JP2001301051A - シール剤入りタイヤチューブにおけるシール剤充填方法 - Google Patents

シール剤入りタイヤチューブにおけるシール剤充填方法

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JP2001301051A JP2000126326A JP2000126326A JP2001301051A JP 2001301051 A JP2001301051 A JP 2001301051A JP 2000126326 A JP2000126326 A JP 2000126326A JP 2000126326 A JP2000126326 A JP 2000126326A JP 2001301051 A JP2001301051 A JP 2001301051A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤチューブのシール剤室にシール剤を充
填する作業を空気の混入を回避しながら短時間で完了さ
せるとともに、充填後のシール剤がシール剤充填孔から
漏れるのを確実に防止する。 【解決手段】 タイヤチューブ2のシール剤室周壁3o
にホットネイル22でシール剤充填孔2aを形成し、空
気弁13から空気室5内に空気を供給してシール剤室6
内の空気を一旦追い出す。続いて、空気室5内の空気を
空気弁13から排出しながら、シール剤充填孔2aから
挿入したシール剤注入ホース23を介してシール剤室6
にシール剤7を充填する。そしてシール剤充填孔2aの
周辺をクランプ部材25でクランプした状態で該周辺を
バフ26で研磨した後に、シール剤充填孔2aを熱硬化
性樹脂やホットメルト樹脂により閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤチューブの
内部に空気が充填される空気室とシール剤が充填される
シール剤室とを備えたシール剤入りタイヤチューブに関
し、特にそのシール剤室へのシール剤の充填方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】タイヤチューブの内部にシール剤を充填
しておき、釘等によるタイヤチューブの刺傷を前記シー
ル剤で自封して空気の漏出を遅らせるようにしたシール
剤入りタイヤチューブが、特開昭58−74342号公
報、特開平9−300481号公報により公知である。
【0003】前記特開昭58−74342号公報に記載
されたものは、シール剤入りのカプセルを加硫成形前の
タイヤチューブの内部に挿入しておき、加硫成形後に前
記カプセルを外力で破壊してタイヤチューブ内にシール
剤を分散させるようになっている。また前記特開平9−
300481号公報に記載されたものは、タイヤチュー
ブの空気室に空気を充填してシール剤室から空気を押し
出した状態で、タイヤチューブに形成したシール剤充填
孔からシール剤室にシール剤を充填するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のシール剤充填方法は、カプセルを破壊すべく外力を
加えた際にタイヤチューブが損傷する可能性があるだけ
でなく、シール剤がタイヤチューブに設けた空気弁を詰
まらせる可能性があった。また上記後者のシール剤充填
方法は、空気室に空気を充填したままの状態でシール剤
室にシール剤を充填するので、シール剤を充分に加圧し
ないと空気室の圧力に抗してシール剤を充填できないと
いう問題があった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、タイヤチューブのシール剤室にシール剤を充填する
作業を空気の混入を回避しながら短時間で簡単に完了さ
せるとともに、充填後のシール剤がシール剤充填孔から
漏れるのを確実に防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載された発明によれば、タイヤチューブ
の内部に空気が充填される空気室とシール剤が充填され
るシール剤室とを備えたシール剤入りタイヤチューブに
おいて、タイヤチューブの外周壁にシール剤室に連通す
るシール剤充填孔を形成する第1工程と、シール剤充填
孔からシール剤室にシール剤注入ホースを挿入し、タイ
ヤチューブに設けた空気弁から空気室内に空気を供給す
る第2工程と、空気室内の空気を空気弁から排出しなが
らシール剤注入ホースを介してシール剤室にシール剤を
充填する第3工程と、シール剤充填孔の周辺をクランプ
した状態で該周辺をバフ磨きする第4工程と、シール剤
