個々に容器Aを取り出すことができる。この開封
帯Dは第二側パネル14に設けてもよく、さらに第一側
パネル12および第二側パネル14の両パネルに設けて
もよい。
【0015】以上のように構成されたブランク10を組
み立てるには、底パネル13の中央部に設けた折れ線e
により折り曲げて、第一上パネル11と第二上パネル1
5を裏面同志で貼り合わせて表示パネルBを形成するこ
とにより、図4に示すように、二つ折りに折り畳まれた
平面状態の紙製容器ホールダー1を作製することができ
る。この製造は、従来の製函機で容易に行うことができ
る。
【0016】また、作製された折り畳まれた状態の紙製
容器ホールダー1を組み立てて容器Aの首部あるいは蓋
部に装着する場合は、まず、図5−aに示すように、折
り畳まれた平面状態の紙製容器ホールダー1を折れ線
a、b、c、dで折り曲げて第一側パネル12、底パネ
ル13、第二側パネル14とで断面が三角形の筒状とす
る。
【0017】つぎに、図5−bに示すように、底パネル
13の底パネル孔13aから容器Aの首部を挿入してい
き、容器Aの首部あるいは蓋部を第一側パネル12の第
一側パネル孔12a、第二側パネル14の第二側パネル
孔14aに挿入し、容器Aの首部のフランジ(凸部)あ
るいは蓋部が第一側パネル孔12a、第二側パネル孔1
4aの下縁を乗り越え、図5−cに示すように、係止さ
れるまで挿入される。第一側パネル孔12a、第二側パ
ネル孔14aの下縁が容器Aのフランジ内側あるいは蓋
部の段差に向かって食い込むように係止されるため、装
着された紙製容器ホールダー1が外れにくい。
【0018】また、この紙製容器ホールダー1に保持さ
れた容器Aを、紙製容器ホールダー1から取り外す際
は、図6に示すように、第一側パネル12の下端に設け
られた摘み片Cを摘んで引っ張り開封帯Dを切り取るこ
とで、容易に取り外すことができる。従って、切り取り
線eは、切り取りやすいようにミシン目、半切れ、リー
ド罫などとしておくと、開封帯Dを容易に切り取ること
ができる。
【0019】図7は、別の実施例を示す斜視図である。
この紙製容器ホールダー1aでは、表示パネルBの幅を
広くしてそのほぼ中央部に指を差し込むことができるよ
うに取手用孔Eを設け、取手機能を持たせている。この
取手をもつことによって、容易に複数の容器Aを持ち運
ぶことができる。
【0020】上記の実施例の紙製容器ホールダー1、1
aでは3本の容器Aを保持するようにしているが、保持
する容器Aの数や紙製容器ホールダー自体の長さは、上
述した各実施例に限定されるものではなく、保持する容
器の重量や形状、紙製容器ホールダーを作製する厚紙の
強度等に応じて、適宜設定することができる。
【0021】また、この紙製容器ホールダー1、1aに
使用する材料としては、板紙、E段ボール、合成樹脂シ
ート、合成樹脂製フィルムを積層したシート等を使用す
ることができるが、環境対応、コスト、強度、加工性の
点で、板紙を使用することが好ましい。板紙の坪量とし
ては、200〜600g/m2程度のコートボール紙を
使用することが好ましい。また、ポリエチレンなどの樹
脂を加工した板紙、耐水加工を行った板紙などを使用す
ることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の紙製容器ホール
ダーは、板紙などからなる一枚のブランクを折り曲げ
て、第一上パネルと第二上パネルとを貼り合わせて表示
パネルとし、第一側パネルと底パネルと第二側パネルと
を三角形の筒状に形成し、底パネルに設けた底パネル孔
から容器を挿入し、第一側パネルに設けた第一側パネル
孔と第二側パネルに設けた第二側パネル孔に容器の首部
あるいは蓋部を係止することによって、容器全体を保持
できる形態となっている。
【0023】また、本発明の紙製容器ホールダーは製造
は、二つに折り畳んで貼り合わせるという簡単な工程で
あり、一般的な製函機で製造することができる。また、
使用する前の状態が折り畳まれた平面状であるので、運
搬や保管に場所を取らないという特徴がある。
【0024】また、この紙製容器ホールダーに容器に装
着する時には、折り畳まれた状態の紙製容器ホルダーを
起こして底パネルの底パネル孔からから容器の首部を挿
入するだけで、容器がこの紙製容器ホールダーに保持さ
れるので、装着作業が容易であり、手作業でも、機械に
よる自動包装でも行うことができる。しかも、側パネル