充填孔の周辺をクランプした状態で該シール剤充填孔を
熱可塑性樹脂あるいはホットメルト樹脂により閉塞する
第5工程とを備えたことを特徴とするシール剤入りタイ
ヤチューブにおけるシール剤充填方法が提案される。
【0007】上記構成によれば、空気弁から空気室に空
気を供給してシール剤室から空気を押し出した後にシー
ル剤室にシール剤を充填するので、シール剤に空気を混
入させることなく短時間でシール剤を充填することがで
きる。特に、シール剤室にシール剤を充填するときに空
気室の空気を排出するので、強い圧力を加えることなく
シール剤を容易に供給することができる。また周辺をク
ランプした状態でシール剤充填孔を熱可塑性樹脂あるい
はホットメルト樹脂により閉塞するので、シール剤充填
孔からシール剤室に再度空気が侵入するのを防止しなが
ら、極めて短時間でシール剤充填孔を閉塞することがで
きる。しかもシール剤充填孔の周辺をクランプした状態
でバフ磨きするので、バフ磨きの荷重によりタイヤチュ
ーブが損傷するのを防止することができるだけでなく、
油や汚れを除去して熱可塑性樹脂あるいはホットメルト
樹脂による閉塞強度を高めることができる。
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記第5工程は、熱可塑性樹
脂をシール剤充填孔の周辺に付着させた後に、該熱可塑
性樹脂を加熱・加圧してシール剤充填孔を閉塞すること
を特徴とするシール剤入りタイヤチューブにおけるシー
ル剤充填方法が提案される。
【0009】上記構成によれば、熱可塑性樹脂をシール
剤充填孔の周辺に付着させた後に加熱・加圧してシール
剤充填孔を閉塞するので、熱可塑性樹脂がタイヤチュー
ブと滑らかに一体化されて外観が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はチューブ入りタイヤを装着した車輪の横断面
図、図2は図1の2−2線断面図、図3はシール剤の充
填工程を説明する第1分図、図4はシール剤の充填工程
を説明する第2分図である。
【0012】図1および図2に示すように、自動二輪車
の車輪のリムRには、タイヤ本体1と、その内部に収納
されたタイヤチューブ2とからなるチューブ入りタイヤ
Tが装着される。タイヤチューブ2は、タイヤTの半径
方向内側に位置する空気室周壁3iと、半径方向外側に
位置するシール剤室周壁3oとを備えて横断面が環状に
形成された周壁3を備える。周壁3の空気室周壁3iと
シール剤室周壁3oとの接続部間は、それと一体に形成
された隔壁4によって相互に接続される。空気室周壁3
iと隔壁4との間に画成された断面略円形の空気室5に
は空気が充填され、シール剤室周壁3oと隔壁4との間
に画成された断面略円弧状のシール剤室6にはゲル状の
シール剤7が充填される。
【0013】リムRはタイヤTの円周方向に延びる環状
のリム本体部11と、リム本体部11の幅方向両端から
半径方向外側に延びてタイヤ本体1の内周を保持する一
対のフランジ部12,12とを備える。タイヤチューブ
2の内部に形成された空気室5に空気を充填する空気弁
13は、リム本体部11の円周方向1個所に形成した空
気弁取付部14を貫通して支持される。
【0014】而して、タイヤチューブ2のシール剤室6
は空気室5の空気圧によりトレッド15の内側に沿った
形状に保持されるため、タイヤチューブ2が釘等により
半径方向あるいは側方から刺傷を受けても、シール剤7
がその刺傷を直ちに埋めて補修し、空気室5からの空気
の漏出を遅らせる。また、シール剤7はシール剤室6に
保持されていて、空気室5側へ流出することがないか
ら、空気弁13やそれに当てがわれる圧力ゲージ等を詰
まらせることもない。
【0015】次に、タイヤチューブ2のシール剤室6に
シール剤7を充填する工程を、図3および図4に基づい
て説明する。
【0016】先ず、シール剤7を充填する前のタイヤチ
ューブ2の内周面(空気室周壁3i)を水平に配置した
支持板21の上面に支持し、電気ヒータにより約400
℃に加熱されたホットネイル22を上方から支持板21
に向けて下降させ、タイヤチューブ2の外周面(シール
剤室周壁3o)にシール剤充填孔2aを形成する。この
ように加熱されたホットネイル22を用いることによ
り、ゴム製のタイヤチューブ2にシール剤充填孔2aを
簡単かつ確実に形成することができる(図3(A)参
照)。
【0017】ホットネイル22を上方に退避させた後に
シール剤充填孔2aからシール剤室6の底部に向けてシ
ール剤注入ホース23を挿入し、これと同時に空気弁1
3にコンプレッサ等の圧力源に連なる空気ノズル24を
接続してタイヤチューブ2の空気室5に空気を供給する
(図3(B)参照)。すると空気室5が膨張し、空気室
5に隔壁4を介して隣接するシール剤室6内の空気がシ
ール剤充填孔2aから外部に排出される(図3(C)参
照)。
【0018】続いて、空気弁13および空気ノズル24
を介して空気室5内の空気を排出しながら、シール剤注
入ホース23を介してシール剤室6の底部にシール剤7
を充填する。このように、空気室5内の空気を排出しな
がらシール剤7を充填することにより、シール剤充填孔
2aからシール剤室6に再度空気が流入するのを防止し
ながら、特別に強い圧力を加えることなくシール剤7を
容易に充填することができる。
【0019】続いて、空気ノズル24を空気弁13から
退避させた後にクランプ部材25を下降させ、支持板2
1との協働によりシール剤充填孔2aの周辺をクランプ
してシール剤室6に空気が侵入しないようにする。そし
て回転するバフ26で研磨することにより、シール剤充
填孔2aの周辺に付着した油や汚れを除去する(図3
(E)参照)。このとき、回転するバフ26によってシ
ール剤充填孔2aの周辺に荷重が加わるが、その部分が
クランプ部材25で移動不能にクランプされているた
め、バフ26から受ける摩擦力でタイヤチューブ2が変
形して損傷するのを確実に防止することができる。
【0020】続いて、バフ26による研磨を終えたシー
ル剤充填孔2aの周辺に、シーラ供給ノズル27からシ
ーラとしてのアクリル系、あるいはウレタン系の熱可塑
性樹脂28を供給する(図4(F)参照)。そしてシー
ラ供給ノズル27を上方に退避させた後に、略180℃
に加熱した成形型29で前記熱可塑性樹脂28を15秒
〜30秒間加熱して所定の形状に成形する(図4(G)
参照)。而して、熱可塑性樹脂28が冷却して硬化する
とシール剤充填孔2aが閉塞され、タイヤチューブ2が
完成する(図4(H)参照)。このシール剤充填孔2a
の閉塞工程の間、クランプ部材25はシール剤充填孔2
aの周辺を囲むようにクランプしている。
【0021】以上のように、上記第2実施例によれば、
シール剤充填孔2aの周辺をクランプ部材25でクラン
プした状態で該シール剤充填孔2aを熱可塑性樹脂28
で閉塞するので、一度空気を排出したシール剤室6にシ
ール剤充填孔2aから再度空気が侵入するのを防止する
ことができ、しかも生ゴムシートの接着に比べて短時間
でシール剤充填孔2aを閉塞することができる。またシ
ール剤充填孔2aの周辺を予めバフ磨きすることによ
り、熱可塑性樹脂28による閉塞強度を高めることがで
きる。更に、成形型29で熱可塑性樹脂28を加熱・加
圧するので、熱可塑性樹脂28がタイヤチューブ2と滑
らかに一体化されて外観が向上する。
【0022】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0023】例えば、シール剤充填孔2aのを熱可塑性
樹脂28で閉塞する代わりに、シール剤充填孔2aの周
辺に成形型を当接させ、その内部を通して溶融したホッ
トメルト樹脂を射出することにより閉塞を行うことも可
能である。またタイヤチューブ2に設けた空気弁13か
ら空気室5内に空気を供給する工程と、シール剤充填孔
2aからシール剤室6にシール剤注入ホース23を挿入
する工程とは、同時に並行して行っても良いし、シール
剤注入ホース23を挿入した後に空気室5内に空気を供
給しても良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、空気弁から空気室に空気を供給してシール剤
室から空気を押し出した後にシール剤室にシール剤を充
填するので、シール剤に空気を混入させることなく短時
間でシール剤を充填することができる。特に、シール剤
室にシール剤を充填するときに空気室の空気を排出する
ので、強い圧力を加えることなくシール剤を容易に供給
することができる。また周辺をクランプした状態でシー
ル剤充填孔を熱可塑性樹脂あるいはホットメルト樹脂に
より閉塞するので、シール剤充填孔からシール剤室に再
度空気が侵入するのを防止しながら、極めて短時間でシ
ール剤充填孔を閉塞することができる。しかもシール剤
充填孔の周辺をクランプした状態でバフ磨きするので、
バフ磨きの荷重によりタイヤチューブが損傷するのを防
止することができるだけでなく、油や汚れを除去して熱
可塑性樹脂あるいはホットメルト樹脂による閉塞強度を
高めることができる。
【0025】また請求項2に記載された発明によれば、
熱可塑性樹脂をシール剤充填孔の周辺に付着させた後に