の側パネル孔の下縁に容器の首部あるいは蓋部が確実に
係止されるので、容器の脱落を確実に防ぐことができ
る。
【0025】さらに、表示パネルを形成していることか
ら、この部分に印刷による表示をはじめ絵柄などを施す
ことでき、意匠効果を高めることができる。また、この
表示パネルには、取手用孔を設けることにより、取手機
能を持たせることができ、容易に複数の容器を持ち運ぶ
ことができる。
【0026】さらにまた、側パネルには開封帯を設けて
おり、下端の摘み片を摘み切り取ることにより、容易に
個々の容器を取り外すことができる。
【0027】以上のように本発明は、使用前は平面状態
で、保管、輸送に場所をとらず、使用時において容易に
組立てて使用することができ、複数の容器を確実に保持
することができ、材料コストおよび製造コストが低いこ
とを特徴とする紙製容器ホールダーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙製容器ホールダーの一実施例の組み
立て後を示す斜視図である。
【図2】本発明の紙製容器ホールダーの一実施例の容器
を装着した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の紙製容器ホールダーの一実施例の組み
立て前のブランクの展開図である。
【図4】本発明の紙製容器ホールダーの一実施例の使用
前の折り畳んだ状態を示す平面図である。
【図5】本発明の紙製容器ホールダーの一実施例に容器
を装着する過程を示す横断面図である。
【図6】本発明の紙製容器ホールダーの一実施例の開封
方法を示す斜視図である。
【図7】本発明の紙製容器ホールダーの別の実施例の容
器を装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 紙製容器ホールダー 1a 紙製容器ホールダー 10 ブランク 11 第一上パネル 12 第一側パネル 12a 第一側パネル孔 13 底パネル 13a 底パネル孔 14 第二側パネル 14a 第二側パネル孔 15 第二上パネル A 容器 B 表示パネル C 摘み片 D 開封帯 E 取手用孔 a〜d 折れ線 e 切り取り線
フロントページの続き (72)発明者 村田 賢治 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA22 AB99 AC04 BA20A BB01A EA01 EB03 EB05 EC05 EE13 EE59 FA07 FC04 FC06 3E075 BA95 CA01 DB16 DB17 DB19 DB22 DC02 DC44 DE12 GA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一上パネル、第一側パネル、底パネ
    ル、第二側パネルおよび第二上パネルを折れ線を介して
    順次連設した一枚のブランクを前記折れ線で折り曲げ
    て、前記第一上パネルと前記第二上パネルを裏面同志で
    貼り合わせて表示パネルを形成し、前記第一側パネル、
    前記底パネルおよび前記第二側パネルで断面が三角形の
    筒状部とし、前記底パネルに複数個の容器の首部を挿入
    して肩部を固定する底パネル孔を設け、前記第一側パネ
    ルおよび前記第二側パネルに前記底パネル孔に対応した
    位置に前記容器の首部あるいは蓋部を保持する側パネル
    孔を設けたことを特徴とする紙製容器ホールダー。
  2. 【請求項2】 前記底パネル孔の内周が、前記底パネル
    と前記第一側パネルとの折れ線の一部、および前記底パ
    ネルと前記第二側パネルとの折れ線の一部を含み、該前
    記底パネルと前記第一側パネルとの折れ線の一部を延長
    して前記底パネル孔の内方向に摘み片を設け、該摘み片
    の両端を起点として前記第一側パネル孔に至る二本の切
    り取り線による開封帯を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の紙製容器ホールダー。
  3. 【請求項3】 前記表示パネルに指を差し込む取手用孔
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の紙製
    容器ホールダー。
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