加熱・加圧してシール剤充填孔を閉塞するので、熱可塑
性樹脂がタイヤチューブと滑らかに一体化されて外観が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】チューブ入りタイヤを装着した車輪の横断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】シール剤の充填工程を説明する第1分図
【図4】シール剤の充填工程を説明する第2分図
【符号の説明】
2 タイヤチューブ 2a シール剤充填孔 5 空気室 6 シール剤室 7 シール剤 13 空気弁 22 ホットネイル 23 シール剤供給ホース 28 熱可塑性樹脂
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月19日(2000.5.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載された発明によれば、タイヤチューブ
の内部に空気が充填される空気室とシール剤が充填され
るシール剤室とを備えたシール剤入りタイヤチューブに
おいて、タイヤチューブの外周壁にシール剤室に連通す
るシール剤充填孔を形成する第1工程と、シール剤充填
孔からシール剤室にシール剤注入ホースを挿入し、タイ
ヤチューブに設けた空気弁から空気室内に空気を供給す
る第2工程と、空気室内の空気を空気弁から排出しなが
らシール剤注入ホースを介してシール剤室にシール剤を
充填する第3工程と、シール剤充填孔の周辺をクランプ
した状態で該周辺をバフ磨きする第4工程と、シール剤
充填孔の周辺をクランプした状態で該シール剤充填孔を
硬化性樹脂あるいはホットメルト樹脂により閉塞する
第5工程とを備えたことを特徴とするシール剤入りタイ
ヤチューブにおけるシール剤充填方法が提案される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記構成によれば、空気弁から空気室に空
気を供給してシール剤室から空気を押し出した後にシー
ル剤室にシール剤を充填するので、シール剤に空気を混
入させることなく短時間でシール剤を充填することがで
きる。特に、シール剤室にシール剤を充填するときに空
気室の空気を排出するので、強い圧力を加えることなく
シール剤を容易に供給することができる。また周辺をク
ランプした状態でシール剤充填孔を熱硬化性樹脂あるい
はホットメルト樹脂により閉塞するので、シール剤充填
孔からシール剤室に再度空気が侵入するのを防止しなが
ら、極めて短時間でシール剤充填孔を閉塞することがで
きる。しかもシール剤充填孔の周辺をクランプした状態
でバフ磨きするので、バフ磨きの荷重によりタイヤチュ
ーブが損傷するのを防止することができるだけでなく、
油や汚れを除去して熱硬化性樹脂あるいはホットメルト
樹脂による閉塞強度を高めることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記第5工程は、熱硬化性樹
脂をシール剤充填孔の周辺に付着させた後に、該熱硬化
性樹脂を加熱・加圧してシール剤充填孔を閉塞すること
を特徴とするシール剤入りタイヤチューブにおけるシー
ル剤充填方法が提案される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】上記構成によれば、熱硬化性樹脂をシール
剤充填孔の周辺に付着させた後に加熱・加圧してシール
剤充填孔を閉塞するので、熱硬化性樹脂がタイヤチュー
ブと滑らかに一体化されて外観が向上する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】続いて、バフ26による研磨を終えたシー
ル剤充填孔2aの周辺に、シーラ供給ノズル27からシ
ーラとしてのアクリル系、あるいはウレタン系の熱硬化
性樹脂28を供給する(図4(F)参照)。そしてシー
ラ供給ノズル27を上方に退避させた後に、略180℃
に加熱した成形型29で前記熱硬化性樹脂28を15秒
〜30秒間加熱して所定の形状に成形する(図4(G)
参照)。而して、熱硬化性樹脂28が冷却して硬化する
とシール剤充填孔2aが閉塞され、タイヤチューブ2が
完成する(図4(H)参照)。このシール剤充填孔2a
の閉塞工程の間、クランプ部材25はシール剤充填孔2
aの周辺を囲むようにクランプしている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】以上のように、上記第2実施例によれば、
シール剤充填孔2aの周辺をクランプ部材25でクラン
プした状態で該シール剤充填孔2aを熱硬化性樹脂28
で閉塞するので、一度空気を排出したシール剤室6にシ
ール剤充填孔2aから再度空気が侵入するのを防止する
ことができ、しかも生ゴムシートの接着に比べて短時間
でシール剤充填孔2aを閉塞することができる。またシ
ール剤充填孔2aの周辺を予めバフ磨きすることによ
り、熱硬化性樹脂28による閉塞強度を高めることがで
きる。更に、成形型29で熱硬化性樹脂28を加熱・加
圧するので、熱硬化性樹脂28がタイヤチューブ2と滑
らかに一体化されて外観が向上する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】例えば、シール剤充填孔2aのを熱硬化
樹脂28で閉塞する代わりに、シール剤充填孔2aの周
辺に成形型を当接させ、その内部を通して溶融したホッ
トメルト樹脂を射出することにより閉塞を行うことも可
能である。またタイヤチューブ2に設けた空気弁13か
ら空気室5内に空気を供給する工程と、シール剤充填孔
2aからシール剤室6にシール剤注入ホース23を挿入
する工程とは、同時に並行して行っても良いし、シール
剤注入ホース23を挿入した後に空気室5内に空気を供
給しても良い。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、空気弁から空気室に空気を供給してシール剤
室から空気を押し出した後にシール剤室にシール剤を充
填するので、シール剤に空気を混入させることなく短時
間でシール剤を充填することができる。特に、シール剤
室にシール剤を充填するときに空気室の空気を排出する
ので、強い圧力を加えることなくシール剤を容易に供給
することができる。また周辺をクランプした状態でシー
ル剤充填孔を熱硬化性樹脂あるいはホットメルト樹脂に
より閉塞するので、シール剤充填孔からシール剤室に再
度空気が侵入するのを防止しながら、極めて短時間でシ
ール剤充填孔を閉塞することができる。しかもシール剤
充填孔の周辺をクランプした状態でバフ磨きするので、
バフ磨きの荷重によりタイヤチューブが損傷するのを防
止することができるだけでなく、油や汚れを除去して熱
硬化性樹脂あるいはホットメルト樹脂による閉塞強度を
高めることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】また請求項2に記載された発明によれば、
硬化性樹脂をシール剤充填孔の周辺に付着させた後に
加熱・加圧してシール剤充填孔を閉塞するので、熱硬化
性樹脂がタイヤチューブと滑らかに一体化されて外観が
向上する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 2 タイヤチューブ 2a シール剤充填孔 5 空気室 6 シール剤室 7 シール剤 13 空気弁 22 ホットネイル 23 シール剤供給ホース 28 熱硬化性樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤチューブ(2)の内部に空気が充
    填される空気室(5)とシール剤(7)が充填されるシ
    ール剤室(6)とを備えたシール剤入りタイヤチューブ
    において、 タイヤチューブ(2)の外周壁にシール剤室(6)に連
    通するシール剤充填孔(2a)を形成する第1工程と、 シール剤充填孔(2a)からシール剤室(6)にシール
    剤注入ホース(23)を挿入し、タイヤチューブ(2)
    に設けた空気弁(13)から空気室(5)内に空気を供
    給する第2工程と、 空気室(5)内の空気を空気弁(13)から排出しなが
    らシール剤注入ホース(23)を介してシール剤室
    (6)にシール剤(7)を充填する第3工程と、 シール剤充填孔(2a)の周辺をクランプした状態で該
    周辺をバフ磨きする第4工程と、 シール剤充填孔(2a)の周辺をクランプした状態で該
    シール剤充填孔(2a)を熱可塑性樹脂(28)あるい
    はホットメルト樹脂により閉塞する第5工程と、を備え
    たことを特徴とするシール剤入りタイヤチューブにおけ
    るシール剤充填方法。
  2. 【請求項2】 前記第5工程は、 熱可塑性樹脂(28)をシール剤充填孔(2a)の周辺
    に付着させた後に、該熱可塑性樹脂(28)を加熱・加
    圧してシール剤充填孔(2a)を閉塞することを特徴と
    する、請求項1に記載のシール剤入りタイヤチューブに
    おけるシール剤充填方法。
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